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イタリアCINEMA好き 「映画 ホタルノヒカリ」

(C)2012「映画 ホタルノヒカリ」製作委員会


またまた、イタリアの魅力をたっぷり伝えてくれる日本映画が公開されました。
ひうらさとるさんのコミックを原作に、綾瀬はるかさん主演で人気となったドラマ「ホタルノヒカリ」の劇場版です。

ドラマの最後では、仕事は頑張るけれど家ではジャージ姿でゴロゴロしていたいという「干物女」のホタルが、
めでたく高野部長とゴールイン!しました。
この映画版では二人のハネムーン先、ローマが舞台になります。

グータラな干物女のホタルが部長のためを思い、重い腰を上げて旅立ったローマ。
だが、そこで部長が行方不明に!? という事件が起こります。
さらにローマで出会った訳あり風の日本人女性とその弟のエピソードも交えつつ、
物語は展開していきます。

昨年の夏に約一か月かけて行われたというイタリアでのロケーションですが、
映画に登場するロケ地はコロッセオ、スペイン広場、ボルゲーゼ公園といった
ローマの主要観光スポットを網羅し、
さらに「死に行く町」と呼ばれる断崖の町、チヴィタ・ディ・バーニョレージョも登場します。

ロマンチックでかわいいストーリーは他愛のないものですが、
綾瀬はるかさんのキュートな魅力も満載で、デートムービーにはぴったり。
そして、夏の光に輝く、美しいイタリアの風景をビッグスクリーンで見られるチャンスです。

「映画 ホタルノヒカリ」
監督: 吉野 洋 出演: 綾瀬はるか 藤木直人
2012年6月9日より公開

渡辺いさ子/Isako Watanabe

『イタリア好き』@長野・北信州イタリアンイベントを終えて

今はまだ、言葉にできない感謝の気持ちと、湧き出るような満足感で心が満たされている。

もちろん完璧ではなかったし、反省点も多々ある。

でも、それ以上に僕の心には、大きな感動を残してくれた2日間だった。



果たしてあれがイタリアンだったのか?

と言われれば、それは甚だ疑問ではあるかもしれないが、

その土地に暮らす人に会い、その土地の作物を知り、土地の料理を食べる。

そしてコミュニティを大事にする。

これは僕が『イタリア好き』で体験してきたこと。

今回は、まさにその日本版だった。

 


そしてこの方の力無くして、この企画の成立はしなかった。

感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

 

イタリア好き委員会 松本 浩明

 

※毎回イベントにも参加してくれている、熱心な読者の方のブログが、

とても丁寧にこのイベントのことを書いてくれています。

ぜひそちらもご覧ください。

 

 

 

 

 

 

イタリアCINEMA好き― Fabrizio Bosso suona Nino Rota

イタリアのジャズシーンを代表するトランぺッター、ファブリッツィオ・ボッソ (Fabrizio Bosso) が
1年半ぶりに来日しました。
最近イタリアのジャズは非常にイキがよく、日本でも徐々に人気に火がついていますが、
その牽引役となっているのが、まさにこの人、ファブリッツィオ・ボッソ。
ハードバップからラテンまで、来日の度にいろんな面を見せてくれるボッソですが、
今回のステージは、彼の最新アルバム「ニーノ・ロータに捧ぐ~ゴッドファーザー」から
「サウンドトラック=映画音楽」をメインに、魅力あふれるライブをみせてくれました。

彼が映画音楽をとりあげたのは、もちろんこれが初めてというわけではなく、
ソロCD「You’ve Changed (日本発売タイトル:ニューシネマパラダイス)」などでも
たびたび演奏しています。

ご存じの方も多いと思いますが、ニーノ・ロータといえばイタリアが生んだ偉大な作曲家の一人。
クラシックも書いていますが、やはり日本では「道」「甘い生活」などのフェデリコ・フェリーニ作品や
「太陽がいっぱい」「ロミオとジュリエット」など、映画音楽の名曲の数々がとてもよく知られています。

このファブリッツィオ・ボッソのアルバムは日本では今年発売になりましたが、
そもそもは昨年2011年12月3日がニーノ・ロータの生誕百年にあたることからそれを記念して
ロンドン交響楽団と共に製作されたもので、ヨーロッパでは昨年末に発売されています。

5月18日(金)にブルーノート東京で行われたライブでは、
ファブリッツィオ・ボッソ(トランペット)、クラウディオ・フィリッピーニ(ピアノ)、
トンマーゾ・スカンナピエコ(ベース)、ロレンツォ・トゥッチ(ドラムス)のカルテットで、
フランシス・フォード・コッポラ監督の「ゴッドファーザー 愛のテーマ」や
ルキノ・ヴィスコンティ監督の「山猫」などの曲を、フルオーケストラのCDとは一味ちがう、
より“ジャズ”なテイストで聞かせてくれました。
ライブの終盤にはちょっとコミカルにおなじみのアニメ「フリントストーン」のテーマも交えたり、
ジャズファンのみならず、映画・映像のファンにも十分に楽しめる内容でした。



ファブリッツィオ・ボッソ@ブルーノート東京
2012年5月18日(金)~5月20日(日)

渡辺いさ子/ Isako Watanabe

ヴァッレ・ダオスタ  ズッパ・アッラ・ヴァルペリネンツェ

ヴァレ・ダオスタでいちばん気に入った料理。

それは、Zuppa alla valpellinentze(ズッパ・アッラ・ヴァルペリネンツェ) だ。

本誌p32でも少し紹介している。

チリメンキャベツをくたくたに煮てから、硬くなったパン、フォンティーナを重ねて、

ブロードを入れ、オーブンで約25分。

分かりやすく言えば、オニオングラタンスープのキャベツ版。

そして、食べる直前にアツアツの溶かしバターをかける。

ジュワと音がして、食欲をそそる香りがひろがる。

そのアツアツをフーフーしながら食べると、キャベツの甘みと、

濃厚なフォンティーナの味が見事に絡み合い、思わずにっこりする。





取材中は同じようなズッパをよく食べた。

寒い冬には体を温めてくれるひと品として、ここに住む人の日常食となっているのだろう。

本当に美味しかった。

ただ、ひとつ付け加えれば、大変高カロリーであることは言わずもがなである。

胃袋と内臓脂肪などが気になる方は、少々控えめにしたほうがいいかもしれない。

ちょっと危険な誘惑の味である。

 

Hiroaki Matsumoto

 

 

 

ヴァッレ・ダオスタ アグリトゥリズモ・レ・セクレイル取材記

1500mの高地にそのアグリはある。
本誌p30でも紹介している。
ここでは、夫のことに触れてみる。



26年前に、家族で暮らし、ともに働ける場所と選んだのがこの地だった。
慣れ親しんだ生活を新たにするには、
ある意味では、勇気がいることだ。
でも一家の主として、夫(父)の信念は揺るがなかった。
その芯の強さが、男としての魅力に映った。



たくさんの言葉を交わしたわけではない。
その様子や、振る舞いが自分にはない、
マネのできない男らしさを感じたのだ。



取材中、夫はひたすら妻を立てた、
マンマの料理の取材ということもあるだろう、
その姿は、豊かな心のつながりと、信頼し支え合う夫婦に映る。



長男が言った。
「イタリアでは家族の信頼がいちばん」
この地を選び、家族が一緒に暮らせる場所を求めた結果、
それは言葉だけではなく、見事に実現している。

心の豊かで、安らげる場所を作り、
皆がささやかな幸せを感じて暮らしている。
26年間はその結晶だ。
そしてそこには、
お客さまを惹きつける魅力の要素が全て揃っている気がした。



イタリア好き委員会
Hiroaki Matsumoto

 

イタリア好きVol.9:ヴァッレ・ダオスタ特集

vol9cover

vol.9 ヴァッレ・ダオスタ州

アルプスの山に囲まれて住む人々 固い表情が緩んできたら 心を許してきた証し

四方を山に囲まれ、昔からアルプス越えの要所として重要視されてきたアオスタの谷、“ヴァッレ・ダオスタ”。谷のあちらこちらに、大小さまざまな城塞がいくつも残り、当時を思わせる。そんな地理的な特徴を抱えたこの地の人は、口ぐちに自分たちの事を“閉鎖的”だと言う。確かに取材先の誰もが、初対面の瞬間から、明るく開放的に笑顔で迎えてくれることはなかった。 ヴァッレ・ダオスタといえば、フォンティーナチーズだ。冬の長いこの地で、重要な食料として、昔から重宝されてきた。それだけにチーズへの思いは格別でもあり、日常の料理には欠かせない。僕らも毎日食べ、その美味しさに触れた。そのチーズづくりの名手は意外なほどに若かった。彼は牛舎に入ると、まるで友達に話しかけるように、牛と会話し、自分の子供のように仔牛を抱える。そうしている時間が本当に楽しく、幸せそうに見えた。そして、澄んだ瞳で語る彼の話に僕は引き込まれた。小さなころから父親の姿を見て、この世界に入ることを決め、専業農家としての道を歩む。酪農の将来を案じ、家族を、動物を愛する、若干28歳。年齢よりもはるかに成熟した大人の風貌だった。 今まで真剣な表情でチーズづくりについて語っていたその彼が、「週1回ディスコに行くのが楽しみだね」と、顔に満面の笑みを浮かべ、少し照れくさそうに話し、職人の顔から若者の顔になった。その時、心を許してくれたと感じた。そして少し彼のことが理解できた気がした。 アオスタ人。警戒心が強く、確かに笑顔が出るまでには、少し時間がかかる。その代わりに信頼を得れば、これほど確かな友人はいないだろう。 デ・ボッスのオーナーブルーノさんは、ついに話している間は、ほとんど笑顔を見せなかった。そういう姿は、製品にかける真剣さも物語っていた。そのオーナーが、別れ際に笑ってお土産をくれた。長い時間取材をしていた僕らの姿勢を受け入れてくれたのだと感じ安心した。    セゴールのディエゴさんは、最終日に頼んでおいたものを取りに行った時には、カフェに誘われ、僕のつくったVTRをうれしそうに見てくれた。  フランス語は必修という、イタリア北部の小さな州、ヴァッレ・ダオスタ。国境に暮らす人々の笑顔に出会うまでの時間が、短くなったと感じたら、この州の魅力にもう一歩近づけるはずだ。

La Festa del ITALIAZUKI ~ピエモンテの食彩~ 報告

大変遅ればせながらイベント報告 2月25日(土)/2月26日(日)にピエモンテの食彩イベントを広尾の広尾「LA ROSA DEL VIGNETO」で開催しました。 今回は14名ずつ2日間にわたり開催しました。 25日は男性が4名ほどおりましたが、26日はご夫婦で参加された1名のみ。 いつもとはまた違った雰囲気で会は進んで行きました。 =Antipasto misto PIEMONTESE Carne cruda di cavallo (馬肉のタルタル)いまは牛ではできないんです。 Insalata russa(ロシア風サラダ) Vitello tonnato(仔牛のトンナート) Tomino e acciughe con bagnetto verde e rosso(トミーノチーズとアンチョビ) Topinambur con crema di bagna cauda(キクイモのバーニャカウダ) Lumache e champignon fritto(エスカルゴとマッシュルームのフリット) Tofeja(トフェイヤ テラコッタ製の鍋Tofeja(トフェイヤ)で豚肉の色々な部位や豆を煮込んだズッパ。) グリッシーニをたっぷりのせて食べると、ピエモンテーゼの気分。 Tajarin con porri e sugo d’arrosto al marsala(タヤリン ポロねぎと仔牛肉のだしにマルサラ酒の香りのソースで) 手打ちの極細卵麺。ポロねぎのソースは力強くも上品に。 タヤリンの説明をする後藤シェフ =Rissoto
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con fonfuta di raschera (ラスケーラチーズのフォンドゥータリゾット) ラスケーラはピエモンテのDOPチーズ。チーズ好きにはたまりません。   ほぼ女子会 ワインもすすんで、イタリア話しに花が咲きます。 毎日飲んでも飽きないように造られた、自然派のバルベーラ。 ラベルも見飽きないように裸婦にしたとか。(男性目線ですね) =Stracotto di guancia di vitello al vino bianco e rosso con polenta (仔牛のホホ肉の煮込み 赤ワインと白ワインのソースにポレンタ添え) シェフ曰く、本来ならどちらかのソースで提供するものですが、 この日はどちらも味わっていただきたいということで、 好みは分かれるところですが、個人的には白ワインソースの方がコクがあって、 お肉とのバランスが好きでした。 =Dolce misto PIEMONTESE Bonet Panna cotta Semifreddo di zabajione 和やかに、上品な今回の食事会。 参加された方も大変満足いただいたようです。 今後も色々な形でイベントを企画していきたいと思います。 後藤シェフ、お店のスタッフの方、そして参加者の皆さま、 ありがとうございました。    

La Festa del ITALIAZUKI ~ピエモンテの食彩~ 開催のお知らせ(2)

見渡すと店内は、男性客のみ

白を基調とした落ち着いた内装と、中庭の植栽で、

友人の家に招かれたような、リラックスできる空間が演出されていた。

広尾「LA ROSA DEL VIGNETO」は、昨年12月後藤大輔シェフがオープンさせた。

2000年、2001年ピエモンテ、トスカーナで働いていた経験を持ち、

帰国後は、カノビアーノ ヴィレッタ、オフィチーナ ディ エンリコ、

アルマーニ リストランテで料理長として活躍。

料理を一通り食べた後に、後藤さんに会った。

小柄で、落ち着きがあり、いい男。それが最初の印象だ。

今まで食べた料理の味と、その雰囲気は一致した。

どれも繊細に計算され、洗練された味だった。



テーマのピエモンテらしさを全面に出し、季節感を大切にした、

当日のメニューのイメージも概ねできあがっていた。

ピエモンテでは、『イタリア好き』vol.7でも紹介している、

saluzzoの「I Baloss」の前身の「L’ostu dij baloss」で、

本誌で紹介しているシェフ、ダヴィデさんのもとで働かれていた。

そいう意味でも、今回のイベントはいいコラボレーションができるだろう。

今回は人数も少ないということもあり、今までと違った雰囲気になりそうで楽しみだ。

★★★イベント申込・詳細はこちら

 

 

La Festa del ITALIAZUKI ~ピエモンテの食彩~ 開催のお知らせ

毎号取材地をテーマに食事会のイベントを開催しています。

今回はピエモンテ。

前号vol.7号で紹介した料理の他、後藤シェフの体験に基づく料理を、

できるだけ現地のままで表現し、提供します。

イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズ会員の皆さまの参加を

お待ちしております。

 

◆日時:2月25日(土)18:00~
2月26日(日)17:00~

◆場所:LA ROSA DEL VIGNETO

◆定員:両日とも13名

◆会費:10,000円(税・飲み物込み)

◆食事形式:着席

◆申込方法:受付開始  2月5日(日)12:00~

締め切り  2月10日(金)18:00

info@italiazuki.comもしくは、メールマガジンの返信にてお申し込みください。

◆申込内容:名前(会員番号)、希望の日、参加人数をお知らせください。

※申込多数の場合は抽選とさせていただきます。
※両日とも内容は一緒です。

◆参加資格:イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズ会員とその家族。

会員と同席の友人の方1名。

ニコラ・パンノフィーノさんのご冥福を心よりお祈りします。

『イタリア好き』vol.2プーリア州特集で、現地のコーディネイトでお世話になった、

ジョバンニさん、美奈子さんご夫婦のお父様、ニコラ・パンノフィーノさんが2月4日88歳で永眠されました。

ご冥福をお祈りします。

本誌ではvol.2-p14に掲載されています。

ニコラさん会ったのは、2010年6月11日。

取材最終日にチステルニーノのご自宅にうかがい、挨拶をさせていただきました。

その時は、ジョバンニさんの気遣いで、オリーブの籠を僕らにプレゼントしてくれるために、

お父さんに用意してもらっていたのでした。

その、オリーヴの枝でもくもくとの籠を編み続ける姿と、時より見せる笑顔が、

なんともいえない優しさと、年齢を重ね生きてきた逞しさみたいなものを感じました。

そして、自分のお爺さんにあったような懐かし気持に包まれたのを思い出します。

できたての籠をひとつくれた後、もうひとつ物欲しそうにしていたら、

差し出してくれました。

大小2種類の籠は、これからも大切に使わせていただきます。

安らかに。



 

 

 

 

記念すべきイタリアズッキーニクラブの発足パーティー(3)感謝!

イタリアの地方料理を楽しみながら、その地方のワインを飲んで、

シェフと歓談し、楽しい時間が過ぎていきました。













バリトン隠岐さんのすばらしい歌で会場はいっきに盛り上がりました。



聞き入る篠さん





参加してくれたシェフの方たちにもう一度盛大な拍手を!



ビスボッチャの店長姫野さん、準備段階から、全面的に協力していただきました。

本当に大変だったと思います。

厨房のスタッフの方々も快く協力していただきました。

ありがとうございます。



 

 

 

 

 

 

このイベントを終えて、いちばん楽しかったのは、たぶん私です。

すばらしいシェフに、新しい出会い、最高の時間でした。

『イタリア好き』は、”イタリア好き”というキーワードの元に、人が集い、繋がること、

それがこのマガジンのテーマです。

そのひとつの形が今回のようなイベントです。

まだまだ発展途中ですが、これからもみなさんと共に、

わがままにマイペースで進んでいきます。

引き続き応援よろしくお願いします。

(さらに…)