シチリアのワイナリー、ロッシェ・デッラ・サーラの魅力に迫る2

風が通り抜ける丘で生まれたさわやかな白ワイン

ロッケ・デッラ・サーラの畑に立つと、常に風を感じる。海までは約15キロ。目には見えないが、その風がミネラルを運び、ブドウに確かな個性を与えている。標高100〜350メートルに広がる丘陵地帯は、昼と夜の気温差が大きく、無農薬栽培に理想的な気候条件だ。
丘に広がるブドウ畑。春、菜の花が咲き、やがて土に還り、肥料となる。

グリッロの軽やかな酸が口の中に広がり、シチリアの風を感じるような白。ステンレスタンクで半年、瓶内で2〜3ヶ月熟成させる。

畑の土壌は、粘土・砂・石灰がバランスよく混ざり、水分を保ちつつも水はけがよい。畝の間にはあえて草を残し、春になると刈り取って土へ還す。自然界の循環を壊さず、植物や虫と共存しながら、健康でおいしいブドウを育てること。それが創業当初から変わらない、彼らの哲学だ。
生産担当のニコラさんは、「カンティーナでできることは限られている」と語る。だからこそ、最も力を注ぐのは畑。健やかなブドウがあれば、醸造で手を加え過ぎる必要はない。シンプルな造りだからこそ、原材料の質がそのまま味わいに表れる。

生産担当のニコラさん(写真右)、マーケティング担当のマリア・グラッツィアさんとご主人ノジュゼッペさん

グリッロは西シチリアを代表する品種で、フレッシュで軽やか、きれいに伸びる酸とミネラル感が心地よい。アペリティーヴォや夏のランチに最適で、レモンを搾った魚のグリルや、イカやエビのフリット、プリモサーレなどの軽めのチーズと相性がよい。
家族で食卓を囲み、自分たちのワインと料理を楽しむ。その何気ない時間こそが、彼らのワイン造りの原点だ。ブドウの個性をそのままボトルに詰め、世代を問わず気軽に楽しんでほしい。そんな想いが、彼らのワインには込められている。

グリッロの柑橘の花やハーブの香りが、近海のタコやエビなど海の幸のうま味を引き立てる。
vol.65掲載。
Text : Reiko Sato(Trapani)
Photo : Reni Fanara(Trapani)


▼Rocche Della Sala / グリッロ DOC シチリア オーガニック “GRI” 2024
“GRI”はそんなロッケ・デッラ・サラが造るグリッロらしい柑橘や白い花、ハーブの香りが爽やかに広がる辛口白ワイン。ミネラル感と塩味がきれいに調和し、魚介類との相性は抜群。冷やして飲むとキレと透明感が際立ち、地中海の風土を感じる1本。サステナブルな農法で栽培されたブドウを野生酵母で自然発酵しています。(Text:TAPS)
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▼Rocche Della Sala / ネロ ダヴォラ DOC シチリア オーガニック “NERO” 2023
“NERO”はロッケ・デッラ・サラがシチリアを代表する赤ワイン用葡萄であるネロ ダヴォラを使って造った、熟した果実とスパイスの香り、やわらかなタンニンが調和した1本。農薬・除草剤・化学肥料は一切使用せず、土地の個性を反映したナチュラルなワインが特徴です。(Text:TAPS)
▼本誌記事詳細はこちら(本誌vol.64掲載記事)
https://italiazuki.com/?p=69556
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『イタリア好き』にて連載されたおすすめワイン

■vol.1 品質だけを追求したこだわりの1本

世界の王たちも愛したバローロ「Passione di Re」

繊細でほどよいタンニンと、長く置けば置くほどコクが出る逸品。ちなみにこの名は、イタリア王室サヴォイア家が、晩餐会で外国の王たちに振舞っていたのがバローロだったことに由来。世界の王も愛したワインに思いを馳せながら、ガブリエレ氏がこだわりを尽くしたバローロを味わいたい。
▼本誌記事詳細はこちら(本誌vol.55掲載記事)
https://italiazuki.com/?p=58815
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■vol.2 ブドウを2種に絞った珍しいランゲロッソ

オーナーのこだわりが最も現れたストーリー性のあるワイン
「Tutto Dipende da Dove Vuoi Andare」

パワフルさとエレガンス、味わい深さと香り高さのバランスの丁度良いところを抑えたワインと言えます。絶対に料理と一緒に味わって欲しい一本なので家族や友人を招いたディナーパーティでメインワインとして味わってみてはいかがでしょうか。
▼本誌記事詳細はこちら(本誌vol.56掲載記事)
https://italiazuki.com/?p=61181
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■vol.3 滑らかな泡でどんな料理も引き立てる「M.C. 36」

丁寧に造られた高貴な発泡性ワイン
「アルタ ランガ DOCG 2020 “M.C. 36″」

アルタ ランガはメトド クラシコを採用しながらシャンパーニュよりも長い30ヶ月以上の瓶内熟成が規定されているイタリアが誇るスパークリングワインで古くはイギリスの王室向けに当時は珍しかったドライな味わいのスパークリングワインを製造し納めていた程。お祝いや特別な時間を演出するワインとしてとてもいかがですか?
▼本誌記事詳細はこちら(本誌vol.57掲載記事)
https://italiazuki.com/?p=62000
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■vol.4 余韻のあるコクが自慢の個性的ワイン「エリス」

コクのあるワインには、ピエモンテ名物「ヴィテッロ・トンナート」がお薦め。
試行錯誤の末、ガブリエレ・スカリオーネが好きなブルゴーニュワインのような果実味と酸味、そして長い余韻を楽しめる、コクのあるワインが出来上がった。そんなボトル1本1本には今は亡き愛犬への思いと、ガブリエレ氏のワイン愛が詰まっている。Gabriele Scaglioneのランゲ ビアンコは他にはない複雑さを感じる事ができ、様々な料理に合わせるのに向いていて食前から食後まで楽しめます。
▼本誌記事詳細はこちら(本誌vol.58掲載記事)
https://italiazuki.com/?p=63893
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■エミリア=ロマーニャのワイナリー、テヌータ・ガッチの魅力に迫る

ルビコーネ1種のみ生産する自信のワイン
オーガニック農法で作られたサンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルローの絶妙なバランスでブレンドされ、滑らかで深みのある味わいと、しなやかなタンニンが上品な印象をもたらします。世界各国の一流ホテルや星付きレストラン、F1の公式サプライヤーとして採用されるなど高い評価も得ており、このたび日本に初上陸を果たしました。
▼本誌記事詳細はこちら(本誌vol.59掲載記事)
https://italiazuki.com/?p=64637
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【日本未入荷ワインが豊富なTAPS WINE SHOP】

TAPS WINE SHOPでは主に日本未入荷のワインをイタリア現地生産者から直接輸入しています。
価格帯は毎日食事で楽しんでいただける1,000円代のものから、特別な日に飲みたい高級感あふれるものまで多数あり! 現地イタリア人ソムリエと共に厳選した生産者のワインのみを一定温度での輸送ができる特殊なコンテナにて輸送し、温度管理された倉庫で保管しています。

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