チレント好き!

皆さま、初めまして。カンパニア州ナポリ在住の祝(イワイ)と申します。
南の玄関口カンパニアといえば、カプリ島やアマルフィなど、世界的なリゾート地が多々ありますが、そんなVIPな雰囲気と対局なチレント。ちょうど一年前イタリア好きの本誌でも特集させて頂きました。
しかも、過去二回のカンパニア取材はどちらもチレントです。マッシモ編集長もお気に入りのようで嬉しいです。

人が好き
旅が好き
出会いが好き
食べることが好き
愛することが好き
楽しいことが好き



そんなイタリア好きのテーマに限りなく近い民族だからでしょうか?
毎日ナポリにどっぷり浸りながらも、なんだか心の横にいつもチレントがあります。
そして先週、チレントへ行く機会があり本誌でご紹介した方々にも数人会えました!

カルメーラ! 前回のイタリア好きの主人公です!
この日は、一人息子ニコラ君のサッカー練習のお出迎え。右は旦那様のアントニオさん。
前回のイタリア好きではアントニオさんにはあまり触れませんでしたが、商工会議所認定の味覚鑑定士として、オリーブオイルメーカーで、ブレンダーなどの経験もあり、まさに!搾油の季節ですので、オリーブオイルに関する「Vero e Falso(嘘と本当)」など、非常に沢山の事を教えて頂きラッキーでした。


オリーブオイルメーカーのPietrabianca。この時期、当たり前ですが一分たりとも隙間なしの過密スケジュールをこなすジェルマーノさん。自社ブランドの収穫はほぼ終了。機械がフル稼働でうるさいので、耳にヘリ用の騒音よけをつけています(笑)。会話がかなり成立しにくかったです。

生まれたてのオイルは真緑のどっろどろです。濾過する前だから、濁っています。
チレンターニ達は、自分の畑を持っている人が非常に多く、収穫したオリーブを搾油所に持ち込んでオイルにしてもらうんです。


そして、豆農家のミケーレさん。息子さんのアンジェロさんも一緒に!
地球温暖化の影響で、自然と向き合う農業の方々は予測不能なお天気にずいぶんと悩まされていると思いますが、コントローネ種の豆ももうすぐ収穫を迎えるそうです。月末には第35回コントローネ豆祭りが開催予定です。

そんなチレントのミクロネタ話しはブログ、「ナポリのテラスから」にて続けてご紹介していきたいと思います。


大好きなチレントをこの場でご紹介することができて、とてもうれしく思います。

『イタリア好き』ってなんだ?

イタリアが好きなんです。

おおかたそういう方が今これを手にしているでしょう。たまにそうでない方が手にすると、たぶんその多くは、パラっとめくってあまり興味がなければ、捨てられてしまいます。でもそれはしょうがない、ある意味フリーマガジンとしての運命を健全に全うしているのかもしれません。むしろ、読まれずにいつまでも山積みされている方が、残念なことにフリーマガジンとしての命を全うできずに、期間までどうにか長く生かされている、とも言えるでしょう。
 
いずれにしても捨てられるのは、辛く悲しいことですし、不確かに生かされているのもそれは苦しいことなのです。人も同じで、できればイタリア人のように、ある種エゴイスティックに自己主張しつつ、生かされるのではなく、生きる。そうするとなんだか人生が明るく、楽しくなるようです。そう、多くのイタリア人は自らの人生を生きているから、我々日本人から見たら、どこか少しいい加減に見えることもありますが、それは、生きているからなんです! 

そんなイタリア人にスポットを当て、食をフィルターにして取材・編集しているのが本誌『イタリア好き』です。

 
最新号は、イタリアズッキーニクラブ(読者会員)、イタリアズッキーニパートナーズ(配布店舗)会員様を優先させていただいております。
つきましては、『イタリア好き』にご興味をもっていただいた方は、ぜひ、特典満載の会員登録をご検討ください!
※1冊単位にて最新号をご希望される方は、次号発行以降、本号がバックナンバー扱いとなりましたら、
バックナンバーページよりお買い求めいただけます。

トリノの陽気なバールの新サンドは!?

CIAO!!!『イタリア好き』のアミーチの皆様、ピエモンテ州在住の岩崎幹子です。これから北イタリアを中心に、イタリアの友人たちがディープに作る楽しーい話題をお届けして行きたいと思います。

皮切りはここ、2016年トリノ特集でも紹介されたトリノのバール『Maggiora(マッジョーラ)』。取材中、松本さんの前に風のように現れたトリノ在住Chin Shoueiさんの『ここに行ったらいいわよ!」というアドバイスで訪れたお店でした。

噂どおり看板商品のクロワッサン『Vipera(毒蛇)』はサクサクパクパク、食べ出したら病みつきになる、こわーいくらい美味しい逸品!

店主のセルジョも、一度話し出したら止まらない味のある親父さんです。その彼から連絡が、、、?
「俺の子供みてーに可愛いよおぉ、トラメッズィーノ(サンドイッチ)が完成したのよ。その名もMaggiorino(小さなマッジョーラ)!食べに来いよぉ♪」

誘われるままに行ってみると。トラメッズィーノがロール状になって並んでいるではありませんか!

「構想にほぼ2年よ。『イタリア好き』に載っけてもらってねぇ。祝いのつもりでSushi食べにいって、海苔巻きみて『これだ!』ってピンと来たのさ。
けど、パンの厚みとか質とか、試行錯誤の繰り返しで苦労したよぉ。あっ、マッジョリーノにも気をつけろよ!小さそうでボリューム満点だから。」

歯ごたえも十分なソフトな食パンに卵や、ツナ、ハム、インサラータ・ルッサというピエモンテ独特のポテトサラダ。そんなオーソドックスな具を挟んだ長方形や三角形の上品なサンドイッチはトリノの他のバールでも見かけます。

が、ここのは外見も中身もセルジョらしくパワフル!
ピエモンテらしい具がずらーっと並びます。(下記リストを参照ください)具は、ロールサンド以前も、同様だったそうで、当時から人気だったとか、、、

朝食に立ち寄るならクロワッサン『Vipera』に濃いめのカップッチーノ。ブランチの時間帯からはこの『マッッジョリーノ』とスプマンテを片手に、黒光りする小さな椅子に腰を下ろす。
そしてセルジョが作る15分のプチ・ハッピネスを目当てに集まるトリネーゼを観察する。

「イタリア好き」ならではのトリノの楽しみ方ではないでしょうか?

[ショップデータ]
Pasticceria Bar Maggiora
Corso Fiume, 2
10133 Torino
TEL 011 660 4647

営業時間 6:15-21:00(月から土曜日)
13:00-21:00 (日曜日)

トラメッズィーノ『マッジョリーノ』リスト

Salsiccia Bra=ブラ・ソーセージ:生の牛肉に特製スパイスを練り込んだご存知ピエモンテ州ブラ特産のソーセージがたっぷり!

Pera Toma=洋ナシにトーマチーズ:これもピエモンテならではのコンビネーション

Crudo Certosa=生ハム&チェルトーザチーズ 生ハムの風味と塩気にチェルトーザチーズのフレッシュ感と酸味がなんとも!

Cotto Certosa=加熱ハム&チェルトーザ チェルトーザの酸味と加熱ハムの優しい塩気は生ハムのとまた違った魅力

Tonno Carciofi =ツナ&アーティチョーク マッチョな舌触りで食欲がさらに掻き立てられる!

Roastbeef =ローズビーフ:ベロンと一枚ローストビーフが寝そべった上に、はちみつ風味のマスタードが!

Salmone=サーモン:これまたベロンと一枚良質のサーモンが入っています。

それぞれ、胚芽入り食パンとプレーン食パンの2種類があります。価格一個3から3,5ユーロ

もし100年後にまたここを通りかかっても

イタリアの最も美しい村

9月の半ば、車を走らせカステルメッツァーノに遊びに行ってきました。

村の名前が書かれた古い道路標識


この聞き慣れない村は、かのドロミーティ渓谷になぞらえ「バジリカータの小ドロミーティ*」と称される峻峰を背後に控え、イタリアの最も美しい村のひとつにも数えられます。

米誌『Condé Nast Traveler』(2017年)は「間違いなくイタリアで最もドラマティックな村」と評した


直線距離にすればわずか2㎞ほど先のピエトラペルトーサの村とともに、「天使の滑空」の発着ポイントとしても、ヨーロッパでの知名度はなかなかのものです。天使の滑空についてはまたいずれ。

ピエトラペルトーサに続く下道。車でも30分以上の道のり


 

 マッジョ祭 9つの山の民の9つの木の信仰

なんとも運のいいことに、カステルメッツァーノでは、マッジョ祭がクライマックスを迎えていました。

マッジョは、州の2つの山岳地方の9つの村*に伝わる木の信仰です。

9村9様ながら、①恵みの山から一対の木を切り出し、②その神木を山から下ろし、③神木を村に迎え入れ、④一対を結わえて1本の木とした後、⑤男衆が力を合わせて垂直に立ち上げる
というのが、いちおうの定式です。

16頭はいただろうか。牛が曳く”マスキオ”と呼ばれる男木が、村の大通りに入ってきた。マスキオは10m近くにもなる巨木まるまる一本である


 

カルテルメッツァーノを含め小ドロミーティの村々のマッジョは、一対の木を男木と女木に見立て、木の婚礼になぞらえます。

マスキオ(転じてマッジョ)と呼ぶ男木はトルコオーク、チーマと呼ばれる女木はセイヨウヒイラギと決まっています。

”マスキオ”と呼ばれる男木の先端に、 女木”チーマ”が結わえられ、 男衆が力を合わせて木を立ち上げる。


 

ぼくらのバジリカータを言葉で表すのならば

バジリカータのマッジョ祭に魅せられた一人。フィレンツェ出身の写真家で文筆家のアンドレア・センプリチは、9つの村のマッジョを、美しい文章と写真で記録しました*。

そのなかに、写真家がたぶん魂をふるわせただろうフレーズがでてきます。

ーもし100年後に(あなたたちが)またここを通りかかっても、私たちはここでこうしているよー

今から数年前、当時たったの15歳だったアッチェットゥーラ村の少女たちが、マッジョの揃いのロゴTee用にひねり出した文言なのだといいますから、もう参っちゃいますよね。

 

もし100年後にまたバジリカータを通りかかったら?

人々はあいかわらず硬質小麦を育て、遠くから来た人に自慢のパンをすすめ、彼らのお祭に酔いしれているんじゃないかな…。

バジリカータは、そんなこともすんなり想像できてしまうところが魅力なんだと思います。

 


バジリカータの小ドロミーティ* Piccole Dolomiti Lucane
9つの村* うち1村はカラーブリア州にある
文章と写真で記録* Andrea Semplice“Alberi e Uomini”(2016) Universosud Soc. Coop

 

トゥルッリの住人十色

こんにちわ。プーリア州  Valle d’Itria (ヴァッレ ディートリア) に住む大橋美奈子と申します。 ここは南北に長いプーリア州のちょうど中央部、バーリ県、ブリンディジ県、ターラント県の境目にあります。小高い丘の上にあるロコロトンド、チステルニーノ、オストゥーニ、チェリエ・メッサピカ、マルティナ・フランカという5つの街に囲まれた、ヴァッレ(谷)というよりなだらかな上り下りの続くこじんまりとした田園地帯です。なんと言っても特徴的なのはこの地域にしかない円錐形の石の屋根を持つトゥルッリと呼ばれる住居。有名な世界遺産のアルベロベッロからは18km程の距離です。うちも夫が受け継いだ築300年のトゥルッリの家を5年がかりで改築しました。そこに夫と娘、2匹の犬と7羽の鶏とともにオリーヴや実のなる木々、野菜や雑草に囲まれて暮らしています。
10月も半ばを過ぎ、当地ではそろそろオイル用のオリーヴの収穫の時期を迎えます。この辺ではだいたいどこの家も自分たち家族が食べるには充分なほどのオイルが採れるオリーヴの木を持っていて家族総出で収穫をします。うちは来週の予定。不作だった昨年と比べ今年はいい感じに熟してきています。収穫の日にはバッカラ(塩漬けのタラ)のトマトソースをサンニャと呼ばれるフリルのついたロングパスタで食べる習慣があります。

Valle d’itriaのトゥルッリに住む人々のちょっとした日常の出来事などお伝えしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

サルデーニャに恋して。。。

サルデーニャに恋して住み着いてしまった私が”食”をテーマにサルデーニャをコーディネート。
いろんな顔を持つサルデーニャを様々な切り口からご紹介していきます。

第一回めはこの時期サルデーニャでは一大イベントとなった”Autunno in Barbagia”(バルバジアの秋)
祭りについて。

毎年9月からクリスマス前までの週末に内陸のバルバジア地方の町村で行われる文化祭。
もとは”Cortes Apertas-サルド語で直訳すると中庭を開放”と呼ばれ、今では使われなくなった(中には
まだ人が住んでいることもあり)古い伝統的なお家を開放しその村独特の伝統的な”食”や”工芸”、その製造
過程を披露するお祭りとしてオリエナが始め、その後いくつかの町村で独自に行われていました。

それをバルバジァ地方の県庁であるヌオーロの商業会議所がそれ以外の町村にも呼びかけ、約20年ほど前
からこの時期にいろんな町村で行われるようになり、その参加町村数は年によって多少変化するものの27
にも上ります。しかし”Cortes Apertas”というのは最初にこの名称を使ったオリエナでしか使えないと
いうことになり、それぞれの町村が各自に名称をつけ、総称して”Autuuno in Barbagia”と呼ばれる
ようになったそうです。

多い時には3つの町村が同日に行うのでハシゴをすることも多々あり。。。(笑)
島各地からだけでなく、本土やイタリア以外の国からの観光客も年々増えて観光バスで訪れる団体も少なく
ありません。伝統的なものを残していくということと町村に人を呼ぶ、という村おこしの一環として今では
島の欠かせないお祭りとなっています。最近ではこの文化祭の成功を見て、島のその他の地方でも春の~、
とか同じようなお祭りを真似するところも(笑)

今年の”Autuuno in Barbagia”はまだまだ開催中ですが、すでに終わったオリエナとオルゴゾロの様子、
ちらっとご覧下さい。

オリエナ-サルデーニャを代表するパン、パーネカラザウの発祥地として知られる町、オリエナは雄々しい
スーペル山脈の裾野に位置します。オリエナ人のホスピタリティ溢れることは島の中でも有名でそのおもて
なし精神は”Cortes Apertas”でも発揮されます。
パーネカラザウ作りのデモ

カラフル、豪華な刺繍も有名

子供たちも一役買って大活躍


オルゴゾロ-オリエナから車で約15分、山の上にある壁画で有名な町。1960年頃から羊飼いの苦悩、政治的
悪徳行為に反する詩や反戦争などの画が描かれ始め、現在も増え続けており、町中壁画で溢れています。
その壁画を見学に来る観光客も年々増えています。
カラフルなオルゴゾロの伝統衣装

町中で見られる壁画

蚕から絹糸を作る工房もあり


知れば知るほど興味が尽きないサルデーニャの魅力をうまく伝えていければ良いな、と思っています。
どうぞよろしくお願いします。

マルケからこんにちは

 

マルケにも秋がやって来ました。

 

ここイタリアに住み17年、そしてマルケの片田舎に、自宅に隣接した陶芸制作のための仕事場を構えて、早くも10年近くになろうとしています。



ルネッサンス時代、ウルビーノのモンテフェルトロ家の管轄下にあったこの地域一帯は、小さな美しい中世の村が点在していて、まだまだ観光地化されていない素朴な暮らしが残っており、大好きな小さな村巡りは制作へのインスピレーションを沢山与えてくれます。

学生時代はファエンツァで陶芸彫刻を学び現地で10年ほど仕事をしたあと、マルケ州出身の旦那さんと一緒にマルケ北部のアペニン山脈の麓の小さな村、Cagli (カーイともカッリとも読めます)へ引っ越して来ました。

山の梺の工房に籠ってこんな作品を作っています。



制作と子育てを両立しながら、田舎の山の暮らしが始まり、畑作りや地元のおばあちゃんとの野草摘み、郷土料理のレシピ集めなどにすっかり魅了されます。試行錯誤で不便はあっても発見が一杯の田舎暮らしは本当に楽しく、大好きな美術工芸文化や古くから農家に根付く野草やハーブを生活に取り入れる食文化のリサーチはすっかりライフワークとなりました。



自ら絵付けしたお皿に、山のハーブたっぷりの郷土料理を盛り付け一人喜々とする姿は…旦那さんしか知りません(笑)。



アテンドのお仕事も、そんなローカルなマルケの魅力を知ってもらおうと私なりの視点で始めた活動です。

こんなユニークでローカルな話題と共に、私の作品もちゃっかり紹介させていただきながら、ステレオタイプのイタリアの話題とはまた別のイタリアの空気や商品をご紹介出来れば幸いです。

どうぞよろしくお願いいたしますね🎶

 

ホームページ:http://www. collinediraffaello.it/

ブログ:http://www.colliraffa.exblog.jp

 

 

カラブリア州ってこんなところ!


はじめまして。カラブリア州コゼンツァ県コゼンツァ市在住の澤井英里です。「カラブリア州が大好き!」と言っては周囲に変人扱いをされています(笑

エノガストロノミーを基軸に置いた州内のご案内もしているのですが「日本語のカラブリア州に関する情報が極端に少ない」といった声も聞こえてきます。

これから、カラブリア州の一般観光情報や見どころの紹介、美味しいモノ情報やカラブリアでの生活、知られざる特産品などなどについて現地からお届けできたらと思います。

まず最初は「そもそも、カラブリア州って?」のご紹介を。

 

✅州の概要

カラブリア州はイタリア半島の南端、目の前はシチリアです。

カラブリア州を訪問したら体験しておきたいのがメッシーナ海峡越え。電車利用の場合は、電車のままフェリーに乗り込む体験もできますよ♪


写真右がカラブリア、左側がシチリアです。

かれこれ2000年以上「支配される側」にあった為、現在州内に存在する5つの県では、それぞれが異なる文化・風習・方言を持つ、複合文化州です。もちろん、食文化も県ごとに異なります。

5つある県の内、特に北部コゼンツァ県(県庁:コゼンツァ市)・中東部カタンツァーロ県(県庁で州都:カタンツァーロ市)・南部レッジョカラブリア県(県庁:レッジョカラブリア市)が歴史が古く、また規模も大きく有名です。

サッカーファンの方なら「日本人がプレーしていた街」としてレッジョカラブリア市をご存知かもしれないですね。

大雑把にナポリ文化圏のコゼンツァ、ギリシャ文化圏のカタンツァーロ、アラブ・シチリアよりのレッジョカラブリアと言われています。

 

✅豊かな自然

カラブリア州は700㎞とも800㎞ともいわれる美しい海岸線を持ち、山岳地帯多めの土地柄です。

イタリア最大の面積を誇るポッリーノ国立(Parco nazionale del Pollino)をはじめ、ヨーロッパで一番空気な場所らしいシラ国立公園内(Parco nazionale della Sila)など、豊かな自然に事欠きません。


州内にはスキー場も何か所かあり、豊富な雪解け水に支えられた耕作地帯も存在し、実はお米も作っています。

国立公園内では酪農も盛んで、コゼンツァ市のすぐ裏にあるシラ国立公園ではこの付近でしか見られなくなった古代種・ポドリカ牛も繁殖されています。

ローマ時代にはすでに繁殖が行われていたポドリカ牛は、乳牛でもあり肉牛でもある上に飼育が難しく、現在でも大変珍重されています。コゼンツァでは最高級のカッチョカバッロチーズはポドリカ100%もの、と言われているんですよ。

 

✅食生活

カラブリア州は「貧しい食事(Cucina povera)」を地で行く良く文化を持ちます。加えて、常に支配される側だったため、特に自然が厳しい地域では冬季に餓死者を出さない方法・保存食つくりの技術を発達させました。

手元にあるもので工夫して作られるレシピが多いのも被支配者だったころの名残。現在では逆に贅沢に思える、旬の食材のみを使った地産地消文化の根が張り巡らされ、村ごとに異なる郷土料理が存在しています。


農家の日曜日のごちそうランチはこんなカンジ。

同じ食べ物でも隣り合う村で呼び名・使う材料が違ったりして、在住者の私でも毎回新しい発見が楽しいのがカラブリア州の食卓事情も、今後折を見てお伝えいたしますね。

かつての支配者たちが残した食文化をうまく取り入れたカラブリア州独自の食品も多く、例えば世界的に有名になった辛くて塗れるサラミ・ンドゥイヤ(’Nduja)はナポレオン時代のフランス産サラミが由来と言われています。

 

✅さいごに

次回より、州の交通情報など旅に役立つ情報、美味しいモノのご紹介、州内の見どころや特産品などなどを写真たっぷりでお伝えします。


写真は最近人気の訪問地、陶器の街としても有名なスクイラーチェの城址。陶器作り体験もできるのですが、こんな小さな村の情報もどしどし発信予定です。お楽しみに!

「カラブリア州のこんな情報が欲しい!」などのご要望もお気軽にお寄せくださいね♪

 

ご縁があって!


 

初めまして!ロンバルディア州マントヴァ県在住の高橋正美と申します。

 

「イタリア好き」と私のご縁は、まず、「マンマのレシピ」を担当させていただいた去年の2月頃から。

その後、2017年冬に発行された「北イタリアパン特集」のコーディネーターをさせていただいたのが去年の11月。

慣れない雑誌コーディネーターの仕事で取材先を選ぶのも難しく、うまく行くか不安も一杯あったのですが、編集長の松本さんと写真家の萬田さんのお2人に一杯助けていただき教えられ、今まで自分が見てきた視点とは違う視点でイタリアを見て感じられた、私のイタリア生活の中に新風を吹き込んでくれた忘れられないお仕事の一つとなりました。

 


 

私は2000年、所謂ワイン留学でイタリアに渡り、数年で日本に帰国するはずが未だにイタリアに滞在(笑)。ご覧いただいているロンバルディア州マントヴァの郊外の田舎町に、ヴェローナ生まれのワイン営業マンの夫と11歳の娘+1歳のトイプードルのレオと暮らしています。

仕事としては、日本人向けにミラノでワイン講座を開いている他、5年ほど前から、日本の会社と業務委託提携を結び、主にイタリアの食関連企業との間に生じる通訳やコーディネーター業務に携わっていますが、基本的に自宅でできる仕事も多く、「主婦」と「母親」業に占める割合もしっかりあるといった感じです。

 


 

我が家の娘は11歳で、イタリアは小学校が5年制なのでこの9月から中学生。町中にある公立の中学校に通っているので、普段私はお迎えの13時少し前に愛犬レオを連れてこちらの公園を散歩し娘のお迎えへと出掛ける日々。

イタリアの多くの公立の中学校は月曜~土曜日クラスの場合は授業は13時まででお昼を食べないで終了なので、レオと娘の3人で帰宅し、特に、午後の習い事のない日などは、娘と一緒にお昼を作り一緒に食べ、午後のひと時を過ごしています。

 


 

そんな訳で、普段はミラノや遠出の仕事をしない限りはここマントヴァ郊外の田舎町にどっぷり浸っている私ですが、こちら立地条件としては面白く、ちょっと行ったらヴェネト州やトレンティーノ・アルトアディジェ州、はたまたエミリア・ロマーニャ州もお近くなので、地元やロンバルディア州の話題はもちろん、時には近くの州にも出掛け、色々な表情のイタリアをご紹介して行けたらな、と思っています。

大好きなイタリアワイン情報や何気ない日常生活も交えながら♪

 

フィレンツェからMade in Italyの魅力を発信

「イタリア好き」の読者の皆さん、こんにちは。
フィレンツェ在住のライター&オンラインショップ・オーナーの小林と申します。

フィレンツェのドゥオモ
撮影:小林真子

「イタリア好き」では、これまでにwebサイトの「マンマのレシピ(トスカーナ州)」、本誌の「イタリア好き通信」を担当しましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。

元テレビ局報道記者の経験を生かしてイタリア関連記事のライターをしている他、イタリアの労働ビザを取得してフィレンツェで起業、イタリア製アイテムのオンラインショップ「アミーカ・マコ」を立ち上げて経営しています。

このコラムでは、イタリア現地情報や皆さまにお勧めしたいMade in Italyの魅力的なアイテムのご紹介などをお伝えする予定ですので、どうぞお楽しみに。