プロセッコDOCと映画が出会う場所
映画が映像を通して物語や感情、文化を伝えるように、プロセッコDOCもまた、その一杯を通して、土地の風景や伝統、生産者の仕事、そしてそこに暮らす人々の営みを伝えています。
プロセッコDOC保護協会は、長年にわたりスパークリングワインの世界と芸術との交流を進めてきました。なかでも映画は、プロセッコDOCが生まれる土地の文化や風景を伝えるための大切な表現手段のひとつです。その代表的な取り組みが、今年で9年目を迎える「Cinema in Cantina(チネマ・イン・カンティーナ)」です。
舞台となるのは、イタリア北東部、ヴェネト州とフリウリ゠ヴェネツィア・ジュリア州に広がるプロセッコDOCの生産地域。「Cantina(カンティーナ)」とは、イタリア語でワインの醸造所やワイナリーを意味します。その名の通り「Cinema in Cantina」は、ワインが生まれる場所そのものを映画館へと変えるユニークなプロジェクトです。

「Cinema in Cantina」は、イタリア・シチリア島のパレルモで2006年に始まった国際ドキュメンタリー映画祭「Sole Luna Doc Film Festival」が企画・制作し、プロセッコDOC保護協会がプロモートするプロジェクトです。現在は、映画・ドキュメンタリー制作を手がける「Ginko Film」も協力しています。
「Sole Luna Doc Film Festival」は、世界各地のドキュメンタリー作品を通じて、異なる文化や人々をつなぎ、環境や社会など現代を取り巻くさまざまなテーマを伝えてきた映画祭。その「映画を通して人や文化、土地を知る」という考え方を、プロセッコDOCのワイン産地で展開しているのが「Cinema in Cantina」です。

目指しているのは、映画、土地、ワイン文化の間に新しい対話を生み出すこと。プロセッコDOCを単にワインとして紹介するだけではなく、その背景にある人々や伝統、文化も伝えていきます。一夜の間、ワイナリーは屋外映画館へと姿を変えます。
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ワイナリーという特別な場所で映画を観て、プロセッコDOCを味わい、上映後には作品について語り合う。一つの物語、一杯のワイン、そして一つの場所を囲んで人々が集う――そこに「Cinema in Cantina」らしさがあります。
これまでに上映された作品は35本、招かれたゲストは映画監督、脚本家など60人以上。
上映作品には、ヴィム・ヴェンダース監督の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』や『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』、2022年ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したカルラ・シモン監督の『アルカラス』、ルカ・グァダニーノ監督、ゼンデイヤ主演の『チャレンジャーズ』など、国際的に知られる作品も含まれています。
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ブドウ畑を歩き、ワインを味わい、映画を観る。
「Cinema in Cantina」は、プロセッコDOCというワインだけではなく、その一杯の向こう側に広がる土地と文化に触れることのできる、特別なプロジェクトなのです。
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\日本からの旅行者も参加できます/
「Cinema in Cantina」は一般に開かれたイベントで、参加は無料です。事前予約が必要で、各イベントの案内に記載されているメールアドレスまたは電話番号から申し込むことができます。日本からの旅行者を含め、外国人も参加できます。 プロセッコDOCの生産地域を旅行する時期と開催日が重なれば、ワイナリーを訪れ、このユニークな映画体験を楽しむことができます。上映言語は作品によって異なり、イタリア語の作品のほか、外国語作品にイタリア語字幕が付く場合などもあります。参加の際には、上映作品と言語を事前に確認するとよいでしょう。
2026年の「Cinema in Cantina」は、3つのワイナリーを舞台に、9月から10月にかけて開催されています。2027年の開催については、現時点ではまだ正式に決定されていません。






















































