【トスカーナ州】リコッタチーズを使いトロ~んとした触感を楽しむひんやりデザート
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イベントレポート/5月28日(日)集まれ!イタリア好きin赤穂~日本のナポリを楽しもう~@SAKURAGUMI
2011年のイタリア好きのイベントに続き、SAKURAGUMIに訪れるのは2度目。
前回のディナーも、夜の海は雰囲気があってとても素敵だったのですが、海沿いという絶好のロケーションであることを考えれば、いつかまた今度はランチで来たい!と、ずっと願っていました。
雲ひとつない晴れた空とコバルトブルーの海が広がる景観には邪魔になるものが何もなく、あるのは遠くに見えるカプリ島とイスキア島・・・ではなく、小豆島と家島諸島くらい。
「赤穂の御崎にナポリあり」と西川シェフは言うのですが、本当にその通り。
西川シェフが足の怪我を押して炭火焼きにして下さった、地元産を含む近郊で獲れた新鮮な魚介類は、ホタテ、イカ、タコなどどれもが絶品。なかでもミルキーで身が大きく、焼いても縮まらないのが特徴の赤穂の牡蠣は本当に美味しくて、食べても食べても手が出てしまうほどでした。アルミホイルで包んだ丸ごとのカルチョーフィやアカザエビも好評でした!
また、テラスには魚介の料理や水牛のモッツァレッラ、生ハム、ズッキーニの花のフリットなど、イタリアらしい前菜も並びました。




店内では手打ちパスタやピッツァの講習会も行われ、あちらこちらで食べたり、しゃべったり、教わったり。私は腹ごなしの散歩がてら、昼寝のできる場所を探しに出かけたりもして、日本のナポリをさらに満喫!そしてドルチェまでお腹いっぱいいただきました。





山の幸と海の幸を連日で、しかも素晴らしいロケーションの中で食べられるなんて・・・なんと贅沢なことでしょうか!
晴天と涼しい風のおかげもあって、両日とも最高の食事会でした!
周りの方を見渡せば、2日間連続でご一緒した方も。
イタリア好きのイベントがあったからこそ訪れることができた場所、
それがなければ出会うことのなかった方々や体験し得なかった楽しい時間を、また手に入れることができました。

文:児玉磨由子さん
写真提供:児玉磨由子さん/日高絢子さん/左貝裕希子さん
前回のディナーも、夜の海は雰囲気があってとても素敵だったのですが、海沿いという絶好のロケーションであることを考えれば、いつかまた今度はランチで来たい!と、ずっと願っていました。
雲ひとつない晴れた空とコバルトブルーの海が広がる景観には邪魔になるものが何もなく、あるのは遠くに見えるカプリ島とイスキア島・・・ではなく、小豆島と家島諸島くらい。「赤穂の御崎にナポリあり」と西川シェフは言うのですが、本当にその通り。
西川シェフが足の怪我を押して炭火焼きにして下さった、地元産を含む近郊で獲れた新鮮な魚介類は、ホタテ、イカ、タコなどどれもが絶品。なかでもミルキーで身が大きく、焼いても縮まらないのが特徴の赤穂の牡蠣は本当に美味しくて、食べても食べても手が出てしまうほどでした。アルミホイルで包んだ丸ごとのカルチョーフィやアカザエビも好評でした!
また、テラスには魚介の料理や水牛のモッツァレッラ、生ハム、ズッキーニの花のフリットなど、イタリアらしい前菜も並びました。




店内では手打ちパスタやピッツァの講習会も行われ、あちらこちらで食べたり、しゃべったり、教わったり。私は腹ごなしの散歩がてら、昼寝のできる場所を探しに出かけたりもして、日本のナポリをさらに満喫!そしてドルチェまでお腹いっぱいいただきました。





山の幸と海の幸を連日で、しかも素晴らしいロケーションの中で食べられるなんて・・・なんと贅沢なことでしょうか!
晴天と涼しい風のおかげもあって、両日とも最高の食事会でした!
周りの方を見渡せば、2日間連続でご一緒した方も。
イタリア好きのイベントがあったからこそ訪れることができた場所、
それがなければ出会うことのなかった方々や体験し得なかった楽しい時間を、また手に入れることができました。

文:児玉磨由子さん
写真提供:児玉磨由子さん/日高絢子さん/左貝裕希子さん
イベントレポート/5月27日(土)集まれ!イタリア好きin岡山~イタリアンバーベキューとイタリア郷土料理を楽しもう~@ルーラルカプリ農場
行って来ました!東京を脱出して、はるばる岡山県まで。
都内を走る電車や新幹線とは違い、ゆっくりと流れ行く田園風景を味わいながら、列車に揺られて東岡山駅で下車。
同じく東京からやって来た方々と合流したので、タクシーに同乗し、最終目的地であるルーラルカプリ農場に到着しました。
ルーラルカプリ農場は、山羊のミルクを使った様々な乳製品を造っている牧場。
迎えてくれたのは、春に生まれた仔山羊たち。青々とした芝生の上を自由に歩き回って、草を食んだり、人に大人しく撫でられていたり、なんとものんびりとした癒される光景でした。
デコボコとした地面、土と草の柔らかさを心地良く踏みしめているうちに、肩の力が抜けて体が軽く感じられるようになるのが不思議でしたが、こういうことこそ、その場に身を置かないとわからないことなんですね。
山羊小屋と柵1枚を隔てて同じ屋根の下に設けられたテーブルに座り、松本さんの「乾杯!」のかけ声とともに、食事会がスタート。


料理を手掛けて下さったのは、ルーラルカプリ農場のご主人である小林さん、そして岡山市内にあるイタリアンレストラン、アル・バーチョの堀尾シェフです。
この地ならではの素材を使ったメニューがたくさん!
前菜は、色とりどりの葉物野菜やトマト、根菜、山菜などが揃った野菜のビュッフェ。新鮮そのものです。
その他、豆やお米のサラダ、農場ご自慢の山羊乳製品の1つであるフロマージュブランも並びました。
山羊のラグーのショートパスタや、岡山の麺工房で作られたパスタフレスカを使ったノルチーナ、仔山羊のグリル、サルシッチャの串焼き、ポルケッタなどが、次々と運ばれて来たのですが、小林さんの選んだ自然派ワインを手にした参加者たちの胃袋に、見事に収まっていったのでした。
さすがは「イタリア好き」愛読者のみなさん!






他にも、全国を飛び回って活躍している岡山在住の女性バリスタさん、関西応援団長ことイタリア語教師の牧さんもお手伝いをして下さり、東西のイタリア好きが集う楽しい1日となりました。
ありがとうございました!
文:児玉磨由子さん
写真提供:児玉磨由子さん/日高絢子さん/左貝裕希子さん
都内を走る電車や新幹線とは違い、ゆっくりと流れ行く田園風景を味わいながら、列車に揺られて東岡山駅で下車。
同じく東京からやって来た方々と合流したので、タクシーに同乗し、最終目的地であるルーラルカプリ農場に到着しました。
ルーラルカプリ農場は、山羊のミルクを使った様々な乳製品を造っている牧場。迎えてくれたのは、春に生まれた仔山羊たち。青々とした芝生の上を自由に歩き回って、草を食んだり、人に大人しく撫でられていたり、なんとものんびりとした癒される光景でした。
デコボコとした地面、土と草の柔らかさを心地良く踏みしめているうちに、肩の力が抜けて体が軽く感じられるようになるのが不思議でしたが、こういうことこそ、その場に身を置かないとわからないことなんですね。
山羊小屋と柵1枚を隔てて同じ屋根の下に設けられたテーブルに座り、松本さんの「乾杯!」のかけ声とともに、食事会がスタート。


料理を手掛けて下さったのは、ルーラルカプリ農場のご主人である小林さん、そして岡山市内にあるイタリアンレストラン、アル・バーチョの堀尾シェフです。
この地ならではの素材を使ったメニューがたくさん!
前菜は、色とりどりの葉物野菜やトマト、根菜、山菜などが揃った野菜のビュッフェ。新鮮そのものです。
その他、豆やお米のサラダ、農場ご自慢の山羊乳製品の1つであるフロマージュブランも並びました。
山羊のラグーのショートパスタや、岡山の麺工房で作られたパスタフレスカを使ったノルチーナ、仔山羊のグリル、サルシッチャの串焼き、ポルケッタなどが、次々と運ばれて来たのですが、小林さんの選んだ自然派ワインを手にした参加者たちの胃袋に、見事に収まっていったのでした。
さすがは「イタリア好き」愛読者のみなさん!






他にも、全国を飛び回って活躍している岡山在住の女性バリスタさん、関西応援団長ことイタリア語教師の牧さんもお手伝いをして下さり、東西のイタリア好きが集う楽しい1日となりました。
ありがとうございました!
文:児玉磨由子さん
写真提供:児玉磨由子さん/日高絢子さん/左貝裕希子さん
【vol.66】ヒヨコマメのフリッテッレ
【トスカーナ州】古代ローマ時代から食べられていたチェーチを使った一品
カラブリア州を代表するワイナリー Presented by モンテ物産
カラブリア州といっても、日本ではまだまだなじみが少ないかもしれない。しばしばブーツの形に例えられるイタリア半島の、つま先の部分にある州だ。ナポリから車で南下し4時間半ほど走ると、このカラブリア州のチロマリーナという港町に着く。ブーツで例えると足の裏側、親指の付け根~土踏まずの辺りの場所だ。カラブリア州のDOCワイン、チロDOCの生産中心地である。
このチロマリーナにワイナリーを構えているのがリブランディ社だ。カラブリア州を代表するワイナリーで、創業は1953年。カラブリアで唯一のガンベロロッソ・ワンスターワイナリー*である。現当主のニコデモ・リブランディ社長はこう語る。
「カラブリア州はまだまだイタリアの中でも知名度が十分とは言えない州だ。イタリア人を含む多くの人が、カラブリア州の食文化とワインについて知らない。赤ワインの土着品種として最も多く作られているガリオッポの名前も知らない人達がたくさんいるんだ。我々の使命はカラブリアワインの知名度を高め、その偉大さを広く知らしめることだと思っている。」
ニコデモ社長は、兄とともにリブランディ社をチロワインの造り手だけにとどまらず、カラブリア州を代表する造り手まで成長させた功労者だ。2013年度版のガンベロロッソのワイン評価本において、最優秀ブドウ栽培者に選ばれている。家業に入る前は数学の先生という異色のキャリアも持つ。
実際ニコデモ社長のこの言葉通り、リブランディ社はカラブリアワインの高いクオリティを証明し続けてきた。1986年頃からシャルドネ、ソーヴィニョンやカベルネソーヴィニョンなどの国際品種をカラブリアにいち早く植樹し、これらのブドウを土着品種とブレンドしたワインをリリースし、またたく間に国際的な評価を獲得した。
特にガリオッポにカベルネソーヴィニョンをブレンドした同社のトップワイン『グラヴェッロ』は、1988年のリリース直後から国際的に高い評価を受け、カラブリアのワインに秘められたポテンシャルを世界に示した。

▲復活させた古代品種マリオッコ その後、ニコデモ社長はカラブリアの土着品種の研究を行いマリオッコという古代品種に着目、マリオッコ100%のワイン『マーニョ・メゴーニョ』をリリース、こちらもガンベロロッソの最高評価トレ・ビッキエーリ獲得の常連ワインとなっている。どちらのワインもイタリアのミシュラン星付きレストランではほぼ必ず見かけるカラブリアを代表するワインだ。
ニコデモ社長はこう語る。
『リブランディは常にブドウの研究を重ねている。そのために放射円状のブドウの実験畑を造り、そこで200品種以上のブドウの実験栽培を行っているんだ。まだ知られていない土着品種やこの土地での国際品種の実験栽培だよ。私はこの研究からマリオッコの可能性を見出した。他にも可能性を感じる品種はあるんだ。まだ研究中だけどね。』
リブランディ社と言えば、ベースワインとなる『チロ・ビアンコDOC』『チロ・ロッソDOC』を忘れることはできない。
ニコデモ社長に、これらのワインについても聞くと、「私の造る白の“チロ・ビアンコDOC”は華やかなブーケとフルーティなアタックに加え、豊富なミネラルがあるのが特徴だ。コストパフォーマンスには自信がある。赤のチロ・ロッソDOCはやはり、カラブリア伝統の唐辛子を使った料理との相性が有名だろうね。唐辛子を混ぜて熟成させるソーセージの一種『ンドゥイヤ』や、シラウオの唐辛子漬けの『サルデッラ』と合わせると、チェリー主体のフルーティなアタックにスパイスのニュアンスが加わり、唐辛子の辛みを和らげてくれる。軽く冷やして飲むと止まらなくなるんじゃないかな。」
ニコデモ社長はそう言ってニヤリと笑うと、こう続けた。
「今の私の説明で気づいたかもしれないが『チロ・ロッソDOC』になるブドウのガリオッポはピノネーロに似た特徴を持っているんだ。色調もピノネーロを思わせる淡い透明感のあるルビー色だね。特に私の造る『チロ・ロッソDOC・リゼルヴァ ドゥーカ・ サンフェリーチェ』を一度飲んでみて欲しい。同価格のピノネーロに負けない素晴らしいワインになっていると思うよ。」
ベースワインのクオリティもさることながら、機会があれば少し上のラインナップのリブランディ・ワインをぜひ試してみて頂きたい。間違いなくニコデモ社長の言葉通り、“カラブリアワインの偉大さ”を感じて頂けるものと思う。
*ガンベロロッソはイタリアで最も権威あるワイン評価本のひとつ。このガンベロロッソの中で、今までに最高評価“トレ・ビッキエーリ(3グラス)”を獲得した総数が10以上のワイナリーにはワンスター(1つ星)が、20以上のワイナリーにはツースター(2つ星)が与えられる。
モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼リブランディ社の商品詳細はこちら▼
http://www.montebussan.co.jp/wine/librandi.html
このチロマリーナにワイナリーを構えているのがリブランディ社だ。カラブリア州を代表するワイナリーで、創業は1953年。カラブリアで唯一のガンベロロッソ・ワンスターワイナリー*である。現当主のニコデモ・リブランディ社長はこう語る。
「カラブリア州はまだまだイタリアの中でも知名度が十分とは言えない州だ。イタリア人を含む多くの人が、カラブリア州の食文化とワインについて知らない。赤ワインの土着品種として最も多く作られているガリオッポの名前も知らない人達がたくさんいるんだ。我々の使命はカラブリアワインの知名度を高め、その偉大さを広く知らしめることだと思っている。」ニコデモ社長は、兄とともにリブランディ社をチロワインの造り手だけにとどまらず、カラブリア州を代表する造り手まで成長させた功労者だ。2013年度版のガンベロロッソのワイン評価本において、最優秀ブドウ栽培者に選ばれている。家業に入る前は数学の先生という異色のキャリアも持つ。
実際ニコデモ社長のこの言葉通り、リブランディ社はカラブリアワインの高いクオリティを証明し続けてきた。1986年頃からシャルドネ、ソーヴィニョンやカベルネソーヴィニョンなどの国際品種をカラブリアにいち早く植樹し、これらのブドウを土着品種とブレンドしたワインをリリースし、またたく間に国際的な評価を獲得した。特にガリオッポにカベルネソーヴィニョンをブレンドした同社のトップワイン『グラヴェッロ』は、1988年のリリース直後から国際的に高い評価を受け、カラブリアのワインに秘められたポテンシャルを世界に示した。

ニコデモ社長はこう語る。
『リブランディは常にブドウの研究を重ねている。そのために放射円状のブドウの実験畑を造り、そこで200品種以上のブドウの実験栽培を行っているんだ。まだ知られていない土着品種やこの土地での国際品種の実験栽培だよ。私はこの研究からマリオッコの可能性を見出した。他にも可能性を感じる品種はあるんだ。まだ研究中だけどね。』
リブランディ社と言えば、ベースワインとなる『チロ・ビアンコDOC』『チロ・ロッソDOC』を忘れることはできない。ニコデモ社長に、これらのワインについても聞くと、「私の造る白の“チロ・ビアンコDOC”は華やかなブーケとフルーティなアタックに加え、豊富なミネラルがあるのが特徴だ。コストパフォーマンスには自信がある。赤のチロ・ロッソDOCはやはり、カラブリア伝統の唐辛子を使った料理との相性が有名だろうね。唐辛子を混ぜて熟成させるソーセージの一種『ンドゥイヤ』や、シラウオの唐辛子漬けの『サルデッラ』と合わせると、チェリー主体のフルーティなアタックにスパイスのニュアンスが加わり、唐辛子の辛みを和らげてくれる。軽く冷やして飲むと止まらなくなるんじゃないかな。」
ニコデモ社長はそう言ってニヤリと笑うと、こう続けた。
「今の私の説明で気づいたかもしれないが『チロ・ロッソDOC』になるブドウのガリオッポはピノネーロに似た特徴を持っているんだ。色調もピノネーロを思わせる淡い透明感のあるルビー色だね。特に私の造る『チロ・ロッソDOC・リゼルヴァ ドゥーカ・ サンフェリーチェ』を一度飲んでみて欲しい。同価格のピノネーロに負けない素晴らしいワインになっていると思うよ。」
ベースワインのクオリティもさることながら、機会があれば少し上のラインナップのリブランディ・ワインをぜひ試してみて頂きたい。間違いなくニコデモ社長の言葉通り、“カラブリアワインの偉大さ”を感じて頂けるものと思う。*ガンベロロッソはイタリアで最も権威あるワイン評価本のひとつ。このガンベロロッソの中で、今までに最高評価“トレ・ビッキエーリ(3グラス)”を獲得した総数が10以上のワイナリーにはワンスター(1つ星)が、20以上のワイナリーにはツースター(2つ星)が与えられる。
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http://www.montebussan.co.jp/wine/librandi.html
【vol.65】ウルバーニアのクロストロ
【マルケ州】マルケ州北部を代表するストリートフード
中部イタリアのパン
Il pane cambia la vita
パーネは人生を変える
小麦と水と酵母。たったこれだけで起こる変化が、人の生活を変え、人の価値観を変えてしまう。
薪ストーブの匂いと温もりに包まれて
取材拠点にしていたアメリアのアグリトゥリズモ「サン・クリストフォロ」は冬季休業中で、僕たちの他に客はいない。食事の準備を手伝って(好き勝手にやっていただけだが)、食堂の奥にある小さなテーブルで、オーナーのジュリオさんと麻衣子さん夫妻と一緒に食事をする時が、至福の時間だった。
取材は好天に恵まれ、順調に進んでいた。日中は温かく気持ちのよい春の陽気だが、日が暮れて8時を過ぎた夕食の頃なるとストーブや暖炉の火が恋しい。テーブルの横の古い薪ストーブに火を点けると、薪の焼ける匂いと共に、部屋を段々と柔らかな温もりに包んでいく。
ジュリオさんのワインと鹿肉のサルシッチャ・セッキをかじりながら、取材先でもらったいくつものパンを味見する。そのまま食べて、ストーブの上で炙って食べて、自家製オリーヴオイルをかけたブルスケッタにして食べて、かみしめるごとに、それぞれの個性がしみてくる。そして、ストーブに薪をくべ、炎を見ながら取材を振り返り、考える。
自分はどこに価値観を見出し、保ち、生きているのか。
パンと歩む豊かな人生
小麦を作って売るだけでは厳しいからと、50歳からパンを焼き始めたラルゲッティさんは、62歳になった今も生きいきと輝き続ける。
伝統を守るために、亡き母の遺志を継いで、パンを焼く決意をしたパオロさんは、味の再現に苦労したからこそ、守るべきものの価値を知った。
クリスティアーノさんは、大都会の生活から一転、田舎で小麦を作り、パンを焼く生活を始め、金にはかえられない毎日を豊かに過ごしている。
伝統を守る人、新しい道を切り拓く人それぞれだが、そこには、毎日の繰り返しの中で起こるパンの変化に魅せられ、没頭する姿があった。
「単純であるがゆえに、難しい。」とは、大豆と水とにがりだけで日本の伝統的な豆腐を作る職人が言っていた言葉。だからこそ腕や経験が必要になるのは当然だが、それよりももっと大切なことは、自分がいかにシンプルでいられるかどうかだろう。
パンや豆腐は、きっとそれを教えてくれるのだ。
自由に、もっとシンプルに
小麦に耳を傾け、小麦の声を聞き、
小麦の導くままに。
人と小麦が出会った時から、人が小麦をコントロールしてきたのではなく、小麦に人がコントロールされてきたのかもしれない。
流れのままに動き、生きる。
自由に形を変えて燃えるストーブの炎のように。
逆らわず、迷わず、もっとシンプルに。
パーネは人生を変える。
定期購読いただくと!

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- 1年間(4回発行)3,520円(税込)
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【vol.64】モッツァレッラとセージの挟み揚げ
【マルケ州】セージの香りが口の中に広がる揚げたてが最高!
“ブファリー“ モッツァレッラ・ディ・ブッファラ 水牛からのこだわり Presented by モンテ物産
モンテ物産が昨年より取扱いを始めたモッツァレッラ・ディ・ブファラ “ブファリー”。生産者のコルヴィーノ社は原料の源である水牛の飼育からこだわりをもって取り組んでいる。その秘密を紹介しよう。
モッツァレッラチーズのもともとの語源はイタリア語の動詞Mozzare(モッツァ-レ):切り離す、あるいは名詞Mozzatura(モッツァトゥーラ):切り離すこと と言われている。大きなかたまりから職人が両手で引きちぎるように小さなポーションに分ける製造工程からも想像できる。
コルヴィーノ社では、2,000頭の水牛を飼育し、常に新鮮な原乳を仕入れている。水牛はモッツァレッラ作りの要の存在。そのため、自分たちの水牛の健康状態を日々チェックし、水牛が住む牛舎の衛生管理に細心の注意を払っている。
コルヴィーノ社の5代目、ロレンツォ・コルヴィーノ氏に話をきいた。
「我々の使命は、本物のモッツァレッラ・ディ・ブッファラDOPの純粋な味わいをイタリアの食卓に、そして世界の食卓に届けることだ」と語ってコルヴィーノ社のこだわりについて教えてくれた。「飼料の85%は自社で栽培(牧草、小麦、燕麦えんばく、トウモロコシ)。その他購入した大豆や綿実(綿の実から綿毛を取り除いた種子で、乳脂肪率を高める効果がある)を加え、栄養たっぷりの食事を与えるんだ。仔牛には、別途ビタミンを補給する。ナポリ大学農学部、ミラノ・ローディ獣医大学連合の協力のもと、飼料の分析も行っているんだ。」
牛舎では水牛の親子を見せてくれた。母親は休暇中。コルヴィーノ社では、産後6日間は、傷ついた体内の臓器の修復を待つため、原乳は取らないそうだ。
毎日与える飼料にもコストをかけ、水牛の健康管理にも気を配る。品質へのこだわりと強い理念があるからこそ、実行できることだ。
次に搾乳の様子を見せてもらった。
「1日あたりの搾乳量は、一頭あたり約7Lに制限している。通常の乳牛の搾乳量が1日20~30Lだから、この水牛のミルクがいかに貴重かわかるだろう?あと、搾乳をするのは4~12歳の間だけだ。搾乳したミルクは、35℃程の温度からすぐに4℃まで冷やして、すぐに牛舎からモッツァレラ工場へと運ぶんだ。」
こうして牛舎から運ばれた貴重なミルクは、職人の待つ工場でモッツァレッラの特徴である繊維質、食感がありつつ噛むとミルクが溢れるジューシーな味わいのあるブファリーのモッツアレッラに生まれ変わる。
最後にコルヴィーノ社の歴史に触れておこう。
コルヴィーノ社の歴史は、1870年にロレンツォ氏の高祖父が水牛畜産協同組合を設立したことから始まる。もともと水牛の飼育が本業だったことから、水牛を育てるにあたってのこだわりは伝統なのだろう。その100年後、1970年にモッツァレッラの工場が設立され、現在のコルヴィーノ社になったそうだ。
その後、1996年にモッツァレッラ・ディ・ブッファラ・カンパーナDOPが制定された際、記念すべき最初の認定工場となったのは、このコルヴィーノ社なのだ。
このことからも当時からの同社への品質の評価が伺える。
“ブファリー“のモッツァレッラ・ディ・ブッファラは、輸出の際に冷凍にするためDOP認証は付いていないが、原料へのこだわりから来る純粋な味わいは、冷凍商品でも十分に感じられる。
特に、チルドの輸入品では容易に留めておけない繊維質や食感は、冷凍だからこそ遠く離れた日本でも再現されるのではないだろうか?
日本の食卓に、レストランに、本場の美味しいモッツァレッラを!
コルヴィーノ社のこだわりが詰まったブファリー“のモッツァレッラ・ディ・ブッファラ、是非一度お試しいただきたい。
モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼ブファリーの商品詳細はこちら▼
http://www.montebussan.co.jp/foods/bufaly.html
モッツァレッラチーズのもともとの語源はイタリア語の動詞Mozzare(モッツァ-レ):切り離す、あるいは名詞Mozzatura(モッツァトゥーラ):切り離すこと と言われている。大きなかたまりから職人が両手で引きちぎるように小さなポーションに分ける製造工程からも想像できる。
コルヴィーノ社では、2,000頭の水牛を飼育し、常に新鮮な原乳を仕入れている。水牛はモッツァレッラ作りの要の存在。そのため、自分たちの水牛の健康状態を日々チェックし、水牛が住む牛舎の衛生管理に細心の注意を払っている。
コルヴィーノ社の5代目、ロレンツォ・コルヴィーノ氏に話をきいた。「我々の使命は、本物のモッツァレッラ・ディ・ブッファラDOPの純粋な味わいをイタリアの食卓に、そして世界の食卓に届けることだ」と語ってコルヴィーノ社のこだわりについて教えてくれた。「飼料の85%は自社で栽培(牧草、小麦、燕麦えんばく、トウモロコシ)。その他購入した大豆や綿実(綿の実から綿毛を取り除いた種子で、乳脂肪率を高める効果がある)を加え、栄養たっぷりの食事を与えるんだ。仔牛には、別途ビタミンを補給する。ナポリ大学農学部、ミラノ・ローディ獣医大学連合の協力のもと、飼料の分析も行っているんだ。」
牛舎では水牛の親子を見せてくれた。母親は休暇中。コルヴィーノ社では、産後6日間は、傷ついた体内の臓器の修復を待つため、原乳は取らないそうだ。毎日与える飼料にもコストをかけ、水牛の健康管理にも気を配る。品質へのこだわりと強い理念があるからこそ、実行できることだ。
次に搾乳の様子を見せてもらった。「1日あたりの搾乳量は、一頭あたり約7Lに制限している。通常の乳牛の搾乳量が1日20~30Lだから、この水牛のミルクがいかに貴重かわかるだろう?あと、搾乳をするのは4~12歳の間だけだ。搾乳したミルクは、35℃程の温度からすぐに4℃まで冷やして、すぐに牛舎からモッツァレラ工場へと運ぶんだ。」
こうして牛舎から運ばれた貴重なミルクは、職人の待つ工場でモッツァレッラの特徴である繊維質、食感がありつつ噛むとミルクが溢れるジューシーな味わいのあるブファリーのモッツアレッラに生まれ変わる。
最後にコルヴィーノ社の歴史に触れておこう。コルヴィーノ社の歴史は、1870年にロレンツォ氏の高祖父が水牛畜産協同組合を設立したことから始まる。もともと水牛の飼育が本業だったことから、水牛を育てるにあたってのこだわりは伝統なのだろう。その100年後、1970年にモッツァレッラの工場が設立され、現在のコルヴィーノ社になったそうだ。
その後、1996年にモッツァレッラ・ディ・ブッファラ・カンパーナDOPが制定された際、記念すべき最初の認定工場となったのは、このコルヴィーノ社なのだ。
このことからも当時からの同社への品質の評価が伺える。
“ブファリー“のモッツァレッラ・ディ・ブッファラは、輸出の際に冷凍にするためDOP認証は付いていないが、原料へのこだわりから来る純粋な味わいは、冷凍商品でも十分に感じられる。
特に、チルドの輸入品では容易に留めておけない繊維質や食感は、冷凍だからこそ遠く離れた日本でも再現されるのではないだろうか?
日本の食卓に、レストランに、本場の美味しいモッツァレッラを!
コルヴィーノ社のこだわりが詰まったブファリー“のモッツァレッラ・ディ・ブッファラ、是非一度お試しいただきたい。
http://www.montebussan.co.jp/
▼ブファリーの商品詳細はこちら▼
http://www.montebussan.co.jp/foods/bufaly.html
【vol.63】アーティチョークスープのパッサテッリ
【マルケ州】アーティチョークのスープで食べる春のレシピ
『イタリア好き』が地方でイベントを実施する理由
『イタリア好き』は、これまで度々地方でイベントを実施しています。
この度、5月に開催される『集まれイタリア好き』もそのひとつです。
私たちが地方でイベントを開催する大きな理由はふたつあります。
ひとつは、より広く『イタリア好き』を知っていただき、地方の読者の方とふれあうため。
そしてもうひとつの大きな目的は、日本の地方を見直したいという気持ち。
『イタリア好き』が創刊コンセプトとして掲げていること。
それは、人々が暮らす地域の食を通して、イタリア人の日常を写し出し、人生の楽しさや、生き方のヒントみたいなことを学びとっていこうということ。
そんな思いを、誌面以外で表現できればと開催しているのがイベントです。
これまでも、日本の数々のイタリアンレストランで、
取材したところの郷土料理を中心とした食事会を開催してきました。
また、イタリアからマンマを招聘して開催する「マンマの料理フェスタ」は、イタリア料理の原点でもある、郷土食豊かなマンマの料理を体験してもらいたいと考え、5回ほど開催しました。
この第一回目は、今回もイベントを行う赤穂市御崎の「SAKURAGUMI」とコラボレーションして開催しました。
その時の模様はこちら。
「SAKURAGUMI」西川シェフの素晴らしい料理はもちろんのこと、赤穂の自然、温泉、古くから続く酒蔵、忠臣蔵の史跡散策など、この土地を訪れなければ感じられない魅力一緒に味わうことができました。
他にも、長野県でのイベントでは、農場でのズッキーニの定植と、長野県の産物を使ったイタリアンガーデンパーティー、野沢温泉の郷土料理を食べるといった小旅行企画を実施しました。
日本にはまだまだ知らない、たくさんの素晴らしい場所があります。
今回、再び「SAKURAGUMI」、そして初めて岡山の「ルーラルカプリ農場」で開催することとなりましたが、
「SAKURAGUMI」西川シェフ、「ルーラルカプリ農場」小林さん、「アル・バーチョ」堀尾シェフの土地を愛する心意気を感じていただき、
土地の魅力を、見て、触れて、味わって、体感してもらえれば嬉しいです。
イタリア好き委員会
この度、5月に開催される『集まれイタリア好き』もそのひとつです。
私たちが地方でイベントを開催する大きな理由はふたつあります。
ひとつは、より広く『イタリア好き』を知っていただき、地方の読者の方とふれあうため。
そしてもうひとつの大きな目的は、日本の地方を見直したいという気持ち。
『イタリア好き』が創刊コンセプトとして掲げていること。
それは、人々が暮らす地域の食を通して、イタリア人の日常を写し出し、人生の楽しさや、生き方のヒントみたいなことを学びとっていこうということ。
そんな思いを、誌面以外で表現できればと開催しているのがイベントです。
これまでも、日本の数々のイタリアンレストランで、
取材したところの郷土料理を中心とした食事会を開催してきました。
また、イタリアからマンマを招聘して開催する「マンマの料理フェスタ」は、イタリア料理の原点でもある、郷土食豊かなマンマの料理を体験してもらいたいと考え、5回ほど開催しました。
この第一回目は、今回もイベントを行う赤穂市御崎の「SAKURAGUMI」とコラボレーションして開催しました。
その時の模様はこちら。
「SAKURAGUMI」西川シェフの素晴らしい料理はもちろんのこと、赤穂の自然、温泉、古くから続く酒蔵、忠臣蔵の史跡散策など、この土地を訪れなければ感じられない魅力一緒に味わうことができました。
他にも、長野県でのイベントでは、農場でのズッキーニの定植と、長野県の産物を使ったイタリアンガーデンパーティー、野沢温泉の郷土料理を食べるといった小旅行企画を実施しました。
日本にはまだまだ知らない、たくさんの素晴らしい場所があります。
今回、再び「SAKURAGUMI」、そして初めて岡山の「ルーラルカプリ農場」で開催することとなりましたが、
「SAKURAGUMI」西川シェフ、「ルーラルカプリ農場」小林さん、「アル・バーチョ」堀尾シェフの土地を愛する心意気を感じていただき、
土地の魅力を、見て、触れて、味わって、体感してもらえれば嬉しいです。
イタリア好き委員会





















































































