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[アブルッツォ]SDGs新しい海辺の過ごし方 海岸線が全長42mのサイクリングロードに


アブルッツォ州南部の海岸線は“トラボッキの海岸(Costa dei Trabocchi)”と呼ばれ、整然とパラソルの並ぶ北部のビーチとは対照的に、伝統的な漁の仕掛け小屋“トラボッキ”や自然保護区域などが残る、変化に富んだ風光明媚なエリアだ。
海に突き出すトラボッキ

このアドリア海の海岸沿いに、全長約42kmのサイクリングロードが誕生する。
かつての鉄道跡地の活用で、まだ全面開通には時間を要するが、既に休日を中心に海辺を散策したりサイクリングを楽しんだりと、思いおもいに過ごす人たちで賑わっている。
海岸沿いに続くサイクリングロードとトラボッキの景観

観光資源として注目が高まると同時に、環境課題について考える絶好の機会を得たとも言える。サイクリングロードを通る町の一つ、サン・ヴィート・キエティーノは、海の環境を守るために州内でもいち早く「使い捨てプラスチックゼロ」を目標に掲げた。
自転車を楽しむ人々
サン・ヴィート・キエティーノは
手軽な魚介料理店が集まる人気エリア

何より、海が新たな形で地域に開放され、自転車で過ごすという楽しみ方が加わったことは、身近な自然資源の価値を再認識する前向きな一歩になるだろう。



イタリア好きトレラン部 第2回 トレイルラン実地講習 3月26日開催

編集長マッシモと一緒に楽しくトレイルを走る、イタリア好きトレラン部
最終の目標は3年半後の夏に行われるTor des Geants(トルデジアン:ヴェッレ・ダオスタのアルプスで行われる世界有数の山岳レース。リミット150時間のあいだに総距離330kmを走りぬく)に参加して完走しようという長期的な企画。
2月のwebセミナーを経て、第2回目は実地トレーニングです。
初心者のかたでも参加していただけます!

本誌連載としてvol.51から始まった「イタリアでトレイルを走る」では、トレイルランニングとTor des Geantsを取り上げ、その魅力を紹介しています。
そのリアルイベントとして、連載執筆者でTor des Geants完走者でもあり、日本スポーツ協会山岳コーチの資格を持つ原誠一郎さんをコーチに迎え、一緒に走り、その楽しさを感じていただきます。

トルデジアンはYouTubeにたくさん紹介されているので、ぜひ覗いてみてください。


第2回(Aコース) トレイルラン実地講習概要

日時:3月26日(日)10:00~
*講習後イタリアンレストランでの懇親会ランチを予定しています。(参加自由)
走力:10~20km程度走れる方(時間は問いません) *トレラン初心者でも可。
コース:横浜洋光台→鎌倉稲村ヶ崎→稲村ヶ崎温泉
*練習後希望者とイタリアンレストランでランチを予定しています。
参加資格:イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズの方と同伴者1名。健康であれば経験は問いません。初心者も大歓迎。
装備:トレイルランニングシューズ、ザック15L程度、着替え、タオル、飲料、行動食
*装備について分からない方は「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。

・いつも走っているから、ぜひ練習だけでも参加してみたい!
・イタリアに行って走ってみたい!
・トレイルランニングのことをまずは知りたい。
・練習についていけるかの不安を解消したい。
・練習後のランチが楽しみ!

■トレラン部概要
参加資格:イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズの方で、健康であれば経験は問いません。初心者も大歓迎。
参加費:イベントごとにコーチ料、保険代などがかかります。(別途お知らせします)

イメージ


■2023年トレラン部年間計画
2023年度はA,Bコースを2回ずつ実施してランニング初心者も含め、(山)走ることの楽しさを感じてもらい、2024年以降はさらにロングコースも取り入れて、より実践的に取り組んでいきます。
なお、トーレーニング終了後は温泉(銭湯)等でリフレッシュして、イタリアンを食べながらの懇親会を予定していますので、楽しみながら走るをモットーに活動していきましょう!

これからの全体行程イメージ

【1】2月27日(月)にWebミーティング開催!(終了)
【2】2023年は自分のレベルにあったコース(A・B)で参加できる時にご参加ください。
【3】2024年以降はA・Bコースに加え、よりハイレベルなC、Dコースにも挑戦していきます。
【4】2026年夏に行われる「Tor des Geants」へ参加!(目標)


■実地トレーニング内容
【Aコース】トレイルラン実地講習
対象  初心者〜
コース 横浜洋光台→鎌倉稲村ヶ崎→稲村ヶ崎温泉
日時  第2回 3月26日、 第5回 11月26日
走力  10~20km程度走れる方(時間は問いません)
装備  トレイルランニングシューズ、ザック15L程度、着替え、タオル、飲料、行動食
定員  15名(先着順)
参加費 2,200円(コーチ料、保険代)
*走る自信はないけど参加したいと思っている方はご相談ください。

【Bコース】トレイルラン実地講習
対象  中級者〜(Aコース参加者は参加可能)
コース 丹沢または奥多摩
日時  第3回 5月28日、第4回 8月28日
走力  20km以上走れる方、トレイルランニング経験者(時間は問いません)
装備  トレイルランニングシューズ、ザック15L程度、着替え、ファストエイド、ヘッドランプ、タオル、飲料、行動食
定員  15名(先着順)
参加費 2,750円(コーチ料、保険代)

■2024年以降のコース案 
年間でA、Bコースもおり混ぜながら、C、Dコースにも挑戦していきます。
【Cコース案】
対象  中上級者向け
コース 箱根外輪山周回→温泉
日程  夜スタート→夕方終わり
走力  フルマラソンを完走できる方(時間は問いません)
装備 トレイルランニングシューズ、ザック、15L程度、着替え、ファストエイド、ヘッドランプ、ポール(ストック)、手袋、防寒着、飲料、行動食など。
費用  後日お知らせ

【Dコース案】
対象  上級者向け
コース 南アルプス北部(鳳凰三山または甲斐駒ヶ岳仙丈ヶ岳、白根三山縦走)または北アルプス縦走
日程  1~2泊
走力 コースタイムの70%ぐらいで15時間ぐらい走ったり歩いたりできる方
装備 トレイルランニングシューズ、ザック、20~30L程度、着替え、軽量テント、ファストエイド、ヘッドランプ、ポール(ストック)、手袋、防寒着、飲料、食料、行動食、コッフェル、ストーブ、ガス、ヘルメットなど。
費用  後日お知らせ
*各コースや内容については、経過次第で変更になることもありますのでご了承ください。
【内容に関する質問、問い合わせ】はこちら

第2回(Aコース) トレイルラン実地講習

日時:3月26日(日)10:00~ (ランチ参加は自由)
*基本的に雨天決行。
*ランチはカーサ パラディーゾ スルマーレ!!を予定しています。
走力:10~20km程度走れる方(時間は問いません) *トレラン初心者でも可。
コース:横浜洋光台→鎌倉稲村ヶ崎→稲村ヶ崎温泉
*練習後希望者とイタリアンレストランでランチを予定しています。
参加資格:イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズの方と同伴者1名。健康であれば経験は問いません。初心者も大歓迎。
装備:トレイルランニングシューズ、ザック15L程度、着替え、タオル、飲料、行動食
費用:2,200円(コーチ料、保険代)
申込締切:3月23日(木)
こんな方大歓迎♪:
・いつも走っているから、ぜひ練習だけでも参加してみたい!
・イタリアに行って走ってみたい!
・トレイルランニングのことをまずは知りたい。
・練習についていけるかの不安を解消したい。
・練習後のランチが楽しみ!

〈料理本プレゼント〉春のイタリア~白アスパラとカラブリアのマンマを訪ねて

22年続くイタリア料理教室の絶賛レシピを集約した料理研究家・大島節子さんの『一生ものイタリアン』が発売されました。今回は発売を記念して3名様に本書をプレゼントいたします。
著者の大島さんが訪れた春のイタリア探訪記と合わせてご覧ください。

白アスパラを求めて

イタリアの5月は白アスパラが旬の時季。白アスパラで有名なバッサーノ・デル・グラッパに行ってみたい……そんな漠然とした計画を頭の中に描いたまま何年かが過ぎたある年の5月、チャンスは突然やってきた。
ヴェネツィアに行くたびにお世話になっているロベルタ先生にメールで、ホワイトアスパラの料理を習いたいことと、ヴァサーノ・デル・グラッパに行きたいと思っている旨を伝えて実現した。
イタリアに行くと毎回必ず市場に行ってみる。そして、その時季の旬を見つけるとなぜだかとても安心する。この季節のベネト州はやっぱりアスパラだった。


いよいよアスパラ料理&大切なお出汁!
ロベルタの家へ着くと一緒に夕飯の準備を始めた。大きなお鍋でアスパラを軟らかめにゆでて、20個以上の卵もゆでて、アンティパスト兼メイン料理として大皿に盛り付けた。
その後、リゾットを作ったのだけれど、その日私は、ロベルタを心底がっかりさせる失敗をしてしまったのである。台所に行き、洗い物をしながらふと無意識にアスパラのゆで汁を捨ててしまった。これが大失敗だったのである!!
このお湯は、アスパラのリゾットに使う出汁の役目をするお湯で、大切な出汁だったのである。そのことに気づいたロベルタは、怒りたいけど怒れないような、赤い顔になっているのに冷静になろうとしているような、そして少し悲しそうな顔をして、ヴァ・ベーネ(大丈夫だから)を繰り返し、蒼白になった私の顔を見てからは「ノンティプレオクパーレ(心配しなくていいから)」を繰り返した。このアクシデントがあってから、私はホワイトアスパラのゆで汁は、現在に至るまで絶対に捨てないようになった。
アンティパスト兼メイン料理として大皿に
ゆで卵をフォークで細かくつぶしてアスパラと
さて、いよいよセコンド(メイン)は、白アスパラとゆで卵がテーブルの真ん中に置かれた。各自、自分のお皿にアスパラとゆで卵を取り、ゆで卵をフォークで細かくつぶす。
ひたすら卵をつぶす単純作業は、童心にかえって、なぜか一体感が生まれて楽しい時間なのである。そして、卵とアスパラに、自分好みで塩と少しのビネガーとオリーブオイルを回しかけて絡めて頬張る。
この料理は量を少なくすればアンティパストとして、量を多くすればメインになる簡単で楽しく便利な郷土料理。この日はアンティパスト兼セコンド(メイン)となった。おいしいベネトのスプマンテをお供に。

バッサーノ・デル・グラッパで収穫見学
翌日、食後に飲む蒸留酒グラッパの産地としても有名なバッサーノ・デル・グラッパへローカル線で向かった。降り立った時、駅前は本当に何もないところで、知名度に比べて意外に感じ、大きなスーツケースを引いて、呆然と立ちすくんでしまったが、バールで甘いパンとカフェで元気を出してシニョーラに尋ねると、八百屋さんを紹介してくれ、さらにその紹介で市場の事務所の人が農家へ案内してくれた。
畑に着くとビニールシートで覆われた畝が見えた。収穫は、デリケートなホワイトアスパラを傷つけないように、こてのような形状をした専用器具で周りから少しずつ丁寧に堀っていく。土は粘土質ではなく、さらさらとしていた。ふっと白アスパラの穂先が現われた。周りから掘り起こしながらアスパラを引き上げて土の上にそっと置いた。一本ずつ丁寧に土の中からそっと引き上げるのだ。
収穫後はすぐに水に浸けて、汚れを落とし、鮮度を保つ。その後、束ねる道具を使って、しなやかな若柳の枝で縛る。その後、DOP(保護原産地呼称のこと)と認証されるために、組合工房へ行って登録商標のタグを付けてもらう。これには、重さ、色、形、長さ、香りを確認する品質チェックを受けて合格することが必要となる。これではれてバッサーノのアスパラと名乗ることができるのだ。
帰り際、チェントロ近くの眺めの良いトラットリアを見つけて、遅めの昼食。勿論、この時期にしかないバッサーノの白アスパラ料理を堪能した。白アスパラのほのかな香り、食感、バッサーノの空気を感じながら。ほんとうにおいしかった。

カラブリア州にて、クルスキを使った「ソラマメのミネストラ」

次の春旅は、2019年、教室20周年の記念にイタリアマンマの料理レッスンを組み込んだ教室旅行。以前、カラブリアへ一人研修旅行した際はンドゥイヤ、ロザマリーナなどの独特な食材に興味を持ったが、今回はクルスキという調味料の使い方を教わった。
クルスキは赤ピーマンを乾燥させたもので、細かく刻んだり挽いたりして調味料に使う。油で揚げてそのまま食べたりもする。カラブリア州に住む料理上手なアニータさんの話では、生まれる前から台所にあったと言っていた。日本では有名になっていないのが不思議なくらい、カラブリアにはなくてはならない調味料なのである。

クルスキとアニータさんと友人といっしょに
クルスキ×ソラマメ=ソラマメのミネストラ
日本のものと比べて小ぶりなソラマメをみんなで鞘から取り出し終わるとミネストラの材料がそろった。
まず自家製パンチェッタとタマネギを炒める。この時に忘れてならないのがクルスキ。一緒に炒めて香りが立ったところで野菜のブロード、ジャガイモ、小さなチューブという意味のトゥベッティという管状のショートパスタを入れ柔らかくなったらソラマメを入れて煮る。
カラブリアにある必須調味料「クルスキ」を使ったソラマメのミネストラは絶品だった。
クルスキが気に入って帰国してからも赤ピーマンを天日に干したり、オーブンで乾燥させたりして試作した。似たようなものができて、その後我が家の冷凍庫にも常備するようになった。
クルスキ用の赤ピーマン、左手前2つのパプリカは不向き
乾燥するとパリパリになる
天日乾燥は忙しい現代人には難しいが、オーブンを使えば、ドライトマトのように、手作りすることもできる。

22年続くイタリア料理教室の絶賛レシピ
『一生ものイタリアン』を3名様にプレゼント

『一生ものイタリアン』
大島節子(著)
主婦と生活社
本書は「おうちイタリアン」のおいしさ!手軽さ!保存性!を伝えるレシピ本です。おなじみのパスタはもちろん、イタリアレストランでよく食べるメニュー、お店やテレビで見たりして名前は知っているけれど家では作ったことがない、ややハードルが高いレシピ……などの人気イタリアンを、自分の得意料理=「一生ものレシピ」にできる料理本。
イタリアの食卓にならって、アンティパスト、プリモ、セコンド、ドルチェの順に85品。とことん「定番」にこだわった本場イタリアの作り方がわかるだけでなく、料理名の由来や食材選びのコツも学べる解説つきです。


■プレゼント応募概要■
プレゼント『一生ものイタリアン』 3名様
応募期間:~4月7日(金)
応募方法:以下「応募する」をクリック後フォームより
※当選者の方へは、応募締め切り後、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
締め切りました
提供:主婦と生活社

ピノ・ネロがたどり着いた至極の境地ピーネ(Pinè)| vol.2 フィレンツェのワイナリー フォッシの魅力に迫る

《フィレンツェのワイナリー フォッシの魅力に迫る  vol.2》

固定概念を覆す味わい
ピノ・ネロがたどり着いた至極の境地ピーネ(Pinè)

「AZIENDA AGRICOLA FOSSI」 (アズィエンダ・アグリーコラ・フォッシ)


「Pinè」はピノ・ネロを100%用したワイン。この種のブドウはフランス、ブルゴーニュ地方を代表するもので、ベリーのような香りと、渋みが少ないなめらかな味わいが好ましい、ファンの多い品種だ。しかし、夏の冷涼なブルゴーニュとは違う、暑いトスカーナでピノ・ネロとは珍しい。生産者のエンリコ・フォッシ氏はニヤリと笑って、まあ味わってみてとワインをグラスに注ぐ。


透明感のある美しいルビー色、ふわりと上品に立ち上がる、ラズベリーを思わせる瑞々しい香り、この種の美点を研鑽した出来栄えだ。そして口に含んで驚く。なめらかな口当たりは確かにピノ・ネロ。だがそれ以上に、ほかピノ・ネロワインに感じたことのない朗らかでパワフルな味わいなのだ。目を白黒させているとエンリコさんが明してくれた。
これはピノ・ネロが持つ本来の力だよ。ブドウの生産は原産地のような気候に適していると思いがちだが、そうではないんだ。そこにも適しているというだけで、別の環境に置けば、そこに応じて木が備えている力を発揮してくれるんだ。トスカーナの輝く太陽の下で朗らかにその才能を開いたピノ・ネロを味わえば、自然のおもしろさとワインの奥深さにきっとワクワクするだろう。


バランスがよく、なめらかな味わいで、料理に合わせやすいワイン。エンリコさんのおすすめは、脂身の多い肉より鶏肉料理。
しっかりしたボディなのでPollo al Curry(鶏肉のカレー)に合わせても相性がいいよとのこと。

◎Pollo al Curry(鶏肉のカレー)◎

《 材料(4人分) 》
・鶏モモ肉 600g
(好みで胸肉でも可)
・ヨーグルト 50g
・ニンニク 1片
・塩・コショウ 適量
[スパイス]
・ターメリック 小1/2
・シナモン 小1/2
・カイエンペッパー 小1/2
・パプリカパウダー 小1
・クミン 小1
・コリアンダーパウダー 小2
※上記スパイスの代わりに『カレー粉 小さじ2~3』でもOK

《 作り方 》
【1】鶏肉を食べやすい大きさに切って、塩・コショウで下味をつける。
【2】フライパンにオイルと刻んだニンニクを入れ、鶏肉を中火で表面に軽く焼き色をつけるように焼き、一旦取り出す。
【3】鶏肉を取り出したフライパンにスパイスを全て入れ、弱火で香りが立つよう軽く炒める。
【4】鶏肉とヨーグルトを加え混ぜ合わせ、弱火で鶏肉の芯まで火が通るよう煮る。
【5】最後に塩・コショウで味を調えたら出来上がり。

vol.52掲載(2/4)。本誌4回の連載記事となります。取材・写真 藤原涼子(フィレンツェ)

■商品に関する問い合わせ
有限会社TAPS inc
https://tapswineshop.com/

■vol.1 一人の男の情熱が生み出す最上級のワイン

Vignavento Rosso Toscano Sangiovese IGP
ヴィーニャヴェント・ロッソ・トスカーナ・サンジョヴェーゼ IGT
生産本数5,000~7,000本と希少なワイン。サンジョベーゼ種100%
9月下旬~10月上旬にすべて手摘みで収穫し、新しいバリックで3年、ボトルで1年熟成。
■本誌vol.51掲載記事https://italiazuki.com/?p=53081


【「Pinè」はTAPS WINE SHOPにて販売中】

TAPS WINE SHOPでは主に日本未入荷のワインをイタリア現地生産者から直接輸入しています。
価格帯は毎日食事で楽しんでいただける1,000円代のものから、特別な日に飲みたい高級感あふれるものまで多数あり! 現地イタリア人ソムリエと共に厳選した生産者のワインのみを一定温度での輸送ができる特殊なコンテナにて輸送し、温度管理された倉庫で保管しています。


TAPS WINE SHOPはこんな人におすすめ

・イタリアやヨーロッパの食文化に興味がある
・海外旅行が好き
・料理とワインのペアリングに興味がある

▼TAPSの商品一覧はこちら
https://tapswineshop.com/shop/

【満席】イタリア郷土料理を巡る食事会 ローマのカルボナーラとパスクアをお祝いしよう!

\イタリア郷土料理を巡る食事会 ローマのカルボナーラを食べよう!/

Vol.52(2023年2月1日発行)ローマのカルボナーラを食べに行こう!に合わせてローマ料理とカルボナーラ、そしてパスクアをテーマにした食事会を開催します。
今回は、横浜・反町にあるレストラン『DA HÔRI』の岩堀シェフに、本誌にも登場している「Roscioli(ロショリ)」仕込みのカルボナーラとローマ料理でパスクアを皆さんと一緒にお祝いしましょう!
取材中の話などと合わせてお楽しみいただきます。

「Da Hori」で岩堀シェフが提供しているカルボナーラ

岩堀シェフは、ローマの「Roscioli」でパスタ場を任されていました。


今回提供する料理は、ロショリ仕込みのカルボナーラはもちろん、ローマの郷土料理とパスクアを祝うメニューを予定しています。
お楽しみに!


ローマの取材裏話、ITAエアウエイズのこと、コロナ後のイタリアのことなど、編集長マッシモの話も盛りだくさんでお届けします。
満足、満腹の料理と、楽しいひと時を一緒に過ごしましょう!

◆+◆+開催概要+◆+◆

■日時:4月8日(土)
・昼の部 12:00~15:00 (11:45受付開始)
・夜の部 18:00~21:00 (17:45受付開始)
■会場:『DA HÔRI』
神奈川県横浜市神奈川区反町3丁目19-6 浅井ビル1階
■会費:
・『イタリア好き』定期購読者:11,000円(税込:料理+乾杯ドリンク)
→定期購読(イタリアズッキーニクラブズッキーニパートナーズ)会員+1名様まで同額
・web会員登録者:13,000円(税込:料理+乾杯ドリンク)
→web会員の方は『イタリア好き』定期購読(2,420円)を先にお申込みいただけますと、2,000円割引となる会員価格にてお申込みいただけます。
*乾杯後のワインやソフトドリンクは各自精算となります。
■形式:
着席式
■定員:
昼・夜で12名ずつ(先着順)

《過去の食事会レポート》
NEW!2023年03月に開催したトレンティーノ゠アルト・アディジェ食事会のレポートはこちらから
■2020年9月に開催した東シチリア食事会のレポートはこちらから
■2019年11月に開催したサルデーニャ食事会のレポートはこちらから
■2019年6月に開催したヴェネト食事会のレポートはこちらから
■2019年2月に開催したエミリア・ロマーニャ食事会のレポートはこちらから
■2018年8月に開催したカラブリア食事会のレポートはこちらから
■2018年11月に開催したリグーリア食事会のレポートはこちらから

【キャンセルに関して】
4月6日(木)までは無料、7日(金)~当日は全額ご負担の上ご了承ください。
なお、体調に不調を感じる方、熱のある方等、その他コロナに疑わしい方は、検査いかんに関わらずご来場はご遠慮ください。
楽しい会になりますよう、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

《お申込み》
以下よりご希望部の「申し込む」ボタンをクリックしてお進みください。
『イタリアマンマのレシピ』定期購読会員様は、お申込み時に特記事項欄へ『イタリアマンマのレシピ購読者』とご記入下さい。後ほど会員価格へと変更させていただきます。

昼の部 12:00~15:00
満席


夜の部 18:00~21:00
満席


イタリア郷土料理を巡る食事会報告 トレンティーノ゠アルト・アディジェ州

\イタリア郷土料理を巡る食事会 トレンティーノ゠アルト・アディジェ州/

去る、2023年2月26日(日)に、トレンティーノ゠アルト・アディジェ州の料理をテーマにした食事会を、東京・世田谷の豪徳寺にある北イタリア、南チロルの専門レストラン「三輪亭」で開催しました。
看板にはcucina tirolese三輪亭per famiglieと書いてある。


コロナ禍で考えた三輪シェフ、客席を半分潰して調理場に、そしてそこで自家製加工肉製品を造り、もちろん熟成まで店内で行っています。
イタリア時代の経験と、店を経営しながら日本で感じ、学んできたことを描き、形にしている。語りだしたら止まらない、熱いパッシオーネを感じます。



そんなシェフの作る南チロルへの思いの詰まった料理が並んだのでした。


ロングテーブルにセッティングしていただき、皆の気分も高まる中でSalute!


Smacafam e altri ancora(突き出し盛り合わせ)
左から、Smacafam(ズマカファム)は、山の民らしく腹持ちのよいオーブン料理。
本場ではラードを使うのでカロリーが高いそうだが、これは出汁が入っているかのようなうま味。
スィーザムはワカサギの甘酢漬けで馴染み深い味。ガルダ湖でワカサギが獲れる。
グロッセルはポテトとタマネギ、自家製の燻製生ハムのサラダ。
これは三輪シェフが南チロルで修行中、最後の賄いで師匠が作ってくれた思い出の一品だそう。
カップに入っているのは菊芋のポタージュ。

Prosciutto fatto in casa e formaggio misti(自家製ハムとチーズの盛り合わせ)
これには喜びの歓声とともに、ほぼ全員がワインを注文!笑

左から、チーズ熟成士でもある三輪シェフの師匠が名付けた“ミワチーズ”。周りにワカメを巻いて熟成させ、ユニークだがうまみのバランスが抜群。
カカオとラム酒でウォッシュしたカルブルー、黒ビールでウォッシュしたヤギのチーズ・カプラ、ゲヴェルツトラミネールワインでウォッシュしたまろやかなブルーチーズ・ゴールデンゲル。
ハムは全て自家製!モルタデッラ、モッパ、クッパ、鹿と猪のサラミ…どれも噛むほどにうま味がしみ出てくる。


そしてここで、メニューにはないサプライズ料理がスキレットで熱々に焼かれて登場!
シュマーレンを取り分けてくれた三輪シェフ。
シュマーレンという、オーストリアとチロル地方で食べられているデザートを、
三輪シェフが塩味で食事の一品としてアレンジ。
中はたっぷりのポルチーニとチーズで、シュワトロ~。香りもたまらない。


Spaetzle e canederli misti(スペッツレとカネーデルリの盛り合わせ)
プリモ1皿
左がおろし金で生地をおろすスペッツレ、真ん中は北イタリアの家庭料理・カネーデルリ、
揚げラヴィオリの三品。


Casonsei all’ampezzana(ビーツ入りラヴィオリ)
プリモプエル2皿目
ビーツの本来のやさしい甘味。

Gulasch di cervo e arrosto di cervo con polenta fresca
(鹿肉のグーラッシュとローストの盛合わせ盛合わせ ポレンタフレスカ添え)
セコンドは鹿肉。
美しいロゼ色で臭みゼロのローストと、元はハンガリー料理のグーラッシュは
ポレンタフレスカと一緒に。
八女産の筍とホワイトアスパラは、南チロルの酸味がある卵ソースで。

Dolce(リンツァートルテ、チョコテリーヌ、セミフレッド自家製花梨ジャム)
ドルチェと一緒に、取材土産のお気に入りのアマーロを♪


料理と共に熱い思いを話してくれた三輪シェフの言葉には、修行先のチロル地方への感謝の思いが溢れていました。

そして最後に話してくれたのは、10年前に作り始めた自家製サラミについて。
レストラン内に冷凍工場を造り、年間を通して提供できる環境をつくっています。
豚コレラでサラミや生ハムがが輸入できなくなっている今、各方面からの声もかかっているようです。

三輪シェフが10年かけ、新たな道を生み出そうとしている自家製サラミ。
「世田谷サラミ」と名付けたこのサラミは、店の外にある自動販売機でも24時間購入できます。
伊勢丹のイタリア展、ふるさと納税からも依頼がきているそうで、新しい飲食業を創っていきたいと語るシェフからはパッシオーネが満ち溢れていました。
三輪シェフ、参加者の皆さまありがとうございました。


【完売】[プレゼント付き]マンマのパスタソース4種+ナポリのパスタ「パッケリ」のセット(ナポリのポストカード付き♪)

エム・シーシー食品から発売されている「イタリア好き マンマのパスタソースシリーズ」。
秋に新発売となった“ナポリのジェノヴェーゼ(たまねぎと牛肉の煮込みソース)”に、すでに好評発売中のパスタソース3種をセットにしてお届けします。さらにイタリア好き限定セットとして、新発売のジェノヴェーゼソースにピッタリのショートパスタ、パッケリもセットにしてお届けします。
今だけ、ナポリのポストカード1枚をプレゼント中~♪


“マンマのパスタソース”は、イタリアマンマのレシピを再現したパスタソースです。
こだわったのは、レトルトソースにありがちな化学調味料やエキス類を一切加えていないこと。
イタリア現地でマンマたちを取材し、その後試作品を味わってもらう工程を繰り返しながら、マンマたちにお墨付きをいただきました♪
彼女たちがいつも作っているパスタソースを日本で手軽に味わってみてください。
モッツァレラチーズを加えてコクUP
仕上げにチーズをたっぷりかけて旨味UP
◆新発売! ナポリのジェノベーゼソース◆
『イタリア好き』vol.41ナポリ特集でも登場したナポリのマンマ、アンンジェラ・ガルジェーロさんのレシピを再現。たっぷりのタマネギと牛肉のうま味がぎゅっと凝縮された茶色いジェノヴェーゼソース。ナポリの伝統料理で、諸説あるが、ジェノヴァの船乗りがナポリに着いた時、バジルがなかったためにあるもので作ったと言われている。

◆キャベツとサルシッチャのソース◆
マンマの料理フェスタ2016 in 伊勢丹 新宿店でも来日経験のあるウンブリア州テルニのマンマ、フランチェスカ・フィリッピさんのレシピを再現。直火でソテーした自家製サルシッチャ(イタリアのソーセージ)にたっぷりのキャベツを合わせた、エクストラ・ヴァージン・オリーヴオイルベースのソース。
仕上げにペコリーノを振りかければよりコクのある味に仕上がりになりますよ。また細かく刻んだ唐辛子を振ってもよく合います。



◆トマトソース◆
『イタリア好き』Vol.27チレント特集の表紙にもなっているカンパーニア州チレントのマンマ、カルメラ・バリヴィさんのレシピを再現。イタリア産完熟トマトを煮詰め、エクストラ・ヴァージン・オリーヴオイルの風味をいかしたシンプルなトマトソース。
別のフライパンで焼いた半熟の目玉焼きをのせ、ビスマルク風にして混ぜながら食べるのもカルメラさんのおすすめの召し上がり方。ぜひ作ってみてくださいね。



◆マグロのラグーソース◆
『イタリア好き』Vol.13シチリア特集で紹介され、マンマの料理フェスタ2016 in 伊勢丹 新宿店でも来日してくれたシチリア州ノートのマンマ、リーナ・ミリオーレさんのレシピを再現。トマトソースとマグロを煮詰めてブラックオリーヴを加えた、オレガノが香るマグロのラグーソース。
すりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノと刻んだイタリアンパセリを振りかけるのがリーナさん流。お気に入りのショートパスタを合わせるのもおすすめですよ。



[セット商品]極太の筒状リングパスタ『パッケリ』

パスタ発祥の地ナポリでは、どのレストランでも使われているポピュラーなグラニャネージ社のパスタ。直径25~30mmの極太で筒状になったリングパスタで、今回新発売となったナポリのジェノヴェーゼソースにピッタリ。
36~46度という低い温度で乾燥させているので、生パスタに近い食感でお召し上がりいただけます。


◆商品詳細について◆
原材料 ・ナポリのジェノベーゼソース:野菜(たまねぎ(国産)、にんじん、セロリ)、ソテードオニオン、牛肉、トマト・ジュースづけ、オリーブ油、白ワイン、食塩、ローストオニオンペースト/増粘剤(加工デンプン)、(一部に牛肉を含む)
・キャベツとサルシッチャのソース:野菜(キャベツ(国産)、たまねぎ)、豚肉、オリーブ油、白ワイン、食塩、でん粉、アンチョビフィレ油漬、ドライトマト油漬、ガーリック、香辛料/増粘剤(加工デンプン)、(一部に豚肉を含む)
・トマトソース:トマト・ジュースづけ(イタリア製造)、たまねぎ、オリーブ油、ナチュラルチーズ、食塩、ガーリック、アンチョビフィレ油漬、(一部に乳成分を含む)
・マグロのラグーソース:トマト・ジュースづけ(イタリア製造)、たまねぎ、まぐろ、オリーブ油、トマトペースト、オリーブ、食塩、ガーリック、香辛料/増粘剤(加工デンプン)
・パスタ(パッケリ):デュラム小麦のセモリナ
内容量 ・ソース:各150g
・パスタ(パッケリ):500g
賞味期限 パスタソースは箱の底面(2023年6月)、パスタ(パッケリ)は袋の裏面に記載してあります。
保存方法 直射日光を避け、常温で保存してください。
製造者 ・パスタソース:エム・シーシー食品株式会社
・パスタ(パッケリ):グラニャネージ社
生産国 ・パスタソース:日本
・パスタ(パッケリ):イタリア

[プレゼント]数量限定! ナポリのポストカード1枚プレゼント♪

ナポリの昔の暮らしが伝わるモノクロ絵葉書6種の絵柄の中から1枚をセットでお付けします。
(サイズ:11cm×11cm)


◆お届け方法・送料について◆
〇宅急便800円(近畿 900円/中国・四国 1000円/北海道・九州 1,200円/沖縄本島・離島は1,285円)
※800円以外の地域から、または複数点ご注文いただいた方は送料が変更となります。ご購入後、自動返信メールとは別に変更額を改めてご連絡させていただきます。
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■マンマのパスタソース4種+ナポリのパスタ「パッケリ」のセット
《 セット内容 》
1.パスタ―ソース4種(各1点)
2.パスタ、パッケリ(1点)
[プレゼント]ナポリのポストカード1枚(絵柄はお任せ)
価格:2,400円(税込)

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