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話題のイタリア料理人を訪ねて 3 Trattoria Gatto Nero 稲田哲也さん presents by 亀屋食品株式会社

イタリア料理業界で活躍する話題の料理人の半生と、思い入れの深い一皿にまつわるストーリーをご紹介します。今回は東京都文京区にあるTrattoria Gatto Neroのオーナーシェフ稲田哲也さん(48)にお話を伺いました。

シチリアに魅せられて

「シチリアに着いた瞬間、自分の求めていたイタリアがここにあると感じたんです」
ピエモンテで料理修業をしていた稲田さんは、隣町の日本人仲間に誘われて、休みを使って初めてシチリアを訪れた。カラッとした空気、底抜けに明るい人々、そして料理のおいしさ。そのすべてに衝撃を受けた。
▲稲田さんは日本でさまざまな業態のイタリア料理店で働いた後、28歳でイタリアへ。ピエモンテ州ノヴァラ、ウンブリア州ペルージャ、シチリア州各地で修業を重ねてきた。店名をGatto Nero(=黒猫)としたのは、猫をこよなく愛しているから。
このとき出会ったのが、稲田さんが「イタリアのパパ」と慕う料理人ベッペ・フォンタナ(愛称ベッぺさん)だ。地元の食材を生かし、メインの素材をどれだけおいしくできるかを追求したベッぺさんの料理に感動し、シチリア料理をやろうと決意。本土での修業を終え、再びシチリアにやって来てからは、ことあるごとにベッぺさんを訪ね、さまざまな料理を教えてもらった。今回の料理もそのうちの一つだ。
約4年間のシチリア滞在中には珍しい経験もたくさんした。奉仕活動をしながら教会に住み込んだり、和食店で寿司を握るのを条件にシチリア料理を教えてもらったりしたこともあった。
「言葉が分からず苦労もしましたが、毎日新しいことを学んで自分が更新されていくのがとにかくおもしろかったです」
パレルモ、リカータで働き、最後はシラクーサの店でシェフを務めるまでになった。
▲店の壁には住み込みをしたパレルモのサン・ジュゼッペ教会など思い出の地の写真が飾られている。
帰国後は、シチリア料理を軸にこれまでの経験を100%生かすため、WSAイタリアワインソムリエを習得するなど準備を重ね、2023年ついに自分の店をオープンした。
「シチリアが大好きでどっぷりだったから、自分の好きなシチリア料理の世界でやりたくて。それに付き合ってくれるお客さんがいることが、本当にありがたいです」
店には近隣住民、シチリア好きの人、来日したシチリアの人々が日々集う。
▲人気メニュー「ブジアーテ 赤海老のトラパニソース」。赤海老の濃厚な風味が衝撃的な、豪勢な一皿。
「将来的には店舗展開もしてみたいです。シチリア料理って、すごくおいしいんだ!ってことを、これからもたくさんの人に伝えていきたいですね」目指すは〝シチリアの食の親善大使〟だ。

〈レシピ〉

ピスタチオをつけた豚のアルフォルノ モディカチョコのソース
ピスタチオの彩りと食感、贅沢に香るチョコソースのコク、豚肉のしっとりジューシーな肉感が唯一無二の味わいを生み出している。ネーロ・ダーヴォラとフラッパートの樽熟ワインと共に堪能したい。

材料
〈肉とピスタチオ&付け合わせ 1人分〉
豚肩ロース 200g
ピスタチオ 40g
ジャガイモ 1個
卵 1個
小麦粉 適量
塩 少々
自家製マリネ塩(刻んだケッパー、クローブ、ジュニパーなどと、塩、グラニュー糖を混ぜたもの) 適量

〈チョコソース 4人分〉
モディカチョコ 100g
フォンドヴォー 250g
ハチミツ 15g
アンチョビ 少々
バター 適量

豚方ロースの下ごしらえ(3〜5日ほど前)
1)豚肩ロースに、秘伝の自家製マリネ塩をたっぷりまぶす。
2)ラップをせず冷蔵庫内の風に当てて3〜5日間寝かせる。
3)3〜5日間寝かせた後、水洗いをして低温調理(真空してから湯煎)する。
4)使用するまで冷蔵庫で保存しておく。
※真空調理後5日間以内に使用すること。

チョコレートソース
1)アンチョビを骨ごとフードプロセッサーで回してペースト状にする。
2)1とバター以外の材料を鍋に入れて焦げ付かないよう注意しながら火にかけて混ぜ合わせる。

付け合わせの下ごしらえ
ジャガイモを丸ごと下茹でしておく。

作り方
1)ピスタチオをハンドチョッパーで細かく砕く。
2)真空パックから取り出した豚肩ロースに、小麦粉、溶いた卵を付け、さらに1をまぶす。
3)2をオーブンで180度で7分ほどグリルする。
4)その間に、付け合わせのジャガイモを食べやすい大きさにカットし、素揚げする。
5)2が焼き上がったらオーブンから取り出し、両端を切り落として約2cm幅にカットする。
6)チョコレートソースを再度温め、薄く切ったバターを入れて風味付けする。
7)皿に豚肩ロース、ジャガイモを載せ、その上からチョコレートソース、エキストラ・ヴァージン・オリーヴオイル(分量外)を回し掛けて完成!
ポイント
豚肩ロースは低温調理をしておくことで、しっとりとしたジューシーな肉感に。温かいうちにチョコレートソースの豊かな香りを楽しみながら召し上がれ!

Trattoria Gatto Nero
東京都文京区千石4-25-2 蔵とまきの郷
https://www.instagram.com/trattoria_gattonero_/
閑静な住宅街にある隠れ家のようなシチリア料理店。シチリア産食材をふんだんに使った料理と、常時100本をそろえるシチリアワインを楽しめる。イタリア本国と同様のサービスと料理を提供するMOI認定店*にも選ばれている。
*Marchio di Ospitalità Italiana(イタリアホスピタリティー国際認証マーク)

文:宮丸明香 写真:遠藤素子

【飲食店様向け】イタリア食材をお探しの方はこちらからご購入いただけます。

▼これまでの連載記事▼

◾️新時代のシェフを訪ねて1 VIA DEI PEPI岡本紘明さん
https://italiazuki.com/?p=59200

◾️新時代のシェフを訪ねて2 ITALIAN GARAGE村田友哉さん
https://italiazuki.com/?p=60371

◾️新時代のシェフを訪ねて3 PIZZERIA Kiraku 川村修也さん
https://italiazuki.com/?p=61568

◾️新時代のシェフを訪ねて4 Antica Pizzeria L’ASINELLO 大削恭介さん
https://italiazuki.com/?p=63295

◾️新時代のシェフを訪ねて5 LE VERDURE 守本直樹さん
https://italiazuki.com/?p=64548

◾️新時代のシェフを訪ねて6 PIZZERIA E TRATTORIA SOLO NOI sul nuje 名取洸二郎さん&西山亮介さん
https://italiazuki.com/?p=65275

◾️新時代のシェフを訪ねて7 ENO si MARE 小林一貴さん
https://italiazuki.com/?p=66261

◾️新時代のシェフを訪ねて8 Pizzeria Trattoria LEON 辻佳久さん
https://italiazuki.com/?p=67161

◾️話題のイタリア料理人を訪ねて1 SEADAS FLoWER CAFFÈ 花澤豊良さん
https://italiazuki.com/?p=68365

◾️話題のイタリア料理人を訪ねて 2 punteggiatura 曽田一誠さん
https://italiazuki.com/?p=69310

トレラン部 実地トレーニングのお知らせ 5月23日(土)御岳山を走ろう!

御岳山を走ろう!

編集長マッシモと一緒に楽しくトレイルを走る、イタリア好きトレラン部。今回は実地トレーニング第13回のご案内です。
本誌連載としてvol.51から始まった「イタリアでトレイルを走る」では、トレイルランニングとTor des Geantsを取り上げ、その魅力を紹介しています。
そのリアルイベントとして、連載執筆者でTor des Geants完走者でもあり、日本スポーツ協会山岳コーチの資格を持つ原誠一郎さんをコーチに迎え、一緒に走り、その楽しさを感じていただきます。
トルデジアンはYouTubeにたくさん紹介されているので、ぜひ覗いてみてください。

第13回 トレイルラン実地トレーニング概要 御岳山ラン

日時:2026年5月23日(土) 9:00~(予定)
*御岳山ラン
*トレーニング後は、風呂〜イタリアンレストランでの懇親会を予定しています。(参加自由)
集合:JRの御嶽駅 9:00
9:12発のバスでケーブルカーの駅に9:22到着。
9:30発のケーブルカーに乗り、御岳山駅に9:37ごろ到着。
準備体操してランスタート。
長尾茶屋、大岳山を経由して、馬頭刈尾根を走ります。
瀬音の湯でフィニッシュ。
走力:時間を問わず10km〜程度走れそうな方。 *初心者でも可。
コース:10:30〜16:30着頃を予定。長尾茶屋、大岳山を経由して、馬頭刈尾根の約12km、6時間程度を予定。
*初心者歓迎。興味のある方は連絡ください。
*想定時間は6時間程度を予定。
*イタリアンレストランでの食事は希望者のみ。申し込み時に参加の可否をお知らせください。
コーチ:原誠一郎さん(資格:日本スポーツ協会山岳コーチ)
参加資格:イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズの方。健康であれば経験は問いません。
装備:トレイルランニングシューズ、チェーンスパイク(お持ちでない方はお貸しします)、ザック15ℓ程度、ファストエイド、行動食、水分(スポーツドリンクなど)、タオル、レインジャケット(天候不順の場合)、防寒対策、ヘッドランプ(お持ちの方のみ、お持ちで無い方はレンタルします)、お風呂セット。
*その他、自分で必要と思う物は各自用意してください。
*装備について分からない方はお問い合わせフォーム」よりご連絡ください。
費用:2,750円(コーチ料、保険代)
申込締切:2026年5月19日(火)
こんな方大歓迎♪:
・いつも走っているから、ぜひトレーニングに参加してみたい!
・イタリアに行って走ってみたい!
・トレイルランニングを少し知りたい、体験したい!
・トレーニング後の食事が楽しみ!


【トレラン部概要】
参加資格:イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズの方で、健康であれば経験は問いません。初心者も大歓迎。
参加費:イベントごとにコーチ料、保険代などがかかります。(別途お知らせします)
▲2月の富士山ランは参加者13名と行いました(左)6号目にて(右)

発行ごとにトレイルトレーニングを実施。ランの後は温泉に入って、イタリアンレストランで食事(参加自由)が定番のコース

【内容に関する質問、問い合わせ】はこちら

【3組6名様に映画鑑賞券プレゼント】『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』6/19(金)より全国順次公開

第70回ダヴィド・ディ・ドナテッロ賞の観客賞*を受賞した話題作 「Diamanti (原題)」が、『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』の邦題で、2026年6月19日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開となります。今回は、全国の主要映画館でご使用いただけるこの映画鑑賞券(ムビチケオンライン券)を3組6名様にプレゼントします!
*2024年3月から2025年2月末までに、最も多くの観客動員数を記録したイタリア映画に授与される賞)

『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』映画鑑賞券プレゼント(3組6名様)

美しき衣装工房を舞台にしたお針子たちの人生賛歌
人生のほころびを繕って、幾度もやり直す
【公式サイト】
child-film.com/films/diamanti
上映:6月19日(金)より
新宿ピカデリーほか全国公開。
■プレゼント応募概要■
鑑賞券:『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』ムビチケオンライン券 3組6名様
※ムビチケオンライン券は、ペーパーレスなデジタル映画鑑賞券です。
▼ご利用いただける劇場など、詳しくはこちらから
https://theaters.jp/32020
応募期間:~6月14日(日)まで

▼応募はこちらから
https://italiazuki.com/form_1/
※当選者の方へは、6月17日(水)までにイタリア好き委員会よりムビチケ前売券をメールにてお送りいたします。
※「事前にインターネットで座席指定」または 「ご鑑賞当日に映画館で座席指定」の2通りの方法でご入場いただけます。映画館によりご利用方法が異なりますのでご注意ください。

■作品紹介

人生をあきらめない主人公たちに共感し、イタリア国内で220万人動員の大ヒット!

1970年代のローマ、姉妹が営む衣装工房。豪華で美しい衣装制作の裏側にはそれぞれに事情を抱えるお針子たちの人生の物語があった――。困難を乗り越え幸せを掴んでいく女性たちを愛情深くユーモラスに描き出し、イタリア国内で批評家と観客の高い支持を得た本作が、ついに日本公開。観客は登場人物たちに自分を重ね、笑い涙しながら、やさしく抱きしめられたような心地よさに包まれる。
© 2024 Greenboo Production – Faros Film – Vision Distribution

“ダイヤモンド”の輝きをもつ女性たち

物語の原点は『カプチーノはお熱いうちに』や『あしたのパスタはアルデンテ』で知られるフェルザン・オズぺテク監督が、助監督だった時代の記憶。ルキノ・ビスコンティ監督の『山猫』などの衣装を手がけ、アカデミー賞受賞の17作品に携わったローマの老舗衣装工房で出会った著名なデザイナーや俳優たちとの思い出だ。監督はそこで働く女性たちの勤勉さや知恵、美への献身を目の当たりにし、「あらゆる困難に耐えうる抵抗力を持つ女性は、何ものにも負けず輝き続けるダイヤモンドのような存在だ」と感じたと語る。

ものづくり、手仕事の強み。映画の黄金時代を支えた職人たちへのオマージュ

本作の衣装を担当したのは、2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックの閉会式の衣装を手がけた新進気鋭の衣装デザイナーのステファノ・チャミッティ。映画の終盤に圧倒的な存在感をみせるドレスは、2025年大阪・関西万博のイタリア館でも展示され注目された。他にも当時のイヴ・サンローラン、エマニュエル・ウンガロ、ピエール・カルダンなどのハイファッションや、本作のために特別に制作された数々のワードローブが登場し、工房の豪華な舞台衣装と同時にお針子たちの70年代イタリアの洗練された日常ファッションも楽しめる。
監督の特別な想いから、実際に撮影当時に着用された『山猫』のクラウディア・カルディナーレの白いドレス、『ルートヴィヒ』のロミー・シュナイダーの衣装、フェデリコ・フェリーニ監督『カサノヴァ』の衣装が劇中に登場しているのも見どころのひとつ。当時のスタイルや豊かな伝統、さらに卓越した職人技にオマージュを捧げている。

STORY

1970年代のローマ、姉妹が経営する衣装工房では、お針子たちが忙しく立ち働いている。シングルマザーの帽子担当パオリーナ、夫の暴力に怯えるお針子ニコレッタ——— 豪華で美しい衣装制作の裏側にそれぞれに事情を抱えていた。ある日、世界的な衣装デザイナーが新作の依頼で工房に現れる。その高い要求に応えるため、見たこともないような至高の一着を作ろうと彼女たちは奮闘するが……。

■試写レヴュー

それぞれの「事情」と「美」への情熱が織りなす絆の物語に、敬意と愛おしさが湧いてくる。

まず目を奪われるのはエンターテインメントの「美」を支える衣装工房の華やかさと、それに劣らぬ個性を携えた女性たちの存在感。ストーリーが展開するにつれ、さまざまな事情を抱えながらも、仕事に奮闘する女性たちの姿と、現代の「働く女性」である自分自身を、重ねずにはいられなくなります。特に工房の共同経営者である姉妹の心の揺れ動きには、思わず胸がキューッとなりました。仲間と共に「美」へ情熱を注ぎ、自身の人生も前向きでありたいと願う女性たちの息づかいが、大きな躍動感となって伝わってくる、愛のエネルギーに満ちた作品でした!(編集部:宮丸)


『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』

監督:フェルザン・オズペテク
原案:フェルザン・オズペテク/カルロッタ・コッラーディ
脚本:フェルザン・オズペテク/カルロッタ・コッラーディ/エリーザ・カッセリ 
音楽:ジュリアーノ・タヴィアーニ/カルメロ・トラヴィア 衣装:ステファノ・チャミッティ
出演:ルイーザ・ラニエリ/ジャスミン・トリンカ/ステファノ・アコルシ 
2024年|イタリア|原題:Diamanti |135分|シネスコ|日本語字幕:杉本あり
後援:イタリア大使館 特別協力:イタリア文化会館
提供:チャイルド・フィルム/オンリー・ハーツ
配給:チャイルド・フィルム
© 2024 Greenboo Production – Faros Film – Vision Distribution https://child-film.com/films/diamanti
6月19日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。

▼『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』映画鑑賞券プレゼント 応募はこちらから
https://italiazuki.com/form_1/
応募期間:~6月14日(日)まで
※当選者の方へは、6月17日(水)までにイタリア好き委員会よりムビチケ前売券をメールにてお送りいたします。
※「事前にインターネットで座席指定」または 「ご鑑賞当日に映画館で座席指定」の2通りの方法でご入場いただけます。映画館によりご利用方法が異なりますのでご注意ください。

シチリア 炭火と肉、そしてワイン

火山と大地が育む「肉とワイン」の文化

地中海最大の島、シチリア。
その魅力は、単なる「南イタリアの一地方」という枠には収まらない。
火山、海、異文化の交差、そして土地に根差した食文化——。
どこまでも多層的で、神秘に包まれたシチリアを、vol.65,vol.66の2号連続で特集。
今号では主にエトナ山を擁する東シチリア − 火山と大地が育む「肉とワイン」の文化。

雑誌『 イタリア好き 』 とは

観光情報誌とは違う、
イタリア人の日常、素顔を感じられる雑誌。
毎号、各州や一つのテーマにフォーカスし、そこに暮らす人々と食を通して、知られざる魅力を紹介。おいしさの中から見えてくるのは、自分らしく人生楽しく、生きる姿かもしれません。

【最新号の見どころ】

カターニア、シラクーサ、モディカ、ラグーサといったエリアを巡り、生産者を取材。「肉を食べる」という行為が地域文化とどう結びついているのかを探ります。またエトナ山東側地域に根付くワインに焦点を当て、その伝統と地域性がもたらす個性を改めて紐解きます。

ブランド豚・牛・馬の生産者取材:ネブロディの黒豚編
かつて消滅しかけた黒豚を守り続けた一家。今は3代目が、家族と一緒に働ける幸せを感じながら引継いている。愛情たっぷりの家族が営むレストランも素晴らしい。

ブランド豚・牛・馬の生産者取材:モディカ牛編
育った町の個有種である「モディカ牛を育てたい!」という夢を向き合いながら、伝統を守る、その姿に強さを感じる。

精肉店やマチェッレリアの現場
変貌する街で、地元民のために精肉店を続けていくことに価値がある。

シチリア各地の肉系ストリートフードを食べ歩き。
シチリア食べ歩き編として、シチリア各地で食べられているヴァリエーション豊かな肉料理をご紹介!

土地に根差したワインやマンマのレシピは必見
エトナのワイン、エトナの泡とおいしい料理。さらに、料理好きの姉と弟が作る彩豊かなレシピも必見。

その他の特集や連載
  • マンマのレシピ シチリア州 シラクーサ
    サルシッチャのオレンジ煮/味付けモリーカとリコッタのパスタ
  • フォト通信 シチリアで食べた肉料理
  • イタリア好き通信 ヨーグルテリアに行ってみよう
  • Ciao!ズッキーニパートナーズ(配布店):シェフのスペシャリテ シチリアの肉料理
  • Back Number/編集後記
  • イタリアズッキーニパートナーズ(配布店)リスト

  • 連載 クオーコ・ジャポネーゼ 15
    味の美意識 井川直子
  • 連載 紐解きのマヨリカ焼き 15
    シチリアの顔鉢 池田由美子
  • 連載 イタリアでトレイルを走る 第15回
    トルデジアンと食事 原誠一郎
  • 連載 矢野航の今日は何をおススメしましょうvol.24
    「骨太」カリッカンテにくびったけ!
  • 連載 ピノッキオと巡るイタリアお菓子の旅物語 vol.14
    中身が気になる?世にも不思議なムパナティッギ 岩本彬
など。

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【4/29~5/6開催!日本橋三越本店イタリア展】Piazza Italiazukiでイタリア気分を楽しもう!<集まれ!イタリア好き>


会場に一歩足を踏み入れれば、そこはもう小さなイタリア!
今回の「ピアッツァイタリア好き」では、茨城県石岡市の「フォルノ・ア・レーニャ・パネッツァ」より、薪窯で焼き上げるジェンツァーノ伝統のイタリアパンが登場します。イタリアの伝統製法を大切にしたパンは、ほんのりとした酸味と、噛むほどに広がる小麦の旨みが魅力。
カフェでは、エスプレッソをはじめ、イタリアのバールで日常的に親しまれているドリンクをご用意します。
その場でスライスした生ハムを挟んだパニーニも、ぜひお見逃しなく。

【ピアッツァ・イタリア好き】

▲イタリア展会場MAP
会場:日本橋三越本店 本館7階
開催日時:2026年4月29日(水)~5月6日(水・振替休日) 10:00~19:00(最終日18時)
※4月29日(水)はエムアイカード プラス会員さま 特別ご招待日
参加店:薪窯パンのForno a legna Panezza(フォルノ・ア・レーニャ・パネッツァ)/Caffe Baico(カッフェビアンコ)/イタリア好き委員会
▼イタリア展 日本橋三越本店 2026
https://www.mistore.jp/shopping/event/nihombashi_e/italia_50

【1】薪窯(まきがま)で焼くイタリアパンを味わいたい

■「パネッツァ」薪窯パンとは
Forno a legna Panezzaのオーナーでパン焼き職人の角谷さんは、ローマのジェンツァーノで、小麦粉、水、天然酵母、塩だけでつくる伝統的なパン製法を学び、帰国後に茨城県の筑波山のふもとに薪窯を造り、日々自然と向き合いながらイタリアらしいパンを焼いています。
Panne di Rustico(ふすまパン)
ローマ郊外に位置するパンの街ジェンツァーノで日常的に食べられているパン。表面に“ふすま”がまぶしてあるのが特徴です。「パネッツァ」のシンボル的パン。
薪窯パンは、よく乾燥した薪を燃やし、300度まで窯を温めて焼き上げます。そうすることで小麦本来の味わいを引き出し、表面はカリッ、中はモチッとした食べ応えのあるパンが出来上がります。ほんとうにおいしいんです。
こだわりの薪窯
オリーヴオイルとの相性も抜群
<薪窯パンの種類>
ふすまパン、全粒粉100%パン、古代小麦(シチリア産)パン、イチジク・クルミパン、ドライトマト・オレガノパン、オリーヴ・ケッパーパン、フォカッチャ(プレーン)など。
※各日正午ごろ入荷予定。交通事情により入荷時間の前後、もしくは入荷が中止となる可能性がございます。予めご了承ください。

その場でスライスした生ハムを挟んだ、シンプル・イズ・ベストなパニーニもぜひ味わって!
Piazza Italiazukiでは、フォカッチャに生ハムを挟んた、まさにイタリアで食べるパニーニの味を再現。さらには生ハムとお好きなパンをセットにしたメニューもご提供します。
表面はカリッ、中はモチッ
数量限定 生ハムのパニーニ!

【2】バールでカフェやワイン、切りたて生ハムも味わいたい!

イタリアになくてはならないバール。今回は滋賀県彦根市の「Caffè Bianco」を営むバリスタ天野さんが、こだわりのカフェを入れてくれますよ。さらに、ワインやビール、スピリッツに、その場で切り立ての生ハムも注目です!


<メニュー>
エスプレッソ、カプチーノ、ブラッドオレンジ、ワイン各種(赤・白・泡)、イタリアのビールに、昨年も大人気だったCynarのスプリッツもお出しします。

バリスタの天野さん
滋賀県彦根市にある店舗
バリスタの天野さんが営むCaffè Bianco(カッフェ・ビアンコ)は、滋賀県彦根市にあります。ドアを開けると、まるでイタリアのバールに来たよう。イタリアのように地域の人たちが集まるバールとして、愛されています。
https://www.instagram.com/caffebiancodal2020/

【3】Piazza Italiazukiを盛り上げる注目の仲間たち!


新感覚!食事系マリトッツォ
低温で火入れした仔牛肉を薄くスライスし、ツナ・ケッパーなどでつくったクリーミーなトンナートソースをたっぷりのせたピエモンテ州の伝統料理を挟みました(左)。ひよこ豆のフリットとじゃがいものコロッケをはさみ、スパイスと酸味が利いたハリッサソースを合わせたひと品。仙北氏がシチリアで学んだ味を閉じ込めたオリジナルのマリトッツォです。(右)。
マリトッツォは其々・各日40点限り
左から本山コラード武氏・仙北 雄太氏
(提供:<ダ・バッボ・レナート>×<カンパーリ>)

イタリアの伝統料理をモダンにアレンジ
手作りイタリアンブレッドに自家製ローストポーク、トマト、ルッコラ、オリーブオイルをサンドしたパニーニです。

パニーノ ポルケッタ 各日60点限り
(提供:<カフェパスクッチ>)

イタリアのストリートフードを街歩き気分で
イタリアの港町や街角のスタンドで親しまれているストリートフードを再現。Fritto misto di mare(南イタリア風魚介類のフリットミスト) は、フリエン油(ローズマリーを配合したひまわりオイル)で、新鮮な魚介の旨みを閉じ込め、外は軽やかに、中は驚くほどジューシー。熱々のうちに、レモンを軽く絞ってお召しあがりください。
Fritto misto di mare
総料理長 佐野 陽規氏
(提供:<ナプレ>)

【4】イタリアの音楽を楽しみたい

アコーディオン奏者の大塚雄一さんが、今年もイタリア音楽の演奏と歌で盛り上げてくれます。『ピアッツァイタリア好き』の空間が一気にイタリアに。集まれイタリア好き!

<演奏日時>
4/29、5/1~3と演奏が聴けます。詳しい時間が気になる方は、イタリア好き委員会へお問合せください。

■唄うアコーディオニスト大塚雄一さん
アコーディオン奏者の大塚雄一さん[/caption]アコーディオニストの大塚さんは日本では珍しいボタンアコーディオン奏者。ボタンアコーディオンの独特なデザインと音色に強く惹かれ楽器を手にする。1996年、第8回全日本アコーディオンコンテスト(大阪大会)にて朝日放送賞を受賞。2018年より八ヶ岳を中心とした ”森の音楽会” 主催。同時に”アコーディオンサロン”を主催。

▼2024年9月に新宿伊勢丹 イタリア展での演奏の様子

イタリアのグラスで楽しむイタリアワイン 〜イタレッセ味覚体験 企画の背景 & 3種のグラスでサンジョヴェーゼ飲み比べ♪

グラスとワイン。その関係は知るほどにおもしろくなる。

「イタリアのグラスと料理で紐解くワインの味覚体験」の企画に先立ってソムリエ永瀬喜洋さんとのインスタライブを開催しました。今回はそのハイライト版として2つのトピックをお届けします。

【1】今回なぜイタリアの代表的なグラスメーカー「イタレッセ」を軸とした「ワインとグラス」にまつわる企画を立ち上げるに至ったのか?

【2】3種類のグラスを用いた飲み比べ。「グラスの形状によって、ワインの味わいはどう変化するのか?」


【1】「イタリアのグラスと料理で紐解くワインの味覚体験」立ち上げの背景



ーーイタレッセの革新的グラスはおもしろい。その思いをソムリエ永瀬さんとヘリテージの佐藤シェフと実現。

編集長 松本:
最新号vol.64で、イタレッセで現在代表をしているマッシモ・バルドゥッチさんに取材をしました。彼は父親から引き継いだイタレッセというブランドをどのように昇華させるか、ブランドの基礎を踏まえつつ、大胆に革新していて。お、これはおもしろいなと思って、その魅力を伝えられるような企画をしたいと思っていたんですね。
そんな時にたまたま永瀬さんと話をたら「実は僕もイタレッセのグラスすごい気になってたんですよ」っていうんです。
そこから食事を兼ねた企画をやりたいとなって。ガストロノミアヘリテージヨコハマの佐藤護シェフに相談しに行ったら、「僕もね、そういうことをやりたいと思ってたんですよ」って言うんです(笑)
佐藤シェフとしては「自分がある程度いい年になって、後進たちにいろんなことを伝えていくための機会を作りたいと考えてたんだ」って言うんですね。
お互いのやってみたいことの点と点が合わさって、ぜひ一緒にやってみましょう!となったのが、今回の企画「イタリアのグラスと料理で紐解くワインの味覚体験」です。

ーーイタリアワインの品種に特化したグラスを作り始めたイタレッセがおもしろい!

永瀬さん:
イタレッセってもともとカジュアルな印象のイメージがあったと思うんですけど、私たちは“イタリア好き”なので、ちょっとひいきに見てたブランドではありました。
今、ブランドとして何が変わったかというと、イタレッセではイタリアの品種に特化したグラスを作り始めています。ファランギーナやベルメンティーノ、ネッビオーロやブルネッロの専用グラスなど、かなり攻めてます。世界には色々なグラスメーカーがありますが、これはイタリアのグラスメーカーだからこそやれること。そんなブランドのおもしろさを、まずイタリア好きの皆様に紹介したいと思ったわけです。

ーー佐藤シェフのグラスの価値観も変わるほど。

編集長 松本:
佐藤シェフも、永瀬さんに説明してもらいながらイタレッセのグラスでワインを飲んだら、「すみません。僕あの今までの考え間違いました」とおっしゃっていましたね。それくらいグラスに対する価値観が変わります。
今回の企画では、講義というより、ヘリテージヨコハマの素晴らしいレストランで開催することで、実際にイタリア料理を食べて、イタリアワインを飲みながら、グラスの話も聞いて、料理やワイン、ペアリングの話も聞いて、さらにはグラスのお土産も持って帰れるというものになっています。これはかなり貴重な体験になると思いますよ。

【2】グラス選びに正解はないけど、違いが分かるとおもしろい!



ーー3つのグラスでキャンティを飲み比べると味わいはどう変わる?

永瀬さん:
今回飲み比べで使うのは、「メリーニ」という生産者の「リリウム ロッソ ディ トスカーナ ゴヴェルノ」です。サンジョヴェーゼで造られるキャンティはイタリアワインの入門で触れるワインですよね。このワインは一部陰干ししたブドを使っていて典型的なトスカーナのワインともいえます。
現地トスカーナで普通に飲まれているおいしいワインを 3つのグラスで飲み比べるとどう変わるのかというのをやってみたいと思います。


ーー1つ選ぶなら赤も白も泡にも万能なこのグラス。実際に飲んでみると?

永瀬さん:
まずはこのグラスから。家庭にまず置くのであればこのグラスがベストです。このグラスは泡も、白も、赤も使えるからです。
なぜかというと、グラスの一番幅の広い部分が真ん中の位置にありますよね。ここに華やかさや香り、味わいのバランスが集まります。
ご存知の通り、サンジョヴェーゼはある程度酸の高い品種ですが、そこにタンニン、果実味も一緒に集まってくるので、全体がまとまった状態になるんです。
実際に飲んでみて感じるのは、涼やかさや酸、ハーブのニュアンス、プラムみたいな香り。果実味よりも酸や香りの方がより早く来る。多分このワインをバランスよく飲みやすく飲めるのはこのグラスだと思います。

編集長 松本:
すごくまとまりがあって、飲みやすい感じがします。


ーー最近レストランでもよく使われるグラス。ワインの重み、酸味、果実味がダイレクトに感じられるタイプ。

永瀬さん:
二つ目は下の部分が平らで台形に近いグラスですね。これから日本に入荷されるイタレッセのブルネッログラスっていうのも、この形に近いです。
今回のワイン自体はIGPのそんなに高価なワインではありませんが、単純にブルネッロと同じサンジョヴェーゼのワインであるとして、このグラスで飲むと、ワインの重たさやストラクチャーが感じられると思います。ちょっとオレンジの果実に似たような重たさや、熟成感とかも、グラスの下の方にどっしりとある感じですね。酸もダイレクトに入ってくるけど、逆に果実味は遅れて感じられます。そしてフローラルさや若々しさは消えます。
その果実感とかストラクチャーの複雑味を、ところてんの「天突き器」みたいに後ろからドーンと押し出すような感じです。
この形のグラスが最近レストランでよく使われているのは、オレンジワインやナチュールなど旨味複雑味を出したいワインが好まれる傾向にあるから。逆に言うと、それ以外の香りなどの要素はあまり前面に出さない、という感じです。

編集長 松本:
なるほど、確かに。このグラスには、重いワインがより合う感じがしますね。

永瀬さん:
このグラスを使うと、個人的にはサンジョヴェーゼらしさを感じられると思います。でも初めのグラスの方が、このワインの可愛らしさ、香りの複雑味とかが出てるんで、おもしろいかなと。


ーー最後は永瀬さんがイタレッセのグラスで一番感動したグラス。サンジョヴェーゼの本来持っている個性をすべて感じられる!

永瀬さん:
最後に試すのはネッビオーロ用のグラス「T-made75」です。これが今回イタレッセの「Leggerissimi」の中で一番感動したグラスです。サンジョヴェーゼとネッビオーロは品種の個性が似ていますが、先ほどの台形型がドンとダイレクトにきたのに対し、こちらはこのカーブのところで一度ギュッと固めてから出てくる。酸とタンニンの本当に綺麗なところだけをまとめて出している感じです。
すみれのチャーミングなニュアンス、酸とタンニンというサンジョヴェーゼの本来持ってる個性を全部感じることができるんです。これは本当においしく飲めますよね。
サンジョヴェーゼには果実味もあるけど、そこはちょっと閉めておいて、酸ときめ細やかなタンニンを出すことに振り切っていて、柔らかく丸い形にまとめて出していますね。

永瀬さん:
まとまりがあるのは初めのグラスもそうでしたが、こちらの方がよりまろやかに感じられます。全く違いますね。

グラス×ワイン×料理のミックスを、楽しく体感してもらいたい

まさにいつもの「集まれ! イタリア好き」がパワーアップした会。イタリア料理を食べて、イタリアワインを飲みながら、グラスの話も聞いて、料理やワイン、ペアリングの話も聞いて、さらにはグラスのお土産も持って帰れちゃう♪


ーーグラスにまつわる基本から、その先にある自由度を目指して。

永瀬さん:
今回5月からスタートするプログラム「イタリアのグラスと料理で紐解くワインの味覚体験」では、第3回までにグラスにまつわる基本を知ってもらい、4回目にはその先にある自由度を目指します。
グラスとワインのペアリングだけ考えるならこの組み合わせだけど、この料理に合わせるのであればこの組み合わせがいいよね、といったことも、料理を作るシェフと、食べ手がお互いに話を聞きながら考えるということをしていきます。

ーー頭で考えず感覚として感じることを大切に、おもしろがってほしい。

編集長 松本:
今までにない組み合わせの体験だと思います。単にグラスとワインに関する知識を深めるだけでなく、食事と共に体感することで、感覚としてわかることが大事だし、それがおもしろいだろうなと思います。

プログラムは各回8名様限定、全部で4回の開催です。理解を深めていただくために毎回ご参加いただける方優先ではありますが、ご興味のある講義テーマやご予定に応じて、単発でのお申込み予約も可能です!

永瀬さんと一緒にこんな奥深い体験をしてみたいという方は、ぜひご参加いただき、楽しくおいしく学んでいただければと思います!

イタレッセのグラスと料理で紐解く、
ワインの味覚体験プログラム(全4回)開催決定!

五感が愉悦するステムグラスがもたらす官能的ワイン体験


グラスの違いが生み出す、ワインの新たな表情。その驚きを、単なるテイスティングにとどまらず、ソムリエの解説とシェフによる料理とのペアリングを通して紐解きます。
味覚の変化を体感し、自らの感性で理解する―― そんな特別な体験をお届けします。
ソムリエ
株式会社クアトロヴィーニ
代表取締役永瀬喜洋
シェフ
ガストロノミアヘリテージヨコハマ
オーナーシェフ佐藤 護
▼本プログラムの詳細・参加申し込みはこちら▼
https://italiazuki.com/?p=69831

【イベントレポート】4/5(日)集まれ!イタリア好き 朝バールでイタリア気分 パスクアもお祝いしよう♪


4月5日(日)朝、春の陽気の中、東京都銀座にある「銀座バール・デルソーレ2Due」にて、vol.64特集「バールとタバッキのある風景」に合わせ、イタリアの朝バールを体験するイベントを開催した。家族やお友達と来た方から、カフェやバール関係の方まで、朝早くから53名の参加者の皆さんに集まっていただきました。


今回の目玉は日本のバリスタ第一人者の横山千尋さんが一人ひとりに淹れてくれたカフェと、イタリアの朝の定番である甘〜いパン♪
今回は、マリトッツォ、ボンボローネ、コルネットをご用意!


至福の朝ごはん♪ クリームたっぷりマリトッツォに、カスタードの入ったボンボローネ、チョコレートクリームを挟んだコルネット。皆さん写真に収めてから頬張っていました。


イタリア取材時には必ずバールを訪れている編集長マッシモ。
「バールはカフェを飲むだけでなく地元の人々と挨拶を交わしながらコミュニケーションを楽しめる場所。日本にはなかなかそういう場所がないけど、こうしたバールの雰囲気を味わってみて欲しくて今回このようなイベントを開きました!」


横山さんはバールやエスプレッソにまつわる話をユーモアたっぷりに語ってくれました。皆さん興味津々。


「イタリアのバールはincontro(出会い・交流)の場です」という話に始まり、バールで働く人々のポジションや、エスプレッソの正しい飲み方(砂糖はぜひ入れて!)、目の前のお客の要望に応えるべくバリスタは「NO」は絶対言わないということ、エスプレッソマシンの変遷などなど。
時折驚きや笑いの声が溢れ、最後にはたくさんの質問も飛び交うあっという間の時間でした。


またこの日はパスクア(復活祭)ということもあり、カラフルなゆで卵とヌテラのお菓子をお土産にお持ち帰りいただきました!


気軽に楽しめるバールの会、今後も機会があればやりたいです!Grazie!

満席受付終了【マッシモツアー・催行決定!】編集長マッシモと行く アブルッツォ&モリーゼの暮らしに触れる旅 アルベルゴ・ディフーゾと大自然、郷土の味を巡る7日間

編集長マッシモと行く!マッシモツアー第13弾・催行決定! 定員となりましたので申込は締切ました。

取材で感じた楽しさを、現地の人の暮らしを、読者の皆さんにも体験してもらいたい!
そんな思いで毎回オリジナルで企画をしているマッシモツアー。
今回は行きたくてもなかなか行く機会のないアブルッツォとモリーゼへ。過疎化した村を再生させるアルベルゴディフーゾを訪ね、村人や生産者と触れ合い、この土地ならではの特産品の数々を味わいます。

\一緒にまだ見ぬイタリアを発見する旅へ!/

今回は、アブルッツォとモリーゼ特集の取材で訪れたことのある場所をベースに巡ります。
  • vol.11「アブルッツォ特集」山岳地帯の豊かな自然の中で暮らす
  • vol.19「モリーゼ特集」堂々たる田舎
  • vol.38「アブルッツォ特集」強くて優しいぜ、アブルッツォ
  • vol.55「イタリアのアルベルゴ・ディフーゾへ」暮らすように旅をしよう!

【マッシモツアーのこだわり】
土地の魅力に触れ、人々との心温まる交流を通じて、現地のエネルギーをたっぷりと体感!
●情熱をダイレクトに感じられる生産者訪問。
●絶対うまい! 郷土愛のこもったその土地ならではの食。
●一緒に楽しみながら味わえる、本場イタリアマンマの料理。
●全身で体感する、リアルなイタリア。
『イタリア好き』ならではのディープな現地体験を存分にお楽しみください!

〈speciale1〉

行ってみたかった〜 モリーゼ州へ

訪ねるチャンスは今! 未知の魅力に溢れるモリーゼ州を一緒に巡りましょう。
過疎化した村をアルベルゴディフーゾとして再生させ、地域の生産者と共に盛り上げるボルゴトゥーフィ・アルベルゴディフーゾで、村人や生産者と触れ合います。



〈speciale2〉

アブルッツォ州の大自然を満喫!

グラン・サッソ・モンティ・デッラ・ラガ国立公園内のアルベルゴディフーゾへ。
標高1250mのグランサッソの大自然の中に残された城壁に囲まれた中世の村、サント・ステファノ・ディ・セッサーニオ。残された廃墟を見事にアルベルゴディフーゾとして蘇らせた場所で当時に想いを馳せて……。

〈speciale3〉

行かなければ味わえない特別を食べに

アブルッツォ州やモリーゼ州にはまだ日本では味わうことのできない特産品が数多くあります。現地へ赴き生産者の声を聞きながらいただく味は格別です。チーズ熟成士や、唐辛子農家の訪問、唐辛子を使った郷土料理パンパネッラを食べにレストランへ。

レストランで出されたバターが、生産者を訪ねたくなるほどおいしかったので訪問。カプラコッタにある「TROTTA SAPORI」熟成士のオレステアさん。(vol.55)
vol.19で取材した1662年創業の老舗カセイフィーチョ(チーズ工房)「DI NUCCI」ではモリーゼの食文化に触れる。10代目のセレーナさん(右)が伝統を引き継ぐ。
モリーゼ州の特産といえばパンパネッラ。発祥の地のサン・マルティーノ・イン・ペンシリスの「Panpanella La Vecchia」へ。(vol.19)
モリーゼの特産品の唐辛子とニンニクを使った名産。 豚肉のいろいろな部位にニンニクとドルチェとピカンテを混ぜた唐辛子をまぶしてオーブンで焼いて、焼き上がりにワインビネガーを振りかけて冷蔵庫で数日寝かせる。それを炭火焼きでいただく。
villa maiellaのジョヴァンニさんと
vol.11(2012年11月)の取材でジョヴァンニさんは、ミシュランの星を取るのが目標と語っていた。当時も素晴らしかったけど、息子がシェフになった今、店も改装してついに獲得したと話してくれた。それでもジョヴァンニさんのマンマ、ジネッタさんから引き継いだアブルッツォの味を大切にしているのは変わらない。(2023年に再開)

〈speciale4〉

一緒に楽しむマンマの料理

vol.38アブルッツォ特集の取材で協力いただいた仲良し親娘を訪ねます。取材当時は85歳だったルチアさん、年齢を感じさせないしっかりした立ち姿でアブルッツォの郷土パスタ、サーニェを打ってくれました。ルチアさんは残念ながら一昨年に他界されましたが、今回は娘さんがその教えを受け継いでアブルッツォ郷土料理を一緒に作ってくれます。
12歳からパスタを打っていたというルチアさん。
ルチアさんの娘、ローザさんとマヌエラさん。
粉と水、塩だけの手打ちパスタサーニェは、シンプルにトマトソースで。

★vol.38「アブルッツォ特集」vol.55「イタリアのアルベルゴ・ディフーゾへ」はデジタル版をご購入いただけます。

〈マッシモツアー参加者の声〉

マッシモツアーに参加して最初にびっくりしたのは、ツアー先で出会う人たちが皆僕たちを家族のように、フレンドリーに迎えてくれたこと。「えっ?この人たちマッシモの親戚?幼なじみ?」。いやいや、そんなはずないよね、だってマッシモは日本生まれ日本育ちの日本人だもんね。そう、マッシモツアーの素晴らしさは、”人が好き” オーラに溢れていること。それともう一つ。食事が抜群に美味しいこと。僕はマッシモツアーに5回参加していて、そこでした食事の回数は100回を超えているかもしれない。その僕が言います。このツアーで行くレストランの食事は、とにかくおいしい。

一人で参加したので、最初はちょっと不安でしたが、ご一緒した方たちがいい方ばかりですぐに仲良くなり、楽しい旅となりました。
訪れた生産者さんは皆さん大歓迎して下さり、カフェを飲みながら説明を聞いたり、たくさんのおいしい試食を用意して下さったり、マンマとのお料理作りも楽しくおいしく、地元の方たちとの時間は、他のツアーではなかなか味わえないものだと思います。早起きしてツアーの方たちと朝食までお散歩したり、バールに寄ったことも楽しい思い出です。それまでの私の旅とは違う濃い旅が楽しくて、同じ年にイタリア好きのツアーに2度も参加しました。

ツアー参加者の方々と初めてお会いした瞬間から、una familia 家族のような雰囲気でした。マッシモは家長席に座っていますが、決して波平さんでなく、マスオさんキャラ。食べて、飲んで、笑って、感動して、、楽しい家族旅行でした。
真実のイタリア、本物のマンマの味、忘れ難い風景、唯一無二の体験が出来るのがマッシモツアーです。

過去のマッシモツアーレポート
昨年開催した「第12弾 2025マッシモツアー @カラブリア 報告」をはじめ過去のツアーがご覧いただけます。
マッシモツアーレポートはこちらから

〈旅行要項〉

編集長マッシモと行く アブルッツォ&モリーゼの暮らしに触れる旅 アルベルゴ・ディフーゾと大自然、郷土の味を巡る7日間(現地2026年9月8日~14日)

*行程は事情で変更になることもあります。ご了承ください。

●旅行期間:2026年9月8日(火)~14日(月)7日間(ローマ集合、解散)
*現地まで個人で不安な方サポートしますのでご相談ください。
*すべて専用車にて移動。
●イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズ会員
598,000円(税込・航空券別)
*非会員620,000円(税込・航空券別)
*日程内の宿泊費(2名1室)、食事(毎朝食6回、昼食5回、夕食5回)、訪問料、講習料、通訳費、交通機関・現地手配費用が含まれます。
*上記費用には、航空券代金、燃油特別付加税、空港税、空港保険料は含まれません。別途ご手配、費用がかかります。
●1人部屋追加代金:118,000円(税込)
(ツインより部屋が小さくなる場合もございます)
*相部屋の方がいらっしゃらない場合は1人部屋追加代金がかかります。
●催行人数:最小催行8名(10名限定。定員になり次第締め切ります)
●お申込み締め切り:7月5日(日)
●お申込み
下記URLよりお申し込みください。
https://mdh.fm/e?kA703I5db5
※お申込みと同時にお申込金100,000円をお振込みいただきます。
※お申込金は旅行代金の一部とさせて頂きます。

※ご旅行条件を必ずお申込前にご熟読下さい※
◆ご旅行条件:この旅行は『アマテラス・イタリア』(株)フォルトゥーナが手配する旅行であり、この旅行に参加されるお客様は、当社と受注型手配旅行契約を締結する事になります。
◆旅行費用に含まれるもの:日程記載の講習会・見学、専用車等交通機関の運賃、宿泊、食事代(日程明示)、団体行動中の心付け)
◆費用に含まれないもの:前途以外の費用、見学時の飲食代、自宅から発着空港までの交通費等       
◆旅行契約の解除:お申込み後、取り消し料をお支払いいただくことにより、いつでも解約解除出来ます。
 旅行開始日の前日より起算して30日目にあたる日以降に解除する場合  ご旅行代金の20%
 旅行開始日の前日から起算して7日目に当たる日以降に解除する場合  ご旅行代金の30%
 旅行開始日の前々日以降に解除する場合               ご旅行代金の50%
 旅行当日開始後の解除又は無連絡不参加の場合            ご旅行代金の100%

 
●お問い合わせ
株式会社フォルトゥーナ(旅行業 第3種3-6067)
東京都港区麻布十番1-5-29-205
担当:桃井祐美子
italia@fortuna.ne.jp
TEL : 03-5772-8338

【参加者受付中】イタリアのグラスと料理で紐解くワインの味覚体験(全4回)

\4/5インスタライブ開催!/
~イタリアのグラスで楽しむイタリアワイン~

永瀬さん(左)と編集長
・開催日程:4月5日(日)20時~(30分程度)
ソムリエ永瀬さんが注目する「イタレッセのワイングラス」。グラスが変わると、ワインはここまで変わるのか?多様な品種と土壌を持つイタリアワインを、五感で味わう楽しさを『イタリア好き』編集長松本と語ります。
ワイン好きな方、イタリア好きな方、もっと深く、新しい気づきを楽しみたい方へ。ぜひご視聴ください。
※配信は後日アーカイブでもご覧いただけます。
https://www.instagram.com/italiazuki/

イタリアのワイングラスがもたらす官能的ワイン体験

美しく、シャープなイタリアのワイングラスによって生み出す違いが、イタリア固有種ワインの新たな表情。その驚きを、単なるテイスティングにとどまらず、ソムリエの解説とシェフによる料理とのペアリングを通して紐解きます。
味覚の変化を体感し、自らの感性で理解する―― そんな特別な体験をお届けします。


■プログラムの特徴

  • 少⼈数制(限定8名)による密度の⾼い体験設計。
  • ソムリエとシェフの協働による⽴体的な味覚体験。
  • 知識習得ではなく“感性を育てる”ことを⽬的とした構成。
  • 毎回3種類のグラスを実際に使⽤し、その魅⼒を深く理解できるプログラム設計。
ソムリエ
株式会社クアトロヴィーニ
代表取締役永瀬喜洋
シェフ
ガストロノミアヘリテージヨコハマ
オーナーシェフ佐藤 護

■プログラム概要(全4回)

  • 1回⽬:グラスの形状による違いを知る
    同じワインであっても、グラスの形状が変わることで⾹りの⽴ち⽅、⼝当たり、余韻の印象は
    ⼤きく変化する。本講では「どのグラスが正解か」を探すのではなく、形状の違いがワインの個性をどのように表現するのか、その基本的なロジックを体験的に理解する。
  • 2回⽬:造りの違いによる味わいの変化を知る
    第1回で体験した“形状の違い”に続き、本講では“製法の違い”に焦点を当てる。
    同⼀メーカー・同⼀形状のグラスを⽤いながら、ハンドメイドとマシンメイドという製法の違いが味わいに与える影響を体験する。
  • 3回⽬:ブドウ品種にフォーカスしたグラス
    ブドウ品種の個性を最⼤限に引き出すために開発したグラスを使⽤し、品種特性とグラス形状の関係性を体験する回。これまでの回で学んだ「形状」と「造り」の理解を⼟台に、より具体的な“ワインの個性表現”へと踏み込む。
  • 4回⽬:グラス選びに正解はないから楽しい
    最終回ではこれまでのロジックを総合的に体験する。ワインにとっての最適なグラス選びは、料理とのペアリングが加わることでさらに複雑で創造的なものになる。本講ではその“掛け算”の⾯⽩さを実践的に味わう。

■参加資格と募集要項

〈参加資格〉
『イタリア好き』定期購読会員:イタリアズッキーニパートナーズ(店舗会員)イタリアズッキーニクラブ(個⼈会員)の方で、Italesseのフィロソフィーを体感し、多くの方にその体験を伝えたいという熱い想いをお持ちの方。
〈募集要項〉
  • 開催日程:全4回(5/31、 8/30、 11/29、 2027/2/28)
  • 開催時間:18時~21時頃
  • 定員:8名/回
  • 参加費⽤:全4回 132,000円(税込)/ 1回単発参加費 35,200円(税込)
  • *1回での単発参加も可能ですが、年間契約者が優先となります。
  • 会場:Gastronomia HERITEGE Yokohama(最寄駅:横浜駅)
    シェフが目の前で腕を振舞う完全予約制の特別Room「Chefʼs table Mamorudini」にて
    https://www.gastronomiaheritage.jp/
プログラム体験会場となる特別Room「Mamorudini」

■充実した提供内容

五感をフルに活用するプログラム内容に、参加者だけの特典としてイタレッセのワイングラスもお付けします。
  • ソムリエの永瀬氏によるテーマに合わせた解説
  • 佐藤シェフによるぺアリング料理
    お料理は、突き出し、前菜(温、冷)2種 、パスタ2種、メイン、ドルチェを予定
  • 毎回3種類のグラスを用いて、5種類のワインを味わう
  • 特典1:各回、プログラムで使用するitalesseのワイングラスの中から1脚をプレゼント
  • 特典2:italesse ONLINE storeで使える30%OFF割引クーポンを発行(全商品対象・購入金額上限設定なし ※セミナー開催日から10日間限定)

ステムグラスコレクションとは?
\品種別グラスから感覚特性に基づく選択へ/

イタレッセ、挑戦と革新

「italesse」は1979年イタリア北部・トリエステで誕生したワイングラスメーカー。現オーナーのマッシモ・パルドゥッチ氏は、五感に訴えかけるワインの力をあますところなく引き出し、飲む者を官能的な味わいの世界へと導くグラスを創り上げるプロジェクト「Senses」を立ち上げ、心血を注いできた。
「ブドウ品種が同じでもテロワールと醸造家のアプローチが違えば味わいは変わります。骨格や香り、アルコール度数までも!」

天然アロマと高相性のグラス形状を探す。
italesse現オーナーの、マッシモ・パルドゥッチ氏

「どの形状がどの官能的感覚を引き立てるかを熟知することが重要でした」と探求の日々を振り返り、アロマとグラスの形状との心地よい関係性を探し出した。
イタレッセのステムグラスシリーズは、品種ではなく感覚で選ぶという、新たなワイン体験を提案しています。

▼イタレッセ、挑戦と革新のワイングラスについてはこちら▼
イタレッセ、創造の軌跡から、価値の創出、挑戦と革新から作りだされた次世代の高性能ステムグラスについて紐解きます。
https://italiazuki.com/?p=69922

《 体験プログラムへ参加をおすすめする方 》

  • ワインが好きで、グラスにこだわりがある人。
  • ソムリエや、お店でサービスを提供しているプロフェッショナルな方
    -新店オープンを予定されている方
    -グラスの切り替えを予定されている方
  • ワインやグラスの取り扱い販売されている方
  • 一般の方で、普段ワインを飲まれるときに、グラスにこだわりがある人。

■ワインの味覚体験プログラムお申込み

本プログラムは全4回となります。全4回お申込みの方が優先となりますので、単発でのお申込みの方は、仮申し込みとなります。
全4回
132,000円(税込)
1回あたり33,000円(税込)
単発(5/31の回)
35,200円(税込)

「全4回」お申込みの方が優先となります。「単発」でのお申込みの方へは、5/1より改めて参加可否のご案内をさせていただきます。
ご不明な点がありましたら、遠慮なくお問合せください。
https://shop.italiazuki.com/inquiry_input.php

イタレッセ、挑戦と革新のワイングラスとは

五感が愉悦するステムグラスがもたらすかつてない官能的ワイン体験

ワインの本質を真摯に追求し、長年にわたる研究と試作を経て生まれた“探究の結晶”。ブドウ品種のみならず、ワインそのものが備える個性的な特徴をいかにして生かしきるかを考え抜いたイタレッセのステムグラスコレクションは、どのようにして生まれ、どこへ向かうのか。
イタレッセのステムグラスコレクション「Leggerissimi」

イタレッセ、創造の軌跡

「試飲に適したグラスが必要だ」ワインを売るうえで欠かせないテイスティング。その魅力を正しく伝えるためには、グラスにもそれ相応の力が必要では? 日々ワイン営業に勤しむクラウディオ・バルドゥッチは、より正しくワインの味わいを伝えられるグラスがないのなら自分で作ればいいと考え、1979年にイタレッセを創業した。
マッシモ・バルドゥッチ
1968年生まれ。父クラウディオ・バルドゥッチがイタリアのトリエステで創業したイタレッセ/Italesseを継ぎ、世界的なブランドへと発展させた現オーナー
イタレッセの「適切で美しい器」は、地元のワイン生産者たちから五感でワインを愉しめると支持を得て、キャンティやバローロなどイタリアを代表する産地へと広がった。1999年にはフランチャコルタ地方のスパークリングワイン専用のグラスが誕生。これをきっかけに各地の著名生産者と協力したオリジナルグラスを手がけ始める。

ワインの味わいを正しく引き出す高みを目指して
2002年から参画した、マッシモ・バルドゥッチは販路をヨーロッパ全土へと拡大。ワインの味わいを正しく引き出すというイタレッセのコンセプト、美しさと高い品質、機能性を備えるグラスが認められて飛躍を遂げる。
 だがマッシモはさらなる高みを目指した。新プロジェクト「Senses」の誕生である。

イタレッセ、価値の創出

「Senses」それは五感に訴えかけるワインの力をあますところなく引き出し、飲む者を官能的な味わいの世界へと導くグラスを創り上げる取り組みだ。

「さて今宵のワインを味わうにあたり……」いたずらっぽくマッシモが問う。「ブドウの品種が同じでも〝テロワール(その土地の気候や土壌、地形など、自然環境の特徴)〟が違えば味わいも変わります。骨格や香り、アルコール度数までまるで違ってくる。それなのにどれも同じグラスで飲むなんて、おかしいと思いませんか?」
 かつて特定のブドウ品種の専用グラスが爆発的にヒットしたことがあった。だがあれは本当に好ましいグラスだったのだろうか? 素朴な疑問から思考を深め、ブドウの品種ではなく造られている場所の特徴からグラスを選ぶのが適切だと思い至った。「テロワールの違いがワインの違いを育んでいるのですから」
天然のアロマと相性のよい形状を探す。どの天然アロマがどのグラス形状でいちばん強く、最も心地よく感じられるかを体系的に解き明かしていく。
 
 多様な形状のグラスに天然のアロマを入れ、形状と香りとの最も心地よく好ましい関係を探す作業に没頭したマッシモ。
「ワインに含まれる天然の香り成分(アロマ)を熟知することが重要でした」
 赤ワインなら白より大きいグラスという程度ではなく、このアロマならこの形状と具体的に落とし込むのには、果てしない時間と手間がかかる。だがマッシモはやり切った。
「グラス形状と感覚の関係を理解できたので、五感の働きを向上させて官能的な満足を得られるデザインが可能になりました」探求から得られた知見は緻密な計算を経て幾何学的なグラス形状に結実。ステムの触感や優雅な佇まいにまで完璧なバランスを与えられて誕生したのが、ワインの官能的な特性を生かす最適な形状を選べるステムグラスコレクションだ。「感性と技術の融合」を目標に掲げたマッシモの執念は、Sensesプロジェクトによって実を結んだのだ。

イタレッセ、挑戦と革新

「では、改めてワインのお好みをうかがいます」
「Senses」の生んだ最も新しいステムグラスコレクション「Leggerissimi」を前にマッシモが切り出した。「骨格のあるバローロでも華奢で繊細なワインでも。わたしが最適なグラスをこのなかから選びましょう。選択を誤るとワインのよさが、そうですね、5ポイントは下がりますからね(笑)」


 だからこそ、Leggerissimiコレクションのターゲットは、まずはプロ。ワインをよく知る人たちだ、とマッシモは強調する。
「リストランテやエノテカの方々にまずは使っていただきたい。お客様ご所望のワインをそれに合うグラスでお出ししてみてください。お客様は極上のワイン体験を味わえる店のファンになり、その体験を支えたわたしたちのステムグラスにも、きっと関心を寄せてくださるでしょう」
 試しに空のグラスを持たせてもらった。触れた指先から脳に届く感覚が、限りなく繊細で、極度に薄く軽いことを確信させる。自宅のステムグラスとはまるで違う触感。まさしくLeggerissimi、その名に違わずものすごく軽い! ワインが注がれる前から気分が上がって楽しくなってしまう。視覚を喜ばせるデザインも相まって、このグラスで飲んでみたいと思わせるのは、「感性と技術の融合」が高いレベルで実現しているからだろう。
「T-mode75」イタレッセ最高技術の結晶
香りとグラス形状の関係性
 目に映るグラスの精巧さ、手にした瞬間の思いがけない軽さ、リムに触れる唇の心地よさ、鼻をくすぐる香り、口腔に流れ込む液体の味わい。すべてが期待を上回る。
「ワインそれぞれの特性を生かせるかどうかはステムグラスの選択次第」ワインの特性さえ似ていれば汎用的に使うこともできる。だがグラスの実力を発揮させるにはワインに関する深い知見が必要となる。プロフェッショナルの現場で使ってほしい、とマッシモが繰り返す理由はそこにある。
「ソムリエ講座を受けたことがあるなら、一般の方でもうまく選んでいただけるかも」と冗談めかして言うマッシモの目は、本気だった。

取材・文:高橋まさみ(ロンバルディア)

《新製品》Leggerissimiコレクション

古代ローマ時代から受け継がれる吹きガラスの技法を用い、イタレッセのSensesプロジェクトで培われた研究成果をあまねく反映させ、すべてが匠の繊細かつ正確な手仕事で作られた次世代の高性能ステムグラス。


Leggerissimiの名のとおり、手に取った瞬間、指先に伝わる触感と目に入るリムの薄さにあなたの五感が躍動を始める。驚くほど軽量。しかし堅牢でしなやかささえ感じさせるLeggerissimiコレクションは、プロフェッショナルなデザインと相まって、視覚、嗅覚、味覚、触覚を融合させた他に類を見ないユーザーエクスペリエンスを提供する。

<イタレッセ主力グラスコレクション>
  • T-made:
  • SensesプロジェクトとともにT-made LABプロジェクトで培われた知見を基に誕生した、地域別ステムグラスのコレクション。
    バローロ、ヴェルメンティーノ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノなど代表的なワイン産地に焦点を当てるとともに、注目を集めるオレンジワインなど特定の地域でのみ生産されるイタリアワインの個性を最大限に引き出せるようにデザイン。
    従来の「品種別グラス」と一線を画する設計思想は、ワインの育まれるテロワールや伝統、造り手の哲学を尊重し、それぞれのワインならではの香りや味わいを的確に表現するための形状を実現している。

  • Masterclass:
  • テイスティングのプロフェッショナルに向けたコレクション。
    よりクラシカルで丸みを帯びたフォルムが特徴で、伝統的なスタイルを尊重しつつ、ワイン本来の魅力をストレートに引き出す設計は、赤・白問わず幅広いタイプのワインに適している。落ち着いた雰囲気で、さまざまなシーンにふさわしいアイテム。

  • Etoilé:
  • エレガントで、しなやかで、華やか。そしてシャープで現代的な印象を与える、スクエア気味の洗練されたデザインが特徴のコレクション。
    なかでもスパークリングワイン用グラスは秀逸で、底部に施された7つの小さな突起に促される繊細で持続的な泡が、存分に香りを引き立てる。
    細部にまでこだわった作りは、洗練されたテーブルに添える彩りとしても最適。

【イタレッセのワイングラス】

「italesse」は1979年イタリア北部・トリエステで誕生したワイングラスメーカー。現オーナーのマッシモ・パルドゥッチ氏は、五感に訴えかけるワインの力をあますところなく引き出し、飲む者を官能的な味わいの世界へと導くグラスを創り上げるプロジェクト「Senses」を立ち上げ、心血を注ぎ、世界的なブランドへと発展しています。

▼イタレッセ ONLINE storeはこちら▼
https://italesse.stores.jp/


▼イタレッセ Instagramこちら▼
https://www.instagram.com/italesse_jp/


輸入総代理店 エストデザイン株式会社
https://www.est-design.co.jp/
イタレッセのグラスと料理で紐解く、
ワインの味覚体験プログラム(全4回)開催決定!

五感が愉悦するステムグラスがもたらす官能的ワイン体験


グラスの違いが生み出す、ワインの新たな表情。その驚きを、単なるテイスティングにとどまらず、ソムリエの解説とシェフによる料理とのペアリングを通して紐解きます。
味覚の変化を体感し、自らの感性で理解する―― そんな特別な体験をお届けします。
ソムリエ
株式会社クアトロヴィーニ
代表取締役永瀬喜洋
シェフ
ガストロノミアヘリテージヨコハマ
オーナーシェフ佐藤 護
▼本プログラムの詳細・参加申し込みはこちら▼
https://italiazuki.com/?p=69831


冬よさらば、聖ヨセフの松明(たいまつ)Torciata di San Giuseppe

\冬よさらば、春よ来い!/

州南端に位置するピティリアーノは、岩と建物が同化したような力強い佇まいで旅人を迎えます。しかし、その景観の奥底には過酷な歴史がそっと横たわっています。
凝灰岩が隆起して出来た台地に建つ町ピティリアーノ。 
16世紀、反ユダヤ主義を掲げたローマ教皇パウロ4世の圧政から逃れるため、多くのユダヤ人が教皇領のすぐ北側にあるこの地へ移り住みました。後の時代に彼らはゲットー(強制的居住区)に住まわされ、20世紀にはファシズムの波にもさらされます。しかし地元の人々は宗教や文化の違いを越えて彼らに寄り添いました。
そのため町はいつしか「小さなエルサレム」と呼ばれるようになったのです。現存するゲットー跡、ユダヤ教資料館や会堂は町の歩みを肌で感じられる貴重なスポットです。
ゲットー跡の入口。奥にある資料館や会堂は一般に開放されています。
 同時に町の象徴として継承されているのが「聖ヨセフの松明」と呼ばれる祭りです。耕作の季節到来を祝った古代エトルリアの儀礼に由来するものですが、キリスト教が広まると春分前日にあたる聖ヨセフの日(3月19日)に定められ、今日に至ります。
「聖ヨセフ、万歳 !」と声を上げながら案山子を囲んで走り回ります。
冬のシンボルである巨大な案山子(かかし)に頭巾姿の人々が松明の火を移すと、火の粉が夜空へ高々と舞い上がります。「この儀式なくして春は訪れない」と語る住民たち。燃え盛る炎の向こうには、迫害という長い冬を耐え忍び、自由という春を待ち望んだユダヤの人々の面影も静かに浮かんでくるのです。

広場に用意された案山子の高さは5.5m
焼き菓子「スフラット」
 
併設の売店で買える「スフラット」は、かつて官史がユダヤ人を追い払う際に用いた棒をかたどった焼き菓子で、はちみつやナッツなどのフィリングを包んで焼いたもの。

Associazione Promo.fi.ter. Pitigliano
https://www.facebook.com/PromofiterPitigliano/

(2026年2月1日発行号『イタリア好き』vol.64掲載記事)

■レポート:大矢麻里(おおや まり)

シエナ在住コラムニスト。著書に『イタリアの小さな工房めぐり』(新潮社)ほか。NHKラジオ『マイあさ!』のレポーターとしても活躍中。(写真 大矢麻里/Associazione Promo.fi.ter. Pitigliano)