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『イタリア好き』が地方でイベントを実施する理由

『イタリア好き』は、これまで度々地方でイベントを実施しています。
この度、5月に開催される『集まれイタリア好き』もそのひとつです。

私たちが地方でイベントを開催する大きな理由はふたつあります。

ひとつは、より広く『イタリア好き』を知っていただき、地方の読者の方とふれあうため。

そしてもうひとつの大きな目的は、日本の地方を見直したいという気持ち。


『イタリア好き』が創刊コンセプトとして掲げていること。
それは、人々が暮らす地域の食を通して、イタリア人の日常を写し出し、人生の楽しさや、生き方のヒントみたいなことを学びとっていこうということ。

そんな思いを、誌面以外で表現できればと開催しているのがイベントです。

これまでも、日本の数々のイタリアンレストランで、
取材したところの郷土料理を中心とした食事会を開催してきました。

また、イタリアからマンマを招聘して開催する「マンマの料理フェスタ」は、イタリア料理の原点でもある、郷土食豊かなマンマの料理を体験してもらいたいと考え、5回ほど開催しました。

この第一回目は、今回もイベントを行う赤穂市御崎の「SAKURAGUMI」とコラボレーションして開催しました。
その時の模様はこちら。
「SAKURAGUMI」西川シェフの素晴らしい料理はもちろんのこと、赤穂の自然、温泉、古くから続く酒蔵、忠臣蔵の史跡散策など、この土地を訪れなければ感じられない魅力一緒に味わうことができました。

他にも、長野県でのイベントでは、農場でのズッキーニの定植と、長野県の産物を使ったイタリアンガーデンパーティー、野沢温泉の郷土料理を食べるといった小旅行企画を実施しました。

日本にはまだまだ知らない、たくさんの素晴らしい場所があります。

今回、再び「SAKURAGUMI」、そして初めて岡山の「ルーラルカプリ農場」で開催することとなりましたが、
「SAKURAGUMI」西川シェフ、「ルーラルカプリ農場」小林さん、「アル・バーチョ」堀尾シェフの土地を愛する心意気を感じていただき、
土地の魅力を、見て、触れて、味わって、体感してもらえれば嬉しいです。


イタリア好き委員会



走って、食べてバルバレスコ〜リグーリアの旅 詳細決定!

第7弾『イタリア好き』編集長マッシモ松本と行く!
バルバレスコマラソンとおいしいワイン&北イタリア美食の旅
「走って、食べてバルバレスコ〜リグーリアの旅」
詳細が決定しましたのでお知らせします!
このツアーは8名様限定です。お申込みはお早めに!
 

<ツアー概要>
まずは、バルバレスコで開催されるマラソン大会に参加します。
マラソンは、フルマラソン、ハーフマラソン、10kmのウォーキングとあります。
ご自身の実力で無理のない参加でお楽しみください。
レースの後は、この地方の料理と最高のワインをお楽しみいただけます。
色づく秋のバルバレスコの丘を気持ちよ〜く一緒に走りましょう!
マラソンレースが終わった翌日から、リグーリア州に移動します。
世界遺産で有名なチンクエテッレ方面へ行き、創刊号取材地の西リグーリアへ旅します。
地元の生産者を訪ね、マンマの料理教室、アグリトゥーリズモでの宿泊など、
”イタリア好き”マッシモツアーらしい内容で、満腹、満足間違いなし!
どうぞご検討ください。


<ツアー詳細>
10/27(金)
午後:成田―ミラノ
ミラノ空港から専用車でアルバへ
宿泊:アルバ

10/28(土)
アルバの街で白トリュフ祭りを自由見学
トリュフ香があふれる街並みを散策、屋台や街のレストランでアルバの料理、ワインを堪能。
宿泊:アルバ

10/29(日)
朝:第8回バルバレスコ・エコマラソン 参加
(フル、ハーフ、ウォーキング)
世界遺産ランゲのブドウ畑に囲まれた丘陵コースを駆け巡ります。


マラソン後:ランチパーティー&表彰式

午後:自由
宿泊:アルバ

10/30(月)
午前:ジェノヴァ 市場・歴史的地区など自由散策。
午後:小さな港、ポルトフィーノへ
夕方:サンタ・マルゲリータ・リーグレへ
夕食:海沿いのレストランにて
宿泊:サンタ・マルゲリータ・リーグレ


10/31(火)
午前:チンクエテッレへ
「Cantina Cinque Terre」ブドウ畑とワイナリーの見学と試飲
見学後マラローナ散策
午後:列車にてレッコへ
フォカッチャの町散策
夕食:「Vitturin 1860」絶品フォカッチャと郷土料理。


宿泊:サンタ・マルゲリータ・リーグレ


11/1(水)
午前:サヴォーナ街散策。ファリナータ、パニッサなど粉もの巡り。
昼食:「Vino e farinata」にて

昼食後:アグリトゥーリズモ「Bio Vio」へ。
見学:「Bio Vio」のワイナリーや、オーガニックにこだわったバーブ畑など見学

宿泊:アルベンガ

11/2(木)
午前:アグリトゥーリズモ「Bio Vio」にてマンマの料理教室
昼食:「Bio Vio」にて

午後:共同搾油所見学ワイナリー「SARTORI LUIGI TORRE PERNICE」
宿泊:アルベンガ

11/3(金)
朝:インペリアの街へ(市場など)自由散策
午前:インペリア搾油所見学
昼:「San Martino」家族経営のオリーブ農園見学と昼食
夕食:チェルボの名店「RISORANTE SAN GIORGIO」で最後の晩餐
シェフ、カテリーナさんのセンスと情熱で素晴らしい最後の夜を!


宿泊:アルベンガ

11/4(土)
午前:専用車にてミラノへ
午後:空港より帰国の途

11/5(日)
午前:成田着

*現地諸事情により予定が変更になる場合があります。予めご了承ください。

~旅行要項~
◆旅行期間:2017年10月27日(金)~11月5日(日) 10日間
◆8名様限定!
◆旅行代金:イタリアズッキーニクラブ会員293,000円
※非会員303,000円
※日程内の宿泊費(2人1部屋)、食事(毎朝食・昼食6回・夕食2回)、訪問料・講習費・通訳費・交通機関・現地手配費用が含まれます。
※上記費用には航空代金、燃油特別付加税、空港税、航空保険料などが含まれておりません。
別途、手配、費用が掛かります。

◆一人部屋追加代金:58,000円(ツインより部屋が小さくなる場合もございます)
※相部屋の方がいらっしゃらない場合は一人部屋追加代金が掛かります。
◆ホテル:4つ星クラス ※シャワーのみになる場合がございます。
◆申込期間:4月1日(土)~ ※定員になり次第締め切らせていただきます。

◆お問合せ・お申込み先◆
アマテラス・イタリア (株式会社 フォルトゥーナ)
担当:松家、桃井
TEL:03-5772-8338
FAX:03-6438-9990
E-mail:italia@fortuna.ne.jp

*航空券お問合せ先:エイチ・アイ・エス新宿本社
担当:佐野 健人
TEL:03-5360-4881
「イタリア好きツアーの件」とお伝えください。

本場ナポリでピッツァ職人に愛されるピッツァ用小麦粉のトップブランド「カプート」Presented by モンテ物産

ナポリピッツァは日本でも今やイタリア料理を代表する食事のひとつ。発酵した生地を、中心は薄く伸ばし、外側はコルニチョーネ(=額縁)と呼ばれる部分を残して高く焼きあげる。ナポリ人達はこのピッツァを”芸術”と表現する。当然こだわりも並大抵ではない。

▲ナポリピッツァ

そんなこだわりの本場ナポリのピッツァ業界において、ピッツァ粉ブランドとして圧倒的な知名度とシェアを誇るのがカプート社だ。創業は1924年。

「ナポリピッツァは今や世界中で最も有名なイタリア料理になったんじゃないか?」そう語り出したのは、カプート社前社長で現在会長を務めるカルミネさん。葉巻をダンディに咥え、カメラを向けるとお茶目にピースをしてくれるひょうきんな一面も持っているが、語り口は情熱的で1ブランドを造り上げた会長としての凄みが垣間見える。「私達カプート社の強みは、会社がナポリの町に近いことだね。それはつまり、ピッツェリアのピッツァイオーロ(ピッツァ職人)達と関係が近いことでもあるんだ。私はカプート社は常にそうあるべきだと考えている。今でもカプート社は多くの有名ピッツァイオーロ達と深いつながりがあり、彼らの意見を常に商品に反映させているんだ。」 

▲カルミネ・カプート会長。カプート社のブランドを築いたナポリの名士。ひょうきんな一面もみせてくれる。

カルミネさんは現在でもカプート社の原料小麦の調達を管理している。
「カプート社は原料小麦の調達に特に強いこだわりがある。小麦とひとくちに言っても、灰分やプロテイン含有量、水分吸収率などが細かく違う。まず品質の高い原料小麦を調達することが最も重要なんだ。」
「このために、私達は農業協同組合と協力して、”カンポ・カプート”というプロジェクトをスタートさせた。カンポはイタリア語で”畑”のこと。カプート社専用畑、とでも言うのかな。農業協同組合に私達が理想とする原料小麦を作ってもらっているんだよ。」

▲カンポ・カプートで小麦を前に契約書にサインをしているアンティモ・カプート社長(右)

カプート社のこだわりはこれだけにとどまらない。
「1種類だけで理想の原料小麦というものは存在しない。だから色々な小麦をブレンドして製粉することで、理想のピッツァ粉を作り上げるんだ。」
「ブレンドの仕方もカプート社のこだわりだね。私達は原料小麦を混ぜ合わせてから製粉、という方法をとっている。普通の製粉会社は、小麦ごとに製粉してから、粉をブレンドする。この方が効率はいいね。しかし産地によって小麦は特徴が違う。もし水分含有量が違えば重さが違う。粉にしたって重さは違うままだ。重さの違う粉を混ぜても均等には混ざらないんだよ。そうするとどうなるか分かるかい?ピッツァ粉ひと袋の中で品質にムラが出るんだよ。だから、私達はまず原料小麦をよく混ぜてしまってから製粉しているんだ。」

▲小麦の製粉は粉を挽き、ふるいにかけ、を繰り返す。徐々に均一な粒度の小麦粉が製粉されていく。

「小麦を製粉する時もカプート社のこだわりがある。」カルミネさんは続けます。「私達はマチナツィオーネ・レンタと呼ぶ、伝統的な粉の挽き方をしているんだ。粉挽きの機械は2つのローラーが小麦を巻き込むように挽いていくが、このローラーは溝の付き方や回転数、プレスの強さなどの設定が肝だ。カプート社は特にゆっくりと粉が挽かれるような組み合わせの設定にしている。」
具体的には?と伺うとニヤリと「企業秘密だ。」とのお答えが。「しかし、このゆっくりとした粉の挽き方だと小麦に熱が加わらず、原料のプロテインを壊さないため製粉後の小麦粉のクオリティが高くなる、ということだ。」確かに挽きたての粉を触らせてもらったが全く熱くない。

ナポリには本場の有名ピッツェリアがひしめき合っている。ジーノ・ソルビッロ、ダ・ミケーレ、ラ・ノティツィア、ダ・サルヴォなど…どれもカプート社の粉を愛用する有名ピッツァイオーロ達のお店で、ピッツァには特にこだわるナポリ人達がこよなく愛して通うお店ばかりだ。カプート社のこだわりがこれらのお店のピッツァの美味しさを支えているのは間違いない。日本でもカプート社のロゴがあるピッツェリアを見かけたら、ぜひ本場の味を味わってみてはいかがだろうか。

《創業3代目に当たる、カルミネ・カプート会長(写真右)とエウジェニオ・カプートさん(写真左)のご兄弟。現在はカルミネ会長の息子のアンティモさんが社長としてマーケティングを担当、カルミネ会長は仕入れを管理、一方エウジェニオさんは息子のマウロさんとともに製造と品質保証を担当している。 》

モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼カプート社の商品詳細はこちら▼
http://www.montebussan.co.jp/caputo/

アマトリーチェ市への寄付の報告



2017年3月22日アマトリーチェのピロッツィ市長と面会し、
読者の皆様からご支援いただきました寄付金252,000円を直接渡すことができました。
(寄付金は、昨年の8月から年末までの『イタリア好き』バックナンバーの売上金全てと、
ズッキーニクラブ会員でもあり、スープストックTokyoを運営するスマイルズ所属の桑折敦子さんの呼びかけで実施した、「アマトリチャーナを食べて、アマトリーチェを支援しましょう!」というイベントで集まったお金)





支援プロジェクトの一環でもある「AMATRICE」のロゴの入ったパーカーで迎えてくれたピオロツィ市長は、
「日本からは本当にたくさんの応援、支援をいただいて感謝しています。」と、
我々を含め日本の方への感謝の気持ちを改めて伝えていただきました。

市長舎も危険地帯にあり、現在も仮設のプレハブで業務を行っていましたが、
そこにはイタリア各市の名前のはいった警察や、緊急車両も多く止まっていて、
全国規模での支援が続いていることを物語っていました。
市長室には、各方面から届いた応援メッセージ入った、サイン入りのサッカーユニホームや
Tシャツなどが多く飾られ、その中には日本からの千羽鶴もありました。


地震の被害は本当にアマトリーチェの中心地に集中していて、
瓦礫はまだ多く残り、復旧にはしばらく時間がかかりそうです。
その被災の中心地から1本道路を隔てたところでは家屋倒壊の被害はなく、
昼間は自宅で日常の生活を送っているようですが、やはり夜は不安もあり、
避難場所へ戻る生活が続いているようです。
今は余震もほとんど無くなったようで、
「このまま静かな生活に戻ってくれるといいけど」と、市職員の方は言われていました。

できるだけ早い復興を心からお祈りしています。
このたび寄付を寄せていただいた方には、この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

イタリア好き委員会 松本浩明

5月28日(日)集まれ!イタリア好き in 赤穂 ~日本のナポリを楽しもう~ @SAKURAGUMI

★2017.5.19 残席3席となりました! 
★2017.4.28 メニュー情報UP 

これぞ日本のナポリ!広がる瀬戸内海を眺めながら西川シェフの赤穂イタリアンワールドを堪能!



舞台となるのは播州赤穂・御崎のSAKURAGUMI

絶好のロケーションと真のナポリを追求した料理に、本当にナポリにいるかのような気分♪
赤穂とその近郊食材をふんだんに使った西川シェフの赤穂イタリアンワールドへ誘います!

今回は、『イタリア好き』ならではの特別メニューを企画中です。
地元で獲れた魚介類のバーベキューも味わえますよ~。
心もお腹も満たされること間違いなしです!!

地域を味わってこそのイタリア、ぜひ感じてください!

□■□■ 開催概要 □■□■

◇開催日:2017年5月28日(日)12:00~

◇場所 :SAKURAGUMI
兵庫県赤穂市御崎2-1
tel:0791-42-3545
http://www.vera-pizza-sakuragumi.co.jp/

◇アクセス:お車の場合/山陽自動車道・赤穂IC出口左折→御崎方面へ→朝日町南の信号右折(御崎温泉方面へ)
※駐車場は、御崎温泉無料駐車場をご利用願います。神社境内の駐車場のご利用はお控え下さい。
電車の場合/JR赤穂線・播州赤穂駅より 御崎行バス乗車「御崎」バス停下車

◇料金 :<会員>9,000円(税込 9,720円)
(イタリアズッキーニクラブ・パートナーズ会員+1名まで有効)
<非会員>11,000円(税込 11,880円)

◇形式 :着席式/ワンドリンク付き
※ドリンク2杯目以降キャッシュオン

◇定員 :40名(先着)

※事前申込で銀行振込ご希望の方には、お振込案内をご本人にメールにてお知らせします。
最終2017年5月19日(金)14:00までに参加費をお振込ください。
※キャンセルについて:5月23日(月)よりキャンセル料が発生します。ご了承ください。

□■□■□■□■□■□■□■□

★当日のメニュー(予定)★
○バーベキュー
(魚、アカザエビ、イカ類)
○シチリア風ゆでダコ
○手打ちパスタ教室
-チカティエッリのトマトソース
-トロフィエまたはフジッリのトラパネーゼ
○ピッツァ焼き体験
○ドルチェ(ババ、パスティエラ、アラゴスタ)   
                  ・・・など

▲オーナーシェフ 西川明男さん
SAKURAGUMI/オーナーシェフ 西川明男さん
1960年、兵庫県赤穂市生まれ。
SAKURAGUMIは81年創業、1997年に世界で92番目、日本初の「真のナポリピッツァ」の店に認められました。2010年4月には「カプリ島やイスキア島が臨めるナポリの海の眺めにそっくりだ」と惚れ続けていた御崎に移転し、赤穂を日本のナポリとして発信。ナポリと日本の架け橋となるべく、時代の変化に左右されない昔ながらのNAPOLIの味を再現し続けています。



◇メッセージ:「久しぶりのイタリア好きイベントを楽しみにしています。たぶん、天気が、良ければナポリにトリップ出来ると思いますよ!一年で、いちばん最高な季節の中で、室内では、さみしいと思い、テラスで、海鮮バーベキューや、手打ちパスタのワークショップ、体験ピッツァ作りなど、一日中楽しんでください。スタッフ一同で、お待ちしております♪( ´θ`)ノ」

★当日のメニューは後日発表~!★

★イタリアズッキーニクラブ・パートナーズ会員の方/価格:9,000円(税別)
★非会員の方/価格:11,000円(税別)

申込受付は終了しました。 
◎SAKURAGUMI
兵庫県赤穂市御崎2-1
tel:0791-42-3545
http://www.vera-pizza-sakuragumi.co.jp/
ズッキーニクラブ会員カード持参で:グループ全員ソフトドリンク100円引き。(お一人様につき、最初の一杯のみ有効)


★27日のイベントもチェックしてね!★
5月27日(土)集まれ!イタリア好き in 岡山 ~イタリアンバーベキューとイタリア郷土料理を楽しもう~@ルーラルカプリ農場

Grazie!!

5月27日(土)集まれ!イタリア好き in 岡山 ~イタリアンバーベキューとイタリア郷土料理を楽しもう~@ルーラルカプリ農場

★2017.5.19 残席3席となりました! 
★2017.4.14 メニュー情報UP 

豊かな岡山の自然と可愛い山羊に囲まれて、岡山の食材をたっぷり味わうイタリアンなひとときを!

山羊を育て、チーズやヨーグルトなど山羊の乳製品をつくっているルーラルカプリ農場」の小林さんと、岡山市内にあるリストランテアル・バーチョ」の堀尾シェフがコラボレーション!

舞台となるルーラルカプリ農場は、農場を一般開放して、山羊や農場で働く人々と触れ合い、山羊のチーズを使った料理などをいただきながら、ゆったりと過ごせる場所。
命や食との向き合い方について、何かを感じさせてくれます。
『イタリア好き』の考えに通じるものがあり、西日本方面でのイベント開催時には一緒に取り組みたいと思い続け、今回ついに実現となりました。

アル・バーチョの堀尾シェフを強力な助っ人としてお迎えし、
岡山の特産物もフルに活用した、イタリアンバーベキューとイタリア郷土料理をご堪能いただきます!

この日、ここでしか味わえない特別な野外テーブルをお楽しみください!





□■□■ 開催概要 □■□■

◇開催日:2017年5月27日(土)12:00~

◇場所 :ルーラルカプリ農場
岡山県岡山市東区草ヶ部1346番地1
http://www.yagimilk.com/

◇アクセス:お車の場合/岡山市中心部より車で国道250号を東へ約30分。
高速道路は、山陽自動車道の山陽インターを降りて約10分。
電車の場合/JR上道駅から 徒歩30分またはタクシーで約5分
JR東岡山駅から タクシーで約15分
※東岡山駅のほうがタクシーを捕まえやすいそうです!

◇料金 :<会員>8,500円(税込 9,180円)
(イタリアズッキーニクラブ・パートナーズ会員+1名様まで有効)
<非会員>10,500円(税込 11,340円)

◇形式 :着席式/ワンドリンク付き
※ドリンク2杯目以降キャッシュオン

◇定員 :30名(先着)

※事前申込で銀行振込ご希望の方には、お振込案内をご本人にメールにてお知らせします。
最終2017年5月19日(金)14:00までに参加費をお振込ください。
※キャンセルについて:5月23日(月)よりキャンセル料が発生します。ご了承ください。

□■□■□■□■□■□■□■□

★当日のメニュー(予定)★







フロマージュブランのサラダ
岡山産イタリア米のサラダ
牛窓産ジャンボマッシュルームのカルパッチョ
地野菜のピンツィモーニオ
ショートパスタ ヤギのラグー
ノルチーナ(冨士麺ず工房のパスタフレスカを使って)
ヤギのグリル
サルシッチャの串焼き タルタル
ポルケッタ


▲ルーラルカプリ農場 代表 小林真人さん(写真左)/アル・バーチョ オーナーシェフ 堀尾大介さん(写真右)

ルーラルカプリ農場/代表 小林真人さん(写真左)
小林真人さんは、1967年生まれ、明治43年創業から続く乳牛の酪農家の4代目です。
人の母乳にもっとも近いとされるヤギミルクをつくる決意をし、2006年春にオープンしたのがここ、ルーラルカプリ農場です。
「命や食との向き合い方について感じる場所を作りたい」という思いのもと、山羊を育て、乳を搾り、チーズやヨーグルトを作ることを通して、健康、教育、セラピー、福祉、環境など、様々な分野に携わる活動をされています。

◇メッセージ:「初めまして、ルーラルカプリ農場の小林と申します。長閑な風景に100頭以上の山羊とチーズ、美味しい食事に選りすぐりのワインを昼間から楽しんで頂くこの農場に、今回al bacioの堀尾さんとコラボで皆様をお迎え出来ます事に身が引き締まる思いです!農場ならではの野外料理で楽しく豊かな時を過ごして頂けるよう、頑張ります!」

アル・バーチョ/オーナーシェフ 堀尾大介さん(写真右)
堀尾大介さんは1971年岡山県生まれ。東京・大阪・京都、そしてイタリアではウンブリア州・シチリア州・リグーリア州・ピエモンテ州・トスカーナ州で計4年間経験を積んだのち岡山へ戻り、2010年にアル・バーチョをオープン。
イタリアで感じた“楽しい時間を共有するための食事”を、サービスを担当するマダムの愛弓さん(写真中央)とともに提供しています。

◇メッセージ:「al bacio 堀尾です。関西方面の方々、お待たせしました!コテコテのイタリア郷土料理に加え、ミツクラ農林のジャンボマッシュルームや高梁紅茶など岡山が誇る特産品を使ったものを活かしてイタリアを感じていただける様々な料理を用意し、皆さんのお越しをお待ちしてます!(お願い、晴れて〜!(汗))」

★イタリアズッキーニクラブ・パートナーズ会員の方/価格:8,500円(税別)
★非会員の方/価格:10,500円(税別)

申込受付終了しました。 

◎ルーラルカプリ農場
岡山県岡山市東区草ヶ部1346番地1
tel:086-297-5864
http://www.yagimilk.com/
ズッキーニクラブ会員カード持参で:ご来店時、お食事をされた方に山羊乳ヨーグルトのソフトクリームを1個提供させて頂きます。

◎アル・バーチョ
岡山県岡山市北区表町1-1-26
tel:086-223-1722
http://www.al-bacio.com/
ズッキーニクラブ会員カード持参で:ビスコッティのプレゼント


★28日のイベントもチェックしてね!★
5月28日(日)集まれ!イタリア好き in 赤穂 ~日本のナポリを楽しもう~ @SAKURAGUMI



Grazie!!

「COUTANDIN DANIELE」という小さなカンティーナ

今日の横浜は雨降りでした。その雨の音と空を見て、ふと、イタリア取材の雨のシーンを思い出した。
6年前の2011年のこと、ピエモンテ州のペローザ・アルジェンティーナ村にある「COUTANDIN DANIELE」という小さなカンティーナを訪ねた時。
強い雨の中、急勾配の畑を滑りそうになりながら案内してもらい、取材、撮影。


土着のブドウを復活させて、手摘みしてボトリングまで家族3人でやっているというこ誠実に確かな品をつくっていた。
懐かしい。
ここにはその時以来行っていないけれど、「RAMIE」は土着のブドウを数種類ミックスさせ、
ほどよい酸味の好みの味だった。

今は空ボトルだけがここにある……
ちなみにこの時ほど雨に降られた取材はたぶんないはず。

土地もブドウもルーツは古代ローマ~知られざる土着品種から生み出される高品質ワイン Presented by モンテ物産

ローマから南東に60kmほど向かうと、小さな丘の上に小ぢんまりと家がひしめき合っている。
古い町並みが残るコリという町だ。

▲コリの町


チンチンナート社はそのコリの町から500mほど離れたところにあるワイナリーで、アグリツーリズムを併設している。このワイナリーは130のブドウ農家による協同組合だ。チンチンナート社の社長ナッツァレーノさんがワイナリーの説明をしてくれた。
▲チンチンナート社のブドウ畑。正面の白い建物がカンティーナ。左奥にコリの町が見える


「この地方は昔から小さな生産者が集まる地域で、第二次世界大戦終了後の1947年、経済的な危機を感じた小規模農家が協力し合う目的で、協同組合が設立されたんだ。

1990年初頭にはイタリアにカベルネ・ソーヴィニョンやシャルドネなどの国際品種ブームが到来するが、我々はブームに乗らず、このあたりにしかない黒ブドウのネーロ・ブオーノと白ブドウのベッローネという土着品種(地ブドウ)のポテンシャルを信じて育て続けた。さらに、それまでは発酵後のワインを大手に売っているだけだった商売を、協同組合であっても量より質を求めたワイン造りに大きく方向転換したんだ。これが結果的に2000年前後に来るイタリアの土着品種回帰ブームに先駆ける形になったというわけだ。」
確かに、絶滅しかけていた土着品種を見つけてそれを増やし…というのは今ではブームを通り越してよく聞く話しだ。

▲チンチンナート社の社長ナッツァレーノさん


「量より質を、と言うのは簡単だが、それはもう大変な苦労だったんだよ。」
ナッツァレーノさんが眉根を寄せて苦笑いをする。
「ブドウをたくさん作って売れば売るほど儲かるのに、なぜ収量を制限するんだ!と最初は猛反発で、説得するのが大変だったんだ。結局ブドウの質に応じて買い取り価格を変え、その結果良いワインができるようになって今ではみんな満足しているよ。もう一点問題だったのは、ネーロ・ブオーノとベッローネという品種の栽培の難しさだ。どちらも共通して、ブドウの収量は少ないのに樹勢が強く、葉がどんどん増える一方で湿気には弱い。だから葉をこまめに適切な量を取り除かなければならないんだ。それに加えてネーロ・ブオーノは、品質を上げるためにマセラシオン(浸漬)の期間を伸ばす必要があったが、果皮が薄くマセラシオンが長すぎると雑味が出てしまう。だから正しいマセラシオンの期間を見つけるまでに数多くの実験的な醸造を行ったんだ。様々な努力の甲斐あってすでに十分素晴らしいワインに仕上がってはいると思う。だがまだポテンシャルを秘めたブドウだとも考えている。この品種でより高品質なワインを造るためにはなにをすべきか、というのは常に考えて続けているよ。」
▲ベッローネ(左)とネロブォーノ

イタリア人は自分の故郷のことを熱く語る人が多い。だが郷土愛が強かったとしても、ここまで土着品種にこだわって困難に立ち向かうのは並大抵の覚悟がなければできなかっただろう。
首都ローマを有するラツィオ州は、白なら“法王のワイン”フラスカーティ、赤なら黒ブドウの土着品種チェサネーゼを使ったものが有名で、ネーロ・ブオーノとベッローネがすんなり出てくるソムリエもそう多くはないだろう。
気難しい知られざる品種が、彼らの執念とも言える努力の結果どういうワインになったのか、ぜひ試しに味わってみてはいかがだろうか?
▲チンチンナートのラインナップ。ベッローネ種とネーロ・ブォーノ種をベースに、泡・白・赤でライトからフルボディまで揃う。白はキャップシールの上に白抜きで赤は赤字でワイン名が印字されている。

モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼チンチンナート社の商品詳細はこちら▼
http://www.montebussan.co.jp/wine/cincinnato.html