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火山島パンテッレリーアが生んだ名産品、カッペリとオレガノ


トラーパニから南下すること約170キロ。
アフリカにほど近いところにあるパンテッレリーア島は、島全体が岩も真っ黒な火山島。
そこで育つカッペリとオレガノは、他の産地では出す事ができない独自の風味を生み出します。


年中、強風が吹くパンテッレリーア島はほとんどの植物が高く育たず、膝丈くらい。
オレガノもカッペリも例に漏れず低木のため、収穫は腰を曲げての重労働となります。
更にカッペリもオレガノも収穫時期はギラギラとした陽射しが照り付ける6月~7月にかけて。
本当に大変な作業なのです。

でも、その風味は格別!
カッペリの味はどこのものよりも強く、オレガノはどこのものよりも香り高く、、、
それは土壌、太陽、そして風がもたらす自然からの贈り物。
そして丁寧に育てて、収穫して、加工してくれる生産者の方々の努力に心より感謝!




今回、紹介する生産者、ジャンカルロとクリスチャンは元々は料理人。
海外で活躍していましたが、代々続く畑を守るためにパンテッレリーア島に戻ってきました。
ある日、彼らの畑を訪問した際に、

「今日はうちでランチしていく?」

と嬉しいお誘い。
カッペリとオレガノの畑を見学させていただいた後に、畑の近くにある彼らのおうちへお邪魔させていただきました。


カッペリ畑の横には自分達用の家庭菜園。
そこでトマト、ズッキーニ、ハーブを収穫。
材料を小さく切ってフライパンで炒め、、、軽く流水で塩抜きしてみじん切りにしたカッペリを投入!
そして最後にオレガノを揉みながら入れる、、、なんといい香り!

手際の良さはさすが元料理人。
あっ!という間に美味しいパスタの出来上がり!

カッペリとオレガノは本当に便利なシチリア食材。
トマトソースに入れて、サラダに入れて、お肉料理にお魚料理に、、、レシピは無限大!

「僕達は何にでもカッペリやオレガノを使うよ。
料理を美味しくしてくれる魔法の食材だからね!」

この2つの食材があるだけで食卓にシチリアの爽やかな風が吹き抜けます♪

今回ご紹介するのは、若き兄弟が作るカッペリとオレガノ。
いずれも2018年の出来立てホヤホヤ!
日本ではなかなか入手できない貴重な出来立て。
香りや風味がとても強いので、日本にいながらにしてシチリアを感じて頂けること間違いなし♪



シチリアではサボテンの実を食す!


まだまだ暑さが続くシチリアで感じるちょっとした秋の気配。
それがサボテンの実。

今の時期、田舎を車でドライブするとあちらこちらにみかける大きな葉のサボテン。
葉がうちわのような形をしているので日本語では「ウチワサボテン」と呼ばれます。

9月になると市場や八百屋さんの店頭にも並びます。


イタリア語では「Fichi d’India=フィーキ ディ インディア」、インドのイチジクという名のこのフルーツ、サボテンの実だけあって周りには棘が沢山ついています。
最近では既に洗われて大きな棘は取り除かれたものが店頭に並びますが、決して素手では触らないように!
繊毛のような棘がまだまだたくさんついていて、刺さってしまうとチクチク痛いけれど姿が見えず、、、。
数日間、痛みを我慢しなければなりません。

では一体どうやって食べたらいいのでしょう?
フィーキ ディ インディアはお皿の上で、ナイフとフォークを使って剥きます。

こんな感じ↓


上と下の部分を切り落とし、皮の部分に横に切れ目を入れます。
そしてナイフとフォークを使って切り目を広げたら、後はクルクルクル!と実と皮を離していきます。
向いている最中のお皿には小さな棘が沢山あるので、剥いた実はお皿に触れないように他のお皿に盛りましょう。


 

Buonappetito!!(ボナペティ―ト!)