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クラテッロ・ディ・ジベッロを楽しむ会報告

クラテッロ・ディ・ジベッロとエミリア・ロマーニャ料理を楽しむ会は、

昨夜、横浜・石川町にあるQUO VADIS で、楽しく、おいしく終了しました。

山口シェフは、エミリア・ロマーニャでの修行経験もあり、

取材前にもいろいろと情報を提供してくれた熱い料理人。

そして、ずっとクラテッロを預かってくれていた人。

(ありがとう!)

プチイベントなので6名限定でしたが、お仕事の都合で当日来られなくなった方がいて、

女性のみ5名の参加で、とってもいい会でした。^^

皆さん過去のイベントにも参加されている顔なじみの方だったので、

僕も気楽に、そしてお客さん同士もすぐに打ち解けて、

いろいろ意見も聞けたし、ゆっくり話もできて、

いい雰囲気に盛り上がりました。

白ワインはアルバーナで、ロマーニャではよく飲まれるワイン。

がっつり冷やして飲む辛口ワインは、じっとり暑い日の1杯目には最高ですね。

クラテッロは惜しげもなく、大皿いっぱいに!二皿分。



昨日は上質の無塩バターと一緒に食べました。

これには微発泡の、ランブルスコがよく合います。

他にも、すごく評判のよかったラザニアや、

ロマーニャではよく食べられる、ピアディーナも焼いてくれました。

ラードと牛乳を混ぜて練った生地は、サクサクでいてしっとり、おいしい。



もう、クラテッロ・ディ・ジベッロは無くなってしまいましたが、

エミリア・ロマーニャのイベントは9月頃に開催予定です。

ぜひご参加ください。

エミリア゠ロマーニャ取材 2日目 Chiavetta、パスティフィッチョ、ワインの祭典

2日目の朝、現地コーディネイターの方と会う。

今回は、ボローニャでバイオリンを制作されている男性。

ホテルで落ち合ったあと、レンタカーを借りてボローニャ市内へ。

初日にこんな都会に入る取材はおそらく初めて。

この州には以前、ラベンナ、リミニ、シローロと冬のアドリア海側行ったことがあったが、

ボローニャは初めてだ。

ここで最初にやるべきことは、USBモバイルのインターネット環境を入手することだった。

1年間フリーの契約をして、Chiavettaと携帯を手に入れた。

(しかし残念ながら僕のPCとの相性のせいか、なかなかうまく立ち上がらなかった。

結果、取材日記が1カ月もたってからアップされている。 半分言いわけ)

その後、ボローニャの街を散策する。ボルティコの街並が印象的で気分がいい。



土曜日ということもあり、町は賑わっていた。

観光客も多く、イタリアに来たなーという印象。(笑)

歩きながら見つけた小さなパティスフィーチョ。その佇まいが惹きつけられる。

TORTELLINIやTORTELLONIをご主人と奥様二人で完全手作り。



いまはもう熱くなってきたので、予約分しか作らないという。

手の込んだ作業も息の合った二人でてきぱきと仕上げる。



常連客が次々に訪れる忙しい時間に、飛び込みの取材にも快く応じてくれた。Grazie!

次なる目的のお店エノテカ。

お祭りのために屋台が立ち並ぶその隙間に、ひっそりとドアをオープンしていた。

昼間はやらないというお店をわざわざ開けてくれて待っていてくれた。

この主人おススメのモルタデッラとサラメローザに合わせて、微発泡の白ワインアルバーナを飲む。

このアルバーナ種の白ワインは、キリッと辛口でいて、しっかり味のあるワイン。

すぐに気にいった。この後アルバーナは毎日のように飲むことになる。

ロマーニャ地方でよく飲まれている。

ハムは、小さな製造所でこだわりをもって作られているという、特にサラメローザは、ほんのり甘く、

見た目とは違い比較的あっさりとした味。



このアルバーナに良く合う。

その後、ロマーニャ地方の村、ベンティノーロへ。

この日から3日間はここが拠点になる。

話によると長友がチェゼーナに在籍中に住んでいた村らしいというが、確証はない。

丘の上にあるこの村は、見晴らしがよく、東側の平野の続く先には、アドリア海が遠くに見える。

今夜は、近くの村からワインとチーズの生産者が集まり、その祭典が開かれる。



またまた市長との記念撮影と、テレビのインタヴューを受ける。



もはやこれも定番になりつつある。(現地カメラマンが撮った写真はピンボケだった)

ワインは白は、やはりアルバーナ・ディ・ロマーニャが多く、

赤はサンジョベーゼ・ディ・ロマーニャ。

このあたりのサンジョベーゼは、力強く、野趣あふれる味で、

トスカーナのそれとは全く違う、個性豊かなワインが揃っていた。



祭典は夜遅くまで続いた。

(写真:萬田康文)

イタリアズッキーニクラブの申込エラーについて

イタリアズッキーニクラブのお申込について。

数名の方から、何度トライしてもエラーになってしまいますというご連絡をいただきました。
ご迷惑をおかけしております。
こちらで全て確認しており、動作エラーが出てこないため、その原因が分かりません。
いまだにどうしてもフォームからの入力ができないという方は、
お手数ですが、ホームページのメッセージから、メールにてお申込み下さい。

■ご記入の内容

・イタリアズッキーニクラブの申込とお書きいただき
・お名前(フリガナ)
・住所(フリガナ)
・〒番号
・電話番号(携帯番号)
・メールアドレス
・生年月日

をお送り下さい。
こちらからその後の手続についてお知らせいたします。
よろしくお願いします。

イタリア好き委員会

イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズの件

読者の皆さまへ

既に告知しております『イタリア好き』ファンクラブ、イタリアズッキーニクラブと、

設置協力店のイタリアズッキーニパートナーズについて、

多くの方からお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。

現在準備を進めております。

7月1日には、いずれも入会申込方法などの詳細を発表し、

同時に受付も開始いたします。

もうしばらくお待ちください。

よろしくお願いします。

イタリア好き委員会

松本浩明

エミリア゠ロマーニャ取材日記 1日目 ボローニャ到着、サンジョベーゼ、生ハム

次号がエミリア・ロマーニャと知って、読者の方からは

「メジャーですね」とか、「珍しく北側ですね」とかメッセージをもらった。

いつのまにかマイナーで、南好きな『イタリア好き』というイメージになっていたようだ。

20州制覇のためには、北にも行くし、メジャーな州にも行く。

その最初がエミリア・ロマーニャ州ということなのだろうか。(あんまり意識はしていなかったのだけど)

まあ、どうしても僕の考える内容を作ろうとすると、

必然的に日本にはあまり情報の出ていない田舎になってしまうのは仕方ない。

今回はそれでもエミリア・ロマーニャを選んだ理由は、当初予定していたアオスタの進捗が思うように進まず、

急きょ変更せざる負えなくなったときに、知り合ったイタリア人がエミリア・ロマーニャの出身ということで話を進めた。

この州はもともと、エミリアとロマーニャのふたつが合併された州で、

左右に長い地形はそれぞれの特徴も大きく違う。

エミリアと言えば、日本人にも親しみのある都市や特産物がたくさんある。

パルマのパルミジャーノや、生ハム、モデナのバルサミコ酢、フェラーリやマセラッティ、

ドカティなどの製品も、みなエミリアだ。

一方、ロマーニャと言ってすぐにイメージできるものを思い浮かべられる人は、

かなりの”イタリア好き”なんだと思う。

州都ボローニャを境に、西側がエミリア、東側がロマーニャとなり、

ボローニャはどちらかというと、これはまたそれぞれの意見があり、

この取材中も、イタリア人それぞれ意見が違った。

今回の取材の中心は、やはりロマーニャということになる。

3日の23:00頃にボローニャに到着し、空港近くのホテルにすぐチェックイン。

既に定番になりつつある、到着後の萬田さんとの夜食は、

お決まりにホテルのレストランで、チーズとワイン。

実はこの時に、取材中のヒットとなるチーズやワインと以外な出会いをすることもある。

今回は、ロマーニャ産のサンジョベーゼだった。

僕は、トスカーナのサンジョベーゼは好んで飲まないのだけど、

ここで飲んだサンジョベーゼは、辛口で実に力強く、男らしい味。

この味体験は今後のワイン取材にとっても期待感を膨らませた。

一方で、山盛りの生ハムとパルミジャーノを一皿ずつ、夜の11時過ぎに食べる、

これもまた、この先を予感させる始まりであった。

そしてほろ酔い、満腹で眠りについた。

第5回『イタリア好き』イベント 大好評のうち終了 2

17:00~2部がスタートしました。



メニューはカラブリア地方の家庭料理をテーマに、ドルチェまで含む全部で18品。

仕事で遅くなったいつもの篠さんに変わり、

「カラブリアの私の家に遊びに来たと思って、今日はホームパーティーです」と、

エリオさんの乾杯でスタートしました。







Pane artigianale e olio piccante fatto in casa



Scapece di zucchine e melanzane



Cicoria e patate

Pitticelle di melanzane

Ricottine e miele di fichi



Crispelle alla `nduja e alici



Vajanelle in padella



Seppie al pomodoro in umido



Calamaretti fritti





Zuppa di fagioli e vajanelle conzate





Pasta con sauri e cipollotto



Sedanini al profumo di cedro con gamberi e vongole



Scaffettuni alla ricotta e `nduja









Cosciotto di maiale con funghi porcini e patate al forno



Formaggio




Pecorino e marmellata d`uva

Dolce——————————————————————————————————————–

Mousse di liquirizia

Pitta `mbrigliata



Gelato tartufo



篠さん

第5回『イタリア好き』イベント 大好評のうち終了 1

昨日5月29日は「エリオ ロカンダイタリアーナ」にて、第5回『イタリア好き』イベントでした。

お客様50名+イタリア人の友人ゲスト+スタッフ総勢60名の方が、大雨の中来場していただきました。

ありがとうございます。感謝です。

今回は予約受付開始から2日間で満席となってしまい、キャンセル待ちも8名もありました。

残念ながら一人のキャンセルも出ませんでした。

(さらに…)

日伊協会主催 ザッケローニ監督を励ます会に行ってきました。

昨日はイタリア大使館で行われた、ザッケローニ監督を励ます会に行ってきた。



日伊協会会員の末席としては、お手伝いもしながらということで、

5時に会場入りして、諸々を確認。

気候にも恵まれ、夕方の大使館は静寂の中で、時の人を待つ佇まいがなんとも言えない、

気持ちのいい空気を醸し出していました。





6時を過ぎると、正門前にはすでにお客様が並んでいた。

6時半開門と同時に、きれいに着飾った女性をはじめ、ダークスーツに身を包んだ男性も、

「Buonasera」と公邸に入ってきた。

7時を少し前に、白いAudiのQ5に乗ったザッケローニ監督が到着。

とてもにこやかに、紳士的で友好的な印象は、テレビで見るその姿と変わらない。

背丈ももう少し大きいかと想像していたが、以外に小さい。

関係者の歓迎の挨拶から始まり、監督の話。

”ザッケローニ監督を励ます会”というタイトルは少し違和感があった。

話はやはり、今の日本に元気を与えるために、サッカーでできることを一生懸命にやるということ。

最後は「ガンバレニホン」(ニッポンじゃなかった)と日本語で締めくくり。

乾杯のあと、写真撮影の時には、来場者は少し興奮状態。

その際の整理をお願いされていたのですが、全くそれどころではないくらい、

お客さんが押し寄せて大変でした。

でも、大きなもめごともなく、皆さまの興奮もひと段落したところで、

監督はゆったりとソファに座り、出されたお料理を食べていました。



お客さんの写真や、握手にも嫌な顔ひとつせず丁寧に対応していた監督を見て、

こういう人柄が、選手の信頼を得て、チームをひとつにまとめ、

勝つチームに仕上げるんだと実感しました。

いっぽう、料理も盛りだくさんで、監督との興奮がひと段落したところで、

ブッフェテーブルには多くの人だかりができていた。

昨日のケータリングは、なんとエリオロカンダイタリアーナ。

なんだか続く感じだが、なんといっても空輸されたばかりのモッツァレッラを発見して、

私はこれに興奮。やっぱり食だ!大盛りでいただく。最高。

これからまた監督にはもっと頑張っていただき、

日本に元気と勇気を与えてもらおう!

(さらに…)

『イタリア好き』 vol.5 特集 カラブリア州 5月9日発行

たったいま全て終わりました。

最後にはやっぱりバタバタとしてしまいますが、

ご協力してくださった方々に感謝します。

発行日は予告では5月1日となったいましたが、

諸般の事情により、5月9日になります。

設置場所等はこれから更新していきますので、

ご確認の上、どんどん持って行って下さい。

また、読後の感想などもメール、手紙いただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

カラブリア取材日記 6日目 パン焼きとチェトラーノと南イタリアの食卓

マンマの料理の取材日。料理を作ってくれるのは宿泊している家のアニータだ。 この日は朝から気持ちよく晴れた。 家からの景色も遠くチェトラーノの海がきれいに見える。 朝食に行くと、我々の世話どころではなさそうにアニータが朝からバタバタとしていた。 自家製のパンを焼くため、外の石窯に火を入れている。 早くから窯の温度を上げておかないといけないと、その準備を整えていた。 気がつくと横には小麦粉が20kgも置かれている。 20kgものパンを焼くの?家庭料理の域を超えていた。石窯もそうだ。 こねるのは大きなたらい? 大変そうにこねる姿を見て、手伝うことにしたが、 やってみて後悔した。想像以上に力がいるし、態勢もきつい。 すぐに腰が重くなり、腕もはってきた。 これを一人でやるのは相当大変だろう。 それをわざわざ取材のために準備をしてくれていることに嬉しく感じた。 本当に感謝する。 その後、午前中の準備時間にチェトラーノの村を散策した。 ロザマリーノ(シラスの唐辛子漬)の店は、代々続く老舗。今は親子でやっている。 娘はマリアンヌの友人で、とっても美人。 この『イタリア好き』の取材は、おじさんやおばさんには本当によく会うのですが、 (それがイヤとか悪いということではないので誤解ないように) こういう若くてきれいな女性と会う機会がとても少ない。 なので何度もアップで撮ってしまった。 そしてそのお父さんにマリアンヌがエリカを紹介したら、 まず先に、「両親は誰だ」と聞かれたという。 少しびっくりする話ではあるが、その本人よりも誰の子供かが重要らしい。 町の人はほとんどが知り合いだし、ある意味ではその方が安心でもある。 コミュニティーを大切にしている。 (さらに…)

カラブリア取材日記 5日目 牛とチーズとジャガイモ

出発前は微妙な空模様で、途中の山道は雪が多く残るところもあったが、

目的地に着くと、雲は多いものの、きれいに山並みが見える気持のよい日になった。

シーラ山の麓で酪農と、その生産物を提供するレストラン経営する兄弟を訪ねた。



チーズは『イタリア好き』では欠かせないネタのひとつ。

フォトグラフォ萬田はいつも牛のふんを踏む。

ここもまた牛や羊の育て方からこだわったところ。

自分のところで使う分だけを搾乳して、毎日新鮮なチーズを作る。

彼は元々ミラノの銀行でシステムの仕事をしていた。

その後家業に戻り、現在の仕事を続けている。



従前の仕事の経験が酪農に活かされ、新しいチャレンジも始めている。

そしてなんと言っても試食はできたてのチーズ。

この日はカチョカバッロのチーズをもとに作ってくれた“引き裂かれた布”という意味のストラッチャータ(Sarazz(cc)ata)

これ系のフレッシュなチーズはなかなか日本では味わえない。

いくらでも食べられる。





他にもトーマ(Toma)※北のピエモンテの方でも食べられるのもとは違うようだ は、



ウンカータ(Juncata)になる前のチーズ。味も食感も豆腐のようだ。

この後はお昼だというのに、チーズとワインでお腹が膨らむ。

(さらに…)