イタリア好き委員会 のすべての投稿

上を向いて、元気に前向きに! Su con la vita ! トスカーナ エルバ島 Toscana Isola d’Erba

おはようBuongiorno〜
今日の横浜は久しぶりに朝から晴れて、暑くなりそうな予感。

ナポリでもローマでもない、うまいピッツァはエルバ島にあり😉(2015 vol.20)。
その夜、すすめられて行ったレストランがまったくの期待はずれだったので早々に切り上げ、
満たされない腹と気持ちをどうにか収めたく、ビールにピッツァでもと、軽い気持ちで入ったピッツェリア。
ピッツェリアといってもテイクアウトがメインの小さな店。
そこでとりあえずビールとピッツァ1枚を注文。
切り分けられたピッツァを食べると、サクッとした軽い生地と、全体のバランスがとてもいい。
取材チーム3人がみんな「うまいね〜」と顔を見合わせニッコリ。
追加でそれぞれ1枚ずつ注文して、もちろんビールも追加。
オーナーのマリオさんに話を聞くと、ハイシーズンには行列ができて、
朝4時までやっている人気店だとか。
そしてドヤ顔で生地を伸ばしはじめたのでした。(^^)




さあ、上を向いて、今日も元気に、前向きに!

su con la vita !

マッシモ

【受付終了】オンラインで楽しもう! トスカーナの田舎から、マンマサンドラの料理レッスン&食事会


今回はトスカーナの小さな村に暮らすマンマ、サンドラ・バティニャーニさんとオンラインでつなる料理レッスンです。舞台はサンドラさんの祖父の時代から受け継ぐ石造りの家。トスカーナの田舎暮らしが垣間見れる、料理好き必見のライブツアーもお見逃しなく。

<2020.07.14 サンドラさんよりメッセージが届きました♪>

「皆さん、こんにちは!私はトスカーナ州グレーヴェ・イン・キャンティに住むサンドラです。7月26日、『イタリア好き』のオンライン・レッスンでトスカーナの郷土料理をご紹介します。オンラインで皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。チャオ!」

マンマサンドラの料理レッスン&食事会概要

日時:2020年7月26日(日)17:00~19:00予定(入室は16時45分ぐらいから)
環境:ZOOM(テレビ会議システム)で実施
作るお料理:鶏レバーのクロスティーニ/カリカリのパンツァネッラ(パンサラダ)/しっとり鶏肉のミルクソース
レッスンのポイント♪:
・マンマと一緒に楽しくお料理ができる(作らずに見てるだけでもOK!)
・イタリア語が聞ける、話せる(通訳が入るので安心)
・料理の合間に、祖父の時代から受け継ぐ昔ながらのお台所や石造りのお宅を拝見できるリモートライブツアー
・参加したみんなでレッスン後の食事会を満喫!マンマへの質問大歓迎♪
・お料理にぴったりなワインも予めご案内(乾杯を楽しみにご参加も◎)

■マンマの紹介

トスカーナの田舎の森の中に暮らすパワフル・マンマ、サンドラさんは、毎朝子供をフィレンツェ市内の学校に送り、そのまま仕事へ。仕事はバリスタ。朝から行きつけのBARでコーヒーを飲む習慣があるイタリアで、「ボンジョルノ」といつも通り迎えてくれるバリスタの存在は重要なもの。いつも明るい彼女とのおしゃべりを楽しみにしてくる常連客も多くいます。そんな忙しい仕事が終わったら、息つく暇もなく学校へ迎えに行って一緒に家に帰る。モトクロス好きのご主人と息子の出す大量の洗濯物に家の掃除、さらには高齢の義父の介護までこなしていたというのだから、もうスーパーウーマン級です。そんな彼女に今回はお料理だけではなく、祖父の代から住んでいる石造りのご自宅もリモートライブツアーでご紹介してもらいますよ。


■どんなお料理?

まず紹介してくれる鶏レバーのクロスティーニは、料理上手だったマンマのおばさんから受け継がれたレシピの一つ。このお料理はトスカーナ地方の郷土料理ですが、料理好きだったおばさんのレシピは一味違います。バターとお酒を使ってちょっとリッチに香り豊かに仕上げられ、ワインとの相性も抜群。お酒でレバーの臭みは消えますし、アルコールは飛ばしてしまいますので、もちろんお子さまでも食べられるおいしさです。 そして冷凍保存もできる必見のレシピです。
さらに、カリカリのパンツァネッラ(パンサラダ)。こちらも一般的な作り方とは一味違って、パンを一度トーストしてカリっとさせてからサラダにする一品。カリカリの食感とサラダがさっぱりとしていて、火を使わない夏にぴったりのお料理。最後のしっとり鶏肉のミルクソースは家族の胃袋をつかむ人気メニュー。さらっとしたソースでいただけますよ。



■どんなところ?

サンドラさんのお住まいは、道路も舗装されていないのんびりしたトスカーナの田舎の小さな集落です。目の前には森が広がり、周囲には栗林や、散策できる山道もたくさんあります。オリーヴ畑もあり、もちろんオリーヴオイルは自家製です。
ご自宅は昔ながらの石造りのお家で薪のコンロに暖炉、屋外には炭焼きバーベキュースペースやプールもあります。最近はトスカーナでもなかなか昔のキッチンを拝見することができなくなってきましたが、ライブツアーではキッチンの古い道具や食材棚、薪のコンロなどトスカーナの昔の田舎暮らしの雰囲気がたっぷりお楽しみいただけますよ。



■参加に必要な環境とお申し込みの流れ

ZOOMというテレビ会議システムを使用したオンラインレッスンとなります。
使用は簡単! PC、スマートフォン、タブレットのどれからでもアクセス可。セッティング方法、詳細はお申し込みいただいた方へ順次ご案内させていただきます。
ZOOMについて→https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

6月に開催したオンライン料理レッスンの様子はこちらから!
「レポート:オンラインで楽しもう! カラブリアから、マンマアンナの料理レッスン&食事会」
https://italiazuki.com/?p=39765


お申し込み~参加までの流れ

【1】「カートに入れる」をクリックして参加お申し込み(※『Webマガジンマンマのレシピ』購読者は後から料金を変更いたします)
【2】入金確認後、事務局より受付完了と今後の流れをご案内
【3】当日実施するレシピや材料、下準備詳細、乾杯ワイン、ZOOMへのアクセス情報などをご案内
【4】レッスンでお料理を作られる方は予め材料の購入、下準備を各自でお願いします。(見るだけ参加の方も乾杯ドリンクはお手元にご用意くださいね)
【5】7月26日にオンラインより参加
参加にあたってご質問のある方は、遠慮なく事務局までお気軽にお問合せ(https://shop.italiazuki.com/inquiry_input.php)ください♪

トスカーナの田舎から~マンマサンドラのオンライン料理レッスン
■開催日:7月26日(日)17:00〜19:00予定(入室は16時45分ぐらいから)
■参加費:3,000円(税込:3,300円)[マンマのレシピ購読者2,500円(税込:2,750円)]
『Webマガジンマンマのレシピ』購読者はお申し込み後に料金を変更させていただきます。備考欄へ「マンマのレシピ購読者」と記入をお願いします。
■参加者数:20名
■申し込み期限:7月22日(水)正午まで
在庫なし

【完売】シチリアブロンテ産ピスタチオのペーストとクリーム2種セット

2年越しに収穫されるエトナ山麓の村ブロンテのピスタチオペーストとクリームをお届けします。
美しいの翠玉色のピスタチオはお料理にお菓子にと楽しむ味わいを広げてくれます!


2019年の奇数年はエトナ山麓の村ブロンテのピスタチオ収穫の年なのです。「緑の真珠」「緑の金」「エメラルド」と呼ばれ、鮮やかな緑の実がもつ甘さとコクは数あるピスタチオのなかでも群を抜くおいしさと香りです。ブロンテ産が良質といわれる理由は、活火山であるエトナ山の火山灰を含む溶岩の土壌と昼夜の寒暖差が大きいこの地域特有の気候で育てられるから。ぜひ濃厚なピスタチオの味わいをお楽しみにください。

■ブロンテ産ピスタチオについて
ブロンテ村でのピスタチオの収穫は2年に一度。偶数年は、実がなる前に剪定をして枝を落としてしまいます。2年待って出来る実は、良質なピスタチオとなり世に出てくるのです。
伝統的な手作業の摘み取りは何世紀もこの地で続けられてきた収穫風景で、果肉を落とし、種子を2週間程天日干し。収穫しても未だ待たせるナッツの女王。この際とことん待ってあげましょう。とさえ思えてきます。実は、この天日干しの作業が重要で、常にピスタチオへ均等に陽が当たるように整え転がします。
陽に当たり、干す事で甘みが増し、濃厚な味わいとなります。ピスタチオも他のナッツ同様ビタミン、ミネラルなどの栄養価が高く、高血圧の予防、便秘解消、疲労回復、さらには目にも良いそうです。

■生産者の紹介
「ピスタチオに恋をしたんだ」という生産者のアルフィオさん。カターニャの大学で農業を専攻し、卒業論文のテーマはピスタチオという惚れ込みよう。もともと家族がもっていた畑を農家として立ち上げた。植樹、接木、剪定など、収穫以外にも1年中何かしらの作業をしている。「手のかかる子供のようだよ。」と思い入れの強いピスタチオのことを色々と教えてくれる。そんなピスタチオを愛するアルフィオさんは、食べるのも大好き。お気に入りはパスタやジェラートだそうですよ。8/1発行号 Vol.42シチリア特集でも登場しますのでお楽しみに!
生産者のアルフィオ・パパロさん
ピスタチオ畑で剪定作業
■商品:ピスタチオペーストとクリームの2種セット
PESTO(ペースト)はブルスケッタとして、パスタのソースとして(8/1発行号 Vol.42シチリア特集参照)、またお肉のソテーに使ったり、白身魚などの切り身にペーストとして塗ってパルミジャーノをかけてオーブンで焼くなど、様々なお料理におすすめです。
CREMA(クリーム)はピスタチオ版のヌテッラですので、シンプルにパンやクッキーに塗ってお召し上がりいただくのが簡単でおいしいですが、パンナコッタに溶かし加えてパンナコッタピスタチオや、ヨーグルトやジェラートのソースとしてもおいしいですよ。

■ピスタチオペーストとクリームを使ったレシピ
《 PESTO(ペースト)編 》
◎ピスタチオペースト、燻製サーモンとハチミツレモンのブルスケッタ 4枚分
[材料]ブルスケッタ用のパン、ピスタチオペースト、燻製サーモン、ニンニク、レモンの皮、ミント
[作り方]
1)ブルスケッタ用のパンを軽く焼き、皮をむいたニンニクを軽くこすって香りをつける。
2)ピスタチオペーストをパン1枚に小さじ1ほどぬり、燻製サーモン、レモンの皮、ミントの順にのせ、食べる直前にハチミツ(柑橘系のハチミツなら尚良し)を上からかけたら召し上がれ♪
◎白身魚のピスタチオ衣のオーブン焼き
[材料]白身魚2切れ、ピスタチオペースト45g、白ワイン20ml、エキストラ・ヴァージン・オリーヴオイル20ml、塩、コショウ適量、イタリアンパン粉、粉パルミジャーノ20g
[作り方]
1)オリーヴオイル、白ワイン、塩、コショウを混ぜてマリネ液を作り、隠し包丁(皮の部分に切り目を入れる)を入れた魚をマリネ液に両面漬ける。
2)イタリアンパン粉を両面につけ、表目にピスタチオペーストを塗り、パルミジャーノを振りかける。
3)180度のオーブンで5分程焼き、魚が十分に焼けたらお皿に盛りつけてアツアツを召しあがれ。
ペーストを塗った後(焼く前)
焼き上がりにオレンジを添えて
《 CREMA(クリーム)編 》
◎ピスタチオソース
牛乳とクリームを3:1ぐらいの割合いで(例:牛乳100ml:クリーム30g) 、まずは牛乳を鍋で60度程に沸かし、クリーム入れて混ぜとかす。常温に覚ましたら、お好みのジェラートやヨーグルトのソースとしてどうぞ。

◎ピスタチオパンナコッタ
[材料]ピスタチオクリーム45g、生クリーム200ml、砂糖25g、粉ゼラチン3g、飾り用ピスタチオの粉末と飾り用粉糖 適量
[作り方]
1)粉ゼラチンを20ccほどの水でふやかしておく。
2)生クリーム、砂糖、ピスタチオクリームを鍋に入れ弱火で火にかけクリームがとけて、沸騰直前まであたたまったら火からおろし、ゼラチンを加えてよく混ぜる。
3)氷水につけて粗熱をとったら容器に移し、冷蔵庫で2時間ほど固まるまで冷やす。
4)お好みで、飾り用粉末ピスタチオと粉糖をかけたらできあがり。
◆商品詳細について◆
原材料 ・PESTO:DOPブロンテ産ピスタチオ80%、ひまわり油、塩、コショウ
・CREMA:砂糖、非水素化植物油脂、DOPブロンテ産ピスタチオ30%、脱脂粉乳、ホエイパウダー、乳化剤、大豆レシチン、香料
内容量 各90g
賞味期限 2021年6月20日(開封後は冷蔵庫で保存し、お早めにお召し上がりください。)
製造者 Aromasicilia
生産国 イタリア

◆お届け方法・送料について◆
レターパックプラスでのお届けとなります。
全国一律520円(7/20より順次発送開始)
※複数セットご購入いただいた方は宅急便でのお届けとなる場合がございます。その際は改めて注文受領メールと合わせてご連絡させていただきます。
※銀行振込希望の方は、別途お送りする「お振込みのご案内メール」をご確認いただいた後、お振込みお手続きをお願いいたします。
※送料の変更が発生する際は、ご購入後、自動返信メールとは別に変更額を改めてご連絡させていただきます。銀行振込をご指定の方は、そちらをご確認いただいた後、お振込みお手続きをお願いいたします。

《 購入条件 》
★こちらの商品は本誌『イタリア好き』をいつも応援いただいている定期購読者のイタリアズッキーニクラブ会員イタリアズッキーニパートナーズ会員の方とマンマのレシピ読者限定の販売商品となります。


■ブロンテ産ピスタチオペーストとクリームの2種セット
価格:2090円(税込)
※数量が限られていますので気になる方はどうかお早めに!
在庫なし

500年の歴史を持つパスタの名産地「グラニャーノ」と共に歩む、ディ・マルティーノ社(前編) Presented by モンテ物産

パスタは、イタリアを代表する食材の中でも最も親しまれているものの1つだろう。
イタリアのパスタの消費量は世界で一番多く(※)、一人当たり年間23kgも消費している。
※情報ソース:2019年 Unione Italiana Food (旧Aidepi)
そんなパスタ消費大国においてもはや食卓に欠かせない食材であるがゆえに、このメーカーのものが美味しい、あるいは自分はこっちのほうが好きだといった個人の好みやこだわりが出やすい食材でもある。
その中でもとりわけ有名なパスタの名産地は「グラニャーノ」だ。
今月から2回に分けて、このグラニャーノの地で作られているパスタについてご紹介したいと思う。

ナポリから南に車を30分ほど走らせると、今から2000年近く前にヴェスヴィオ山の噴火により溶岩に飲み込まれてしまった町、ポンペイがある。
そこから南にあるモンティ・ラッターリと呼ばれる青々と連なる山に向かってもう10分ほど進むと、パスタ生産者がひしめき合うグラニャーノの町に到着する。
「パスタ・ディ・グラニャーノI.G.P.*」は、このグラニャーノの町で作られる名産品だ。

「グラニャーノでのパスタ作りそのものの歴史は16世紀にまでさかのぼるんだ。」
そう語るのはディ・マルティーノ社の3代目の社長であり、2019年までパスタ・ディ・グラニャーノ協会の会長を務めていた、ジュゼッペ・ディ・マルティーノさんだ。
▲ジュゼッペ・ディ・マルティーノさん
恰幅が良く、南イタリア人らしいはっきりした顔立ちと人懐っこい笑顔が印象的だが、話をするときは論理的で理知的な一面を見せる。

「グラニャーノの町にはパスタ職人通り(ヴィア・デイ・パスターイ)という道があって、今のように大きなパスタ乾燥機がなかった頃は練って延ばしたばかりの生パスタを通りに沿って干していたんだよ。
海まではわずか4kmほどで、海とモンティ・ラッターリの山々の間を行き交う風は、南イタリアの強い日差しの力を借りてパスタを乾かしてゆく。その素晴らしい味わいと小麦の風味は人々の心と舌を魅了し、1845年にはナポリの王(当時はシチリアと合わせて両シチリア王国)であったフェルディナンド2世が、宮廷にグラニャーノのパスタを調達するよう命じるにまで至ったんだ。」
▲通りで生パスタを干している様子
▲グラニャーノにあるディ・マルティーノ工場の目の前には海が広がり、対面(工場の真裏)には山が連っている。
「その後も快進撃は止まらず、イタリア各地からの注文がひっきりなしに届き、ついには輸出港を有するナポリとグラニャーノを結ぶ鉄道を作ってしまうほどだった。その頃祖父(ディ・マルティーノ社の創業者)は1850年から続くパスタ生産者でパスタ職人として死に物狂いで働いていたそうだが、跡継ぎがいなくなった社長に能力を見込まれた祖父は1912年にその会社を買い取ることになったんだ。すでに定評があったこともあり、わずか3年後にはイタリアのパスタとして初めてパナマ運河を渡ってアメリカに輸出されたんだよ!」

ここまで目を輝かせてひとしきり語ったジュゼッペさんだったが、ふと表情が曇った。
「ただ、二度の世界大戦はグラニャーノのパスタ生産に大きな打撃を与えた。戦後は北イタリアに大きな生産者たちが生まれ、我々のような小麦の香りをしっかり残すために低温でゆっくり乾燥させる手法ではなく、高温での短時間乾燥というより大量生産に向いた製品に市場を奪われていってしまったんだ。こんなに悔しくて残念なことはなかったよ。でもそんな中、グラニャネージ(グラニャーノの人)にとってはこの上なく喜ばしい朗報が届いた。2013年に我々の誇りであるグラニャーノのパスタがついにI.G.P.に認定されたんだ!」

それまでの翳った表情が一転して太陽のような笑顔に変わった。
代々家業を継ぎ、2003年に発足したパスタ・ディ・グラニャーノ協会の会長も長い間歴任したジュゼッペさんにとって歴史や伝統を守り続けてきたことが報われたことを意味するこの認定の知らせは、非常に大きな喜びであっただろう。

ディ・マルティーノ社のこだわり、ドルチェ&ガッバーナとのコラボレーションパッケージなどについては、後編で詳しく説明したい。

* I.G.P.(Indicazione Geografica Protetta =地理表示保護)は特定地域で栽培・飼育・収穫された農産物が加工を経て製品となる際に、少なくとも一つの工程がその特定地域で行われたことを示しています。

▲ディ・マルティーノの通常パッケージ

モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼ディ・マルティーノ社について詳しくはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/foods/dimartino.html

レポート:オンラインで楽しもう! カラブリアから、マンマアンナの料理レッスン&食事会

イタリアとオンラインで繋がるカラブリア編「オンラインで楽しもう! カラブリアから、マンマアンナの料理レッスン&食事会」が無事に終了しました~。
ご参加いただいた方々のおかげで、楽しい時間が過ごせました!

赤タマネギが主役のお料理開始
ざっくりと、でもいつもよりは丁寧に(笑)赤タマネギを切っていきます。繊維に沿って切るの? 切らないの? といった参加者からの疑問がでるものの、「どちらでも~」とのこと。細かなことは気にしないのがマンマのレシピ!?
ミートローフは形成したらオーブンへ。赤タマネギの甘辛煮を煮込んでる間にバーチャルツアーへ。
トロペアの特産品
お肉に添えた甘辛煮
お料理の途中でバーチャルツアーへ
代官山へ一緒に来日した兄のコジモさんが、自宅側のカンティーナと畑を紹介してくれました。ワインをどうやって造っているのか、自分達のワインはどんなワインなのかをうれしそうに説明してくれました。そしてブドウ畑や野菜畑へも。今の時期はアンズの実やイチコがなっていましたよ。
オンラインで繋がったからこそ、みなさん食い入るようにご覧いただいていました。
ブドウ畑に野菜畑
コジモさんまた会いましょ~

アンナマンマのお料理再開
引き続きお料理再開。パスタを作っていきます。作り出したらあっという間。ミートローフもおいしそうにできあがりました。
トロペア風パスタ
切り口はこんな感じ

見事3品できあがりました!
作りながら、レクチャーを聴きながら、バーチャルツアーを観ながらのお料理お疲れ様でした!
3品完成。赤タマネギの甘辛煮はお肉に添えて
アンナさんもほっとした表情で

みんなでSalute!
先に紹介させていただいていたカラブリアのロゼワインなどお好みのワインで乾杯♪この後、食事をしながら、参加者の方々からのご質問を受け付けさせていただきました。事務局から指名させていただきながらも、笑顔でお話いただきました。自分の顔がアップになってびっくりされて方もいらっしゃると思いますが、ありがとうございました。

参加いただいた方の感想

・イタリアにいる気分が味わえました。
・参加者がみなさん気さくな雰囲気だったので初めてでも楽しめました。
・料理レッスンだけではなく、自宅にあるワイナリーの紹介や赤タマネギのミニレクチャーがあったりと内容が盛りだくさんで楽しめました。
・現地の風景をタイムリーに見ることができ、一体感、特別感を感じました。
・夕食の時間帯にお料理が完成していたのでとても助かりました!
・なかなかできない体験、非日常を味わうことができました。
・ポルペットーネと赤タマネギの甘辛煮の組み合わせが最高でした。組み合わせの妙を実感!
・事前にレシピや材料が分かってスムーズに取り組めたことがよかったです。
・文化的な交流が自宅にいながらできる、世界が近くなったことを実感できた。

7月26日開催予定!
トスカーナの田舎から~マンマサンドラのオンライン料理レッスン
■開催日:7月26日(日)17:00〜19:00予定(入室は16時45分ぐらいから)
■参加費:4,000円(税込:4,400円)[マンマのレシピ購読者3,500円(税込:3,850円)]
『Webマガジンマンマのレシピ』購読者はお申し込み後に料金を変更させていただきます。備考欄へ「マンマのレシピ購読者」と記入をお願いします。
■申し込み期限:7月22日(水)正午まで

【終了】6月開催:オンラインで楽しもう! カラブリアから、マンマアンナの料理レッスン&食事会

お申込みは終了いたしました。


マンマの料理フェスタ2019代官山」に来日してくれた、カラブリアに暮らすマンマ、アンナ・ロンボラさんとオンラインでつながって、ライブで料理をしたり、食事をしたり、カラブリアに行った気分で楽しんでください。

<2020.06.08 アンナさんよりメッセージが届きました♪>

マンマアンナの料理レッスン&食事会概要

日時:2020年6月20日(土)17:00〜19:00予定(入室は16時45分ぐらいから)
環境:ZOOM(テレビ会議システム)で実施
作るお料理:トロペアの赤タマネギのパスタ/赤タマネギの甘辛煮/ミートローフのオーブン焼き
レッスンのポイント♪:
・マンマと一緒に楽しくお料理ができる(作らずに見てるだけでもOK!)
・イタリア語が聞ける、話せる(通訳が入るので安心)
・料理の合間に、自宅にある小さなカンティーナや自家菜園のリモートライブツアーも(マンマのお兄さん登場!?)
・参加したみんなでレッスン後の食事会を満喫!アンナマンマへの質問大歓迎♪
・お料理にぴったりなワインも予めご案内(乾杯を楽しみにご参加も◎)

■マンマの紹介

アンナさんは農家の娘として幼少期より台所仕事を手伝い、2児の母となった現在は一族の台所仕事を任されている料理上手。トロペア周辺、カラブリア州中西部の郷土料理に詳しく、笑顔がチャーミングでとっても気さく。代官山のイベントへこれなかった方もぜひ参加して、アンマと直接つながって質問や暮らしをのぞいてみてくださいね。
料理の合間に紹介してくれる自宅の小さなカンティーナや自家菜園のリモートライブツアーも必見です。


■どんなお料理?

「赤タマネギのパスタ」は、赤タマネギの産地トロペアで作られた農民の味。収穫された赤タマネギに、レーズン、オリーヴオイルなどに加え、台所にある乾燥してしまったパンなどを使い工夫してできた「クチーナポーベラ(貧しい料理)」のひとつ。そして「赤タマネギの甘辛煮」は、前菜として、またお肉の付け合せにもぴったりと何かと重宝する料理。メインの「ポルペットーネ(ミートローフ)」は、アンナの秘訣が詰まった、おもてなしにもぴったりなボリューム満点な一品ですよ。いつも家族で食べているメニューを一緒に作ります。
もちろん、作っているところを見ているだけでも、作りたいお料理だけ一緒に作るのでも大丈夫です。
※赤タマネギの代わりに、新タマネギでもOK!

※今回は手打ちパスタではなく乾麺を使用します。

飲みながらの参加も大歓迎♪
今回のお料理には、ロゼがあいますよ~。その他のおすすめワインは、お申込みいただいたのち、レシピと合わせてご案内させていただきます。
『南イタリア ロゼ紀行』https://italiazuki.com/?p=39246

■どんなところ?

野菜作りだけでなく養蜂も養豚もされている一家。年間1万本ほどのワインも生産しています。今回は夏に過ごすサマーハウスのキッチンでお料理を教えてくれます。


■参加に必要な環境とお申し込みの流れ

ZOOMというテレビ会議システムを使用したオンラインレッスンとなります。
使用は簡単! PC、スマートフォン、タブレットのどれからでもアクセス可。
セッティング方法、詳細はお申し込みいただいた方へ順次ご案内させていただきます。
ZOOMについて→https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

お申し込み~参加までの流れ

【1】「カートに入れる」をクリックして参加お申し込み(※『Webマガジンマンマのレシピ』購読者は後から料金を変更いたします)
【2】入金確認後、事務局より受付完了と今後の流れをご案内
【3】当日実施するレシピや材料、下準備詳細、乾杯ワイン、ZOOMへのアクセス情報などをご案内
【4】レッスンでお料理を作られる方は予め材料の購入、下準備を各自でお願いします。(見るだけ参加の方も乾杯ドリンクはお手元にご用意くださいね)
【5】6月20日にオンラインより参加

今回初めての試みとなります。
参加にあたってご質問のある方は、遠慮なく事務局までお気軽にお問合せ(https://shop.italiazuki.com/inquiry_input.php)ください♪

カラブリアから~アンナマンマのオンライン料理レッスン
■開催日:6月20日(土)17:00〜19:00予定(入室は16時45分ぐらいから)
■参加費(初回お試し価格):4,000円(税込:4,400円)[マンマのレシピ購読者3,500円(税込:3,850円)]
『Webマガジンマンマのレシピ』購読者はお申し込み後に料金を変更させていただきます。備考欄へ「マンマのレシピ購読者」と記入をお願いします。
■申し込み期限:6月19日(金)正午まで

南イタリア ロゼ紀行 Presented by モンテ物産

先月のこのコラムでは、トスカーナで作られるロゼワイン2種類を取り上げた。そのコラム内でも少し触れているが、ここ近年ロゼワインの需要は世界中で伸び続けている。これがどうも日本ではイマイチ浸透してしない。
理由のひとつにはロゼワインのことを甘いお酒だと考えている方が多いことが挙げられるかもしれない。昔はロゼワインというと甘口のものが日本市場には多かった。そのことをご存知の方にとっては、ロゼは甘い、というイメージが強いのだろう。だが実際には、少なくともイタリアワインの世界においては、現在では甘口のロゼはほぼ無く、辛口のものが圧倒的な多数派だ。これはきっと、食事にあわせてワインを楽しむイタリアの習慣からしても自然なことかもしれない。

さて、先月ロゼ紀行と称して回ったトスカーナから一気に南下すると、長靴型のイタリア半島のちょうどヒール部分にプーリア州がある。このプーリア州を代表するワイナリー、リヴェラ社はイタリアの中で最も早くロゼワインを造り始めたワイナリーのひとつだ。

▲リヴェラ社
▲カステル・デル・モンテ・ロゼ

プーリアのロゼ、と聞くと豊富な日照量で糖度の上がった、色調もしっかりと濃く抽出されるロゼを思い浮かべる方もおられるかもしれない。しかし、リヴェラ社のロゼは少し違う。色調は非常に鮮やかでエッジに輝きがあり、透明感を持っている。香りも冷涼さを思い起こさせるフレッシュな赤いベリーが感じられ、ブドウが過熟したような印象が無い。

以前ワイナリーを訪問した際に、テイスティングでそんな感想を伝えると、オーナーのセバスティアーノさんは満足げにこう説明してくれた。
「我々のロゼはアルコール度数も高くなく、軽やかでエレガントでしょう。理由は我々のワイナリーがある、カステル・デル・モンテエリアのミクロクリマ(微気候)にあるんだ。このエリアはプーリアの中でも小高い丘になっていて、すぐ北西には標高の高いアペニン山脈が伸びている。冷たい空気がこの山脈側から流れ込み、夜間はしっかりと気温が下がるんだよ。それでブドウに酸がよく保たれる、というわけさ。ボンビーノ・ネーロという、プーリアの中でも我々のエリア特有の土着品種で造られるけど、このボンビーノ・ネーロが、熟すのが遅く、しっかりと酸を保って成熟する特徴をもっていることも、このロゼのフレッシュさの理由になっているね。」
「さらにこのカステル・デル・モンテの丘が岩石土壌であるため、ミネラルも豊富に加わり、ワインのもうひとつの支えになっているんだよ。」

▲白っぽく、岩石土壌であることがよくわかる畑 

確かに味わいはチェリーのニュアンスに加え、ミネラルが感じられ、アフターにわずかな苦みと際立った酸がある。鶏のから揚げや、コロッケ、メンチカツ、フィッシュアンドチップスなど、揚げ物との相性はとてもよく、タルタルソースのように少し口の中に残るような味わいのものでもきりっと洗い流してくれるから、つい次の一口に手が伸びてしまう。

このイタリア半島のかかと、プーリア州から今度はつま先のカラブリア州に更に南下してみよう。チロ・マリーアという港町にはカラブリア州を代表するワイナリー、リブランディ社がある。
 彼らもまた南のロゼを造るワイナリーだ。現当主のパオロ・リブランディさんは自社のロゼをこう説明する。
「私たちのロゼは、アメリカンチェリーやバラのニュアンスの華やかなアタックと、力強さ・フルーティさが特徴なんだ。アルコール度数も13.5%としっかりしていて、ロゼの中でもボディを感じる味わいさ。」
▲右がパオロ・リブランディさん 
▲リブランディ社の造る、チロ・ロザート

確かに、先ほどのリヴェラ社のロゼのアルコール度数は12~12.5%ほど。それに比べるとしっかりとしている。
「ブドウはカラブリアの土着品種、ガリオッポで造られているんだけど、色調も定着しやすく、味わいの厚みがあり、アロマも豊富な、構成のしっかりしたロゼだと言えるよ。カラブリアは唐辛子を使った辛い料理が伝統ですが、そういった料理の味わいにもしっかりとしたボディで力負けすることなく寄り添い、またフルーティな果実味が辛味の残る口内を落ち着けてくれます。相性は抜群だと思いますよ。」
 確かに、辛い料理にも負けない味わいの力強さがあり、フルーティな果実味は辛いものを食べた時に少し熱くなった口の中をなだめてくれるように口内に広がり、それでいてアフターにはフレッシュさもあってワインがぼんやりとすることも無い。ご家庭の食卓なら、キムチや中華、麻婆豆腐、回鍋肉なんかもいい。スパイス全般と相性がよさそうだ。

そんなイタリアのつま先から海を渡ると広がっているのがシチリアの大地だ。今やシチリアワインのみならず、イタリアワインを代表するブランドとなった“コルヴォ”にも、実はロゼのタイプがある。

▲コルヴォ・ロゼ
▲フルーティさと瑞々しさが特徴

シチリアの太陽を感じさせるこのロゼは、何と言っても肥沃なシチリアの大地の恵みがもたらす、フルーティさと瑞々しさが特徴だ。香りにはストロベリーやラズベリーのような若々しい香りがあり、口に含んだときの酸の乗ったみずみずしさが心地よい。
決して主張の強いワインではない。しかし、だからこそ料理の味わいを邪魔することなく、日本の食卓には広く合わせることが出来る。例えばダシを使ったお料理、煮浸しやちらし寿司なんかもよく合うし、少し大味な豚肉のしょうが焼きや餃子、野菜の炒め物なども上手く受け止めてくれる。

ここまでいくつもロゼワインをご紹介したが、ロゼは汎用性がとても高いのがお分かり頂けただろうか。白ワインに劣らないフレッシュさや軽やかさは魚介や野菜にも合うし、その一方で赤ワインほどではないが味わいに厚みがあり、お肉料理にもよく合う。また、イタリア料理はもちろんのこと、日本の食卓に並ぶようなお料理でも、ロゼは懐深く、色んな味わいに寄り添ってくれる。

現在もなお社会状況はなかなか落ち着かず、まだしばらくはご家庭で食事をする機会が多いかもしれない。願わくばこのコラムが、そんなご家庭でのお食事のシーンにロゼワインを合わせる楽しみを生むきっかけになれば幸いである。


モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼リヴェラ社について詳しくはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/wine/rivera.html
▼リブランディ社について詳しくはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/wine/librandi.html
▼コルヴォ(ドゥーカ・ディ・サラパルータ社)について詳しくはこちらから↓↓▼
https://www.montebussan.co.jp/wine/dds.html