【リグーリア州】テイクアウトや作り置きで人気の家庭料理
イタリア好き委員会 のすべての投稿
【※重要※一部地域の本誌発送時期変更について】
ズッキーニパートナーズ(配布店舗)の皆様へ
2/1に最新号Vol.44が発行されますが、配布店舗(ズッキーニパートナーズ)様へ向けてのお届けは以下のようにさせていただいております。(1/20のメールにて)
緊急事態宣言が発令されているエリアの方々は、本誌到着まで今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
1)緊急事態宣言発令地域(11の都府県)
→緊急事態宣言解除後の発送。発送日は検討中。
※3/7までの10都道府県での延長を受け、2/8以降順次発送を進めていく段取りです。
お受け取りできない方は、事務局まで2/8までにご連絡をお願いいたします。
2)その他の地域
→2月1日着にて発送
※15部・30部の方は日時指定ができませんので、2月1日頃到着予定となります。
どうぞよろしくお願いいたします。
イタリア好き委員会
2/1に最新号Vol.44が発行されますが、配布店舗(ズッキーニパートナーズ)様へ向けてのお届けは以下のようにさせていただいております。(1/20のメールにて)
緊急事態宣言が発令されているエリアの方々は、本誌到着まで今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
1)緊急事態宣言発令地域(11の都府県)
→緊急事態宣言解除後の発送。発送日は検討中。
※3/7までの10都道府県での延長を受け、2/8以降順次発送を進めていく段取りです。
お受け取りできない方は、事務局まで2/8までにご連絡をお願いいたします。
2)その他の地域
→2月1日着にて発送
※15部・30部の方は日時指定ができませんので、2月1日頃到着予定となります。
どうぞよろしくお願いいたします。
イタリア好き委員会
クリスマスの景色フィレンツェ
変わらないイタリアの景色
昨年2月29日にイタリアから帰国して早一年が経とうとしている。この間、新型コロナウイルスは想像以上に拡大し、今もなお我々の生活に重い空気を漂わせている。そして新しい生活様式により、できるだけ人と接せず、密にならず暮らすという、人が人として生きる価値を奪われてしまうような生活を余儀なくされている。
このままではダメだ!
すべての物事において長い時間——特に人間の寿命をも超える長い時間——をその内に蓄積したものには、その種のものしか身にまとうことのできない力がある。ただ、そうした作用は客観的に測定がしづらいために失うことも容易であるのだと、『ゆっくり、いそげ』影山知明著の中に書かれている。
どういうことか、誤解を恐れずに簡単に言えば、できあがるまでの手間ひまの時間と、できてからの時間の積み重ねが味となって長く愛され続けているということだ。ただそれはすべての人と共有できるものでもない。
西村さんはインタヴューの中で、「イタリアには人々の思いが詰まったものがいつまでも変わらずにあり、それが魅力の一つでもある」とも話されている。
なるほど、今この変化の中において、これから先もずっと愛していける、変わらずに守っていけるのは何か(それは極めて主観的であっていい)を見極める機会を与えられたと考えれば、それは幸いであり、とても前向きなのである。
進もう。
そんな思いでポンテヴェッキオの写真を眺め、次にまた同じ風景が見られることを望むのであった。
新しい希望と伝統 変化の時代を強かに、しなやかに生きる
人々に笑顔を、街に彩りを。若きオリーヴオイル生産者、老舗のマチェレリーア、街角のフィオライオ、職人気質のパニフィーチョ、それぞれの想いを胸に、フィオレンティーナにエッセンスを注ぐ。
I CARI ITALIANI 愛すべきイタリアーニ
~あの時のあの人は今どうしてる~イタリア各地で取材した人たちは、伝統の継承と新しい挑戦を続けていた。
おいしいイタリア郷土の味を旅しよう!
~北イタリア、中部イタリア編~
よく知られたもの、珍しいもの、その土地と歴史に育まれてきたイタリア各地の料理と特産品を紹介。スペシャルインタヴュー 元祖イタリア好き 西村暢夫さん
好奇心旺盛な少年のように 眼差しのその先へ定期購読いただくと!
バックナンバーがもれなく3冊ついてくる!!
※どの号が届くかはお楽しみ♪
- 1年間(4回発行)2,640円(税込)
- 送料無料
『イタリア好き』バックナンバー
『イタリア好き』バックナンバーは単品でご購入いただけます。
*バックナンバー 1冊550円(税込)
写真で旅するイタリア 料理編 ラディキオ・ロッソ・ディ・トレヴィーゾ
Facciamo un viaggio in Italia
写真で旅するイタリアー料理編ー
ヴェネト州のトレヴィーゾを中心に作られているラディッキオ・ロッソ。
vol.37で取材した農家では、ラディキオだけで27種も栽培していて、霜がおりる11月頃から1月まで順次それぞれのいいタイミングで出荷していく。
その王様的存在のラディキオ・ロッソ・ディ・トレヴィーゾをつかったおつまみ。ゴルゴンゾーラにマスカルポーネを混ぜて、それをラディキオ・ロッソ・ディ・トレヴィーゾに塗って、スペックで巻いたまさに土地ならではの贅沢な一品。
プロセッコと共に、アペリティーヴォにどうぞ〜
左上から時計回りに代表的な5種を紹介。ラディキオ・ヴェリエガート・ディ・カステルフランコ、ラディキオ・ディ・ヴェローナ、ローザ・デル・ヴェネト、ラディキオ・ロッソ・ディ・トレヴィーゾ、ラディキオ・ディ・トレヴィーゾ・プレコーチェ。
マッシモ
Photo by Endo Motoko
写真で旅するイタリアー料理編ー
ヴェネト州のトレヴィーゾを中心に作られているラディッキオ・ロッソ。
vol.37で取材した農家では、ラディキオだけで27種も栽培していて、霜がおりる11月頃から1月まで順次それぞれのいいタイミングで出荷していく。
その王様的存在のラディキオ・ロッソ・ディ・トレヴィーゾをつかったおつまみ。ゴルゴンゾーラにマスカルポーネを混ぜて、それをラディキオ・ロッソ・ディ・トレヴィーゾに塗って、スペックで巻いたまさに土地ならではの贅沢な一品。
プロセッコと共に、アペリティーヴォにどうぞ〜
左上から時計回りに代表的な5種を紹介。ラディキオ・ヴェリエガート・ディ・カステルフランコ、ラディキオ・ディ・ヴェローナ、ローザ・デル・ヴェネト、ラディキオ・ロッソ・ディ・トレヴィーゾ、ラディキオ・ディ・トレヴィーゾ・プレコーチェ。
マッシモ
Photo by Endo Motoko
写真で旅するイタリア 料理編 ズッパ・ディ・ファジョーリ
Facciamo un viaggio in Italia
写真で旅するイタリアー料理編ー
ナポリの「トラットリア・ダ・ペッピーノ」名物料理の一つ白インゲン豆のスープは、豚の皮を入れて一緒に煮込むことでコクを出す、マンマ秘伝の味。
トロッと軟らかいクリーム状の豆と、形の残った豆のバランスがちょうどよく、やさしい味わいは身も心も温まる。
写真:遠藤素子
写真で旅するイタリアー料理編ー
ナポリの「トラットリア・ダ・ペッピーノ」名物料理の一つ白インゲン豆のスープは、豚の皮を入れて一緒に煮込むことでコクを出す、マンマ秘伝の味。
トロッと軟らかいクリーム状の豆と、形の残った豆のバランスがちょうどよく、やさしい味わいは身も心も温まる。
写真:遠藤素子
【vol.153|マンマのレシピ】 仔牛のミルク煮カリカリポテト添え
【ラツィオ州】家族の集まりに登場する一品
南イタリアワインの近代史をつくった一本 イル・ファルコーネ Presented by モンテ物産
イタリア最高級のワインの産地をイタリア人に尋ねると、名前が挙がるのはなんといってもまずバローロだろうか。続いてトスカーナのブルネッロ・ディ・モンタルチーノやボルゲリ、ヴェネトのアマローネなど、品質で有名な生産エリアは沢山あるが、南イタリアの最高級の生産エリアとして名前が出てくる場所というと、おそらくタウラージがあるカンパーニア州イルピニア地方くらいだろう。意外と南には誰もが知る生産地というものは少なく、ワインを愛してやまないイタリア人達も、南イタリアはどちらかというと「デイリーな」ワイン造りが一般的、と認識しているのだと思う。
そんな南イタリアにおいて長期熟成するワインが造れることを証明し、南イタリアワインの近代史を作った一本がある。プーリア州にあるリヴェラ社のフラッグシップワイン「イル・ファルコーネ」だ。
リヴェラ社はカステル・デル・モンテと呼ばれるエリアにある。プーリアの中でも北側の少し内陸にあたるエリアだ。プーリアというと、平均気温が高く凝縮感のあるブドウが収穫されるエリアというイメージが強いが、カステル・デル・モンテは北西にそびえるアペニン山脈が吹き降ろす冷風によってプーリアの中でも特に冷涼な気候。結果、日中の豊富な日照量によってもたらされる果実味と、昼夜の大きな寒暖差がもたらすボリュームのあるアロマ、そして綺麗な酸をもったブドウが収穫できる。
そんな場所にリヴェラ社が創業したのは1950年のことだ。その当時のことを、現会長のカルロ・デ・コラートさんはこう説明してくれる。
「創業者は私の祖父だったんだけど、その当時からリヴェラ社はプーリアでも特異なワイナリーであったと思うよ。何が特異であったか、といえば創業した年から長期熟成型のワインを造り始めているからさ。」
綺麗な白髪に凛とした佇まい。とても静かな語り口で、まさに“名士”と呼ぶべき方だ。
「その当時はプーリアのワインで長期熟成を見据えた造りをしていたワイナリーはほぼ存在しなかったそうなんだ。プーリアはもともと、熟成したワインを飲むような習慣はなかったからね。」
確かに、1950年というとヴェネト州の最高級ワイン「アマローネ」が誕生するよりも前。ボルゲリエリアでテヌータ・サン・グイドがサッシカイアを商業的に販売開始するのは1968年のことだから、その20年近く前と考えると、まだまだイタリアでは長期熟成型のワインへの関心が薄かった時代であることがわかる。
カルロさんはゆったりとした口調で説明を続けてくれる。
「そんな時代だったけど、私の祖父はこのカステル・デル・モンテのエリアと、土着品種ネーロ・ディ・トロイアのポテンシャルをただ一人信じ、ネーロ・ディ・トロイアとモンテプルチアーノを使った長期熟成型ワインを造り始めたんだ。当時のワインの名前はシンプルに“ストラヴェッキオ”と呼ばれていたよ。」
ストラヴェッキオ、とはイタリア語でまさに「長期熟成」という意味だ。リヴェラ社にはまだ、ファーストヴィンテージのボトルが大切に保管されている。
「ネーロ・ディ・トロイアはプーリア州の中北部では最もよく栽培される黒ブドウ品種の一つ。ブドウの成熟が遅いため自然と遅摘みとなり、また果皮が厚いのが特徴だよ。香りはエレガントですみれの花のニュアンスを感じデリケートなんだけど、厚い果皮からもたらされる豊富なタンニンがあり、骨格の非常にしっかりとした味わいになるんだよ。」
「しかしネーロ・ディ・トロイアだけではタンニンが強すぎるため、昔からこのカステル・デル・モンテエリアでは、畑にネーロ・ディ・トロイアを2列植え、次の1列はモンテプルチアーノを植える、といった畑づくりが行われてきたんだ。モンテプルチアーノでワインに柔らかさを与えるわけさ。私の祖父はこれを大樽と瓶内で2年以上と、しっかり熟成させてリリースするということを考えたんだよ。」
こうして生まれたリヴェラ社の長期熟成型ワイン“ストラヴェッキオ”は、その後、その高い品質でカステル・デル・モンテエリアを牽引し、1971年にはDOC(統制原産地呼称)に認められる。
「私たちは、カステル・デル・モンテがDOCとなることを知って、ワインをリニューアルしたんだ。カステル・デル・モンテはもともとフリードリヒ2世によって造られた、このエリアを代表する八角形のお城の名前。このフリードリヒ2世に敬意を表し、彼が鷹狩りを愛したという故事にあやかって“イル・ファルコーネ”(イタリア語で“鷹”)という名前を付けたんだよ。1971年当時でさえ、カステル・デル・モンテエリアではリゼルヴァタイプのワインを造る生産者はほぼいなかった。だからイル・ファルコーネが、 “カステル・デル・モンテ・リゼルヴァDOC”の格付けがついてリリースされたイタリアの歴史上最初のワインなのさ!」
実はタウラージがDOCに登録されたのは1970年。カステル・デル・モンテはその翌年にDOCに登録された歴史のある格付けだ。このリゼルヴァタイプとして一番に造られたイル・ファルコーネは、まさしく南イタリアを代表する“長期熟成型ワイン”として、今日までイタリアのワインシーンの中で知る人ぞ知る存在感を放っている。確かに飲んでみると、熟した果実と粗さの取れた滑らかなタンニンが感じられ、複雑なスパイスや土の香りとともに長い余韻がある。アフターに残る綺麗な酸は、滑らかながらも豊富なタンニンと相まって、このワインの高い熟成能力を雄弁にアピールしてくるかのようだ。
そんな味わいの感想を伝えると、カルロさんは嬉しそうに目を細めてこう教えてくれた。
「実は昨年、1950年のファーストヴィンテージをイベントで開けたよ。収穫から70年近く経つわけだけど、まだ果実味が感じられる味わいに、自分達のワイン造りへの自信が深まったね。」
「私たちリヴェラ社は、イタリアのトップワイナリーが原則1州1ワイナリーのみ参加できる組合“グランディ・マルキ”にも、プーリアを代表して参加しているんだ。ピエモンテのガヤやトスカーナのアンティノリ、マルケのウマニ・ロンキなどイタリアを代表するワイナリー達とともに私たちが加わっているのは、イル・ファルコーネがプーリアワインの価値を高め、イタリアワインの歴史を造り上げた一本だからだと本当に誇りに思っているよ。」
南イタリアのワインの近代史を代表するワイン、イル・ファルコーネは2021年で1950年の誕生からは71年、イル・ファルコーネの名がついてから丁度50周年を迎える。これを機に、是非、ワインラヴァ―の皆様にも改めてイル・ファルコーネを試してみて頂きたい。きっとプーリアワインのイメージを覆す味わいとその長期熟成能力に驚かれることだろう。
*現在ではタウラージも、カステル・デル・モンテもDOCG。
モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
★リヴェラ社についてはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/wine/rivera.html
そんな南イタリアにおいて長期熟成するワインが造れることを証明し、南イタリアワインの近代史を作った一本がある。プーリア州にあるリヴェラ社のフラッグシップワイン「イル・ファルコーネ」だ。
リヴェラ社はカステル・デル・モンテと呼ばれるエリアにある。プーリアの中でも北側の少し内陸にあたるエリアだ。プーリアというと、平均気温が高く凝縮感のあるブドウが収穫されるエリアというイメージが強いが、カステル・デル・モンテは北西にそびえるアペニン山脈が吹き降ろす冷風によってプーリアの中でも特に冷涼な気候。結果、日中の豊富な日照量によってもたらされる果実味と、昼夜の大きな寒暖差がもたらすボリュームのあるアロマ、そして綺麗な酸をもったブドウが収穫できる。
そんな場所にリヴェラ社が創業したのは1950年のことだ。その当時のことを、現会長のカルロ・デ・コラートさんはこう説明してくれる。
「創業者は私の祖父だったんだけど、その当時からリヴェラ社はプーリアでも特異なワイナリーであったと思うよ。何が特異であったか、といえば創業した年から長期熟成型のワインを造り始めているからさ。」
綺麗な白髪に凛とした佇まい。とても静かな語り口で、まさに“名士”と呼ぶべき方だ。
「その当時はプーリアのワインで長期熟成を見据えた造りをしていたワイナリーはほぼ存在しなかったそうなんだ。プーリアはもともと、熟成したワインを飲むような習慣はなかったからね。」
確かに、1950年というとヴェネト州の最高級ワイン「アマローネ」が誕生するよりも前。ボルゲリエリアでテヌータ・サン・グイドがサッシカイアを商業的に販売開始するのは1968年のことだから、その20年近く前と考えると、まだまだイタリアでは長期熟成型のワインへの関心が薄かった時代であることがわかる。
カルロさんはゆったりとした口調で説明を続けてくれる。
「そんな時代だったけど、私の祖父はこのカステル・デル・モンテのエリアと、土着品種ネーロ・ディ・トロイアのポテンシャルをただ一人信じ、ネーロ・ディ・トロイアとモンテプルチアーノを使った長期熟成型ワインを造り始めたんだ。当時のワインの名前はシンプルに“ストラヴェッキオ”と呼ばれていたよ。」
ストラヴェッキオ、とはイタリア語でまさに「長期熟成」という意味だ。リヴェラ社にはまだ、ファーストヴィンテージのボトルが大切に保管されている。
「ネーロ・ディ・トロイアはプーリア州の中北部では最もよく栽培される黒ブドウ品種の一つ。ブドウの成熟が遅いため自然と遅摘みとなり、また果皮が厚いのが特徴だよ。香りはエレガントですみれの花のニュアンスを感じデリケートなんだけど、厚い果皮からもたらされる豊富なタンニンがあり、骨格の非常にしっかりとした味わいになるんだよ。」
「しかしネーロ・ディ・トロイアだけではタンニンが強すぎるため、昔からこのカステル・デル・モンテエリアでは、畑にネーロ・ディ・トロイアを2列植え、次の1列はモンテプルチアーノを植える、といった畑づくりが行われてきたんだ。モンテプルチアーノでワインに柔らかさを与えるわけさ。私の祖父はこれを大樽と瓶内で2年以上と、しっかり熟成させてリリースするということを考えたんだよ。」
こうして生まれたリヴェラ社の長期熟成型ワイン“ストラヴェッキオ”は、その後、その高い品質でカステル・デル・モンテエリアを牽引し、1971年にはDOC(統制原産地呼称)に認められる。
「私たちは、カステル・デル・モンテがDOCとなることを知って、ワインをリニューアルしたんだ。カステル・デル・モンテはもともとフリードリヒ2世によって造られた、このエリアを代表する八角形のお城の名前。このフリードリヒ2世に敬意を表し、彼が鷹狩りを愛したという故事にあやかって“イル・ファルコーネ”(イタリア語で“鷹”)という名前を付けたんだよ。1971年当時でさえ、カステル・デル・モンテエリアではリゼルヴァタイプのワインを造る生産者はほぼいなかった。だからイル・ファルコーネが、 “カステル・デル・モンテ・リゼルヴァDOC”の格付けがついてリリースされたイタリアの歴史上最初のワインなのさ!」
実はタウラージがDOCに登録されたのは1970年。カステル・デル・モンテはその翌年にDOCに登録された歴史のある格付けだ。このリゼルヴァタイプとして一番に造られたイル・ファルコーネは、まさしく南イタリアを代表する“長期熟成型ワイン”として、今日までイタリアのワインシーンの中で知る人ぞ知る存在感を放っている。確かに飲んでみると、熟した果実と粗さの取れた滑らかなタンニンが感じられ、複雑なスパイスや土の香りとともに長い余韻がある。アフターに残る綺麗な酸は、滑らかながらも豊富なタンニンと相まって、このワインの高い熟成能力を雄弁にアピールしてくるかのようだ。
そんな味わいの感想を伝えると、カルロさんは嬉しそうに目を細めてこう教えてくれた。
「実は昨年、1950年のファーストヴィンテージをイベントで開けたよ。収穫から70年近く経つわけだけど、まだ果実味が感じられる味わいに、自分達のワイン造りへの自信が深まったね。」
「私たちリヴェラ社は、イタリアのトップワイナリーが原則1州1ワイナリーのみ参加できる組合“グランディ・マルキ”にも、プーリアを代表して参加しているんだ。ピエモンテのガヤやトスカーナのアンティノリ、マルケのウマニ・ロンキなどイタリアを代表するワイナリー達とともに私たちが加わっているのは、イル・ファルコーネがプーリアワインの価値を高め、イタリアワインの歴史を造り上げた一本だからだと本当に誇りに思っているよ。」
南イタリアのワインの近代史を代表するワイン、イル・ファルコーネは2021年で1950年の誕生からは71年、イル・ファルコーネの名がついてから丁度50周年を迎える。これを機に、是非、ワインラヴァ―の皆様にも改めてイル・ファルコーネを試してみて頂きたい。きっとプーリアワインのイメージを覆す味わいとその長期熟成能力に驚かれることだろう。
*現在ではタウラージも、カステル・デル・モンテもDOCG。
http://www.montebussan.co.jp/
★リヴェラ社についてはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/wine/rivera.html
【vol.152|マンマのレシピ】雄鶏のキャセロール煮込み
【リグーリア州】代々伝わる田舎のお祝い料理
Buon Natale2020 e Felice Anno Nuovo2021[年末年始休業日のお知らせ]
今年もありがとうございます。
2021は“イタリア好き”の皆さまにとってもいい一年になりますように。
Molti incontri, tanti sorrisi e un grande aiuto in Italia ed in Giappone.
“ARIGATOU” di cuore a tutti voi.
Che il 2021 sia pieno di salute ed attività!
Amore e pace
年末年始休業日は、「2020年12月29日(火)~2021年1月5日(火)」
休業期間中はご注文対応、出荷業務、お問い合わせについてもお休みとさせていただきます。各種対応につきましては、年明けの営業開始日1月6日(水)より、順次進めてまいります。
※2020年の最終発送は12/25(金)12時までのご注文(ご入金確認済み)とさせていただき、それ以降のご注文に関しましては2021年1月6日(水)より発送いたします。
※インターネットからのご注文は、お休み中も随時承っております。
2021は“イタリア好き”の皆さまにとってもいい一年になりますように。
Molti incontri, tanti sorrisi e un grande aiuto in Italia ed in Giappone.
“ARIGATOU” di cuore a tutti voi.
Che il 2021 sia pieno di salute ed attività!
Amore e pace
※2020年の最終発送は12/25(金)12時までのご注文(ご入金確認済み)とさせていただき、それ以降のご注文に関しましては2021年1月6日(水)より発送いたします。
※インターネットからのご注文は、お休み中も随時承っております。
アリタリア-イタリア航空のオリジナルグッズプレゼントキャンペーン♪
イタリアが恋しい皆様へ、アリタリア-イタリア航空のオリジナルグッズのプレゼントキャンペーンを開催します!
プレゼント内容:アリタリア-イタリア航空オリジナルのクリアファイル1枚とコースター(4枚入り)のセット
※クリアファイルは4柄の中から1枚となります。
プレゼント対象者:italiazuki.comのSHOPPINGページにてお買い物いただいた方(先着50名様)
※『イタリア好き』バックナンバーと定期購読除く
★SHOPPINGページはこちらから
https://italiazuki.com/goods/
■チレントの白イチジク
イチジクの好きの方に、ぜひ召し上がっていただきたい!
■パスタ好きにオススメ!
小麦栽培からこだわったマンチーニのプレミアムパスタと、イタリア好き本誌登場のマンマの味を再現したオリジナルパスタソース
■ブリジゲッラの知る人ぞ知るオリーヴオイル
2020年秋収穫のエクストラ・ヴァージン・オリーヴオイル1.5Lを、最後までおいしく味わえるラミネートパックでお届け♪
■神々しく輝く25年物のバルサミコ酢
モデナの伝統的バルサミコ酢。お料理にかけるだけで芳醇な甘さと酸味が料理を華やかな味わいにしてくれますよ。
【開催概要】
期間:2020年12月23日(水)~なくなり次第終了プレゼント内容:アリタリア-イタリア航空オリジナルのクリアファイル1枚とコースター(4枚入り)のセット
※クリアファイルは4柄の中から1枚となります。
プレゼント対象者:italiazuki.comのSHOPPINGページにてお買い物いただいた方(先着50名様)
※『イタリア好き』バックナンバーと定期購読除く
【オススメ商品】
【vol.151|マンマのレシピ】魚介のラザニア
【ラツィオ州】クリスマスイブの魚料理