イタリア好き委員会 のすべての投稿
上を向いて、元気に前向きに! Su con la vita !(6)オルトレポ・パヴェーゼ
上を向いて、元気に前向きに Su con la vita !(4)ミラノ Milano
【vol.134|マンマのレシピ】レモンティラミス
【カンパーニア州】アマルフィレモンの爽やかなドルチェ
上を向いて、元気に前向きに! Su con la vita !(3)ロンバルディア Lombardia
Smile(^^)1 Raffaele Liguri

今、次号の制作をしています。
1カ月少し前の取材中は、イタリアが、世界中がここまでになるとは思っていませんでした。
その後、イタリアでの感染が拡大し、死者も増え続けていることにとても心が痛みます。
現地にも連絡を取って、今までの取材先の方々のことを確認していますが、
やはり数名の方の感染が確認されました。
幸いにまだ死に至っている方はいませんでしたが、
医療現場がまったく追いついていないのが現状で大変な思いをされているようです。
外出禁止も続き、この先の状況が見えずに苦しんでいる人もいるようです。
今まで僕は取材を通じて、人生の価値観や時間的価値のまったく違うイタリア人に深い感銘を覚え、
そして笑顔から愛と情熱を感じそれを発信してきました。
だから僕のできることは、そのイタリア人たちの笑顔をずっと発信し続けることだと思っています。
これからもたくさんの笑顔のイタリア人に会える日がきっと来ることを祈って。
Su con la vita!
上を向いて歩こう
元気に、前向きに!
マッシモ
上を向いて、元気に前向きに! Su con la vita !(2)カラブリア calabria
上を向いて、元気に前向きに! Su con la vita !(1) ナポリ Napoli
今、次号の制作をしています。
1ヶ月少し前の取材中は、イタリアが、世界中がここまでになるとは思っていませんでした。
その後、イタリアでの感染が拡大し、死者も増え続けていることにとても心が痛みます。
現地にも連絡を取って、今までの取材先の方々のことを確認していますが、
やはり数名の方の感染が確認されました。
幸いにまだ死に至っている方はいませんでしたが、
医療現場がまったく追いついていないのが現状で大変な思いをされているようです。
外出禁止も続き、この先の状況が見えずに苦しんでいる人もいるようです。
今まで僕は取材を通じて、人生の価値観や時間的価値のまったく違うイタリア人に深い感銘を覚え、
そして笑顔から愛と情熱を感じそれを発信してきました。
だから僕のできることは、そのイタリア人たちの笑顔をずっと発信し続けることだと思っています。
これからもたくさんの笑顔のイタリア人に会える日がきっと来ることを祈って。
Su con la vita!
元気に、前向きに! 上を向いて歩こう

日本も決して油断できない状況です。皆さまも気をつけてお過ごしください。
マッシモ
1ヶ月少し前の取材中は、イタリアが、世界中がここまでになるとは思っていませんでした。
その後、イタリアでの感染が拡大し、死者も増え続けていることにとても心が痛みます。
現地にも連絡を取って、今までの取材先の方々のことを確認していますが、
やはり数名の方の感染が確認されました。
幸いにまだ死に至っている方はいませんでしたが、
医療現場がまったく追いついていないのが現状で大変な思いをされているようです。
外出禁止も続き、この先の状況が見えずに苦しんでいる人もいるようです。
今まで僕は取材を通じて、人生の価値観や時間的価値のまったく違うイタリア人に深い感銘を覚え、
そして笑顔から愛と情熱を感じそれを発信してきました。
だから僕のできることは、そのイタリア人たちの笑顔をずっと発信し続けることだと思っています。
これからもたくさんの笑顔のイタリア人に会える日がきっと来ることを祈って。
Su con la vita!
元気に、前向きに! 上を向いて歩こう

日本も決して油断できない状況です。皆さまも気をつけてお過ごしください。
マッシモ
名醸造家キアラ・ボスキスの素顔 Presented by モンテ物産
今年1月、久しぶりにピエモンテ州バローロ村のワイナリー、ピラー社のキアラ・ボスキスのもとを訪問した。写真で見る華やかなで少し近づきがたいような印象とは裏腹に、ワイナリーで会う醸造家(エノロゴ)としての彼女は、感性豊かなブドウ栽培の女性と言いたくなる。
「あれ、もう訪問時間になっちゃった?ごめんごめん、今畑で剪定作業をしていたのよ。」
と笑いながら出迎えてくれる彼女を見て、キアラさんは変わっていないなと嬉しくなった。
「私にとって早朝の剪定作業は、禅の時間ね。しずかな場所でその作業に没頭するの。」
いつでも畑に出られる格好をして、気取らずチャーミング、そしてエネルギッシュな彼女は本当に魅力的な女性だ。
すぐに畑に連れて行ってもらい剪定の様子を見せてもらった。どの枝を残すかの見極めが本当に早い。
その様子から、長年毎日ブドウ畑に出て、畑での手仕事を何よりも大事にしてきた彼女の信念が良くわかる。
ピラー社は、その名前の由来となったピラー家が19世紀末にワイナリーを立ち上げたことが始まりだ。キアラ・ボスキスが継承する1980年までは代々ピラー家がそのワイナリーを所有していた。
一方ボスキス家は、9世代に渡りバローロを造り続ける家系で、キアラ・ボスキスの両親と兄は同じバローロ村でワイナリーを経営していた。そのワイナリーでは代々男性が後継ぎとなっていたが、ワイン造りへの並々ならぬ情熱と愛情を持っていたキアラ・ボスキスはどうしても自分でワイン造りを行いたいという思いから、家族を説得し当時後継者のいなかったピラー家のワイナリーを譲り受けることとなったのだ。
「80年代当時、バローロを造るワイナリーの中で私は唯一の女性だったわ。でもだからといって、特別扱いは受けない。ワイン造りに関わる仕事は全て、全て、全て、、やったわ。だって本当にやりたかった仕事だもの。樽を動かす作業なんかも1人手作業でやったわねえ。」
そう懐かしそうに話すキアラさんは、伝統的なバローロ造りからの革新運動を行ったあの「バローロ・ボーイズ」にも、当時唯一の女性醸造家として参加していたことでも知られる。
ワイン造りへの情熱があふれる彼女に、畑仕事について教えてもらった。
「最も大切なのは、ブドウの木に余計なストレスを与えないこと。例えばさっき剪定しているのを見たでしょう?去年伸びた枝を切り落とし、今年の収穫分と、来年の収穫用の2本だけを残すの。でも1度目の選定で切る場所は去年伸びた枝の部分だけ。本当はもう少し根元から切り落とさなければいけない部分も、すぐには切らないの。わざとしばらくそのままにしておいて、十分にそのコブが乾ききってから切り落とす。でないと、ちゃんと乾いていないかさぶたをはがすようなものよ。木にはストレスなの。」
ブドウ木へのストレス軽減を重視するキアラさんは、剪定中も、害虫の侵入を防ぐために切り口を小さくするといった細やかな配慮も欠かさない。
「その後の作業も全て同じコンセプトで行っているわ。ブドウの木にストレスを与えないように、不要な芽を摘むのも1度にはやらず何度も畑に通って複数回に分けて行うし、ブドウの房を選別して収量を制限するグリーンハーヴェストも3回以上に分けて行うの。」
「収穫期にはブドウの房をひとつひとつ見ながら、状態の悪いブドウの実をひとつひとつ取り除く作業をしているの。バローロ用の畑だけじゃなく全ての畑でね。ドルチェットもバルベーラも全てよ。実際に収穫期、バローロ地区の生産者達の畑での作業時間は1ヘクタール当たり平均60~140時間だけれど、私達が費やす時間は1ヘクタール当たり約290時間。それだけ丁寧にブドウを選別しているのよ。」
そう説明しながら、キアラさんは1枚の紙を見せてくれた。
「これは収穫のときに、ブドウの状態を毎日記録した紙よ。収穫のとき、まずはブドウを目で見て、手で触って皮の硬さを確認し、そして味見をしてみる。もちろん、分析値も出すけど、自分の感性を研ぎ澄ませて収穫のタイミングを見極めているわ。」
これほど真心を込めて、畑仕事に熱心に取り組んでいる話を聞いていると、「彼女の収穫現場に立ち会いたい」と思わずにはいられない。
畑作業では五感をフル活用し、効率性よりもブドウひと粒ひと粒にまで向き合うことを重んじる優しさ。
それこそが、キアラ・ボスキスの素顔なのである。
モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼ピラー社についてはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/wine/pira.html
「あれ、もう訪問時間になっちゃった?ごめんごめん、今畑で剪定作業をしていたのよ。」
と笑いながら出迎えてくれる彼女を見て、キアラさんは変わっていないなと嬉しくなった。
「私にとって早朝の剪定作業は、禅の時間ね。しずかな場所でその作業に没頭するの。」
いつでも畑に出られる格好をして、気取らずチャーミング、そしてエネルギッシュな彼女は本当に魅力的な女性だ。
すぐに畑に連れて行ってもらい剪定の様子を見せてもらった。どの枝を残すかの見極めが本当に早い。
その様子から、長年毎日ブドウ畑に出て、畑での手仕事を何よりも大事にしてきた彼女の信念が良くわかる。
ピラー社は、その名前の由来となったピラー家が19世紀末にワイナリーを立ち上げたことが始まりだ。キアラ・ボスキスが継承する1980年までは代々ピラー家がそのワイナリーを所有していた。
一方ボスキス家は、9世代に渡りバローロを造り続ける家系で、キアラ・ボスキスの両親と兄は同じバローロ村でワイナリーを経営していた。そのワイナリーでは代々男性が後継ぎとなっていたが、ワイン造りへの並々ならぬ情熱と愛情を持っていたキアラ・ボスキスはどうしても自分でワイン造りを行いたいという思いから、家族を説得し当時後継者のいなかったピラー家のワイナリーを譲り受けることとなったのだ。
「80年代当時、バローロを造るワイナリーの中で私は唯一の女性だったわ。でもだからといって、特別扱いは受けない。ワイン造りに関わる仕事は全て、全て、全て、、やったわ。だって本当にやりたかった仕事だもの。樽を動かす作業なんかも1人手作業でやったわねえ。」
そう懐かしそうに話すキアラさんは、伝統的なバローロ造りからの革新運動を行ったあの「バローロ・ボーイズ」にも、当時唯一の女性醸造家として参加していたことでも知られる。
ワイン造りへの情熱があふれる彼女に、畑仕事について教えてもらった。
「最も大切なのは、ブドウの木に余計なストレスを与えないこと。例えばさっき剪定しているのを見たでしょう?去年伸びた枝を切り落とし、今年の収穫分と、来年の収穫用の2本だけを残すの。でも1度目の選定で切る場所は去年伸びた枝の部分だけ。本当はもう少し根元から切り落とさなければいけない部分も、すぐには切らないの。わざとしばらくそのままにしておいて、十分にそのコブが乾ききってから切り落とす。でないと、ちゃんと乾いていないかさぶたをはがすようなものよ。木にはストレスなの。」
ブドウ木へのストレス軽減を重視するキアラさんは、剪定中も、害虫の侵入を防ぐために切り口を小さくするといった細やかな配慮も欠かさない。
「その後の作業も全て同じコンセプトで行っているわ。ブドウの木にストレスを与えないように、不要な芽を摘むのも1度にはやらず何度も畑に通って複数回に分けて行うし、ブドウの房を選別して収量を制限するグリーンハーヴェストも3回以上に分けて行うの。」
「収穫期にはブドウの房をひとつひとつ見ながら、状態の悪いブドウの実をひとつひとつ取り除く作業をしているの。バローロ用の畑だけじゃなく全ての畑でね。ドルチェットもバルベーラも全てよ。実際に収穫期、バローロ地区の生産者達の畑での作業時間は1ヘクタール当たり平均60~140時間だけれど、私達が費やす時間は1ヘクタール当たり約290時間。それだけ丁寧にブドウを選別しているのよ。」
そう説明しながら、キアラさんは1枚の紙を見せてくれた。
「これは収穫のときに、ブドウの状態を毎日記録した紙よ。収穫のとき、まずはブドウを目で見て、手で触って皮の硬さを確認し、そして味見をしてみる。もちろん、分析値も出すけど、自分の感性を研ぎ澄ませて収穫のタイミングを見極めているわ。」
これほど真心を込めて、畑仕事に熱心に取り組んでいる話を聞いていると、「彼女の収穫現場に立ち会いたい」と思わずにはいられない。
畑作業では五感をフル活用し、効率性よりもブドウひと粒ひと粒にまで向き合うことを重んじる優しさ。
それこそが、キアラ・ボスキスの素顔なのである。
http://www.montebussan.co.jp/
▼ピラー社についてはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/wine/pira.html
【vol.133|マンマのレシピ】タリアテッレのオーブン焼き
【カンパーニア州】パスクエッタのピクニックランチに最適
“ちょっと助平なオヤジ”が造る最優秀白ワイン Presented by モンテ物産
ガンベロ・ロッソ誌(※1)の年間最優秀白ワイン賞にルナエ社の”エチケッタ・ネーラ”ヴェルメンティーノが選ばれたのは、昨年2019年のことだ。
ルナエ社はリグーリア州のワイナリーで、バジルを使ったジェノヴェーゼ・ペーストで有名な港町ジェノヴァから海に沿って東に向かい、車で1時間半ほど行ったところにある。
風光明媚なチンクエ・テッレを横目にルナエ社まで到着すると、隣のトスカーナ州はもう目と鼻の先だ。
トスカーナ州に入って少し進むと、衛星写真でも真っ白に見えるぐらい白い山々が見えてくるが、真っ白なのは雪ではなく、なんと大理石。
ここは、かの有名なミケランジェロも使っていたという大理石の名産地、カッラーラだ。
採掘場のすぐ近くにあるコロンナータの町では、上質なラルド(豚の背油の塩漬け)として有名な”ラルド・ディ・コロンナータIGP”が作られる。
ヴァッレ・ダオスタ州の”ラルド・ダルナー(ド)DOP”と並んでイタリアが世界に誇る2大ラルドのうちのひとつだ。
ルナエ社の周辺ではリグーリア州とトスカーナ州にまたがって生産されるコッリ・ディ・ルーニDOCが有名で、白はヴェルメンティーノ、赤はサンジョヴェーゼが主要品種になる。
前述の”エチケッタ・ネーラ”はコッリ・ディ・ルーニDOCのカテゴリーだが、リグーリア州のみならず、イタリア各地で造られるヴェルメンティーノの中でもトップレベルの品質であることが昨年の受賞で証明された。
「ガンベロ・ロッソの最優秀白ワインだなんて、それはもう大変なお祭り騒ぎだよ!」
そう語るのは長年ルナエ社で輸出責任者として働くミケーレ・ジャナッツァさんだ。
「ちょうど日本で開催されるガンベロ・ロッソ誌のイベントのために来日準備をしていたところ、そんな最高のサプライズが飛び込んできたんだ。」
最高評価である3ビッキエーリ(3つグラス)を2008年ヴィンテージから10回も連続で受賞したことも快挙だったが、さらにそれを上回る結果となった。
「2018年ヴィンテージももちろん3ビッキエーリを期待していたけど、まさかその中でもナンバーワンになれるとはね!」
いつも落ち着いた物腰のミケーレさんにしては珍しく興奮気味に喜びと驚きを表現していた。
ルナエ社を創業したのは、表題の”ちょっと助平なオヤジ”、パオロ・ボゾーニさんだ。
男性だらけのグループでワイナリーを訪問すると、
「なんだ、今日は女性ゼロか!じゃあベッドに戻るとするか…。」
と、こんな冗談を言っては部屋に戻るふりをして、ニヤリといたずら小僧のような笑みを浮かべる。
イタリアでは挨拶をする際に2回キスをする、と言っても左右の頬を交互に合わせるだけのチーク・キスをするのだが、女性が訪れるとパオロさんからはずいぶん”手厚い”チーク・キスで歓迎されることになる。
「この辺りは海までも数kmと近いため、日中に海から流れ込む暖かい風と、背後にそびえるアペニン山脈から夜に吹く冷たい風がブドウにとって理想的な環境になっているんだ。こうして生まれた昼夜の寒暖差により、香り高いワインができる。我々ルナエ社の顔とも言える”エチケッタ・グリージャ”は、丘の中腹から麓にかけての選抜されたヴェルメンティーノを使用しているが、”エチケッタ・ネーラ”は標高が高い畑のヴェルメンティーノを厳選し、最良のブドウのみを使って造られるフラッグシップワインだ。」
こういったワイナリーやワインの説明をする際にも
「でもワインよりも大切なものがある…。それは女性だ!」
と冗談を交えながら楽しそうに話すのだが、発酵を終えたばかりのタンクから試飲をする瞬間には、すっと真剣な表情になって状態を見極めていたのが印象的だ。
ワインやブドウに向き合うときに見せる表情には、何十年も家業を支えてきた職人の顔が垣間見える。
その職人としての魂は、一見父親とは真逆に見える息子、ディエゴさんにもしっかり受け継がれている。
カラフルなスカーフやストールを使いこなし、町で出会えばファッション業界の人かと思ってしまうような風貌だが、実はルナエ社のエノロゴ(醸造家)を任されており性格は非常に真面目だ。
「自分がエノロゴではあるけど、実際には父と二人三脚でワインを造っているよ。ワインを学び始めた頃から、父と一緒に畑でブドウを食べながらワイン造りを覚えていったんだ。父はこの土地で造られるヴェルメンティーノという品種のポテンシャルを信じ続け、すばらしいワインを生み出した偉大な人だよ。」
そう語るディエゴさんの顔は誇らしげだ。
”エチケッタ・ネーラ”は確かに大きなポテンシャルを秘めている。2017年に2012年ヴィンテージの”エチケッタ・ネーラ”を飲んだが、意外にもまだ若々しく、黄桃、ハーブ類、ハチミツなどの華やかな香りと複雑な味わいが感じられ、非常にすばらしかった。
最優秀白ワインに選ばれた2018年ヴィンテージも、少し寝かせておいても十分楽しめるのは間違いないだろう。
「料理との相性は、”エチケッタ・グリージャ”であれば野菜や魚のカルパッチョなどの前菜全般、パスタならまさに名物料理のジェノヴェーゼ・ペーストのパスタがいいね!”エチケッタ・ネーラ”はエレガントでありながら芳醇な香りと力強さを持っているので、アクアパッツァなどの魚料理や、鶏肉や豚肉を使った味がしっかりした料理にも合わせられるよ。この辺りの名産品だったら、塩気と旨みのあるラルドと合わせてみてもいいね。もちろんラルドなら”コッリ・ディ・ルーニ・ロッソ”などの赤ワインもよく合うよ。」と、ディエゴさん。
四季に合わせた飲み方のおすすめとしては、春先から夏にかけては”エチケッタ・グリージャ”や、少し冷やした”コッリ・ディ・ルーニ・ロッソ”を、秋冬の気温が低いときにはしっかりした味わいの”エチケッタ・ネーラ”をキンキンに冷やさずに飲みながら鍋などの温かいものを食べるのも楽しみ方のひとつだ。
まずは春先に”エチケッタ・グリージャ”から飲んでみてはいかがだろうか?
※1 最も著名なイタリアワイン評価本。
モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼ルナエ社についてはこちらから↓↓▼
http://www.montebussan.co.jp/wine/LUNAE.html
ルナエ社はリグーリア州のワイナリーで、バジルを使ったジェノヴェーゼ・ペーストで有名な港町ジェノヴァから海に沿って東に向かい、車で1時間半ほど行ったところにある。
風光明媚なチンクエ・テッレを横目にルナエ社まで到着すると、隣のトスカーナ州はもう目と鼻の先だ。
トスカーナ州に入って少し進むと、衛星写真でも真っ白に見えるぐらい白い山々が見えてくるが、真っ白なのは雪ではなく、なんと大理石。
ここは、かの有名なミケランジェロも使っていたという大理石の名産地、カッラーラだ。
採掘場のすぐ近くにあるコロンナータの町では、上質なラルド(豚の背油の塩漬け)として有名な”ラルド・ディ・コロンナータIGP”が作られる。
ヴァッレ・ダオスタ州の”ラルド・ダルナー(ド)DOP”と並んでイタリアが世界に誇る2大ラルドのうちのひとつだ。
ルナエ社の周辺ではリグーリア州とトスカーナ州にまたがって生産されるコッリ・ディ・ルーニDOCが有名で、白はヴェルメンティーノ、赤はサンジョヴェーゼが主要品種になる。
前述の”エチケッタ・ネーラ”はコッリ・ディ・ルーニDOCのカテゴリーだが、リグーリア州のみならず、イタリア各地で造られるヴェルメンティーノの中でもトップレベルの品質であることが昨年の受賞で証明された。
「ガンベロ・ロッソの最優秀白ワインだなんて、それはもう大変なお祭り騒ぎだよ!」
そう語るのは長年ルナエ社で輸出責任者として働くミケーレ・ジャナッツァさんだ。
「ちょうど日本で開催されるガンベロ・ロッソ誌のイベントのために来日準備をしていたところ、そんな最高のサプライズが飛び込んできたんだ。」
最高評価である3ビッキエーリ(3つグラス)を2008年ヴィンテージから10回も連続で受賞したことも快挙だったが、さらにそれを上回る結果となった。
「2018年ヴィンテージももちろん3ビッキエーリを期待していたけど、まさかその中でもナンバーワンになれるとはね!」
いつも落ち着いた物腰のミケーレさんにしては珍しく興奮気味に喜びと驚きを表現していた。
ルナエ社を創業したのは、表題の”ちょっと助平なオヤジ”、パオロ・ボゾーニさんだ。
男性だらけのグループでワイナリーを訪問すると、
「なんだ、今日は女性ゼロか!じゃあベッドに戻るとするか…。」
と、こんな冗談を言っては部屋に戻るふりをして、ニヤリといたずら小僧のような笑みを浮かべる。
イタリアでは挨拶をする際に2回キスをする、と言っても左右の頬を交互に合わせるだけのチーク・キスをするのだが、女性が訪れるとパオロさんからはずいぶん”手厚い”チーク・キスで歓迎されることになる。
「この辺りは海までも数kmと近いため、日中に海から流れ込む暖かい風と、背後にそびえるアペニン山脈から夜に吹く冷たい風がブドウにとって理想的な環境になっているんだ。こうして生まれた昼夜の寒暖差により、香り高いワインができる。我々ルナエ社の顔とも言える”エチケッタ・グリージャ”は、丘の中腹から麓にかけての選抜されたヴェルメンティーノを使用しているが、”エチケッタ・ネーラ”は標高が高い畑のヴェルメンティーノを厳選し、最良のブドウのみを使って造られるフラッグシップワインだ。」
こういったワイナリーやワインの説明をする際にも
「でもワインよりも大切なものがある…。それは女性だ!」
と冗談を交えながら楽しそうに話すのだが、発酵を終えたばかりのタンクから試飲をする瞬間には、すっと真剣な表情になって状態を見極めていたのが印象的だ。
ワインやブドウに向き合うときに見せる表情には、何十年も家業を支えてきた職人の顔が垣間見える。
その職人としての魂は、一見父親とは真逆に見える息子、ディエゴさんにもしっかり受け継がれている。
カラフルなスカーフやストールを使いこなし、町で出会えばファッション業界の人かと思ってしまうような風貌だが、実はルナエ社のエノロゴ(醸造家)を任されており性格は非常に真面目だ。
「自分がエノロゴではあるけど、実際には父と二人三脚でワインを造っているよ。ワインを学び始めた頃から、父と一緒に畑でブドウを食べながらワイン造りを覚えていったんだ。父はこの土地で造られるヴェルメンティーノという品種のポテンシャルを信じ続け、すばらしいワインを生み出した偉大な人だよ。」
そう語るディエゴさんの顔は誇らしげだ。
”エチケッタ・ネーラ”は確かに大きなポテンシャルを秘めている。2017年に2012年ヴィンテージの”エチケッタ・ネーラ”を飲んだが、意外にもまだ若々しく、黄桃、ハーブ類、ハチミツなどの華やかな香りと複雑な味わいが感じられ、非常にすばらしかった。
最優秀白ワインに選ばれた2018年ヴィンテージも、少し寝かせておいても十分楽しめるのは間違いないだろう。
「料理との相性は、”エチケッタ・グリージャ”であれば野菜や魚のカルパッチョなどの前菜全般、パスタならまさに名物料理のジェノヴェーゼ・ペーストのパスタがいいね!”エチケッタ・ネーラ”はエレガントでありながら芳醇な香りと力強さを持っているので、アクアパッツァなどの魚料理や、鶏肉や豚肉を使った味がしっかりした料理にも合わせられるよ。この辺りの名産品だったら、塩気と旨みのあるラルドと合わせてみてもいいね。もちろんラルドなら”コッリ・ディ・ルーニ・ロッソ”などの赤ワインもよく合うよ。」と、ディエゴさん。
四季に合わせた飲み方のおすすめとしては、春先から夏にかけては”エチケッタ・グリージャ”や、少し冷やした”コッリ・ディ・ルーニ・ロッソ”を、秋冬の気温が低いときにはしっかりした味わいの”エチケッタ・ネーラ”をキンキンに冷やさずに飲みながら鍋などの温かいものを食べるのも楽しみ方のひとつだ。
まずは春先に”エチケッタ・グリージャ”から飲んでみてはいかがだろうか?
※1 最も著名なイタリアワイン評価本。
http://www.montebussan.co.jp/
▼ルナエ社についてはこちらから↓↓▼
http://www.montebussan.co.jp/wine/LUNAE.html































