【リグーリア州】ジェノヴァのクリスマスの隠れた主役
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原料小麦から栽培するパスタメーカー、マンチーニ社の小麦の種まき2020 Presented by モンテ物産
2020年は未のパンデミックにより、人類にとって忘れられない困難な年となった。
とりわけイタリアは2月21日にミラノの南東65㎞に位置するコドーニョの町で最初のコロナ感染者の報道がされてから爆発的に感染が広がり、3月9日から6月上旬までのロックダウン措置となった。ロックダウン中はミラノの街は静まり返り、スーパーに入るのにも早朝から1時間以上並ぶような状態。今また第2波による感染状況の悪化で、移動制限やレストラン・バールの営業制限の措置がなされており、先行きの見通せない状況が続いている。
そんな状況でさえも前向きに捉えて、より良いパスタを作ろうとひたむきに取り組んでいるパスタメーカーがある。マンチーニ社だ。
今年2020年で創業10周年と、パスタメーカーとしてはまだ歴史は新しい。しかしながら、その質の高さから数多くのイタリアのミシュラン星付きシェフたちに愛され、有名な高級食材店イータリーでも大々的に取り扱われるイタリア最高級パスタの代名詞ともいえる存在だ。
マンチーニ社はパスタメーカーにしては珍しく、自社畑を所有し、小麦の栽培から一貫して管理を行っている。同社のパスタの質が高く評価されているのは、自社の理想とするパスタを実現するために、こだわって原料小麦の栽培を行うことができるということも大きく影響しているのだ。
そんなマンチーニ社では11月に、パスタ作りの第一歩とも呼べる小麦の種まきが行われた。
今年は移動制限のため、実際にその現場に立ち会うことはできなかったが、種まきの作業についてマッシモ社長にインタビュー取材をしたので、マンチーニ社の現在の心境とともにその内容を特集したい。
Q.「パスタメーカーとして2020年は創業10周年の節目の年ですね。会社の歴史は1938年にマッシモ社長の祖父マリアーノさんが農業会社を設立して7haの小麦畑を持ったことに起源があります。コロナウイルスの影響で非常に困難で異常な年となった2020年ですが、今年はどのように過ごしてきましたか?」
マッシモ社長:「今年はもちろん10周年を祝うような年ではなかったね。未来を見据えて種をまくべき時だったと捉えているよ。
今年の社会情勢の変化により、これまでの我々の主要なレストラン市場に加えて、注目すべき小売市場やネット市場でも販売が拡大し、家庭でもマンチーニのパスタを食べてもらえる機会がより増えてきているんだ。ロックダウン中は、幾度か活動の速度を緩めなければいけないことはあったけど、決して休止することはなかったね。」
Q.厳しい社会情勢の中での種まきはどのようなお気持ちでしたか?
マッシモ社長:「まず間違いなく種まきというのは翌年の小麦収穫の見通しを決めるとても大事な農作業。気を使いながら仕事をするし、今年は特にこんな大変な状況だ。2021年の7月に収穫するときにはコロナの状況が大きく改善していることを願って種まきしたよ。」
Q.今年は、3種類の小麦を種まきしたそうですね。高品質でグルテン含有量が豊富なマエスタ種、貧しい土地でも栽培可能な丈夫なナザレーノ種、そして2年前に新たに加わった祖父に捧げるノンノ・マリアーノ種*。(*ノンノ・マリアーノ種の詳細は以前のVENTO記事を参照)昨年まであったレヴァンテ種を無くしたのは、ノンノ・マリアーノ種がそれに変わり、よりマンチーニのパスタの品質を高めると確信したからですか?
マッシモ社長:「そうその通り!来年の収穫はその3種類の小麦品種さ。ノンノ・マリアーノ種は今まであったレヴァンテ種に特徴は似ているが、グルテンの質と弾力においてより優れるものだからね。我々の小麦栽培は、ワイン用のブドウ栽培と似ている。その年の気候と仕上がる小麦の状態を見ながら特徴の異なる品種をうまくブレンドするんだ。」
▲順にマエスタ種、ナザレーノ種、ノンノ・マリアーノ種
Q.種まきはとても大事な作業とのことですが、種まきの作業で注意していることは何ですか?
マッシモ社長:「全ての種から健全に芽が出て、土の上に元気に顔を出せるように、環境を整えてあげることが大事なんだ。たとえば、地面が水分を含みすぎている時は、地面を踏みにじらないようにしたり、それから、種が地表にまかれたり、逆に地中深くに入り込みすぎてしまわないよう、種の量が適正になるよう気をつけているよ。」
Q.最後に日本の消費者の方に、そしてマンチーニ・ファンに一言お願いします。
マッシモ社長:「社会を取り巻く環境は大きく変わりましたが、私たちは今もなお一切の妥協をせずに、ただ最高品質のパスタ作りに黙々と取り組んでいます。私はこの今の困難でスムーズに物事が運ばない状況は、改善のチャンスだとも考えています。その成果は世界が新たに再スタートするときに明らかになるでしょう。これからもマンチーニのパスタを楽しみにしていてください!いつもGrazie!!」
冒頭でも述べたように、原料小麦の栽培から自社で取り組んでいるパスタメーカーは稀有である。
嚙むたびに口いっぱいに小麦の風味が広がり、手打ちに負けないほどの食べ応えを感じられるマンチーニ社のパスタ。一口食べればその余韻を体が覚えてしまうほどだが、種まきから終始一貫してパスタ作りに情熱を傾けられるからこその唯一性だと感じさせられる。
2021年の小麦収穫の際は、大手を振ってマンチーニ社を訪問したい。きっとその未来がくるはずだ。それまでマンチーニの美味しいパスタを食べて前向きにがんばろう。そう勇気づけられるほど、マンチーニ社マッシモ社長はどんな時でも前を向いてひたむきにパスタ作りに取り組んでいるのだった。
▲マンチーニのパスタは茹でているときの香りからも特別感を味わうことができる
*ノンノ・マリアーノ種についての詳細は以前のVENTOから
https://www.montebussan.co.jp/italy/2018/006110.html
モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼マンチーニ社について詳しくはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/foods/mancini.html
上記紹介のプレミアムパスタ「マンチーニのパスタ4種」と『イタリア好き』本誌の取材で出会ったマンマのレシピを忠実に再現した「イタリア好き マンマのパスタソース3種」のセットを「イタリア好き限定セット」としてお届け中。
▼ご購入はこちらから
https://italiazuki.com/?p=41860
とりわけイタリアは2月21日にミラノの南東65㎞に位置するコドーニョの町で最初のコロナ感染者の報道がされてから爆発的に感染が広がり、3月9日から6月上旬までのロックダウン措置となった。ロックダウン中はミラノの街は静まり返り、スーパーに入るのにも早朝から1時間以上並ぶような状態。今また第2波による感染状況の悪化で、移動制限やレストラン・バールの営業制限の措置がなされており、先行きの見通せない状況が続いている。
今年2020年で創業10周年と、パスタメーカーとしてはまだ歴史は新しい。しかしながら、その質の高さから数多くのイタリアのミシュラン星付きシェフたちに愛され、有名な高級食材店イータリーでも大々的に取り扱われるイタリア最高級パスタの代名詞ともいえる存在だ。
マンチーニ社はパスタメーカーにしては珍しく、自社畑を所有し、小麦の栽培から一貫して管理を行っている。同社のパスタの質が高く評価されているのは、自社の理想とするパスタを実現するために、こだわって原料小麦の栽培を行うことができるということも大きく影響しているのだ。
そんなマンチーニ社では11月に、パスタ作りの第一歩とも呼べる小麦の種まきが行われた。
今年は移動制限のため、実際にその現場に立ち会うことはできなかったが、種まきの作業についてマッシモ社長にインタビュー取材をしたので、マンチーニ社の現在の心境とともにその内容を特集したい。
Q.「パスタメーカーとして2020年は創業10周年の節目の年ですね。会社の歴史は1938年にマッシモ社長の祖父マリアーノさんが農業会社を設立して7haの小麦畑を持ったことに起源があります。コロナウイルスの影響で非常に困難で異常な年となった2020年ですが、今年はどのように過ごしてきましたか?」
マッシモ社長:「今年はもちろん10周年を祝うような年ではなかったね。未来を見据えて種をまくべき時だったと捉えているよ。
今年の社会情勢の変化により、これまでの我々の主要なレストラン市場に加えて、注目すべき小売市場やネット市場でも販売が拡大し、家庭でもマンチーニのパスタを食べてもらえる機会がより増えてきているんだ。ロックダウン中は、幾度か活動の速度を緩めなければいけないことはあったけど、決して休止することはなかったね。」
Q.厳しい社会情勢の中での種まきはどのようなお気持ちでしたか?
マッシモ社長:「まず間違いなく種まきというのは翌年の小麦収穫の見通しを決めるとても大事な農作業。気を使いながら仕事をするし、今年は特にこんな大変な状況だ。2021年の7月に収穫するときにはコロナの状況が大きく改善していることを願って種まきしたよ。」
Q.今年は、3種類の小麦を種まきしたそうですね。高品質でグルテン含有量が豊富なマエスタ種、貧しい土地でも栽培可能な丈夫なナザレーノ種、そして2年前に新たに加わった祖父に捧げるノンノ・マリアーノ種*。(*ノンノ・マリアーノ種の詳細は以前のVENTO記事を参照)昨年まであったレヴァンテ種を無くしたのは、ノンノ・マリアーノ種がそれに変わり、よりマンチーニのパスタの品質を高めると確信したからですか?
マッシモ社長:「そうその通り!来年の収穫はその3種類の小麦品種さ。ノンノ・マリアーノ種は今まであったレヴァンテ種に特徴は似ているが、グルテンの質と弾力においてより優れるものだからね。我々の小麦栽培は、ワイン用のブドウ栽培と似ている。その年の気候と仕上がる小麦の状態を見ながら特徴の異なる品種をうまくブレンドするんだ。」
Q.種まきはとても大事な作業とのことですが、種まきの作業で注意していることは何ですか?
マッシモ社長:「全ての種から健全に芽が出て、土の上に元気に顔を出せるように、環境を整えてあげることが大事なんだ。たとえば、地面が水分を含みすぎている時は、地面を踏みにじらないようにしたり、それから、種が地表にまかれたり、逆に地中深くに入り込みすぎてしまわないよう、種の量が適正になるよう気をつけているよ。」
Q.最後に日本の消費者の方に、そしてマンチーニ・ファンに一言お願いします。
マッシモ社長:「社会を取り巻く環境は大きく変わりましたが、私たちは今もなお一切の妥協をせずに、ただ最高品質のパスタ作りに黙々と取り組んでいます。私はこの今の困難でスムーズに物事が運ばない状況は、改善のチャンスだとも考えています。その成果は世界が新たに再スタートするときに明らかになるでしょう。これからもマンチーニのパスタを楽しみにしていてください!いつもGrazie!!」
冒頭でも述べたように、原料小麦の栽培から自社で取り組んでいるパスタメーカーは稀有である。
嚙むたびに口いっぱいに小麦の風味が広がり、手打ちに負けないほどの食べ応えを感じられるマンチーニ社のパスタ。一口食べればその余韻を体が覚えてしまうほどだが、種まきから終始一貫してパスタ作りに情熱を傾けられるからこその唯一性だと感じさせられる。
2021年の小麦収穫の際は、大手を振ってマンチーニ社を訪問したい。きっとその未来がくるはずだ。それまでマンチーニの美味しいパスタを食べて前向きにがんばろう。そう勇気づけられるほど、マンチーニ社マッシモ社長はどんな時でも前を向いてひたむきにパスタ作りに取り組んでいるのだった。
*ノンノ・マリアーノ種についての詳細は以前のVENTOから
https://www.montebussan.co.jp/italy/2018/006110.html
http://www.montebussan.co.jp/
▼マンチーニ社について詳しくはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/foods/mancini.html
【Vol.43『イタリア好き』掲載】プレミアムパスタマンチーニとマンマのパスタソースセット
★マンチーニのパスタを味わってみたい方必見!上記紹介のプレミアムパスタ「マンチーニのパスタ4種」と『イタリア好き』本誌の取材で出会ったマンマのレシピを忠実に再現した「イタリア好き マンマのパスタソース3種」のセットを「イタリア好き限定セット」としてお届け中。
▼ご購入はこちらから
https://italiazuki.com/?p=41860
写真で旅するイタリア ウンブリア州グッビオ
Facciamo un viaggio in Italia, piano piano🇮🇹
ゆっくり旅したいね。ほんとにゆっくりね。
細く入り組んだ坂道が多い、中世の面影が色濃く残るグッビオの町には、チンクエチェントがいいね。
毎年5月に盛大に開催されるFesta dei ceri(ロウソク祭)や、山一面に飾られる世界最大のクリスマスツリーで知られる。
今年はイベントは中止になってしまったようですが、ツリーだけは点灯されるそうだ。
町の人、世界中の人に元気を与えてくれますように。
さあ、上を向いて、今日も元気に、前向きに!
Su con la vita !
マッシモ
Photo by Manda Yasufumi
ゆっくり旅したいね。ほんとにゆっくりね。
細く入り組んだ坂道が多い、中世の面影が色濃く残るグッビオの町には、チンクエチェントがいいね。
毎年5月に盛大に開催されるFesta dei ceri(ロウソク祭)や、山一面に飾られる世界最大のクリスマスツリーで知られる。
今年はイベントは中止になってしまったようですが、ツリーだけは点灯されるそうだ。
町の人、世界中の人に元気を与えてくれますように。
さあ、上を向いて、今日も元気に、前向きに!
Su con la vita !
マッシモ
Photo by Manda Yasufumi
【vol.149|マンマのレシピ】ゆで肉のペアラ添え
【ヴェネト州】ヴェローナにしか存在しない自慢の一品
写真で旅するイタリア ロンバルディア州バゴリーノ
写真で旅するイタリア フリウリ-ヴェネツィア・ジューリア州ウーディネ
【卸向け特価】サルデーニャの自然な甘みがゆっくり溶け出すトッローネ
『イタリア好き』本誌、vol.4 サルデーニャ特集でも取材に訪れ紹介した、”Torronificio Deiana di Marco e Pasquale”よりトッローネが届きました!
今回は小売店の皆さまにもお取り扱いいただけるよう、卸向け特別価格にてご用意させていただきました!
サルデーニャ山岳地帯に数あるトッローネの店の中でも、とりわけ評判の高い老舗”Torronificio Deiana di Marco e Pasquale”。そこには、長い間ジョゼッピーナおばさんが、毎日自家製のハチミツを丁寧に練り上げ、昔ながらの製法で作る柔らかなトッローネがあります。ハチミツの自然な甘味とナッツ類の食感をお楽しみください。
噛みしめるごとに繊細なハチミツの味を感じられ、ナッツの歯ごたえも心地よく、ほどよい自然な甘さがクセになります。時間をかけながら手作りするジョゼッピーナおばさんを思い浮かべながら口に含んでいただければ、一層おいしさが膨らみます。
■ジュゼッピーナさんのトッローネとは
材料、作り方はいたってシンプル。地元産のハチミツと卵白を混ぜた中にクルミやヘーゼルナッツをたっぷり入れ固めて作ったもの。ただし、気温や湿度によって卵白の量や時間が微妙に異なり、様子を見ながらかき混ぜること7~8時間。ハチミツの自然な甘さやほどよい硬さ加減に仕上げるには根気と熟練の技が必要。
砂糖など他の甘味料を一切加えずハチミツのみの甘さなので甘すぎず、ナッツの歯ごたえと香ばしさがあとを引く逸品。
■生産者の歴史
もともと養蜂家だったお家で今の生産者たちのおばあさんがそのハチミツを使って家族のために作っていたトッローネを、娘のジュゼッピーナさん(生産者のお父さんの姉)がハチミツだけではなく、トッローネも販売しようとお店を開いたのが1960年。長い間彼女ひとりで細々と作っては売っていたのを甥兄弟のパスクアーレとマルコが手伝うようになり、2007年からはお店も彼らの名前に。
写真右から、お店を始めたジュゼッピーナさん、今でもお店番や時々はトッローネ作りにも参加している。真ん中は弟のマルコさん、はにかみ屋でこちらから聞かないとなかなか話が続かないが、慣れてくるとよく喋ってくれる。お兄さんのパスクアーレは社交的でイベント参加や他のお菓子作りなどにも積極的。
《生産者の方からのメッセージ》
昔ながらのやり方で時間をかけて丁寧に作っているトッローネ、ナッツの歯ごたえも大事だけど、一番大切なのはハチミツの味、品質。私たちの作るハチミツのおいしさをぜひ味わって欲しい。
■トッローネの味わいの特徴
ハチミツを溶かしたところに固めるためと柔らかさを調節するために泡だてた卵白を入れてゆっくりゆっくり長時間かき混ぜ、そこにナッツをたっぷりと混ぜ合わせて仕上げた、甘さ控えめのヌガーのようなねっとり感と、溶けていくさっくり感が合わさった食感。
サイズも、トッロンチーノといって食べやすく一口大にカットされたサイズです。サルデーニャでもなかなか手に入らないデーズロのトッローネは見逃せませんよ♪
<3種が味わえるミックスセット>
〇アーモンド入り:カリカリっと香ばしい(一番伝統的なもの)
〇ヘーゼルナッツ入り:アーモンドより少し歯ごたえがある(お店のあるデーズロの特産)
〇クルミ入り:フレッシュな今シーズンのクルミを使いほんのり苦みも感じられる
数々のトッローネを食べ歩き、好きが高じて自分でも作ってみようと何度か挑戦するほどのトッローネ好きの藤田さんが惚れ込んだ、そのおいしさの理由と作り方、またトッローネ祭りなどに迫りますよー
>>藤田さんからの紹介記事はこちらから
■ツウの食べ方
冷凍庫に入れてカリカリっとしたものを食べる。またはレンジでほんの少しチンしてトロッとしたところを食べるのもおすすめ。
ジェラートを作る際に小さく砕いたトッローネを入れるのも、食感が楽しめておいしいですよ。
写真はヌオーロの街のレストランで出されたトッローネ入りのセミフレッド。こんな食べ方もいいですね。
もちろん、小さいサイズですので休憩時や食後のエスプレッソのお供にも最適!
◆商品詳細について◆
※材料はシンプルで、ハチミツと卵白を混ぜた中にクルミやアーモンドをたっぷり入れ固めたもので、溶けやすくなっております。そのためやや変形しているものも含まれますが、味に影響はございませんので、ご安心ください。また、高温を避け、涼しい場所に保管いただくようお願いします。
生産者”Torronificio Deiana di Marco e Pasquale”について
自家製のハチミツを使って昔ながらの製法でトッローネを作る。
ただし大手のようにたくさん作っているわけではないので、スーパーや何処かのお店に卸してはいない。直接お店に買いに行く以外は手に入りにくい。量にもよるが、頼めば発送もしてくれる。
<数々の受賞歴もすばらしい>
’69 ’83 PREMIO QUALITA ITALIA (イタリア高品質の賞)
’83 PREMIO EUROPEO (ヨーロッパ高品質の賞)
’83 MERCURIO D’ORO (金のマーキュリー賞)
’89 ERCOLE D’ORO (金のヘラクレス賞)
《 アクセス 》
Lavorazione Artigianale di Marco e Pasquale Deiana
Via La Marmora, 10 08032 Desulo (NU)
Tel +39 0784 619246
営業時間:月~土 8:00〜12:30 15:30〜19:30 日・祝休み
◆お届け方法・送料について◆
・宅急便でのお届け。
・送料無料(近畿 100円/中国・四国 200円/北海道・九州 400円/沖縄本島・離島500円)
※基本料以外の地域からお申込みいただいた方は、少し送料のご負担をお願いします。ご購入後、自動返信メールとは別に変更額を改めてご連絡させていただきます。
■サルデーニャの自然な甘みがゆっくり溶け出すトッローネ
ご注文は10個セットを一口としてお願いします。
200g入り10個セット:22,680円(税込)~
定価:3,000円(税込3240円)
⇒納入単価:2,100円 (税込2268円)
今回は小売店の皆さまにもお取り扱いいただけるよう、卸向け特別価格にてご用意させていただきました!
サルデーニャ山岳地帯に数あるトッローネの店の中でも、とりわけ評判の高い老舗”Torronificio Deiana di Marco e Pasquale”。そこには、長い間ジョゼッピーナおばさんが、毎日自家製のハチミツを丁寧に練り上げ、昔ながらの製法で作る柔らかなトッローネがあります。ハチミツの自然な甘味とナッツ類の食感をお楽しみください。
噛みしめるごとに繊細なハチミツの味を感じられ、ナッツの歯ごたえも心地よく、ほどよい自然な甘さがクセになります。時間をかけながら手作りするジョゼッピーナおばさんを思い浮かべながら口に含んでいただければ、一層おいしさが膨らみます。
砂糖など他の甘味料を一切加えずハチミツのみの甘さなので甘すぎず、ナッツの歯ごたえと香ばしさがあとを引く逸品。
写真右から、お店を始めたジュゼッピーナさん、今でもお店番や時々はトッローネ作りにも参加している。真ん中は弟のマルコさん、はにかみ屋でこちらから聞かないとなかなか話が続かないが、慣れてくるとよく喋ってくれる。お兄さんのパスクアーレは社交的でイベント参加や他のお菓子作りなどにも積極的。
サイズも、トッロンチーノといって食べやすく一口大にカットされたサイズです。サルデーニャでもなかなか手に入らないデーズロのトッローネは見逃せませんよ♪
<3種が味わえるミックスセット>
〇アーモンド入り:カリカリっと香ばしい(一番伝統的なもの)
〇ヘーゼルナッツ入り:アーモンドより少し歯ごたえがある(お店のあるデーズロの特産)
〇クルミ入り:フレッシュな今シーズンのクルミを使いほんのり苦みも感じられる
■サルデーニャのトッローネ
サルデーニャでは年中、それこそ夏でも食べられる伝統的なお菓子。数々のトッローネを食べ歩き、好きが高じて自分でも作ってみようと何度か挑戦するほどのトッローネ好きの藤田さんが惚れ込んだ、そのおいしさの理由と作り方、またトッローネ祭りなどに迫りますよー
>>藤田さんからの紹介記事はこちらから
ジェラートを作る際に小さく砕いたトッローネを入れるのも、食感が楽しめておいしいですよ。
写真はヌオーロの街のレストランで出されたトッローネ入りのセミフレッド。こんな食べ方もいいですね。
もちろん、小さいサイズですので休憩時や食後のエスプレッソのお供にも最適!
原材料 | ハチミツ(季節により異なるがユーカリやミッレフィオーレ、ミックスすることもある)、アーモンド(出来るだけサルデーニャ産のものを使うが足りない時はイタリア産のアーモンド)、ヘーゼルナッツ(地元で採れたもの)、クルミ(出来るだけサルデーニャ産のものを使うが足りない時はヨーロッパ産のクルミ)、卵白、Ostia(コーンスターチ、水、ヒマワリオイルから作られるオブラート) |
---|---|
内容量 | 200g:個数目安15~16個(アーモンド、ヘーゼルナッツ、クルミ) |
サイズ | 個包装サイズ 4cmx2cmx1.5cm 箱サイズ 21cmx11.5cmx5.5cm |
保存方法 | 常温、または冷凍庫で保存 |
賞味期限 | 2025年8月13日まで |
製造者 | Lavorazione Artigianale di Marco e Pasquale Deiana |
生産国 | イタリア |
自家製のハチミツを使って昔ながらの製法でトッローネを作る。
ただし大手のようにたくさん作っているわけではないので、スーパーや何処かのお店に卸してはいない。直接お店に買いに行く以外は手に入りにくい。量にもよるが、頼めば発送もしてくれる。
<数々の受賞歴もすばらしい>
’69 ’83 PREMIO QUALITA ITALIA (イタリア高品質の賞)
’83 PREMIO EUROPEO (ヨーロッパ高品質の賞)
’83 MERCURIO D’ORO (金のマーキュリー賞)
’89 ERCOLE D’ORO (金のヘラクレス賞)
《 アクセス 》
Lavorazione Artigianale di Marco e Pasquale Deiana
Via La Marmora, 10 08032 Desulo (NU)
Tel +39 0784 619246
営業時間:月~土 8:00〜12:30 15:30〜19:30 日・祝休み
・送料無料(近畿 100円/中国・四国 200円/北海道・九州 400円/沖縄本島・離島500円)
※基本料以外の地域からお申込みいただいた方は、少し送料のご負担をお願いします。ご購入後、自動返信メールとは別に変更額を改めてご連絡させていただきます。
ご注文は10個セットを一口としてお願いします。
200g入り10個セット:22,680円(税込)~
定価:3,000円(税込3240円)
⇒納入単価:2,100円 (税込2268円)
在庫なし
【vol.148|マンマのレシピ】カネーデルリ イン ブロード
【トレンティーノ₋アルト・アディジェ州】スープが身に染みる郷土料理の代表格
王様の恋 Presented by モンテ物産
イタリアの銘醸地として名高いバローロエリアでも最も大きな生産者のひとつであるフォンタナフレッダ社を訪れた際に説明されるワイナリーの歴史は、いつも必ず同じ話から始まる。
フォンタナフレッダ社で見学者にワイナリー説明を続けてもう20年(?)になる、オルネッラさんの話し出しは決まってこうだ。
「フォンタナフレッダ社の歴史は、一つの恋物語からスタートします」
そして彼女は、こう説明を続ける。
「1850年頃のお話です。後にイタリアを統一したイタリア建国の父、ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世はとある少女と恋に落ちました。名をローザといいました。」
「当時はひとつのスキャンダルでした。というのもローザは高貴な生まれではなく、王とは身分違いの恋だったためです。」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世はサルデーニャ島とピエモンテ州・アオスタ州を勢力基盤としていたサルデーニャ王国の王としてイタリア半島全体を併合し、1861年にイタリア統一の偉業を成し遂げた人だ。実際彼がイタリアを統一するまでイタリア半島は長らくいくつもの国に分かれていて、イタリアという名前も半島を呼び習わす地名に過ぎなかった。歴史上でイタリアという名前の国が初めてできたのはこのヴィットーリオ・エマヌエーレ二世の功績によるもので、そのために現在でもイタリア国民から建国の父と呼ばれ、敬愛されている。そんな彼が身分違いの恋をしたというのが、人間味があってなんとも素敵な話だ。
ローザは当時イタリア領だったニースで生まれた。父親はヴィットーリオ・エマヌエーレ二世の軍隊で鼓手隊長をしていたが、決して上級兵とはいえないただの兵卒だった。
しかし、1847年、14歳のローザの人生に転機が訪れる。当時、父親がピエモンテの王室狩猟地の駐屯部隊に異動していたことがきっかけで、ローザは狩りの途中だったヴィットーリオ・エマヌエーレ王子に偶然出会うこととなるのだ。二人はすぐに恋に落ちる。しかし問題は身分の壁だ。何せ彼女が恋に落ちた相手は、サルデーニャ王国の王子にして将来サルデーニャ国王の座が約束された立場にあり、さらにはその卓越した政治手腕でイタリアを統一して初代国王となる人物で、その一方ローザの家柄は言わば一兵卒に過ぎない。身分の差は明らかだった。
案内役オルネッラさんはこう話を続けてくれる。
「王はローザを深く愛し、周囲の反対を押し切って彼女と結婚する方法を考えました。そしてローザに、王家所有地であったフォンタナフレッダの土地(バローロエリア、現在のワイナリーの所在地)とミラフィオーレの土地(トリノ近くの土地)、それに伯爵夫人の称号を与えることにしたのです。」
こうしてローザは(建前上)伯爵夫人となり、二人は身分違いの恋を成就させた。フォンタナフレッダ社の敷地内には、今もローザの館とよばれる建物が現存していて、王やローザのベッド、ソファーや使っていた食器などが大切に保存されている。
オルネッラさんの説明は続く。
「こうして結婚した王とローザは二人の子を授かりました。ヴィットーリアという女の子とエマヌエーレ・アルベルトという男の子です。しかし二人は、ローザの元の身分を理由に王家の正当な後継者とは認めてもらえませんでした。エマヌエーレ・アルベルトは他の王族と違い、自分で自分の生活費を稼がなくてはいけなかったのです。」
「そこでエマヌエーレ・アルベルトが目をつけたのが、ローザに与えられる前から王家所有地としてワイン造りが行われ、王家御用達のバローロが生み出されていたフォンタナフレッダの土地でした。」
実際、フォンタナフレッダはもともとヴィットーリオ・エマヌエーレ二世の父王がバローロのワインに惚れ込み、王家所有地として購入した土地で、造られたワインはその後実際に王が飲んでいたであろう、正真正銘の「王のバローロ」。バローロが、現在も「王のワイン、ワインの王」と呼ばれる由来は正にこのフォンタナフレッダのバローロにあると言えるのだ。
「エマヌエーレ・アルベルトは、王家御用達のバローロが生み出されていたフォンタナフレッダのワインを世界中に輸出販売することで、自身の生活を成り立たせたわけです。彼は世界市場にバローロを大きく輸出し始めた草分け的な存在で、言わば歴史上初の“バローロ大使”として活躍し、フォンタナフレッダ社のワインは大いに世界に知られることとなりました。これがフォンタナフレッダ社の始まりの物語なのです。」
オルネッラさんはいつもそうやってワイナリーの歴史をニコニコ説明すると、必ず一つのエピソードを付け加える。
「フォンタナフレッダ社には、特別な名前の畑があります。敷地内の最良のエリアの畑の名前は“ラ・ローザ”。建国の父ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世が生涯愛した平民出身の妃の名は、フォンタナフレッダ社が造るトップワインの名前として現在も消えずに残っているのです。」
バローロ“ラ・ローザ”はフォンタナフレッダ社のトップクリュ。女性的な味わいで、バラのような花の香りに甘いスパイス、バニラなどのニュアンスが加わる複雑な香りがあり、非常に滑らかなタンニンとエレガントな味わいは親しみやすさと高貴さを併せ持つ、まさに平民出身ながらも王に生涯愛されたローザを思わせる味わいだ。
フォンタナフレッダ社では毎年、バローロをさらに広めるべく、バローロ・ウィークというキャンペーン(※)を展開している。
日本でも、さすがにトップクリュの「ラ・ローザ」ではないものの、今年の11~12月には、レストランで同社のスタンダードラインのバローロをグラスで飲める機会が増えることだろう。ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世も愛したフォンタナフレッダ社のバローロ。歴史の詰まった、同社の顔と呼ぶべき1本である。
この冬はイタリア初代国王と平民出身の妃の恋物語を思いながら、バローロをグラスで楽しんでみられてはいかがだろうか。
※日本でのキャンペーンにご興味のある飲食店様は、モンテ物産担当営業までお問い合わせください。
モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼フォンタナフレッダ社について詳しくはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/wine/FF.html
フォンタナフレッダ社で見学者にワイナリー説明を続けてもう20年(?)になる、オルネッラさんの話し出しは決まってこうだ。
「フォンタナフレッダ社の歴史は、一つの恋物語からスタートします」
そして彼女は、こう説明を続ける。
「1850年頃のお話です。後にイタリアを統一したイタリア建国の父、ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世はとある少女と恋に落ちました。名をローザといいました。」
「当時はひとつのスキャンダルでした。というのもローザは高貴な生まれではなく、王とは身分違いの恋だったためです。」
ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世はサルデーニャ島とピエモンテ州・アオスタ州を勢力基盤としていたサルデーニャ王国の王としてイタリア半島全体を併合し、1861年にイタリア統一の偉業を成し遂げた人だ。実際彼がイタリアを統一するまでイタリア半島は長らくいくつもの国に分かれていて、イタリアという名前も半島を呼び習わす地名に過ぎなかった。歴史上でイタリアという名前の国が初めてできたのはこのヴィットーリオ・エマヌエーレ二世の功績によるもので、そのために現在でもイタリア国民から建国の父と呼ばれ、敬愛されている。そんな彼が身分違いの恋をしたというのが、人間味があってなんとも素敵な話だ。
ローザは当時イタリア領だったニースで生まれた。父親はヴィットーリオ・エマヌエーレ二世の軍隊で鼓手隊長をしていたが、決して上級兵とはいえないただの兵卒だった。
しかし、1847年、14歳のローザの人生に転機が訪れる。当時、父親がピエモンテの王室狩猟地の駐屯部隊に異動していたことがきっかけで、ローザは狩りの途中だったヴィットーリオ・エマヌエーレ王子に偶然出会うこととなるのだ。二人はすぐに恋に落ちる。しかし問題は身分の壁だ。何せ彼女が恋に落ちた相手は、サルデーニャ王国の王子にして将来サルデーニャ国王の座が約束された立場にあり、さらにはその卓越した政治手腕でイタリアを統一して初代国王となる人物で、その一方ローザの家柄は言わば一兵卒に過ぎない。身分の差は明らかだった。
案内役オルネッラさんはこう話を続けてくれる。
「王はローザを深く愛し、周囲の反対を押し切って彼女と結婚する方法を考えました。そしてローザに、王家所有地であったフォンタナフレッダの土地(バローロエリア、現在のワイナリーの所在地)とミラフィオーレの土地(トリノ近くの土地)、それに伯爵夫人の称号を与えることにしたのです。」
こうしてローザは(建前上)伯爵夫人となり、二人は身分違いの恋を成就させた。フォンタナフレッダ社の敷地内には、今もローザの館とよばれる建物が現存していて、王やローザのベッド、ソファーや使っていた食器などが大切に保存されている。
オルネッラさんの説明は続く。
「こうして結婚した王とローザは二人の子を授かりました。ヴィットーリアという女の子とエマヌエーレ・アルベルトという男の子です。しかし二人は、ローザの元の身分を理由に王家の正当な後継者とは認めてもらえませんでした。エマヌエーレ・アルベルトは他の王族と違い、自分で自分の生活費を稼がなくてはいけなかったのです。」
「そこでエマヌエーレ・アルベルトが目をつけたのが、ローザに与えられる前から王家所有地としてワイン造りが行われ、王家御用達のバローロが生み出されていたフォンタナフレッダの土地でした。」
実際、フォンタナフレッダはもともとヴィットーリオ・エマヌエーレ二世の父王がバローロのワインに惚れ込み、王家所有地として購入した土地で、造られたワインはその後実際に王が飲んでいたであろう、正真正銘の「王のバローロ」。バローロが、現在も「王のワイン、ワインの王」と呼ばれる由来は正にこのフォンタナフレッダのバローロにあると言えるのだ。
「エマヌエーレ・アルベルトは、王家御用達のバローロが生み出されていたフォンタナフレッダのワインを世界中に輸出販売することで、自身の生活を成り立たせたわけです。彼は世界市場にバローロを大きく輸出し始めた草分け的な存在で、言わば歴史上初の“バローロ大使”として活躍し、フォンタナフレッダ社のワインは大いに世界に知られることとなりました。これがフォンタナフレッダ社の始まりの物語なのです。」
オルネッラさんはいつもそうやってワイナリーの歴史をニコニコ説明すると、必ず一つのエピソードを付け加える。
「フォンタナフレッダ社には、特別な名前の畑があります。敷地内の最良のエリアの畑の名前は“ラ・ローザ”。建国の父ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世が生涯愛した平民出身の妃の名は、フォンタナフレッダ社が造るトップワインの名前として現在も消えずに残っているのです。」
バローロ“ラ・ローザ”はフォンタナフレッダ社のトップクリュ。女性的な味わいで、バラのような花の香りに甘いスパイス、バニラなどのニュアンスが加わる複雑な香りがあり、非常に滑らかなタンニンとエレガントな味わいは親しみやすさと高貴さを併せ持つ、まさに平民出身ながらも王に生涯愛されたローザを思わせる味わいだ。
フォンタナフレッダ社では毎年、バローロをさらに広めるべく、バローロ・ウィークというキャンペーン(※)を展開している。
日本でも、さすがにトップクリュの「ラ・ローザ」ではないものの、今年の11~12月には、レストランで同社のスタンダードラインのバローロをグラスで飲める機会が増えることだろう。ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世も愛したフォンタナフレッダ社のバローロ。歴史の詰まった、同社の顔と呼ぶべき1本である。
この冬はイタリア初代国王と平民出身の妃の恋物語を思いながら、バローロをグラスで楽しんでみられてはいかがだろうか。
※日本でのキャンペーンにご興味のある飲食店様は、モンテ物産担当営業までお問い合わせください。
http://www.montebussan.co.jp/
▼フォンタナフレッダ社について詳しくはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/wine/FF.html
愛すべきイタリアーニ
Facciamo un viaggio in Italia
▼デジタル版はこちらamazon.co.jp /fujisan.co.jp イタリアが好きだ。
これといってあまり深い理由もないけれど、あの国に行くと生きているという実感が湧いてくる。理屈でなく、そう、肌で感じるのだ。行くたびに湧き上がる好奇心と解放される心は、どこからともなくやって来る。
時間はゆったりと流れることを許されるいっぽうで、速さに熱狂する人や、できないと言わない自信満々の人や、自己愛の強い人。研究熱心な人や、おしゃべりな人。難しいことは分からないけれど、そんなイタリア人に会うと、自分の生き方を問われ、知らずしらずのうちにリセットされていたのかもしれない。が、今はそれがしばらくされないままだ。
今号は過去の取材からセレクトした写真と、今ならではのリモートインタヴューやメッセージで構成したので、足りなくなったイタリアを少しでも補完して、読者の皆さんもぜひリセットしてもらいたい。
また行きたい場所、また食べたい料理、また聴きたい歌、また登りたい坂、また飲みたいワイン、また会いたい人。
イタリア万歳!
編集発行人 マッシモ松本
定期購読いただくと!
バックナンバーがもれなく3冊ついてくる!!
※どの号が届くかはお楽しみ♪
- 1年間(4回発行)2,640円(税込)
- 送料無料
『イタリア好き』バックナンバー
『イタリア好き』バックナンバーは単品でご購入いただけます。
*バックナンバー 1冊550円(税込)
“イタリア好き” 郷土料理とワインを楽しもう! アブルッツォ 開催報告
10月24日(土)
気持ちいい秋晴れの日。「PepeRosso」はイベント日和り(^^)
三軒茶屋から移転後、細かなところまでこだわったイタリア愛の詰まった店内。
店内にさりげなく飾られたイタリア各地の調理器具や器など、そんなイタリア愛を発見するのもおもしろい。
アロッティチーニを作る「CUBE」という道具に仔羊肉を詰める今井シェフ。この肉の詰め方にポイントがあるのだ。
アンティパストから始まります。
のっけからかなり攻めてきます。
アンチョビにケッパー。アブルッツォでもっともポピュラーなつまみの一つ。
ゆっくり煮込まれた豚足がとろりと口の中で溶けていく。そしてこのダシの効いたズッパがたまりません。
内臓の色々な部位をマリネした後ににエンダイブで包み、蒸したもの。
本来は仔羊の内臓を使うところ、日本では入手が難しいため、今回は牛の内臓で。
前菜からガッツリきてますよー
プリモは4種。小麦の生産も盛んなアブルッツォ、いろいろな種類のパスタがあります。
本誌にも登場したサーニェ。ヒヨコ豆のシンプルでやさしい味わい。ヒヨコ豆も多く生産されています。
羊飼いが紐に通して持ち運べるように、リング状にしたという説もあるパスタ。
ズッキーニとトマトのソースにペコリーノで。
クリームにはカルチョーフィとスカモルツァをたっぷり。
ギターの弦を張ったような道具で作る四角いパスタはアブルッツォの定番。
アブルッツォは山の自然ばかりではありません。
アドリア海の海の幸も豊富です。魚介のズッパは名物料理のひとつ。
シャコが豊富なアドリア海では、アブルッツォだけではなく、マルケやモリーゼでも必ずシャコが入り、
いい味を出してくれます。
1回に100本できます。
現地では、焼き上がりを陶器の器やアルミホイル包んで冷めないようにサービスされますが、
今回は焼き上がりを次々に皿に載せてくれて、“わんこそば”ならぬ、“わんこアロッティチーニ”。
余計なハーブは使いません、塩味だけでも十分うまい! 何本でもいけます。
そしてこの日のワインをセレクトしてくれたのは、ソムリエの藤本さん。
アブルッツォといえば、モンテプルチアーノですが、
バリエーションと味わい、とても楽しめる、可能性のあるワインだと気づかされる日でもありました。
すばらしいセレクトでした。
とってもディープでニッチなアブルッツォの会。
今井さんはじめスタッフの皆さま、参加してくれた皆さま、ありがとうございました。
写真提供:参加者の船越英一さん
気持ちいい秋晴れの日。「PepeRosso」はイベント日和り(^^)
三軒茶屋から移転後、細かなところまでこだわったイタリア愛の詰まった店内。
店内にさりげなく飾られたイタリア各地の調理器具や器など、そんなイタリア愛を発見するのもおもしろい。
アロッティチーニを作る「CUBE」という道具に仔羊肉を詰める今井シェフ。この肉の詰め方にポイントがあるのだ。
アンティパストから始まります。
のっけからかなり攻めてきます。
アンチョビにケッパー。アブルッツォでもっともポピュラーなつまみの一つ。
ゆっくり煮込まれた豚足がとろりと口の中で溶けていく。そしてこのダシの効いたズッパがたまりません。
内臓の色々な部位をマリネした後ににエンダイブで包み、蒸したもの。
本来は仔羊の内臓を使うところ、日本では入手が難しいため、今回は牛の内臓で。
前菜からガッツリきてますよー
プリモは4種。小麦の生産も盛んなアブルッツォ、いろいろな種類のパスタがあります。
本誌にも登場したサーニェ。ヒヨコ豆のシンプルでやさしい味わい。ヒヨコ豆も多く生産されています。
羊飼いが紐に通して持ち運べるように、リング状にしたという説もあるパスタ。
ズッキーニとトマトのソースにペコリーノで。
クリームにはカルチョーフィとスカモルツァをたっぷり。
ギターの弦を張ったような道具で作る四角いパスタはアブルッツォの定番。
アブルッツォは山の自然ばかりではありません。
アドリア海の海の幸も豊富です。魚介のズッパは名物料理のひとつ。
シャコが豊富なアドリア海では、アブルッツォだけではなく、マルケやモリーゼでも必ずシャコが入り、
いい味を出してくれます。
1回に100本できます。
現地では、焼き上がりを陶器の器やアルミホイル包んで冷めないようにサービスされますが、
今回は焼き上がりを次々に皿に載せてくれて、“わんこそば”ならぬ、“わんこアロッティチーニ”。
余計なハーブは使いません、塩味だけでも十分うまい! 何本でもいけます。
そしてこの日のワインをセレクトしてくれたのは、ソムリエの藤本さん。
アブルッツォといえば、モンテプルチアーノですが、
バリエーションと味わい、とても楽しめる、可能性のあるワインだと気づかされる日でもありました。
すばらしいセレクトでした。
とってもディープでニッチなアブルッツォの会。
今井さんはじめスタッフの皆さま、参加してくれた皆さま、ありがとうございました。
写真提供:参加者の船越英一さん