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【サルデーニャ州】サルデーニャの美しいビーチを守るために


夏には、美しいビーチを求めて、主にヨーロッパからの旅行客が押し寄せるサルデーニャ島。

別名、タヒチとも呼ばれる遠浅のカーラ・ブランディンキ

旅の目的のほとんどは、海の自然を享受すること。
1960年代にアガ・カーン4世がコスタ・ズメラルダを開発する前まではまさに手付かずの自然が残されていた海でしたが、多くの人が利用するようになった現在では、サルデーニャの珠玉のビーチ保護のために、さまざまな規制がなされています。
カーラ・ブランディンキとは駐車場を挟んで歩いていくことができるル・インポストゥ


例えば、ここ数年、いくつかの有名ビーチが夏の間のみ有料で入場規制をしており、ビーチへ入るためには事前の申し込みが必要となっています。
ラ・ペローザは予約が必要かつ、少しでも砂をビーチ外に持ち出さないためゴザを敷く必要がある

また、ラ・マッダレーナ諸島のカプレーラ島にあるカーラ・コティッチョへ陸地から行くためには小路を1時間ほど歩く必要があるにもかかわらず、夏には人があふれかえっていたため、数年前から、ラ・マッダレーナ諸島専門のトレッキングガイドと一緒でないと、ビーチへ行くことができなくなりました。
花崗岩の岩々に囲まれた小さなカーラ・コティッチョに夏は多くの人が押し寄せる

カーラ・コティッチョ
砂や石、貝殻を持ち帰ることは厳禁。空港などで見つかると、多額の罰金を支払わされるのでご注意ください。

サン・テオドーロのカーラ・ブランディンキとル・インポストゥビーチ予約サイト
https://santeodorospiagge.it/prenotazione/

ラ・ペローザ・ビーチの予約サイト
https://spiaggialapelosa.it/

小麦の香りに包まれるパンミュージアム& アルベロベッロが提案する滞在スタイル

再始動!小麦の香りに包まれるアルタムーラのパンミュージアム


2019年、プーリア州の内陸にあるパンの町アルタムーラに誕生したパンミュージアム。コロナ禍で休館していたが、ようやく昨夏より盛り返してHOTな観光スポットとして人気に。

地元産原材料にこだわるこの町のパンは、2003年にイタリアでDOP認定を受けた最初のパンとなり、今では州の誇る名産品だ。一般的に1kgとどっしり重く、外皮は硬いが中身はモッチモチの黄金色で1週間ほどおいしく食べることができる。材料は小麦、水、天然酵母、塩のみとシンプル。
シンプルな材料
大きい!

博物館に一歩踏み入れると香ばしいパンの匂いに包まれる。それもそのはず、ここでは1300年代のパン窯が利用され、さらには毎週、地域で焼き上げられた本物のパンが持ち込まれ、館内のあちこちに展示されているからだ。
見学は担当者の解説つきで誰でも無料。材料や作り方にとどまらず、アルタムーラでパンがどのように人々の生活に関わってきたのかを知ることができる。今では地元の子供たちの食育ともなるなど、後世に伝える貴重な町の遺産となっている。
説明員が解説してくれる
外観も素敵

Museo del Pane Forte
●HP:https://www.museodelpaneforte.it/
※48時間前までに予約が必要


アルベロベッロが提案する 地元の人とつながる滞在スタイル


世界遺産に登録された1996年以降、プーリア州アルベロベッロではここを訪れる人たちへ土地の習慣や文化を知ってもらう滞在スタイルを提案している。

伝統家屋トゥルッリの宿泊施設、郷土料理の提供、体験型プログラムなど、言葉が通じなくても触れあいで生まれる人とのつながりの大切さを伝えることに重きを置くことで、世界遺産の町並みを保護しながら、新たな学びの場を作り出している。
野菜の収穫体験
農民体験と地元民の演奏披露
特に食文化への啓蒙活動が活発で、いちばんの魅力である「人」を介して土地への理解を深めてもらうため、マンマの料理レッスンなど体験型滞在に力を入れている。

さらに町の飲食店では昔からの地産地消文化を伝えるだけではなく、食品廃棄ロスをなくす取り組みも。例えば、マンマ直伝の野菜料理を振る舞うトラットリア「テッラ・マードレ」では、自社の畑で採れ過ぎた野菜は保存食へ加工以外に経済的弱者へ無料配布する。
マンマのパスタ作り実演
素敵な雰囲気!
できる範囲で地球と地域が豊かになるように貢献する持続可能な社会づくりへ向けた一つの姿勢だ。

Museo del Pane Forte
●HP:https://www.trattoriaterramadre.it/