イタリア半島最南端のカラブリア州。目の前は麗しのシチリアです。カラブリアとシチリアを隔てるのがメッシーナ海峡で、ここをフェリーが往来し両州を繋いでいます。
日暮れ時は特に綺麗。
電車移動の際の情報についてはだいぶネット上に見かけるので、本日は車で海峡を渡る様子をダイジェストでお伝えしますよ。ちなみに徒歩や自転車で海峡を渡る場合も同様です。
サレルノ以南は高速料金無料!
旅人にひたすら優しい高速を利用し、カラブリア州をどどーんと南下します。
フェリーの乗船券はフェリー乗り場周辺でも購入できますが、窓口購入は混雑しがち。なので、途中のサービスエリアで購入しておくのが良いでしょう。お値段もちょっとお得になります。片道券・当日往復券・3日券など色々種類があるので、旅程に合わせて購入してください。フェリーを往復利用の際は、帰路も使うので旅行中に無くさないように~‼
ガラスが汚いのはご愛敬です・・
レッジョカラブリアのちょっと手前のヴィッラサンジョバンニ(Villa San Giovanni)が出口です。レッジョまで行っちゃうと行きすぎ! ご注意くださいね。
ま、ヴィッラサンジョバンニ出口のだいぶ前から高速の看板に「Port(港)」と大きく標識が出るのでまず間違えません。
高速を出た後も、ひたすら「Port」の表示に従って走行すればOKです。
一般道の港までの道筋で、少しわかり難いのがレッジョカラブリア駅周辺。
今はナビも精度が上がっているので、高速下りるぐらいからナビを付けておくと安心です。ちなみに港までの道は、駅正面までぐーっと下り、駅の右側に抜けていきます。左に行っちゃだめよ。
※道路標識もしっかりしたものに交換が進みつつあります。
メッシーナ行きのゲートをくぐれば、いよいよフェリー乗り場。乗船直前に係員がチケットのバーコードを読み取って確認します。それでは、乗船~
メッシーナ海峡を航行するカーフェリーには何種類かあって、漁船(?)な小さ目な船から、船体内部が3階建てぐらいの駐車場になっている大型船までさまざま。
一番多いのが漁船っぽい小さ目な船です。小さいながらも休憩室もしっかり完備し、バーも常設しているので不便は無いのですが・・駐車スペースの大部分に屋根が無いので、駐車場所によっては車内がもの凄い暑さになることも。
さらにデッキまでの階段が混むので、駐車次第デッキに上がってしまいましょう。
運が良いと大型船に当たる事もあります♪ 今回の旅では帰路が大型船でした。子供用の遊戯施設など+αな設備を備え、駐車場もなんだかカッコいいんですよね。
シチリアからの帰路なので・・車内のオヤツやお土産用のシチリアの旨い物がフロントに並んでおります(笑
やっぱりシチリア出発直前にアランチーニとカンノーロは買っておきたい。。
ちなみに、船内は犬や猫も歩かせてOKです。ただし、リードの着用と口輪の装着を求められます。
口輪!とびっくりしますが、実際のところは口輪は持っていればOKで、余程のことが無い限りは装着を求められません。
ただ、フェリーやゴンドラなど一般の方と閉鎖空間に犬がいる場合は口輪の着用もしくは携帯を求められることが多いイタリア。犬と旅行する際はソフトタイプの口輪を持っていると便利ですよ。
我が家のワンコも、そよそよと海風に吹かれておりましたw
約30分の海峡越え。船内のバーでアランチーニを食べたり、
往来するフェリーや遠くの漁船を眺めながらゆったりと過ごしているともうシチリア! どうぞ良い旅を!
    
日暮れ時は特に綺麗。電車移動の際の情報についてはだいぶネット上に見かけるので、本日は車で海峡を渡る様子をダイジェストでお伝えしますよ。ちなみに徒歩や自転車で海峡を渡る場合も同様です。
サレルノ以南は高速料金無料!旅人にひたすら優しい高速を利用し、カラブリア州をどどーんと南下します。
フェリーの乗船券はフェリー乗り場周辺でも購入できますが、窓口購入は混雑しがち。なので、途中のサービスエリアで購入しておくのが良いでしょう。お値段もちょっとお得になります。片道券・当日往復券・3日券など色々種類があるので、旅程に合わせて購入してください。フェリーを往復利用の際は、帰路も使うので旅行中に無くさないように~‼
ガラスが汚いのはご愛敬です・・レッジョカラブリアのちょっと手前のヴィッラサンジョバンニ(Villa San Giovanni)が出口です。レッジョまで行っちゃうと行きすぎ! ご注意くださいね。
ま、ヴィッラサンジョバンニ出口のだいぶ前から高速の看板に「Port(港)」と大きく標識が出るのでまず間違えません。
高速を出た後も、ひたすら「Port」の表示に従って走行すればOKです。
一般道の港までの道筋で、少しわかり難いのがレッジョカラブリア駅周辺。今はナビも精度が上がっているので、高速下りるぐらいからナビを付けておくと安心です。ちなみに港までの道は、駅正面までぐーっと下り、駅の右側に抜けていきます。左に行っちゃだめよ。
※道路標識もしっかりしたものに交換が進みつつあります。
メッシーナ行きのゲートをくぐれば、いよいよフェリー乗り場。乗船直前に係員がチケットのバーコードを読み取って確認します。それでは、乗船~
メッシーナ海峡を航行するカーフェリーには何種類かあって、漁船(?)な小さ目な船から、船体内部が3階建てぐらいの駐車場になっている大型船までさまざま。一番多いのが漁船っぽい小さ目な船です。小さいながらも休憩室もしっかり完備し、バーも常設しているので不便は無いのですが・・駐車スペースの大部分に屋根が無いので、駐車場所によっては車内がもの凄い暑さになることも。
さらにデッキまでの階段が混むので、駐車次第デッキに上がってしまいましょう。
運が良いと大型船に当たる事もあります♪ 今回の旅では帰路が大型船でした。子供用の遊戯施設など+αな設備を備え、駐車場もなんだかカッコいいんですよね。シチリアからの帰路なので・・車内のオヤツやお土産用のシチリアの旨い物がフロントに並んでおります(笑
やっぱりシチリア出発直前にアランチーニとカンノーロは買っておきたい。。
ちなみに、船内は犬や猫も歩かせてOKです。ただし、リードの着用と口輪の装着を求められます。
口輪!とびっくりしますが、実際のところは口輪は持っていればOKで、余程のことが無い限りは装着を求められません。ただ、フェリーやゴンドラなど一般の方と閉鎖空間に犬がいる場合は口輪の着用もしくは携帯を求められることが多いイタリア。犬と旅行する際はソフトタイプの口輪を持っていると便利ですよ。
我が家のワンコも、そよそよと海風に吹かれておりましたw
約30分の海峡越え。船内のバーでアランチーニを食べたり、
往来するフェリーや遠くの漁船を眺めながらゆったりと過ごしているともうシチリア! どうぞ良い旅を!
	
薄暗かった構内は少しモダンな雰囲気に。電光掲示板も見やすいフォントになっていたり、少し改良が加えられていました。
エレベーターがちゃんと稼働しております!
ホームを繋ぐ地下通路には、そろそろ稼働を始める電光掲示板がスタンバイしていました!
車内からパチリ。
レッジョカラブリア駅は始点で終点。なので、レッジョカラブリア駅発の電車に遅延はほとんどありません。時間ぴったりに出発する、この気持ち良さ♡
電車内はまだUSB充電に対応していないので、しっかりプラグ持って乗り込むのがGoodです。
車を借りてイタリアの田舎を旅行する方にお馴染みなのが「ヤギ・ひつじ渋滞」。牧童に連れられ、道路を横断したり、道路わきを歩くヤギやひつじさんを見かけることはまだ珍しくありません。
どう見ても牛の群れ。びっくりするけど、カラブリアでは2019年でもこんな光景が繰り広げられています。
特にシラ国立公園内には「ポドリカ牛」という古代品種の牛が多く飼育され、体の大きなポドリカさんは角も立派。性格が荒い個体も多く、特に子牛を連れたグループは比較的簡単に「お怒りモード」に入ると言われています。
特に大きな角を持つポドリカは、その気になれば大きなトラックでも簡単にひっくり返せる力があります。(しかもスイッチが入りやすい難儀な性格💦)
牛さん達はいつもの道を行きたいだけ。見慣れない車に驚いて警戒しているだけで、危険が無いと判断すればそのまま通り過ぎて行ってくれます。なので、彼らとすれ違う際は静かに超徐行、もしくは彼らが通り過ぎるまで停車が正解です。
草原に駐車して近くを散策して帰ったら、車が牛さんに囲まれていることもあります(笑
放牧されている牛にはカウベルが付いていることが普通です。遠くに聞こえていたカウベルが近づいてきたら、ご用心を。
	
往来から一本入った道沿いの並ぶパラソルはこんなカンジ。こんなところ人が通るの?ってくらいに往来が少ない道ですが、不自然に駐車している車が多いですね(笑
カラブリア州は春玉ねぎの季節。州特産のトロペアの赤玉ねぎも新玉が並びます。
この他に、パラソルの主が収穫してきた野生のアスパラ、今年は異常気象で収穫が遅れているそら豆(イタリア語でファーベ/Fave)、菜っ葉類などがありました。
という訳で、この日の戦利品の1番はトロペアの赤玉ねぎ。
	
何百年も前からシルクロードを経て到達したキャラバン隊が持ち込む荷物、つまり東側の陶器・織物・食品などを取引していた市場をフェデリコⅡ(フリードリヒ2世)が整備したのが1241年。春を祝う土着のお祭りと、キャラバン隊到着によるお祭り騒ぎを合わせて1つのフィエラとしたのではないか、と言われています。
現在でもキャラバン隊が開いていた市場の名残が強く、食器・家具・絨毯などを取り扱う店が多い、ちょっと変わったフィエラになります。特にキッチン用品は激安。メーカー物でさえも「なんでこの値段?」っていう激安価格でたたき売り。
見ているだけでも楽しい食器などの「伝統的な」出店に加え、ストリートフード、季節の野菜、植木屋さんも多く並びます。食いしん坊が多いカラブリアなので、一番充実しているのはストリートフード。イタリア各州からやって来る屋台も深夜まで大賑わいです。
3月も中旬になれば本格的な春のカラブリア州。お祭り期間中に家を飾る花を探す人も多く、「今度のフィエラであれを買おう!」と思っていたコセンツァ市と界隈の町からのとてつもない人出で賑わう数日間となります。ちなみに期間中、公立校は休校です(笑。
あまりにも日常的な物過ぎて、逆に普段はなかなか見ることのできないカラブリア州の伝統的な陶器や道具を扱うお店もたくさん出ます。
北部への技術者の移動や戦争による工房の破損などの影響で、70年ほど前に州内の工業的な生産は一旦停止しましたが、一般家庭で細々と続いていた養蚕業。
こちら、染色していない糸。カラブリアではお蚕さん自身の色によって、4種類の糸を得ることが出来ます。
機織りの道具も、それこそ「おばあちゃんちに眠っていた」ものを引っ張り出してきて使えるように修理しました。
現在でも当時からイチジク加工で有名だった小さな村で、すべて手作業で生産が行われています。
オレンジなどのかんきつ類もカラブリア州は特産品で、ナッツの類は庭先でも収穫可能な食べ物でした。
成型したイチジクは低温のオーブンで焼かれ、秘伝のシロップ塗りなどの作業を経て箱詰めされます。
工房見学の後に試食させてもらえるのが、このシロップが塗られたシンプルなイチジク加工品。クロチェッタよりも歴史が古いと言われている、優しい味の一品です。
原材料となる乾燥イチジクの収量により、その年に生産できる加工品の量も決まると言う、自然に寄り添った方法で作られているカラブリア州コセンツァの特産品。
さらに甘口と辛口があるので、最低でも4種類のパプリカがぶら下がるのがカラブリア流。我が家でも空気の綺麗な山間部の家で毎年大量生産しています。
乾燥パプリカを洗って種を除いたら適当な大きさに割きます。
たっぷりのオリーブオイルを熱したら、水気を切った乾燥パプリカをそのまま投入。さっと素揚げします。焦げやすいので注意してくださいね。
同じ油に、今度は卵を割り落とします。たっぷりの油で揚げるように加熱。半熟ぐらいが良いとされていますが、加熱加減はお好みで。
お皿に先ほど揚げた乾燥パプリカ、熱々の卵、パンを添えたら完成♪
こちらシラ国立公園内の湧き水をボトリングした製品で、基本的にカラブリア州内でしか販売されていません。
こちらは州東部カタンツァーロ県の水。商品名から「カラブリア」を名乗っている、The・カラブリア州な水でございます(笑
おしゃれな有名ブランドの物を購入することもあるけれど、やっぱり地元の水が好きっていう地域はイタリア中にあって、ご当地ミネラルウォーターも各地に存在しています。
基本的に、夏祭りは午前の部と午後の部に分かれています。人口の少ない小さな村だとお祭り自体は午後だけれど村がにぎわうのは午前だけで、移動市場はお昼前に撤収!なんてこともあるのでご注意を。
村の守護聖人の日をお祝いする村祭りの場合、高い確率で村中を楽団が練り歩きます。村の隅々まで演奏しながら練り歩く楽団さんはちびっ子に大人気。窓辺から応援する人もいたりして、写真に収めたくなるんですが、実は「音はするのになかなか姿が見えない」人たちだったりします。音が反響するのかな?
移動市場は村人にとっては社交の場。見知らぬ旅人はじろじろ見られちゃったりもしますが、悪意はないので許してあげてください。逆に、色々話しかけると大抵はみんな喜び勇んで色々教えてくれます。
宗教行事にまつわる村祭りの場合、大抵夕方~日没ごろから宗教行事が始まります。
	
















