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5月27日(土)集まれ!イタリア好き in 岡山 ~イタリアンバーベキューとイタリア郷土料理を楽しもう~@ルーラルカプリ農場

★2017.5.19 残席3席となりました! 
★2017.4.14 メニュー情報UP 

豊かな岡山の自然と可愛い山羊に囲まれて、岡山の食材をたっぷり味わうイタリアンなひとときを!

山羊を育て、チーズやヨーグルトなど山羊の乳製品をつくっているルーラルカプリ農場」の小林さんと、岡山市内にあるリストランテアル・バーチョ」の堀尾シェフがコラボレーション!

舞台となるルーラルカプリ農場は、農場を一般開放して、山羊や農場で働く人々と触れ合い、山羊のチーズを使った料理などをいただきながら、ゆったりと過ごせる場所。
命や食との向き合い方について、何かを感じさせてくれます。
『イタリア好き』の考えに通じるものがあり、西日本方面でのイベント開催時には一緒に取り組みたいと思い続け、今回ついに実現となりました。

アル・バーチョの堀尾シェフを強力な助っ人としてお迎えし、
岡山の特産物もフルに活用した、イタリアンバーベキューとイタリア郷土料理をご堪能いただきます!

この日、ここでしか味わえない特別な野外テーブルをお楽しみください!





□■□■ 開催概要 □■□■

◇開催日:2017年5月27日(土)12:00~

◇場所 :ルーラルカプリ農場
岡山県岡山市東区草ヶ部1346番地1
http://www.yagimilk.com/

◇アクセス:お車の場合/岡山市中心部より車で国道250号を東へ約30分。
高速道路は、山陽自動車道の山陽インターを降りて約10分。
電車の場合/JR上道駅から 徒歩30分またはタクシーで約5分
JR東岡山駅から タクシーで約15分
※東岡山駅のほうがタクシーを捕まえやすいそうです!

◇料金 :<会員>8,500円(税込 9,180円)
(イタリアズッキーニクラブ・パートナーズ会員+1名様まで有効)
<非会員>10,500円(税込 11,340円)

◇形式 :着席式/ワンドリンク付き
※ドリンク2杯目以降キャッシュオン

◇定員 :30名(先着)

※事前申込で銀行振込ご希望の方には、お振込案内をご本人にメールにてお知らせします。
最終2017年5月19日(金)14:00までに参加費をお振込ください。
※キャンセルについて:5月23日(月)よりキャンセル料が発生します。ご了承ください。

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★当日のメニュー(予定)★







フロマージュブランのサラダ
岡山産イタリア米のサラダ
牛窓産ジャンボマッシュルームのカルパッチョ
地野菜のピンツィモーニオ
ショートパスタ ヤギのラグー
ノルチーナ(冨士麺ず工房のパスタフレスカを使って)
ヤギのグリル
サルシッチャの串焼き タルタル
ポルケッタ


▲ルーラルカプリ農場 代表 小林真人さん(写真左)/アル・バーチョ オーナーシェフ 堀尾大介さん(写真右)

ルーラルカプリ農場/代表 小林真人さん(写真左)
小林真人さんは、1967年生まれ、明治43年創業から続く乳牛の酪農家の4代目です。
人の母乳にもっとも近いとされるヤギミルクをつくる決意をし、2006年春にオープンしたのがここ、ルーラルカプリ農場です。
「命や食との向き合い方について感じる場所を作りたい」という思いのもと、山羊を育て、乳を搾り、チーズやヨーグルトを作ることを通して、健康、教育、セラピー、福祉、環境など、様々な分野に携わる活動をされています。

◇メッセージ:「初めまして、ルーラルカプリ農場の小林と申します。長閑な風景に100頭以上の山羊とチーズ、美味しい食事に選りすぐりのワインを昼間から楽しんで頂くこの農場に、今回al bacioの堀尾さんとコラボで皆様をお迎え出来ます事に身が引き締まる思いです!農場ならではの野外料理で楽しく豊かな時を過ごして頂けるよう、頑張ります!」

アル・バーチョ/オーナーシェフ 堀尾大介さん(写真右)
堀尾大介さんは1971年岡山県生まれ。東京・大阪・京都、そしてイタリアではウンブリア州・シチリア州・リグーリア州・ピエモンテ州・トスカーナ州で計4年間経験を積んだのち岡山へ戻り、2010年にアル・バーチョをオープン。
イタリアで感じた“楽しい時間を共有するための食事”を、サービスを担当するマダムの愛弓さん(写真中央)とともに提供しています。

◇メッセージ:「al bacio 堀尾です。関西方面の方々、お待たせしました!コテコテのイタリア郷土料理に加え、ミツクラ農林のジャンボマッシュルームや高梁紅茶など岡山が誇る特産品を使ったものを活かしてイタリアを感じていただける様々な料理を用意し、皆さんのお越しをお待ちしてます!(お願い、晴れて〜!(汗))」

★イタリアズッキーニクラブ・パートナーズ会員の方/価格:8,500円(税別)
★非会員の方/価格:10,500円(税別)

申込受付終了しました。 

◎ルーラルカプリ農場
岡山県岡山市東区草ヶ部1346番地1
tel:086-297-5864
http://www.yagimilk.com/
ズッキーニクラブ会員カード持参で:ご来店時、お食事をされた方に山羊乳ヨーグルトのソフトクリームを1個提供させて頂きます。

◎アル・バーチョ
岡山県岡山市北区表町1-1-26
tel:086-223-1722
http://www.al-bacio.com/
ズッキーニクラブ会員カード持参で:ビスコッティのプレゼント


★28日のイベントもチェックしてね!★
5月28日(日)集まれ!イタリア好き in 赤穂 ~日本のナポリを楽しもう~ @SAKURAGUMI



Grazie!!

「COUTANDIN DANIELE」という小さなカンティーナ

今日の横浜は雨降りでした。その雨の音と空を見て、ふと、イタリア取材の雨のシーンを思い出した。
6年前の2011年のこと、ピエモンテ州のペローザ・アルジェンティーナ村にある「COUTANDIN DANIELE」という小さなカンティーナを訪ねた時。
強い雨の中、急勾配の畑を滑りそうになりながら案内してもらい、取材、撮影。


土着のブドウを復活させて、手摘みしてボトリングまで家族3人でやっているというこ誠実に確かな品をつくっていた。
懐かしい。
ここにはその時以来行っていないけれど、「RAMIE」は土着のブドウを数種類ミックスさせ、
ほどよい酸味の好みの味だった。

今は空ボトルだけがここにある……
ちなみにこの時ほど雨に降られた取材はたぶんないはず。

土地もブドウもルーツは古代ローマ~知られざる土着品種から生み出される高品質ワイン Presented by モンテ物産

ローマから南東に60kmほど向かうと、小さな丘の上に小ぢんまりと家がひしめき合っている。
古い町並みが残るコリという町だ。

▲コリの町


チンチンナート社はそのコリの町から500mほど離れたところにあるワイナリーで、アグリツーリズムを併設している。このワイナリーは130のブドウ農家による協同組合だ。チンチンナート社の社長ナッツァレーノさんがワイナリーの説明をしてくれた。
▲チンチンナート社のブドウ畑。正面の白い建物がカンティーナ。左奥にコリの町が見える


「この地方は昔から小さな生産者が集まる地域で、第二次世界大戦終了後の1947年、経済的な危機を感じた小規模農家が協力し合う目的で、協同組合が設立されたんだ。

1990年初頭にはイタリアにカベルネ・ソーヴィニョンやシャルドネなどの国際品種ブームが到来するが、我々はブームに乗らず、このあたりにしかない黒ブドウのネーロ・ブオーノと白ブドウのベッローネという土着品種(地ブドウ)のポテンシャルを信じて育て続けた。さらに、それまでは発酵後のワインを大手に売っているだけだった商売を、協同組合であっても量より質を求めたワイン造りに大きく方向転換したんだ。これが結果的に2000年前後に来るイタリアの土着品種回帰ブームに先駆ける形になったというわけだ。」
確かに、絶滅しかけていた土着品種を見つけてそれを増やし…というのは今ではブームを通り越してよく聞く話しだ。

▲チンチンナート社の社長ナッツァレーノさん


「量より質を、と言うのは簡単だが、それはもう大変な苦労だったんだよ。」
ナッツァレーノさんが眉根を寄せて苦笑いをする。
「ブドウをたくさん作って売れば売るほど儲かるのに、なぜ収量を制限するんだ!と最初は猛反発で、説得するのが大変だったんだ。結局ブドウの質に応じて買い取り価格を変え、その結果良いワインができるようになって今ではみんな満足しているよ。もう一点問題だったのは、ネーロ・ブオーノとベッローネという品種の栽培の難しさだ。どちらも共通して、ブドウの収量は少ないのに樹勢が強く、葉がどんどん増える一方で湿気には弱い。だから葉をこまめに適切な量を取り除かなければならないんだ。それに加えてネーロ・ブオーノは、品質を上げるためにマセラシオン(浸漬)の期間を伸ばす必要があったが、果皮が薄くマセラシオンが長すぎると雑味が出てしまう。だから正しいマセラシオンの期間を見つけるまでに数多くの実験的な醸造を行ったんだ。様々な努力の甲斐あってすでに十分素晴らしいワインに仕上がってはいると思う。だがまだポテンシャルを秘めたブドウだとも考えている。この品種でより高品質なワインを造るためにはなにをすべきか、というのは常に考えて続けているよ。」
▲ベッローネ(左)とネロブォーノ

イタリア人は自分の故郷のことを熱く語る人が多い。だが郷土愛が強かったとしても、ここまで土着品種にこだわって困難に立ち向かうのは並大抵の覚悟がなければできなかっただろう。
首都ローマを有するラツィオ州は、白なら“法王のワイン”フラスカーティ、赤なら黒ブドウの土着品種チェサネーゼを使ったものが有名で、ネーロ・ブオーノとベッローネがすんなり出てくるソムリエもそう多くはないだろう。
気難しい知られざる品種が、彼らの執念とも言える努力の結果どういうワインになったのか、ぜひ試しに味わってみてはいかがだろうか?
▲チンチンナートのラインナップ。ベッローネ種とネーロ・ブォーノ種をベースに、泡・白・赤でライトからフルボディまで揃う。白はキャップシールの上に白抜きで赤は赤字でワイン名が印字されている。

モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼チンチンナート社の商品詳細はこちら▼
http://www.montebussan.co.jp/wine/cincinnato.html

マントヴァのマンマ、ルチアーナ・パルメジアーニさん

Vol.28で紹介したマンマ、ルチアーナさん。
マントヴァの小さな村にある1600年代の館で暮らしています。



元々ご主人の家族が暮らしていたここには、ご主人のおばあさんがていねいに手書きしたおよそ100年前のレシピも残っています。
懐かしいレシピにルチアーナさんもうっとり。

イベントレポート/2月5日(日)集まれ!イタリア好き~イタリア冬料理とパニーニを楽しもう!~@アンティキ・サポーリ

2月5日に開催された『集まれ!イタリア好き』ご参いただいた皆さま、どうもありがとうございました!

当日、会場となった広尾のアンティキ・サポーリには100名以上のイタリア好きの方々にお集まりいただきました!!

パニーニの楽しさ、イタリアパンの奥深さをもっと知ってもらいたい!
そんな思いで企てた今回のイベント。

アンティキ・サポーリ山崎シェフをはじめスタッフの方々が手掛けてくれた100種を超えるお料理の数々。ずらりと並ぶさまは圧巻!誰もが思わず『うわー!』と声を上げ、目をキラキラさせていらっしゃったのが印象的でした。
帰り際、「お腹いっぱい」「また食事しに来たい!」とおっしゃっていただけるなど、充実した1日となりました。
そしてズッキーニパートナーズの中から集まっていただいた
料理人の皆さんによる『俺のパニーニ自慢』
おしゃべりしながら、その場で挟んで手渡し、かぶりつく。
このシンプルなやりとりで、みんな自然と笑顔!
料理人の皆さんのイタリアでの思い出をシェアしてもらった気がしました。
ぜひ、会員カードを持参してお食事に行ってみてくださいね。

Macelleria La Luna Rossa 木村秀行シェフ



NIDO 戸羽剛志シェフ



Taverna Tharros 馬場さん&長野 雄シェフ



Trattoria Dal Birbante Giocondo 古川裕士店長



山崎シェフのデモンストレーションではスフォリアテッレとタラッリを作りました。
「へぇ、こんな風につくるんだ~」なんて和気あいあいと話ながら
成形段階ではお客様もトライ!
厨房の中におじゃましたり、焼き上がりをいただいたり、
普段なかなか出来ない体験をさせていただきました。
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イタリアワインソムリエの内藤和雄さんも遊びにきてくださいました。
内藤さんがイタリアに通い始めた頃の貴重な体験談。
固いパンとハム1枚の駅弁を買って電車旅の話しは最高でした。
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おなかがいっぱい!そんな時はLAVAZZAのカフェで一服。
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オリーヴオイルの試飲や、
イタリア~ンなデザインが目を引くカバン工房 クーチョのバッグの展示もしました。
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お土産はおなじみバリラのパスタ!今回はタリアテッレでした。
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お食事やお飲み物が豊富だったことはもちろん、
お店が広くテーブル席のご用意が出来たり、
ちびっこ連れの方も多かったり、
いつも以上に昼から夜までゆったり和やかムードでした。

そのせいか?
イタリア好き委員会のもろもろのインフォメーションをすっかりし損ねてしまったのは
お許しいただきたいところです・・・・(;´∀`)

イタリア好きの皆さんが集まると、
顔見知しりの方同士はもちろん、
はじめましての方同士も、
いつも間にか楽しくおしゃべりしている。
この雰囲気が面白いんだなぁと改めて思いました。
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たくさんの方に、
「おなかいっぱいだよ~美味しかった!」
「また来たいなぁ」
「イタリアにいるみたいだった」
と言っていただけたことが次への励みです!

またやりましょう!

ご参加いただいた皆さん、
パニーニ自慢に参加してくださった料理人の皆さん、
そしてアンティキ・サポーリの山崎シェフはじめスタッフのみなさん。
楽しい時間をありがとうございました!
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◎アンティキ・サポーリ
東京都港区南麻布5-2-40 日興パレス1F
tel:03-6277-2073
https://r.gnavi.co.jp/3z51b77x0000/
ズッキーニクラブ会員カード持参で:エスプレッソ1杯サービス(4名様まで)
◎Macelleria La Luna Rossa
東京都港区西新橋2-11-4 鳴鶴ビル1F
tel:03-6206-6569
ズッキーニクラブ会員カード持参で:グラスワイン1杯サービス
◎NIDO
東京都品川区大井1-55-12 ベルフルーレ1F
tel:03-6303-7499
http://hitosara.com/0006068686/?cid=part_tb_t_0006068686
◎Trattoria Dal Birbante Giocondo
東京都港区白金台3-18-1 八百吉ビル1F
tel:03-6721-9500
http://www.dal-birbante.jp/
◎Taverna Tharros
東京都渋谷区道玄坂1-5-2
tel:03-3464-8511
https://www.facebook.com/tharros.shibuya/
ズッキーニクラブ会員カード持参で:食後酒1杯サービス
Grazie!!

編集長マッシモ松本と行く! 地中海食を楽しむカンパーニア・チレントの旅 9日間

心と体が喜ぶ、自然豊かなカンパーニア州チレント。

カンパーニア州サレルノ県の中南部一帯のチレント地方は、世界無形文化遺産に登録された「地中海式ダイエット」を語る上で欠かせないところです。硬質小麦のパスタや、パン、良質のオリーヴオイル、トマトやナスを始めとする豊富な野菜や豆、青魚などを主に日常の食としています。それは、現代人の健康にとってもよき規範とされ、古くから続く食習慣です。そんなチレントの特産品の生産者を訪ねその秘密に迫り、それらの食材を使ったチレントに伝わる郷土料理の数々を、カルメラ・バリヴィさんに教えていただきます。食はもちろん、海と山どちらの魅力ももつ自然豊かなチレントを存分に満喫していただけます。

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マンマ・カルメラの料理教室。

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古代ローマ時代から食べられてきた、チチェルキア豆のスープとチコリア。

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パン粉とカチョリコッタ、イタリアンパセリを混ぜた具材のナスの挟み揚げ。

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トマトソースのフジッリ。

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ヤギのチーズは、チレントの伝統的食材のひとつ。

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豆料理はチレントでは欠かせない。

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種が小さくて口当たりのいいイチジク。

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チレントはオリーヴオイルの名産地。

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やっぱりモッツァレッラッラ。

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パリヌーロの青い海。

 

プローチダ島で感じる、ゆったりとした時間。

ナポリから、フェリーだと約1時間、アリスカーフォ(水中翼船)だと30分ほどで着くプローチダ島。イタリア好き、映画好きなら、映画『イル・ポスティーノ』の舞台となった島であることは知るところでしょう。カプリ島の賑やかさとは違い、比較的ひっそりと静かな島です。フェリーの着いた港から細い坂道を登ると、パステルカラーの家々が並ぶ、小さな漁船が停泊する港に出る。ゆっくりと流れる時間の中で、プカプカと揺れる舟を眺めているだけで気分が穏やかになります。

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マリーナ・デッラ・コリチェッラ。

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漁港のレストランテでのんびり昼食。

 
日程表
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旅行要項
◆旅行期間:2017年9月2日(土)~9月10日(木)  9日間

◆旅行代金:イタリアズッキーニクラブ会員288,000円 (参加人数10名〜12名様の場合は308,000円)(税別)

※非会員298,000円(参加人数10名〜12名様の場合は318,000円)(税別)

※上記費用には、航空代金、燃油特別付加税、空港税、航空保険料などが含まれておりません。別途、お手配、費用が掛かります。

◆一人部屋追加代金:58,000(税別)(ツインより部屋が小さくなる場合もございます)

※相部屋の方がいらっしゃらない場合は一人部屋追加代金が掛かります。

※日程内の宿泊費(2人1部屋)、食事(毎朝食・昼食5回・夕食1回)、 訪問料・講習費・通訳費・交通機関・現地手配費用が含まれます。

◆定員15名様(最低催行人数:10名様)

◆申込期間: 2月1日(水)~ 7月31日(月)まで。

※定員になり次第締め切らせていただきます。

◆ホテル: :4つ星クラス   ※シャワーのみになる場合がございます

 
お申込みからご出発まで
◆申し込みについて

まずは以下にお問い合わせください。

◆お申し込み金・お振り込みについて

申し込みと同時にお申し込み金80,000円を下記までお振り込み下さい。

(お申し込み金は旅行代金の一部とさせていただきます。)

三井住友銀行 六本木支店(普)7145695

口座名:(株)フォルトゥーナ

◆最終出発案内について

ご出発の2週間前に旅のしおり、現地情報等をお届けします。

◆残金のご請求ついて

旅のしおりご送付と同時に残金の請求をいたします。

 
お問合せ・お申込み先
アマテラス・イタリア(株式会社フォルツゥーナ)

TEL:03-5772-8338

FAX:03-6438-9990

〒106-0045 東京都港区麻布十番1−5−29−205

e-mail : italia@fortuna.ne.jp

担当:桃井由美子、松家(まつけ)

 
航空券お問合せ・お申込み先
エイチ・アイ・エス新宿本社

TEL:03-5360-4881

担当:佐野 健人

「イタリア好きツアーの件」とお伝えください。

e-mail:003info1@his-world.com

 

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北イタリアのパン

vol.282017/2/1
在庫なし

Il pane da la Felicità
パーネは幸せを運ぶ。

ガルダ湖畔のホテルに滞在していた。シーズンオフの観光地は静かで、時には寂しく感じるのだ。
パン屋の取材ということもあり、毎日の早朝アポイントと、時差ボケも重なり、体内時計は狂いっぱなしだった。取材が終わるのも早く、夕方早々にホテルに着いて、委ねるがままに夜8時から9時頃には眠りについてしまう状態だった。
しばらくして目が覚めると、湖から波の音が意外と大きく聞こえ、しばらくボーっと耳を傾けている。時計は深夜の1時過ぎ。日本時間(+8時間)はまさにオンタイムになる頃だ。そこからは中々寝付けずに、隣に寝ているカメラマンの萬田さんに気を使いながら、取材メモを読み返したり、本を読んだり音楽を聴いたりしながら、再び眠くなるまでの時間をベッドの中で過ごすことになる。

ある夜、イヤフォンでRCサクセション不遇時代の名盤(迷盤)『シングルマン』を聴いていた。10代初頭に初めて聞いたアルバムだったが、これを聴くと人生感や生き様、はたまた愛について考える時があるのだ。それは20代の若かりし頃の清志郎の葛藤や苦しみが、楽曲の中に聞き取れ、正直さやロック魂、切なさや優しさがひしひしと伝わってくるからだ。そして、かれこれ40年近く何度も繰り返し聴いているのに、今回はまた別の角度から心に響いてきた。夜中のイタリアで聴く清志郎の声は鮮烈だった。

取材中、パン職人はおおむねイキイキして、実に楽しそうだった。僕らもその空気感に包まれていた。
職人たちは、生きるため、育ってきた環境、自分の希望などそれぞれの事情で今パンを焼いている。体力的には決して楽な仕事ではないだろう。生活は、一般的な人とはほぼ真逆な日常になる。その彼らが楽しそうに見えるのはなぜだろう?
粉と向き合い、発酵を待ち、毎日何百個ものパンを焼く。その焼き上がりを毎日買いに来る客がいる。同じことの繰り返しの中でも気温、湿度、水分などで少しずつでも変化しているのがパンだ。そしてその結果が直ぐに手に取るように分かる。その毎日の繰り返しの中の少しの変化に喜びを感じているのかもしれない。

しかしパン職人たちのほとんどが10代からパンに関わりもう何十年もその繰り返しだ。止むなく始めた人もいる。多くはそうやってそれぞれの道に入り生きていくのだ。だから葛藤を音楽にして、言葉にして表現できた清志郎は、むしろ幸せだったはずだ、ただひとつその頃の彼には食卓を囲む家族がなかったのかもしれず、幸せを素直に受け入れられず、ロック魂を貫く礎になったのかもしれないと、(あくまでも想像)今までと違った思いを抱いたのだった。

忙しい朝の時間。
工房に舞う小麦の香り。
焼き上がりのパンの匂い。
ツヤツヤの床。
額の汗。
Tシャツ。
短パン。
帽子。
家族。
パンは幸せを運ぶ。

(本誌特集前文より)

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