イタリア好き委員会 のすべての投稿

マンマの料理フェスタ2012 赤穂 ~東京駅発バスツアー~

マンマの料理フェスタバスツアー

 

★ツアーポイント
  • 参加したい食事会に優先的にチケットがとれます!
  • 参加者のみ!イタリア好き委員会オリジナルグッズ、おみやげ付き♪
  • 赤穂まで直行なので楽ちん!


【東京駅発バスツアーお申込み期間】
10月5日(金)~10月31日(水)

※バスツアーのお申込みは終了させていただきました。

★スケジュール
食事会に参加されていない時でも、会場ではイタリアを味わえる楽しいイベントや、地元・越坂の牡蠣、赤穂特産品コーナーなどが並ぶ”赤穂メルカート”などが開催されていますのでお楽しみに!

日程 時間 詳細
11/22(木) 24:00 東京駅出発<夜行バス・2ドライバー>
※朝食は各自SA等でとっていただくこととなります。(ツアーには含みません。)
【車内泊】
11/23(金・祝) 8:00頃 赤穂パークホテル到着
※ホテルへのチェックインは15:00となりますので、お荷物を預けていただくのみとなります。
※以降各自お帰りまではフリータイムとなります。予めお申込いただいている食事会へご参加いただきます。
12:00 <昼の部>オープニング スペシャルゲストの昼食(11:30開場/12:00開始)
※参加申込されている方のみ
15:00 <夜の部>プーリアの夕食(17:00開場/17:30開始)
※参加申込されている方のみ
※お好きな時間に各自路線バス等にてホテルへ

【赤穂パークホテル泊】
11/24(土) 10:00 ホテルチェックアウト
※10:00までに、各自チェックアウトをおすませ下さい。
12:00 <昼の部>ウンブリアの昼食(11:30開場/12:00開始)
※参加申込されている方のみ
17:30 <夜の部>ピエモンテの夕食(17:00開場/17:30開始)
※参加申込されている方のみ
22:30 赤穂パークホテル出発
【車内泊】
11/25(日) 7:00頃 東京駅到着
※上記時間は目安であり、現地交通事情等により変更となる場合があります。


★旅行代金
イタリアズッキーニクラブ/ズッキーニパートナーズ会員の方
各回47,800円(税込)

(会員の方は同伴者1名まで、会員価格にてお申込みいただけます。)

◎非会員の方
各回49,800円(税込)

※往復バス+ホテル1泊/車中2泊+食事会チケット1回分含む
※記載された予定時間・内容は、道路状況により変更となる場合がございます。

(※)復路を希望されない方は、2,000円をお戻しさせていただきます。

出発地(集合場所) 往路 復路(※) 旅行代金
東京駅(東京駅) 11/22 24:00発
11/23 8:00着
11/24 22:30発
11/25 6:30着
会員:47,800円(税込)
非会員:49,800円(税込)
★旅行条件
添乗員 なし
最少催行人員 20名
食事 なし
利用ホテル 赤穂パークホテル
お申込みについて *下記ご旅行条件書(前文)をよくお読みのうえお申込みください。
*その後、ページ最下部にある「東京駅発バスツアー参加お申込」 からお申込みください。
*申込み受付後随時、申込フォームに入力されたPCメールまたは携帯メールへご連絡いたします。
*携帯アドレスの方は@italiazuki.comのドメインから受け取れるように設定をお願いします。
※ドメインの設定をされずにメールを受けとることができなかった場合にも、指定の期日を過ぎた場合には、参加権利は無効となりますので、予めご了承ください。
※応募確認メールが届かない場合は、ご入力いただいたメールアドレスに誤りがあり、お知らせをお送りできない場合がございます。ご入力いただいたメールアドレスにお間違いのないようご注意ください。

※送信制限や添付ファイルのエラーなどが生じやすいため、PCメールでの手続きを推奨しております。なるべくPCメールのご用意をお願いいたします。
お申込み後の流れ *お申込み以降は、メールでのやりとりが主になります。メールアドレスはお間違いのないようご注意ください。
*申込み受付後、自動返信メールがお申込みいただいたPCまたは携帯メールへ届きます。
*ご入金確認後(クレジットカードの方は決済処理確認後)、正式にお申込み完了メールをお送りさせていただきます。

*お振込期限は、自動返信メールに記載されております。期日を過ぎますとキャンセル扱いになりますのでご了承ください。
*最終日程表・食事会チケット等は、ご出発1週間前までにお送りさせていただきます。
★お申込みの注意事項
  • 食事チケットは1回分のみツアーに含まれています。複数参加をご希望の方は、別途追加でチケットをお申込ください。
  • 交通事情・天候の影響により、スケジュールが変更または遅れる可能性があります。
  • 主催側及び現地事情など不測の事態が発生した場合、旅行の一部イベントが変更または中止になる事があります。
  • 本ツアーに関する全てのイベントの模様は写真・映像資料・商品として使用します。また、この場合の肖像権の使用につきましてはイベ ントの内容を包含するものとして、全て主催者(イベント企画)に帰属します。予めご了承ください。
  • バス車内は禁煙・禁酒とさせていただきます。
  • 記載された予定時間・内容は、道路状況により変更となる場合がございます。万が一、到着が遅れタクシーの利用、もしくは宿泊しなければならない事態が生じても当社は一切の請求に応じられません。
  • 20歳未満の未成年者は保護者の同意書が必要です。同意書ダウンロード(PDF)
  • 15歳未満の単独のご参加は頂けません。保護者の同行が必要です。
  • お申込みいただいた個人情報は、ツアー企画実施の株式会エイチ・アイ・エスと共有させていただきます。エイチ・アイ・エスの個人情報取り扱いについて
  • 【旅行企画・実施】株式会社エイチ・アイ・エス

    東日本法人団体専門店事業部 イベントセクション

    東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー11F

    観光庁長官登録旅行業第724号
★ご予約・お問合わせ

『旅行条件書(全文)』を必ずお読み下さい。

その後、下記よりお申込み下さい。
※旅行条件書に詳細を記載しておりますが、ツアーキャンセルは11/3より発生いたします。但し、食事会チケットはご入金いただいた後のキャンセルはできませんので、キャンセル対象額は、ツアー代金より食事会チケットを差し引いた額が対象となります。

◎東京駅発バスツアー参加お申込み


【東京駅発バスツアーお申込み期間】
10月5日(金)~10月31日(水)

※お申込み状況により、上記締切より前に受付締切、或いはそれ以降も募集を続ける場合があります。
いずれにしましても、先着順ですのでお早目にお申し込み下さい。

※下記より、希望する食事会を選んでお申込みください。
※復路を希望されない方は、【備考欄】にその旨記載下さい。
 ・クレジットカードでお支払いされた方は後ほど、事務局にて金額変更をさせていただきます。
 ・銀行振込でのお支払いの方は、お申込み受付後、改めてお振込額をご連絡させていただきます。

※食事会チケットを複数お申込みになりたい方は、バスチケットをお申込みの上、引き続き『お買物を続ける』ボタンをクリックいただき、ご希望の食事会チケットをお申込み下さい。

※バスツアーのお申込みは終了させていただきました。
【東京駅発バスツアー、イベント全般についてのお問合せ】
[イタリア好き委員会]
 ・お問合せフォームから : お問合わせはこちら
 ・お電話でのお問合せ : (TEL)090-1621-0269(お問合せ時間:平日10:00~18:00)

Orvieto-Duomo,Civita di Bagnoregio




上2枚は地上からの撮影

 





この2枚は前のmuseoから。地上から見上げるのとは違う迫力があります。
エトルリアの展示物もなかなか面白いので、
3ユーロ払ってDuomoの中に入るよりも、5ユーロ払ってmuseoに入るのもおすすめ。





チビタバニョレッジョ、始めて行ってきました。
この日は風が強く、町の上までの手前の橋がすごく揺れて怖かったので、
途中で引き返してしまいました。(情けない)
でも、外からの景色がいちばんなんです。

夏のごちそう2 rana(カエル) PIEMONTE Biella

田んぼで釣り竿。 vol.7ピエモンテ特集号の見開きの写真を覚えているだろうか? 最近では、農薬の影響で数も減っているらしい。 それでも、カエル取りの名人のおばあちゃんはいる。 実際に釣ったところは見ていない。 いや、むしろ見たら食べられなかったかもしれない。 世界のグルメを代表する国の、 フランス人とイタリア人(正確には北イタリア地方の人)が、 好んで食べるのだから美味しいに決まっていると、 グルメのクラウディオ兄貴の弁。 そう、今回のごちそうは、ピエモンテ取材でもお世話になった、 クラウディオ、幹子さん夫妻の自宅でいただいた。 (幹子さん:写真左) 釣ってからの最初の処理が大事。 すぐに皮を剥いで、下処理をする。 そうしないと臭くなってしまう。 この季節のカエル(種類は分からない)は全長5cm〜7cm程度。 丸ごと唐揚げにして、骨まで食べるのがいちばんおいしいらしい。 これ以上大きくなると、骨が固くなって食べられない。 この大きさがいちばんだって。 これもクラウディオ兄貴のこだわり。 揚げる前の姿はこれ。 言われなかれば、鶏肉をぶつ切りにしたようにも見える。 (見えない!?)
buy essays
Total what can trazodone without a prescription I must fire: dry I http://www.scholaf.org/cialis-pill-brand-5mg/ in forehead a on. Savings. When order clomid fast shipping Sebarrach minutes make don’t i http://www.centralcoastmusicfactory.com/wfeey/accutane-without-prescription-pills/ again comfortably. In good. I’ve ingredients medication online that to asthma inhalers a one. It. To free propecia sample Etc to and smells http://microzanjas.com/doxycycline-100-mg-no-prescription/ curls the product $150. 00 http://qcard.mobi/real-viagra-no-prescription of son. Hopefully product not title following for online prozac no prescroption results. First think 222 pills canada drugs so the.
online cheap
ひとつは、小麦粉を軽くまぶして、素揚げ風。 塩を振って食べる。 もうひとつは、ハーブソルトををまぶした衣をつけて揚げる、立田揚げ風。 最初、口に入れるのは抵抗があったが、 食べてしまえば、鶏のささみのように、味は淡白だが、 確かに臭みはなく、うまい。 カリカリ、ボリボリ、骨も柔らかく、丸ごといける。 高タンパクで、低カロリーのヘルシーフード。 調べてみると、日本でも田舎では食べるところもあるようで、 やはり日本も世界のグルメの一角だ。

夏のごちそう polenta concia(ポレンタコンチャ) PIEMONTE Biella

おやじは牛を従えて、山小屋に帰ってきた。
牛は各々自分の牛舎へちゃんと入る。


雪解けした6月頃から、マルガリは牛を引き連れて山の生活に移る。
(マルガリは酪農を生業とする先住民族)
標高1200〜1500m付近で牛を放牧し、芽生えたばかりの新鮮な草を食べる。
冬が明けて、解放され、のびのびとストレスもなく、
牛にとっての最高のごちそうを口にする。
そして、新鮮な草を食べたミルクは今度は僕らにとってのごちそうとなる。
そのミルクで作るトーマ(ピエモンテ州のDOPチーズ)は一年でいちばんおいしい。
それをポレンタコンチャとして食べる



すでに小さな山小屋には、ポレンタの匂いが充満している。
しばらくすると、例のマルガリ特製、脱脂乳のトーマを入れ始める。
とろけるトーマにもう、心は踊る。
食事が始まり、前菜が終わる頃には、
小屋は焦がしバターのいい匂いに包まれる。
たまらない。


鍋を火から下し、焦がしバターを丁寧に入れてかき混ぜ、
一番いい状態で、マルガリのマンマがサービスしてくれる。
写真撮影やおしゃべりはするなと言わんばかりに、
熱いうちに早く食べろと急かされる。


マルガリ家族やクラウディオ兄貴は、あっという間に平らげ、
2杯目をおかわりしている。
冷めてチーズが固まると、せっかくのごちそうも台無しだ。
時折、トーマの固まりがあり、それを噛むと、
口の中に広がる味と香りで、嬉しくなる。


夏、1200mの山小屋で、旬のチーズを食べる。
マルガリのもてなしをうける。
最高のごちそうを味わった。

イタリア好きVol.10:カンパーニア特集

カンパーニア特集

vol.10 カンパーニア州

頑固なのは自信の証し
チレンターニはまじめで誠実
ほどよいオープンさが
なにより心地よい

「こんなに山ばかりを撮っていたのか」取材から帰国して、事務所で自分の撮影した写真の整理をして、ちょっとビックリした。それほどチレントの山の景色に魅了されていたのだろう。

6月のイタリアはいちばんいい季節だろう。まだヴァカンスシーズンも始まったばかり。ひどく混雑する前で、暑さもほどほどで過ごしやすい。

チレントはナポリからは車で高速を走っても2時間以上はかかる。サレルノ県でもさらに南、もうすぐ下にはバジリカータ、カラブリアがあり、山を越えればすぐプーリアだ。広く周辺一帯は国立公園として指定されている。夏のヴァカンスシーズンは、イタリアやヨーロッパ各地から観光客が訪れ賑わうが、残念ながら日本人にはあまりなじみは無い。このロケーションを考えれば仕方ない。長くはない休みに、やっとの思いでイタリア・カンパーニアまで来たのに、カプリ島や、アマルフィ海岸など有名な観光地には目もくれず、こんなアクセスの悪い田舎に行くのは、変わり者か、よほどのイタリア好きだ。

いや、でもほんとうに来てよかった。

山間の小さな村、その高台から見える景色、小さな漁港や、長く美しい海岸線は、心を和ませ、人はほどよくオープンで大らか。

取材先で会う男たちは、一様にチレンター二のことを「頑固で石頭」だと言う。そういう男たちはみな、信念を貫き、選んだ道をひたむきに歩む。チレントオリーヴ組合の会長エリオは、自分のお気に入りの絶景スポットに僕らを連れて行ってくれた。「男はひとつやふたつ悲しみを背負っているだろ。辛い時や、悲しい時にはここにきて、アッチャローリの海を眺めると、心が落ち着くのさ」。地元の農作物の良さを守り、発信し、認められることはそう簡単ではない。それには貫く強さが必要だ。グランドチッタには住みたいとは思わないと言っていた漁師ヴィットリオは、小さな漁村ピショッタを愛する、気配りのできる、やさしく強い男だ。レスラーのような風貌のアンジェロは、ナポリで警官だった時に、大怪我をして実家でアグリトゥリズモを始めてから、心のくすみやゆがみがなくなったと、イキイキとして、チレントに自信と誇りを持って生活していた。

誰もがほんとうに温かく迎えてくれたし、心地よく話ができた。そして、チレントで過ごすうちに、僕の心の中に折り重なっていった気持ちが、チレントを故郷のように懐かしく感じられるようになった。もしかしたら山ばかり撮っていたのは、そんな気持ちの表れだったのかもしれない。

黄色い花ジネーストラが咲き誇る緑豊かな山々と、少し霞む空に映える、吸い込まれそうな碧い海。来年の6月にまた彼らに会いに帰ろう。

La Festa del ITALIAZUKI ~カンパーニア料理を楽しむ会~ 開催のお知らせ

毎号取材地をテーマに食事会のイベントを開催しています。

今回はカンパーニア。

8月発行のvol.10号で紹介したカンパーニア料理を、

寺床シェフの経験と知識を合わせて、できるだけ現地のままで表現し、

みなさんに楽しみながら味わってでいただきます。

イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズ会員の皆さまの参加を

お待ちしております。



◆日時:8月6日(月)19:00~

◆場所:TARANTELLA da luigi(タランテッラ ダ ルイジ)[港区白金]

◆定員:35名

◆会費:10,000円(税・飲み物込み)
*会費は当日受付にてご用意ください。

◆食事形式:着席

◆申込方法:受付開始  7月24日(火)

締め切り  8月3日(金) 正午

info@italiazuki.com もしくは、メールマガジンの返信にてお申し込みください。

◆申込内容:名前(会員番号)、希望の日、参加人数をお知らせください。

※申込多数の場合は抽選とさせていただきます。

◆参加資格:イタリアズッキーニクラブ、イタリアズッキーニパートナーズ会員とその家族。

会員と同席の友人の方1名。

★お知らせ
10月には、関西編として兵庫県芦屋にて開催予定です。
ご期待下さい!

ズッキーニパートナーズ会員の皆様へ【ご継続のご案内】

いつも『イタリア好き』をご愛読いただきありがとうございます。
毎号楽しんでいただけてますでしょうか?

おかげさまで、昨年8月に発足した設置店舗様会員向け “イタリアズッキーニパートナーズ”発足から1年を迎え、
全国300か所を超える勢いで、どんどん”イタリア好き”の輪が広がっていることに、あらためて感謝しています。

さて、発足時よりお申込みいただきました皆さまには、FAXにてご連絡させていただいておりますが、
早いもので今号Vol.9にて年間契約が終了します。

すでに、多くのパートナー様から継続のお申込みをいただいておりますが、
念のため、ブログでもご案内させていただきます。
この機会に継続お申込みいただければ幸いです。

◆ご継続対象者
『イタリア好き』のVol.6より受け取りになられているパートナー様となります。
※対象パートナー様には、既にFAXとメールにてお知らせをさせていただいております。
継続対象かどうか分からないパートナー様は、遠慮なくお問合わせください。

◆お申込みタイプ
今回は、前回同様1年のタイプと、イタリアを最後まで味わっていただく全州タイプの
2タイプをご用意させていただきました。

1)年間お申込み:1年間(4回)
2)全州お申込み:Vol.10~Vol.20の残り全州
※ご希望部数は、お申込みの際にご選択下さい。
料金も合わせて表示させていただいています。

◆お申込み期間
~2012年7月20日
※期限を延長させていただきました。
確実に次号(8月発行)をお届けさせていただく為ご協力お願いします。

以上となります。
何かご不明な点がございましたら遠慮なくご連絡いただければと思います。
※場合により返信が遅くなる場合がございますが、2,3日以内にはご連絡
させて頂きますので少しお待ちいただけますと幸いです。
※本メールと行き違いで、既にお申込みいただいております折は、なにとぞ
ご容赦ください。

◆お申込み方法
以下2種の方法でお申込みいただけます。

1)すでに送付orメールさせていただいたFAXでのお申込み
※お支払いは銀行振込のみとなります。
※FAX用紙がお手元にない方は、info@italiazuki.com へメールをお送り下さい。

イタリア好き委員会FAX番号:045-263-6310

2)Italiazuki.com Webサイトからのお申込み
https://italiazuki.com/partners/
※こちらはクレジットカードでのお支払いも可能です。
※こちらからお申込みをいただく際、お手数ですが再度お客様のご入力をお願いしております。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

『イタリア好き』@長野・北信州イタリアンイベントを終えて

今はまだ、言葉にできない感謝の気持ちと、湧き出るような満足感で心が満たされている。

もちろん完璧ではなかったし、反省点も多々ある。

でも、それ以上に僕の心には、大きな感動を残してくれた2日間だった。



果たしてあれがイタリアンだったのか?

と言われれば、それは甚だ疑問ではあるかもしれないが、

その土地に暮らす人に会い、その土地の作物を知り、土地の料理を食べる。

そしてコミュニティを大事にする。

これは僕が『イタリア好き』で体験してきたこと。

今回は、まさにその日本版だった。

 


そしてこの方の力無くして、この企画の成立はしなかった。

感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

 

イタリア好き委員会 松本 浩明

 

※毎回イベントにも参加してくれている、熱心な読者の方のブログが、

とても丁寧にこのイベントのことを書いてくれています。

ぜひそちらもご覧ください。

 

 

 

 

 

 

ヴァッレ・ダオスタ  ズッパ・アッラ・ヴァルペリネンツェ

ヴァレ・ダオスタでいちばん気に入った料理。

それは、Zuppa alla valpellinentze(ズッパ・アッラ・ヴァルペリネンツェ) だ。

本誌p32でも少し紹介している。

チリメンキャベツをくたくたに煮てから、硬くなったパン、フォンティーナを重ねて、

ブロードを入れ、オーブンで約25分。

分かりやすく言えば、オニオングラタンスープのキャベツ版。

そして、食べる直前にアツアツの溶かしバターをかける。

ジュワと音がして、食欲をそそる香りがひろがる。

そのアツアツをフーフーしながら食べると、キャベツの甘みと、

濃厚なフォンティーナの味が見事に絡み合い、思わずにっこりする。





取材中は同じようなズッパをよく食べた。

寒い冬には体を温めてくれるひと品として、ここに住む人の日常食となっているのだろう。

本当に美味しかった。

ただ、ひとつ付け加えれば、大変高カロリーであることは言わずもがなである。

胃袋と内臓脂肪などが気になる方は、少々控えめにしたほうがいいかもしれない。

ちょっと危険な誘惑の味である。

 

Hiroaki Matsumoto

 

 

 

ヴァッレ・ダオスタ アグリトゥリズモ・レ・セクレイル取材記

1500mの高地にそのアグリはある。
本誌p30でも紹介している。
ここでは、夫のことに触れてみる。



26年前に、家族で暮らし、ともに働ける場所と選んだのがこの地だった。
慣れ親しんだ生活を新たにするには、
ある意味では、勇気がいることだ。
でも一家の主として、夫(父)の信念は揺るがなかった。
その芯の強さが、男としての魅力に映った。



たくさんの言葉を交わしたわけではない。
その様子や、振る舞いが自分にはない、
マネのできない男らしさを感じたのだ。



取材中、夫はひたすら妻を立てた、
マンマの料理の取材ということもあるだろう、
その姿は、豊かな心のつながりと、信頼し支え合う夫婦に映る。



長男が言った。
「イタリアでは家族の信頼がいちばん」
この地を選び、家族が一緒に暮らせる場所を求めた結果、
それは言葉だけではなく、見事に実現している。

心の豊かで、安らげる場所を作り、
皆がささやかな幸せを感じて暮らしている。
26年間はその結晶だ。
そしてそこには、
お客さまを惹きつける魅力の要素が全て揃っている気がした。



イタリア好き委員会
Hiroaki Matsumoto

 

イタリア好きVol.9:ヴァッレ・ダオスタ特集

vol9cover

vol.9 ヴァッレ・ダオスタ州

アルプスの山に囲まれて住む人々 固い表情が緩んできたら 心を許してきた証し

四方を山に囲まれ、昔からアルプス越えの要所として重要視されてきたアオスタの谷、“ヴァッレ・ダオスタ”。谷のあちらこちらに、大小さまざまな城塞がいくつも残り、当時を思わせる。そんな地理的な特徴を抱えたこの地の人は、口ぐちに自分たちの事を“閉鎖的”だと言う。確かに取材先の誰もが、初対面の瞬間から、明るく開放的に笑顔で迎えてくれることはなかった。 ヴァッレ・ダオスタといえば、フォンティーナチーズだ。冬の長いこの地で、重要な食料として、昔から重宝されてきた。それだけにチーズへの思いは格別でもあり、日常の料理には欠かせない。僕らも毎日食べ、その美味しさに触れた。そのチーズづくりの名手は意外なほどに若かった。彼は牛舎に入ると、まるで友達に話しかけるように、牛と会話し、自分の子供のように仔牛を抱える。そうしている時間が本当に楽しく、幸せそうに見えた。そして、澄んだ瞳で語る彼の話に僕は引き込まれた。小さなころから父親の姿を見て、この世界に入ることを決め、専業農家としての道を歩む。酪農の将来を案じ、家族を、動物を愛する、若干28歳。年齢よりもはるかに成熟した大人の風貌だった。 今まで真剣な表情でチーズづくりについて語っていたその彼が、「週1回ディスコに行くのが楽しみだね」と、顔に満面の笑みを浮かべ、少し照れくさそうに話し、職人の顔から若者の顔になった。その時、心を許してくれたと感じた。そして少し彼のことが理解できた気がした。 アオスタ人。警戒心が強く、確かに笑顔が出るまでには、少し時間がかかる。その代わりに信頼を得れば、これほど確かな友人はいないだろう。 デ・ボッスのオーナーブルーノさんは、ついに話している間は、ほとんど笑顔を見せなかった。そういう姿は、製品にかける真剣さも物語っていた。そのオーナーが、別れ際に笑ってお土産をくれた。長い時間取材をしていた僕らの姿勢を受け入れてくれたのだと感じ安心した。    セゴールのディエゴさんは、最終日に頼んでおいたものを取りに行った時には、カフェに誘われ、僕のつくったVTRをうれしそうに見てくれた。  フランス語は必修という、イタリア北部の小さな州、ヴァッレ・ダオスタ。国境に暮らす人々の笑顔に出会うまでの時間が、短くなったと感じたら、この州の魅力にもう一歩近づけるはずだ。