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マンマの料理フェスタ2014物販ブース出展募集要項
イタリア × ニッポン マンマの料理フェスタ2014 汐留イタリア街
物販ブース出展募集要項
いつもご愛読いただきありがとうございます。
フリーマガジン『イタリア好き』の「マンマの料理フェスタ」は2012年に初開催し、
今年で3回目を迎えます。
今回もイタリアから3州のマンマを招聘し、かつニッポンのお母さんも参加して、
『イタリア』と『日本』の郷土の家庭料理をそれぞれに楽しむフェスタを開催します。
来場者も回を重ねるごとに増え、昨年は約1600名の来場者となりました。(2日間合計)
『イタリア好き』のファンや会員、さらにはパートナーズ店(本誌を設置しているイタリアンレストラン) のシェフやスタッフの方々も参加したり、数多く駆けつけたりと、
非常に活気のある会場に来場者の方にも、出展者の方にも大変満足いただけました。
イタリア好き委員会では、このフェスタを通してイタリアと日本の架け橋となり、
食文化を通じてその土地の魅力を再発見し、人と人との繋がりの大切さ、
郷土を愛する気持ちをメッセージします。
本イベントの主旨をご理解いただきまして、みなさまの参加をお待ちしております。
イタリア好き委員会(株式会社ピー・エス・エス・ジー)
代表 松本 浩明
イベント概要
名称:イタリア×ニッポン マンマの料理フェスタ2014 汐留イタリア街
日時:2014年10月11日(土)/10月12日(日) 10:00 – 17:00
会場:東京・汐留イタリア街(汐留西公園)
主催:イタリア好き委員会/汐留町会
共催:NPOコムーネ汐留
後援:イタリア大使館 観光促進部 イタリア政府観光局(ENIT)
協賛:HIS/バリラジャパン
動員:5,000人
物販ブース出展料
1コマ:50,000円(税別)
募集数:5コマ
*ブースでの金銭授受が可能。売上は全て出展者の売上となります。
基本ブースパッケージ
・3m×3mのテント
・テーブル2台(1800mm × 600mm)
・椅子2脚
・ショップ名ボード
*ゴミは各店でお持ち帰りください。
出展申込期限
9月26日(金)
*規定数に達し次第〆切
振込期限
9月30日(火)
ブース出展規約
⑴ 基本設備
・3m×3mのテント
・ テーブル1台(1800mm × 600mm)
・ 椅子2脚
・ ショップ名ボード
*ゴミは各店でお持ち帰りください。
⑵ 販売商品メニューについて
今回の募集は物販のみになります。飲食(酒類含む)の販売はできません。
以下のガイドラインを参照の上、販売される商品を決めていただきリストを提出して下さい。
出展にあたってのガイドライン
<販売禁止品>
・法律に触れるもの。
*輸入品に関しては輸入許可証が交付された商品以外は販売できません。
・開催の主旨にそぐわないもの。
・危険物とおもわれるもの。
・主催者が許可した以外のもの。
・飲食(酒類含む)。
<禁止事項>
・法律に反する行為。
・公序良俗に反する行為。
・開催の主旨にそぐわない行為。
・会場への損害を与える行為。
・節度を越える勧誘行為。
・火気の使用。
・マイク/音楽の使用。
・その他来場者への迷惑となる行為。
⑶ 搬出入について
・駐車:各自近隣の駐車場をご利用ください。
・搬出入許可証:車両情報をいただいたあとに発行します。
・搬入時間:10月11日(土)7:00 ~ 9:00
*各日10時に必ず営業ができるように準備して下さい。
*上記の時間帯のみブース付近へ駐車しての搬出が可能です。
・搬出時間:10月12日(日)17:00 ~
*イベント終了時刻は17:00を予定しています。
場合によっては前後することもございますので、ご了承ください。
⑷ 夜間留置
・初日終了後に、各自の判断で留置も可能ですが、物品の事故、
紛失については各出展者の責任となりますのでご了承ください。
・トラブルが発生した場合は、主催者は一切の責任を負いません。
⑸ 天候対策
・開催することで危険を伴うような荒天以外は開催します。
商品の保護ができる準備は各店でご用意ください。
・天災、その他の不可抗力による中止の場合は、
主催者はこれによって生じた出展者およびその関係者への損害は補填いたしません。
⑹ 出展位置
・出展位置に関するご希望は一切お受付できませんので、ご了承ください。
・詳細の位置については後日主催者からお知らせします。
⑺ 注意事項
・出展料のお支払いについて
期日までにお支払いいただけない場合は、出展を取り消す場合がございます。
振込手数料は出展者の方のご負担にてお願いします。
・販売の内容について
申込商品以外の販売はできません。
適正な価格での販売をお願いします。極度の安売り、高値販売は禁止します。
強引な販売行為を禁止します。
・装飾について
主催者の規定に沿った装飾でお願いします。
フェスタ主旨に合わない装飾は撤去をお願いすることがありますので、予めご了承ください。
・衛生面について
最も重要な要素です。関係者全員で最大限配慮して、常に衛生的であることを心がけ、
事故の無いように注意して販売を行って下さい。
・ゴミの処理について
ゴミは全て持ち帰って下さい。
・チラシその他宣伝物について
無用なゴミの発生を避けるため、手配りによるチラシの配布は禁止します。
興味のある方のみに配布するようにして下さい。
・販売員等の人員について
主催者では、出展者のブースに人員を配置しません。
混雑時にも十分対応できる人員を確保しておいて下さい。
・その他
主催者および、所轄の消防所、保健所より指示があった場合は速やかに
その指示に従っていただきます。
主催者がフェスタの運営に支障をきたすと判断した行為があった場合は、販売の中止、
撤去を指示します。
出展者は、販売行為に関して発生した事故、苦情に対しては全ての賠償責任を負うものとして、
主催者はこれらの賠償責任については一切負うことはありません。
お申込み方法
・別紙に必要事項をご記入の上、メールまたはFAXにてお申込みください。
・出展申込は先着順となりますが、主催者で内容を確認の上、
出店が可能かどうかの連絡をさせていただきます。
申込用紙はこちらから
【お問い合わせ先】イタリア好き委員会
神奈川県横浜市中区元町5-203 元町スカイビル401
E-mail:info@italiazuki.com
tel:045-263-6309(受付時間/10:00~17:00*土日祝日を除く)
物販ブース出展募集要項
いつもご愛読いただきありがとうございます。
フリーマガジン『イタリア好き』の「マンマの料理フェスタ」は2012年に初開催し、
今年で3回目を迎えます。
今回もイタリアから3州のマンマを招聘し、かつニッポンのお母さんも参加して、
『イタリア』と『日本』の郷土の家庭料理をそれぞれに楽しむフェスタを開催します。
来場者も回を重ねるごとに増え、昨年は約1600名の来場者となりました。(2日間合計)
『イタリア好き』のファンや会員、さらにはパートナーズ店(本誌を設置しているイタリアンレストラン) のシェフやスタッフの方々も参加したり、数多く駆けつけたりと、
非常に活気のある会場に来場者の方にも、出展者の方にも大変満足いただけました。
イタリア好き委員会では、このフェスタを通してイタリアと日本の架け橋となり、
食文化を通じてその土地の魅力を再発見し、人と人との繋がりの大切さ、
郷土を愛する気持ちをメッセージします。
本イベントの主旨をご理解いただきまして、みなさまの参加をお待ちしております。
イタリア好き委員会(株式会社ピー・エス・エス・ジー)
代表 松本 浩明
イベント概要
名称:イタリア×ニッポン マンマの料理フェスタ2014 汐留イタリア街
日時:2014年10月11日(土)/10月12日(日) 10:00 – 17:00
会場:東京・汐留イタリア街(汐留西公園)
主催:イタリア好き委員会/汐留町会
共催:NPOコムーネ汐留
後援:イタリア大使館 観光促進部 イタリア政府観光局(ENIT)
協賛:HIS/バリラジャパン
動員:5,000人
物販ブース出展料
1コマ:50,000円(税別)
募集数:5コマ
*ブースでの金銭授受が可能。売上は全て出展者の売上となります。
基本ブースパッケージ
・3m×3mのテント
・テーブル2台(1800mm × 600mm)
・椅子2脚
・ショップ名ボード
*ゴミは各店でお持ち帰りください。
出展申込期限
9月26日(金)
*規定数に達し次第〆切
振込期限
9月30日(火)
ブース出展規約
⑴ 基本設備
・3m×3mのテント
・ テーブル1台(1800mm × 600mm)
・ 椅子2脚
・ ショップ名ボード
*ゴミは各店でお持ち帰りください。
⑵ 販売商品メニューについて
今回の募集は物販のみになります。飲食(酒類含む)の販売はできません。
以下のガイドラインを参照の上、販売される商品を決めていただきリストを提出して下さい。
出展にあたってのガイドライン
<販売禁止品>
・法律に触れるもの。
*輸入品に関しては輸入許可証が交付された商品以外は販売できません。
・開催の主旨にそぐわないもの。
・危険物とおもわれるもの。
・主催者が許可した以外のもの。
・飲食(酒類含む)。
<禁止事項>
・法律に反する行為。
・公序良俗に反する行為。
・開催の主旨にそぐわない行為。
・会場への損害を与える行為。
・節度を越える勧誘行為。
・火気の使用。
・マイク/音楽の使用。
・その他来場者への迷惑となる行為。
⑶ 搬出入について
・駐車:各自近隣の駐車場をご利用ください。
・搬出入許可証:車両情報をいただいたあとに発行します。
・搬入時間:10月11日(土)7:00 ~ 9:00
*各日10時に必ず営業ができるように準備して下さい。
*上記の時間帯のみブース付近へ駐車しての搬出が可能です。
・搬出時間:10月12日(日)17:00 ~
*イベント終了時刻は17:00を予定しています。
場合によっては前後することもございますので、ご了承ください。
⑷ 夜間留置
・初日終了後に、各自の判断で留置も可能ですが、物品の事故、
紛失については各出展者の責任となりますのでご了承ください。
・トラブルが発生した場合は、主催者は一切の責任を負いません。
⑸ 天候対策
・開催することで危険を伴うような荒天以外は開催します。
商品の保護ができる準備は各店でご用意ください。
・天災、その他の不可抗力による中止の場合は、
主催者はこれによって生じた出展者およびその関係者への損害は補填いたしません。
⑹ 出展位置
・出展位置に関するご希望は一切お受付できませんので、ご了承ください。
・詳細の位置については後日主催者からお知らせします。
⑺ 注意事項
・出展料のお支払いについて
期日までにお支払いいただけない場合は、出展を取り消す場合がございます。
振込手数料は出展者の方のご負担にてお願いします。
・販売の内容について
申込商品以外の販売はできません。
適正な価格での販売をお願いします。極度の安売り、高値販売は禁止します。
強引な販売行為を禁止します。
・装飾について
主催者の規定に沿った装飾でお願いします。
フェスタ主旨に合わない装飾は撤去をお願いすることがありますので、予めご了承ください。
・衛生面について
最も重要な要素です。関係者全員で最大限配慮して、常に衛生的であることを心がけ、
事故の無いように注意して販売を行って下さい。
・ゴミの処理について
ゴミは全て持ち帰って下さい。
・チラシその他宣伝物について
無用なゴミの発生を避けるため、手配りによるチラシの配布は禁止します。
興味のある方のみに配布するようにして下さい。
・販売員等の人員について
主催者では、出展者のブースに人員を配置しません。
混雑時にも十分対応できる人員を確保しておいて下さい。
・その他
主催者および、所轄の消防所、保健所より指示があった場合は速やかに
その指示に従っていただきます。
主催者がフェスタの運営に支障をきたすと判断した行為があった場合は、販売の中止、
撤去を指示します。
出展者は、販売行為に関して発生した事故、苦情に対しては全ての賠償責任を負うものとして、
主催者はこれらの賠償責任については一切負うことはありません。
お申込み方法
・別紙に必要事項をご記入の上、メールまたはFAXにてお申込みください。
・出展申込は先着順となりますが、主催者で内容を確認の上、
出店が可能かどうかの連絡をさせていただきます。
申込用紙はこちらから
【お問い合わせ先】イタリア好き委員会
神奈川県横浜市中区元町5-203 元町スカイビル401
E-mail:info@italiazuki.com
tel:045-263-6309(受付時間/10:00~17:00*土日祝日を除く)
マンマの料理フェスタ2014ボランティア募集要項<終了>
【ボランティア募集受付終了のお知らせ】
この度は、沢山の方々よりボランティア参加のご連絡をいただき、ありがとうございました!
おかげさまで人数に達しましたので、募集を終了とさせていただきます。
ボランティアに参加したかったという方、ぜひぜひイベントへ遊びにいらしてくださいね。
イタリア好き委員会では、下記イベントで手伝いをしてくれるボランティアの方を募集しています。
内容をご確認のうえ、ご応募ください。
この度は、沢山の方々よりボランティア参加のご連絡をいただき、ありがとうございました!
おかげさまで人数に達しましたので、募集を終了とさせていただきます。
ボランティアに参加したかったという方、ぜひぜひイベントへ遊びにいらしてくださいね。
イタリア好き委員会では、下記イベントで手伝いをしてくれるボランティアの方を募集しています。
内容をご確認のうえ、ご応募ください。
募集イベント | イタリア×ニッポンマンマの料理フェスタ2014 汐留イタリア街 |
---|---|
主催 | イタリア好き委員会 汐留町会 |
共催 | NPO法人コムーネ汐留 |
後援 | イタリア大使館 観光促進部 イタリア政府観光局(ENIT) |
活動日 | 1) 2014年10月10日(金) アペリティーヴォ好き(前夜祭) 時間:15:00~22:00 2) 2014年10月11日(土) マンマの料理フェスタ 時間:8:00~19:30 3) 2014年10月12日(日) マンマの料理フェスタ 時間:8:00~19:00 |
活動場所 | 東京都港区東新橋2丁目 汐留西公園(イタリア街) |
活動内容 | 1・2・3ともに イベント会場の案内役 イベント会場の清掃・整備・通訳 |
支給物 | 食事・飲料 *日当、交通費の支給はありません。 |
募集定員 | 50人 *募集定員は変更になることがあります。 |
募集期間 | 定員になり次第閉め切ります。 |
応募資格 | 20歳以上の男女 *未成年者の方の応募はできません。 |
申込条件 | 1) “イタリア好き”な方 2) 指定された活動日に所定の場所・時間で活動できる方。 3) 長時間にわたって立ったまま行う活動について、健康上支障のない方。 4) お酒を提供する会場での活動に嫌悪感を抱かない方。 5) その他、主催者が定めるボランティア参加の注意事項を遵守できる方。 |
申込方法 | 個人またはグループで別紙 “ボランティア参加申込書” に必要事項を記入の上、e-mailかFAXでお申込みください。【E-mail】info@italiazuki.com【FAX】 045-263-6309応募用紙はこちらから マンマボランティア申込書(一般用)はこちら |
注意事項 | 1) 主催者は傷害保険に一括加入します(個人負担はありません)。 保険の適用範囲は契約内容に基づくものとし、主催者の指示を遵守しない場合は適用外となります。 2) 寒暖・雨天対策は各自で行ってください。 3) 貴重品を含め携行品の管理は各自で行ってください。紛失・盗難等について主催者は責任を負いません。 4) 着替えの場所はありません。あらかじめ動きやすい服装と歩きやすい靴(スニーカー等)でご参加ください。 5) ボランティア活動中の映像・写真・記事・記録などのテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・インターネット等への掲載権と肖像権は主催者に属します。 主催者及び主催者が承認した第三者が大会運営及び宣伝等の目的で使用することがあります。 |
個人情報の取り扱いについて | 主催者は個人情報の重要性を認識し、個人情報の保護に関する法律及び関連法令等を遵守し、主催者の個人情報保護方針に基づき、個人情報を取り扱います。個人情報は、フェスタに関連するボランティア活動を円滑に遂行することを目的に、活動に必要な諸連絡、出欠確認、関係資料発送、登録情報の確認、アンケートやレポートの依頼、傷害保険申し込み等に利用いたします。主催者から、申し込み内容に関する確認連絡をさせていただくことがあります。 |
【お問い合わせ先】 | イタリア好き委員会神奈川県横浜市中区元町5-203 元町スカイビル401 E-mail: info@italiazuki.com tel: 045-263-6309 (受付時間 / 月水金10:00~17:00 *土日祝日を除く) |
サビーナD.O.P.の高品質オリーヴオイル「ROSATI」Presented by モンテ物産
ローマから北西に車を走らせると、次第にブドウ畑よりオリーブ畑のほうが多くなる。
そのまま一時間ほど進んだ所にあるのが、サビーナD.O.P.エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル
(以下オリーブオイル)メーカーのロザーティ社だ。
小高い丘の上に位置し、周囲を見渡せばどこを見てもオリーブの木だらけである。
「どうだい?このあたりの名産品がオリーブだというのがすぐにわかるだろう?
昔から畜産業が盛んではなかったこの地域ではラードなどの動物性油脂が不足していた。
だから代わりにオリーブオイルという植物性油脂が伝統的に使われているんだよ。」
フランチェスコさんはこう語った。
ロザーティ社はこのイタリア屈指のオリーブオイル鑑定士であるフランチェスコさんと、
オリーブ栽培を担うエルマンノさんのロザーティ兄弟がオーナーのオリーブオイル製造農家だ。
「会社としての創業は1936年だけど、ロザーティ家は200年以上前から代々オリーブオイルを造り続けているんだ。
しかも、造っているオリーブオイルは全てサビーナD.O.P.なんだよ。」フランチェスコさんは誇らしげにこう語った。
サビーナD.O.P.とは、イタリアで初めてD.O.P.(原産地保護表示)に認定されたオリーブオイルで、
古代ローマの時代からオリーブ造りが盛んだったラツィオ州のサビーナ地方で造られている。
長い歴史があるだけに樹齢の古い木も多く、ロザーティ社の中でも特に古い木を見せてもらった。
「これが一番古く、樹齢400年以上だよ。枝分かれして細く見えるけど根元は一つにくっついているんだ。」
生き物のようにうねりながら成長し続け、さらにまだ現役で実をつけているという巨大な古木はまさに圧巻だ。
ロザーティ社のオリーブオイルの品質について、フランチェスコさんが語ってくれた。
「本来エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルとして認められるのは酸度0.8%以下だけど、
サビーナD.O.P.は0.6%を上限としている。それに対して我々は0.2~0.3%以下というさらに厳しい基準で造っているんだ。
オリーブは傷がつくとすぐに酸化が始まるし、健康な実も枝から切り離された時点から酸化が始まる。
だから手摘みで状態をチェックしながらいかに早く収穫から搾油が行われるかがその酸度を低くできるかの決め手になるんだよ。」
実際に試飲をすると雑味は全くなく、フレッシュ感がある。
ハーブや野菜の香りを感じつつ口に含むと、辛味は強すぎずフルーティーで柔らかい口当たりだ。
味わいはまずアーティチョークが感じられ、続いてアーモンドの風味が余韻に残る。
ロザーティ社のオリーブオイルには、フラントイオ種、レッチーノ種、カルボンチェッロ種、
モライオーロ種の4種類を使用しており、これらをブレンドして造られる。
「美味しいだろう?ロットごとに私が丹念に味をチェックしてブレンドの比率を決めているんだ。
でももちろん良いオリーブができないと良いオリーブオイルにはならない。
ロザーティ社のオリーブオイルは、オリーブの木一本一本を大事に育て、丁寧に搾油し、
最終的には私だけではなく家族みんなで味見をすることでその美味しさを保っているんだよ。」
どんなに有名になっても家族的な経営と製造を続ける、これがロザーティ社の魅力と美味しさの原点なのかもしれない。
以下のリンクからお入りください。
CA’MONTE
そのまま一時間ほど進んだ所にあるのが、サビーナD.O.P.エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル
(以下オリーブオイル)メーカーのロザーティ社だ。
小高い丘の上に位置し、周囲を見渡せばどこを見てもオリーブの木だらけである。
「どうだい?このあたりの名産品がオリーブだというのがすぐにわかるだろう?
昔から畜産業が盛んではなかったこの地域ではラードなどの動物性油脂が不足していた。
だから代わりにオリーブオイルという植物性油脂が伝統的に使われているんだよ。」
フランチェスコさんはこう語った。
ロザーティ社はこのイタリア屈指のオリーブオイル鑑定士であるフランチェスコさんと、
オリーブ栽培を担うエルマンノさんのロザーティ兄弟がオーナーのオリーブオイル製造農家だ。
「会社としての創業は1936年だけど、ロザーティ家は200年以上前から代々オリーブオイルを造り続けているんだ。
しかも、造っているオリーブオイルは全てサビーナD.O.P.なんだよ。」フランチェスコさんは誇らしげにこう語った。
サビーナD.O.P.とは、イタリアで初めてD.O.P.(原産地保護表示)に認定されたオリーブオイルで、
古代ローマの時代からオリーブ造りが盛んだったラツィオ州のサビーナ地方で造られている。
長い歴史があるだけに樹齢の古い木も多く、ロザーティ社の中でも特に古い木を見せてもらった。
「これが一番古く、樹齢400年以上だよ。枝分かれして細く見えるけど根元は一つにくっついているんだ。」
生き物のようにうねりながら成長し続け、さらにまだ現役で実をつけているという巨大な古木はまさに圧巻だ。
ロザーティ社のオリーブオイルの品質について、フランチェスコさんが語ってくれた。
「本来エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルとして認められるのは酸度0.8%以下だけど、
サビーナD.O.P.は0.6%を上限としている。それに対して我々は0.2~0.3%以下というさらに厳しい基準で造っているんだ。
オリーブは傷がつくとすぐに酸化が始まるし、健康な実も枝から切り離された時点から酸化が始まる。
だから手摘みで状態をチェックしながらいかに早く収穫から搾油が行われるかがその酸度を低くできるかの決め手になるんだよ。」
実際に試飲をすると雑味は全くなく、フレッシュ感がある。
ハーブや野菜の香りを感じつつ口に含むと、辛味は強すぎずフルーティーで柔らかい口当たりだ。
味わいはまずアーティチョークが感じられ、続いてアーモンドの風味が余韻に残る。
ロザーティ社のオリーブオイルには、フラントイオ種、レッチーノ種、カルボンチェッロ種、
モライオーロ種の4種類を使用しており、これらをブレンドして造られる。
「美味しいだろう?ロットごとに私が丹念に味をチェックしてブレンドの比率を決めているんだ。
でももちろん良いオリーブができないと良いオリーブオイルにはならない。
ロザーティ社のオリーブオイルは、オリーブの木一本一本を大事に育て、丁寧に搾油し、
最終的には私だけではなく家族みんなで味見をすることでその美味しさを保っているんだよ。」
どんなに有名になっても家族的な経営と製造を続ける、これがロザーティ社の魅力と美味しさの原点なのかもしれない。
お知らせ
モンテ物産WEBショップ。市場に出回っていないワインや食材など”イタリア好き”にはたまらない商品ばかり。以下のリンクからお入りください。
CA’MONTE
ロンバルディア特集
変化に富んだ地形が育んだ、
個性豊かな州
ロンバルディア州は、大きくポー河流域の平原地帯と、いくつもの湖が点在する丘陵地帯、そしてスイス国境に近い山間部に分けられる。ポー河流域の平原地帯では、米作などの農作物の生産が盛んであり、またオルトレポー・パヴェーゼはワインの名産地としても知られている。
その北に位置する、丘陵地帯には、大小さまざまな顔を持つ湖が点在し、淡水魚を使った伝統的な料理や食材も多い。ワインでは、フランチャコルタを産み出している。さらにその北側は、アルプスを擁する山間部で、ソバの栽培や、チーズ、バターの産地である。
変化に富んだ地形は、それぞれの地域で独自色を色濃くしていて、それはまた、数々の支配の歴史とも重ねることができる。
州都は言うまでもなくミラノ。ファッションや、アート、経済でもイタリアの中心として存在している。そのせいもあってか、車で走っているといつもよりもトラックの通行量が多い気がした。
少し狭い道でも対向車のトラックが飛ばしてくるので、緊張しながらハンドルを握っていた。
それでも少し道をはずれると、穏やかな丘に広がる美しい景観が心を和ませ、その先には湖の水面が静かに輝いていたりする。
中心地ミラノからの近距離であっても、豊かな自然が残り、意識の高い生産者(いやむしろ大都会に近いからこそ意識が高いのか)が存在しているところが、この州のおもしろさかも知れない。
ロンバルディア州、多彩な魅力に富んだ素晴らしいところだ。
定期購読いただくと!
バックナンバーがもれなく3冊ついてくる!!
※どの号が届くかはお楽しみ♪
- 1年間(4回発行)2,640円(税込)
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『イタリア好き』バックナンバー
『イタリア好き』バックナンバーは単品でご購入いただけます。
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ヴェネト特集
うなぎの誘惑と憂鬱
「わたし、ウナギが嫌いなの」今回の取材で、ポー川河口デルタ・デル・ポーの案内をしてくれた、フランチェスカはそう言った。僕らがウナギを「うまい!うまい!」と食べている横で、気味悪そうにそれを眺めている。
日本人はウナギが好きだ。世界中で獲れるウナギの、実に7割ほどを日本人が食べているというから驚きだ。古くは万葉集にも詠まれている。それだけ古来より日本人にはウナギが好まれていたということだろう。
この取材では、デルタ・デル・ポーの2軒の店で食べたけれど、(→p34、36)どちらもきちんと開いてある。それも腹側から開いてあるので、日本でいえば関西風ということになるだろうか。
以前、サルデーニャで食べた時には、ぶつ切りにした身を串刺しにして、炭火で焼いたものだったけれど、今回は2軒とも見事に開いてあった。それには感心した。開いたうなぎを炭火で焼き、味付けはいたってシンプルな塩だけ。白焼きだ。
そして、なんの飾り気もない大きな銀皿にドン!
うーんイタリアらしいと言えばそうかもしれない。僕は意外とこういうザックリとしたサービスが好きだ。
ウナギは日本ではもう珍しくなってしまった天然もの。
そういえば、今年の夏(2013年)は日本でウナギを食べていなかったなーなんて思い返しながら、ナイフとフォークでそのウナギを口に運ぶ。
肉厚でずっしりとした身は、脂のノリもちょうどよく、やわらかい。口にふくめば炭火焼の香ばしい香りと共に、口の中に甘みがトロける。豪快だが意外にも繊細だった。
うまいね~。
ニホンウナギとヨーロッパウナギ、元々の品種は違うらしいが、日本では希少で高価となってしまったため、うやうやしく、ありがたーくいただくしかない天然もののウナギを、ここデルタ・デル・ポーでは、こうやってカジュアルに食べられるのがうれしい。
魚介好きのフランチェスカには、ウナギのおいしさを話し、何度も勧めてみたけど、結局彼女は口にすることはなかった。
もったいない。
東京の某高級うなぎ店の天然うなぎはヨーロッパものだというし、稚魚としては、日本にも輸入されているかもしれないデルタ・デル・ポーのウナギ、ぜひ現地でお腹いっぱい味わってみてはいかが。
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『イタリア好き』バックナンバーは単品でご購入いただけます。
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フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州特集
産まれ育った土地に暮らす
「ボーラの力強さに、僕はエネルギーを感じるから、好きだ」ヴォドビヴェッチ(p12)のパオロさんは言った。トリエステの冬、北東から吹く暴風ボーラ。
トリエステの人は誰もがボーラの事を口にする。風速30メートル以上の冷たく、強い風は、3日間は吹き続けるその間は戸外に出る人は少ない。
でも、その暴風こそがその土地の風土をつくり、環境をつくってきた。
厳しい気候だからこそ、その土地に宿る強さもあるのだろう。
パオロさん(本誌p12)は、そんなポーラの吹き荒れる日でも作業を続けるという。
22歳で自分の畑を持ち、元々あったブドウを全て捨てた。
一から始めたワインづくりでは、いまや天才とも名人とも呼ばれるようになった。
洞窟でチーズをつくるダリオさん(本誌p14)もまた、この土地の厳しい自然を受け入れて、自然体でチーズづくりを続けている。
「ビオやなんだは特に意識しない。ただ体によくて、正しいと思うことを普通にやっているだけだよ」
冬は雪に覆われてしまう、サウリスの山で地ビールをつくるペトリス兄弟。(本誌p29)「小さな集落に暮らしていると、ここの伝統を守ることが大切だと常に感じるんだ」ここで、生まれ育った彼らは、この地の恵みを見事においしいビールに変えてしまった。評判になっても、ビジネスはゆっくりゆっくりと広げてゆきたいと言う。
今回の取材で出会った生産者たちの話しを聞いているうちに、その問題意識や、考え方にいつも以上に共感できた。聞けば僕と同世代だということだ。
僕たちは青春時代を、世界経済の変化の大きな波の中で過ごした。
そのことへの違和感をどこかに感じていたのかもしれない。
ベルリンの壁が崩壊し、経済のグローバル化が進み、ヨーロッパの通貨が統一されたのもこの時期。
日本はバブルも経験していた。
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バジリカ−タ州特集
マテーラパンとバジリカータの
その深い関係
「カン、カン、カン」大きな音と共に、リズミカルにクープを入れる。3本のクープがパーネ・ディ・マテーラ(マテーラのパン)の特徴だ。そして、サッシの洞窟住居を思わせる、大きなげんこつのようなゴッツイ形もまたこのパンならでは。シチリアの取材を終えて、カターニャから深夜バスでバジリカータに入った。この行程を組むのもひと苦労だった。シチリアからバジリカータに入る便利な交通手段がなかなか見つからなかったからだ。カターニャからの移動だったせいもあるが、飛行機を使うにしても、電車を使うにしても、距離も時間もロスが多すぎた。近いのに遠い。まさに陸の孤島だ。だからこそバジリカータは僕らに新しい感動を与えてくれた。
州のおよそ9割が山岳地帯で、平地が少ないこの州は、決して豊かな土地ではない。隣のカンパーニアやプーリアは、イタリアでも有数の農作物の豊かな州。そこに挟まれていたにもかかわらず、交通網もあまり発達しなかったために、ある種孤立していた。
バジリカータにある、マテーラの洞窟住居群サッシ地区は、1993年に世界遺産登録され注目を集め、今では世界的な観光名所となっている。そもそもサッシ(sassi)とは、イタリア語の岩山を意味する言葉sassoの複数形。石灰岩をくり抜いてつくったその住居は、古くは貧しい人々の住居の象徴でもあった。家畜と一緒に住み、湿気の強い室内は、たくさんの子供の多くが、伝染病などでその命を落としていったという。そういう歴史的な背景もあり、一時は洞窟住居には住む事を禁じられた時代もあった。その後、この特徴的な洞窟住居群は世界でも類を見ない存在として、その重要性が見直され、遺跡の発掘や修復が進められ、世界遺産に登録された。現在ではそのサッシの洞窟を利用した住居をはじめ、ホテルやレストラン、カフェ、ギャラリーなど現代風に改良され、カルチャーを発信する場所となっている。数多く残る洞窟教会には、フレスコ画や、壁画も残り、当時の様子も窺わせる。
そのマテーラに、ナポリ王国時代から変わらない製法でつくり続けられているパンが、マテーラパンだ。(p28)そんなパンも、プーリアのアルタムーラのパンに形も材料もよく似ている。マテーラとアルタムーラは車で20分程度の距離。イタリアでよく聞く、「オラが村がオリジナル」論争はここでも起こっていた。それでもバジリカータには、行く先々の町に、形やクープに特徴を持った同じようなパンが存在して、それぞれの町の自慢のパンになっている。一昔前は10kg、20kgのものを焼いて、何日もかけて工夫しながら食べていたというから、それだけこの土地の人々にとって大切な食料だったようだ。
「イタリア人、特に南イタリアの我々にとっては、パスタがとても大事な食事なんだ」とロルト・ディ・ルカーニアのオーナー、フルヴィオさん(p16)は言う。
パン同様にパスタも小麦粉を練ってつくるもの。人々の生活の中の工夫が、さまざまな形をつくり、お腹を満たす手段として重要な役割をしていたのだ。
79歳のマンマ、ローサさん(5p)は、大盛りのパスタをぺろりと食べながら言っていた。大切にしていることは、「働くこと」だと。杖を付きながら歩くローサさんは、それでも毎日畑で土いじりをしないと落ち着かないらしい。
ある意味では、他州から孤立したような歴史があったその分、自分たちの生活を守り貫くことで、生きる強さと、したたかさを自然と身に着けていったのではないだろうか。だから僕には、バジリカータで会った人たちはみな、イキイキとしていて、窮屈さを感じなかった。物質的な豊かさ以外の、本当の豊かさを無意識のうちに感じ、生きているのだろう。
バジリカータ、また必ず行きたい場所だ。
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