【トスカーナ州】料理好きだったおばさんの一味違うレシピ
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NONINO(ノニーノ)の誇る熟成グラッパ Presented by モンテ物産
NONINO(ノニーノ)といえば、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州にある1897年創業の老舗グラッパメーカー。
代々家族経営で引き継がれ、現在は3姉妹が経営の舵取りを行っている。
華やかでエネルギッシュな女性たちが造る、ノニーノのグラッパ。今日はその魅力についてご紹介しよう。
グラッパというのはイタリアではお馴染みの食後酒で、“ヴィナッチャ”と呼ばれるブドウの搾りかすを原料として造られる蒸留酒だ。
ヴィナッチャは、もともとワイン造りで余った、単なる“ブドウの搾りかす”という認識だった。そのため、昔は品種が何であるか、またその品質まで気にされることはなかった。
そんな中、3姉妹の両親ベニートさんとジャンノーラさんは、品質にこだわったグラッパ造りを目指し、原料のヴィナッチャにいち早く注目。1973年にイタリアで初めて単一ブドウ品種(ピコリット)のみを使った高品質グラッパを生み出したことで、ノニーノの名を一躍有名にした。
さらに1984年には、アルコール発酵させた果皮入りのワインを蒸留して造るフレッシュなグラッパ“アクアヴィーテ”を開発し、ノニーノはイタリアのグラッパ業界を牽引する存在となったのである。
製造責任者である3女エリザベッタさんが案内してくれた今回の訪問では、幸運にもノニーノ社の樽熟成庫の中に入るという貴重な経験をすることができた。
なぜ貴重かというと、普段ノニーノ社が所有する7つの樽熟成庫は、ウディネ県の税関の管理下に置かれており、たとえノニーノ一族でも勝手に入ってはいけないという厳格な規則で決められているからだ。
アラームがなっても、中から煙が出ても、警察が到着するまで中に入ってはいけないという法律も定められているそう。
中に入れるのは、ボトリングのために樽からグラッパを抜き取ったり、新しく熟成するグラッパを入れたりするときのみ。その際には、ウディネの税関に1週間前までに申請しなくてはいけない。そして必ず税関職員が鍵の開け閉めを行う。
こうして厳重に管理された熟成庫には、2,455個のバリック樽(225L)をはじめ、樫の木、サクラの木、アカシアの木、シェリーカスク(シェリーの熟成に使用された樽のこと)などの多種多様の小樽が並んでいる。このそれぞれの樽こそが、グラッパに複雑味を与えるという重要な役割を果たしているのだそうだ。
そう説明するエリザベッタさん。なんと特別に1998年の樽からマルヴァジーアのグラッパを試飲させてくれた。
「この香りはPazzesco(パッツェスコ=常軌を逸している)よ。」と、言われてテイスティングすると驚きのアロマ。
マルヴァジーアはフレッシュな白ワインにも使われるブドウ品種ながら、20年以上の熟成を経て、華やかな香りがより研ぎ澄まされ、さらに樽からもたらされたオークの深い香りと一体となっている。飲んだ後にも、チョコレートやリコリス、スパイスなどの余韻がずっと口の中で漂う。木樽で熟成させたグラッパの素晴らしさを感じた瞬間だった。
ノニーノ社は、12ヶ月から27年の様々な熟成グラッパを造っている。
実はグラッパを長期間樽で熟成させる生産者は彼らを除きほとんどいないという。
熟成すればするほど、中のアルコールは蒸発して目減りしていくので単純にコストがかかるという理由もある。しかしそもそもグラッパを長期間熟成させるためには、ワイン同様それに耐えうるだけのポテンシャルが必要で、グラッパそのものの品質が問われる。原材料のセレクションから徹底的にこだわるノニーノだからこそ、イタリア国内でも唯一無二に近い長期熟成グラッパを生み出せるのだ。
また “熟成感”を演出するためにカラメル色素などの着色料を使用する造り手も多い中、ノニーノは無添加。じっくり時間をかけた樽熟成は余韻の奥深さを生み出すだけでなく、グラッパに天然の色調を与えてくれる。
「熟成庫の樽は全てデータが記録されていて、何年何月にその樽に入れたか、どういった熟成の経緯を辿っているか、樽の木材やグラッパの原料ブドウはどこから来たかなどが分かるの。この蔵にある樽は私たちにとって本当に大事なものよ。」
と、グラッパ造りのメソッドがすべて詰まっているその書類を誇らしげに見せてくれたエリザベッタさん。
日本では12ヶ月熟成と8年熟成のグラッパが楽しめる。
8年熟成のグラッパ「グラッパ・リゼルヴァ・オット・アンニ」は単一畑で取れたマルヴァジーアなどのブドウの搾りかすを蒸留して、こだわりの比率でブレンド。バリックとシェリーカスクで熟成され、より香り高いグラッパへと進化する。そしてその香りを裏切らない、スパイスやチョコレートなど、98年の樽のグラッパの片鱗をも感じさせる素晴らしい余韻が長く続くのである。
是非、ノニーノの樽熟成グラッパの余韻を楽しんで頂きたい。
モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼ノニーノ社について詳しくはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/wine/nonino.html
代々家族経営で引き継がれ、現在は3姉妹が経営の舵取りを行っている。
華やかでエネルギッシュな女性たちが造る、ノニーノのグラッパ。今日はその魅力についてご紹介しよう。
グラッパというのはイタリアではお馴染みの食後酒で、“ヴィナッチャ”と呼ばれるブドウの搾りかすを原料として造られる蒸留酒だ。
ヴィナッチャは、もともとワイン造りで余った、単なる“ブドウの搾りかす”という認識だった。そのため、昔は品種が何であるか、またその品質まで気にされることはなかった。
そんな中、3姉妹の両親ベニートさんとジャンノーラさんは、品質にこだわったグラッパ造りを目指し、原料のヴィナッチャにいち早く注目。1973年にイタリアで初めて単一ブドウ品種(ピコリット)のみを使った高品質グラッパを生み出したことで、ノニーノの名を一躍有名にした。
さらに1984年には、アルコール発酵させた果皮入りのワインを蒸留して造るフレッシュなグラッパ“アクアヴィーテ”を開発し、ノニーノはイタリアのグラッパ業界を牽引する存在となったのである。
製造責任者である3女エリザベッタさんが案内してくれた今回の訪問では、幸運にもノニーノ社の樽熟成庫の中に入るという貴重な経験をすることができた。
なぜ貴重かというと、普段ノニーノ社が所有する7つの樽熟成庫は、ウディネ県の税関の管理下に置かれており、たとえノニーノ一族でも勝手に入ってはいけないという厳格な規則で決められているからだ。
アラームがなっても、中から煙が出ても、警察が到着するまで中に入ってはいけないという法律も定められているそう。
中に入れるのは、ボトリングのために樽からグラッパを抜き取ったり、新しく熟成するグラッパを入れたりするときのみ。その際には、ウディネの税関に1週間前までに申請しなくてはいけない。そして必ず税関職員が鍵の開け閉めを行う。
こうして厳重に管理された熟成庫には、2,455個のバリック樽(225L)をはじめ、樫の木、サクラの木、アカシアの木、シェリーカスク(シェリーの熟成に使用された樽のこと)などの多種多様の小樽が並んでいる。このそれぞれの樽こそが、グラッパに複雑味を与えるという重要な役割を果たしているのだそうだ。
そう説明するエリザベッタさん。なんと特別に1998年の樽からマルヴァジーアのグラッパを試飲させてくれた。
「この香りはPazzesco(パッツェスコ=常軌を逸している)よ。」と、言われてテイスティングすると驚きのアロマ。
マルヴァジーアはフレッシュな白ワインにも使われるブドウ品種ながら、20年以上の熟成を経て、華やかな香りがより研ぎ澄まされ、さらに樽からもたらされたオークの深い香りと一体となっている。飲んだ後にも、チョコレートやリコリス、スパイスなどの余韻がずっと口の中で漂う。木樽で熟成させたグラッパの素晴らしさを感じた瞬間だった。
ノニーノ社は、12ヶ月から27年の様々な熟成グラッパを造っている。
実はグラッパを長期間樽で熟成させる生産者は彼らを除きほとんどいないという。
熟成すればするほど、中のアルコールは蒸発して目減りしていくので単純にコストがかかるという理由もある。しかしそもそもグラッパを長期間熟成させるためには、ワイン同様それに耐えうるだけのポテンシャルが必要で、グラッパそのものの品質が問われる。原材料のセレクションから徹底的にこだわるノニーノだからこそ、イタリア国内でも唯一無二に近い長期熟成グラッパを生み出せるのだ。
また “熟成感”を演出するためにカラメル色素などの着色料を使用する造り手も多い中、ノニーノは無添加。じっくり時間をかけた樽熟成は余韻の奥深さを生み出すだけでなく、グラッパに天然の色調を与えてくれる。
「熟成庫の樽は全てデータが記録されていて、何年何月にその樽に入れたか、どういった熟成の経緯を辿っているか、樽の木材やグラッパの原料ブドウはどこから来たかなどが分かるの。この蔵にある樽は私たちにとって本当に大事なものよ。」
と、グラッパ造りのメソッドがすべて詰まっているその書類を誇らしげに見せてくれたエリザベッタさん。
日本では12ヶ月熟成と8年熟成のグラッパが楽しめる。
8年熟成のグラッパ「グラッパ・リゼルヴァ・オット・アンニ」は単一畑で取れたマルヴァジーアなどのブドウの搾りかすを蒸留して、こだわりの比率でブレンド。バリックとシェリーカスクで熟成され、より香り高いグラッパへと進化する。そしてその香りを裏切らない、スパイスやチョコレートなど、98年の樽のグラッパの片鱗をも感じさせる素晴らしい余韻が長く続くのである。
是非、ノニーノの樽熟成グラッパの余韻を楽しんで頂きたい。
http://www.montebussan.co.jp/
▼ノニーノ社について詳しくはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/wine/nonino.html
【vol.128|マンマのレシピ】牛肉とタマネギのトロトロ煮込み
【トスカーナ州】野菜の甘みが染み込んだ食欲そそる母の味
【満席】集まれ! イタリア好き in 鹿児島
久しぶりの地方開催です。
2月8日と9日の2日間、九州は鹿児島のイタリアへ!
1日だけの参加でも構いません。もちろん両日参加も大歓迎。
食事会以外、現地までの交通手段、宿泊はご自身の手配になります。
首都圏から、関西方面から、もちろん九州の方、初めて参加の方もぜひこの機会に。
温泉も多数の鹿児島ですから、旅行がてらにぜひ。(10日の月曜日も休むと4連休)
参加お待ちしています。
イタリアのアグリのように地元の食材と手作りにこだわったオーナー赤坂勲さんのパッショーネを味わいに来ませんか。
■日時:2月8日(土) 13時~
■会場:イタリア料理 イサオ・クチーナ
https://www.isao-cucina.com/
鹿児島県姶良郡湧水町川西88-3
tel:0995-75-4524
■形式:着席式
■定員:18名
《 メニュー案 》
メニューはヌオバクチーナを意識し、地元で採れる食材の良さを十分に引き出した、鹿児島とシェフの愛を存分に感じられるイタリア料理をご堪能ください。
★イタリアズッキーニクラブ・パートナーズ会員の方/価格:8,800円(税込)
★非会員の方/価格:11,000円(税込)
*ドリンク込み!
(イタリアズッキーニクラブ・パートナーズ会員+1名まで会員価格でご参加いただけます)
《 アクセス方法:空港から 》
【1】鹿児島空港から公共交通機関を利用して約2時間。以下のリムジンバスに乗車してから、JR肥薩線に乗り換えて吉松駅で下車。徒歩15分(タクシーも可)。飛行機で鹿児島へ来られる方は、以下のどれかの時間帯のリムジンバスへ乗車し現地へ向かってください。
※画像をクリックいただくと、経路図が拡大して閲覧いただけます。
【2】車で約40分(ご自身でレンタカーもしくは、タクシーをご利用ください)
《 宿泊も検討の方 》
1)食事会の後、鹿児島市内に移動して宿泊をおすすめします。(松本もその予定です)市内銭湯も温泉です!
・霧島温泉(霧島にある温泉ではないです)
・中央駅の近くならみょうばんの湯
2)イサオ・クチーナ近隣の宿として
・「森のやかた 湯ったり館」
*イサオ・クチーナへの宿泊をご希望の方は、直接お問い合わせください。
冬場なので寒いためあまりオススメできないとのことです。
イタリアの郷土料理精神をベースに、季節の地元食材を使って提供される料理とイタリア地ワインのアビナメントを楽しんでいただけます。
■日時:2月9日(日) 12時~
■場所:ristorantino Il Cipresso
https://www.ilcipresso.jp/access.html
鹿児島県鹿児島市東千石町8-9(グルメ通り)
tel:099-222-1713
■形式:着席式
■定員:18名
★イタリアズッキーニクラブ・パートナーズ会員の方/価格:11,000円(税込)
★非会員の方/価格:13,200円(税込)
*ドリンク込み!
(イタリアズッキーニクラブ・パートナーズ会員+1名まで会員価格でご参加いただけます)
市内の夕食は鹿児島の焼酎と料理で!:イル・チプレッソの好恵さんのオススメ
★魚料理が充実している店
・「とまや」
・「ごえん」(鹿児島駅のほうなので、市街地の天文館からだと少しだけ遠い)
★焼酎が充実している店
・「和総」
・「膳蔵」
★屋台村的な
・「がまっこ屋台村」
2月8日と9日の2日間、九州は鹿児島のイタリアへ!
1日だけの参加でも構いません。もちろん両日参加も大歓迎。
食事会以外、現地までの交通手段、宿泊はご自身の手配になります。
首都圏から、関西方面から、もちろん九州の方、初めて参加の方もぜひこの機会に。
温泉も多数の鹿児島ですから、旅行がてらにぜひ。(10日の月曜日も休むと4連休)
参加お待ちしています。
■2月8日(土)「イサオ・クチーナ」での食事会
鹿児島の霧島方面の山中で、アグリトゥーリズモをされている「イサオ・クチーナ」イタリアのアグリのように地元の食材と手作りにこだわったオーナー赤坂勲さんのパッショーネを味わいに来ませんか。

■会場:イタリア料理 イサオ・クチーナ
https://www.isao-cucina.com/
鹿児島県姶良郡湧水町川西88-3
tel:0995-75-4524
■形式:着席式
■定員:18名
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★非会員の方/価格:11,000円(税込)
*ドリンク込み!
(イタリアズッキーニクラブ・パートナーズ会員+1名まで会員価格でご参加いただけます)
満席になりました
※画像をクリックいただくと、経路図が拡大して閲覧いただけます。
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【2】車で約40分(ご自身でレンタカーもしくは、タクシーをご利用ください)
・霧島温泉(霧島にある温泉ではないです)
・中央駅の近くならみょうばんの湯
2)イサオ・クチーナ近隣の宿として
・「森のやかた 湯ったり館」
*イサオ・クチーナへの宿泊をご希望の方は、直接お問い合わせください。
冬場なので寒いためあまりオススメできないとのことです。
■2月9日(土)「ristorantino Il Cipresso」での食事会
鹿児島市一番の激戦区で、イタリア経験豊富な夫婦が手がける「ristorantino Il Cipresso」イタリアの郷土料理精神をベースに、季節の地元食材を使って提供される料理とイタリア地ワインのアビナメントを楽しんでいただけます。

■場所:ristorantino Il Cipresso
https://www.ilcipresso.jp/access.html
鹿児島県鹿児島市東千石町8-9(グルメ通り)
tel:099-222-1713
■形式:着席式
■定員:18名
★非会員の方/価格:13,200円(税込)
*ドリンク込み!
(イタリアズッキーニクラブ・パートナーズ会員+1名まで会員価格でご参加いただけます)
満席になりました
市内の夕食は鹿児島の焼酎と料理で!:イル・チプレッソの好恵さんのオススメ
★魚料理が充実している店
・「とまや」
・「ごえん」(鹿児島駅のほうなので、市街地の天文館からだと少しだけ遠い)
★焼酎が充実している店
・「和総」
・「膳蔵」
★屋台村的な
・「がまっこ屋台村」
【vol.127|マンマのレシピ】ポレンタに鹿肉の煮込みとポルチーニを添えて
【ロンバルディア州】身近な食材で時間と愛情をかけた一皿
【完売】サルデーニャのパスタカッター
サルデーニャ料理はシンプルなものが多く、その分ユニークな形のパスタがたくさんある。それはシンプルさを補うために生まれたものだそう。パスタカッターをはじめ、身近な道具を使って魔法のように美しいパスタ、パン、お菓子を生み出していく。今回はそんなサルデーニャの人にとって欠かせないパスタカッター(ロテッラ)をご紹介します。(『イタリア好き』Vol.39 P29参照、P25~27参考)
■パスタカッター(ロテッラ)とは
パスタカッターは、ジグザグなど様々なカット模様がある。今回紹介するものは料理人やコレクターなど世界中の人からオーダーが入る、職人アドリアーノ・コンカスさんの作品。
今では手作りのパスタカッターはすっかり少なくなってしまった。さらに昔作られていたものを再現しようとしている職人にはなかなか出会えない。
今回紹介するジグザグカットのパスタカッターは、なんとかつてサルデーニャのみにあったコインを使った貴重な1点もの。売ることだけではなく伝統を残したいという職人アドリアーノさんのサルデーニャ愛が感じられる一点ものですよ。
も1つの、ナイフタイプのものは使い勝手抜群!切れ目をいれたり、模様を作ったり、細かな細工をするのにも重宝するすぐれものです。アンティークっぽい仕上りがまた魅力です。
■職人について
もともと配管工をしていたアドリアーノさん。銅職人へ転身したのは奥さんの病気がきっかけ。定年まで続ける予定だったけれど、最初の作品を奥さんが喜んでくれたことで、もっと喜ばせてあげたいという気持ちが大きくなったため。やるからには、とことんこだわるのがアドリアーノさん。独学で作業を行う機械まで作ってしまったほど。
今では料理人やコレクターなど世界中の人からオーダーが入るほど人気の調理道具を多く手掛けるが、太陽をモチーフにした時計を作ったりと自分自身を表現するアーティストとしての面ももつ。

>>藤田さんの記事はこちら
■ロテッラなどを使って作られるサルデーニャの細工パンはこちら
>>https://italiazuki.com/?p=31794
◆商品詳細について◆
◆お届け方法・送料について◆
ゆうパケット(ポスト投函)でのお届けとなります。(全国一律:360円)
◆販売商品一覧◆
それぞれご希望の商品をお選びください。
《 購入条件 》
★こちらの商品は本誌『イタリア好き』をいつも応援いただいている定期購読者のイタリアズッキーニクラブ会員、イタリアズッキーニパートナーズ会員の方とマンマのレシピ読者限定の販売商品となります。
■パスタカッター(ジグザグ)
■パスタカッター(ナイフ)
今では手作りのパスタカッターはすっかり少なくなってしまった。さらに昔作られていたものを再現しようとしている職人にはなかなか出会えない。
今回紹介するジグザグカットのパスタカッターは、なんとかつてサルデーニャのみにあったコインを使った貴重な1点もの。売ることだけではなく伝統を残したいという職人アドリアーノさんのサルデーニャ愛が感じられる一点ものですよ。
も1つの、ナイフタイプのものは使い勝手抜群!切れ目をいれたり、模様を作ったり、細かな細工をするのにも重宝するすぐれものです。アンティークっぽい仕上りがまた魅力です。
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今では料理人やコレクターなど世界中の人からオーダーが入るほど人気の調理道具を多く手掛けるが、太陽をモチーフにした時計を作ったりと自分自身を表現するアーティストとしての面ももつ。
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■パスタカッター(ロテッラ)を作り出す環境
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■使い方例
普段の手打ちパスタをはじめ、結婚式や洗礼式などのお祝い事で贈られる飾りパンに欠かせない。そして、極めれば極めるほど、コレクションしたくなるほど様々なバリエーションが欲しくなりますよ。![]() |
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■真鍮のパスタカッター
イベントで目にしたパスタカッターに一目惚れ。これを作っている人に会いたい!と押しかけましたところが、職人のアドリアーノさんだった。作品はもちろんのこと、手仕事にも惚れ惚れした記事はこちらから。>>藤田さんの記事はこちら
■ロテッラなどを使って作られるサルデーニャの細工パンはこちら
>>https://italiazuki.com/?p=31794
素材 | ・コイン:真鍮と鋼 ・ナイフ:ステンレス鋼 |
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タイプ | ジグザグカット/ナイフ形/持ち手が魚のジグザグカット |
サイズ | 各商品参照 |
取り扱い方法 | 通常、使用後も柔らかい布で拭くだけで水洗不要。 |
制作者 | Adriano Concas |
生産国 | イタリア |
◆販売商品一覧◆
それぞれご希望の商品をお選びください。
《 購入条件 》
★こちらの商品は本誌『イタリア好き』をいつも応援いただいている定期購読者のイタリアズッキーニクラブ会員、イタリアズッキーニパートナーズ会員の方とマンマのレシピ読者限定の販売商品となります。
■パスタカッター(ジグザグ)
■パスタカッター(ナイフ)
![]() 6,820円(税込) 売り切れ |
![]() 6,820円(税込) 売り切れ |
![]() 6,820円(税込) 売り切れ |
【vol.126|マンマのレシピ】カルスー
【ロンバルディア州】飢えしのぎに生まれた正真正銘のレシピ
ウマニ・ロンキ社マッシモ会長が語る“Pelagoペラゴ”誕生秘話 Presented by モンテ物産
日本に輸入されて40年以上が経つ、イタリア中部マルケ州のワイナリー、ウマニ・ロンキ社。
現会長マッシモさんの義父の友人が創業したワイナリーを1950年代に受け継いだのが始まりだ。
創業以来、マルケ州の地ブドウであるヴェルディッキオ種とモンテプルチアーノ種を主体に様々な高品質ワインを造り続けているだけでなく、約20年前からアブルッツォ州にもブドウ畑を持ち、マルケ州とアブルッツォ州を代表するリーディングワイナリーである。
訪問日の11月20日は、マッシモ会長が自ら出迎えてくれ、ワイナリー設備の案内からテイスティングワインのコメントまで熱心に語ってくれた。
「ちょうど一昨日84歳の誕生日を迎えたんだ。息子のミケーレ(現社長)は今週出張だから、こないだの日曜日に家族みんなでお祝いをしてもらったよ。マルケ州産の白トリュフをタリオリーニのパスタにかけてね、美味しかったよ。」
そう嬉しそうに語るマッシモ会長は、その年齢を感じさせないくらいお元気で、ワイナリー内を歩き回る足取りも軽やか。
また、ワイナリーの礎を作り上げた人だけに、その話は興味深いものばかりだ。その中からスーパーマルケと言われる同社のトップワイン、ペラゴの誕生秘話をご紹介しよう。
「ある時私のマルケの知人から、サッシカイアを生み出したかの有名なエノロゴ、ジャコモ・タキスが休暇でマルケに来るからと紹介してもらい、親交を深める機会に恵まれたんだ。
私が釣り上げたスズキをレストランに持ち込んで一緒に食事をしたなんてこともあったよ。
彼のマルケ滞在中に、私たちは良好な関係を築くことができた。
私は彼にウマニ・ロンキ社のコンサルタントになることをお願いしたんだが、その時彼はすでに年金生活に入っていたので、最初は断られてしまった。それでも粘り強く依頼を続けたところ、引き受けてもらえることになり、それから彼は結果的に10年もの間ウマニ・ロンキのコンサルタントを務めてくれたよ。
そんな中生まれたのが、土着品種モンテプルチアーノと国際品種のメルロー、カベルネソーヴィニョンを合わせた“ペラゴ”さ。当時すでに国際品種の造り手として実績をあげていたジャコモ・タキスがうちのモンテプルチアーノのワインを試飲してこのブレンドを提案してくれたんだ。」
マッシモ会長は次のように続ける。
「このワインはワイナリーの歴史を変えた。ファーストヴィンテージの1994年がいきなりロンドンのインターナショナルワインチャレンジ(※1)で最優秀赤ワイン賞を受賞したんだ!
その受賞の知らせを受けたとき、私と息子のミケーレ(現社長)はボルドーのワイン展示会に出展中だった。具体的に何の賞を獲得したかは知らされず、とにかくロンドンの授賞式に来いと言うので、すぐさまロンドンに飛んで、受賞パーティーに参加したんだ。約500人の参加者の中には、アンジェロ・ガヤやアンティノリなどの有名ワイナリーもいたよ。そしてパーティーの最中に突然会場の照明が落とされ、最優秀赤ワイン賞の発表。パッと壇上のワインラベルにスポットライトが当てられ、ペラゴのボトルが現れたのさ。
この受賞のすごいところは、世界5,600本のワインから選ばれた1本であるということ。それからファーストヴィンテージでいきなり最優秀を勝ち取った初めてのワインだったってことだよ。
イタリアに帰ってきたときの反応はすごかったね。イタリア国営放送のRai1が取材に来てたくらいさ。そしてワイナリーにはペラゴを売ってくれという電話がひっきりなし。ある時は、世界的に有名な車メーカーのフィアットグループの社長から、20ケース欲しいと言われたこともあったよ。でもね、その時言ってやったのさ、現地の酒屋から買ってくれってね。
これほど大きな賞を受賞した後でも、うちはそれまでの取引先や値段を変えることは一切しなかった。今まで築いてきたお取引先やお客様との信頼関係を大切にしたかったからね。」
ウマニ・ロンキ社の歴史を大きく変えたこのペラゴは、重厚なタンニンと凝縮した果実味が造り出すしっかりとした骨格が特徴で、単に力強さだけでなく、エレガントさも持ち合わせたまさに逸品。
ファーストヴィンテージすら若いと感じさせるその計り知れないポテンシャルに、このワインの偉大さを感じずにはいられない。
古いイタリア語で「大海原」を意味する「Pelago(ペラゴ)」。
ラベルには青と水色のグラデーションの3本ラインが筆ですっと引かれている。これはまさにアドリア海の海の色を表したものだ。美しいグラデーションが日の光に映え、クロアチアやギリシアからの船がアンコーナの港に入ってくる光景はずっと眺めていたくなる。
そんなアドリア海の大海原を思わせるふくよかな飲み口のペラゴ。
豊かな気持ちで1年を締めくくるための、年末の特別な1本にぜひおすすめしたい。
※1イギリス・ロンドンで毎年4月に開催される権威あるワイン品評会
モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼ウマニ・ロンキ社についてはこちらから↓↓▼
http://www.montebussan.co.jp/wine/UR.html
現会長マッシモさんの義父の友人が創業したワイナリーを1950年代に受け継いだのが始まりだ。
創業以来、マルケ州の地ブドウであるヴェルディッキオ種とモンテプルチアーノ種を主体に様々な高品質ワインを造り続けているだけでなく、約20年前からアブルッツォ州にもブドウ畑を持ち、マルケ州とアブルッツォ州を代表するリーディングワイナリーである。
訪問日の11月20日は、マッシモ会長が自ら出迎えてくれ、ワイナリー設備の案内からテイスティングワインのコメントまで熱心に語ってくれた。
「ちょうど一昨日84歳の誕生日を迎えたんだ。息子のミケーレ(現社長)は今週出張だから、こないだの日曜日に家族みんなでお祝いをしてもらったよ。マルケ州産の白トリュフをタリオリーニのパスタにかけてね、美味しかったよ。」
そう嬉しそうに語るマッシモ会長は、その年齢を感じさせないくらいお元気で、ワイナリー内を歩き回る足取りも軽やか。
また、ワイナリーの礎を作り上げた人だけに、その話は興味深いものばかりだ。その中からスーパーマルケと言われる同社のトップワイン、ペラゴの誕生秘話をご紹介しよう。
「ある時私のマルケの知人から、サッシカイアを生み出したかの有名なエノロゴ、ジャコモ・タキスが休暇でマルケに来るからと紹介してもらい、親交を深める機会に恵まれたんだ。
私が釣り上げたスズキをレストランに持ち込んで一緒に食事をしたなんてこともあったよ。
彼のマルケ滞在中に、私たちは良好な関係を築くことができた。
私は彼にウマニ・ロンキ社のコンサルタントになることをお願いしたんだが、その時彼はすでに年金生活に入っていたので、最初は断られてしまった。それでも粘り強く依頼を続けたところ、引き受けてもらえることになり、それから彼は結果的に10年もの間ウマニ・ロンキのコンサルタントを務めてくれたよ。
そんな中生まれたのが、土着品種モンテプルチアーノと国際品種のメルロー、カベルネソーヴィニョンを合わせた“ペラゴ”さ。当時すでに国際品種の造り手として実績をあげていたジャコモ・タキスがうちのモンテプルチアーノのワインを試飲してこのブレンドを提案してくれたんだ。」
マッシモ会長は次のように続ける。
「このワインはワイナリーの歴史を変えた。ファーストヴィンテージの1994年がいきなりロンドンのインターナショナルワインチャレンジ(※1)で最優秀赤ワイン賞を受賞したんだ!
その受賞の知らせを受けたとき、私と息子のミケーレ(現社長)はボルドーのワイン展示会に出展中だった。具体的に何の賞を獲得したかは知らされず、とにかくロンドンの授賞式に来いと言うので、すぐさまロンドンに飛んで、受賞パーティーに参加したんだ。約500人の参加者の中には、アンジェロ・ガヤやアンティノリなどの有名ワイナリーもいたよ。そしてパーティーの最中に突然会場の照明が落とされ、最優秀赤ワイン賞の発表。パッと壇上のワインラベルにスポットライトが当てられ、ペラゴのボトルが現れたのさ。
この受賞のすごいところは、世界5,600本のワインから選ばれた1本であるということ。それからファーストヴィンテージでいきなり最優秀を勝ち取った初めてのワインだったってことだよ。
イタリアに帰ってきたときの反応はすごかったね。イタリア国営放送のRai1が取材に来てたくらいさ。そしてワイナリーにはペラゴを売ってくれという電話がひっきりなし。ある時は、世界的に有名な車メーカーのフィアットグループの社長から、20ケース欲しいと言われたこともあったよ。でもね、その時言ってやったのさ、現地の酒屋から買ってくれってね。
これほど大きな賞を受賞した後でも、うちはそれまでの取引先や値段を変えることは一切しなかった。今まで築いてきたお取引先やお客様との信頼関係を大切にしたかったからね。」
ウマニ・ロンキ社の歴史を大きく変えたこのペラゴは、重厚なタンニンと凝縮した果実味が造り出すしっかりとした骨格が特徴で、単に力強さだけでなく、エレガントさも持ち合わせたまさに逸品。
ファーストヴィンテージすら若いと感じさせるその計り知れないポテンシャルに、このワインの偉大さを感じずにはいられない。
古いイタリア語で「大海原」を意味する「Pelago(ペラゴ)」。
ラベルには青と水色のグラデーションの3本ラインが筆ですっと引かれている。これはまさにアドリア海の海の色を表したものだ。美しいグラデーションが日の光に映え、クロアチアやギリシアからの船がアンコーナの港に入ってくる光景はずっと眺めていたくなる。
そんなアドリア海の大海原を思わせるふくよかな飲み口のペラゴ。
豊かな気持ちで1年を締めくくるための、年末の特別な1本にぜひおすすめしたい。
※1イギリス・ロンドンで毎年4月に開催される権威あるワイン品評会
http://www.montebussan.co.jp/
▼ウマニ・ロンキ社についてはこちらから↓↓▼
http://www.montebussan.co.jp/wine/UR.html
第11弾 マッシモツアー報告(その3) バルバレスコマラソンとエミリア゠ロマーニャ伝統の美食の旅
5日目 10月29日(火)
モデナの宿を出て、ノナントラへ。
本誌で取材した村で最後のパスティチェリーア「Bar Pasticceria Malaguti Rino」で朝食をすませて、素朴な地元のお菓子Bensoneを買って。

早朝の製造工程を見学に、パルミジャーノ・レッジャーノの工房「Caseificio Reggianibio」へ。

動画はこちら↓
IMG_5900

牛の餌から自社で生産し管理して、ストレスのない飼育方法で牛を育て、健康なミルクから最高品質のパルミジャーノ・レッジャーノを造る。アリアさんの愛と情熱がそのチーズに注がれている。
アチェート・バルサミコ醸造の見学に「Massimiliano & Akane」の元貴族のお屋敷の屋根裏へ。元々は貴族や裕福な階級の人たちがステータスとして造っていたものだったアチェート・バルサミコ。それはこれだけの屋根裏スペースがあって、樽を揃えるだけだって大変なことですね。そして時間にも余裕がなければなかなかできることではないでしょう。
それぞれ大きさの違う5つの樽に発酵したモストコットを入れ、状態を確認しながら毎年移し替える作業を行う。トラディツィオナーレでも最低12年。エクストラベッキアで25年かかる。最も大切なことは時間だという。「Massimiliano & Akane」は来年(2020年)めでたく12年目を迎える。

日本人初のバルサミコ酢鑑定士A級資格試験に合格したあかねさんの丁寧な解説。

心地よい芳香に包まれて記念撮影。
場所を移して、以前は納屋として使われていたというところを改装して、現在は料理やバルサミコ酢の講習会などに使っているという、古いものと新しい機能的なものが共存する素敵なスペースで、ミルコの料理講習とおいしい昼食。

さながらキッチンスタジアムのよう。

イケメン料理人ミルコ。料理の腕は抜群。

まるでリストランテ。

皆で作ったカッペレッティ。
取材の時に食べて惚れ込んでしまった野生の鹿肉の煮込み。今回は皆さんに味わってもらいたくてリクエストしてました(ということにして……)。

今回は取材の時よりもさらにうまさアップ!

ポレンタも銅鍋で作るとひと味違う⁉︎
全ての写真がありませんが、ミルコのベースにある地方料理をリスペクトする気持ちで、地域と素材、伝統的なものと新しいものを見事にミックスさせた料理でした。もちろんアチェート・バルサミコもしっかり味わって、とってもおいしくいただきました。
第12弾 編集長マッシモと行く 輝くカラブリア、地元密着の旅9日間
主に本誌Vol.34で紹介した生産者を訪ね、マンマの料理、農家の朝食、小麦収穫など、このツアーでしか体験できない内容で一緒にカラブリアの旅へ。
参加人数は10名様限定です。
▼ツアー詳細はこちらから↓↓▼
https://italiazuki.com/?p=36451
▼その他のマッシモツアーレポートはこちらから↓↓▼
マッシモツアーレポート
モデナの宿を出て、ノナントラへ。
本誌で取材した村で最後のパスティチェリーア「Bar Pasticceria Malaguti Rino」で朝食をすませて、素朴な地元のお菓子Bensoneを買って。

早朝の製造工程を見学に、パルミジャーノ・レッジャーノの工房「Caseificio Reggianibio」へ。

動画はこちら↓
IMG_5900

牛の餌から自社で生産し管理して、ストレスのない飼育方法で牛を育て、健康なミルクから最高品質のパルミジャーノ・レッジャーノを造る。アリアさんの愛と情熱がそのチーズに注がれている。
アチェート・バルサミコ醸造の見学に「Massimiliano & Akane」の元貴族のお屋敷の屋根裏へ。元々は貴族や裕福な階級の人たちがステータスとして造っていたものだったアチェート・バルサミコ。それはこれだけの屋根裏スペースがあって、樽を揃えるだけだって大変なことですね。そして時間にも余裕がなければなかなかできることではないでしょう。
それぞれ大きさの違う5つの樽に発酵したモストコットを入れ、状態を確認しながら毎年移し替える作業を行う。トラディツィオナーレでも最低12年。エクストラベッキアで25年かかる。最も大切なことは時間だという。「Massimiliano & Akane」は来年(2020年)めでたく12年目を迎える。


場所を移して、以前は納屋として使われていたというところを改装して、現在は料理やバルサミコ酢の講習会などに使っているという、古いものと新しい機能的なものが共存する素敵なスペースで、ミルコの料理講習とおいしい昼食。




取材の時に食べて惚れ込んでしまった野生の鹿肉の煮込み。今回は皆さんに味わってもらいたくてリクエストしてました(ということにして……)。


全ての写真がありませんが、ミルコのベースにある地方料理をリスペクトする気持ちで、地域と素材、伝統的なものと新しいものを見事にミックスさせた料理でした。もちろんアチェート・バルサミコもしっかり味わって、とってもおいしくいただきました。
主に本誌Vol.34で紹介した生産者を訪ね、マンマの料理、農家の朝食、小麦収穫など、このツアーでしか体験できない内容で一緒にカラブリアの旅へ。
参加人数は10名様限定です。
▼ツアー詳細はこちらから↓↓▼
https://italiazuki.com/?p=36451
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マッシモツアーレポート
郷土料理とワインを楽しもう! サルデーニャ州 報告
11月24日(日)
深夜までの冷たい雨が見事に晴れ、葉山の一色海岸そばの古民家に暖かい陽が差し込みます。
最新号の特集、サルデーニャをテーマにした食事会。
「Il Rifugio HAYAMA」にて開催。

ゲストを迎えるのはTenores de Tokyoの合唱で。
牛や、羊の鳴き声と言われる独特の発声法から奏でられる歌声で気分も盛り上がります。

羊飼いや、村自慢の曲をサルデーニャ方言で歌います。
オーナーシェフの渡辺明さんは、さっそく乳飲み子豚の丸焼き(Porccedu)の準備に!
塩とオリーヴオイルに、ミルト酒で香り付けして(本来であればミルトの葉で香り付けしますが入手が難しいので)。これができるのも雨が上がったおかげ。お天道様に感謝です。

突き出しはメニューになかった明シェフの心意気から、フィリンデウ(filindeu)。サルデーニャ方言のこの名前のパスタは、手延べそうめんのように細く伸ばした麺を交互に重ねて乾燥させてもの。それを羊のブロードに入れてゆで、ペコリーノチーズをかけてスープのように食べます。ブロードが濃厚でありながら繊細。カップ一杯の幸せ。

Filindeuは神の糸という意味のサルデーニャ方言。
前菜プレート。
地産地消はイタリアの原則。それを葉山で実践すると……。
スペイン支配の影響もあったサルデーニャならでは。葉山の伊勢海老のカタラーナ風とフレーグラ。
佐島ブランドのタコとジャガイモのサラダに、自家製カラスミと水牛のモッツアレッラ(モッツアレッラはさすがにイタリア産^^)

まずは地域性豊かなサルデーニャの海側の料理に唸る〜
そしてプリモ。もはや有名になりすぎたサルデーニャのパン、パーネ・カラザウ。
羊のブロードに浸し、軟らかくなったところにポーチドエッグを載せて、ペコリーノチーズをたっぷりかけて食べるパーネ・フラッタウ。
シンプルで素朴な料理だからこそ食べると自然に笑顔になってしまう。

Pane Carasauは元は羊飼いのパン。長い放牧生活に持っていくように作られている。
もうひと皿のプリモは、サルデーニャの伝統的なラビオリ、クルルジョネス。具材はジャガイモにペコリーノチーズ。
「このひだを上手に作れるようになるにはまだ修行が足らない」と、明シェフ。
でも具材と皮のバランスはとてもよくおいしく食べられました。

お皿にはサルデーニャの旗も。クルルジョネスはひだの数も決まっているとか……
そろそろ仔豚も焼けてきた頃でしょうか。

仔豚の前には、羊肉の肉ジャガ〜〜(Pecora in cassola alla Nuorese)。
取材の時も2回食べた。サルデーニャの味。軟らかくて、うま味たっぷり。


いよいよ仔豚の丸焼きです。

ローリエの木を薪にしてこんがり焼きあがり。

もう食べ切れません! でもしっかり皆さん骨までしゃぶっていました。
当然ドルチェはペコリーノを挟んで揚げたセアダス、クリのハチミツがけ。

日本サルデーニャ協会のジョヴァンニさんも、サービスに料理の説明と、ありがとうございました。
「サルデーニャでは、家族や友人であれば、食べられないくらい出される。それがもてなし。
この日もそんなサルデーニャ気分で提供させてもらいました」と明シェフ。
本当にすばらしいサービス精神とサルデーニャ愛を強く感じる料理でした。
葉山のサルデーニャ大満足です! 笑顔が何よりの証拠ですね。

明シェフ、Tenores de Tokyoの皆さん、ジョヴァンニさん、遠方からの方、初めての方、毎回欠かさずにきてくれる方、皆さんありがとうございました。
感謝です。
深夜までの冷たい雨が見事に晴れ、葉山の一色海岸そばの古民家に暖かい陽が差し込みます。
最新号の特集、サルデーニャをテーマにした食事会。
「Il Rifugio HAYAMA」にて開催。

ゲストを迎えるのはTenores de Tokyoの合唱で。
牛や、羊の鳴き声と言われる独特の発声法から奏でられる歌声で気分も盛り上がります。

オーナーシェフの渡辺明さんは、さっそく乳飲み子豚の丸焼き(Porccedu)の準備に!
塩とオリーヴオイルに、ミルト酒で香り付けして(本来であればミルトの葉で香り付けしますが入手が難しいので)。これができるのも雨が上がったおかげ。お天道様に感謝です。

突き出しはメニューになかった明シェフの心意気から、フィリンデウ(filindeu)。サルデーニャ方言のこの名前のパスタは、手延べそうめんのように細く伸ばした麺を交互に重ねて乾燥させてもの。それを羊のブロードに入れてゆで、ペコリーノチーズをかけてスープのように食べます。ブロードが濃厚でありながら繊細。カップ一杯の幸せ。

前菜プレート。
地産地消はイタリアの原則。それを葉山で実践すると……。
スペイン支配の影響もあったサルデーニャならでは。葉山の伊勢海老のカタラーナ風とフレーグラ。
佐島ブランドのタコとジャガイモのサラダに、自家製カラスミと水牛のモッツアレッラ(モッツアレッラはさすがにイタリア産^^)

そしてプリモ。もはや有名になりすぎたサルデーニャのパン、パーネ・カラザウ。
羊のブロードに浸し、軟らかくなったところにポーチドエッグを載せて、ペコリーノチーズをたっぷりかけて食べるパーネ・フラッタウ。
シンプルで素朴な料理だからこそ食べると自然に笑顔になってしまう。

もうひと皿のプリモは、サルデーニャの伝統的なラビオリ、クルルジョネス。具材はジャガイモにペコリーノチーズ。
「このひだを上手に作れるようになるにはまだ修行が足らない」と、明シェフ。
でも具材と皮のバランスはとてもよくおいしく食べられました。

そろそろ仔豚も焼けてきた頃でしょうか。

仔豚の前には、羊肉の肉ジャガ〜〜(Pecora in cassola alla Nuorese)。
取材の時も2回食べた。サルデーニャの味。軟らかくて、うま味たっぷり。


いよいよ仔豚の丸焼きです。


もう食べ切れません! でもしっかり皆さん骨までしゃぶっていました。
当然ドルチェはペコリーノを挟んで揚げたセアダス、クリのハチミツがけ。

「サルデーニャでは、家族や友人であれば、食べられないくらい出される。それがもてなし。
この日もそんなサルデーニャ気分で提供させてもらいました」と明シェフ。
本当にすばらしいサービス精神とサルデーニャ愛を強く感じる料理でした。
葉山のサルデーニャ大満足です! 笑顔が何よりの証拠ですね。

明シェフ、Tenores de Tokyoの皆さん、ジョヴァンニさん、遠方からの方、初めての方、毎回欠かさずにきてくれる方、皆さんありがとうございました。
感謝です。
第11弾 マッシモツアー報告(その2) バルバレスコマラソンとエミリア゠ロマーニャ伝統の美食の旅
4日目 10月28日(月)
アルバを出てモデナまでの道のりで途中少し寄り道します。
最初はクレモナ。
ストラディバリでも有名。バイオリンを始めとした弦楽器の工房や博物館があります。僕は初めて訪れる町です。
今回はあまり時間もなかったので、まずは大聖堂とその横の鐘楼に登ることに。
この鐘楼は111mあり、レンガ造りではヨーリッパいちの高さ。


長い階段を登り、やっと辿りつくと、オレンジの屋根のクレモナの町が一望できます。イタリアらしい景色。

鐘と一緒に記念撮影。
ここに登るだけで往復で約1時間。また次回ゆっくり来ることにしてクレモナを後にしました。
さあ、昼食はクラテッロ・ディ・ジベッロを食べにジベッロに。
「TRATTORIA LA BUCA」2011年に取材した時にはお元気だった先代のご両親も他界されたそうです。
この日は会えませんでしたが、ご主人(写真)の奥さん、当時紹介された5代目のラウラさんが、今は厨房仕切っているのでしょう。
女性が味を引き継ぐのがこのお店の伝統のようです。

ポー川の霧と湿度、寒暖差がこの独特な風味を醸し出します。DOPとして認定されたいます。

ここではバターも添えられていて、一緒に食べるとまろやかになって、奥行きが増します。

壁には以前紹介した記事が貼られていました。

ここはもうやはりランブルスコなんですね。

コットはモスタルダと一緒に。

クラテッロの和えられたタリアッテッレ。
クラテッロ、サラミ、パスタ堪能しました!
小さな田舎町の特産品。それをしっかり守る人がいて、それを味わいに来る人がいる。
決して行きやすい場所ではないのに、休日には多くの人で賑わい、大変な混雑になる。
変わらずに愛されるものがある。それがまたイタリアの魅力のひとつですね。
第12弾 編集長マッシモと行く 輝くカラブリア、地元密着の旅9日間
主に本誌Vol.34で紹介した生産者を訪ね、マンマの料理、農家の朝食、小麦収穫など、このツアーでしか体験できない内容で一緒にカラブリアの旅へ。
参加人数は10名様限定です。
▼ツアー詳細はこちらから↓↓▼
https://italiazuki.com/?p=36451
▼過去のマッシモツアーレポートはこちらから↓↓▼
マッシモツアーレポート
アルバを出てモデナまでの道のりで途中少し寄り道します。
最初はクレモナ。
ストラディバリでも有名。バイオリンを始めとした弦楽器の工房や博物館があります。僕は初めて訪れる町です。
今回はあまり時間もなかったので、まずは大聖堂とその横の鐘楼に登ることに。
この鐘楼は111mあり、レンガ造りではヨーリッパいちの高さ。



ここに登るだけで往復で約1時間。また次回ゆっくり来ることにしてクレモナを後にしました。
さあ、昼食はクラテッロ・ディ・ジベッロを食べにジベッロに。
「TRATTORIA LA BUCA」2011年に取材した時にはお元気だった先代のご両親も他界されたそうです。
この日は会えませんでしたが、ご主人(写真)の奥さん、当時紹介された5代目のラウラさんが、今は厨房仕切っているのでしょう。
女性が味を引き継ぐのがこのお店の伝統のようです。






クラテッロ、サラミ、パスタ堪能しました!
小さな田舎町の特産品。それをしっかり守る人がいて、それを味わいに来る人がいる。
決して行きやすい場所ではないのに、休日には多くの人で賑わい、大変な混雑になる。
変わらずに愛されるものがある。それがまたイタリアの魅力のひとつですね。
主に本誌Vol.34で紹介した生産者を訪ね、マンマの料理、農家の朝食、小麦収穫など、このツアーでしか体験できない内容で一緒にカラブリアの旅へ。
参加人数は10名様限定です。
▼ツアー詳細はこちらから↓↓▼
https://italiazuki.com/?p=36451
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