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飲もうよイタリアワイン、盛り上げようイタリア!


お店でも、お家でも、イタリアワインをじゃんじゃん飲んじゃいましょう!
お店は5時オープンと同時にすぐ入店、7時のドリンクラストオーダーまでにまずは泡から、そしてビアンコ、ロッソとおいしい料理と共に。
そして8時になったらお店に迷惑をかけないようにさっと帰って、あとはお家で仕上げましょう。笑

または、リモートで家にいるご主人が腕をふるって料理するのもいいですねー。
そんな時はもちろんワインにもこだわって。
料理と合わせて、いやワインと合わせて料理を決めちゃいましょうか。

今回はいつもならなかなか手に入れることのできない、こんな時だからこそ飲める、できるワインを紹介します。
お気に入りがあれば、それぞれのサイトにいって購入することもできます。
自分の記憶にとどめておいて、行きつけの店で注文してもいいかもしれません。

ぜひ、今この機会に、
飲もうよイタリアワイン、盛り上げようイタリア!
にてここだけの特別ワインセットをご紹介します。

【特別ワインセット一覧】

■ninoのイタリアベストワイン6本セットとドンアントニーノのシシリー南伊ベストワイン6本セット
ninoのイタリアベストワイン6本セットは、泡(白)1本、白2本、赤3本のヴァリエーション豊かにお楽しみいただけるセット。そして、ドンアントニーノのシシリー南伊ベストワイン6本セットは、南イタリアが凝縮されたセット。特にninoがおすすめする1本はネロ・ダーヴォラというシチリアを代表するする赤ワインの品種の白ワイン。珍しいのでぜひお試しください。
https://italiazuki.com/?p=43079

■イタリア満喫特別セット~今飲んでおいしい自然派ワイン&スピリッツセット
(天然アニススピリッツ生産者『ヴァルネッリ』のオリジナルグラス2脚付き)
ナチュラルでもクラシックでも本当においしいものだけを紹介するサイト「ワイン見聞録」より、過去に『イタリア好き』本誌の取材で訪れた3つのワイナリーより、食事に合わせやすいワイン2本といろいろな楽しみ方ができるアニスのスピリッツ1本の計3本セットをご紹介します。~今飲んでおいしい自然派ワイン&スピリッツセット~に今回は天然のアニススピリッツを造る生産者『ヴァルネッリ』の可愛いグラス2脚付き!
https://italiazuki.com/?p=43337

■トスカーナおすすめワインAVICOスペシャル(1):料理との相性を第一に考えられたワイン
1927年からキアンティ・クラシコ協会に所属する歴史ある造り手のFattoria di Petroio (ファットリア・ディ・ペトロイオ)は、キャンティ・クラシコとトスカーナの地に根付いた品種であるサンジョベーゼに力を注ぎ、真摯な姿勢が品質に反映されて、毎年様々なワイン評定誌で高評価を得ています。今はシェフの経歴を持つオーナーが、料理との相性を第一に考えたワインをお届けします。なかでもサンジョヴェーゼ種100%のロゼワインは必見ですよ。
▼Petroio(ペトロイオ)のおすすめ3種のワインセットのご紹介はこちらから
https://italiazuki.com/?p=43059

■トスカーナおすすめワインAVICOスペシャル(2):自然派を追求するカンティーナ
カンティーナのあるモンテルーポ・ディ・フィオレンティーナはテラコッタの陶器生産で知られた場所。土壌に赤い粘土質が多いため、ブドウ栽培・ワイン生産においても重要であり、赤ワインに長寿・色・香りを与えてくれます。そんな環境でブドウ作りから熟成環境にも探求心旺盛なオーナーが作り出す自然派ワインのオススメ2本を各3本ずつ6本セットにしてお届けします。
▼ペトロニャーノのおすすめ2種6本のワインセットのご紹介はこちらから
https://italiazuki.com/?p=43071

■地元で愛される選りすぐりワイン5本セット(1)オットーネ
「イタリア現地で愛される、ナチュラル&ピュアなワイン」をお届けするオットーネより、土地の伝統を受け継ぎながら、丁寧に愛情をこめてワインと向き合う生産者より4エリアの代表的な造り手のみをセレクト。エリア、品種、味わい共にヴァリエーション豊かなセットですので、ぜひ飲み比べながらお楽しみください。
▼『イタリア好き』限定 地元で愛される選りすぐりワイン5本セットのご紹介はこちらから
https://italiazuki.com/?p=43677

■エレガントで個性的な春のおすすめワイン3本セット(2)オットーネ
土地の伝統を受け継ぎながら、実直にワインと向き合う生産者より 春のおすすめワイン3本セットをご紹介します!
フランチャコルタよりもふくよかさのあるエレガントなスプマンテをはじめ、香りが特徴的なロゼ、祖父母の愛情を表現したマルケ州伝統のデザートワインとどれも個性的なワインのセットです。お祝いに、ピクニックに、リラックスタイムにぜひ!
▼『イタリア好き』限定 エレガントで個性的な春のおすすめワイン3本セットのご紹介はこちらから
https://italiazuki.com/?p=43717

■VENTO.より春に飲みたいワインセット
今注目のシャンパーニュ好きも唸る!?急成長のワイナリー”アルタ・ランガ”の(ロゼ)と春を感じるワインセット。
新たなスパークリングワインのトレンド”アルタ・ランガ”(ロゼ)を含む9本のワインセットは必見です。
【数量限定】かわいい缶ワインのおまけ付き!
▼コンラット社のアルタランガのご紹介はこちらから
https://italiazuki.com/?p=43324





イタリアベストワイン6本セット サポータースペシャルODEX

南イタリア好き55年のninoのおうちワインがあれば、イタリアに今行けなくてもイタリアに行った気分になれる。そんなワインをご紹介します。

私事自称ninoナポリ生まれの関西人、odexの代表の森俊彦です。喜寿77歳。ナポリに通い始めて55年になります。
ワインに出会ったのも同じく55年前、1966年のドイツでした。
ドイツからフランスを訪ね、フランス料理とフランスワインに出会い、そしてイギリスでビートルズにかぶれフランスワインとイギリスのオーディオを輸入する会社odexを設立して2022年で50周年になります。
関西育ちで未だに寿司、天ぷら、うなぎに代表される大江戸の素材に馴染めなくて週日は毎週5日お客さんのレストランでフランス料理をいただいてきたビジネス人生です。
痛風とも親しくさせていただいています。
50歳になった時、フランスの白ワインの産地マコンの小さな丘からモンブランを認めイタリアに戻りたくなりイタリアワインの輸入をと考えるようになりました。
そしていつかモンブランにも登りたい。イタリアなら尊敬しているアンジェロ・ガヤに会いたいと新しい夢を追っかけたくなりました。

その夢の実現のためイタリア語の勉強を50歳で始めました。
そして1964年4月28日ホテル西洋銀座の東京吉兆に招待したアンジェロ・ガヤと初対面で気に入られて、彼が買収したばかりのブルネロのワイン「ピエヴェ・サンタ・レスティトゥータ」の輸入からイタリアワインの世界に入ることになりました。
今はシチリアからカンパーニア、アブルッツォ、ウンブリアと中南イタリアのワインの輸入に絞ることで、残念ながらアンジェロ・ガヤとのビジネス上の関係は終わりましたが、今も家族ぐるみのお付き合いをさせていただいています。
そして憧れていたモンブランは1997年、当時付き合いのあったフランスの三つ星レストラン、ジョルジュ・ブランのマネージャーも一緒にアンジェロ・ガヤと頂上を極めました。

さてナポリのワインのお話を少しさせて下さい。赤ワイン品種のアリアニコは僕の一番好きな品種ですが、ナポリの友人の話ではギリシアから海路でカンパーニアにやって来たもので、同じくギリシアからバルカン半島を陸路北上してピエモンテに至ったのがネッビオーロだということで二つのワインの品種のDNAは同じとのことです。
僕がイタリアのワインで南にこだわれるのはコストパフォーマンスです。
世界的にひっぱりだこの北のワインでは同じクオリティでは価格が何倍もするのではないかと思います。
南イタリアで一番お買い得なワインはアブルッツォのワインです。
地球の歩き方に紹介されていないアブルッツォ州のワインを世界的に有名にしたのが今は亡きジャンニ・マシャレッリです。
東京から拙いイタリア語で国際電話をかけ会いに行った25年前のこと、彼はアペニン山脈を越えローマの空港まで迎えに来てくれました。そしてその夜『イタリア好き』vol.11でも紹介されているレストラン「ヴィッラ・マイエッラ」のペッピーノとソムリエを招き彼の自宅のテラスでアブルッツォ料理と彼のワインを振舞ってくれました。

2007年3月 odex winebusiness35周年記念の時。モード・ディ・ポンテヴェッキオ大阪にて、マシャレッリ(前左)とペッピーノ(後中)、ポンテヴェッキオの山根さんと共に。
最後にシチリアのドンアントニオの息子カルメロ・モルガンテはネロ・ダーヴォラというシチリアを代表するする赤ワインの品種でなんと白ワインを作っちゃいました。
そんなninoのおすすめするワインセット2種をご紹介します。是非お試してみを!

【1】《ninoのイタリアベストワイン6本セットのご紹介》

泡(白)1本、白2本、赤3本のセット

Trebbiano d’Abruzzo DOC(トレッビアーノ・ダブルッツォ)2018(白)

ブドウ品種:トレッビアーノ・ダブルッツォ100%
海抜の違う三地区のぶどうを使用。石灰と泥質土壌。樹齢5〜40年。9月25〜30日に収穫。15日間ステンレスタンクで発酵(温度管理装置付きのタンクにて低温発酵)と熟成。リンゴや洋梨の香りが感じられ、フレッシュな酸が綺麗にあります。
魚料理全般によく合い、コストパフォーマンス抜群のリピートの絶えないデイリー白ワインです。

Montepulciano d’Abruzzo DOC(モンテプルチアーノ・ダブルッツォ)2016(赤)

ブドウ品種:モンテプルチアーノ・ダブルッツォ100%
海抜の違うの三地区のぶどうを使用。石灰と泥質土壌。9月終から10月にかけて収穫。除梗後10〜15日間スキンコンタクト、28〜30℃でステンレスタンク発酵。ピュアな赤い果実、チェリーやすみれの香りが感じられ、柔らかい飲み心地のワインです。コストパフォーマンス抜群のリピートの絶えないデイリー赤ワインです。
仔羊を使った料理などとぜひ合わせてみてください。

Assisi Grechetto(アッシジ・グレケット)2018(白)

ブドウ品種:グレケット 100%
土壌は薄く、石灰岩が侵食されたことにより石に豊富な養分と有機物質が含まれる標高300mに位置する畑で育てられ、高気温に由来する酸度の低下と糖度の上がりすぎを防ぐため、収穫は9月頭から始められる。それにもかかわらずアルコール成分は平均と比べて高くなるが、味わいは良いバランスを保っている。ジャスミンの繊細な香りと白桃、黄金色のりんごのノート。口のなかでは優しく滑らかな印象、ミネラルとフレッシュミントの爽やかさが際立ちます。
魚から軽めのお肉料理まで幅広くお楽しみいただけます。

Assisi Rosso (アッシジ・ロッソ)2017(赤)

ブドウ品種:サンジョヴェーゼ 50%, メルロー 30%, カヴェルネ・ソーヴィニオン 20%
標高400mに位置する畑、土壌は薄く、石灰岩が侵食されたことにより石に豊富な養分と有機物質が含まれる。メルロー、カヴェルネ、サンジョヴェーゼと収穫し品種ごとに発酵させていく。チェリーやブラックチェリーなどの赤い果実のヒントと、甘いスパイスとチョコレートの香り。口に入れると滑らかでワインの味わいがしっかりと感じられ、複雑味のあるタンニンの余韻が心地よいワインです。
牛の煮込みや豚肉のソテーなどと合わせてみてください。

Quid Brut (クイド ブリュット)(白)NV

ブドウ品種:ファランギーナ 100%
石灰岩と泥質土壌で育てられた樹から9月前半に収穫後、発泡始めから5ヶ月間後に瓶詰めしていく。麦わら黄色、柑橘類やイーストなどの強い果実の香り。よくバランスのとれた味わいで、柔らかく爽やかな仕上がりに。2012年のロンドンオリンピックの際、イタリア選手のオフィシャルスプマンテに選ばれた定評のあるワインです。
食前酒として、また魚や野菜などと合わせてどうぞ。

aglianico(アリアニコ)2017(赤)

ブドウ品種:アリアニコ 100%
石灰岩と泥質土壌で育てられ、収穫から2年後の瓶詰めされる。深いガーネット色、さくらんぼのニュアンスとヴァニラの甘い香りが特徴で、口中で広がり、軽く優しいタンニンと力強い口当たりがきれいな余韻につながる一本です。
ミートソース、赤身のローストなどと好相性です。

【1】ninoのイタリアベストワイン6本セット
●Trebbiano d’Abruzzo DOC(白)2018
●Montepulciano d’Abruzzo DOC(赤)2016
●Assisi Grechetto(白)2018
●Assisi Rosso(赤)2017
●Quid Brut (白・泡)
●aglianico(赤)2017
▼ninoのイタリアベストワイン6本セットはこちらから
https://odexjapan.co.jp/ouchiwineset/nino-italiabest-set/

【2】《ドンアントニーノのシシリー南伊ベストワイン6本セットのご紹介》

シチリアのドンアントニオの息子カルメロ・モルガンテが、ネロ・ダーヴォラというシチリアを代表するする赤ワインの品種でなんと白ワインを作っちゃいました! そんなオススメを含むこれからのシーズンにおすすめのセットです。
白3本、赤3本

Morgaante Bianco di Morgante (モルガンテ・ビアンコ・ディ・モルガンテ)2017


ブドウ品種:ネロ・ダーヴォラ100%
ninoが特におすすめする1本。標高400〜550m、石灰と泥質土壌、植樹密度3,500-4,000本/ha。生産量9.5t/ha、平均樹齢約7年。9月前半に収穫し、ステンレスタンクで発酵、そのまま4〜5ヶ月熟成、瓶内熟成2ヶ月。パイナップルや柑橘類の香り。ミネラル感ときれいな酸のバランスがよく、フレッシュな味わいです。
リゾットやシーフード系の前菜から魚料理のお共にいかがですか?

Morgante Nero d’Avola(モルガンテ・ネロ・ダーヴォラ)2016(赤)

ブドウ品種:Nero d’Avola 100%
標高450〜550m、石灰と泥質土壌、植樹密度3,500〜4,000本/ha。生産量7.5〜8.5t/ha、平均樹齢約18年。ステンレスタンクで15日間発酵の後、マロラクティック発酵。3ヶ月間225ℓの古樽とオークバリックで熟成、瓶内熟成4ヶ月。深いルビー色、干しぶどうやコケモモなどの香り。口中に含むと、豊かでエレガントなニュアンスが感じられ、滑らかなタンニンが長く心地よい余韻を生む一本です。
ローストポーク、お好みの熟成チーズなどとあわせてみてください。

Morgante Don Antonio(モルガンテ・ドン・アントニオ)2015(赤)

ブドウ品種:Nero d’Avola 100%
標高450-550m、石灰と泥質土壌、植樹密度3,500本/ha。生産量4.5t/ha、平均樹齢約43年。9月の後半に収穫。28℃に温度管理されたステンレスタンクで20日間発酵の後、マロラクティック発酵。12ヶ月間225ℓの樽で熟成、瓶内熟成18ヶ月。ファーストヴィンテージ1998年。
濃いルビー色。売れたさくらんぼやバラ、甘いスパイス、リコリス、ココアや華やかな果実の香り。余韻はとても長くバランスが取れています。
熟成チーズ、赤身のローストなどと好相性です。

IV Miglio Miglio Bianco(クアトロ・ミッリオ・ミッリオ・ビアンコ)2018

ブドウ品種:ファランギーナ60%、コーダ・ディ・ウォルペ40%
火山性土壌で完全有機栽培で作られたワイン。柑橘の清々しさにミネラル、心地よい塩味、伸びやかな酸味が特徴です。
魚介のカルパッチョをはじめ、魚介料理全般と相性が良よく、魚介のサラダ、パスタ等と合わせてみてください。

IV Miglio Miglio Rosso(クアトロ・ミッリオ・ミッリオ・ロッソ)2015

ブドウ品種:ピエディロッソ60%、アリアニコ40%
火山性土壌が主であるため、完全有機栽培が可能となり、ワインに独特のミネラルが表れることで知られています。フレッシュでみずみずしく、爽やかなベリーの香りが特徴。素朴で飲み飽きない一本です。
アンティパストをはじめ、魚料理、軽めのお肉料理まで幅広く料理と合わせてお楽しみにいただけます。

La Guardiense Falanghina dop(ラ・グアルディエンセ・ファランギーナDOP)2018(白)

ブドウ品種:ファランギーナ100%
石灰岩と泥質土壌から生み出さられるカンパーニャの人気ワイナリー。麦わら色、華やかな果実の香り。南国フルーツのニュアンスが心地よい爽やかな余韻へと続く伸びやかな味わいの一本。『ガンベロロッソ』2014、2015で最高賞トレビッキエリを2年連続獲得。
コストパフォーマンスがピカイチの一本はキリリと冷やしてアペリティーヴォにもいかがですか?

【2】ドンアントニーノのシシリー南伊ベストワイン6本セット
白3本、赤3本
●Morgaante Bianco di Morgante (白)2017
●Morgante Nero d’Avola(赤)2016
●Morgante Don Antonio(赤)2015
●IV Miglio Miglio Bianco(白)2018
●IV Miglio Miglio Rosso(赤)2015
●La Guardiense Falanghina dop(白)2018
▼ドンアントニーノのシシリー南伊ベストワイン6本セットはこちらから
https://odexjapan.co.jp/ouchiwineset/donantonino-sicily-best/

自然派トスカーナワイン2種! サポータースペシャルAVICO(2)

「トスカーナおすすめワインAVICOスペシャル」のご紹介第二弾としてご紹介する、Fattoria di Petorognano(ファットリア・ディ・ペトロニャーノ)は、1962年ニペレグリーノファミリーによって設立された自然派を追求するカンティーナです。

フィレンツェから南西に車で40分程度で、カンティーナのあるモンテルーポ・ディ・フィオレンティーナに到着します。ここはテラコッタの陶器生産で知られた場所で、1400年~1530年はマヨルカ焼きの中心地でした。土壌に赤い粘土質が多いということは、ブドウ栽培・ワイン生産においても重要であり、赤ワインに長寿・色・香りを与えてくれます。

■ブドウ作りから熟成環境にも探求心旺盛
現在は4代目のエマニュエルが引き継ぎ、先代とは違う考え方から高品質なワイン造りを目指しています。まずは買いブドウを一切やめて100%自社畑のブドウを使用し、設備も一新しセメントタンクやさまざまなサイズのステンレスタンクやバリックなどをワインの時間による変化を確認しながら使用しています。
2015年からはビオロジコに移行し2017年のビンテージよりビオ認証を得、6年前からは豊かな自然環境を利用しプールやテニスコートを備えたアグリトゥーリズモを展開しています。


1984年9月19日生まれの若き当主エマニュエルの愛称は“メメ”。サッカーやテニス、水泳などのスポーツをこよなく愛し、自分のワインと料理の相性を考えるためにレストランの料理教室にも通うほど探求心も旺盛。愛するサッカーチームは学生時代に住んでいたベルガモの「Atalanta BC」で、愛犬はボルドー・マスティフで名前は「Petrus」。


今回はそんな彼が造っているTrebbiano Bianco(トレッビアーノ・ビアンコ)とToscana Rosso(トスカーナ・ロッソ)を紹介します。
Trebbiano Biancoは濃くて美しい黄金色で、白ワインながらタンニンのしっかりした力強いワインです。鶏肉の悪魔風やランプレドット(フィレンツェ風内臓肉の煮込み)との相性がぴったりです。
Toscana Rossoは口に含んだ時の第一印象は典型的なサンジョヴェーゼ種の味わいですが、時間の経過と共にカベルネ種やメルロー種がボディを下支えし、豊かな果実味が顔を出してきます。

《AVICO Fattoria di Petorognanoスペシャル2種6本セットのご紹介》


Trebbiano Bianco(トレッビアーノ・ビアンコ)(白)2017/IGT Toscana

ブドウ品種:トレッビアーノ100%
濃くて美しい黄金色で、白ワインながらタンニンのしっかりした力強いワインです。さらに、程よく熟した果実香、クインスのほのかな香り、熟したリンゴやグレープジュースの果実感も感じられる自然派ワインです。
鶏肉の悪魔風やランプレドット(フィレンツェ風内臓肉の煮込み)との相性がぴったりですが、お寿司や和食、野菜やキノコ料理などにもおすすめです。

Toscana Rosso(トスカーナ・ロッソ)(赤)2016/IGT Toscana

ブドウ品種:サンジョヴェーゼ種40%、カベルネ種40%、メルロー種10%、シラー種10%
口に含んだ時の第一印象は典型的なサンジョヴェーゼ種の味わいですが、時間の経過と共にカベルネ種やメルロー種がボディを下支えし、豊かな果実味が顔を出してきます。
アペリティーヴォに、赤身の肉料理やサラミ、チーズなどと好相性です。テイクアウトやデリバリーに大人気のピッツァにもおすすめです。

《AVICO Fattoria di Petorognanoスペシャル6本セット》

●Trebbiano Bianco(白)2017×3本:鶏肉料理をはじめ幅広いお料理とともに
●Toscana Rosso(赤)2016×3本:ピッツァとも好相性♪
▼ペトロニャーノのおすすめ2種6本のワインセットはこちらから
https://checkout.square.site/buy/
▼AVICOスペシャル(1)ペトロイオのおすすめ3種のワインセットはこちらから
https://italiazuki.com/?p=43059

トスカーナおすすめワイン3種 サポータースペシャルAVICO(1)

イタリアワインの産地の中で最も歴史があり重要な地区のひとつがフィレンツェの南に広がるキアンティ地区。今回はこの地区の「トスカーナおすすめワインAVICOスペシャル」のご案内です。
Fattoria di Petroio (ファットリア・ディ・ペトロイオ)は、キアンティ・クラシコ地区の南、カステルヌーヴォ=ベラルデンガ地区に100hlの土地を所有し、1927年からキアンティ・クラシコ協会に所属する歴史ある造り手です。
キャンティ・クラシコとトスカーナの地に根付いた品種であるサンジョベーゼに力を注ぎ、真摯な姿勢が品質に反映されて、毎年、様々なワイン評定誌で高評価を得ており、ロバート・パーカーなど、著名なワインジャーナリストからも高い評価を得ています。

■料理との相性を第一に考えられたワイン
現在のオーナーであるディアーナは、まだワイン造りを始めて10年ちょっとの双子の母親。けれども彼女の経歴を聞けばワインがおいしいことは容易に想像できます。
コックコートのディアナ

ディアーナは、ローマに生まれ、大学では政治学を学んだものの、もともと好きだった料理への情熱を捨てきれず、ガンベロロッソ主催の料理学校でディプロマを取得。その後はローマのレストランで働き、2007年には一つ星レストラン「ACQOLINA」(アクアリーナ)のシェフを勤めるほどの腕前でしたが、2008年、ワイン造りに情熱をかけた父が第一線から引退したことを機にトスカーナの実家に戻り後を継ぐことを決意しました。
それからというものの、畑の作業、醸造、プロモーションなどワイン生産とビジネスのすべてを、持ち前のパッションと、シェフ時代に培ったエネルギーを投じて取り組んでいます。
彼女がこだわるワイン造り、それは、繊細な味覚を生かし、常に料理との相性を第一に考えること。素材からこだわるように、まさに料理とワイン造りを全く同じように行っています。ペトロイオというカンティーナの歴史と伝統を重んじながらも更に上のレベルに引き上げるため、一切妥協せず、緻密な味わいと女性らしいしなやかで世界に通用するキアンティ・クラッシコを造りあげることを目指しているのです。

■珍しいサンジョヴェーゼ種100%のロゼワイン
ペトロイオのワインの中でも「Poco Rosso」(ポコ・ロッソ)は、珍しいサンジョヴェーゼ種100%のロゼワインです。ガーネットのような独特の透明感を持ち、骨太なワインを造りだすこの地特有の土壌により、華麗な色調の見た目とは違って味わいは力強く、まさに赤ワインのニュアンス。
そこで「ちょっとだけ赤」という意味で「ポコ・ロッソ」と名付けられました。

その魅力の「Poco Rosso」を含むペトロイオのおすすめするワインセットです。ぜひ、お試しを!

《おすすめ! PETROIOスペシャル3本セットのご紹介》


Poco Rosso(ポコ・ロッソ)(ロゼ) 2017/ IGT Toscana

ブドウ品種:サンジョヴェーゼ種100%
かすかな銅色を帯びた濃いガーネット色。スミレや グリーントマトやビターアーモンドの香り。生き生きとしたミネラルの強い味わい。
生ハムやサラミと相性がいいワインです。あまり冷やさずに13度ぐらいでお飲みください。

Chianti Classico(キアンティ・クラッシコ)(赤)2016/DOCG

ブドウ品種:サンジョヴェーゼ種90%、コロリーノ種5%、マルヴァジア・ネラ種5%
深いルビー色、スパイスや熟したベリー系の濃厚な香り。エレガントなタンニンとしっかりとした骨格、そしてプラムやスパイスの味わい。
タリアータやサルシッチャ、豚肉のグリル、タコの煮込み、魚介のトマト煮込みなど、魚、肉どちらの料理にも合わせやすい。中程度に熟成したチーズにもよく合う。

Chianti Classico Riserva(キアンティ・クラッシコ・リゼルヴァ)(赤)2015/DOCG

ブドウ品種:サンジョヴェーゼ種100%
濃いルビー色、フレッシュなハーブの後にかなり熟した果実やスパイス、なめし皮の複雑な香りが続く。上品ながらフルボディーな味わい。
ポルチーニリゾット、イノシシの煮込みなどジビエ料理、中華の黒酢の酢豚にも好相性です。肉の炭火焼、熟成チーズやサラミ類などともぜひ合わせてみてください。

《PETROIOスペシャル3本セット》

●Poco Rosso(ロゼ):珍しいサンジョヴェーゼ種100%
●Chianti Classico(赤)2016:幅広い料理にぴったり
●Chianti Classico Riserva(赤)2015サンジョベーゼ100%の上品でありながらバランスのとれた味わい
▼Petroio(ペトロイオ)のおすすめ3種のワインセットはこちらから
https://checkout.square.site/


▼AVICOスペシャル(2)ペトロニャーノのおすすめ2種6本のワインセットはこちらから
https://italiazuki.com/?p=43071


写真で旅するイタリア 料理編 ンドゥイヤ

Facciamo un viaggio in Italia
写真で旅するイタリアー料理編ー

カラブリアと唐辛子の流れで今回は「ンドゥイヤ」
スピリンガの特産品生サラミ。
これはもしかしてイタリア国内よりも日本のほうが有名かもしれない⁉︎ くらい日本では意外にも知られていると思う。
カラブリア産黒豚を使用した特別品もある


そのスピリンガには大小いくつかの工房があるが、「リヴァシ」は兄弟で始めたまだ7年ほどの若い会社。
生まれ育った土地の特産品で活性化を図りたいと、伝統的な製法を基本に、豚肉の品質、唐辛子も甘口、辛口を使い分け、肉を引くタイミングで混ぜ、生木で燻製し熟成させるなど、独自のこだわりでよりいい品質のもの、世界に通用する製品作りに力を注ぐ。
品質を落として大量生産するつもりはない



そのンドゥイヤは、辛味の向こうにある深い味わいがクセになる。(vol.34掲載)


写真:遠藤素子

写真で旅するイタリア 料理編 ロザマリーナ

Facciamo un viaggio in Italia
写真で旅するイタリアー料理編ー

カラブリア州はペペロンチーノ(唐辛子)の産地でもあり、
そのカラブリア州の特産品のひとつがロザマリーナは、イワシの稚魚(シラス)やイワシを唐辛子と塩、オリーヴオイルに漬け込んだもの。
シラスは2ヶ月間漬け込んだ奥深い味わい。


チェトラーロのこの店では、漬ける時に使う重石は必ず海岸にあるものを使っているという。
なんでも山の石を使うとカビが発生してしうのだとか。
なんとも不思議な話でもあるが、生態系として繋がっていると思えば納得もする。
チェトラーロの海岸の石

イワシのロザマリーナ


パスタにブルスケッタはもちろん、白飯にも合うので、ロザマリーナは万能選手として活躍するのだ。


写真:萬田康文

【※重要※一部地域の本誌発送時期変更について】

ズッキーニパートナーズ(配布店舗)の皆様へ

2/1に最新号Vol.44が発行されますが、配布店舗(ズッキーニパートナーズ)様へ向けてのお届けは以下のようにさせていただいております。(1/20のメールにて)
緊急事態宣言が発令されているエリアの方々は、本誌到着まで今しばらくお待ちいただけますと幸いです。

1)緊急事態宣言発令地域(11の都府県)
  →緊急事態宣言解除後の発送。発送日は検討中。
   ※3/7までの10都道府県での延長を受け、2/8以降順次発送を進めていく段取りです。
   お受け取りできない方は、事務局まで2/8までにご連絡をお願いいたします。


2)その他の地域
  →2月1日着にて発送
   ※15部・30部の方は日時指定ができませんので、2月1日頃到着予定となります。

どうぞよろしくお願いいたします。

イタリア好き委員会

クリスマスの景色フィレンツェ

vol.442021/2/1カートに入れる

変わらないイタリアの景色

昨年2月29日にイタリアから帰国して早一年が経とうとしている。この間、新型コロナウイルスは想像以上に拡大し、今もなお我々の生活に重い空気を漂わせている。

そして新しい生活様式により、できるだけ人と接せず、密にならず暮らすという、人が人として生きる価値を奪われてしまうような生活を余儀なくされている。

このままではダメだ!
すべての物事において長い時間——特に人間の寿命をも超える長い時間——をその内に蓄積したものには、その種のものしか身にまとうことのできない力がある。ただ、そうした作用は客観的に測定がしづらいために失うことも容易であるのだと、『ゆっくり、いそげ』影山知明著の中に書かれている。

どういうことか、誤解を恐れずに簡単に言えば、できあがるまでの手間ひまの時間と、できてからの時間の積み重ねが味となって長く愛され続けているということだ。ただそれはすべての人と共有できるものでもない。

西村さんはインタヴューの中で、「イタリアには人々の思いが詰まったものがいつまでも変わらずにあり、それが魅力の一つでもある」とも話されている。

なるほど、今この変化の中において、これから先もずっと愛していける、変わらずに守っていけるのは何か(それは極めて主観的であっていい)を見極める機会を与えられたと考えれば、それは幸いであり、とても前向きなのである。

進もう。
そんな思いでポンテヴェッキオの写真を眺め、次にまた同じ風景が見られることを望むのであった。


新しい希望と伝統 変化の時代を強かに、しなやかに生きる
人々に笑顔を、街に彩りを。
若きオリーヴオイル生産者、老舗のマチェレリーア、街角のフィオライオ、職人気質のパニフィーチョ、それぞれの想いを胸に、フィオレンティーナにエッセンスを注ぐ。

I CARI ITALIANI 愛すべきイタリアーニ
~あの時のあの人は今どうしてる~
イタリア各地で取材した人たちは、伝統の継承と新しい挑戦を続けていた。

おいしいイタリア郷土の味を旅しよう!
~北イタリア、中部イタリア編~
よく知られたもの、珍しいもの、その土地と歴史に育まれてきたイタリア各地の料理と特産品を紹介。


スペシャルインタヴュー 元祖イタリア好き 西村暢夫さん
好奇心旺盛な少年のように 眼差しのその先へ

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写真で旅するイタリア 料理編 ラディキオ・ロッソ・ディ・トレヴィーゾ

Facciamo un viaggio in Italia
写真で旅するイタリアー料理編ー

Radicchio rosso di treviso tardivo

ヴェネト州のトレヴィーゾを中心に作られているラディッキオ・ロッソ。
vol.37で取材した農家では、ラディキオだけで27種も栽培していて、霜がおりる11月頃から1月まで順次それぞれのいいタイミングで出荷していく。
その王様的存在のラディキオ・ロッソ・ディ・トレヴィーゾをつかったおつまみ。ゴルゴンゾーラにマスカルポーネを混ぜて、それをラディキオ・ロッソ・ディ・トレヴィーゾに塗って、スペックで巻いたまさに土地ならではの贅沢な一品。
プロセッコと共に、アペリティーヴォにどうぞ〜


左上から時計回りに代表的な5種を紹介。ラディキオ・ヴェリエガート・ディ・カステルフランコ、ラディキオ・ディ・ヴェローナ、ローザ・デル・ヴェネト、ラディキオ・ロッソ・ディ・トレヴィーゾ、ラディキオ・ディ・トレヴィーゾ・プレコーチェ。

マッシモ
Photo by Endo Motoko