イタリア好き委員会 のすべての投稿

[完売]『イタリア好き』メルカート、開催中♪

イタリアが恋しくなっていませんか?
今回は、イタリアで出合った、思わず手に取りたくなるような、カラフルで心弾むアイテムの数々を、『イタリア好き』メルカートとしてご紹介します!


エプロンや鍋つかみ、陶器など、日々の暮らしに取り入れるだけで、イタリアがより身近になるとっておきのお気に入りを見つけてくださいね。


■首掛けエプロン4柄

左から、イタリアの食卓を描いた「クッチーナ柄」、おいしいお料理と共にイタリア各地を巡る「名所柄」、アペ好きにはたまらない「アペリティーボ柄」、ヴェスパやフィアットなどイタリアを代表する乗り物や街角の風景を描いた「イタリアモチーフ柄」と、どれもイタリアの日常を切り取ったカラフルなデザインです!


マンマに着用してもらいました。いかがですか?似合っているでしょ?
生地は薄手のコットン100%。日常使いはもちろん、イベントなどでもぴったりですよ。


◆商品詳細について◆
生地 コットン100%
サイズ 着丈 約77cm×身幅 約50cm
取り扱い 通常のお洗濯可
生産国 イタリア

■三角型鍋つかみ

程よい柔らかさとクッション性があるため、鍋のとってもつかみやすい円錐タイプの鍋つかみ。フックもついて収納も便利。内側も外側と同じ1枚生地で作られています。
写真の6点限り。内側も同じ生地で作られています。
◆商品概要◆
サイズ 横約15cm×高さ11cm
素材 コットン100%
生産国 イタリア

■スイカ柄のボウル

お皿の形状も、深さも均一ではなく、まるで、児玉スイカを棒で半分に割ったような形状のチャーミングなお皿。絵付けの筆跡や種の様子、外側の緑の部分までスイカを再現して丁寧に描かれています。このお皿にカットしたスイカを盛り付けるのはいかがですか?
サイズ:15㎝×14cm×深さ7㎝(Made in Jtaly)

■タコ柄のお椀型皿とトマト&オリーヴの小皿

ブルーのタコが印象的な、和にも洋にも合わせやすいお皿です。またイタリアらしいトマトとオリーブ柄の小皿は、オリーヴ入れとしてもピッタリです。(それぞれ2点限り)
左のタコ柄(サイズ:11.5cm×深さ5㎝)、右のトマトオリーブ柄(サイズ:10.5cm×深さ4㎝)

■レモンの楊枝差し

レモンの置物?と思い、よーく見ると、レモンの楊枝差し。アペリティーボの時などにも活躍してくれそうなイチオシアイテムです!
輪切りレモンのサイズ5.5㎝×高さ2㎝、奥の葉付き縦切りレモンはサイズ6.5㎝×4㎝×高さ1.5~2㎝
◆お届け方法・送料について◆
◆エプロン/鍋つかみのみご購入の方
ゆうパケット:360円(全国一律)
※お届けはポストへの投函となります。
※折りたたんでの梱包となりますので、折り目が残る可能性がございます。ご了承ください。

◆陶器類をご購入の方
宅急便800円(近畿 900円/中国・四国 1,000円/北海道・九州 1,200円/沖縄本島・離島は1,285円)
※「800円以外の地域」からお申込みいただいた方は送料が変更となります。ご購入後、送料を変更して発送させていただきます。(自動返信メールでは送料変更が反映されておりませんのでご了承ください。)

◆商品一覧・購入◆
※商品画像をクリックすると拡大画像が表示されます。
※数量に限りがあるため、商品がカートへ入らない場合は在庫切れとなります。ご了承ください。

レモンの楊枝差し
2,300円(税込)
売り切れ

レモンの楊枝差し(葉付き)
2,600円(税込)
売り切れ

エプロン(CUCINA ITALIANA)
3,800円(税込)
売り切れ

エプロン(SALUTI DALL’ ITALIANA)
3,800円(税込)
売り切れ

エプロン(APERITIVO ITALIANO)
3,800円(税込)
売り切れ

エプロン(VESPA ITALIA)
3,800円(税込)
売り切れ

三角型鍋つかみ(オリーヴ)
1,800円(税込)
売り切れ

三角型鍋つかみ(レモン:ブルー)
1,800円(税込)
売り切れ

三角型鍋つかみ(唐辛子)
1,800円(税込)
売り切れ

三角型鍋つかみ(レモン:ホワイト)
1,800円(税込)
売り切れ

三角型鍋つかみ(レモン:ブラック)
1,800円(税込)
売り切れ

スイカ柄ボウル
5,200円(税込)
売り切れ

タコのお椀型皿
4,300円(税込)
売り切れ

トマト&オリーブ小皿
3,800円(税込)
売り切れ


\シチリア作家の鍋つかみやランチョンマットも一緒にいかがですか?/

シチリア愛溢れる柄の鍋つかみ&ランチョンマット

3色魚柄(裏ブルー)
2,800円(税込)

3色魚柄(裏レッド)
2,800円(税込)

カラフル魚柄(裏ブルー)
2,800円(税込)
売り切れ

カラフル魚柄(裏オレンジ)
2,800円(税込)

サボテン柄ランチョンマット
3,600円(税込)

魚柄ランチョンマット
3,600円(税込)
売り切れ


[必見]シチリアで愛されるテスタ・ディ・モーロ柄テーブルクロス


[大好評]モンテファルコのキッチンクロスとトートバック


【満員御礼】集まれ!イタリア好き シチリア炭火と肉 ワイン特集の食事会@NOTO

vol.65シチリア 炭火と肉、そしてワイン特集に合わせて「Trattoria NOTO」にて食事会を開催します。今回は炭火焼の肉をはじめ、本誌掲載の肉料理、前菜からドルチェ、ワインまで、シチリアの味をたっぷりご堪能いただきます!


横浜元町にあるシチリア料理店Trattoria NOTOの阿部友佑シェフは、シラクーサ県ノートで3年間修業したシチリア愛溢れる方。当日は現地の味わいを再現するべく、特別に炭火を起こしてお肉を焼いてくれるほか、マンマのレシピに登場する料理を振る舞ってくれる予定ですよ。
阿部シェフ
オープンな横浜元町のNOTO
カジュアルな立食の会なので、カウンターでシェフが料理しているところを見ながら召し上がるもよし、好きな料理を好きなだけ、お腹いっぱい味わって、みんなでワイワイ楽しい時間を過ごしましょう!

【お料理】

~エトナの泡で乾杯~
vol.65(p32~34)で取材に訪れたエトナのワイナリー「MURUGO」のスプマンテ「Murugo Brut」で乾杯!
ネレッロ・マスカレーゼ種で造られたエトナ初の白のスプマンテです。
※アルコールが飲めない方には、ノンアルコールのスプマンテ(銘柄は異なります)などをご用意いたします。

~前菜~
・カターニア風カポナータ
・パルミジャーナ・ディ・メランザーネ 加茂ナスバージョン
・イタリア本場のパプリカを使ったペペロナータ&ペペローニ・フリッティ
〜プリモ〜
・ブロッコリーとサルシッチャのラザニア ホワイトソース&フェンネルバージョン
☑シェフがイタリア修行時代のお店で食べられていた一品

〜セコンド〜
・サルシッチャのオレンジ煮
・ポルペッテ・ディ・カヴァッロ レモンの葉を添えて(馬肉の肉団子)
サルシッチャのオレンジ煮
微かにレモンの香りを感じる
・色々なお肉の炭火焼き
 →鶏肉のインボルティーニ 炭火焼き
 →ビステッカ・マイアーレ(骨付きロース豚のグリル)
炭火で焼く肉の匂いもごちそう
祝いの一皿もご堪能あれ
【ドルチェ&カフェ】
・ビアンコ・マンジャーレ
・カフェ(エスプレッソのみ)
盛り付けやお写真はイメージとなります。当日をお楽しみに。

【2杯目以降のドリンク:都度現金払い
『イタリア好き』本誌掲載のシチリアワインをご用意します!

○シチリアワイン:1,000円(税込)/グラス
○ソフトドリンク:500円(税込)/グラス
※現金のみでのお支払いのため、必ず現金をご持参ください。


前菜から、炭火焼きの肉、ドルチェ、ワインまで、シチリアずくしでお届けします!

〈開催概要〉
■日時:2026年7月20日(月・祝)12:00〜15:00 頃(11:50受付開始)
■会場:Trattoria NOTO
■会費:
・『イタリア好き』定期購読者(イタリアズッキーニクラブズッキーニパートナーズ):11,000円(税込:料理+乾杯ワイン1杯)+1名様まで同額
・web会員登録者:14,520円(税込:料理+乾杯ワイン1杯)
→web会員の方は『イタリア好き』定期購読(3,520円)を先にお申込みいただけますと、3,520円割引となる会員価格にてお申込みいただけます。
■形式:立食
■定員:定員25名(先着順)

\『イタリア好き』過去のイベント・食事会の様子はこちら/
★2026年4月に開催した バールとタバッキのある風景特集 朝バールの会
■2025年12月に開催した Cena di Natale(クリスマスの食事会)@Trattoria della Lanterna Magica
■2025年4月に開催した 15周年60号記念食事会@SAKURAGUMI
■2025年1月に開催したイタリアマンマ特集

【キャンセルに関して】
7月17日(金)までは無料、7/18日(土)~当日は全額ご負担の上ご了承ください。

《お申込み》
以下「カートに入れる」ボタンをクリックしてお進みください。
在庫なし

【招待券プレゼント】イタリアボローニャ国際絵本原画展2026

ボローニャで1964年から続く、世界で唯一の子どもの本専門の国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」。
この見本市では毎年、絵本原画のコンクールが行われており、世界各地のイラストレーターが作品を応募します。今年も、このコンクールで入選した作品を紹介する『イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』の招待券を5組10名様にプレゼントいたします!

【招待券をプレゼント】

『イタリアボローニャ国際絵本原画展』
開催:2026年8月22日(土)〜10月18日(日)
会場:西宮市大谷記念美術館 
阪神電車「香櫨園」駅南西徒歩6分/JR「さくら夙川」駅南西徒歩15分/阪急電車「夙川」駅南西徒歩18分
開場時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館:水曜日
【公式サイト】
http://otanimuseum.jp/exhibition_260822.html
■プレゼント応募概要■
招待券:『イタリアボローニャ国際絵本原画展』 5組10名様
応募期間:~8月6日(木)まで
応募方法:以下「応募する」をクリック後フォームより
※当選者の方へは、翌週にイタリア文化会館-大阪より招待券を郵送にてお送りいたします。

展示会紹介

ボローニャ・チルドレンズブックフェアとは?

イタリア北部の都市ボローニャで開催されている世界で唯一の子どもの本専門の国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」は1964年に始まりました。
今年は94カ国・地域から過去最多の4,158組の応募があり、日本人7名を含む33カ国・地域の75組が入選を果たしました。本展では全入選作品をご紹介します。国際色豊かな作品を是非お楽しみ下さい。

作品紹介
セシル・クニ(フランス)
《ポケットちゃんたちの冒険》
パロマ・バルディビア(チリ)
《世界のはしっこで》
アリーチェ・ピアッジョ(イタリア)
《かいぶつたちのおしごと》
ブルーナ・シメーネス(ブラジル)
《ピーピー鳴け、マルティン》
カーリー・グレディル(イギリス)《ぼくらの星》

会期中の注目関連イベント

第2回オータニ・キッズコンサート「チャオ!クラシック」
ヴァイオリン、ソプラノ、ピアノ の三人で、イタリアを感じていただけるお子様から大人まで耳なじみのある曲を演奏します。イタリアのボローニャで毎年開催されるゼッキーノ・ドーロという子供の歌コンクールで有名になった曲や、イタリア生まれのピノッキオの曲、宮崎駿がイタリアの町を模して描いた魔女の宅急便、そしてナポリ民謡からオペラアリアを始めとするクラシック曲まで、イタリアに纏わる音楽を盛り沢山お届けします♪

【日 時】9月11日(金)14:00~15:00

【出 演】村岡瞳(ソプラノ)、北條エレナ(ヴァイオリン)、大槻夏子(ピアノ)

【定 員】先着15組(1組4名まで)
【対 象】未就学児とその保護者*大人のみの参加は出来ません。

【申込方法】8月10日(月)午前9:00より電話0798-33-0164にて受付(先着順)
*参加費は無料ですが入館料が必要です。
左から、出演の村岡瞳さん、北條エレナさん、大槻夏子
さん
<提供:イタリア文化会館-大阪

東京でも開催中

東京都板橋区立美術館
お近くの方は、ぜひ足を運んでみてください。
開催:2026年7月8日(水)~8月16日(日)
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/

『イタリアボローニャ国際絵本原画展』招待券

会場:兵庫県西宮市大谷記念美術館
開催:2026年8月22日(土)〜10月18日(日)

■プレゼント応募概要■
招待券:『イタリアボローニャ国際絵本原画展』 5組10名様
応募期間:~8月6日(木)まで
応募方法:以下「応募する」をクリック後フォームより
※当選者の方へは、翌週にイタリア文化会館-大阪より招待券を郵送にてお送りいたします。

ヨーグルテリアに行ってみよう♪

\春になると食べたくなる!/

ジェラートがおいしい季節になってきました! イタリアといえばやはりジェラート、でもジェラテリアとは別に「ヨーグルテリア」なるものが存在します。イタリアでもヨーグルトは朝に食べることが多いですが、ヨーグルテリアはジェラテリアと同じで、おやつを食べに行く位置づけです。
ヌテッラソースがたっぷりかかったヨーグルトの味はいかに?
そこで食すものは普通のヨーグルトとは異なり、見た目も触感もソフトクリームのヨーグルト版のようなもの。ほのかな酸味と甘みがあり、口の中でまろやかに溶けていきます。コーンはなくカップだけですが、サイズを選べるほか、多彩なソースやトッピングを選んでカスタマイズできます。
手前に種類豊富なジェラートが。奥のショーケースにヨーグルトコーナーを併設。
個人的にヨーグルトに合わせるものは絶対フルーツ系なのですが、チョコレートやメレンゲなどの甘いトッピングも多数あり、それらを選ぶ人も少なくありません。例えば甘党のわが夫が選んだのは、ヌテッラソースとラズベリージャム。(ページ1枚目の写真)
ソフトクリームと同様の機械でカップに盛られ、甘いトッピングも充実!
私にはやっぱり違和感があり、自分が頼んだオレンジソースとピスタチオのほうがおいしく感じました。ちなみにスーパーでもチョコチップなどの甘いトッピング付きのヨーグルトが普通に売られているので、イタリアではポピュラーな組み合わせなのでしょう。

 
甘いトッピング付きヨーグルトが並ぶスーパーのコーナー。

 次回イタリアに来られたら、甘~いトッピングでイタリア流ヨーグルトを試してみてください。
 
Gelateria Il Sorriso
https://www.facebook.com/gelateriailsorrisofirenze/
 
(2026年5月1日発行号『イタリア好き』vol.65掲載記事)

■レポート:中山久美子(なかやま くみこ)

イタリア語通訳・コーディネイター・ライター。トスカーナ情報サイト「トスカーナ自由自在」を運営。趣味は小さな村巡り、料理、スポーツ観戦。近年はバレーボール分野でも活動を開始。

◆イタリアの笑みさそわれる愛おしい暮らし 365日
(中山 久美子 著)
何気ない日々にはこんなに素敵があふれてる! 世界の暮らし365日シリーズのイタリア編。
~豊かな土地の恵みと人情味あふれる人たちと~

▼書籍詳細はこちら▼
https://www.jiyu.co.jp/book/b10154032.html

【観覧券プレゼント】フォンタネージ —イタリアの光・心の風景(京都国立近代美術館)

日本イタリア国交樹立160周年とフォンタネージ来日150周年を記念した展覧会『フォンタネージ —イタリアの光・心の風景』が、京都(京都国立近代美術館)を皮切りに、東京(三菱一号館美術館)、名古屋(名古屋市美術館)にて順次開催。明治時代初期に日本で初めて体系的な西洋画教育を行ったイタリア人画家アントニオ・フォンタネージの全貌に迫ります。

【観覧券を5組10名様にプレゼント】

『フォンタネージ—イタリアの光・心の風景』
会期:2026年7月18日(土)~10月4日(日)
会場:京都国立近代美術館 〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
開場時間:午前10時~午後6時 金曜日は午後8時まで開館 *入館は閉館の30分前まで
休館:月曜日
(ただし、7月20日(月・祝)、9月21日(月・祝)は開館)7月21日(火)、9月24日(木)
公式サイト:https://www.momak.go.jp/
■プレゼント応募概要■
観覧券:『フォンタネージ—イタリアの光・心の風景』5組10名様(京都国立近代美術館のみ対象)
応募期間:~6月30日(火)まで
※当選者の方へは、7月6日の週にイタリア文化会館-大阪より招待券を郵送にてお送りいたします。
応募は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

展示会紹介

あなたはアントニオ・フォンタネージという画家を知っていますか?

全く知らない、という人もいるでしょう。美術に関心のある方ならば「明治時代に西洋絵画を教えたお雇い外国人」と答えるかもしれません。また洋画に詳しい方ならば浅井忠や小山正太郎の先生としての姿や、高橋由一との交友を思い浮かべるかもしれません。こうした反応が示すのは、第一にフォンタネージの名前が十分に知られていない、ということ。そして知っている人にとっても、お雇い外国人としてのイメージが強い、ということです。
1.アントニオ・フォンタネージ《朝》1855-58年/トリノ市立近現代美術館蔵
2.アントニオ・フォンタネージ《静寂》1860年頃/トリノ市立近現代美術館蔵

いくつもの側面を持った人物

英雄ガリバルディの下でイタリア独立戦争に身を投じた兵士。ジュネーヴの都市風景を巧みに表した石版画家。パリのサロンに作品を発表し、当地でミレーやコローを研究するモダンな画家。ロンドンに滞在して版画を制作しつつ、ターナーやコンスタブルを吸収する旅人。フィレンツェの若手画家たちに信頼されるベテラン。南仏の田舎道を友人と歩く風景画家。トリノでも東京でも教え子から慕われる教育者。これらはすべて、「アントニオ・フォンタネージ」というひとりの人間の側面です。
3.アントニオ・フォンタネージ《フィレンツェの旧市場》1867年頃/トリノ市立近現代美術館蔵
4.アントニオ・フォンタネージ《日本の寺の入口》1878-80年頃/レッジョ・エミリア市立博物館蔵

「モティーフを高らかに歌わせよ!」フォンタネージの風景画の旅が幕を開ける

何度も同じ主題を取り上げつつ、理想の風景を絵画にしようとする姿勢、都市の忙しさや農村の労働に対する真摯な眼差し、そして何よりも、光と自然に対する貪欲な関心——作品に目を凝らせば、「モティーフを高らかに歌わせよ!」と弟子たちに説いたフォンタネージの姿が見えてきます。フォンタネージを全く知らない人にとってはもちろん、名前を聞いたことがある人にとっても新しい。そんな風景画の旅が、いま、幕を開けます。
5.アントニオ・フォンタネージ《雲》1880年/トリノ市立近現代美術館蔵
6.アントニオ・フォンタネージ《水車小屋》1858-59年/トリノ市立近現代美術館蔵
※画像クレジット:
4を除くすべて:GAM – Galleria Civica d’Arte Moderna e Contemporanea, Torino. Courtesy Fondazione Torino Musei
4:Musei Civici Reggio Emilia


会期中のイベント

講演会「アントニオ・フォンタネージの芸術と生涯(仮)」

日時:2026年7月18日(土)14時~15時30分
会場:京都国立近代美術館1階講堂
講師:エレナ・ヴォルパト(トリノ市立近現代美術館キュレーター)
アレッサンドロ・ボッタ(トリノ・アルベルティーナ美術アカデミー教授)
定員:先着80名(参加方法は公式サイトをご確認ください)
参加費:無料(要観覧券)

★このほかにも関連イベントが多数行われます。詳しくは公式サイトをチェック!
https://www.momak.go.jp/

巡回展

東京/三菱一号館美術館 2026年10月17日(土)~2027年1月24日(日)
名古屋/名古屋市美術館 2027年2月6日(土)~4月4日(日)
★各展で観覧券プレゼントを予定しております。お楽しみに!

『フォンタネージ—イタリアの光・心の風景』観覧券

会場:京都国立近代美術館 〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
会期:2026年7月18日(土)~10月4日(日)

■プレゼント応募概要■
観覧券:『フォンタネージ—イタリアの光・心の風景』5組10名様(京都国立近代美術館のみ対象)
応募期間:~6月30日(火)まで
※当選者の方へは、7月6日の週にイタリア文化会館-大阪より招待券を郵送にてお送りいたします。
応募は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

【単発参加のみ受付中】イタリアのグラスで紐解くワインと料理の味覚体験(全4回)

イタリアのワイングラスがもたらす官能的ワイン体験

美しく、シャープなイタリアのワイングラスによって生み出す違いが、イタリア固有種ワインの新たな表情。その驚きを、単なるテイスティングにとどまらず、ソムリエの解説とシェフによる料理とのペアリングを通して紐解きます。
味覚の変化を体感し、自らの感性で理解する―― そんな特別な体験をお届けします。


■プログラムの特徴

  • 少⼈数制(限定8名)による密度の⾼い体験設計。
  • ソムリエとシェフの協働による⽴体的な味覚体験。
  • 知識習得ではなく“感性を育てる”ことを⽬的とした構成。
  • 毎回3種類のグラスを実際に使⽤し、その魅⼒を深く理解できるプログラム設計。
ソムリエ
株式会社クアトロヴィーニ
代表取締役永瀬喜洋
シェフ
ガストロノミアヘリテージヨコハマ
オーナーシェフ佐藤 護

■プログラム概要(全4回)

  • 1回⽬:グラスの形状による違いを知る(終了)
    同じワインであっても、グラスの形状が変わることで⾹りの⽴ち⽅、⼝当たり、余韻の印象は
    ⼤きく変化する。本講では「どのグラスが正解か」を探すのではなく、形状の違いがワインの個性をどのように表現するのか、その基本的なロジックを体験的に理解する。
  • 2回⽬:造りの違いによる味わいの変化を知る
    第1回で体験した“形状の違い”に続き、本講では“製法の違い”に焦点を当てる。
    同⼀メーカー・同⼀形状のグラスを⽤いながら、ハンドメイドとマシンメイドという製法の違いが味わいに与える影響を体験する。
  • 3回⽬:ブドウ品種にフォーカスしたグラス
    ブドウ品種の個性を最⼤限に引き出すために開発したグラスを使⽤し、品種特性とグラス形状の関係性を体験する回。これまでの回で学んだ「形状」と「造り」の理解を⼟台に、より具体的な“ワインの個性表現”へと踏み込む。
  • 4回⽬:グラス選びに正解はないから楽しい
    最終回ではこれまでのロジックを総合的に体験する。ワインにとっての最適なグラス選びは、料理とのペアリングが加わることでさらに複雑で創造的なものになる。本講ではその“掛け算”の⾯⽩さを実践的に味わう。

■参加資格と募集要項

〈参加資格〉
『イタリア好き』定期購読会員:イタリアズッキーニパートナーズ(店舗会員)イタリアズッキーニクラブ(個⼈会員)の方で、Italesseのフィロソフィーを体感し、多くの方にその体験を伝えたいという熱い想いをお持ちの方。
〈募集要項〉
  • 開催日程:全4回(5/31、 8/30、 11/29、 2027/2/28)
  • 開催時間:18時~21時頃
  • 定員:8名/回
  • 参加費⽤:全4回 132,000円(税込)/ 1回単発参加費 35,200円(税込)
  • *1回での単発参加も可能ですが、年間契約者が優先となります。
  • 会場:Gastronomia HERITEGE Yokohama(最寄駅:横浜駅)
    シェフが目の前で腕を振舞う完全予約制の特別Room「Chefʼs table Mamorudini」にて
    https://www.gastronomiaheritage.jp/
プログラム体験会場となる特別Room「Mamorudini」

■充実した提供内容

五感をフルに活用するプログラム内容に、参加者だけの特典としてイタレッセのワイングラスもお付けします。
  • ソムリエの永瀬氏によるテーマに合わせた解説
  • 佐藤シェフによるぺアリング料理
    お料理は、突き出し、前菜(温、冷)2種 、パスタ2種、メイン、ドルチェを予定
  • 毎回3種類のグラスを用いて、5種類のワインを味わう
  • 特典1:各回、プログラムで使用するitalesseのワイングラスの中から1脚をプレゼント
  • 特典2:italesse ONLINE storeで使える30%OFF割引クーポンを発行(全商品対象・購入金額上限設定なし ※セミナー開催日から10日間限定)

ステムグラスコレクションとは?
\品種別グラスから感覚特性に基づく選択へ/

イタレッセ、挑戦と革新

「italesse」は1979年イタリア北部・トリエステで誕生したワイングラスメーカー。現オーナーのマッシモ・パルドゥッチ氏は、五感に訴えかけるワインの力をあますところなく引き出し、飲む者を官能的な味わいの世界へと導くグラスを創り上げるプロジェクト「Senses」を立ち上げ、心血を注いできた。
「ブドウ品種が同じでもテロワールと醸造家のアプローチが違えば味わいは変わります。骨格や香り、アルコール度数までも!」

天然アロマと高相性のグラス形状を探す。
italesse現オーナーの、マッシモ・パルドゥッチ氏

「どの形状がどの官能的感覚を引き立てるかを熟知することが重要でした」と探求の日々を振り返り、アロマとグラスの形状との心地よい関係性を探し出した。
イタレッセのステムグラスシリーズは、品種ではなく感覚で選ぶという、新たなワイン体験を提案しています。

▼イタレッセ、挑戦と革新のワイングラスについてはこちら▼
イタレッセ、創造の軌跡から、価値の創出、挑戦と革新から作りだされた次世代の高性能ステムグラスについて紐解きます。
https://italiazuki.com/?p=69922

《 体験プログラムへ参加をおすすめする方 》

  • ワインが好きで、グラスにこだわりがある人。
  • ソムリエや、お店でサービスを提供しているプロフェッショナルな方
    -新店オープンを予定されている方
    -グラスの切り替えを予定されている方
  • ワインやグラスの取り扱い販売されている方
  • 一般の方で、普段ワインを飲まれるときに、グラスにこだわりがある人。

■ワインの味覚体験プログラムお申込み

現在は、3回目以降~の単発でのお申込みの方はのみ受付中です。ご希望日をお申込みください。
単発
(2026/8/30の回)
35,200円(税込)
満席
単発
(2026/11/29の回)
35,200円(税込)
単発
(2027/2/28の回)
35,200円(税込)

ご不明な点がありましたら、遠慮なくお問合せください。
https://shop.italiazuki.com/inquiry_input.php

話題のイタリア料理人を訪ねて 3 Trattoria Gatto Nero 稲田哲也さん presents by 亀屋食品株式会社

イタリア料理業界で活躍する話題の料理人の半生と、思い入れの深い一皿にまつわるストーリーをご紹介します。今回は東京都文京区にあるTrattoria Gatto Neroのオーナーシェフ稲田哲也さん(48)にお話を伺いました。

シチリアに魅せられて

「シチリアに着いた瞬間、自分の求めていたイタリアがここにあると感じたんです」
ピエモンテで料理修業をしていた稲田さんは、隣町の日本人仲間に誘われて、休みを使って初めてシチリアを訪れた。カラッとした空気、底抜けに明るい人々、そして料理のおいしさ。そのすべてに衝撃を受けた。
▲稲田さんは日本でさまざまな業態のイタリア料理店で働いた後、28歳でイタリアへ。ピエモンテ州ノヴァラ、ウンブリア州ペルージャ、シチリア州各地で修業を重ねてきた。店名をGatto Nero(=黒猫)としたのは、猫をこよなく愛しているから。
このとき出会ったのが、稲田さんが「イタリアのパパ」と慕う料理人ベッペ・フォンタナ(愛称ベッぺさん)だ。地元の食材を生かし、メインの素材をどれだけおいしくできるかを追求したベッぺさんの料理に感動し、シチリア料理をやろうと決意。本土での修業を終え、再びシチリアにやって来てからは、ことあるごとにベッぺさんを訪ね、さまざまな料理を教えてもらった。今回の料理もそのうちの一つだ。
約4年間のシチリア滞在中には珍しい経験もたくさんした。奉仕活動をしながら教会に住み込んだり、和食店で寿司を握るのを条件にシチリア料理を教えてもらったりしたこともあった。
「言葉が分からず苦労もしましたが、毎日新しいことを学んで自分が更新されていくのがとにかくおもしろかったです」
パレルモ、リカータで働き、最後はシラクーサの店でシェフを務めるまでになった。
▲店の壁には住み込みをしたパレルモのサン・ジュゼッペ教会など思い出の地の写真が飾られている。
帰国後は、シチリア料理を軸にこれまでの経験を100%生かすため、WSAイタリアワインソムリエを習得するなど準備を重ね、2023年ついに自分の店をオープンした。
「シチリアが大好きでどっぷりだったから、自分の好きなシチリア料理の世界でやりたくて。それに付き合ってくれるお客さんがいることが、本当にありがたいです」
店には近隣住民、シチリア好きの人、来日したシチリアの人々が日々集う。
▲人気メニュー「ブジアーテ 赤海老のトラパニソース」。赤海老の濃厚な風味が衝撃的な、豪勢な一皿。
「将来的には店舗展開もしてみたいです。シチリア料理って、すごくおいしいんだ!ってことを、これからもたくさんの人に伝えていきたいですね」目指すは〝シチリアの食の親善大使〟だ。

〈レシピ〉

ピスタチオをつけた豚のアルフォルノ モディカチョコのソース
ピスタチオの彩りと食感、贅沢に香るチョコソースのコク、豚肉のしっとりジューシーな肉感が唯一無二の味わいを生み出している。ネーロ・ダーヴォラとフラッパートの樽熟ワインと共に堪能したい。

材料
〈肉とピスタチオ&付け合わせ 1人分〉
豚肩ロース 200g
ピスタチオ 40g
ジャガイモ 1個
卵 1個
小麦粉 適量
塩 少々
自家製マリネ塩(刻んだケッパー、クローブ、ジュニパーなどと、塩、グラニュー糖を混ぜたもの) 適量

〈チョコソース 4人分〉
モディカチョコ 100g
フォンドヴォー 250g
ハチミツ 15g
アンチョビ 少々
バター 適量

豚方ロースの下ごしらえ(3〜5日ほど前)
1)豚肩ロースに、秘伝の自家製マリネ塩をたっぷりまぶす。
2)ラップをせず冷蔵庫内の風に当てて3〜5日間寝かせる。
3)3〜5日間寝かせた後、水洗いをして低温調理(真空してから湯煎)する。
4)使用するまで冷蔵庫で保存しておく。
※真空調理後5日間以内に使用すること。

チョコレートソース
1)アンチョビを骨ごとフードプロセッサーで回してペースト状にする。
2)1とバター以外の材料を鍋に入れて焦げ付かないよう注意しながら火にかけて混ぜ合わせる。

付け合わせの下ごしらえ
ジャガイモを丸ごと下茹でしておく。

作り方
1)ピスタチオをハンドチョッパーで細かく砕く。
2)真空パックから取り出した豚肩ロースに、小麦粉、溶いた卵を付け、さらに1をまぶす。
3)2をオーブンで180度で7分ほどグリルする。
4)その間に、付け合わせのジャガイモを食べやすい大きさにカットし、素揚げする。
5)2が焼き上がったらオーブンから取り出し、両端を切り落として約2cm幅にカットする。
6)チョコレートソースを再度温め、薄く切ったバターを入れて風味付けする。
7)皿に豚肩ロース、ジャガイモを載せ、その上からチョコレートソース、エキストラ・ヴァージン・オリーヴオイル(分量外)を回し掛けて完成!
ポイント
豚肩ロースは低温調理をしておくことで、しっとりとしたジューシーな肉感に。温かいうちにチョコレートソースの豊かな香りを楽しみながら召し上がれ!

Trattoria Gatto Nero
東京都文京区千石4-25-2 蔵とまきの郷
https://www.instagram.com/trattoria_gattonero_/
閑静な住宅街にある隠れ家のようなシチリア料理店。シチリア産食材をふんだんに使った料理と、常時100本をそろえるシチリアワインを楽しめる。イタリア本国と同様のサービスと料理を提供するMOI認定店*にも選ばれている。
*Marchio di Ospitalità Italiana(イタリアホスピタリティー国際認証マーク)

文:宮丸明香 写真:遠藤素子

【飲食店様向け】イタリア食材をお探しの方はこちらからご購入いただけます。

▼これまでの連載記事▼

◾️新時代のシェフを訪ねて1 VIA DEI PEPI岡本紘明さん
https://italiazuki.com/?p=59200

◾️新時代のシェフを訪ねて2 ITALIAN GARAGE村田友哉さん
https://italiazuki.com/?p=60371

◾️新時代のシェフを訪ねて3 PIZZERIA Kiraku 川村修也さん
https://italiazuki.com/?p=61568

◾️新時代のシェフを訪ねて4 Antica Pizzeria L’ASINELLO 大削恭介さん
https://italiazuki.com/?p=63295

◾️新時代のシェフを訪ねて5 LE VERDURE 守本直樹さん
https://italiazuki.com/?p=64548

◾️新時代のシェフを訪ねて6 PIZZERIA E TRATTORIA SOLO NOI sul nuje 名取洸二郎さん&西山亮介さん
https://italiazuki.com/?p=65275

◾️新時代のシェフを訪ねて7 ENO si MARE 小林一貴さん
https://italiazuki.com/?p=66261

◾️新時代のシェフを訪ねて8 Pizzeria Trattoria LEON 辻佳久さん
https://italiazuki.com/?p=67161

◾️話題のイタリア料理人を訪ねて1 SEADAS FLoWER CAFFÈ 花澤豊良さん
https://italiazuki.com/?p=68365

◾️話題のイタリア料理人を訪ねて 2 punteggiatura 曽田一誠さん
https://italiazuki.com/?p=69310

【3組6名様に映画鑑賞券プレゼント】『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』6/19(金)より全国順次公開

第70回ダヴィド・ディ・ドナテッロ賞の観客賞*を受賞した話題作 「Diamanti (原題)」が、『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』の邦題で、2026年6月19日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開となります。今回は、全国の主要映画館でご使用いただけるこの映画鑑賞券(ムビチケオンライン券)を3組6名様にプレゼントします!
*2024年3月から2025年2月末までに、最も多くの観客動員数を記録したイタリア映画に授与される賞)

『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』映画鑑賞券プレゼント(3組6名様)

美しき衣装工房を舞台にしたお針子たちの人生賛歌
人生のほころびを繕って、幾度もやり直す
【公式サイト】
https://child-film.com/films/diamanti
上映:6月19日(金)より
新宿ピカデリーほか全国公開。
■プレゼント応募概要■
鑑賞券:『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』ムビチケオンライン券 3組6名様
※ムビチケオンライン券は、ペーパーレスなデジタル映画鑑賞券です。
▼ご利用いただける劇場など、詳しくはこちらから
https://theaters.jp/32020
応募期間:~6月14日(日)まで

▼応募はこちらから
応募は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
※当選者の方へは、6月17日(水)までにイタリア好き委員会よりムビチケ前売券をメールにてお送りいたします。
※「事前にインターネットで座席指定」または 「ご鑑賞当日に映画館で座席指定」の2通りの方法でご入場いただけます。映画館によりご利用方法が異なりますのでご注意ください。

■作品紹介

人生をあきらめない主人公たちに共感し、イタリア国内で220万人動員の大ヒット!

1970年代のローマ、姉妹が営む衣装工房。豪華で美しい衣装制作の裏側にはそれぞれに事情を抱えるお針子たちの人生の物語があった――。困難を乗り越え幸せを掴んでいく女性たちを愛情深くユーモラスに描き出し、イタリア国内で批評家と観客の高い支持を得た本作が、ついに日本公開。観客は登場人物たちに自分を重ね、笑い涙しながら、やさしく抱きしめられたような心地よさに包まれる。
© 2024 Greenboo Production – Faros Film – Vision Distribution

“ダイヤモンド”の輝きをもつ女性たち

物語の原点は『カプチーノはお熱いうちに』や『あしたのパスタはアルデンテ』で知られるフェルザン・オズぺテク監督が、助監督だった時代の記憶。ルキノ・ビスコンティ監督の『山猫』などの衣装を手がけ、アカデミー賞受賞の17作品に携わったローマの老舗衣装工房で出会った著名なデザイナーや俳優たちとの思い出だ。監督はそこで働く女性たちの勤勉さや知恵、美への献身を目の当たりにし、「あらゆる困難に耐えうる抵抗力を持つ女性は、何ものにも負けず輝き続けるダイヤモンドのような存在だ」と感じたと語る。

ものづくり、手仕事の強み。映画の黄金時代を支えた職人たちへのオマージュ

本作の衣装を担当したのは、2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックの閉会式の衣装を手がけた新進気鋭の衣装デザイナーのステファノ・チャミッティ。映画の終盤に圧倒的な存在感をみせるドレスは、2025年大阪・関西万博のイタリア館でも展示され注目された。他にも当時のイヴ・サンローラン、エマニュエル・ウンガロ、ピエール・カルダンなどのハイファッションや、本作のために特別に制作された数々のワードローブが登場し、工房の豪華な舞台衣装と同時にお針子たちの70年代イタリアの洗練された日常ファッションも楽しめる。
監督の特別な想いから、実際に撮影当時に着用された『山猫』のクラウディア・カルディナーレの白いドレス、『ルートヴィヒ』のロミー・シュナイダーの衣装、フェデリコ・フェリーニ監督『カサノヴァ』の衣装が劇中に登場しているのも見どころのひとつ。当時のスタイルや豊かな伝統、さらに卓越した職人技にオマージュを捧げている。

STORY

1970年代のローマ、姉妹が経営する衣装工房では、お針子たちが忙しく立ち働いている。シングルマザーの帽子担当パオリーナ、夫の暴力に怯えるお針子ニコレッタ——— 豪華で美しい衣装制作の裏側にそれぞれに事情を抱えていた。ある日、世界的な衣装デザイナーが新作の依頼で工房に現れる。その高い要求に応えるため、見たこともないような至高の一着を作ろうと彼女たちは奮闘するが……。

■試写レヴュー

それぞれの「事情」と「美」への情熱が織りなす絆の物語に、敬意と愛おしさが湧いてくる。

まず目を奪われるのはエンターテインメントの「美」を支える衣装工房の華やかさと、それに劣らぬ個性を携えた女性たちの存在感。ストーリーが展開するにつれ、さまざまな事情を抱えながらも、仕事に奮闘する女性たちの姿と、現代の「働く女性」である自分自身を、重ねずにはいられなくなります。特に工房の共同経営者である姉妹の心の揺れ動きには、思わず胸がキューッとなりました。仲間と共に「美」へ情熱を注ぎ、自身の人生も前向きでありたいと願う女性たちの息づかいが、大きな躍動感となって伝わってくる、愛のエネルギーに満ちた作品でした!(編集部:宮丸)


『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』

監督:フェルザン・オズペテク
原案:フェルザン・オズペテク/カルロッタ・コッラーディ
脚本:フェルザン・オズペテク/カルロッタ・コッラーディ/エリーザ・カッセリ 
音楽:ジュリアーノ・タヴィアーニ/カルメロ・トラヴィア 衣装:ステファノ・チャミッティ
出演:ルイーザ・ラニエリ/ジャスミン・トリンカ/ステファノ・アコルシ 
2024年|イタリア|原題:Diamanti |135分|シネスコ|日本語字幕:杉本あり
後援:イタリア大使館 特別協力:イタリア文化会館
提供:チャイルド・フィルム/オンリー・ハーツ
配給:チャイルド・フィルム
© 2024 Greenboo Production – Faros Film – Vision Distribution https://child-film.com/films/diamanti
6月19日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。

▼『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』映画鑑賞券プレゼント 応募はこちらから
応募は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
応募期間:~6月14日(日)まで
※当選者の方へは、6月17日(水)までにイタリア好き委員会よりムビチケ前売券をメールにてお送りいたします。
※「事前にインターネットで座席指定」または 「ご鑑賞当日に映画館で座席指定」の2通りの方法でご入場いただけます。映画館によりご利用方法が異なりますのでご注意ください。

シチリア 炭火と肉、そしてワイン

vol.652026/5/1
年間定期購読 3,520 円
カートに入れる

火山と大地が育む「肉とワイン」の文化

地中海最大の島、シチリア。
その魅力は、単なる「南イタリアの一地方」という枠には収まらない。
火山、海、異文化の交差、そして土地に根差した食文化——。
どこまでも多層的で、神秘に包まれたシチリアを、vol.65,vol.66の2号連続で特集。
今号では主にエトナ山を擁する東シチリア − 火山と大地が育む「肉とワイン」の文化。

雑誌『 イタリア好き 』 とは

観光情報誌とは違う、
イタリア人の日常、素顔を感じられる雑誌。
毎号、各州や一つのテーマにフォーカスし、そこに暮らす人々と食を通して、知られざる魅力を紹介。おいしさの中から見えてくるのは、自分らしく人生楽しく、生きる姿かもしれません。

【最新号の見どころ】

カターニア、シラクーサ、モディカ、ラグーサといったエリアを巡り、生産者を取材。「肉を食べる」という行為が地域文化とどう結びついているのかを探ります。またエトナ山東側地域に根付くワインに焦点を当て、その伝統と地域性がもたらす個性を改めて紐解きます。

ブランド豚・牛・馬の生産者取材:ネブロディの黒豚編
かつて消滅しかけた黒豚を守り続けた一家。今は3代目が、家族と一緒に働ける幸せを感じながら引継いている。愛情たっぷりの家族が営むレストランも素晴らしい。

ブランド豚・牛・馬の生産者取材:モディカ牛編
育った町の個有種である「モディカ牛を育てたい!」という夢を向き合いながら、伝統を守る、その姿に強さを感じる。

精肉店やマチェッレリアの現場
変貌する街で、地元民のために精肉店を続けていくことに価値がある。

シチリア各地の肉系ストリートフードを食べ歩き。
シチリア食べ歩き編として、シチリア各地で食べられているヴァリエーション豊かな肉料理をご紹介!

土地に根差したワインやマンマのレシピは必見
エトナのワイン、エトナの泡とおいしい料理。さらに、料理好きの姉と弟が作る彩豊かなレシピも必見。

その他の特集や連載
  • マンマのレシピ シチリア州 シラクーサ
    サルシッチャのオレンジ煮/味付けモリーカとリコッタのパスタ
  • フォト通信 シチリアで食べた肉料理
  • イタリア好き通信 ヨーグルテリアに行ってみよう
  • Ciao!ズッキーニパートナーズ(配布店):シェフのスペシャリテ シチリアの肉料理
  • Back Number/編集後記
  • イタリアズッキーニパートナーズ(配布店)リスト

  • 連載 クオーコ・ジャポネーゼ 15
    味の美意識 井川直子
  • 連載 紐解きのマヨリカ焼き 15
    シチリアの顔鉢 池田由美子
  • 連載 イタリアでトレイルを走る 第15回
    トルデジアンと食事 原誠一郎
  • 連載 矢野航の今日は何をおススメしましょうvol.24
    「骨太」カリッカンテにくびったけ!
  • 連載 ピノッキオと巡るイタリアお菓子の旅物語 vol.14
    中身が気になる?世にも不思議なムパナティッギ 岩本彬
など。

定期購読いただくと!

イタリア郷土料理 オリジナルショッピングバック(ナイロン製)をもれなくプレゼント!(再継続の方除く)

  • 1年間(4回発行)3,520円(税込)
  • 送料無料

定期購読いただくと!

『イタリア好き』オリジナルのショッピングバックプレゼント!
※ナイロン製(再継続除く)

  • 1年間(4回発行)3,520円(税込)
  • 送料無料

『イタリア好き』バックナンバー

『イタリア好き』バックナンバーは単品でご購入いただけます。
*バックナンバー 1冊660円(税込)~(特集号により価格が異なります。)



【4/29~5/6開催!日本橋三越本店イタリア展】Piazza Italiazukiでイタリア気分を楽しもう!<集まれ!イタリア好き>


会場に一歩足を踏み入れれば、そこはもう小さなイタリア!
今回の「ピアッツァイタリア好き」では、茨城県石岡市の「フォルノ・ア・レーニャ・パネッツァ」より、薪窯で焼き上げるジェンツァーノ伝統のイタリアパンが登場します。イタリアの伝統製法を大切にしたパンは、ほんのりとした酸味と、噛むほどに広がる小麦の旨みが魅力。
カフェでは、エスプレッソをはじめ、イタリアのバールで日常的に親しまれているドリンクをご用意します。
その場でスライスした生ハムを挟んだパニーニも、ぜひお見逃しなく。

【ピアッツァ・イタリア好き】

▲イタリア展会場MAP
会場:日本橋三越本店 本館7階
開催日時:2026年4月29日(水)~5月6日(水・振替休日) 10:00~19:00(最終日18時)
※4月29日(水)はエムアイカード プラス会員さま 特別ご招待日
参加店:薪窯パンのForno a legna Panezza(フォルノ・ア・レーニャ・パネッツァ)/Caffe Baico(カッフェビアンコ)/イタリア好き委員会
▼イタリア展 日本橋三越本店 2026
https://www.mistore.jp/shopping/event/nihombashi_e/italia_50

【1】薪窯(まきがま)で焼くイタリアパンを味わいたい

■「パネッツァ」薪窯パンとは
Forno a legna Panezzaのオーナーでパン焼き職人の角谷さんは、ローマのジェンツァーノで、小麦粉、水、天然酵母、塩だけでつくる伝統的なパン製法を学び、帰国後に茨城県の筑波山のふもとに薪窯を造り、日々自然と向き合いながらイタリアらしいパンを焼いています。
Panne di Rustico(ふすまパン)
ローマ郊外に位置するパンの街ジェンツァーノで日常的に食べられているパン。表面に“ふすま”がまぶしてあるのが特徴です。「パネッツァ」のシンボル的パン。
薪窯パンは、よく乾燥した薪を燃やし、300度まで窯を温めて焼き上げます。そうすることで小麦本来の味わいを引き出し、表面はカリッ、中はモチッとした食べ応えのあるパンが出来上がります。ほんとうにおいしいんです。
こだわりの薪窯
オリーヴオイルとの相性も抜群
<薪窯パンの種類>
ふすまパン、全粒粉100%パン、古代小麦(シチリア産)パン、イチジク・クルミパン、ドライトマト・オレガノパン、オリーヴ・ケッパーパン、フォカッチャ(プレーン)など。
※各日正午ごろ入荷予定。交通事情により入荷時間の前後、もしくは入荷が中止となる可能性がございます。予めご了承ください。

その場でスライスした生ハムを挟んだ、シンプル・イズ・ベストなパニーニもぜひ味わって!
Piazza Italiazukiでは、フォカッチャに生ハムを挟んた、まさにイタリアで食べるパニーニの味を再現。さらには生ハムとお好きなパンをセットにしたメニューもご提供します。
表面はカリッ、中はモチッ
数量限定 生ハムのパニーニ!

【2】バールでカフェやワイン、切りたて生ハムも味わいたい!

イタリアになくてはならないバール。今回は滋賀県彦根市の「Caffè Bianco」を営むバリスタ天野さんが、こだわりのカフェを入れてくれますよ。さらに、ワインやビール、スピリッツに、その場で切り立ての生ハムも注目です!


<メニュー>
エスプレッソ、カプチーノ、ブラッドオレンジ、ワイン各種(赤・白・泡)、イタリアのビールに、昨年も大人気だったCynarのスプリッツもお出しします。

バリスタの天野さん
滋賀県彦根市にある店舗
バリスタの天野さんが営むCaffè Bianco(カッフェ・ビアンコ)は、滋賀県彦根市にあります。ドアを開けると、まるでイタリアのバールに来たよう。イタリアのように地域の人たちが集まるバールとして、愛されています。
https://www.instagram.com/caffebiancodal2020/

【3】Piazza Italiazukiを盛り上げる注目の仲間たち!


新感覚!食事系マリトッツォ
低温で火入れした仔牛肉を薄くスライスし、ツナ・ケッパーなどでつくったクリーミーなトンナートソースをたっぷりのせたピエモンテ州の伝統料理を挟みました(左)。ひよこ豆のフリットとじゃがいものコロッケをはさみ、スパイスと酸味が利いたハリッサソースを合わせたひと品。仙北氏がシチリアで学んだ味を閉じ込めたオリジナルのマリトッツォです。(右)。
マリトッツォは其々・各日40点限り
左から本山コラード武氏・仙北 雄太氏
(提供:<ダ・バッボ・レナート>×<カンパーリ>)

イタリアの伝統料理をモダンにアレンジ
手作りイタリアンブレッドに自家製ローストポーク、トマト、ルッコラ、オリーブオイルをサンドしたパニーニです。

パニーノ ポルケッタ 各日60点限り
(提供:<カフェパスクッチ>)

イタリアのストリートフードを街歩き気分で
イタリアの港町や街角のスタンドで親しまれているストリートフードを再現。Fritto misto di mare(南イタリア風魚介類のフリットミスト) は、フリエン油(ローズマリーを配合したひまわりオイル)で、新鮮な魚介の旨みを閉じ込め、外は軽やかに、中は驚くほどジューシー。熱々のうちに、レモンを軽く絞ってお召しあがりください。
Fritto misto di mare
総料理長 佐野 陽規氏
(提供:<ナプレ>)

【4】イタリアの音楽を楽しみたい

アコーディオン奏者の大塚雄一さんが、今年もイタリア音楽の演奏と歌で盛り上げてくれます。『ピアッツァイタリア好き』の空間が一気にイタリアに。集まれイタリア好き!

<演奏日時>
4/29、5/1~3と演奏が聴けます。詳しい時間が気になる方は、イタリア好き委員会へお問合せください。

■唄うアコーディオニスト大塚雄一さん
アコーディオン奏者の大塚雄一さん[/caption]アコーディオニストの大塚さんは日本では珍しいボタンアコーディオン奏者。ボタンアコーディオンの独特なデザインと音色に強く惹かれ楽器を手にする。1996年、第8回全日本アコーディオンコンテスト(大阪大会)にて朝日放送賞を受賞。2018年より八ヶ岳を中心とした ”森の音楽会” 主催。同時に”アコーディオンサロン”を主催。

▼2024年9月に新宿伊勢丹 イタリア展での演奏の様子

イタリアのグラスで楽しむイタリアワイン 〜イタレッセ味覚体験 企画の背景 & 3種のグラスでサンジョヴェーゼ飲み比べ♪

グラスとワイン。その関係は知るほどにおもしろくなる。

「イタリアのグラスと料理で紐解くワインの味覚体験」の企画に先立ってソムリエ永瀬喜洋さんとのインスタライブを開催しました。今回はそのハイライト版として2つのトピックをお届けします。

【1】今回なぜイタリアの代表的なグラスメーカー「イタレッセ」を軸とした「ワインとグラス」にまつわる企画を立ち上げるに至ったのか?

【2】3種類のグラスを用いた飲み比べ。「グラスの形状によって、ワインの味わいはどう変化するのか?」


【1】「イタリアのグラスと料理で紐解くワインの味覚体験」立ち上げの背景



ーーイタレッセの革新的グラスはおもしろい。その思いをソムリエ永瀬さんとヘリテージの佐藤シェフと実現。

編集長 松本:
最新号vol.64で、イタレッセで現在代表をしているマッシモ・バルドゥッチさんに取材をしました。彼は父親から引き継いだイタレッセというブランドをどのように昇華させるか、ブランドの基礎を踏まえつつ、大胆に革新していて。お、これはおもしろいなと思って、その魅力を伝えられるような企画をしたいと思っていたんですね。
そんな時にたまたま永瀬さんと話をたら「実は僕もイタレッセのグラスすごい気になってたんですよ」っていうんです。
そこから食事を兼ねた企画をやりたいとなって。ガストロノミアヘリテージヨコハマの佐藤護シェフに相談しに行ったら、「僕もね、そういうことをやりたいと思ってたんですよ」って言うんです(笑)
佐藤シェフとしては「自分がある程度いい年になって、後進たちにいろんなことを伝えていくための機会を作りたいと考えてたんだ」って言うんですね。
お互いのやってみたいことの点と点が合わさって、ぜひ一緒にやってみましょう!となったのが、今回の企画「イタリアのグラスと料理で紐解くワインの味覚体験」です。

ーーイタリアワインの品種に特化したグラスを作り始めたイタレッセがおもしろい!

永瀬さん:
イタレッセってもともとカジュアルな印象のイメージがあったと思うんですけど、私たちは“イタリア好き”なので、ちょっとひいきに見てたブランドではありました。
今、ブランドとして何が変わったかというと、イタレッセではイタリアの品種に特化したグラスを作り始めています。ファランギーナやベルメンティーノ、ネッビオーロやブルネッロの専用グラスなど、かなり攻めてます。世界には色々なグラスメーカーがありますが、これはイタリアのグラスメーカーだからこそやれること。そんなブランドのおもしろさを、まずイタリア好きの皆様に紹介したいと思ったわけです。

ーー佐藤シェフのグラスの価値観も変わるほど。

編集長 松本:
佐藤シェフも、永瀬さんに説明してもらいながらイタレッセのグラスでワインを飲んだら、「すみません。僕あの今までの考え間違いました」とおっしゃっていましたね。それくらいグラスに対する価値観が変わります。
今回の企画では、講義というより、ヘリテージヨコハマの素晴らしいレストランで開催することで、実際にイタリア料理を食べて、イタリアワインを飲みながら、グラスの話も聞いて、料理やワイン、ペアリングの話も聞いて、さらにはグラスのお土産も持って帰れるというものになっています。これはかなり貴重な体験になると思いますよ。

【2】グラス選びに正解はないけど、違いが分かるとおもしろい!



ーー3つのグラスでキャンティを飲み比べると味わいはどう変わる?

永瀬さん:
今回飲み比べで使うのは、「メリーニ」という生産者の「リリウム ロッソ ディ トスカーナ ゴヴェルノ」です。サンジョヴェーゼで造られるキャンティはイタリアワインの入門で触れるワインですよね。このワインは一部陰干ししたブドを使っていて典型的なトスカーナのワインともいえます。
現地トスカーナで普通に飲まれているおいしいワインを 3つのグラスで飲み比べるとどう変わるのかというのをやってみたいと思います。


ーー1つ選ぶなら赤も白も泡にも万能なこのグラス。実際に飲んでみると?

永瀬さん:
まずはこのグラスから。家庭にまず置くのであればこのグラスがベストです。このグラスは泡も、白も、赤も使えるからです。
なぜかというと、グラスの一番幅の広い部分が真ん中の位置にありますよね。ここに華やかさや香り、味わいのバランスが集まります。
ご存知の通り、サンジョヴェーゼはある程度酸の高い品種ですが、そこにタンニン、果実味も一緒に集まってくるので、全体がまとまった状態になるんです。
実際に飲んでみて感じるのは、涼やかさや酸、ハーブのニュアンス、プラムみたいな香り。果実味よりも酸や香りの方がより早く来る。多分このワインをバランスよく飲みやすく飲めるのはこのグラスだと思います。

編集長 松本:
すごくまとまりがあって、飲みやすい感じがします。


ーー最近レストランでもよく使われるグラス。ワインの重み、酸味、果実味がダイレクトに感じられるタイプ。

永瀬さん:
二つ目は下の部分が平らで台形に近いグラスですね。これから日本に入荷されるイタレッセのブルネッログラスっていうのも、この形に近いです。
今回のワイン自体はIGPのそんなに高価なワインではありませんが、単純にブルネッロと同じサンジョヴェーゼのワインであるとして、このグラスで飲むと、ワインの重たさやストラクチャーが感じられると思います。ちょっとオレンジの果実に似たような重たさや、熟成感とかも、グラスの下の方にどっしりとある感じですね。酸もダイレクトに入ってくるけど、逆に果実味は遅れて感じられます。そしてフローラルさや若々しさは消えます。
その果実感とかストラクチャーの複雑味を、ところてんの「天突き器」みたいに後ろからドーンと押し出すような感じです。
この形のグラスが最近レストランでよく使われているのは、オレンジワインやナチュールなど旨味複雑味を出したいワインが好まれる傾向にあるから。逆に言うと、それ以外の香りなどの要素はあまり前面に出さない、という感じです。

編集長 松本:
なるほど、確かに。このグラスには、重いワインがより合う感じがしますね。

永瀬さん:
このグラスを使うと、個人的にはサンジョヴェーゼらしさを感じられると思います。でも初めのグラスの方が、このワインの可愛らしさ、香りの複雑味とかが出てるんで、おもしろいかなと。


ーー最後は永瀬さんがイタレッセのグラスで一番感動したグラス。サンジョヴェーゼの本来持っている個性をすべて感じられる!

永瀬さん:
最後に試すのはネッビオーロ用のグラス「T-made75」です。これが今回イタレッセの「Leggerissimi」の中で一番感動したグラスです。サンジョヴェーゼとネッビオーロは品種の個性が似ていますが、先ほどの台形型がドンとダイレクトにきたのに対し、こちらはこのカーブのところで一度ギュッと固めてから出てくる。酸とタンニンの本当に綺麗なところだけをまとめて出している感じです。
すみれのチャーミングなニュアンス、酸とタンニンというサンジョヴェーゼの本来持ってる個性を全部感じることができるんです。これは本当においしく飲めますよね。
サンジョヴェーゼには果実味もあるけど、そこはちょっと閉めておいて、酸ときめ細やかなタンニンを出すことに振り切っていて、柔らかく丸い形にまとめて出していますね。

永瀬さん:
まとまりがあるのは初めのグラスもそうでしたが、こちらの方がよりまろやかに感じられます。全く違いますね。

グラス×ワイン×料理のミックスを、楽しく体感してもらいたい

まさにいつもの「集まれ! イタリア好き」がパワーアップした会。イタリア料理を食べて、イタリアワインを飲みながら、グラスの話も聞いて、料理やワイン、ペアリングの話も聞いて、さらにはグラスのお土産も持って帰れちゃう♪


ーーグラスにまつわる基本から、その先にある自由度を目指して。

永瀬さん:
今回5月からスタートするプログラム「イタリアのグラスと料理で紐解くワインの味覚体験」では、第3回までにグラスにまつわる基本を知ってもらい、4回目にはその先にある自由度を目指します。
グラスとワインのペアリングだけ考えるならこの組み合わせだけど、この料理に合わせるのであればこの組み合わせがいいよね、といったことも、料理を作るシェフと、食べ手がお互いに話を聞きながら考えるということをしていきます。

ーー頭で考えず感覚として感じることを大切に、おもしろがってほしい。

編集長 松本:
今までにない組み合わせの体験だと思います。単にグラスとワインに関する知識を深めるだけでなく、食事と共に体感することで、感覚としてわかることが大事だし、それがおもしろいだろうなと思います。

プログラムは各回8名様限定、全部で4回の開催です。理解を深めていただくために毎回ご参加いただける方優先ではありますが、ご興味のある講義テーマやご予定に応じて、単発でのお申込み予約も可能です!

永瀬さんと一緒にこんな奥深い体験をしてみたいという方は、ぜひご参加いただき、楽しくおいしく学んでいただければと思います!

イタレッセのグラスと料理で紐解く、
ワインの味覚体験プログラム(全4回)開催決定!

五感が愉悦するステムグラスがもたらす官能的ワイン体験


グラスの違いが生み出す、ワインの新たな表情。その驚きを、単なるテイスティングにとどまらず、ソムリエの解説とシェフによる料理とのペアリングを通して紐解きます。
味覚の変化を体感し、自らの感性で理解する―― そんな特別な体験をお届けします。
ソムリエ
株式会社クアトロヴィーニ
代表取締役永瀬喜洋
シェフ
ガストロノミアヘリテージヨコハマ
オーナーシェフ佐藤 護
▼本プログラムの詳細・参加申し込みはこちら▼
https://italiazuki.com/?p=69831