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2月7日(日)集まれ!イタリア好き@ペペロッソ イベントレポート

大変遅くなりましたが。。。。
改めましてイベントにご参加・ご協力いただいた皆さま、どうもありがとうございました!

「手打ちパスタ ~作って、触れて、楽しもう!~」
というテーマのもと開催した今回のイベント。
当日は120名ものお客様にお越しいただきました。
常に店内はお客様でいっぱいで、とってもにぎやか!

当日の様子をご紹介します♪


目玉企画の手打ちパスタ作りでは
お集まりいただいシェフと一緒に、手打ちパスタを作ることができるチャンスということで、
どの回も予想を大きく上回るたくさんのお客様にご参加いただきました。

マジカメンテ 佐藤崇行シェフのコルツェッティ作り
めったに触れることのできないマシンに興味深々。ソースも参加者の方々につくっていただきました。
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インカント小池教之シェフベルベルバール仁井康博シェフのピアット・ウニコ
小池シェフの豪快な羊の解体と、仁井シェフによる繊細なストラッシナーティ作りがあわさり、
二つを一緒に味わうピアット・ウニコが出来上がりました!
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クアルト小林隆一シェフのオレキエッテ作り
笑顔が素敵な小林シェフ。参加者の皆さんも自然とニコニコです。
オリーヴオイルと菜の花を和えたシンプルな味わいが南イタリアらしい!
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ペペロッソ今井和正シェフのチャルソンス作り
フリウリの甘じょっぱいラビオリ?!作る行程ひとつひとつに驚きが。
これがなんともヤミツキになお味なのです。。。奥深きパスタの世界を体験しました。
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不揃いながらも、作る人の楽しさが、食べる人の舌にも伝わるこの感じ!
手打ちパスタの魅力を大いに実感しました。


そして手打ちパスタに劣らず素晴らしかった、イタリア20州の郷土料理の数々
定番ものからマニアックな品まで、次から次へとたくさんの味に出会えて、大満足!
(全部制覇した方はいたのかな~?)
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お料理にあわせてワインも充実のラインナップ!
なんとこのイベントのためにブルネッロの作り手である
collosorbo社の方が来日し駆けつけてくださいました!
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フロマージュ倶楽部のチーズコーナーには各地のチーズがズラリ!
こんなに一度に食べ比べできるなんて~♪
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イタリアではおなじみのLA VAZZAのカフェでほっとひといき。
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豪華賞品も登場したじゃんけん大会。大盛り上がり!
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お土産にはバリラのペンネをプレゼントさせていただきました!
おうちでもパスタを楽しんでくださいね♪

  + + +

今回手打ちパスタを作ることを通じて、シェフの皆さんやお客様同士の距離がぐっと近づき、
楽しさ・美味しさをシェアできたことがとってもイタリアらしくてハッピーな時間でした!

ペペロッソの今井シェフを中心に、ご協力いただいた皆さん、
ご参加いただいた皆さん、
どうもありがとうございました!
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Grazie!

photo:萬田康文


【ブース出展募集】集まれ、イタリア好き!マンマの料理フェスタ2016湘南

★こちらは締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございます!

マンマの料理フェスタ2016を一緒に盛り上げていただく出展者を募集します!

▼開催概要はこちら▼
集まれ、イタリア好き! マンマの料理フェスタ2016 湘南T‐SITE/開催概要

■□■【ブース出展 募集内容】■□■

募集日程
(1)南イタリア週間うち、5月21 日(土) 、22日(日)の2日間 
(2)北イタリア週間うち、5月28 日(土) 、29日(日)の2日間
※(1)または(2)をお選びいただけます。両方も可。

出店場所
湘南T-SITE屋外スペース
※来日マンマが郷土料理を提供するキッチンカーも同スペースに出展し、一緒に会場を盛り上げましょう!
※出展詳細スペース詳細は下記出展概要参照

出展料
・1コマ : 100,000 円(税別)
※売上管理はブース単位で行っていただきます。(オプション以外の他費用はかかりません)
※(1)(2)5コマ程度の募集。*キッチンカーは1団体まで

基本ブースパッケージ
以下の備品は出店時にご用意させていただきます。
・テント  1 張(2400mm×2400mm)
・テーブル 1 台(1800mm × 600mm)
・椅子2脚
・ショップ名ボード
※その他の備品についてとオプションとなります。ご相談ください。
※ゴミ各店でお持ち帰りください。

募集受付スケジュール
・3月31日(木) 出展申込 締切
※出展申込を受付後、主催者で内容を確認の上、出展が可能かどうかの連絡をさせていただきます。
(応募多数の場合は主催者にて調整させていただきます。)
・4月14日(木) 商品リスト、各種許可書類提出(調理・惣菜販売を行う団体) 締切 告知・制作物関連申込 締切
・4月25日(金) 税務署申請報告(酒類取扱い団体) 締切

出展概要詳細とお申込み書
マンマの料理フェスタ2016ブース出展概要
マンマの料理フェスタ2016出展申込書

▼過去のフェスタやメルカートの様子▼
マンマの料理フェスタ2013 葉山
マンマの料理フェスタ2014 汐留
イタリア好きメルカート さくら坂VIVACE

▼少しでもご興味をお持ちいただける方、まずは以下までお気軽にお問い合わせください▼
https://shop.italiazuki.com/inquiry_input.php

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ご応募、心よりお待ちしております!

神から祝福の口づけを受けた畑-カンヌービ・バローロ  Presented by モンテ物産

神から祝福の口づけを受けた畑-カンヌービ・バローロ
ビオ農法で畑を守るキアラ・ボスキス


ピエモンテ州のアルバの町から南西に15分ほど車を走らせると、バローロ村に到着する。ピラー社はまさにバローロ村の入り口に位置するワイナリーで、1990年からは現オーナーでありエノロゴ(醸造家)のキアラ・ボスキスさんがほぼ一人で切り盛りしている。

▲キアラ・ボスキスさん
▲キアラ・ボスキスさん
2015年1月に紹介したラ・スピネッタ社のジョルジョ・リヴェッティさんとも親交が深く、キアラさんもジョルジョさんと同じく、大樽での長期熟成型バローロの伝統に革新をもたらしたバローロ・ボーイズの一人であり、唯一の女性だ。

「私は言ってみれば“バローロ・ガール”ね。あの当時、まだ世間がバローロ・ボーイズの挑戦に好奇の目を向け、まだそのもたらしうる結果を理解してもらえていなかった頃から、私はこの“バローロ・ガール”であることに誇りを持っていたし、それは今も変わらずに感じていることよ。」
穏やかで落ち着いた見た目の印象とは違って、とても明るく快活で、常に畑仕事に行ってはてきぱき働き泥だらけで帰ってくるという、ブドウへの愛情で動き続ける情熱的な人だ。

キアラさんは、複数の畑のネッビオーロを使用した“ヴィア・ヌオーヴァ”、クリュ(単一畑)の“モスコーニ”、同じくクリュの“カンヌービ”という3種類のバローロを造っており、なかでも最後に挙げたカンヌービはバローロを語る上では一度飲んでおくべきワインだろう。

▲カンヌービの畑
▲カンヌービの畑
法改正により、伝統的なカンヌービの畑の周囲にある畑(ヴァッレッタ、ムスカテルなど)も、“カンヌービ”(もしくは“カンヌービ・ヴァッレッタ”、“カンヌービ・ムスカテル”でもよい)とラベルに記載できるようになり、ラベルを見ただけではどこのカンヌービなのかが判別できなくなってしまった(逆に元々あるカンヌービの畑が“カンヌービ・カンヌービ”と記載することはできず、単に“カンヌービ”としか書けない)が、彼女のカンヌービはまさに「悪魔に魂を売ってでも手に入れたい畑」と呼ばれるほど名高い、昔からあるカンヌービの畑だ。
畑で剪定作業をしていたセルジョさんは、この畑で仕事ができるのは「偉大なる名誉」だと言っていた。カンヌービの畑は、斜面の角度と方角(最高の日あたり)、土壌、地中深くにある水源など、素晴らしい条件がそろっている。これにキアラさんの畑へのひたむきな姿勢と細やかな手入れ、経験をフル活用した醸造が加われば、美味しいワインができないはずがない。

▲キアラさんのカンヌービの畑のネッビオーロ
▲キアラさんのカンヌービの畑のネッビオーロ
「すでに良いワインが造れているとは思うけど、もっと美味しいワインにするために、ここしばらくはより自然なブドウ造りに向かっているわ。ビオ農法を行って、出来る限り畑の中で一つのサイクルが完成するように手を貸す、というように心がけているの。そしてビオ農法からさらに一歩踏み込んだ取り組みもしているわ。例えばボルドー液には銅が含まれているけど、自然界に存在しているからという理由で、ビオ農法では化学薬品の代用として認められているの。とは言ってもやはり銅は金属だし、畑には蓄積されてしまうわ。だから出来る限りこういう物質の使用を控えるようにしているの。こういう畑へのなるべく優しい手入れの仕方には特に気を使っているわ。もしかしたら女性的なやり方なのかもしれないわね。」

baroloこういったこだわりから生み出される“カンヌービ”バローロは、バローロらしい骨格やしっかりしたタンニンはあるが非常にエレガントで繊細でもある、まさにキアラさんをそのまま表現しているような印象を受けた。

「父はカンヌービの畑のことを、あれは神から祝福の口づけを受けた畑だ、って私によく言っていたわ。」
キアラさんの渾身のバローロ、“カンヌービ”をぜひ皆さんにも味わっていただきたい。

マッシモツアー第5弾 生と愛を感じ、魅惑の食を頬張るシチリア ツアー詳細決定!

満腹、満足間違いなし!

人を惹きつけ、輝き続けるシチリア!
そこは人の生が息づき、生きる力が湧いている。
文化は交錯し、食は寛容であり、魅力に溢れている。
旅人は、その力の中に吸い込まれ、
一度虜になれば、もうその深みからは抜けられない。
そんな魅力溢れるシチリアへ一緒に旅に出よう。

▼太陽と風を纏って旅をしよう!パンテレッリーア編


▼ストリートフードを食べ尽そう!パレルモ編



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◆旅行期間:2016年6月4日(土)~6月16日(木)  9日間・13日間
◆旅行代金:
◎ 9日間 (シチリア本島のみ)
イタリアズッキーニクラブ会員 279,000円 ※非会員 289,000円

◎13日間 (パンテレッリーア島を含む)
イタリアズッキーニクラブ会員 331,000円 ※非会員 341,000円

*上記費用には、航空券、空港税、航空保険料などが含まれておりません。
別途、お手配、費用が掛かります。


◆1人部屋追加代金:
◎ 9日間 52,000円
◎13日間 80,000円(ツインより部屋が小さくなる場合もございます)
※相部屋の方がいらっしゃらない場合は一人部屋追加代金が掛かります。

*日程内の宿泊費(2人1部屋)、食事(9日間:毎朝食・昼食4回・夕食2回、13日間:毎朝食・昼食6回・夕食3回)、
訪問料・講習費・通訳費・交通機関・現地手配費用が含まれます。

*航空券お問合せ先:エイチ・アイ・エス新宿本社
℡:03-5360-4881  担当:佐々木健一郎 「イタリア好きツアーの件」とお伝えください。
メールでのお問い合わせはこちら

◆定員:15名様(最低催行人数:13名様)

◆ホテル: NHカターニアチェントロ(カターニア)、グランドホテルオルティージャ(シラクーサ)、メディテラネオパレス(ラグーサ)、ホテルエウロパ(パレルモ)、ムルシア&コッシーラホテル(パンテレッリーア)又は同等クラス。

◆行程

図1
 

◆申込期間:3月1日(火)~ 5月2日(月)まで。
*定員になり次第締め切らせていただきます。

<<お申し込みとお問い合わせ>>
以下へお電話、またはメールにてご連絡ください。

『アマテラス・イタリア』(株式会社フォルトゥーナ)
住所:〒106-0045 港区麻布十番1-5-29-205
電話:03-5772-8338
メールでのご連絡はこちら
担当:荻野/桃井

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プーリア 冬野菜特集

vol.242016/2/1
在庫なし

クチーナ・ポーベラは、
もはや豊さの象徴だ。

列車はモリーゼのテルモリを過ぎて、暫くしてからサンセベーロのアナウンスが聞こえた。
チヴィタノーヴァ・マルケを出発してようやくプーリアに入り、長い列車の旅もそろそろ終わると思った。ところがなかなか下車駅ファサーノの案内は聞こえてこないのだ。車窓にはオリーヴ畑が広がったり、アドリア海もたまに見える。停まる度に聞き覚えのある駅名がいくつか出てきて気づいた。「そうだ、プーリアは大きいんだった」列車でのプーリア入りは久しぶりだったし、その前の長旅のせいか、早く着きたいという気持ちで、そんなことすらすっかり忘れていた。
南北に長く、他州と比べても平野部が多く、大規模な農業が発達し、オリーヴを始め、ブドウ、小麦、そして野菜類の栽培が盛んだ。オリーヴオイルはイタリア国内の生産量の約70%を占める。また、アドリア海とイオニア海の両方に面しているので、魚介類も豊富だ。
プーリアに入ってからさらに列車に揺られること1時間と少しでやっとブリンディシ県のファサーノ駅に着いた。この辺りは広いプーリアのほぼ真ん中に当たり、ムルジェ地域と言われ、石灰岩が採掘でき、その石を使った三角屋根の建築物トゥルッリ(単数はトゥルッロ)が多く見られる地域だ。税金を逃れるために考え出された、接着せずに建てられた貧しい家は、今ではプーリアの象徴として世界中から観光客を集めている。
今回のテーマは野菜。イタリア料理と言えば、パスタや肉料理を思い浮かべる人も多いだろうが、案外にイタリアは野菜が豊富で、特にプーリアや、カンパニア、カラブリアといった州は経験上、種類も多く、その料理のバリエーションも多岐にわたる。そしてなんと言っても味が濃く、野菜の力強さを感じるのだ(中にはダメなものあるけど………)。
その昔、農民や庶民の料理として伝えられてきたクチーナ・ポーベラ(直訳は貧しい食事)は、野草や、野菜、豆を使った料理が中心だったが、この料理はもはや高級料理ではないかと思う。 
現在では、おいしいく正しい野菜を食べることのほうが難しくなり、日本ではそうすることは却って費用も高くついたりする。今回の取材でいちばん感じたことは、プリエーゼたちの野菜自慢だった。自前の野菜や、野草を嬉しそうに差し出す姿が、なんとも豊かで、羨ましかったのだ。
野菜食べようか、プーリアで。

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※どの号が届くかはお楽しみ♪

  • 1年間(4回発行)2,640円(税込)
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“アルプスのリヴィエラ”で造られるネッビオーロ ヴァッレ・ダオスタ・ドナス Presented by モンテ物産

OLYMPUS DIGITAL CAMERAイタリアの北西の端には、イタリアで最も小さい州であり、マッターホルンとモンブランを含めたアルプス山脈を有するヴァッレ・ダオスタ特別自治州がある。その州南東部の町ドナスにあるのが、その町の名前を冠したワイナリー、ドナス社だ。

ヴァッレ・ダオスタのDOC(原産地統制呼称)は、品種別のDOC(“ヴァッレ・ダオスタDOC ピノ・ノワール”や“ヴァッレ・ダオスタDOC シャルドネ”など)以外に7つのサブゾーン(Donnas, Arnad-Montjovet, Blanc de Morgex et de La Salle, Chambave, Enfer d’Avrier, Nus, Torrette)に分かれている。各サブゾーンのDOC規定が定める品種、収量、アルコール度数などの条件を満たし、一定の品質が認められれば、例えばドナスエリアであればValle d’Aosta DOC Donnas(ヴァッレ・ダオスタDOCドナス)と表記することが許される。

マリオさん「この“ヴァッレ・ダオスタDOCドナス”としてのDOC認証を持つワインは、実は我々ドナス社が全て生産しているんだよ。」
そう説明してくれたのは、ドナス社の社長マリオ・ダルバルドさんだ。非常に柔らかな物腰で、常に笑顔で優しく説明をしてくれる。

「ドナスは人口がたった2000人の小さな町だが、このあたりでは昔からワイン造りが伝統的に行われていて、いいワインができることで知られていたんだ。ドナス社は1971年にDOCドナスが誕生した時に設立された協同組合で、組合員は現在73人なんだが、彼らの家族も含めて考えるとドナスの町でワイン造りに関わる人の数がいかに多いかがわかるだろう?」
もちろんマリオさんも自分の畑を持っており、社長でありながらもブドウ栽培を愛する農民の一人だ。

▲山の斜面に広がるブドウ畑
▲山の斜面に広がるブドウ畑
「各人が持っている畑は小さく、全て合わせても25ヘクタールにしかならない。ただそのほぼ全てが町の北側にある山の斜面にあり、南向きの最高の日当たりなんだ。西側にも山があるので、北西に向かった先にあるアルプス山脈からの寒い風もこれらの山がブロックしてくれ、冬でもそれほど寒くなく夏は35℃に達することがあるぐらい暑くもなる。“アルプスのリヴィエラ”なんて呼ばれているぐらいなんだ。」
山がちな州なのでスキーに訪れる人も多く寒いイメージだが、渓谷にあるドナスの冬の平均気温は意外と低くはない。「このエリアではバローロに使われるネッビオーロを伝統的に栽培しているが、ドナスではピコテンドロと呼ばれ、ピエモンテのネッビオーロとは少しタイプが違うんだ。味の保証はワイン好きでも有名なナポレオンがしてくれるよ!」そういうとマリオさんは冗談めかして笑った。

▲収穫の風景
▲収穫の風景
ナポレオン=ボナパルトといえば、前脚を跳ね上げた荒馬を平然と乗りこなしている肖像画を思い浮かべる人が多いだろう。あれは西暦1800年のグラン・サン・ベルナール峠からのイタリアへのアルプス越えを描いたもので、ナポレオン軍はその後ドナスの町を通ってピエモンテ州へと侵攻した。
「ナポレオンはどこにでもフランスワインを持って遠征に行くほどフランスワイン好きだったのだが、この町に立ち寄った際に、ここドナスのワインはとても美味しく気に入った、と言ったんだ。その後もドナスの人々は伝統を守ってワインを造り続けたんだ。」


▲ヴァッレ・ダオスタDOCドナス Napoleon
▲ヴァッレ・ダオスタDOCドナス Napoleon
「2000年にはナポレオンのドナス来訪200周年の記念に、彼に敬意を表して“ヴァッレ・ダオスタDOCドナス Napoleon(ナポレオン)”を造ったんだ。彼の名に恥じない素晴らしいワインだよ!」
飲んでみるとまろやかな口当たりで、ベリー系の果実味が口に広がる。酸が柔らかく果実味もしっかり感じられるのは、やはりドナスが温暖な気候だからなのだろう。
バランスがよくスムーズに飲み進められるが、旨味があり決して軽いわけではない。熟成を待たなくても若いうちから十分に楽しめるだろう。
ナポレオンがどんなワインが好みだったのかを知ってみるのも一興ではないだろうか?