【シチリア州】レモンの香りがよくしっとり
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【FMラジオ番組:7/27 深夜24時~】やっぱりイタリア好き〜Amo I’Italia〜
毎週水曜深夜24時からコミュニティFMの番組「やっぱりイタリア好き」(全国110局余)
ナビゲーターは『イタリア好き』編集長マッシモ。
イタリアだけの情報で1時間。
取材のときの話や、イタリアにつないで現地の旬の情報、イタリアの音楽事情など、深夜にイタリアを感じたい人にお送りします。
ワイン片手に、ぜひお聴きください。
今夜の放送はこちらのアプリから
http://listenradio.jp/
放送後の番組ポッドキャストから
https://anchor.fm/yappariitaliazuki/
全国の放送局一覧
https://peraichi.com/landing_pages/view/yappariitaliazuki
◆3年ぶりに来日するIL VOLO(イル・ボーロ)
番組宛に届いたメッセージから、今回は音楽もIL VOLO三昧。お楽しみに!
https://fb.watch/etYio1znhL/
◆エミリア・ロマーニャ現地特派員の堂内あかねさん登場
今週もモデナのあかねさんの登場です。今週はあかねさんの造っている伝統的バルサミコ酢について詳しく、たっぷりお届けします。
https://italiazuki.com/category/tsushin/emilia-romagna_d/
▼『イタリア好き』vol.36 エミリア・ロマーニャ特集バックナンバー(※デジタル版のみ)
amazon.co.jp /fujisan.co.jp
◆イタリア政府観光局、落合さんのイタリア音楽の旅
~イタリアの音楽を通して各地をご紹介~
【今回のキーワード】来日記念 3人組のオペラユニットIL VOLO
◆バジリカータ・マテーラパンのこともちょっと
マテーラの洞窟住居群サッシ
マテーラパン
写真:萬田康文
◆食のコーナー:LA CUCINA ITALIANA 「イサオ・クチーナ」のオーナーシェフ赤坂勲さん登場
今週は鹿児島の「イサオ・クチーナ」のオーナーシェフ赤坂勲さんに、鹿児島のこと、店のこと、料理のこと、時間いっぱい(足らないくらい)話していただきました!
番組で登場するズッキーニのフリット。すりおろしたズッキーニと千切りにしたズッキーニを合わせてあげたもの。揚げたてを現地で食べたいですね。
【イサオ クチーナレストラン】
住所:鹿児島県姶良郡湧水町川西88-3 map
電話:099-575-4524
WEB:https://isao-cucina.com/
■聴取方法
1)全国の放送局一覧
https://peraichi.com/landing_pages/view/yappariitaliazuki
2)アプリから
http://listenradio.jp/
3)番組ポッドキャストから
https://anchor.fm/yappariitaliazuki/
■イタリアの好きの皆様の声を募集中
イタリアへの熱い想い、魅力、好きなところ、旅のエピソードなどをお送り下さい。
40秒ほどのボイスメッセージでも。
メッセージを送信>>応募する
《 FMラジオ番組 》
さらに、毎週週替わりでイタリア在住特派員や来日イタリア人からの旬な情報や話題をお届けするほか、日本国内のイタリアンレストランのシェフも登場します。
https://www.facebook.com/yappariitaliazuki/
〈放送日時〉毎週水曜深夜24:00~25:00
ナビゲーター:マッシモ松本
アシスタント:多田羅りか
制作協力:イタリア政府観光局・フリーマガジン『イタリア好き』
ナビゲーターは『イタリア好き』編集長マッシモ。
イタリアだけの情報で1時間。
取材のときの話や、イタリアにつないで現地の旬の情報、イタリアの音楽事情など、深夜にイタリアを感じたい人にお送りします。
ワイン片手に、ぜひお聴きください。
今夜の放送はこちらのアプリから
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FMラジオ やっぱりイタリア好き〜Amo I’Italia〜
■次回放送日時:7月27日(水)深夜24時~(1時間)
《今回のテーマ》
番組宛に届いたメッセージから、今回は音楽もIL VOLO三昧。お楽しみに!
https://fb.watch/etYio1znhL/
今週もモデナのあかねさんの登場です。今週はあかねさんの造っている伝統的バルサミコ酢について詳しく、たっぷりお届けします。
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▼『イタリア好き』vol.36 エミリア・ロマーニャ特集バックナンバー(※デジタル版のみ)
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~イタリアの音楽を通して各地をご紹介~
【今回のキーワード】来日記念 3人組のオペラユニットIL VOLO
マテーラの洞窟住居群サッシ
マテーラパン
写真:萬田康文
番組で登場するズッキーニのフリット。すりおろしたズッキーニと千切りにしたズッキーニを合わせてあげたもの。揚げたてを現地で食べたいですね。
【イサオ クチーナレストラン】
住所:鹿児島県姶良郡湧水町川西88-3 map
電話:099-575-4524
WEB:https://isao-cucina.com/
https://peraichi.com/landing_pages/view/yappariitaliazuki
2)アプリから
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3)番組ポッドキャストから
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40秒ほどのボイスメッセージでも。
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《 FMラジオ番組 》
やっぱりイタリア好き〜Amo I’Italia〜
”イタリアまるかじり”をコンセプトにイタリア好きにお送りする60分のラジオ初イタリア特化番組
『イタリア好き』編集長マッシモ松本が、現地取材で得た本誌では記載できない、とっておきの体験談を紹介。さらに、毎週週替わりでイタリア在住特派員や来日イタリア人からの旬な情報や話題をお届けするほか、日本国内のイタリアンレストランのシェフも登場します。
https://www.facebook.com/yappariitaliazuki/
〈放送日時〉毎週水曜深夜24:00~25:00
〈放送局〉全国のコミュニティFMラジオ110局余
ナビゲーター:マッシモ松本
アシスタント:多田羅りか
制作協力:イタリア政府観光局・フリーマガジン『イタリア好き』
ローマ、夏の野外上映 モレッティ監督の映画館で「3つの鍵」
ローマ。トラステヴェレにある映画監督ナンニ・モレッティが運営するチネマ・ヌオヴォ・サケルが2年ぶりに野外上映を7月31日まで開催中です。
星空のもと映画を見るイタリアの夏の夜の楽しみのひとつです。
7月10日(日)の夜、イタリアでは昨年公開された新作「3つの鍵」の野外上映にモレッティ監督が登場しました。
映画鑑賞券プレゼントへのご応募はページ最後をご覧ください。
映画館がある場所はここです。
Cinema Nuovo Sacher – Largo Ascianghi 1, Roma
映画館の名前サケルは監督の好きなザッハトルテのイタリア語読み。
入り口はこんな感じ。夜もふけはじめました。上映は21時30分から。
夏の野外上映のプログラムの一部です。昨年から今年前半に公開された話題作が
ずらり。同時にイタリアの新人監督作品に賞を与えるbimbi belliという特集上映も行われています。優勝者には子供用の靴をかたどった盾が送られます。
今年はモレッティ監督の『息子の部屋』で女優デビューしたジャスミン・トリンカの初監督作「Marcel!」も上映されています。ずっと彼女のキャリアの相談にのったり映画界の父親的存在だったそうです。
列ができています。観客は45歳から65歳ぐらいの大人の観客が目立ちます。
映画館の内部。古い映画の場面写真やポスターがずらり。上の壁には「母よ、」のポスターも貼られています。
観客の多くは左派の知識人、大学教授など。
さて、モレッティ監督が舞台に登場し、まずこの映画の上映までの経緯を語ります。
撮影はパンデミックが始まる前に完成していました。2020年の4月にイタリア公開し、5月にはカンヌ国際映画祭へという計画がすすんでいました。しかし、ロックダウンが始まり、映画館は営業できなくなってしまいました。
監督は皮肉をこめてNetflixなどのプラットフォームに屈服し、映画を売ってしまったプロデューサーが少なからず存在したことに触れました。彼らは投資した分を回収しなければならない使命を負っているので、高額のオファーはいつ映画館が再開できるかわからない状況下においては魅力的だったのだと思います。しかしモレッティ監督は強調しました。「映画館で映画をみることはなぜ重要なのでしょう。それは、映画が映画館という場所で上映されるために作られたものだからです。テレビの画面で見てしまったら、映画館でみたのと同じように心を動かされることはないのです。」と。だからこの映画は1年待って2021年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、その後映画館で公開されたのだといいます。
続いて上映される映画「3つの鍵」の話に移ります。
この映画は彼にとって特別な映画です。なぜなら50年近い映画監督としてのキャリアの中ではじめて原作小説を映画化したからです。今まで物語のアイディアは監督自身が考えていましたが、今回はイスラエルの小説家エシュコル・ネヴォのベストセラーを二人の女性脚本家と共に映画にしたからです。
映画はローマの同じアパートに住む3つの家族の物語です。ある夜に起きた交通事故で歩いていた女性が亡くなります。運転していたのは、3階に住む裁判官夫婦の息子でした。いつも夫が出張中の2階のモニカは陣痛が始まり、一人で病院に向かっている途中で事故を目撃します。1階の夫婦は事故で仕事場が崩壊したので、娘を朝まで向かいの老夫婦に預けます。保たれていた日常が少しずつ歪みだします。
誰にでも起こりうる不安や心配が人を極端な行動に走らせます。何が起こるのか、そして登場人物たちがどんな選択をするのか。次々に起こる出来事に目が離せなくなるので
すが、人生は生きるに値するものだと、最後には優しい気持ちになれるのはイタリアの監督ならではないでしょうか。たとえ苦しいことがあっても最後はきっと笑顔になれるのだと。
そして、この映画の登場人物たちの男女のちがいについて触れました。
男性のキャラクターは、自分の信念やおそれ、執着に囚われて、常に自分が正しいと思い込んでいます。一方女性たちは衝突しそうな緊張が解けていくように務め、仲直りをし、お互いに一歩踏み出そうとします。映画を見る視点として面白いのではないのでしょうか。
最後に映画というのは表現手段であって、その意味は一つではないので観客それぞれの意味を見出し、数年後、または別の文脈で見ると違って見えるかもしれないと念押しして締めくくりました。
日本では9月16日(金)から映画館で公開されます。イタリアの家族のあり方、家族の絆が強いと思われているイタリアにも存在する孤独の問題など違ったイタリアの一面を、映画を通して知るのも興味深いでしょう。
<レポート>
Edoardo Journo(エドアルド・ジョルノ)
チャイルド・フィルムローマ特派員
心の扉をひらくと、新しい風が入ってくる
監督:ナンニ・モレッティ 出演:マルゲリータ・ブイ/リッカルド・スカマルチョ/アルバ・ロルヴァケル
9/16(金)全国順次ロードショー
映画公式HP https://child-film.com/3keys/
星空のもと映画を見るイタリアの夏の夜の楽しみのひとつです。
7月10日(日)の夜、イタリアでは昨年公開された新作「3つの鍵」の野外上映にモレッティ監督が登場しました。
映画鑑賞券プレゼントへのご応募はページ最後をご覧ください。
映画館がある場所はここです。
Cinema Nuovo Sacher – Largo Ascianghi 1, Roma
映画館の名前サケルは監督の好きなザッハトルテのイタリア語読み。
入り口はこんな感じ。夜もふけはじめました。上映は21時30分から。
夏の野外上映のプログラムの一部です。昨年から今年前半に公開された話題作が
ずらり。同時にイタリアの新人監督作品に賞を与えるbimbi belliという特集上映も行われています。優勝者には子供用の靴をかたどった盾が送られます。
今年はモレッティ監督の『息子の部屋』で女優デビューしたジャスミン・トリンカの初監督作「Marcel!」も上映されています。ずっと彼女のキャリアの相談にのったり映画界の父親的存在だったそうです。
列ができています。観客は45歳から65歳ぐらいの大人の観客が目立ちます。
映画館の内部。古い映画の場面写真やポスターがずらり。上の壁には「母よ、」のポスターも貼られています。
観客の多くは左派の知識人、大学教授など。
さて、モレッティ監督が舞台に登場し、まずこの映画の上映までの経緯を語ります。
撮影はパンデミックが始まる前に完成していました。2020年の4月にイタリア公開し、5月にはカンヌ国際映画祭へという計画がすすんでいました。しかし、ロックダウンが始まり、映画館は営業できなくなってしまいました。
監督は皮肉をこめてNetflixなどのプラットフォームに屈服し、映画を売ってしまったプロデューサーが少なからず存在したことに触れました。彼らは投資した分を回収しなければならない使命を負っているので、高額のオファーはいつ映画館が再開できるかわからない状況下においては魅力的だったのだと思います。しかしモレッティ監督は強調しました。「映画館で映画をみることはなぜ重要なのでしょう。それは、映画が映画館という場所で上映されるために作られたものだからです。テレビの画面で見てしまったら、映画館でみたのと同じように心を動かされることはないのです。」と。だからこの映画は1年待って2021年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、その後映画館で公開されたのだといいます。
続いて上映される映画「3つの鍵」の話に移ります。
この映画は彼にとって特別な映画です。なぜなら50年近い映画監督としてのキャリアの中ではじめて原作小説を映画化したからです。今まで物語のアイディアは監督自身が考えていましたが、今回はイスラエルの小説家エシュコル・ネヴォのベストセラーを二人の女性脚本家と共に映画にしたからです。
映画はローマの同じアパートに住む3つの家族の物語です。ある夜に起きた交通事故で歩いていた女性が亡くなります。運転していたのは、3階に住む裁判官夫婦の息子でした。いつも夫が出張中の2階のモニカは陣痛が始まり、一人で病院に向かっている途中で事故を目撃します。1階の夫婦は事故で仕事場が崩壊したので、娘を朝まで向かいの老夫婦に預けます。保たれていた日常が少しずつ歪みだします。
誰にでも起こりうる不安や心配が人を極端な行動に走らせます。何が起こるのか、そして登場人物たちがどんな選択をするのか。次々に起こる出来事に目が離せなくなるので
すが、人生は生きるに値するものだと、最後には優しい気持ちになれるのはイタリアの監督ならではないでしょうか。たとえ苦しいことがあっても最後はきっと笑顔になれるのだと。
そして、この映画の登場人物たちの男女のちがいについて触れました。
男性のキャラクターは、自分の信念やおそれ、執着に囚われて、常に自分が正しいと思い込んでいます。一方女性たちは衝突しそうな緊張が解けていくように務め、仲直りをし、お互いに一歩踏み出そうとします。映画を見る視点として面白いのではないのでしょうか。
最後に映画というのは表現手段であって、その意味は一つではないので観客それぞれの意味を見出し、数年後、または別の文脈で見ると違って見えるかもしれないと念押しして締めくくりました。
日本では9月16日(金)から映画館で公開されます。イタリアの家族のあり方、家族の絆が強いと思われているイタリアにも存在する孤独の問題など違ったイタリアの一面を、映画を通して知るのも興味深いでしょう。
チャイルド・フィルムローマ特派員
3つの鍵
心の扉をひらくと、新しい風が入ってくる
脆く傷つきやすい人間たちが、苦しみの末に手にした人生を開く鍵とは?
監督:ナンニ・モレッティ 出演:マルゲリータ・ブイ/リッカルド・スカマルチョ/アルバ・ロルヴァケル
9/16(金)全国順次ロードショー
映画公式HP https://child-film.com/3keys/
【vol.205|マンマのレシピ】ターキーのビステッカ
【フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州】何度も繰り返し作った自信作
【FMラジオ番組:7/20 深夜24時~】やっぱりイタリア好き〜Amo I’Italia〜
毎週水曜深夜24時からコミュニティFMの番組「やっぱりイタリア好き」(全国110局余)
ナビゲーターは『イタリア好き』編集長マッシモ。
イタリアだけの情報で1時間。
取材のときの話や、イタリアにつないで現地の旬の情報、イタリアの音楽事情など、深夜にイタリアを感じたい人にお送りします。
ワイン、ビール片手に、ぜひお聴きください。
◆イタリアの夏休み
写真:萬田康文
◆エミリア・ロマーニャ現地特派員の堂内あかねさん登場
モデナの今とあかねさんの日々の活動について
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◆イタリア政府観光局、落合さんのイタリア音楽の旅
~イタリアの音楽を通して各地をご紹介~
【今回のキーワード】夏の夜に大切な人と過ごすのにぴったりの曲
◆食のコーナーではパルマの生ハム”クラテッロ ディ ジベッロ”に注目!
■聴取方法
1)全国の放送局一覧
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イタリアへの熱い想い、魅力、好きなところ、旅のエピソードなどをお送り下さい。
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《 FMラジオ番組 》
さらに、毎週週替わりでイタリア在住特派員や来日イタリア人からの旬な情報や話題をお届けするほか、日本国内のイタリアンレストランのシェフも登場します。
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〈放送日時〉毎週水曜深夜24:00~25:00
ナビゲーター:マッシモ松本
アシスタント:多田羅りか
制作協力:イタリア政府観光局・フリーマガジン『イタリア好き』
ナビゲーターは『イタリア好き』編集長マッシモ。
イタリアだけの情報で1時間。
取材のときの話や、イタリアにつないで現地の旬の情報、イタリアの音楽事情など、深夜にイタリアを感じたい人にお送りします。
ワイン、ビール片手に、ぜひお聴きください。
FMラジオ やっぱりイタリア好き〜Amo I’Italia〜
■次回放送日時:7月20日(水)深夜24時~(1時間)
《 今回のテーマ 》
モデナの今とあかねさんの日々の活動について
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【今回のキーワード】夏の夜に大切な人と過ごすのにぴったりの曲
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やっぱりイタリア好き〜Amo I’Italia〜
”イタリアまるかじり”をコンセプトにイタリア好きにお送りする60分のラジオ初イタリア特化番組
『イタリア好き』編集長マッシモ松本が、現地取材で得た本誌では記載できない、とっておきの体験談を紹介。さらに、毎週週替わりでイタリア在住特派員や来日イタリア人からの旬な情報や話題をお届けするほか、日本国内のイタリアンレストランのシェフも登場します。
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【vol.204|マンマのレシピ】ローマ風ポルペッテ
【ラツィオ州】隠し味のハーブが決め手の庶民料理
【FMラジオ番組:7/13 深夜24時~】やっぱりイタリア好き〜Amo I’Italia〜
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ワイン、ビール片手にぜひ、聴いてくれたらうれしいです。
※見逃し配信はありませんので、ぜひ24時からどうぞ。
今が旬の赤タマネギをはじめ特産ベルガモットなど
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▼『イタリア好き』バックナンバー
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~イタリアの音楽を通して各地をご紹介~
【今回のキーワード】太陽の光がいっぱい注ぐイメージ
月額550円(税込)で200以上のすべてのレシピがいつでもPC・スマホなどで読み放題♪購読者募集中です。
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〈放送日時〉毎週水曜深夜24:00~25:00
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アシスタント:多田羅りか
制作協力:イタリア政府観光局・フリーマガジン『イタリア好き』
ナビゲーターは『イタリア好き』編集長マッシモ。
イタリアだけの情報で1時間。
取材のときの話や、イタリアにつないで現地の旬の情報、イタリアの音楽事情など、深夜にイタリアを感じたい人にお送りします。
ワイン、ビール片手にぜひ、聴いてくれたらうれしいです。
※見逃し配信はありませんので、ぜひ24時からどうぞ。
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■次回放送日時:7月13日(水)深夜24時~(1時間)
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◆6月に訪れたトレンティーノの取材話
◆カラブリア現地特派員の澤井英里さん登場
今が旬の赤タマネギをはじめ特産ベルガモットなど
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◆イタリア政府観光局、落合さんのイタリア音楽の旅
~イタリアの音楽を通して各地をご紹介~
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◆食のコーナーではカネーデルリに注目!
イタリアマンマのレシピ~旬の食材と郷土の味~
レシピだけではなく、料理にまつわるエピソードも楽しめるwebマガジン
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”イタリアまるかじり”をコンセプトにイタリア好きにお送りする60分のラジオ初イタリア特化番組
『イタリア好き』編集長マッシモ松本が、現地取材で得た本誌では記載できない、とっておきの体験談を紹介。さらに、毎週週替わりでイタリア在住特派員や来日イタリア人からの旬な情報や話題をお届けするほか、日本国内のイタリアンレストランのシェフも登場します。
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〈放送日時〉毎週水曜深夜24:00~25:00
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ナビゲーター:マッシモ松本
アシスタント:多田羅りか
制作協力:イタリア政府観光局・フリーマガジン『イタリア好き』
トレンティーノ取材レポート
6月12日(日)から取材のためイタリアへ。
今回のカメラマンは久しぶりに萬田さん。
4年振りのイタリアらしく、少しうれしそう。取材の内容も萬田さんには興味深いものだったようですが、多少山登りが辛いところがあったかもしれない。
羽田からイスタンブール経由でヴェネツィア空港入りが今回の入国ルート。
そして6月からイタリアへの入国はパスポートさえあればなんの書類もいらなくなったおかげで、
前回(2021年11月)に行ったときとは大違いで、気持ちも準備も楽チンだった。(日本への帰国はまだPCR検査陰性証明が必要なので、これでイタリアでほぼ1日潰れるのでアホらしい)
ヴェネツィア空港から電車でベローナまで。途中ヴェネツィア・メストレ駅で朝カフェ。
イタリアへ来ました!
今回はトレンティーノを中心(それだけか)に取材。しかも主に山での暮らし。
そこは電波は弱く、Wi-Fiもない。
少しデジタルデトックス環境の中で、自分の足で歩き、自分の頭で考える、アナログで深い取材だったなあと。
そして今、その特集の編集をしています。
春になって雪が溶けると山へ登り、ヤギや羊、牛の放牧をしながらチーズやバターを造って暮らすマルガリの話。
シンプルに生きたい、暮らしたいのに、それが難しい現実もあるのだ。
そしてトレンティーノ入りはもう3、4回していると思うけど、まだまだ知らない新しい発見もたくさん。
2号にわたり特集しますので、お楽しみに!
マッシモ
今回のカメラマンは久しぶりに萬田さん。
4年振りのイタリアらしく、少しうれしそう。取材の内容も萬田さんには興味深いものだったようですが、多少山登りが辛いところがあったかもしれない。
羽田からイスタンブール経由でヴェネツィア空港入りが今回の入国ルート。
そして6月からイタリアへの入国はパスポートさえあればなんの書類もいらなくなったおかげで、
前回(2021年11月)に行ったときとは大違いで、気持ちも準備も楽チンだった。(日本への帰国はまだPCR検査陰性証明が必要なので、これでイタリアでほぼ1日潰れるのでアホらしい)
ヴェネツィア空港から電車でベローナまで。途中ヴェネツィア・メストレ駅で朝カフェ。
イタリアへ来ました!
今回はトレンティーノを中心(それだけか)に取材。しかも主に山での暮らし。
そこは電波は弱く、Wi-Fiもない。
少しデジタルデトックス環境の中で、自分の足で歩き、自分の頭で考える、アナログで深い取材だったなあと。
そして今、その特集の編集をしています。
春になって雪が溶けると山へ登り、ヤギや羊、牛の放牧をしながらチーズやバターを造って暮らすマルガリの話。
シンプルに生きたい、暮らしたいのに、それが難しい現実もあるのだ。
そしてトレンティーノ入りはもう3、4回していると思うけど、まだまだ知らない新しい発見もたくさん。
2号にわたり特集しますので、お楽しみに!
マッシモ
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■初回放送日時:7月6日(水)深夜24時~(1時間)
《 初回のテーマ 》
◆6月に訪れたトレンティーノの取材話◆カラブリア現地特派員の澤井英里さん登場
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◆食のコーナーではポレンタに注目!
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【vol.203|マンマのレシピ】ズッキーニのクレスペッレ
【フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州】自信満々の一品
イタリアの泡を牽引するフランチャコルタと“アヴァンギャルド”なモンテ・ロッサの躍進 Presented by モンテ物産
今やイタリアを代表する瓶内二次発酵の泡、”フランチャコルタ”。
シャンパーニュにも引けをとらない品質の高さでイタリアの高級スパークリングワインを牽引する存在だ。きめ細かな泡立ちと土壌由来のミネラル感、心地の良い果実味。味わってみれば誰もが「心地よい!気に入った! 」と感じるであろう人気の泡だが、生産が始まったのは1961年とその歴史は比較的新しい。
同じく瓶内二次発酵製法で造られるフランスのシャンパーニュの生産開始年は1729年、スペインのカヴァは1872年と言われていることを考えれば、その差は明らかだ。しかし、フランチャコルタは、生産開始からわずか30年後の1995年に、イタリアの瓶内二次発酵のスパークリングワインとして初めてDOCGに認定されるなど、短期間で成長を遂げている。今回は、この“フランチャコルタ”というブランド確立の一端を担ったモンテ・ロッサ社の歩みを振り返りつつ、今年5月26日に竣工式が行われた「超斬新で」「アヴァンギャルドな」新ワイナリーをご紹介したい。
モンテ・ロッサの名声を高めることに一役買ったのが、現オーナーのエマヌエーレさんが造った看板ワインの“カボション”だ。泡にこだわるエマヌエーレさんは、フランチャコルタにも「クリュ」の概念を取り入れ、*40ヶ月以上の長期にわたる瓶内二次発酵の熟成、さらには一部バリックを使用するという革新的なフランチャコルタを誕生させた。この”カボション”は2004年にイタリアワインガイドのガンベロ・ロッソ誌で年間最優秀スプマンテに選ばれた逸品だ。
*2019年に新たに誕生したカボション・フオリセリエは36ヶ月以上の熟成
モンテ・ロッサ社の生産規模は約50万本。100万本以上を世に送り出すベルルッキやカデルボスコ、ベッラヴィスタと比べると小規模だが、他社と一線を画す特徴が、「泡しか造らない」というこだわりだ。モンテ・ロッサ社は、「泡のみに専念する」ことで独自の存在感を確立したと言えるだろう。
こうして創業からの50年の間に、フランチャコルタという銘柄、そして、自社を代表する”カボション”というブランドを育んできたモンテ・ロッサ社が、次の50年、100年を見据えて新たに建設したワイナリーが5月末にお披露目された。
▲新ワイナリー正面入り口
「よく来たね!! さあ今日はこの新ワイナリー竣工式でゆっくり楽しんでいっておくれ。」
竣工式のワイナリー玄関では、オーナーのエマヌエーレさん自ら出迎えてくれた。
300名以上のゲストを招待し、挨拶にあちらこちら忙しそうながらも、その表情はとても満足気だ。盛大なパーティーでも、いつもと変わらず大好きな葉巻をくわえながら歩き回る様子に、思わずこちらも笑顔になってしまう。
新ワイナリーは730日に及ぶ工事の末にようやく完成。敷地面積7,500㎡、地下9メートルを掘り下げ重力を利用してワイン醸造を行うグラヴィティ・フローを取り入れた最新式だ。コロナによる工事の遅延もあったが、結果的に、モンテ・ロッサの創業50周年の節目でのお披露目となり、竣工式は大盛り上がりとなった。
会場ではエマヌエーレオーナーと息子のパオロが50と大きく書かれた特製フランチャコルタをゲストに提供する場面も。
ワインを提供するバーカウンターはエマヌエーレオーナー自身が大変にこだわって設計したそうだ。
通常の2倍もの奥行があるU字型の設計で、席数もその広さのわりにかなり少なく抑えられている。
「特別なフランチャコルタを飲むカウンターだからね。ゆったりとラグジュアリーなほうがいいだろう?」
カウンターそのものの広さもさることながら、目の前の大きな窓ガラス越しにはイゼオ湖の南に広がるフランチャコルタの丘陵地が見渡せ、至極の一杯が味わえるカウンターとなっている。
「この新しいワイナリーはラグジュアリーなバーカウンター以外にも、人間工学に基づいて、中で働く従業員のことを思いやった作りになっているんだ。スタッフひとりひとりのオフィスデスクも広くて、全てにおいてゆとりを持たせた構造になっている。自然光を最大限に取り入れて、排気音やモーター音などが屋内では聞こえないような工夫もこらしているんだよ。」
本当に居心地のよい空間。地上から地下への3階構造の吹き抜け式階段の天井には、自然光を採り入れる窓がある。方角を計算し、屋根のひさしを的確に配置することで、暑い直射日光は入らないようになっているようだ。大きな観葉植物を飾ることで清々しさが増し、ワイナリーのメイン空間はとても開放感にあふれている。
「環境に与える影響も考えているんだ。ほら、この最新式の発酵タンクを見てごらん。光り輝く特殊なステンレス素材を使っているんだ。表面がすごく滑らかだから掃除する時は温水と蒸気のみでOK。部屋の壁面も水が自動で流れ落ちるなめらかな設計にしたことで、洗剤を使用する必要がないんだ。」
「Dettagli fanno la differenza 細部が違い生み出すんだ。」
これは、エマヌエーレ氏のワイン造りの哲学だが、こういった環境への配慮にも彼の価値観が通じていると実感した。
雄大な空間に細心の配慮を取り入れたこだわりのワイナリーを新たに構えたモンテ・ロッサ社だが、今後、規模を拡大する予定などはあるのだろうか。
「生産本数は当面変えずに、より品質の高いフランチャコルタ造りを目指すよ。この新ワイナリーは20才になる息子のパオロや28才の甥の新たな未来の扉という意味もあるんだ。」
なるほど、小規模ながらも品質の高い泡を造るというこだわりは継承されるようだ。
もともとある醸造所は、カボション専用となり、歴史ある迎賓館としての役割も担うらしい。
竣工式のエマヌエーレさんのスピーチでは、50年のモンテ・ロッサの歴史に思いを馳せて、涙をこらえて喋れなくなるシーンがたびたび見られた。
「ここには私たちと同じようにスパークリングワインを造る生産者が多数いらっしゃっているが、私はあなたたちを決して競争相手とは思っていない。常に互いに学び合う大切な仲間だと思っている。」
こういった仲間意識もフランチャコルタというブランドが急速に発展した要因のひとつなのかもしれない。
新たなステージを迎えたモンテ・ロッサ社が造るフランチャコルタへの期待ふくらむ1日となった。これまでの50年の歴史を引継ぎ、次なる50年に向けてモンテ・ロッサ社が環境や細部にこだわりぬいたアヴァンギャルドなワイナリーで生み出されるフランチャコルタ・・・特別な日に開けて、こまやかに立ちのぼり消えていく泡を楽しみながら、無数の人との出会いや輝く未来に思いを馳せてみてはいかがでしょう。
モンテ物産
http://www.montebussan.co.jp/
▼モンテロッサ社はこちら↓↓▼
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https://lamoitalia.com/shopbrand/ct754
シャンパーニュにも引けをとらない品質の高さでイタリアの高級スパークリングワインを牽引する存在だ。きめ細かな泡立ちと土壌由来のミネラル感、心地の良い果実味。味わってみれば誰もが「心地よい!気に入った! 」と感じるであろう人気の泡だが、生産が始まったのは1961年とその歴史は比較的新しい。
同じく瓶内二次発酵製法で造られるフランスのシャンパーニュの生産開始年は1729年、スペインのカヴァは1872年と言われていることを考えれば、その差は明らかだ。しかし、フランチャコルタは、生産開始からわずか30年後の1995年に、イタリアの瓶内二次発酵のスパークリングワインとして初めてDOCGに認定されるなど、短期間で成長を遂げている。今回は、この“フランチャコルタ”というブランド確立の一端を担ったモンテ・ロッサ社の歩みを振り返りつつ、今年5月26日に竣工式が行われた「超斬新で」「アヴァンギャルドな」新ワイナリーをご紹介したい。
~フランチャコルタにおけるモンテ・ロッサの存在感~
モンテ・ロッサ社の創業は1972年。現オーナーの両親、パオロ&パオラ・ラボッティが立ち上げたワイナリーだ。規模は小さいながらも、品質の高さを認められ、フランチャコルタの造り手の中ではやくも重要なワイナリーとなったのだろう。1990年に発足したフランチャコルタ協会の初代会長をパオロ・ラボッティが務めたことからも、他ワイナリーからの信望があったことが伺える。モンテ・ロッサの名声を高めることに一役買ったのが、現オーナーのエマヌエーレさんが造った看板ワインの“カボション”だ。泡にこだわるエマヌエーレさんは、フランチャコルタにも「クリュ」の概念を取り入れ、*40ヶ月以上の長期にわたる瓶内二次発酵の熟成、さらには一部バリックを使用するという革新的なフランチャコルタを誕生させた。この”カボション”は2004年にイタリアワインガイドのガンベロ・ロッソ誌で年間最優秀スプマンテに選ばれた逸品だ。
*2019年に新たに誕生したカボション・フオリセリエは36ヶ月以上の熟成
モンテ・ロッサ社の生産規模は約50万本。100万本以上を世に送り出すベルルッキやカデルボスコ、ベッラヴィスタと比べると小規模だが、他社と一線を画す特徴が、「泡しか造らない」というこだわりだ。モンテ・ロッサ社は、「泡のみに専念する」ことで独自の存在感を確立したと言えるだろう。
こうして創業からの50年の間に、フランチャコルタという銘柄、そして、自社を代表する”カボション”というブランドを育んできたモンテ・ロッサ社が、次の50年、100年を見据えて新たに建設したワイナリーが5月末にお披露目された。
~これからの未来を切り開く「アヴァンギャルドな」新ワイナリー誕生~
「よく来たね!! さあ今日はこの新ワイナリー竣工式でゆっくり楽しんでいっておくれ。」
竣工式のワイナリー玄関では、オーナーのエマヌエーレさん自ら出迎えてくれた。
300名以上のゲストを招待し、挨拶にあちらこちら忙しそうながらも、その表情はとても満足気だ。盛大なパーティーでも、いつもと変わらず大好きな葉巻をくわえながら歩き回る様子に、思わずこちらも笑顔になってしまう。
新ワイナリーは730日に及ぶ工事の末にようやく完成。敷地面積7,500㎡、地下9メートルを掘り下げ重力を利用してワイン醸造を行うグラヴィティ・フローを取り入れた最新式だ。コロナによる工事の遅延もあったが、結果的に、モンテ・ロッサの創業50周年の節目でのお披露目となり、竣工式は大盛り上がりとなった。
会場ではエマヌエーレオーナーと息子のパオロが50と大きく書かれた特製フランチャコルタをゲストに提供する場面も。
ワインを提供するバーカウンターはエマヌエーレオーナー自身が大変にこだわって設計したそうだ。
通常の2倍もの奥行があるU字型の設計で、席数もその広さのわりにかなり少なく抑えられている。
「特別なフランチャコルタを飲むカウンターだからね。ゆったりとラグジュアリーなほうがいいだろう?」
カウンターそのものの広さもさることながら、目の前の大きな窓ガラス越しにはイゼオ湖の南に広がるフランチャコルタの丘陵地が見渡せ、至極の一杯が味わえるカウンターとなっている。
「この新しいワイナリーはラグジュアリーなバーカウンター以外にも、人間工学に基づいて、中で働く従業員のことを思いやった作りになっているんだ。スタッフひとりひとりのオフィスデスクも広くて、全てにおいてゆとりを持たせた構造になっている。自然光を最大限に取り入れて、排気音やモーター音などが屋内では聞こえないような工夫もこらしているんだよ。」
本当に居心地のよい空間。地上から地下への3階構造の吹き抜け式階段の天井には、自然光を採り入れる窓がある。方角を計算し、屋根のひさしを的確に配置することで、暑い直射日光は入らないようになっているようだ。大きな観葉植物を飾ることで清々しさが増し、ワイナリーのメイン空間はとても開放感にあふれている。
「環境に与える影響も考えているんだ。ほら、この最新式の発酵タンクを見てごらん。光り輝く特殊なステンレス素材を使っているんだ。表面がすごく滑らかだから掃除する時は温水と蒸気のみでOK。部屋の壁面も水が自動で流れ落ちるなめらかな設計にしたことで、洗剤を使用する必要がないんだ。」
「Dettagli fanno la differenza 細部が違い生み出すんだ。」
これは、エマヌエーレ氏のワイン造りの哲学だが、こういった環境への配慮にも彼の価値観が通じていると実感した。
雄大な空間に細心の配慮を取り入れたこだわりのワイナリーを新たに構えたモンテ・ロッサ社だが、今後、規模を拡大する予定などはあるのだろうか。
「生産本数は当面変えずに、より品質の高いフランチャコルタ造りを目指すよ。この新ワイナリーは20才になる息子のパオロや28才の甥の新たな未来の扉という意味もあるんだ。」
なるほど、小規模ながらも品質の高い泡を造るというこだわりは継承されるようだ。
もともとある醸造所は、カボション専用となり、歴史ある迎賓館としての役割も担うらしい。
竣工式のエマヌエーレさんのスピーチでは、50年のモンテ・ロッサの歴史に思いを馳せて、涙をこらえて喋れなくなるシーンがたびたび見られた。
「ここには私たちと同じようにスパークリングワインを造る生産者が多数いらっしゃっているが、私はあなたたちを決して競争相手とは思っていない。常に互いに学び合う大切な仲間だと思っている。」
こういった仲間意識もフランチャコルタというブランドが急速に発展した要因のひとつなのかもしれない。
新たなステージを迎えたモンテ・ロッサ社が造るフランチャコルタへの期待ふくらむ1日となった。これまでの50年の歴史を引継ぎ、次なる50年に向けてモンテ・ロッサ社が環境や細部にこだわりぬいたアヴァンギャルドなワイナリーで生み出されるフランチャコルタ・・・特別な日に開けて、こまやかに立ちのぼり消えていく泡を楽しみながら、無数の人との出会いや輝く未来に思いを馳せてみてはいかがでしょう。
http://www.montebussan.co.jp/
▼モンテロッサ社はこちら↓↓▼
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