【ロンバルディア州】セージが爽やかな一品
イタリア好き委員会 のすべての投稿
【vol.188|マンマのレシピ】ウンブリア伝統 パスタのクルミ入りドルチェ
【ウンブリア州】伝統として受け継がれた一品
【特集】知らずにはいられない! ”ショッピング”だけじゃない、さらなる楽しい体験

世界屈指のハイブランドを一堂に集めたアウトレットモールとして全世界を注目させた、イタリアの「The Mall Luxury Outlets」。閉鎖を余儀なくされたパンデミックの苦難を乗り越え、今、目を見張るような進化を遂げている。元々お客様の快適なショッピングを目指し、最高品質の品揃えと快適さでラグジュアリーな施設空間を提供してきたが、さらに、物を提供するというショッピングの概念に留まらず、”素晴らしい体験”をも提供していく企画を新たに打ち出している。その今までにないサービス概念は、新時代のワクワクとした楽しさにあふれている。
それはおもてなし精神から生まれた。ショッピングに留まらない”楽しい体験”の提供。

2001年フィレンツェを拠点としスタート、2019年にはサンレモに新たに店舗を増やした「The Mall Luxury Outlets」。世界屈指のハイブランドが揃うラインナップの豪華さに、国内外から多くの人が集まる。その素晴らしい品揃えはもちろん、快適に買い物ができるよう、常に整備された緑あふれるラグジュアリーな施設も魅力だ。さらにイベントやシーズンに合わせたデコレーションは、訪れる人にとって楽しい時間になるようにとの心尽くしにあふれている。

今はちょうどバレンタインにあわせて、ハートや赤いバラが施設内のあちらこちらにかわいらしくデコレーション。さらに、思わず写真を撮りたくなるバレンタインのインスタレーションがあったり、週末には可愛いハート形のリップグロスやクッキーのプレゼントがあったりと楽しい企画も用意されている。
こんなことも体験できちゃう! もっともっと楽さを提供したい。

ただ物を買う行為だけでなく、環境や過程から得る体験を含めて、もっともっと楽しんで欲しい、そんなおもてなしの精神はさらに驚くほど素敵な形で提案されている。それは、短い観光の時間を使って来てくれるお客様へ、買い物だけでなく旅そのものを楽しめるように企画されたさまざまな体験プランだ。

例えば旅先で食べたおいしいものを、家に帰ってからも作って食べることができたら、それは正に二度おいしい体験。施設内にある、地元の選りすぐりの食材を使う郷土料理レストラン「ToscaNino」では、シェフによる料理教室を開催している。「なぜ」や「どの程度」など、ネットで検索したレシピだけでは分からない、細かな説明を受けながらのレッスンはとても興味深く、そして試食は当然しなければ得られない最高のおいしい体験だ。
新時代を楽しく創ろう! ワクワク体験はアクセスもオンラインで快適。
他にも、敷地内で行われるワインなどのテイスティングイベントをはじめ、さらには敷地を飛び出して、地域の自然や文化、味覚を体験する様々なツアー、そしてもっとアクティブに、美しい自然の中で体験するヨガやサイクリングのスポーツ体験もあり、とにかく魅力溢れる企画が目白押しなのだ。
そんな様々なイベントや体験プランは公式サイトに表示されており、プランはお客様のニーズにフレキシブルに対応可能だ。サイトは日本語の表示もあり、問い合わせや申し込みも日本語できて快適なので、まずはサイトをチェック。苦難にくじけることなく、新時代を創造する新たなアイディアに乗って、素晴らしいワクワク体験をしてみよう。
取材・写真:藤原亮子(フィレンツェ)
【プレゼント】
The Mall Luxury Outletsのオリジナルパスポートケースを、記事をご覧いただき感想をお送りいただいた方へ、抽選で5名様にプレゼント!![]() |
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▼応募(お問合せ)フォームはこちら
https://shop.italiazuki.com/inquiry_input.php
応募期間:~2月28日(月)まで
※当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
The Mall Luxury Outletsについて
2001年「The Mall Luxury Outlets」 は、複数の世界屈指のブランドを一か所に集めたことで全世界から注目を浴びました。今ではFirenzeとSanremoに拠点を持ち、数多くのブランド、美しい周辺環境、おもてなしの精神を融合させ、訪れるゲストの皆さまに、これまでのショッピングの概念を超える素晴らしい体験を楽しんでいただいております。中でも「The Mall Firenze」は、日常生活から離れ、ソフィスティケイトされた環境の中で、トスカーナという地の隠された一面を見つけ出すきっかけをゲストの皆さまに体験してもらおうという、独自で革新的なコンセプトでサービスをお届けしています。ショッピング以外の美食をはじめとするアクティビティもご堪能いただけるスポットです。
▼The Mall Luxury Outletsこちら↓↓▼
公式サイト:https://www.themall.it/ja/
The Mall Firenze
●住所:Via Europa 8, 50066 Leccio Reggello (FI)
●TEL:+39 055 8657775
●営:月~日 10:00~19:00
●休:要確認
The Mall Sanremo
●住所:Via Armea 43, 18038 Sanremo (IM)
●TEL:+39 0184 1968968
●営:月~日 10:00~19:00
●休:要確認
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【vol.187|マンマのレシピ】聖ヨセフのフリッテッレ
【ウンブリア州】聖ヨセフの日に食べる伝統菓子
イタリア取材旅(7)ムジェッロ、スカルペリア、ルスティコ
イタリア7日目(11月16日)
フィレンツェの北側、ムジェッロ地区へ。
フィレンツェでのドライバーをやってくれたのは、以前リモートでマンマのレシピをやってくれたサンドラさんだ。地元をよく知る彼女、フィレンツェの中心部から高速を使わずに、山道を通って行きましょう! と、気持ち良い秋晴れのワインディングロードを走ってくれた。
紅葉した木々と爽やかな風が心地よく過ぎていく。心遣いに感謝^^
そして山道を抜けると開ける景色が心を解き放ってくれた。
本誌では紹介できなかった藤原涼子さんの写真で、ムジェッロ地区、スカルペリアの空気をお届け。
時折、この長閑な景色の中から「ビューン! ビューン!」と甲高い車の走る音が響いてくる。聞けばすぐそこにF1やMotoGPも行われる有名なムジェッロ・サーキットがあるのだと。このギャップがまたよかった。
ここでは、チーズ生産者「IL PALAGIACCIO」の取材。こちらは本誌にて。
スカルペリアにある「IL RUSTICO」(田舎のレストラン)好きな感じのレストランへ。壁には多くのドライバーの写真が飾られている。たぶん有名な選手なんだろう。そして、「IL PALAGIACCIO」のチーズもあり、こってりボリューム満点のトスカーナ料理、クロスティーニ、フィノッキオーナやラルド、ピチにこの地方の名物とすすめられたイノシシのラグーのトルテッリーニと、飾り気のない皿にドンと盛られた料理がよかったのだ。
フィレンツェの北側、ムジェッロ地区へ。
フィレンツェでのドライバーをやってくれたのは、以前リモートでマンマのレシピをやってくれたサンドラさんだ。地元をよく知る彼女、フィレンツェの中心部から高速を使わずに、山道を通って行きましょう! と、気持ち良い秋晴れのワインディングロードを走ってくれた。
紅葉した木々と爽やかな風が心地よく過ぎていく。心遣いに感謝^^
そして山道を抜けると開ける景色が心を解き放ってくれた。
本誌では紹介できなかった藤原涼子さんの写真で、ムジェッロ地区、スカルペリアの空気をお届け。
時折、この長閑な景色の中から「ビューン! ビューン!」と甲高い車の走る音が響いてくる。聞けばすぐそこにF1やMotoGPも行われる有名なムジェッロ・サーキットがあるのだと。このギャップがまたよかった。
ここでは、チーズ生産者「IL PALAGIACCIO」の取材。こちらは本誌にて。
スカルペリアにある「IL RUSTICO」(田舎のレストラン)好きな感じのレストランへ。壁には多くのドライバーの写真が飾られている。たぶん有名な選手なんだろう。そして、「IL PALAGIACCIO」のチーズもあり、こってりボリューム満点のトスカーナ料理、クロスティーニ、フィノッキオーナやラルド、ピチにこの地方の名物とすすめられたイノシシのラグーのトルテッリーニと、飾り気のない皿にドンと盛られた料理がよかったのだ。
イタリア取材旅(6)ヴェローナ、ビーゴリ、フィレンツェへ
イタリア6日目(11月16日)
ヴェローナの朝。
やっぱり旧市街を歩いてみる。
ここも人気はまばらで、ジュリエッタの家の前に行列もできていないのでここでもゆっくり。
老舗の刃物屋に立ち寄る。
手動のハムスライサーやナイフは、それぞれの個性的な美しさと、職人の息吹みたいなものが感じられるとゾクゾクする。
聞けばこの店のナイフの一部は、日本の職人が作った包丁を取り寄せて、店のオリジナルの柄をつけて販売しているのだという。
これがなかなかカッコいいのだ。ニッポン*イタリアここでもまた素敵な出会いがあったのだ。
使い込まれた包丁はこれからこちらの職人が手入れをするのだと。
カラフルな柄が特徴的で愛用者も多いらしい。
イタリアの立体地図が欲しかったので、旅をテーマにした書店があると聞いて行ってみた。
店内は旅感満載。
残念ながら目当ての物はなかったけれど、いい店を知ることができた。
少しアペでもしようと、小さなバールに入る。店のオリジナルビールを飲む。
昨夜のワイナリー訪問から一緒で、イタリア好き通信でも寄稿してくれている新宅さんとダンナさま。お世話になりました。
地元のダンナさまの案内でお昼に。
街の外れにある小さなオステリア・トロータ・ダ・ルチアーナ(本誌P17)へ。ここがなかなかいい雰囲気の店。新宅さんたちも、地元の店で食べたいという客人とよく来られるとのこと。
本誌では写真が小さいのでこちらでどうぞ。

イワシのソースはアイスクリームのように運ばれてきて、これを混ぜる。量が少ないと思いきや、そんなことはないバッチリ! イワシ好きにはたまりませ〜ん。
本誌未掲載のイノシシのラグーのビーゴリ^^。
仔牛のレバーソテーはうまかったね。
ここもまた短い時間でしたが、それなりに満喫したのだ。
この後、フレッチャ・ロッサに乗りフィレンツェへ。
ヴェローナの朝。
やっぱり旧市街を歩いてみる。
ここも人気はまばらで、ジュリエッタの家の前に行列もできていないのでここでもゆっくり。
老舗の刃物屋に立ち寄る。
手動のハムスライサーやナイフは、それぞれの個性的な美しさと、職人の息吹みたいなものが感じられるとゾクゾクする。
聞けばこの店のナイフの一部は、日本の職人が作った包丁を取り寄せて、店のオリジナルの柄をつけて販売しているのだという。
これがなかなかカッコいいのだ。ニッポン*イタリアここでもまた素敵な出会いがあったのだ。
使い込まれた包丁はこれからこちらの職人が手入れをするのだと。カラフルな柄が特徴的で愛用者も多いらしい。
イタリアの立体地図が欲しかったので、旅をテーマにした書店があると聞いて行ってみた。
店内は旅感満載。
残念ながら目当ての物はなかったけれど、いい店を知ることができた。
少しアペでもしようと、小さなバールに入る。店のオリジナルビールを飲む。
昨夜のワイナリー訪問から一緒で、イタリア好き通信でも寄稿してくれている新宅さんとダンナさま。お世話になりました。
地元のダンナさまの案内でお昼に。
街の外れにある小さなオステリア・トロータ・ダ・ルチアーナ(本誌P17)へ。ここがなかなかいい雰囲気の店。新宅さんたちも、地元の店で食べたいという客人とよく来られるとのこと。
本誌では写真が小さいのでこちらでどうぞ。

イワシのソースはアイスクリームのように運ばれてきて、これを混ぜる。量が少ないと思いきや、そんなことはないバッチリ! イワシ好きにはたまりませ〜ん。
本誌未掲載のイノシシのラグーのビーゴリ^^。
仔牛のレバーソテーはうまかったね。ここもまた短い時間でしたが、それなりに満喫したのだ。
この後、フレッチャ・ロッサに乗りフィレンツェへ。
イタリア人の暮らし
出会って、食べて、飲んで、ありがとうイタリア!
かなりイタリアが足りなかった。危うくイタリアの無いことが日常になりそうだった。「これはまずい!」と思い、11月10日に日本を発った。コロナ禍の旅である。煩わしい手続きや準備はあったが、それ以上に凹みを埋める必要があったのだ。残念なことにアリタリア・イタリア航空が飛ばなくなったため、南周りでドーハを経由して行った。時間がかかるのは仕方ないが、なんと言っても機内でイタリア気分が盛り上がらない。機体が古い、サービスが悪いなど不評はありつつも、やっぱりイタリアへ行くならアリタリアだった。あの機体デザインに憧れ、イタリアへの期待に胸を膨らませ搭乗していたのだ。
イタリアに着けば、二つのスーツケースをゴロゴロしながら、イタリアの空気をいっぱい吸って、イタリアのシャワーを浴びて、ずいぶんと長い距離を移動した。意外にもイタリアは日本より日常を取り戻しているようだったし、コロナと共存という空気のほうが強い気がした。取材をしながら、現地のスタッフや友人、知人に会い、久しぶりの店を訪れ、そしてマンマに会えば、うれしさと同時に、生きている実感と好奇心が湧き上がり、気持ちは昂り、心が満たされるのだ。イタリアはそういう国だ。だからイタリアが好きなんだ。そう実感した。
編集長マッシモのイタリア取材旅
本誌に掲載された場所を訪れたり、生産者やマンマに会ったりしたことのある読者も多いだろう。そんな人たちのためにも、なかなか行くことのできない人のためにも、編集長マッシモの旅の記録と特集で少しでも埋めてもらえたらこれも幸いである。今日何買った?何食べる?
ピエモンテ、トスカーナ、バジリカータ、それぞれの土地で愛される店、そこに暮らす人たちの日々の買い物をのぞいてみた。イタリアに暮らした気分で、一緒にイメージトリップ。
ピエモンテで
トスカーナで
バジリカータで
迎えてくれた人、初めて会った人、胃袋に収まった各地の料理にワイン、車窓を流れていった景色、すべてに感謝。ありがとうイタリア。
Grazie Italia, Viva l’Italia!
発行編集人 マッシモ松本
定期購読いただくと!

バックナンバーがもれなく3冊ついてくる!!
※どの号が届くかはお楽しみ♪
- 1年間(4回発行)2,640円(税込)
- 送料無料
『イタリア好き』バックナンバー
『イタリア好き』バックナンバーは単品でご購入いただけます。
*バックナンバー 1冊660円(税込)
【vol.186|マンマのレシピ】バーチ・ディ・ダーマ(貴婦人のキス)
【ピエモンテ州】ヘーゼルナッツを使うのがピエモンテらしい
イタリア取材旅(5)ソット・イル・サローネ、ヴェネツィア、ペアラ
イタリア5日目(11月15日)
パドヴァの朝。
ホテル近くの小さな橋の上で川をバックにアコーディオンを奏でるストリートミュージシャン^^;。その音色が街の景色に溶け込み、否応なしに異国感が高まり、旧市街の散歩が楽しくなる。
ドゥオモ横を抜けて、ソット・イル・サローネへ。外の屋台ではラディッキオ・タルティーヴォやチリメンキャベツなど冬の訪れを感じさせる野菜が並び、ポルティコの下にある数々の店では、地元客がいつもの買い物をする。
買いたい、食べたい気持ちを抑えながらも、ストッカフィッソを1本買ってしまう。ここではソットヴォート(真空パック)はダメだとしてくれない。半分に切ったそれを、油紙で幾重にも包み、ビニール袋に詰めてくれた。この先長いのに、スーツケースの中で大きな存在になったが、ここのは日本ではなかなか手に入らないいい品なのだ。1本をノコギリで半分に切って。
vol.47で撮影を担当してくれたマルタさんに会いにヴェネツィアへ。
観光客が来ないのはこの街にとっては厳しいことだろうと思いつつも、人もまばらなヴェネツィアは静かで趣がある。
ヴェネツィアに来たらやっぱり、バーカロに入って、オンブラとチケッティ。こうやって各地の違った食文化に触れることができるのがイタリアの楽しいところだ。
僕のイタリア好きの師匠でもあり、本誌で連載をしてくれている篠利幸さんと歩いたヴェネツィアを思い出しながら。
マルタさんから作品をプレゼントされ、運河バックにちょっといい感じで撮ってもらった。
素敵な女性でした。またぜひ撮影をお願いしよう!
短かい時間でしたが、ヴェネツィアの空気を吸って、電車に乗ってヴェローナへ。
余談だが。この2階建て車両はHITACHI製で、ROCKと名付けられている。2019年からイタリア国内のローカル線として走っているそうだ。僕は今回始めて乗ったけれど、落書きだらけでベコベコのローカル線のイメージがガラッと変わった。カッコいい。
日本の車両も嫌いじゃないけど、このデザインや内装は、まず日本では無いだろうし、名前もいいね。ちなみにjazzとpopもある。
ヴェローナでは、「イタリア好き通信」で記事を書いてくれている新宅さんと待ち合わせて、vol.47のコラムで紹介したヴォルポリチェッラのワイナリー「Franchini Agricola」へ。
ここは本誌にもあるように、古代ローマ時代の邸宅のモザイク床が発見されたことで、ブドウの栽培地を移さなければいけなくなったところ。残念ながらモザイクは見れなかったが、ワインの試飲と熟成士が手がけたさまざまなチーズを味わった。
試飲とチーズで至福の時間〜^^
その後、オーナーのジュリアーノさんの案内で、その名も「ALLA PORCHETTA」(アッラ・ポルケッタ)へ。
当然ポルケッタとボッリート・ミストを。そしてジュリアーノさんにヴェローナに来たらこれを食べなきゃダメだよって出てきたのは、パン粉をブロードでのばしてソース状にした「peara」(ペアラ)。「peara」は、ヴェローナ方言でコショウを意味するので、コショウが効いているボテっとしたソース。それをボッリート・ミストにかけて食べる。こういう料理が、ヴォルポリチェッラチェッラにはちゃんと合うんだね。
ブドウを移植しても文化や歴史を守る責任があるというジュリアーノさん。こういう姿勢のイタリア人って多いと思う。
ヴォルポリチェッラやアマローネだけをがっつり味わうことができた、とても貴重なヴェローナの夜だった。
パドヴァの朝。
ホテル近くの小さな橋の上で川をバックにアコーディオンを奏でるストリートミュージシャン^^;。その音色が街の景色に溶け込み、否応なしに異国感が高まり、旧市街の散歩が楽しくなる。
ドゥオモ横を抜けて、ソット・イル・サローネへ。外の屋台ではラディッキオ・タルティーヴォやチリメンキャベツなど冬の訪れを感じさせる野菜が並び、ポルティコの下にある数々の店では、地元客がいつもの買い物をする。
買いたい、食べたい気持ちを抑えながらも、ストッカフィッソを1本買ってしまう。ここではソットヴォート(真空パック)はダメだとしてくれない。半分に切ったそれを、油紙で幾重にも包み、ビニール袋に詰めてくれた。この先長いのに、スーツケースの中で大きな存在になったが、ここのは日本ではなかなか手に入らないいい品なのだ。1本をノコギリで半分に切って。
vol.47で撮影を担当してくれたマルタさんに会いにヴェネツィアへ。
観光客が来ないのはこの街にとっては厳しいことだろうと思いつつも、人もまばらなヴェネツィアは静かで趣がある。
ヴェネツィアに来たらやっぱり、バーカロに入って、オンブラとチケッティ。こうやって各地の違った食文化に触れることができるのがイタリアの楽しいところだ。
僕のイタリア好きの師匠でもあり、本誌で連載をしてくれている篠利幸さんと歩いたヴェネツィアを思い出しながら。マルタさんから作品をプレゼントされ、運河バックにちょっといい感じで撮ってもらった。
素敵な女性でした。またぜひ撮影をお願いしよう!
短かい時間でしたが、ヴェネツィアの空気を吸って、電車に乗ってヴェローナへ。
余談だが。この2階建て車両はHITACHI製で、ROCKと名付けられている。2019年からイタリア国内のローカル線として走っているそうだ。僕は今回始めて乗ったけれど、落書きだらけでベコベコのローカル線のイメージがガラッと変わった。カッコいい。
日本の車両も嫌いじゃないけど、このデザインや内装は、まず日本では無いだろうし、名前もいいね。ちなみにjazzとpopもある。
ヴェローナでは、「イタリア好き通信」で記事を書いてくれている新宅さんと待ち合わせて、vol.47のコラムで紹介したヴォルポリチェッラのワイナリー「Franchini Agricola」へ。
ここは本誌にもあるように、古代ローマ時代の邸宅のモザイク床が発見されたことで、ブドウの栽培地を移さなければいけなくなったところ。残念ながらモザイクは見れなかったが、ワインの試飲と熟成士が手がけたさまざまなチーズを味わった。
試飲とチーズで至福の時間〜^^その後、オーナーのジュリアーノさんの案内で、その名も「ALLA PORCHETTA」(アッラ・ポルケッタ)へ。
当然ポルケッタとボッリート・ミストを。そしてジュリアーノさんにヴェローナに来たらこれを食べなきゃダメだよって出てきたのは、パン粉をブロードでのばしてソース状にした「peara」(ペアラ)。「peara」は、ヴェローナ方言でコショウを意味するので、コショウが効いているボテっとしたソース。それをボッリート・ミストにかけて食べる。こういう料理が、ヴォルポリチェッラチェッラにはちゃんと合うんだね。
ブドウを移植しても文化や歴史を守る責任があるというジュリアーノさん。こういう姿勢のイタリア人って多いと思う。ヴォルポリチェッラやアマローネだけをがっつり味わうことができた、とても貴重なヴェローナの夜だった。
イタリア取材旅(4)イル・メルカート・チェントロ、パドヴァ、オステリア・ダイ・マッツェリ
イタリア4日目(11月14日)
ピエモンテ、ビエッラからヴェネトへ移動の日。
深夜3時に毎月1回出演しているコミュニティFMの番組に電話で出演。
眠かった。
ピエモンテのサンティアからミラノを経由してパドヴァまで、5時間ほどの列車旅になる。
ミラノで乗り換え時間が少しあったので、最近できたという「Il mercato cetorale MILANO」をのぞいてみる。駅の正面から左手にある。日曜日の昼時とあって、激混み。
全体を見回したが、人気店が集まっているらしく、どこも行列で待ち状態。席もいっぱいで、結局、混雑の中をスーツケース二つをゴロゴロ移動しただけだった。
餃子店の列がひときわ目立ったのだ。



昼にありつけずフレッチャ・ロッサに乗り込む。
しばらくして検札やってきて、電子チケットとワクチン証明を提示し、かわりに「HAELTH & SAFETY KIT」を渡される。
スーパーエコノミーというチケットを購入できたので、お菓子とドリンクがサービスで付いてくる。
ソフトドリンクかプロセッコか選べるので、迷わずプロセッコとスナックで喉と空腹を満たした。
パドヴァではvol.47のワイン特集で取材、執筆をしてくれた白浜さんと待ち合わせ。
バールでスプリッツを1杯やって、vol.47でワインと料理の特集で出てもらった「Osteria dai Mazzeri」へ。
ここは、vol.16(2014年)に取材で初めて訪れたときからのお気に入り。取材のときも2回食べに行ったほどで、その後も何度か訪れている。今回はお礼も兼ねてうれしい再訪だ。
客は次々に訪れ賑わいをみせる。決して便利なところにあるわけではないのに、いい店には客はやってくるのだ。

ピエモンテ、ビエッラからヴェネトへ移動の日。
深夜3時に毎月1回出演しているコミュニティFMの番組に電話で出演。
眠かった。
ピエモンテのサンティアからミラノを経由してパドヴァまで、5時間ほどの列車旅になる。
ミラノで乗り換え時間が少しあったので、最近できたという「Il mercato cetorale MILANO」をのぞいてみる。駅の正面から左手にある。日曜日の昼時とあって、激混み。
全体を見回したが、人気店が集まっているらしく、どこも行列で待ち状態。席もいっぱいで、結局、混雑の中をスーツケース二つをゴロゴロ移動しただけだった。
餃子店の列がひときわ目立ったのだ。



昼にありつけずフレッチャ・ロッサに乗り込む。
しばらくして検札やってきて、電子チケットとワクチン証明を提示し、かわりに「HAELTH & SAFETY KIT」を渡される。
スーパーエコノミーというチケットを購入できたので、お菓子とドリンクがサービスで付いてくる。
ソフトドリンクかプロセッコか選べるので、迷わずプロセッコとスナックで喉と空腹を満たした。
パドヴァではvol.47のワイン特集で取材、執筆をしてくれた白浜さんと待ち合わせ。
バールでスプリッツを1杯やって、vol.47でワインと料理の特集で出てもらった「Osteria dai Mazzeri」へ。
ここは、vol.16(2014年)に取材で初めて訪れたときからのお気に入り。取材のときも2回食べに行ったほどで、その後も何度か訪れている。今回はお礼も兼ねてうれしい再訪だ。
客は次々に訪れ賑わいをみせる。決して便利なところにあるわけではないのに、いい店には客はやってくるのだ。

【vol.185|マンマのレシピ】棒ダラの煮込みウンブリア風
【ウンブリア州】フルーツの甘みとタラの塩味が絶妙


























































































