イタリア好き委員会 のすべての投稿

【完売】ブオン リコルドのオリジナル絵皿

『イタリア好き』vol.49にて取材に訪れたミラノのナヴィリオ・グランデ骨董市。そこで出合ったお店「Roberto Borsalino」(ロベルト・ボルサリーノ)から届いたブオン・リコルドのオリジナル絵皿をお届けします♪


■ナヴィリオ・グランデ骨董市とは
毎月最終日曜日に運河沿いに立つイタリアで最大級の骨董市、かつ最も有名なアンティークマーケットの一つ。アンティーク品のファンだけでなく、海外からの観光客、散歩がてらに訪れるミラネーゼなど、さまざまな人たちでにぎわう場所。
※詳しくは『イタリア好き』vol.49をご覧ください。


■「Roberto Borsalino」(ロベルト・ボルサリーノ)で出合った絵皿
テーブルウェアや小物類などさまざまな品を扱っているロベルトさんのお店。特に注目なのがレストランの名前とイラストが手作業で描かれた1970~80年代のブオン・リコルドの絵皿。これらはブオンリコルド協会に所属する(していた)レストランのオリジナルの絵皿で、レストランで指定された郷土料理のコースなどを食べたら記念にもらえる。すでに閉店してしまった店のものや、食べた人しかもらえないものなので、希少なコレクターズアイテムになっている。「骨董品には昔の人の思いがこもっている。だから、自分が心惹かれるものを買うべきだと思うよ」とアドバイスをくれつつ、今回10枚の絵皿を選んでもらった。
店主のロベルトさん(右)と2024年5月に再会
ブオンリコルドのアンティーク皿
〈ロベルトさんからのメッセージ♪〉
みなさん、こんにちは、ロベルトです。ブオンリコルドの絵皿をミラノのナビリオ骨董市で売っています。こちらで皆さんを毎月最終日曜日にお待ちしてます。または『イタリア好き』をご覧くださいね。
(2023年12月)


■商品詳細
「BUON RICORDO(ブオンリコルド)」のお皿は、ヴィエトリ・スル・マーレという陶器の街で作られ、絵柄はそこの陶器メーカーの職人が描いていますが、レストランがアイデアを出したり、職人のほうからいくつか案を出してそれをレストランの希望で変更しながらデザインをつくって仕上げられています。
材質 陶器
サイズ 約22.5cm~23cm
使用上の注意点 アンティーク商品のため、使用感や色あせなどがございます。その点をご理解いただきご購入をお願いします。
生産国 イタリア

◆お届け方法・送料について◆
〇宅急便800円(近畿 900円/中国・四国 1000円/北海道・九州 1,200円/沖縄本島・離島は1,285円)
※800円以外の地域からお申込みいただいた方は送料が変更となります。ご購入後、自動返信メールとは別に変更額を改めてご連絡させていただきます。
※銀行振込希望の方は、別途お送りする「お振込みのご案内メール」をご確認いただいた後、お振込みお手続きをお願いいたします。

◆販売商品一覧◆
各絵柄1点ずつとなります。残り2柄のみとなりました!
※お一人様一皿のみのご注文にてお願いします。
※一部に欠けや凹凸、塗装の剥がれがあるお皿もございます。写真を見てご購入の検討をお願いします。

[11]RISTORANTE “AL PINO”
6,591円(税込)
売り切れ
[12]RISTORANTE “LA BULESCA”
6,591円(税込)
売り切れ
[1]TAVERNA DEL COLLEONI
6,591円(税込)
売り切れ
[2]RISTOTANTE SOLE
6,591円(税込)
売り切れ
[3]RISTOTANTE LE “QUERCE”
6,591円(税込)
売り切れ
[4]TRATTORIA FAVORITA
6,591円(税込)
売り切れ
[5]MANUELINA
6,591円(税込)
売り切れ
[6]TOURING CLUB ITALIANO
6,591円(税込)
売り切れ
[7]RISTORANTE”FERRANDO”
6,591円(税込)
売り切れ
[8]RISTORANTE GIOVANNI
6,120円(税込)
売り切れ
[9]BISTROT DI GUALTIERO MARCHESI
6,591円(税込)
売り切れ
[10]SEVERINO A PIAZZA ZAMA
6,591円(税込)
売り切れ
[13]RISTORANTE “LA QUERCE”
6,591円(税込)
売り切れ
[14]TRATTORIA CHECCHINO DAL 1887
6,591円(税込)
売り切れ
[15]RISTORANTE “AL NECCHIO MULINO”
6,591円(税込)
売り切れ
[16]RISTORANTE PAOLO TEVERINI
6,591円(税込)
売り切れ
[17]MANUELIHA
6,591円(税込)
売り切れ
[18]VINITALY VERONA
6,591円(税込)
売り切れ
[19]RISTORANTE I CINQUE CAMPANILI
6,591円(税込)
売り切れ
[20]RISTORANTE IL PERNAMBUCCO
6,591円(税込)
売り切れ

vol.49イタリア人の暮らし2特集★『イタリア好き』本誌vol.47 イタリア人の暮らし2特集
ゆっくり、長く、豊かな暮らし
ミラノ、アンティーク散歩では骨董市やアンティークショップを巡る。さらにはお気に入りのアンティークの品々と暮らす人々を取材。また知恵とうま味が詰まった保存食でフルコースやイタリア人の日々の暮らしに欠かせないビアンケリアを作る縫製工場も取材。
▼本誌詳細はこちらから
https://italiazuki.com/?p=49307
▼vol.49『イタリア好き』ご購入はこちら

『ミリオーレ・ノッテ試飲会』へご招待♪~イタリア全20州ワイン旅行~

WINE MARKET PARTY初のイタリアワインだけの大試飲会に『イタリア好き』読者6名様をご招待!

当日は、イタリア全20州のワインが大集結!
世界中のワインが2000種類以上、イタリアワインだけでも300種類の品揃えがあるWINE MARKET PARTYだからこそできる特別試飲会!ワインでイタリア1周しちゃいましょう!

【ミリオーレ・ノッテ試飲会に6名様をご招待】

[30種類のワイン+おつまみ付き]
『第1回ミリオーレ・ノッテ試飲会』
開催日:2024年7月12日(金)
開場時間:18:00~20:00(受付開始 17:45~ )
形式:立食式(試飲に合わせて、簡単なおつまみあり)
会場:WINE MARKET PARTY
東京都渋谷区恵比寿4丁目20番7号 恵比寿ガーデンプレイスB1F
https://www.winemart.jp/
※当日に限り、ワイン15%OFFで購入可能(店内、セラーワインも含みます)
※3本お買い上げで送料無料!
■プレゼント応募概要■
招待券:『ミリオーレ・ノッテ試飲会』6名様
応募条件:『イタリア好き』読者(お連れ様一名まで可)
応募期間:~6月20日(木)まで

▼応募はこちらから
※2名様でのご参加を希望の方は、お申込み時に「数量2」でお申込みください。
※当選者の方へは、6月21日(金)にイタリア好き委員会よりメールにてご連絡いたします。

応募は終了いたしました。
▼直接イベントへ申込をされる方はこちら
https://www.winemart.jp/view/category/ct12941

ミリオーレ・ノッテ試飲会の魅力

イタリア全20州のワインが一度に味わえる、まさに一夜でイタリア20州のワイン旅行が叶う試飲会。

イタリアワインが大好きな方も、イタリアワインはたくさんありすぎて難しすぎるという方も、主要なイタリアワインを一夜でお試しいただけます!ロンバルディア州ではフランチャコルタ、トスカーナ州ではキャンティ・クラッシコなど、1州につき1本ずつ、その州を代表するイタリアワインを選びました!

当日に試飲できるワインを数点ご紹介!

こんな機会はなかなかない!「Migliore notte (ミリオーレ・ノッテ)」最高の夜をお楽しみにください。

恵比寿ガーデンプレイス内のワインショップ
広い店内での試飲会

WINE MARKET PARTYイタリア担当の宮崎さんからのメッセージ

イタリア担当宮崎氏
WINE MARKET PARTYイタリア担当の宮崎です。今回、「第1回ミリオーレ・ノッテ試飲会~イタリア全20州ワイン旅行~」を恵比寿にあるWINE MARKET PARTYで開催いたします。
当日はイタリア全20州のワインと「モンテ物産」、「仙石」、「アルトリヴェッロ」、「eVino」4社の輸入元さんと一緒に素晴らしい夜(ミリオーレ・ノッテ)となるよう皆様のご来場をお待ちしております。
ワインでイタリア1周しちゃいましょう!


『第1回ミリオーレ・ノッテ試飲会』招待券

会場:WINE MARKET PARTY 恵比寿
応募条件:『イタリア好き』読者(お連れ様一名まで可)
開催:2024年7月12日(金)18:00~20:00
応募期間:~6月20日(木)まで

▼応募はこちらをクリック
※2名様でのご参加を希望の方は、お申込み時に「数量2」でお申込みください。
※当選者の方へは、6月21日(金)にイタリア好き委員会よりメールにてご連絡いたします。

応募は終了いたしました。
▼直接イベントへ申込をされる方はこちら
https://www.winemart.jp/view/category/ct12941

皆さまのご応募お待ちしています!

新時代のシェフを訪ねて4 presents by 亀屋食品株式会社

Vol.55よりスタートした新コーナー「新時代のシェフを訪ねて」(提供:亀屋食品株式会社)これからの日本のイタリア料理業界を担ってゆく若手シェフの半生と、思い入れの深い一皿にまつわるストーリーをご紹介していきます。

4回目は京都宇治市にある「Antica Pizzeria L’ASINELLO」の大削恭介さん(41)です。

楽しみ、喜び、恩返し

宇治駅から茶屋を眺めつつ世界遺産の平等院へと歩いていく途中、昭和から続くマーケットの軒先にナポリの香りを漂わせる店がある。「本場の味を地元宇治へ届けたい」との思いで大削恭介さん(41)が創り上げたのが、ここアンティカ・ピッツェリア・ラジネッロだ。
▲大削恭介さん。25歳でナポリへ赴き4店舗で修業、帰国後はナポリで出会った日本人ピッツァ職人の店ピッツェリアGGで経験を積み、2019年に独立。カプート杯2023年クラシカ部門優勝、2024年ピッツァフリッタ部門3位入賞を果たした。

大削さんは語り口こそ穏やかだが、ピッツァへの好奇心、出会った人々への思いは溢れんばかりだ。ナポリの修業店で門前払いをされたときも、現地の石窯職人にラジネッロの窯造りをなかなか引き受けてもらえなかったときも、諦めずに粘った。今ではナポリの修業店に立ち寄れば大歓迎されるし、帰国後に経験を積ませてくれた店の仲間たちとも切磋琢磨するいい関係が続いている。
▲ピッツァメニューは60種類以上。自慢のイタリア製石窯は蓄熱に優れ、ナポリの“焼き”を忠実に表現してくれる。店名の由来にもなっているカンパーニアの暮らしに欠かせないロバも店内のあちこちに。

大削さんは、これまでにピッツァがもたらしてくれた喜びを、次の世代に伝えることで恩返ししていきたいという。店では3人のピッツァ職人を育てているところだ。「ピッツァに興味のある子を無下にはできない」と、一人一人としっかりと向き合っている。「ゆくゆくは彼らのための店も作りたい。人生一度きり。彼らを応援してあげたいし、自分も負けていられない」と話す。
▲Classica No.1 カプート杯クラシカ部門優勝メニュー。甘みのあるイエロートマトと、カルチョーフィの酸味が絶妙にマッチ。パンチェッタもいいアクセント。伝統とトレンドを融合した一品。これはうまい!

2022年には京都で初の「真のナポリピッツァ協会」に認定され、同協会のエリアリーダーに就任した。ピッツァイオーロという体で覚える職人の仕事を、言葉にして人に伝えることは、自分を客観的に省みることでもあり、それが職人を志す人たちの役に立てれば、という思いでいる。
「自分がいちばん楽しんでますよ」ピッツァを愛する人々と共に、ピッツァのある人生を純粋に楽しむ。大削さんのそんな姿が、自然とその輪を広げているように思えた。



〈レシピ〉

材料
●生地(12枚分)
・ドッピアエッセ(モリーノマグリ) 800g
・マニトヴァ(カプート) 800g
・セモリナ※打ち粉 適量
・水 1リットル
・塩 42g
・酵母 0.2g

●具材(1枚分)
・グリーンオリーブ 5g
・カルチョーフィ・アッロスティーティひまわり油漬け 15g
・イエロートマトピューレ 80g
・パンチェッタ 50g
・パルミジャーノ・レッジャーノ 5g
・モッツァレッラ・ディ・ブッファラ 40g
・バジリコ 大きめの葉3〜4枚
・エクストラ・ヴァージン・オリーヴオイル 適量

生地の下ごしらえ
1)生地の具材をマシンで捏ねる。
2)約220gに小分けし、番重にいれて、20〜25度で16〜24時間発酵させる。

具材の下ごしらえ
1)イエロートマトピューレを手でつぶしながら塩を加えてソースを作る。
2)モッツァレッラを水切りしてちぎっておく。
3)グリーンオリーヴを5mm程度の大きさに刻む。
4)カルチョーフィを2cm程度の大きさにカットする。
5)パンチェッタを1cm×1cm×2.5cm程度の大きさにカットする。

作り方
1)石窯の温度を460~480℃に調整する。
*家庭用オーブンの場合は200〜250℃で予熱設定する。
2)打ち粉をして生地を伸ばし成形する。縁の部分は押し付けると膨らみにくくなるため、あまり触らないようにする。
3)イエロートマトソースをひき、グリーンオリーブ、パルミジャーノ?、カルチョーフィ、パンチェッタ、モッツァレッラ2種、バジルを載せ、エクストラ・ヴァージン・オリーヴオイルをまわしかける。
4)生地を広げながらパーラの上に載せる。
5)石窯の中へ。生地の焼け具合によって回転させながら1分10~20秒程で焼き上げる。
*家庭用オーブンの場合は200〜250℃で約10〜15分焼く。
6)石窯から取り出して完成。アツアツのうちに召し上がれ!

ポイント
大削さんがカプート杯のために試行錯誤して考案した渾身のオリジナルメニュー。カプリチョーザを基に、カルチョーフィやパンチェッタ(グアンチャーレを使っていたこともある)を用いることでローマのイメージを加えている。
食感や味わいを際立たせるために、具材の大きさにバリエーションを持たせているのがポイント。バジルの後載せなどはせず、具に火が入ったときの香ばしさを大切に、焼き上がりの時点で最高のピッツァになることを目指しているのだそう!

Antica Pizzeria L’ASINELLO
0774-74-8358
京都府宇治市宇治妙楽41 大阪屋マーケット
https://www.anticapizzerialasinello.com/


文:宮丸明香 写真:日高奈々子

【飲食店様向け】イタリア食材をお探しの方はこちらからご購入いただけます。

北イタリアの田舎 “食”が主役のカーニバル

イタリアのカーニバルといえば、ヴェネツィアやヴィアレッジョの華やかな仮装やパレードのイメージで日本でもよく知られているように、世界中から観光客が集まるとてもにぎやかなイベントです。


ただそれは、北イタリアのトレンティーノ=アルト・アディジェで行われるものとはまるで別のお祭りのようです。トレンティーノでのカーニバルの主役は“食”。多くの集落ではこの日に郷土のパスタやお菓子が無料で提供されるのが特徴です。集落ごとにパスタの形はもちろん、ソースも同じひき肉ベースのボロネーゼなのに味がまったく異なるなど、この違いを楽しむためにカーニバルをハシゴする人もいるほどです。
仮想パレードが終わり、遊ぶ子供たち。
このイベントを開催するのは、それぞれの村の「Proloco」という協会です。ラテン語の「Pro:のため」と「Loco:場所」という言葉から、「この場所のため!」との意気込みで、地域活性化にさまざまな形で貢献する機関です。カーニバルの開催時期は毎年2月上旬から約1カ月間で、食べ物の配布や仮装大会などは週末に行われることが多いです。

トレントのカーニバルでパスタを作るProlocoの人たち。
カーニバル用のスペシャルレシピで作ったボロネーゼは、通常よりも肉、ワイン、スパイスが多め。
カーニバルに食べることが特別。
広場にはベンチやテーブルが準備され、にぎわう。

地元の住民参加がほとんどですが、カーニバル(食べ物)のために全国から観光客が訪れることもあります。ぜひイタリアの田舎のカーニ バルに足を運んでみてはいかがでしょうか。

Vacanze di Carnevale in Trentino
https://www.visittrentino.info/it/articoli/famiglia/vacanze-carnevale-trentino
※2024年はすでに終了

レポート:エッマ・ベアトリーチ
トレンテ ィーノ=アルト・アディジェ出身。
トレント郊外在住大学生。ほぼ毎 年トレントのカーニバルに参加している。




【2024年10月~2025年4月頃の渡伊をお考えの方!】

\1週間のイタリア留学無料プレゼントのご案内/
豊かな経験を生かしてイタリア留学サポートをしてくれるエージェント、a domani(アドマーニ)より、『イタリア好き』読者の皆さんにスペシャルなオファーです。

抽選で一名様に、なんと1週間分の語学学校授業料+宿泊費、約7万円相当をプレゼント!

フィレンツェの中心地、サンタクローチェ教会の目の前にあるScuola Toscanaは、1989年に創立。イタリア文部省にも認定されており、これまで11,000人を超える学生を受け入れてきた安心の老舗校です。授業の質も高く生徒への細かいサポートも行き届き、リピーターも多いのが特徴です。

ご希望に応じて期間や内容のオプションアレンジも対応可能とのことですので、気になることがありましたら、個別相談会へ行かれることもおすすめです!

▼留学詳細・ご応募はこちらから
https://www.adomani-italia.com/event/2024_italiasuki_cp/


ピエモンテのワイナリー、ガブリエレ・スカリォネの魅力に迫る vol.3

滑らかな泡でどんな料理も引き立てる「M.C. 36」


丁寧に造られた高貴な発泡性ワイン


オーナーのガブリエレ氏がこだわり抜いて造る「ガブリエレ・スカリォネ」のワイン。前2回では赤ワインを紹介したが、今回登場するのはアルタランガD.O.C.G.「M.C.36」。このアルタランガとは、メトドクラシコという、糖と酵母を加えた瓶内二次醗酵による製法で造られた発泡性ワインだ。柔らかい自然な泡が特徴で、製法はシャンパーニュやフランチャコルタと同様だが、ピエモンテのそれは世界で唯一ブドウの収穫年の表示が義務付けられており、熟成期間も最低30カ月という、より貴重で手を掛けたワインなのだ。


商品名の「M.C.36」はメトドクラシコ(Metodo Classico)の頭文字と、熟成期間が36カ月であることから付けられた。柔らかみを与えるシャルドネとパンチの利いたピノ・ネーロのミックスで、前者はロッケッタ・パラフェア、後者はロアッツオーロという標高300メートル以上で寒暖差がある地域で栽培されるためブドウは成熟が遅い。それを酸味のあるうちに早めに収穫し、ゆっくり醸造させるのだとか。酵母にもこだわり、ルミアージュもガブリエレ氏自らが行い、大事に造り上げるため、5万本ほどしかない貴重なワインだ。


「泡がマイルドなので口当たりが軽くて飲みやすい。そしてどんな料理にも合うのが魅力です」とガブリエレ氏も一押しのこのワインは世界中のグルメを魅了する。


ガブリエレ氏のワインを置いている星付きレストラン「グイド1961」(https://www.guidoristorante.it/)では、このワインに「アニョロッティ・ダル・プリン」をすすめている。

vol.57掲載(3/4)。本誌4回の連載記事となります。 
Text:Miki Tanaka  Photo:Stefano Triulzi


▼アルタランガD.O.C.G.「M.C.36」のおすすめポイント
“M.C. 36″はその名の通り36ヶ月の瓶内熟成を経て完成した、高貴なスパークリングワインで、現代の解釈でより洗練された1本に仕上がっています、お祝いや特別な時間を演出するワインとしてとても人気があります。(Text:TAPS)
>>ワインのご購入はこちら

▼ガブリエレ・スカリオーネの商品一覧はこちら

連載されたおすすめワイン

■vol.1 品質だけを追求したこだわりの1本

世界の王たちも愛したバローロ「Passione di Re」

繊細でほどよいタンニンと、長く置けば置くほどコクが出る逸品。ちなみにこの名は、イタリア王室サヴォイア家が、晩餐会で外国の王たちに振舞っていたのがバローロだったことに由来。世界の王も愛したワインに思いを馳せながら、ガブリエレ氏がこだわりを尽くしたバローロを味わいたい。
▼本誌記事詳細はこちら(本誌vol.55掲載記事)
https://italiazuki.com/?p=58815
▼ワインのご購入はこちらから▼
>>バローロ「Passione di Re」


■vol.2 ブドウを2種に絞った珍しいランゲロッソ

オーナーのこだわりが最も現れたストーリー性のあるワイン
「Tutto Dipende da Dove Vuoi Andare」

パワフルさとエレガンス、味わい深さと香り高さのバランスの丁度良いところを抑えたワインと言えます。絶対に料理と一緒に味わって欲しい一本なので家族や友人を招いたディナーパーティでメインワインとして味わってみてはいかがでしょうか。
▼本誌記事詳細はこちら(本誌vol.56掲載記事)
https://italiazuki.com/?p=61181
▼ワインのご購入はこちらから▼
>>ワインのご購入はこちら

【日本未入荷ワインが豊富なTAPS WINE SHOP】

TAPS WINE SHOPでは主に日本未入荷のワインをイタリア現地生産者から直接輸入しています。
価格帯は毎日食事で楽しんでいただける1,000円代のものから、特別な日に飲みたい高級感あふれるものまで多数あり! 現地イタリア人ソムリエと共に厳選した生産者のワインのみを一定温度での輸送ができる特殊なコンテナにて輸送し、温度管理された倉庫で保管しています。

TAPS WINE SHOPはこんな人におすすめ

・イタリアやヨーロッパの食文化に興味がある
・海外旅行が好き
・料理とワインのペアリングに興味がある

▼TAPSの商品一覧はこちら
https://tapswineshop.stores.jp/

■商品に関する問い合わせ
有限会社TAPS inc
https://tapswineshop.com/

【第6回(6/22開催)受付中】トレラン部 実地トレーニング

編集長マッシモと一緒に楽しくトレイルを走る、イタリア好きトレラン部
最終の目標は2026年の夏に行われるTor des Geants(トルデジアン:ヴェッレ・ダオスタのアルプスで行われる世界有数の山岳レース。リミット150時間のあいだに総距離330kmを走りぬく)に参加して完走しようという長期的な企画。
初心者のかたでも参加していただけます!

本誌連載としてvol.51から始まった「イタリアでトレイルを走る」では、トレイルランニングとTor des Geantsを取り上げ、その魅力を紹介しています。
そのリアルイベントとして、連載執筆者でTor des Geants完走者でもあり、日本スポーツ協会山岳コーチの資格を持つ原誠一郎さんをコーチに迎え、一緒に走り、その楽しさを感じていただきます。

トルデジアンはYouTubeにたくさん紹介されているので、ぜひ覗いてみてください。

2024年間スケジュール発表

春は4月13日(土)からスタート!
■トレラン部概要
参加資格:イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズの方で、健康であれば経験は問いません。初心者も大歓迎。
参加費:イベントごとにコーチ料、保険代などがかかります。(別途お知らせします)
■2024年間予定をお知らせします。
こんにちは、トレラン部コーチ 原誠一郎です。
今年も楽しく山を走りましょう。
今年はちょっとだけステップアップして、トレランレースを体験してみたいと思います。
目指すは老舗のトレランレース。10月に東京奥多摩で行われる日本山岳耐久レース(長谷川恒男Cup)通称ハセツネCup。距離は71.5kmとちょっと長いですがトルデジアンの5分の1ほどです。制限時間は24時間なので走らなくても速歩で歩けば完走できます。半端ない達成感をお約束します。ぜひご参加ください。
それでは楽しく走りましょう!


【第6回】実地トレーニングトレラン
ハセツネいいとこどり
対象  中級者〜
コース ハセツネコースをいいとこ取りしたショートコース。詳細は後日告知。
日時  6月22日(土)

走力  20km以上走れる方、トレイルランニング経験者(時間は問いません)
装備  トレイルランニングシューズ、ザック15L程度、着替え、ファストエイド、ヘッドランプ、タオル、飲料、行動食
定員  10名(先着順)
参加費 会員価格:3,000円(コーチ料、保険代)非会員価格:4,000円

【第7回】実地トレーニング
体験ナイトラン
対象  中上級者向け
コース ヘッドランプをつけて夜の山を走り、非日常を体験しましょう。詳細は後日告知。
日程  8月24日(土)〜25日(日)
走力  フルマラソンを完走できる方(時間は問いません)
装備 トレイルランニングシューズ、ザック、15L程度、着替え、ファストエイド、ヘッドランプ、ポール(ストック)、手袋、防寒着、飲料、行動食。
費用  4,500円(コーチ料、保険代)非会員価格5,500円


【第8回】
日本山岳耐久レース「ハセツネCup」に参加
対象 走る意思のある人。参加申込方法などは追ってお知らせします。
コース 日本山岳耐久レース「ハセツネCup」
日程 10月13(日)〜14日(月)
走力 走る意思のある人
装備 詳細は追ってお知らせします。
費用 大会HPをご確認ください。
【第9回】実地トレーニング
紅葉ラン
対象 初心者〜
コース 未定(候補として丹沢)
日程 11月30日(土)
走力 走る意思のある人
装備 トレイルランニングシューズ、ザック15L程度、着替え、タオル、飲料、行動食。
費用 会員価格:3,000円(コーチ料、保険代)非会員価格:4,000円

【第5回】実地トレーニングトレラン
聖地高尾を走る
対象  初心者〜
コース 高尾山
日時  4月13日(土) 終了
【内容に関する質問、問い合わせ】はこちら

北イタリアのチーズ

伝統的チーズを守る職人たちの素顔に迫る

ピエモンテ州、ロンバルディア州、ヴェネト州、トレンティーノ゠アルト・アディジェ州、北イタリア4州の伝統的チーズを造る職人たちの素顔に迫った。

雑誌『 イタリア好き 』 とは

観光情報誌とは違う、
イタリア人の日常、素顔を感じられる雑誌。
毎号、各州や一つのテーマにフォーカスし、そこに暮らす人々と食を通して、知られざる魅力を紹介。おいしさの中から見えてくるのは、自分らしく人生を楽しく、生きる姿かもしれません。

【最新号の見どころ】

今回取材したチーズ職人たちは入口の原料にこだわり、出口である製品の販売は独自のルートを開拓するなど、厳しく、難しいハードルを越えながら製造を続けている。そんな彼らの造るチーズは、モノの価値を正当に評価する支持層にしっかり支えられていることにも大きな意義を感じる。作る側だけではなく、買い手の意識が生産者を守り、育て、継続する力にもなる。双方の意識、価値の共有は大切だ。


※動画の最後に紹介しています日本橋三越のイタリア展は本年度の開催を終了しています。

伝統的チーズを守る職人たち
ピエモンテ、ロンバルディア、ヴェネト、トレンティーノ=アルト・アディジェ、北イタリア4州の6つの工房のチーズ職人の素顔に迫った。
孤高のゴルゴンゾーラ
「価値のわかる人に僕のチーズを食べてもらう。その夢はもう叶っているんだ」と語るマウロさん。彼を突き動かすものとは。
友情のタレッジョ
「職人のチーズは食べた後に残る余韻までおいしいんだよ」創業140週年、職人の手作業にこだわり続けてきたが、ついに創業家の血が途絶えてしまった。けれども親友に託し、唯一無二のタレッジョを。
異色のカザーロ
20年前、異業種から100頭の山羊とチーズの世界へ。知識ゼロからの挑戦と、子供たちと歩み続けるその先へ。
ちっぽけな抵抗
山岳地帯の兄弟二人で営む工房で造られるモンテ・ヴェロネーゼ。チーズの旬も感じながら味わってほしい。
その他にも特集や連載が盛りだくさん。

-マンマのレシピ ホームパーティーにも重宝するチーズがアクセントの2品

-フォト通信 イタリアのお気に入りチーズ
-イタリア好き通信 現地コーディネイターが最旬レポート トレンティーノ゠アルト・アディジェ州
-Information 姉妹都市の活動 香川県×パルマ市
-Back Number/編集後記
イタリアズッキーニパートナーズ(配布店)リスト

-連載 クオーコ・ジャポネーゼ7 リストランテの外 井川直子
-連載 紐解きのマヨリカ焼き 07 プーリアの雄鶏 池田由美子
-連載 イタリアでトレイルを走る 第7回 トルデジアンのコースと体験談3 原誠一郎
-連載 矢野航の今日は何をおススメしましょう
vol.16 困難な失敗から生まれたチーズとワインのハナシ
-連載 ピノッキオと巡るイタリアお菓子の旅物語vol.7
ズブリソローナ 岩本彬
など。

定期購読いただくと!

バックナンバーがもれなく3冊ついてくる!!
※どの号が届くかはお楽しみ♪

  • 1年間(4回発行)2,640円(税込)
  • 送料無料

『イタリア好き』バックナンバー

『イタリア好き』バックナンバーは単品でご購入いただけます。
*バックナンバー 1冊550円(税込)

新時代のシェフを訪ねて3 presents by 亀屋食品株式会社

Vol.55よりスタートした新コーナー「新時代のシェフを訪ねて」(提供:亀屋食品株式会社)
これからの日本のイタリア料理業界を担ってゆく若手シェフの半生と、思い入れの深い一皿にまつわるストーリーをご紹介していきます。

3回目は浅草にある「PIZZERIA Kiraku」の川村修也さん(31)。

ナポリ、浅草――下町人情に支えられ

観光客でにぎわう浅草の雷門から南へ5分。暮らす人々の息づかいが漂うエリアに店はある。物腰やわらかに迎えてくれた川村さんは、これまで都内のピッツェリアなどで経験を重ねるうちに「現地の様子も見てみたい」と、2019年に3カ月間のナポリ修業へと旅立った。

オーナーシェフ川村修也さん。店のオープンから約半年。ワンオペは大変だが、客の反応をダイレクトに受け取れるのがおもしろい。周囲からの励みを胸に「焦らずゆっくり、おいしいものを広めたい」と話す。


修業先はスパッカナポリにある「イ・デクマーニ」ナポリでは日本とは桁違いのスピードで、一日に何百枚もピッツァを焼く。とにかくいいものを素早く作る、それを体で覚えてきた。せっかく修業をしたのだから、日本に戻ったら現地で学んだ伝統料理を打ち出したほうがいい、と川村さんは思い込んでいたが、この店には伝統に固執しない自由な気風があった。店のトップに掛けられたのは「自分の料理を作っていけ」という言葉だ。そのおかげで、自分なりにいいと感じるものを作っていこうと思えるようになった。


Penne alla genovese napoletana
ナポリ時代に何度も食べた思い出の料理。現地では牛スネ肉を使うが、川村さんはモモ肉も加えてジューシーに仕上げている。口の中で肉がほろほろと崩れ、うま味が広がる。赤ワインと合わせたい。


このナポリ風ジェノヴェーゼのペンネにもその考えが生きている。現地でも店によって具材の煮込み加減や、パスタの種類もそれぞれだったが、「自分がやるなら日本人好みの長時間煮込んだ濃厚なソース状にして、ワインに合うしっかりとした味付けにしよう」と、イメージをしっかりと持ち、それを皿の上で表現している。
もう一つナポリ生活で心に残っているのが、人々の仲間意識の強さだ。川村さんがデリバリー中にスマホを落としてしまったときには、店のトップがすぐさま友人知人に捜索協力を呼びかけ、なんとスマホは無事に戻ってきた。仲間内に困った人がいれば、皆で助け合う。そんな街ぐるみの絆に驚かされた。
縁あって店を構えた浅草の地にも、ナポリと通じるものを感じている。店には周囲の老舗店や住民の人たちが頻繁に訪れてくれるという。「お客さんが口コミで宣伝してくれたり、相談をすれば親身にアドバイスをくれたりするんです。浅草も、人と人の心の距離が近いですね」人々の温かさに支えられながら、川村さんはこれからも自分の料理をじっくりと探求していきたいと語ってくれた。

ピッツァ・マリナーラ
ナポリ時代に何枚焼いたか分からない定番のマリナーラも安定のおいしさ。

〈レシピ〉

材料

ソース(10人前)
・牛スネ肉 400g
・牛モモ肉 1.1kg
・タマネギ 1kg
・白ワイン 200cc
・国産ニンニク 1個
・ローリエ 2枚
・ブレンドオイル 適量
・塩、コショウ 適量
・小麦粉 適量

パスタ(1人分)
・ペンネ 75g
・国産ニンニク薄くスライス 7枚程度
・ペコリーノチーズ 15g
・バジル 飾り用
・ブレンドオイル 適量
・塩、コショウ 適量

下ごしらえ

1)牛肉はブロックにカットし、塩・コショウをやや多めにまぶし、1時間寝かせて味を染み込ませる。
2)タマネギを5mm幅にスライスする。

作り方

1)牛肉に小麦粉をまぶし、よくはたく。
2)ブレンドオイルを熱したフライパンで、牛肉を焼き色がつくまで焼く。
3)焼き色がついたら白ワインを入れ、フライパンの鍋肌についたうま味成分をヘラなどを使ってこそぎ取る。
4)深めの鍋にブレンドオイル、潰したニンニクを入れ、香りが立ったらニンニクを取り出す。
5)鍋にスライスしたタマネギを入れ、弱火で濃いきつね色になるまで炒めていく。
6)5の鍋にいためた牛肉を入れ、肉のかさの2倍程度まで水を注ぎ、ローリエを2枚入れて弱火で煮込む。
7)適宜アクを取り、水が減ってきたら足しながら、12時間ほど煮込んで完成。

ポイント

鮮度のよい国産の牛肉を使用し、素材のうま味を生かすことを大切にしている。
ナポリ現地では煮込み時間はもっと短く(3〜4時間程度)、肉やタマネギの具材の形がゴロゴロと残っているレシピが多いが、このレシピはソース状になるまで長時間じっくりと煮込むことで、パスタによくからむようにしている。川村さんは修行先の店での定番だったペンネと合わせるのがお気に入り。
パスタのほかに、ジャガイモと和えたり、ブルスケッタにしたり、多めに作っていろいろな食べ合わせも楽しめる。

PIZZERIA Kiraku

東京都台東区雷門2-7-6 豊田ビル102
03-6826-0238
https://www.instagram.com/pizzeria_kiraku/
文:宮丸明香 写真:日高奈々子


【飲食店様向け】イタリア食材をお探しの方はこちらからご購入いただけます。