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父の日のお菓子・ゼッポレ

コロナウイルス関連騒動で大変なイタリア。それでも季節は廻ります。
19日はサンジュゼッペ、イタリアでは父の日。
この日、私の知る限り、イタリア各地では「ゼッポレ」と呼ばれるお菓子が作られているはずでして。
父の日のゼッポレ、南伊では一般的なのですが・・北伊でも作るのかな?

ゼッポレ文化のある地域でも、実は地域ごとに形状が異なる「ゼッポレ」。カラブリア州内でも、数種類のゼッポレが存在します。
そして、それぞれが「ウチのゼッポレ」を誇りに思っているんですが、私が住むカラブリア州コセンツァ市ではシュー生地で作るゼッポレが「ゼッポレ」でございます。

作り方は非常にシンプル。
シュー生地を小さなドーナツ型に絞ります。小さければ小さい程可愛らしくて良し。食べやすいしね。

食いしん坊が多い我が家はそれでも少し大きめに作るので、このくらいの大きさで。
我が家は焼きますが、揚げるご家庭もあります。揚げゼッポレはもう少し小さく作ると良いですよ。
ただでさえカロリー爆弾気味なゼッポレですが、揚げゼッポレは最上級のカロリー爆弾になります。そして危険に美味です。
カロリーが気にならない猛者はお試しあれ。

カスタードクリームは中にたっぷりが我が家流。
上にもたっぷり乗せる家庭もありますが、せっかくの縞々模様が見れなくなるのは悲しいので。。中にとにかく詰め込みます。

上に乗せるのはこのくらい。
可愛らしくデコレーションするのが難しいんですよね。


シロップ漬けのアマレーナを乗せて出来上がりです。シロップも大切なので、忘れずにシュー生地に軽くしみこませておきます。
おひとついかがですか?

北伊を中心とする深刻な状況が日々報道され、外出が厳しく制限されているイタリアですが、それぞれが率先して「おこもり生活」をしています。
曜日さえ忘れがちなおこもり生活の中で、季節の行事をきちんとお祝いできる事に感謝して。

Andrà tutto bene.