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【プレゼント】京都ヒストリカ国際映画祭上映のイタリア映画鑑賞券プレゼント♪

今月開催される「京都ヒストリカ国際映画祭」にて上映されるイタリア映画鑑賞券をプレゼント。

【京都ヒストリカ国際映画祭】

世界に類を見ない「歴史映画」をテーマにした国際映画祭、ヒストリカ。昨年に引き続き、シアターとオンラインでのハイブリッド開催。日本の傑作時代劇や海外の最新歴史映画、国内外の映画祭との連携した招聘作品の上映、オンラインでの交流企画など今まで以上に進化した映画祭となっている。
https://historica-kyoto.com/
会場:京都文化博物館(3Fフィルムシアター)
映画際の開催期間:1月22日(土)~1月30日(日) 10:00~19:00

■プレゼント応募概要■
プレゼント鑑賞券:「インフェルノ」OR「小さな聖女」各作品ペア3組(計6名)
応募方法:以下よりご希望の映画の「応募する」をクリックいただき、ご応募ください。
応募期間:~1月14日(金)の12時(正午)まで
<提供:イタリア文化会館-大阪>
※当選者の方へは、応募締め切り後、直接「イタリア文化会館-大阪」より鑑賞券をお送りさせていただきます。

■「インフェルノ」

ダンテの『神曲』完成から600年、映画草創期の特撮技術を駆使して地獄の暴力と恐怖を表現する
1911年ミラノ・フィルムズ製作
2007年チネテカ・ディ・ボローニャ財団のラボラトリー、リンマジーネ・リトロヴァータで修復

ダンテ・アリギエーリの「神曲」第1篇地獄篇が原作。薄暗い森で迷子になった詩人ダンテ、煉獄山の頂の救いの光に向かう彼に貪欲、傲慢、色欲の獣が立ちはだかる・・・。地獄のイメージ、恐怖とバイオレンスを当時最先端の特撮技術と幻想的なモンタージュを駆使して表現した記念碑的作品。本作は2007年にチネテカ・ディ・ボローニャがデジタル復元し、ダンテ没後700年にあたる2021年にボローニャ復元映画祭で上映された。
今回、ヒストリカでは、鳥飼りょう氏のピアノの生伴奏付きで上映。
また、ビデオアフタートークではチネテカ・ディ・ボローニャのカルメン・アッカプート女史が登場し、本作や映画修復について語る。
© Cineteca di Bologna
上映日:1月23日(日)16:10~

■「小さな聖女」

美、エロス、神聖、卑俗 全てを飲み込んで、二人の進む道は・・・
2021年のヴェネツィア国際映画祭でワールドプレミア上映された作品。

住民皆が互いを知っている、ナポリの日当たりの良い地区。マリオとリーノは離れがたい友人同士。彼らは変わらぬ日々を過ごしていたが、リーノの妹が奇跡を起こし地区の守護聖女となってから、二人に新しい世界への扉が開き・・・。ナポリの貧しい若者たちの、永遠に変わらないと思われた日常と友情にひずみが生じていく過程を、エロティシズムと神聖さを混濁させつつ、瑞々しく描いたLGBTQ作品。
©Rain Dogs
上映日:1月26日(水)18:30~

【イタリア文化会館-大阪】

イタリア外務・国際協力省の海外出先機関であるイタリア文化会館は、世界に約90あるイタリア文化会のひとつして、日本におけるイタリア文化の普及と日伊交流の振興を目的として活動しています。
日本におけるイタリア文化会館は 1941年に東京、1978年に京都に開館しました。イタリア文化会館-京都は、2010年に大阪・中之島へ移転、イタリア文化会館-大阪となりました。
当館は音楽、美術、映画、演劇、ダンス、ファッション、デザイン、写真等の多様な分野で文化催事を多数企画・開催するほか、日本の諸機関や企業などが主催するイタリア関連イベントの積極的な後援も行っています。また、ネイティブ教授陣によるイタリア語コースやイタリア文化コースを開講し、図書コーナーで、イタリア語、イタリア文化についての図書や映像、イタリア語教授法の資料を提供しています。
※現在は、新型コロナウィルス感染症対策のため、イタリア語・イタリア文化コースの開催(オンラインレッスンを除く)および図書コーナーの運営・一般来館の受付を休止しています。
https://iicosaka.esteri.it/

Buon Natale2021 e Felice Anno Nuovo2022[年末年始休業日のお知らせ]

Buon Natale

いろいろと大変なときではありますが、
皆さまにとっていいクリスマスでありますように。

いつも、元気に、前向きに!
Godersi la vita!

年末年始休業日は、「2021年12月29日(水)~2022年1月5日(水)」
休業期間中はご注文対応、出荷業務、お問い合わせについてもお休みとさせていただきます。各種対応につきましては、年明けの営業開始日1月6日(水)より、順次進めてまいります。
※2021年の最終発送は12/28(火)12時までのご注文(ご入金確認済み)とさせていただき、それ以降のご注文に関しましては2021年1月7日(金)より発送いたします。
※インターネットからのご注文は、お休み中も随時承っております。





イタリア取材旅(3)ファヴォーロ、トーマ、カルネクルーダ

イタリア3日目(2021年11月13日) 

取材はビエッラ市内のファヴォーロ地区へ。
曇りで、標高が高いこともあり、底冷えのする朝。
長年続く村で1軒の萬屋には、朝から地元客が絶え間なくやってくる。
そこできちんと存在感を保ちながら経営を続ける店と、
買い物に来るお客さんにインタヴュー。
小さな村で客から信頼を得続けることはそう簡単ではない、
店主のインタヴューからヒシヒシと伝わる。


お昼は朝からクラウディオがアマトリチャーナと言っていたのだが、
グアンチャーレを買おうと立ち寄ったお気に入りの2軒は長い列。
違う店で買うという妥協はなく、そこはあきらめて、
家にある食材でブッタネスカに変更となり、山盛りをいただく。
出来上がりを待つ間に、カメラマンのマルコと写真のすり合わせをする。
食後には先ほどの店で仕入れてきたマルガリの作ったトーマチーズ。
抜群の熟成具合が、ねっとりとした食感に仕上がる。



昼食後、別の取材先へ。
現在は元の肉屋を中心としたスーパーは、1900年代初頭から続く店。
コロナ禍になって新しい道を切り拓くきっかけになったという店主フェデリコ。
多くの顧客で賑わっていた。


夕食はビエッラを離れる前に絶対に食べておきたいと願った、「モスカ」のカルネ・クルーダと、
フェデリコから試食してほしいといただいた熟成肉のビステッカ。
カルネ・クルーダは機械でミンチにするよりも、ナイフでたたいてミンチにしてもらうほうがおいしさが全然違うからと、クラウディオ。
悔いなくたくさん食べたのでした。



イタリア取材旅(2)モンフェラート、カステルマーニョ、ムレッタ

イタリア2日目(2021年11月12日)

朝、夜明けは遅い。7時を過ぎてやっと明るくなってきた。
朝ランのつもりでいたのに、時間がなく断熱。
部屋で軽く朝食を。
うれしいことに、以前取材したマルガリのオルガさんのバターがある。

(vol.7掲載のバターを持つオルガさん)

もうこれだけで贅沢だ。マキネッタでコーヒーを淹れて、パンにそのバターを塗って食べた。
さっぱりとしているのに、しっかり味がある。いいね。

取材のためモンフェラートへ移動。
丘の上のピアッツァはイタリアらしい風景。「ああー来たなぁ」と改めて実感する。

その広場には小さな個店が連なる。
今回はそんなお店に来るお客さんを捕まえての取材。
長年続く食料品店には、長年通うお客さんがいる。
土曜日の午前中、買い物に訪れて週末の献立の食材を買うのだ。

コロナ禍での久しぶりの取材、初めてのカメラマンとの仕事、お客さんの反応と、
最初は戸惑いもあったが、ノリのいい常連さんも訪れて、だんだんと盛り上がってきたのでした。
その内容は2月発行の本誌で。

お昼はグルメはプリミティーヴォ(原始人)クラウディオのオススメの店で。
地元の人たちがお昼に通う店のようだ。
月〜金曜日までのランチは、前菜とパスタ、セコンドまでで11ユーロ。
vino della casaは1/2リットルで3ユーロ、1リットルで5ユーロ。
価格も内容もおよそこのような感じがランチには多いという。



せっかくなので、ランチではなく何か特別なものをと注文。
まずはアフェッタート・ミストとおすすめのワイン「I TRE VESCOVI」バルベーラ・ダスティを。
注文後、なかなか出てこなかったアフェッタート・ミストは、この前に取材していた生ハム「muretta」や、サラミ「Strolghino di culatello」、チーズ「Castelmagno」など豪華なラインナップが山盛りで登場。これがイタリアね! 最高!
そしてしばらくして、きれいに盛られたビテッロ・トンナートも。


プリモにはパニッサが食べたかったのだけれど、予約でないとできないということで断念し、
おすすめされたのは、カステルマーニョのラビオリ。
カステルマーニョはアフェッタート・ミストの中にも載っていた、ピエモンテ州クウネオ県のDOPチーズ。
その製法が独特で貴重なものとなっていて、チーズの王様とも言われる。
ホロホロとした食感と青カビが特徴で、熟成の浅いものは、塩あじもおだやかでほんのりとした甘みが心地よい。
添えてあった自家製のジャムとの相性もよかった。

中にカステルマーニョが包まれているラビオリは、カステルマーニョとサンブーコのソースがかかっている。
チーズの甘みとサンブーコの酸味が絶妙なバランスでハモる。
もちろんどれもバルベーラとの相性も最高だったのだ。
クラウディオが冗談半分に「日本人のジャーナリストがイタリアの食取材に来ているんだ」と言ったもんだから、少し慌てたオーナーの息子。
厨房で料理を作る両親と相談しながら、心地よいサービスと料理を楽しませてもらったのでした。
Grazie


満腹、満足で次の取材へ向かったのだった。