
〝強くて、優しい〟いつもそうありたいと思っている。映画やテレビ、漫画の中のヒーローはいつだってそうだ。でも口で言うほど簡単ではない。 「アブルッツェーゼのキャラクターは?」と問うと、だいたいの相手は少し照れくさそうに […]
〝強くて、優しい〟いつもそうありたいと思っている。映画やテレビ、漫画の中のヒーローはいつだってそうだ。でも口で言うほど簡単ではない。 「アブルッツェーゼのキャラクターは?」と問うと、だいたいの相手は少し照れくさそうに […]
「品質を保つこと、それは手抜きをしないことだ。それがいちばん大切なんだ」 「ここが田舎でも都会でも関係ない。その土地の歴史を知り、そこにある価値に気付き、見出すこと。そしてその価値に自信を持って発信することだ」 「この島 […]
父親が材木問屋だった。 子供の頃に父親の仕事場に行くと、独特の木の香りに包まれた。作業場では大工が仕事をしていた。僕はその香りと音、空気感が嫌いではなかった。モデナの樽工房の木材を眺めながら脳の奥に眠っていた記憶が香りと […]
本誌創刊号の取材先にリグーリアを選び、2010年2月に取材に行ったのはもう8年前のことで、それ以来のリグーリア特集である。 今度は夏だ。陽差しは強く、透き通る海、パラソルはカラフルに広がり、バカンツァに訪れる人たちで溢れ […]
地理的にも決して便利とはいえない、大きな産業も少ない、イタリア本土最南端のカラブリア。でも、そこに暮らす人々に、誇りと自信、郷土愛を強く感じるのは、そういう環境だからこそ、生活に力強さや生きる力が宿っていたからだろう。 […]
3月後半~4月前半、まだシッビリーニ山脈の頂にはしっかりと雪が残っていたが、パスクアを迎え、日を追うごとに春が近くなってくるのを感じながら、魅惑のマルケを訪ねた。 初めてマルケを訪れたのが確か2000年だった。特にイタリ […]
近頃、愛が足らないんじゃないかって思っていた。自分の周りだけではなく、世界中でどこでも…… 。 なんとかファーストって、〝自分好き〟とは明らかに違うよな、耳障りはいいけれど違和感を感じるな。 ここのところ経済は好調なよ […]
おおかたそういう方が今これを手にしているでしょう。たまにそうでない方が手にすると、たぶんその多くは、パラっとめくってあまり興味がなければ、捨てられてしまいます。でもそれはしょうがない、ある意味フリーマガジンとしての運命を […]
さて、いよいよ南イタリアのパン特集である。北イタリア、中部イタリアと巡ってきて、南イタリアは、バジリカータやプーリア、カラブリアと、パンの有名どころにスポットが当たると思われた方も多いと思うが、今回はシチリア。古代小麦と […]
小麦と水と酵母。 たったこれだけで起こる変化が、人の生活を変え、人の価値観を変えてしまう。 薪ストーブの匂いと温もりに包まれて 取材拠点にしていたアメリアのアグリトゥリズモ「サン・クリストフォロ」は冬季休業中で、僕たちの […]
ガルダ湖畔のホテルに滞在していた。シーズンオフの観光地は静かで、時には寂しく感じるのだ。 パン屋の取材ということもあり、毎日の早朝アポイントと、時差ボケも重なり、体内時計は狂いっぱなしだった。取材が終わるのも早く、夕方早 […]