イタリア好き委員会 のすべての投稿

“イタリア好き” 郷土料理とワインを楽しもう! アブルッツォ 開催報告

10月24日(土)
気持ちいい秋晴れの日。「PepeRosso」はイベント日和り(^^)

池の上駅から1分の「PepeRosso」通常はこちらでテイクアウトでパニーノなども販売している。


三軒茶屋から移転後、細かなところまでこだわったイタリア愛の詰まった店内。
店内にさりげなく飾られたイタリア各地の調理器具や器など、そんなイタリア愛を発見するのもおもしろい。

店内はソーシャルディスタンスで16名完璧の配置。


手打ちのサーニェ


アロッティチーニを作る「CUBE」という道具に仔羊肉を詰める今井シェフ。この肉の詰め方にポイントがあるのだ。

アブルッツォ仕込みの本格派


アンティパストから始まります。
のっけからかなり攻めてきます。

Crostini alla chietina(スタートはキエティ風クロスティーニ)


アンチョビにケッパー。アブルッツォでもっともポピュラーなつまみの一つ。

Ndocca Ndocca(冷静豚足のサラダ、ンドゥカ・ンドゥカ)


ゆっくり煮込まれた豚足がとろりと口の中で溶けていく。そしてこのダシの効いたズッパがたまりません。

Mazzarelle(内臓のエンダイブ包み)


内臓の色々な部位をマリネした後ににエンダイブで包み、蒸したもの。
本来は仔羊の内臓を使うところ、日本では入手が難しいため、今回は牛の内臓で。
前菜からガッツリきてますよー

プリモは4種。小麦の生産も盛んなアブルッツォ、いろいろな種類のパスタがあります。

Sagne e ceci(ヒヨコ豆とサーニェ)


本誌にも登場したサーニェ。ヒヨコ豆のシンプルでやさしい味わい。ヒヨコ豆も多く生産されています。

Anellini alla pecorara(羊飼いの指輪のパスタ)


羊飼いが紐に通して持ち運べるように、リング状にしたという説もあるパスタ。
ズッキーニとトマトのソースにペコリーノで。



Timballo di scrippelle(クレープのティンバッロ)


クリームにはカルチョーフィとスカモルツァをたっぷり。





 



Spaghetti alla chitarra con le pallottine(肉団子のキタッラ)


ギターの弦を張ったような道具で作る四角いパスタはアブルッツォの定番。

アブルッツォは山の自然ばかりではありません。
アドリア海の海の幸も豊富です。魚介のズッパは名物料理のひとつ。

Brodetto di pesce alla vastese(魚介のズッパ)


シャコが豊富なアドリア海では、アブルッツォだけではなく、マルケやモリーゼでも必ずシャコが入り、
いい味を出してくれます。





Arrosticini(アッロスティチーニ)


1回に100本できます。

現地では、焼き上がりを陶器の器やアルミホイル包んで冷めないようにサービスされますが、
今回は焼き上がりを次々に皿に載せてくれて、“わんこそば”ならぬ、“わんこアロッティチーニ”。
余計なハーブは使いません、塩味だけでも十分うまい! 何本でもいけます。

そしてこの日のワインをセレクトしてくれたのは、ソムリエの藤本さん。
アブルッツォといえば、モンテプルチアーノですが、
バリエーションと味わい、とても楽しめる、可能性のあるワインだと気づかされる日でもありました。
すばらしいセレクトでした。




とってもディープでニッチなアブルッツォの会。
今井さんはじめスタッフの皆さま、参加してくれた皆さま、ありがとうございました。

写真提供:参加者の船越英一さん

【10/24開催】“イタリア好き” 郷土料理とワインを楽しもう! アブルッツォ

\イタリア郷土料理を巡る食事会 アブルッツォ/

9/22開催の東シチリアの食事会に続き、
Vol.38(2019年8月1日発行)アブルッツォ特集に合わせて、少しでもイタリアを感じていただける食事会を、ルールとマナーを守って開催いたします!

今回は、移転・リニューアルした「ペペロッソ」にて、イタリア郷土料理への探究心が強く、
研究熱心なオーナーシェフ今井さんの料理を楽しんでいただきます!



アブルッツォも本誌発行後にそれを持って取材先を周り、同じような体験をされてきました。
特にアッロスティチーニ(羊の串焼き)は、フランコさんに叩きこまれてきたようです。
さらにお店では、イタリア各地の手打ちパスタをひとつ名物としているので、
今回はアブルッツォのタイプの違うパスタを4種類楽しんでもらいます。

予定しているメニューこちら
-Antipasto misto-
Crostini alla chietina(キエティ風クロスティーニ、アンチョビ、ケッパー風味)
Ndocca Ndocca(ンドゥカ・ンドゥカ、冷製豚足サラダ)
Mazzarelle(内臓のエンダイブ包み)

-Primo Piatti-
アブルッオらしいパスタ4種
その1.Sagne e ceci(ヒヨコ豆とサーニェ)


その2.Anellini alla pecorara(羊飼いの指輪のパスタ)


その3.Timballo di scrippelle(クレープのティンバッロ)
こちらは写真がありません~

その4.Chitarra con le pallottine(団子のキタッラ)



-Secondi Piatti-
Brodetto di pesce alla vastese(魚介のズッパ)
アドリア海にも面してアブルッツォは魚介も豊富。

Brodetto (Photo by Manda Yasufumi)[/caption]

そして、
Arrosticini(アッロスティチーニ)
アッロスティチーニといえばフランコ・フィオッコさん!
Arrosticini[/caption]
Brodetto (Photo by Manda Yasufumi)[/caption]

-Dolce-
Sise delle monache(シセ・デッレ・モナーケ)三つのおっぱいの形をしたドルチェ

Celli ripieni(チェッリ・リピエーニ)アブルッツォで結婚式などで食べる伝統菓子

なかなかのボリュームなような気がします〜
気のせい? アブルッツェーゼになった気分で

◆+◆+開催概要+◆+◆
■日時:10月24日(土)12:00~15:00(11:45受付開始)
■会場:ペペロッソ
東京都世田谷区代沢2-46-7 エクセル桃井1階
https://www.peperosso.co.jp/
■会費:〈会員〉13,000円(税別)(14,300円:税込)
〈非会員〉15,000円(税別)(16,500円:税込)
*ドリンク込み!
(イタリアズッキーニクラブ・ズッキーニパートナーズ会員+1名まで有効)
■形式:着席式
■定員:15名

《過去の食事会レポート》
NEW!2020年9月に開催した東シチリア食事会のレポートはこちらから
■2019年11月に開催したサルデーニャ食事会のレポートはこちらから
■2019年6月に開催したヴェネト食事会のレポートはこちらから
■2019年2月に開催したエミリア・ロマーニャ食事会のレポートはこちらから
■2018年8月に開催したカラブリア食事会のレポートはこちらから
■2018年11月に開催したリグーリア食事会のレポートはこちらから

《お申込み》

以下に「カートに入れる」ボタンが表示されます。そちらをクリックしてお進みください。

*参加条件はイタリアズッキーニクラブズッキーニパートナーズ会員様とそのお連れ様1名のみとさせていただきます。

※ズッキーニクラブ、ズッキーニパートナーズ会員の方は、ログインすると会員価格でご購入いただけます(未ログインでは、非会員価格でカートに価格が表示されます)。

“イタリア好き” 郷土料理とワインを楽しもう! 東シチリア報告

9月22日(火・秋分の日)
スーパー晴れ男の名に恥じないように、前日までの雨もあがり、朝から気持ちよく晴れた秋の葉山。
薄っすらと富士山も見える。

新型コロナウィルスの関係でしばらく遠ざかっていた食事会ですが、店ともきちんと連携し十分な対策を取って、
最新号の特集、東シチリアをテーマにした食事会を「Piscaria(ピスカリア)」で開催。
こういう事情から、参加人数がごく限らた中での開催でしたが、
久しぶりに読者の方々と楽しく、おいしい時間を過ごすことができたことに感謝。

僕は前日から入り、佐島港や農家へ一緒に買い出しに行ってきた。
カポナータの名前の由来は諸説あるが、出雲シェフもカターニャで聞いて実際に食べた経験もあるということから、
今回はシーラ(イタリア語でカッポーネ)を使ったことで、この料理名になっているという“元祖カポナータ”説を採用。
佐島には水揚げされたシーラがちゃんとあった。

まああまり見た目のいい魚ではないですが、高級魚として扱われるところもありますし、
ハワイでは「マヒマヒ」として親しまれていますね。
これを揚げて、野菜と一緒に甘酢でマリネしているのが一応“元祖カポナータ”。

シチリアの古代小麦ルッセッロを使って焼いたパンも焼き上がり〜

さてそろそろ開始時間が近づいてきました。


軽くご挨拶。


Anti past1 生赤タマネギとトマト、リコッタサラータの“バスターザ”。カターニャではおしゃべりな奴に辛い生の赤タマネギをたっぷりと食べさせて、おしゃべりをやめさせる(basta=もういい)というサラダと言われている、そんな仕立てのサラダ。今回はもちろんちゃんと辛味は取ってます〜。それに佐島産メジマグロのタルタルに、例のカポナータ。

In salata di Bastasa, Tartaru di tonno, Caponata classica


Anti past2 アランチーノかアランチーナか? カターニャではアランチーナ。エトナ山をイメージした三角錐の形で。ブルスケッタはシチリア産マグロのカラスミで。これがうまい!

Arancino o Arancina? , Bruschetta con bottarga di tonno


Anti past3 生シラスのフリテッレ、イワシと豆アジのフリット。

Fritto misto e frittele di bianchetti


Anti pasti4 ゆで上げ佐島タコ 丸々ゆでたタコをぶつ切りにして〜 楽しいね〜
Polpo bollito


Insalata di polpo


Primo piatto 1 佐島産マグロとナスのフジッリ トロトロのナスにマグロが抜群の相性でGoo!
Fusilli con tonno e melansane[/caption]

Primo piatto 2 ブロンテ産ピスタチオのペンネ ピスタチオとタマネギのシンプルな味付けでピスタチオの味と香りを引き出すレシピ。
Pasta con pistachio di Bronte[/caption]

Secondo piatto 1 メカジキのグリル パンテレッリーア風 なぜか東からパンテレッリーアに飛んでーーケッパー、オレガノ、ドライトマト、ニンニク、アーモンド、モリーカを載せてグリルしました。
Pesce spada griliato alla pantesca[/caption]

Secondo piatto 2 白金豚の自家製グルグルサルシッチャ。
Salsiccia di maiale e insalata di verdure[/caption]

Dolce 1 ブロンテ産ピスタチオのジェラート。食事会当日に誕生日の方の特別プレート。
Gelato con pistachio di Bronte[/caption]

アーヴォラ産アーモンドのトッローネとエスプレッソ。トッローネは前日僕が1時間練りました〜(汗)これはお土産用もご用意。
Torrone e cafe[/caption]

ワインはシチリアの自然派ワインで。






参加してくれた皆さま、出雲シェフはじめピスカリアスタッフの方、ありがとうございました。

*写真は参加者の船越英一さん撮影によるものです。

“ヴィヴェラ社” シチリア・エトナ山の家庭的ワイナリー Presented by モンテ物産

コロナウイルスによるイタリア・ロックダウン後、久しぶりにシチリアを訪問した。ヨーロッパ最大の活火山、エトナ山の麓にあるワイナリー、ヴィヴェラ社を訪問するためだ。
家族経営のヴィヴェラ社は、2002年創業とまだ歴史は浅いものの、エトナ山の畑の特徴を活かしたその土地独自のワイン造りを行い、国内のみならず世界各国で高い評価を受けているワイナリーである。


8月末、朝のミラノの気温は20℃以下と半袖では肌寒い気候。しかしカターニアの空港に降り立つと、力強い夏の日差し。カターニアのこの日の最高気温は37℃と猛暑であった。 
標高3,326mのエトナ山の北東に位置するリングアグロッサの町のはずれにヴィヴェラ社のワイナリーは位置する。ワイナリーの周りには14haのブドウ畑が広がる。出迎えてくれたのは責任者のロレダーナさん。
「久しぶり!本当に遠いところからよく来てくれたね。とっても嬉しいわ!」
コロナの影響でお互いマスクをはめて握手もできない状況だったが、彼女が心の底からこちらの訪問を喜んでくれているのが伝わった。
まずはお互い日本、イタリアのコロナ感染状況やロックダウン中の苦労話、営業活動への影響などを情報交換。その後すぐに、「早速私たちが造るエトナワインの主要品種、3種類のブドウの畑を見にいきましょう!」と誘われた。

▲ロレダーナさん
ヴィヴェラ社のブドウ畑は標高550m~600mに位置する。涼しいかと思えば実際はここも日中は日差しがきつく、とても暑い。しかし朝・晩は山の気候で冷え込むため、この昼夜の寒暖差がワインに複雑さをもたらしているのだという。

最初に連れていかれたのは、地場品種ネレッロ・カップッチョの段々畑。ブドウ木の列の間隔が1.2mと狭いのは、段々畑の土地を活用するためだ。
「ちょうど今、“インヴァイアトゥーラ”と呼ばれるブドウの実の色づきの段階よ。」
グリーンから青紫に変わっていくきれいなグラデーションのブドウがあちこちに見えた。

「ネレッロ・カップッチョは元々補助品種として昔から重宝されてきたの。ワインに色味を与える役割をもっていて、伝統的にエトナのブドウ畑では、主要品種のネレッロ・マスカレーゼを4列、ネレッロ・カップッチョを1列交互に配置して、ネレッロ・マスカレーゼ80%+ネレッロ・カップッチョ20%のエトナロッソを造ってきたわ。」
ネレッロ・カップッチョの果実は大きく、またそのブドウの葉も他の品種では見ないほどの大きさであった。「ネレッロ・カップッチョの“カップッチョ”は頭巾、フードのこと。“ネレッロ・マンテッラート(マントを羽織った)”という呼び名もあるわ。ブドウの房に覆いかぶさるような大きな葉の特徴から来ているのよ。」
▲グラデーションが美しいブドウ 
▲手と比べると、ネレッロ・カップッチョの葉の大きさが良くわかる
次にワイナリーを挟んで反対側のネレッロ・マスカレーゼのブドウ畑に。
ネレッロ・マスカレーゼは2000年台前半から起こったエトナ・ワインブームの主役ともいえる黒ブドウの品種。果実の力強さと繊細さに火山土壌のミネラルが加わる素晴らしい品種だ。
「見てよこの土壌を。火山の石がごろごろ転がっているでしょ。畑を耕すのも大変なのよ。靴とズボンが汚れて申し訳ないわね。」
実際に、黒ずんだ石と砂ぼこりでスニーカーが真っ黒になった。エトナの土壌は砂質と、この石の黒ずみにも現れているように、黒みがかったケイ土を含む粘土質の土壌。カリウム、石灰、リン、鉄分、マンガンなどを豊富に含むため、この土壌で造られるワインにも、鉄分と亜リン酸が豊富に含まれるのだという。
畑ではちょうど作業員が余分な葉と不良果実を取っているところだった。
「余分な葉を取ることで、風通しを良くして収穫前の雨でカビが生えるのを防ぐの。また葉全体への日当たりが良くなって光合成が促され、糖の生成がより多くなる効果もあるのよ。」

「ネレッロ・マスカレーゼは紀元前に古代ギリシアからもたらされた品種で、海側のマスカリという町の名前から来ている。うちの赤の看板ワイン“マルティネッラ”に欠かせないブドウだわ。」
▲畑作業の様子
▲ネレッロ・マスカレーゼ
最後に白ブドウ品種カリカンテの畑へ。
「ワイナリー創業当時、苗木業者にはカリカンテの苗木の取り扱いがなく、自分たちで農家からブドウ木を分けてもらい、継ぎ木して植えたの。今ではエトナ・ビアンコを代表するメジャーな地場品種だけど、当時は植えるのも一苦労だったのよ。」

「カリカンテの語源は“Caricare tanta uva(カリカーレ タンタ ウーヴァ)=たくさんのブドウをつける”という意味。それだけ収穫量が多くなる品種なの。私たちはカリカンテに限らず、全て収穫前のブドウの房を約半分に減らして、残った房にしっかりと養分が届くようにしているのよ。より質のよいブドウを収穫できるようにするためにね!」
▲カリカンテ
カリカンテ種を100%使用した白ワインは“サリズィーレ”。“苦難の坂を上る御主人様”という意味で、ワイナリー創設にあたり多大な貢献をしたロレダーナさんの父アントニーノさんに捧げるワインだ。
畑の見学が終わり大量の汗をかいた後に、そのアントニーノさんが作ってくれたナスを使ったカターニアの郷土料理、 “Pasta alla Norma(ノルマ風パスタ)”の素朴な味わいが、とても体に染みた。
ステンレスタンクで2年、ボトルで2年の計4年熟成させた白ワインは、しっかりとした骨格を持ちながら、驚くほどフレッシュな味わい。火打石のようなミネラル感もしっかりと感じられる。サリズィーレの特徴であるこのミネラル感が、パスタにかかったリコッタ・サラータの塩気とも相性がいい。

「ここに来るまで、何でもすべて自分でやってきた。様々な冒険やチャレンジもしたよ。」
そう言いながら穏やかにほほ笑むアントニーノさんに、このワインを重ね合わせた。

厳しいエトナの大地で暖かい家族により作られる、火山エリアならではの特徴を存分に反映させたワイン。
今後もますます成長が楽しみなワイナリーだ。

▲ノルマ風パスタ
▲右がアントニーノさん
▲左:“マルティネッラ”/右:“サリズィーレ”

モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼ヴィヴェラ社について詳しくはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/wine/vivera.html

オンラインで感じるイタリア! マルケから、マンマの料理レッスン&ライブツアー


今回はマルケ州北部にある小さな内陸の町ウルバーニアで、食の達人としてちょっとした有名人のマンマフランチェスカ・グエッラさんに、マルケ州北部を代表するストリートフード『クロストロ』と詰め物バリエーション2品をご紹介いただきます。たっぷりのラードを何層にも練りこみ、外はサクサク中はソフトに焼き上げるパン、クロストロはウルバーニアの人が愛してやまない一品ですのでぜひマスターして欲しいもの。そしてライブツアーでは、年に1度開かれるクロストロ祭りの様子や『イタリア好き』本誌のVol.33マルケ特集でマンマのレシピに登場しているアンナ・ファッジさんから歴史的な建造物(昔の粉引き小屋など)も紹介いただくなど盛りだくさんでお届けします♪

マンマフランチェスカの料理レッスン概要

日時:2020年10月16日(金)18:00~20:00予定(入室は17時45分ぐらいから)
環境:ZOOM(テレビ会議システム)で実施 ※できる限りカメラはオンでご参加ください。
作るお料理:ウルバーニアのクロストロ/サルシッチャと野菜のソテー/フルーツとチーズのリーフサラダ
【ご注意】クロストロのみレッスン内では仕上がりません。詳しくは下記「どんなお料理?」をご一読ください。
レッスンのポイント♪:
・マンマと一緒に楽しくお料理ができる(作らずに見てるだけでもOK!)
・イタリア語が聞ける、話せる(通訳が入るので安心)
・料理の合間に、地域のクロストロ祭りの様子や歴史的建造物のリモートライブツアーを楽しめる
・レッスン後は作った食事を試食しながらマンマへ色々な質問ができる
・お料理にぴったりなワインも予めご案内(乾杯を楽しみにご参加も◎)

<2020.09.30 フランチェスカさんよりメッセージが届きました♪>

皆さんこんにちは! 私はフランチェスカといいます。
私が持っているのはクロストロというパンの仲間で、ここウルバーニアの名物料理なんですよ。
とてもおいしく味わい深いこの町の自慢料理を楽しく一緒に作りましょう!
皆さんの参加をお待ちしていますね!チャオ!

■マンマの紹介

フランチェスカさんの住む小さな町ウルバーニアは、かつてカステルドゥランテと呼ばれ、ウルビーノ公であったモンテフェルトロ家の宮廷ご用達のマヨリカ陶器を生産していた歴史ある町として知られています。彼女はそこで3人の子供を育て、マンマとしてもベテランなのはもちろんのこと、生の手打ちパスタやお惣菜などを販売している食材店を営み、このウルバーニア町民の胃袋をも支えているスーパーマンマです。お店はフレッシュのパスタはもちろんのこと、ラードを練りこんだ焼きたての白ピッツァ、焼き菓子、種類豊富なお惣菜など、バラエティー豊かなお料理が並ぶ人気店です。そんなマンマ、じつは昔、本が大好きで、本の修復を勉強しながらレシピ本を読み漁っているうちに食について強く惹かて料理人になったのだそう。
そして、何よりもフランチェスカさんはウルバーニアのクロストロ作りの名人でもあり、年に1回開催されるクロストロ祭りでは審査員を務めるほどの腕前。ぜひ、彼女からクロストロ作りのコツを伝授いただきましょう♪


■どんなお料理?

今回のお料理はクロストロ作り名人のフランチェスカさんより、基本の「クロストロ」を教わります。あわせて作る2品は詰め物バリエーションとして、1つは一から作る「サルシッチャと野菜のソテー」、もう1品は前菜としてもピッタリのさっぱりとした「フルーツとチーズのリーフサラダ」を予定しています。クロストロはストリートフード的な存在ですので、そのまま食べてももちろんおいしいですが、詰め物をいろいろと変えて楽しんでもらえたらと思います。
【ご注意】
今回、クロストロは仕込み~成形までをレッスンでは行い、その後一晩休ませる工程が入りますので、お召し上がりは翌日となります。翌日行っていただく作業(生地をの伸ばして焼く作業)はマンマの作業をご覧ください。サルシッチャとサラダはその日にお召し上がりいただけます。




■クロストロ祭りの紹介とライブツアーについて

まずはフランチェスカさんが審査員を務めるウルバーニアのクロストロ祭りを映像でご紹介します。残念ながら今年は開催が見送りとなりましたが、お祭りの様子をご堪能いただけますよ。
そして、ライブツアーではもう一人マンマアンナさん(Vol.33『イタリア好き』マルケ特集のマンマのレシピで紹介)にも登場いただきます。アンナさんはフランチェスカさんの料理仲間。共に食文化伝承のためのアソシエーションを作った食の文化人でもあります。アンナさんからは、文化財としても色々なメディアに取り上げられた歴史深い場所をご紹介いただきます。半鍾乳洞のような岩と同居していて、独特の雰囲気のある粉引き小屋などは必見ですよ。



■参加に必要な環境とお申し込みの流れ

ZOOMというテレビ会議システムを使用したオンラインレッスンとなります。
使用は簡単! PC、スマートフォン、タブレットのどれからでもアクセス可。セッティング方法、詳細はお申し込みいただいた方へ順次ご案内させていただきます。
ZOOMについて→https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

◎6月に開催したオンライン料理レッスンの様子はこちらから!
「レポート:オンラインで楽しもう! カラブリアから、マンマアンナの料理レッスン&食事会」
https://italiazuki.com/?p=39765


◎7月に開催したオンライン料理レッスンの様子はこちらから!
「レポート:オンラインで楽しもう! トスカーナから、マンマサンドラの料理レッスン&食事会」
https://italiazuki.com/?p=40158


お申し込み~参加までの流れ

【1】「カートに入れる」をクリックして参加お申し込み(※『Webマガジンマンマのレシピ』購読者は後から料金を変更いたします)
【2】入金確認後、事務局より受付完了と今後の流れをご案内
【3】開催1週間前をめどに、当日実施するレシピや材料、下準備詳細、乾杯ワイン、ZOOMへのアクセス情報などをご案内
【4】レッスンでお料理を作られる方は予め材料の購入、下準備を各自でお願いします。(見るだけ参加の方も乾杯ドリンクはお手元にご用意くださいね)
【5】10月16日にオンラインより参加
参加にあたってご質問のある方は、遠慮なく事務局までお気軽にお問合せ(https://shop.italiazuki.com/inquiry_input.php)ください♪

マルケから~マンマフランチェスカのオンライン料理レッスン
■開催日:10月16日(金)18:00〜20:00予定(入室は17時45分ぐらいから)
■参加費:3,000円(税込:3,300円)[webマガジン マンマのレシピ購読者2,500円(税込:2,750円)]
『Webマガジンマンマのレシピ』購読者はお申し込み後に料金を変更させていただきます。備考欄へ「マンマのレシピ購読者」と記入をお願いします。
■参加者数:20名(通常時はマイクをミュートとさせていただきます。カメラはできる限りオンでお願いします。)
■申し込み期限:10月15日(木)まで

“イタリア好き” 郷土料理とワインを楽しもう! 東シチリア

※キャンセル枠も定員となりましたので、参加申し込み受付を終了させていただきました。
 まだ次回のご参加をお待ちしています。

\イタリア郷土料理を巡る食事会 東シチリア/

Vol.42(8月1日発行)東シチリア特集に合わせて、恒例の食事会を開催します。
コロナ禍でもあって、なかなか開催が厳しい状況ではありましたが、
お店ともしっかり対策を考えて、エチケットとマナー、ルールを守って楽しみたいと思います。
そして東シチリアと言えばここ「ピスカリア」
木の温もりを感じられる店内

店名の「piscaria」もカターニャにある魚市場にちなんでつけたという魚介中心のシチリア料理の店。
メニューは基本的に魚と野菜で構成されていて、毎朝、佐島港へ行き旬で活きのいい魚を仕入れ、野菜も近郊の農家から仕入れています。

佐島で下処理する出雲シェフ

そんな出雲シェフと考えたメニューは以下の予定です。
東シチリアらしさを取り入れつつ、過去取材したシチリア特集号からもチョイスしました。

ーアンティパストー
ウニのブルスケッタ(自家製パンに生ウニを載せて)
インサラータ・ディ・パンティスカ
シーラを使った元祖カポナータ(シチリア仕込み)
アランチーノ(東バージョン)
魚介のフリットミスト(生シラス、真イワシ、アジ、イカなどその日の魚で)
この日は真イワシに豆アジ
佐島タコ(ゆでたてとレモンとオリーヴオイルで)


ープリモピアットー
ピスタチオのパスタ(ブロンテ産をたっぷりと)

マグロとナスのフジッリ(ナスが抜群にうまい季節、マグロとの相性もバッチリ)

ーセコンドピアットー
メカジキのグリル
グルグルサルシッチャ


ードルチェー
ピスタチオのジェラート(もちろんブロンテ産)


ードリンクー
自然派シチリアワイン
スパークリング1種、ビアンコ2種、ロッソ1種

食後酒 アマーラ


カフェ
アーモンドのトッローネ付き(もちろんアーヴォラ産)

こんな感じで、盛りだくさんになってしまいましたが、二人でニヤニヤしながらメニュー決めてました。
*メニューは素材の入荷次第で予告なく変更することもありますのでご了承ください。


◆+◆+開催概要+◆+◆

■日時:9月22日(火・祝)12:00~15:00(11:45受付開始)
■会場:Piscaria(ピスカリア)
神奈川県三浦郡葉山町堀内918-20
https://www.facebook.com/PISCARIA/
■会費:〈会員〉13,000円(税別)(14,300円:税込)
〈非会員〉15,000円(税別)(16,500円:税込)
*ドリンク込み!
イタリアズッキーニクラブズッキーニパートナーズ会員+1名まで有効)
■形式:着席式
■定員:12名

《過去の食事会レポート》
■2019年11月に開催したサルデーニャ食事会のレポートはこちらから
■2019年6月に開催したヴェネト食事会のレポートはこちらから
■2019年2月に開催したエミリア・ロマーニャ食事会のレポートはこちらから
■2018年8月に開催したカラブリア食事会のレポートはこちらから
■2018年11月に開催したリグーリア食事会のレポートはこちらから

《お申込み》

以下に「カートに入れる」ボタンが表示されます。そちらをクリックしてお進みください。

*参加条件はイタリアズッキーニクラブズッキーニパートナーズ会員様とそのお連れ様1名のみとさせていただきます。

※ズッキーニクラブ、ズッキーニパートナーズ会員の方は、ログインすると会員価格でご購入いただけます(未ログインでは、非会員価格でカートに価格が表示されます)。



トマトの季節 Presented by モンテ物産

モンテ物産ミラノ駐在員の夏の思い出は、トマトで埋め尽くされていると言っても過言ではない。
トマト缶の原料となるトマトの収穫が行われるのは夏だけなので、毎年夏になると必ず生産立会いのため南に向かうことになる。
工場があるのはナポリを有するカンパーニャ州の一都市、サレルノ近郊だ。トマト缶用のトマトは例年7月下旬~9月上旬の間に収穫され、すべてがフレッシュなうちに工場に運ばれて缶詰になる。その工場が問題なく稼動しているかの確認、ロットごとの品質の確認、ラインでのトマト選別作業が、この時期の駐在員には欠かせない仕事だ。
周囲のイタリア人の友人たちは、いかにもヨーロッパらしい2~3週間の長い夏休みを利用してのんびりとヴァカンスを満喫するが、我々は全くもってそれどころではない。
トマト工場は24時間稼動しているからだ。
「Benvenuto al PARADISO!(“パラダイス”へようこそ!)」
トマト工場に着くと、40年以上もモンテ物産のトマト缶ビジネスのコーディネーターを続けているブルーノさんが満面の笑みで迎えてくれた。
恰幅が良く小柄で骨太、という典型的な南イタリアの体型で、いつも明るく冗談を言っては笑わせてくれるとても面白い人だ。大げさに“パラダイス”を強調した口ぶりから、この場合の“パラダイス”が字義通りではないことがうかがえた。
「こんなに美味しいトマトで溢れかえったこの工場はまさに“パラダイス”だよ!さあ、原料トマトのご到着だ!」
そう言われて振り返ると、ちょうどトマトを積んだ巨大なトレーラーが工場に入ってくるところだった。
▲日本のトマトと違い、地面に這って生えているのがイタリアのトマトの特徴

荷受所では工場の経営者一族による検品が始まるのだが、未熟果(緑色や黄色などの赤くなっていないトマト)・不良果(腐っているなど状態が悪いトマト)が多いと、「こんなトマトを持ってくるな!お前のところからはもう買わないぞ!」という怒号とともに容赦なく追い返されてしまう。
トマトの供給元もせっかく届けたトマトがトンボ帰りになってはたまったものではないため、いいトマトを納品するように気をつける。先代の社長が非常に厳しい方だったこともあり、いい原料には恵まれているそうだ。

搬入されたトマトは順次洗浄され、カラーセンサーで未熟果や不良果があらかた取り除かれる。そして高温の水蒸気と回転式のローラーで湯剥きが行われるのだが、100度前後の水蒸気が吹きつけられるので、当然トマトはアツアツだ。

そのトマトが流れていく先に目を向けると、せわしなく手を動かしてトマトの選別を行っているマンマ(mammaはイタリア語で「母」の意味だが、単純に「母」というよりは、「お母ちゃん」と訳すほうがしっくりくる)がずらりと並んでいる。
「さあ、ここからが大仕事だよ!」
ブルーノさんは笑顔でそう言い、エプロンと手袋を渡してきた。
私もトマトの選別ラインに入る、ということである。
ベルトコンベアのスタートのあたりに立つと、
「チャオ!がんばってね新入り君、5分で逃げちゃだめよ!」
と元気なマンマたちが歓迎してくれた。
▲選果を行うマンマたち
私にできるのは、スタート地点でカラーセンサーをすり抜けてしまった緑色や黄色といった誰が見てもわかる未熟果を取り除くことくらいだった。
最初はゲーム感覚でベルトコンベアの左右に開いた穴に順調に未熟果を放り込んでいたが、真夏の工場内でアツアツトマトの運河を目の前に作業をするのは、サウナの中で運動をし続けるようなものだ。

冷房や換気扇などを駆使しているものの、あっという間に汗が噴き出し始める。
マンマたちは毎年9割ほどが同じメンバーというベテランぞろいなので、30分経っても、1時間経っても平然としている。
「彼女たちは、休憩時間も含めてだが8時間働くんだよ。」
ブルーノさんのその言葉を聞いてひっくり返りそうになった。慣れない我々では、頑張っても2~3時間が関の山だろう。
「彼女たちは8時間×3交代制で働き、24時間工場は稼動し続けるんだ。トマトは毎日収穫されるから、新鮮なうちに加工するにはこうするしかないんだよ!」

私が更に驚いたのは、マンマたちの選別精度の高さだ。
最初に隣にいたマンマも素早く選別しているように見えたのだが、その後に控えるベテラン勢からすれば”まだまだ新米”とのことだ。実際にラインの最後を任されているマンマを見に行ってみると、手の動きが速すぎてどんなトマトを取り除いているのかが見えもしなかった。
目を凝らしてよく見ると、一見真っ赤できれいな見た目のトマトの流れの中にしきりに手を突っ込んでは混ぜ返していた。そうすることで裏側の黒い部分なども取り除いているそうだ。

「向こうにあるラインを見てごらん。マンマの数が少ないだろう?日本向けの商品がより高品質なものになるように、イタリア国内向けや日本以外の国向けのラインと比べると約2倍の人員を配置しているんだ。」
ブルーノさんに促されて遠くの日本以外の国向けラインを見ると、確かに人数が違ううえにトマトを流すベルトコンベアの速度も目に見えて速い。

こうして厳しい選別をくぐり抜けたトマトは、同じ原料トマトから作られるピューレと一緒に缶に詰められ、密封される。
缶を一定時間高温の熱湯に浸しておくことで殺菌が行われ、科学的な保存料は一切使わない。そのおかげで、完熟トマトの自然な味わいがそのまま楽しめる。

モンテ物産のロングセラー商品の一つともいえるモンテベッロのトマト缶。このトマト缶一つ一つには、畑で収穫する人たち、選別ラインのマンマたちをはじめとした工場の人たち、ブルーノさんなど、様々な人の努力や技術、そして情熱が込められている。
スーパーなどの小売店だけではなくレストランのシェフたちにも長年愛用されているのは、造り手のこだわりによって安定した高品質を保ち続けているからこそなのだろう。

モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼モンテベッロについて詳しくはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/foods/mb_po.html