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トスカーナの素晴らしさを発見する週末旅行、モンテ・アミアータへようこそ


美食で有名なトスカーナ州は、沢山の美味しいものであふれている州です。そんなトスカーナ州南部にモンテ・アミアータ(アミアータ山)がありますが、この付近には決して有名な観光地では味わえないゆったりした穏やかな時間の流れを楽しめる村がいくつもあります。トスカーナの田舎の魅力がたくさん詰まったモンテ・アミアータの村々で過ごす週末旅行をご紹介します。

トスカーナの素晴らしさを発見する週末旅行、モンテ・アミアータへようこそ

モンテ・アミアータはフィレンツェから約170キロ、ローマから約180キロほどの位置にある地域です。今回ご紹介する23日のツアーは、この地域の良さをもっと広く知ってもらいたいという思いからトスカーナ州が企画しました。誰よりも州の良さを知り尽くしているトスカーナ州プレゼンツのこのプレスツアーには、フランスやイタリア各地から招かれたジャーナリストたちが参加しました。

アルチドッソのこぢんまりしたアットホームな雰囲気のトラットリアで最初のディナー

今回の旅ではカステル・デル・ピアノの小さな町にあるホテル「インペロ 」に2連泊し、ここを拠点に各地を巡りました。 最初に訪れたのは、ホテルから近いアルチドッソという可愛らしい村にあるトラットリア「バスタルダ・ロッサ」。


こぢんまりとしたアットホームなトラットリアに入ると、トラットリアの人たちは満面の笑みで私達を温かく迎え入れてくれました。心の底から私達を受けて入れてくれるような、そんな暖かい地元の人たちのホスピタリティに触れ、終始とても和やかな雰囲気の中で食事を楽しめました。
バスタルダ・ロッサ
住所 Via Talassese 98, Arcidosso
URL https://www.facebook.com/BastardaRossa

世界で一番受賞歴の多いペコリーノ工房「イル・フィオリーノ」でチーズ造りを見学

翌日、私たちはロッカルベーニャに向けて再び出発しました。目的地は世界で最も多くの受賞数を誇るペコリーノ(羊のチーズ)工房「イル・フィオリーノ」。「イル・フィオリーノ」の起源は1812年に牧羊を始めたことに遡り、その後1957年に乳製品工場の設立がスタートしました。現在は、工場を設立したアッティリオ・フィオリーノの娘のアンジェラさんと夫のシモーネ・サルジェントーニさんが25人の従業員とともに厳格な生産ルールに沿ってチーズをつくっています。


工場でのチーズづくりの見学後は、工場に併設されたショップにてチーズの試食会が開かれました。チーズにあわせて提供されたのはサンジョヴェーゼのワイン。試食では熟成期間の異なるペコリーノを食べ比べましたが、濃厚でミルキーな味わいは絶品でした。


壁一面に所狭しと飾られた世界中の受賞の数々が誇らしく輝いており、このチーズがいかに世界中から認められているかが実感できました。


工場を後にすると、昔ながらの方法でチーズを熟成させている洞窟熟成をしました。ひんやりした洞窟は天然の冷蔵庫、ここで熟成されたペコリーノも購入することが出来ます。

カゼイフィーチョ・イル・フィオリーノ
住所 Loc. Paiolaio 58100 Roccalbegna (GR)
URL https://www.caseificioilfiorino.it/en/(英語サイトあり)

岩に囲まれ、山の空気に包まれたロッカルベーニャのレストラン「ラ・ピエトラ」でランチ

そびえ立つ岩に囲まれ、自然豊かで山の清々しい空気に包まれたロッカルベーニャ。



ランチは、ここにある宿泊施設つきレストラン「ラ・ピエトラ」。


このレストランでは地元の環境に優しい製品を使用することを明記したマニフェストに署名する必要があるというユニークな掟があります。レティツィア・シレンツィさんは、この村の生活や地域協同組合の活動などを語ってくれました。


レストランではトスカーナの山の伝統と結びつきながらも、若いシェフの新たな息が吹き込まれたモダンな料理が提供されます。 ひよこ豆のクリームにバカラ(タラの塩漬け)のムースが添えられたミルフィーユから、ミートソースのポテトのトルテッリ。


ベジタリアンには栗、ネギ、ベーコンのニョッキ。そしてデザートにはリンゴジャムとリコッタチーズが添えた栗粉のクレープ「ネッチ」や、ロッカルベーニャの典型的なビスケットなど。

料理には、オレンジ色が美しいワイン、アルマンチョーネ 2019(ウーゴ・コンティーニ・ ボナコッシ・ワイナリー)があわせられました。
アンティカ ロカンダ レストラン「ラ・ピエトラ」
住所Via XXIV Maggio 69A-B 58053 Roccalbegna
URL: https://www.albergolapietra.com

黄金に輝くオリーブオイル、セッジャーノのオリーブオイル生産所を見学&試食

昼食後に向かったのは「オリーブオイルの村」セッジャーノ。ここではオリーブオイルの収穫とオリーブオイル生産過程を見学しました。



ここで作られているオリーブの品種は標高の高いアミアータ火山の斜面に生育する「オリヴァストラ・セジャネーゼ」です。セッジャーノのオリーブオイルは厳しい審査基準をクリアしないと認定されないD.O.P.(保護原産地呼称)に認定されている、高品質のエキストラヴァージンオリーブオイルで、風味はほのかな甘みがあり、中程度から低いレベルの辛さと苦味があります。


セッジャーノオイルのコンソーシアムのルチアーノ・ジリオッティ会長は、満面の笑顔で私達を迎え入れてくれ、村自慢のオリーブの収穫の様子を見せてくれました。


その後は、近くのオリーブオイル精油所にてどのようにオリーブオイルが生成されるか説明しながら、その過程を案内してくれました。
続いてセッジャーノの村の中心地へと移動し、チェッキリーニ・オリーブオイル地下搾油所跡へと案内されました。1800年代終わり頃から1900年台半ば頃まで、この村のオリーブオイル生産に使われていた搾油所で、当時としては最先端の技術が活用された機材が並んでいます。


セッジャーノではとても神秘的な場所も訪れました。地上で見ると広場に普通に生えている一本のオリーブの木なのですが・・・


実は広場の下は大きな貯水槽になっていて、根の部分が空中に浮かんでいる用に見えるのです。これは有名な植物学者のステファノ・マンキューソ教授によって考案された「浮遊根」の実験プロジェクトで、貯水槽の栄養を含んだ蒸気によってオリーブの木が育つという仕組みになっています。入場は予約制ですが、唯一無二のユニークな空間なので、セッジャーノを訪れた際には是非立ち寄ってみてください。


セッジャーノ訪問の最後は、記念碑ともなっているこのオリーブの木が中心に位置し、アミアータ山の最高峰が望めるテラスで、地元セッジャーノオイル保護協会によるオリーブオイルと地元ワインの試食試飲会の温かいおもてなしを受けました。この日は満月の夜で、夕暮れでピンクに染まるパノラマから、まん丸の月が登って暗闇が広がるまでの間、地元の音楽団の人たちが昔の名曲などの歌を披露してくれ、どこか懐かしいような音楽に包まれながらセッジャーノの夜を楽しみました。
アミアータの人たちの心からの温かいおもてなしに触れ、観光客で溢れかえる人気観光都市では決して味わえない穏やかな心地よさを体験し、イタリアの田舎の良さを再認識することとなりました。

長い歴史を持つ郷土料理「ラ・スコッティリア」とは?ペッシーナでお肉づくりディナー

二日目の晩餐は、ペッシーナにあるレストラン「ラ・スコッティリア・レストラン」にて。 地元の伝統的と新しい感覚が融合された料理された洗練された食事が楽しめるレストランです。
レストランの名前は、動物のメインではない部分を使用して作られたメインディッシュのスープ「スコッティリア」に由来しています。 仔牛肉、豚肉、ウサギ、子羊肉、鶏肉、鴨、ホロホロ鳥など多種のお肉を煮込んだスープで、タマネギと一緒にお肉をソテーし、ワインやトマトソースと、ハーブを加え、弱火で約8時間煮て仕上げ、最後に固くなったパンに乗せて完成。 唐辛子と地元のセジャーノオイルをかけて仕上げました。

ディナーはスコッティリアの他、牛肉のタタキ、ゆっくりと時間をかけて低温調理した高級チンタ・セネーゼ 豚などが出され、素晴らしいモンテクッコのワインが料理の味をさらに引き立てていました。
ラ・スコッティリア・レストラン
住所 Località Pescina, 29, 58038 Seggiano GR
URL https://www.lascottiglia.it/

最終日はモンテアミアータの栗の収穫と栗の乾燥所を見学

ツアーの最終日は、モンテアミアータでIGPに認定されている栗について学びました。栗の収穫真っ盛りの栗林で、機械で収穫する様子を見せてもらった他、栗生産者のミルコ・ファッツィさんから自身の山での生活や栗生産の苦労などが語られました。



モンテ・アミアータ地域の栗生産は古い起源を持ち、14世紀には既に栗が収穫されていたことを示す文献があるほどです。ジャガイモが到来するまで何世紀にも渡って、栗はここの山岳地帯の人々にとって重要な食材であったそうです。
栗の収穫を見た後は、セッジャーノに戻って栗の乾燥室を見学しました。この乾燥室では栗を完全に乾燥させるために24時間火が焚かれています。

その後、近くの栗のお祭りで栗がふんだんに使われたランチを楽しんでアミターアの盛り沢山の週末ツアーは終了しました。


トスカーナ州が企画するプレスツアーへの参加は今回で3回目となりましたが、今回もまた沢山の出会いとまだまだ知らない美味しいトスカーナの食べ物を発見することができました。インスタ映えする華やかなイタリアの観光地に良くも悪くも観光客が集中している現状ですが、地元の人たちのホスピタリティに癒やされる田舎のイタリアの旅も本当にいいものだということを再認識する旅となりました。日本での慌ただしく忙しい生活から抜け出し、こんなゆったりした時間の流れる旅をしてみてはいかがでしょうか。

 

素敵なツアーを企画し招待してくれたトスカーナ州の取り組み

トスカーナ州では毎年秋頃に、州の特産物の生産者と世界中のバイヤーを直接結びつけるプロジェクト”BUY FOOD TOSCANA(バイ・フード・トスカーナ)”を開催しています。このプロジェクトにはもちろん日本人バイヤーも直接参加することができます。このプロジェクトにちなんで、トスカーナ州では毎年ジャーナリストたちを招いてトスカーナの良さを知ってもらうプレスツアーを企画しています。今年もまたBUY FOOD TOSCANAは開催予定ですので、イタリアの美味しいものを買い付けたいバイヤーの仕事をされている方がいましたら、直接トスカーナの生産者たちから買い付けができるこのプロジェクトに申し込んでみてはいかがでしょうか。

”BUY FOOD TOSCANA”(英語サイトあり)
https://www.buyfoodtoscana.it/en/

また、今回のプレスツアーで訪れた食事場所はすべて、トスカーナ州が地元の食材を使用したレストランや食料品店を厳選してネットワークを広げている観光&食品プロモーションプロジェクト、”ヴェトリーナ トスカーナ”によって選ばれました。レストランからアグリツーリズムまでトスカーナ州おすすめの情報が満載のサイトになっているので、旅行の参考にどうぞ。

 

”VETRINA TOSCANA”(英語サイトあり)
https://www.vetrina.toscana.it/en/

 

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4月21日(日)J-WAVEラジオ「ACROSS THE SKY」出演

FMラジオJ-WAVEの番組「ACROSS THE SKY」に出演します。

番組ナビゲーターの女優の小川紗良さんとフィレンツェで対談し、伝統を守るイタリアの価値観やフィレンツェで深刻化しているオーバーツーリズムに対して日本人ができる対策などについて色々話しました。

放送日: 421日(日)午前9:209:40
https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/


※タイムフリーで聴く場合は以下のリンクからどうぞ。
https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/connectors/

(収録裏話を少しだけ・・・)実際にお目にかかった小川さん、透明感があってそれはそれは可愛かったです!フィレンツェの私のお勧めのレストランで一緒にランチをさせて頂きましたが、とても気に入ってくださって「美味しい!」とニコニコ沢山食べている姿が本当に可愛らしかったです。細〜い方なので、あんまり食べないのかなあなんて思っていたのですが、意外に沢山食べるところも素敵でした!


ご興味ある方は聞いてみてください♪

ミシュランスターシェフらがパネットーネを披露!どれがお好み?

イタリア好きの皆さんなら、イタリアのクリスマスにはどんなお菓子を食べるかご存知ですよね。そう、パネットーネです。日本人にとってはケーキというより菓子パンのようなイメージになりますが、イタリアのクリスマスに欠かせないお菓子はパネットーネです。

今年の日本のクリスマスでは、崩れた生クリームケーキが届けられたことがニュースになっていましたが、パネットーネならそんな心配は皆無です。そもそもクリームがついていませんので(笑)

このパネットーネにちなんだユニークなイベントがフィレンツェ市内のグランドホテル・シーナ・シッラ・メディチ内にある素敵なバー”ハリーズバー・フィレンツェ1953”で開催されました。

イタリアではパネットーネは菓子店やデパート、スーパー、バールなどで販売されますが、このイベントではミシュラン星つきレストランやピザレストラン、ジェラテリアなどの普段パネットーネを専門的に作っているわけではないシェフやピザ職人たちが集まり、それぞれの天才的なインスピレーションを駆使したバリエーション豊かなパネットーネが披露されました。

 

シェフ、ピザ職人、ジェラテリアが参加、オリジナリティ溢れるパネットーネの数々

パネットーネ好きにはたまらないイベントを開催したのは、イル・フォルケッティエレというグルメメディアを発信するジャーナリストたち。イベント発起人のマルコ・ジェメッリさんは「伝統的なパネットーネのバリエーションを生み出すことに成功した才能を披露することがこのイベントの目的です。できる限り、伝統的なパネットーネではなく、創造的なバージョンのパネットーネを生み出すことを参加者たちに依頼しました。」

イベント発起人のMarco Gemelliさん(中央)と参加したシェフたち。撮影Luca Managlia


マルコさんの趣旨に賛同して参加したシェフたちとパネットーネは以下の通り(敬称略)。

・ミシュラン2つ星レストラン「サンタ・エリザベッタ」(フィレンツェ)のロッコ・デ・サンティスとフランツェスコ・デ・パドヴァ、ブラジルのチョコレート、マダガスカルのバニラ、アプリコット砂糖漬け入りのパネットーネ
https://www.ristorantesantaelisabetta.it/

Rocco De Santis とFrancesco De Padova 撮影 Luca Managlia


・ミシュラン1つ星レストラン「イル・パラージョ」(フィレンツェ)のパオロ・ラヴェッツィーニとマリアーノ・ディレオ、ブラジル産のチョコレートやくるみとアプリコット砂糖漬け入り、栗のはちみつ・ローリエ・ローズマリーのアロマがきいたパネットーネ
https://www.ilpalagioristorante.it/

Paolo Lavezzini と Mariano Dileo 撮影 Luca Managlia


・ミシュラン推薦レストラン「ラ・レッジェンダ・デイ・フラーティ」(フィレンツェ)のフィリッポ・サポリート、チョコレートやドライフルーツ入のパネットーネ
https://laleggendadeifrati.it/

Filippo Saporito 撮影 Luca Managlia


・ピザレストラン「ボッテガ・ダーニ」(チェチナ)のガブリエレ・ダーニ、伝統的なパネットーネをベースにストレーガというリキュールのクリームをかけたパネットーネ
https://bottegadani.it/


Gabriele Dani 撮影 Luca Managlia


・ピザレストラン「ラ・フェニーチェ」(ピストイア)のマヌエル ・マイオラーノ、ピスタチオ入の甘いパネットーネと、チンタ・セネーゼという地元の品種豚のパンチェッタと洞窟熟成ペコリーノ入りのしょっぱい系のパネットーネ2
https://www.lafenicepizzeria.it/

Manuel Maiorano 撮影 Luca Managlia


・ジェラテリア「バディアーニ」(フィレンツェ)のパオロ・ポンポジ、ふんだんにチョコレートを使ったパネットーネ
http://www.gelateriabadiani.it/it/home/

Paolo Pomposi 撮影 Luca Managlia


・テレビ出演シェフのルイザンナ ・メッセリ、伝統的なパネットーネ

Luisanna Messeri (右)撮影 Luca Managlia


・パティシエ学校「テッシエリ」(ポンサッコ)、カフェインレスのコーヒーとマスカルポーネ入りのパネットーネhttps://www.scuolatessieri.it/

Mario Ragona と Alessio Tessieri 撮影 Luca Managlia


・(特別ゲスト)「パンク ・ラ・ブーランジェリア」(フィレンツェ)のデビッド・ベドゥ(フランス人)

パネットーネではなく、世界的に有名なクリスマスデザート「アルプス」を披露https://www.mercatocentrale.it/firenze/artigiani/david-bedu/

David Bedu 撮影 Luca Managlia


・イベント会場「ハリーズ バー ・フィレンツェ1953」のシェフ、ミルコ・チェザーリ

パネットーネではなく「ピンク・レディー 53」というカントゥッチをベースにマスカルポーネムースやチョコレートでデコレーションしたお菓子を披露

Mirko Cesari 撮影 Luca Managlia


ミシュラン星つきレストラン、ピザ職人、ジェラート職人らによるパネットーネの気になるお味は?

イタリア在住10年以上になる私も毎年パネットーネを食べて慣れ親しんでいますが、ここで食べたスターシェフたちが生み出すオリジナルパネットーネはさすがのクオリティでこれまで食べたことのないようなパネットーネばかり。どれも甲乙つけがたい美味しさでした。個人的な好みで言えば、フワフワ食感よりもしっとり食感が好きなので、ミシュランレストランのしっとり系パネットーネはいずれもドンピシャの好みで、何度もおかわりしてしまったほどです。

普段から美味しいものを食べているイタリア人ジャーナリストたちの間で、どれが好みが議論が繰り広げられていました。

また会場ではシャンパン「Chapin & Landais」なども振る舞われ、パネットーネとの組み合わせを楽しむことが出来ました。

Alessandro Cicali 撮影 Luca Managlia


シエナの「チャーリー・ミクソロジー・バー」のリッカルド・アルディヌッチ氏は、なんと「パネットーネ・ドリンク」という缶入りのカクテルを新発売し、そのお披露目プレビューも行われました。

Riccardo Aldinucci 撮影Mako Kobayashi


まさにパネットーネづくしの、パネットーネ天国だったイベント。この中で食べてみたいパネットーネはありましたか?来年のクリスマスはイタリア式にパネットーネで楽しんでみてはいかがでしょうか。持ち運びにも便利ですし、崩れて届く心配もありませんよ!

グルメメディアIl Forchettiere (イタリア語)
URL: https://www.ilforchettiere.it/

イベント会場
Harry’s Bar Firenze 1953 Grand Hotel Sina Villa Medici内)
URL: https://harrysbarfirenze.it/harrys-bar-the-garden/

 

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イタリア流の栗料理。トスカーナの栗の名産地マッラーディで栗づくしイベント

秋冬にイタリアを旅行したことがある人なら、きっとどこかの街で「焼き栗」を目にしたことがあるのではないでしょうか。私も初めてのイタリア旅行の際にミラノで「焼き栗」を買って食べてみたのですが、その美味しさに感激したことは今でも忘れられません。どこの街でも「焼き栗」を見かけるほど、栗はイタリアの秋冬を代表する味覚の一つとなっています。

※季節外れの栗の話題で恐縮ですが、その理由は前回の記事「本日から公開!GWに観たいおすすめイタリア映画「帰れない山」」をご覧ください〜。

 

トスカーナで栗の名産地と言えば真っ先に挙げられるのが「マッラーディ」

トスカーナ州では各地で栗が収穫されますが、その中でも特に有名なのがマッラーディ。ここの栗はIGP(保護指定地域表示)認定を受けている、ステータスあるブランド栗のような存在。

※詳しくはマッラーディが含まれるムジェッロ地方の栗についたこちらの記事「マンマのレシピ掲載「カスタニャッチョ」に欠かせない”栗の粉”について、栗生産者に聞きました」をあわせてお読みくださいませ。


マッラーディはフィレンツェから約60キロほど離れた、車で約1時間半ほどのところにある山間にある街です。ここでは先述した通り、名産品の栗をブランド化することに力を入れ、栗が町興しや観光客招致の役割を担っています。


そんなマッラーディの街の可愛らしい劇場で1月半ば、マッラーディ市長やマッラーディのあるムジェッロ地方のホテルやレストラン、生産者や食品販売店らが一堂に会した栗づくしイベントが開催されました。


今回はプレスとして招待してもらい、招待客はフィレンツェから送迎車でマッラーディまで往復したのですが、この日は大雪に見舞われ、道中の景色がフィレンツェとはまるで異なる銀世界となっていて、それはそれは美しかったです。


到着したマッラーディの街も大雪で一面銀世界が広がり、マッラーディ市民たちも「昨日まで全く雪も無かったんだけどねえ、今日はすごいね!」とみんな写真撮影をするほどはしゃいでいました。

 

栗のプリン、栗のトルテッリ、栗粉のオレッキエッテ・・・まさに栗づくし!

イベントでは最初に栗のトルテッリづくり教室が開かれました。参加した市長や商工会議所、トスカーナ州関係者、ジャーナリストたちがパスタづくりに挑戦。

撮影:Giorgia Baluganti



撮影:Giorgia Baluganti


その後、料理の準備が進められている間に、市長たちが生産・商業・観光が一丸となってマッラーディやムジェッロ地方の観光誘致に取り組み、さらに栗の知名度や栗を使った郷土料理などの周知を広める大切さを参加者たちに話していました。

撮影:Giorgia Baluganti


会合が終わり、食事会場に移動すると、栗を使った商品の展示が行われており、さらに栗づくしランチの準備が進められていました。どれもこれも目移りしそうなほど美味しそうなものばかり。

撮影:Giorgia Baluganti



用意されたワインももちろん地元のワインです。イタリアのイベントではたいてい美味しいワインがついて回るのでワイン好きにはたまりません(^^)


イタリア流栗づくしブッフェはこんな感じです!

提供者(レストラン名と料理人名とレストランURL)と料理の一覧は以下の通り:

Il Caminohttps://www.ristoranteilcamino.net/)– Simona Sartoni
オリーブオイルとチーズをかけた栗のトルテッリ、栗のケーキ

撮影:Giorgia Baluganti



撮影:Giorgia Baluganti


Antica Porta di Levante https://www.anticaportadilevante.it/)– Cristian Borchi
ムジェッロの蜂蜜でマリネしたチンタ・セネーゼ(豚の種類)のプルドポーク、ワインビネガーでマリネしたキャベツを古代の穀物粉とフィレンツェの丘のサフランで作ったフォカッチャ


Il Cantuccio (https://icantuccio.eatbu.com/?lang=it)– Francesco Cappelli
栗のジャムを添えたペスケ(スウィーツの名前)、マロングラッセを添えたチーズケーキ、栗粉のドーナツ


Il Casolare (https://www.ristoranteilcasolaremarradi.it/)– Carlo Carzaniga
栗のプリン


La Colombaia (http://www.agriturismocolombaia.com/ita/ristorante.php)– Lubiana Vinci
栗とカリカリラードを添えたラディッキオのサラダ、ポテトのトルテッリ・ミートソースがけ、栗のケーキ


La Torre Osteria et Bottega (https://www.latorreosteria.it/)– Lorenzo Dugheri
栗粉を使った甘くないマリトッツォ、栗粉のパン


Palazzo Torriani (https://www.palazzotorriani.it/it/)– Annamaria Tagliaferri e Mariaemilia Donati
バターとペコリーノチーズの栗粉のオレキエッテ、栗のトルテッリーニのフライ


日本と同様に、栗はスイーツだけでなく料理にも使われており、食事からデザートまで栗づくしのランチビュッフェでしたが、こんなにも栗の楽しみ方があるんだなと感心させられた内容で全く飽きずに栗づくしを楽しめました。日本人も栗好きですが、イタリア人の栗好きも相当なもの。いつか日本とイタリアの栗ざんまい対決などが実現されたら面白いかもと思いました。

撮影:Giorgia Baluganti


食事後はマッラーディにある栗の博物館へ。この博物館には様々な種類の栗や、栗を使った商品、栗を使った伝統料理の写真などが展示されています。



日本の高校の文化祭っぽい雰囲気の展示でほのぼのとしていましたが、「君、日本人でしょ?これ見てよ!」と勧められて見に行ったら、日本の栗の加工品の展示までありました。


ゴールデンウィーク中でまだ次の旅行のことまで考えられないかもしれませんが、次に秋冬にイタリア旅行を計画しようとしている読者がいましたら、マッラーディでの栗ざんまいを旅行に組み入れてとことんイタリアの栗を楽しむのもユニークな体験になるかと思います!

さて今回のイベントはトスカーナ州などが手がける”VETRINA TOSCANA(ヴェトリーナ・トスカーナ)”という食とワインの観光を促進する地域プロジェクトが主催したものなのですが、VETRINA TOSCANAはサイトがあり、トスカーナ州のお墨付きの厳選されたレストラン、ワイナリー、アグリツーリズム、ホテル、地域の特産物を日本にいながらチェックすることができます。とても便利なサイトになっているので、トスカーナへの旅行を考えている人は旅の計画の参考に覗いてみてはいかがでしょうか。

VETRINA TOSCANA(ヴェトリーナ・トスカーナ)
https://www.vetrina.toscana.it/

 

2023年の新作&新色バッグも多数ご用意、イタリア製バッグでお出かけを楽しみませんか〜

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本日から公開!美しい大自然を堪能できるおすすめイタリア映画「帰れない山」

ゴールデンウィークまっただ中、皆様いかがお過ごしでしょうか。私はトスカーナ州のピエトラサンタビーチに行ってきたのですが、こんな光景を見ました。



「鯉のぼり!」

・・にちょっと見えませんか?!海岸で凧揚げのカイトを売っていただけなのですが、連なっている感じが遠目に見るとちょっと鯉のぼりっぽくて、ちょうど55日こどもの日に近かったので、そんな風に見えてなんだか嬉しくなりました。


イタリア風鯉のぼりを眺めていてふと、男の子たちの素晴らしい友情を描いたイタリア映画を思い出しました。イタリア好きの皆さんには特におすすめしたい映画「帰れない山」です。

 

イタリア映画祭で多数ノミネート、原作はイタリア文学最高峰の賞を受賞「帰れない山」が公開

イタリア映画「帰れない山」は本日55日から日本で公開されますが、この映画は昨年イタリアで公開されてかなり話題となった作品で、第75回カンヌ国際映画祭では審査員賞を受賞しています。

出典:映画「帰れない山」オフィシャルサイト


舞台はイタリア北部のヴァッレダオスタの雄大なモンテ・ローザ山麓。この村に住む少年ブルーノと夏の間だけトリノからこの村へ来る少年ピエトロの二人の壮大な友情物語で、対象的な二人が成長していく過程で生まれる葛藤や苦悩などからは様々なことを考えさせられる内容です。

出典:映画「帰れない山」オフィシャルサイト


対象的な二人を好演しているのはイタリアで大人気の若手俳優二人ルカ・マリネッリとアレッサンドロ・ボルギ。私は「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」(2017年公開)で初めてルカ・マリネッリを知ったのですが、その時の凄まじい目力と強烈なオーラを封印して悩める好青年を演じていたのが新鮮で、新たなマリネッリの魅力を堪能することが出来ました。

出典:映画「帰れない山」オフィシャルサイト


さて、気になるイタリアでの評判ですが、私の周りのイタリア人たちに観た感想を聞くと、みんな口々に「Bellissimo(ベリッシモ)=めっちゃいい!」と即答。

私は完全にピエトロ派(ひとつのところにとどまらずさまよい続けるタイプ)なのですが、映画を観た友人たちとピエトロ派かブルーノ派(ひとつのところにとどまるタイプ)か、などと感想を言い合えるのも映画を観た後の楽しみだったりします。

510日にイタリアで開催される、イタリアのアカデミー賞「David di Donatello 2023(ダヴィッド・ディ・ドナテッロ)」では作品賞、監督賞、そして主演の二人がともに主演男優賞にノミネートされるなど、主要部門で多数ノミネートされており、今年のドナテッロの大本命とされている注目作品です。

原作はイタリアを代表する作家パオロ・コニェッティがイタリア文学の最高峰「ストレーガ賞」を受賞した「帰れない山で、日本を含む39言語に翻訳された世界的ベストレラー小説。なにからなにまで話題が盛り沢山の作品となっていて、私も観る前からとても楽しみにしていた映画でした。

出典:映画「帰れない山」オフィシャルサイト


イタリアの原題は「Le otto montagne(レ・オット・モンターニェ)=8つの山」ですが、タイトルにあるようにこの映画の主役はなんといっても雄大な山。この美しいイタリアの自然と雄大の圧倒的な映像美は映画館の大きなスクリーンで観てこそ良さが引き立つので、映画館で観ることをおすすめします。ちなみに、会話もそれほど難しくないイタリア語が使われている場面も多いので、イタリア語を学習している人にもおすすめしたい映画です。



新宿ピカデリーほか全国公開されているので、是非最寄りの映画館で雄大なイタリアの自然を堪能いてください!次回のイタリア旅行にイタリアの美しい山脈ハイキングを組み込みたくなること間違い無しの作品ですよ。

映画「帰れない山」(配給:セテラ・インターナショナル)
URL: http://www.cetera.co.jp/theeightmountains/

映画「帰れない山」で雄大な山の雪景色を眺めていて、ふと今年の冬に訪れた雪山の景色が素晴らしかったマッラーディのことを思い出しました。そんなわけで、3ヶ月半ほど前の内容になってしまいますが、マッラーディやトスカーナ州などから招待してもらって参加してきた栗のイベントについて次回ご紹介したいと思います。この秋冬にイタリア旅行を計画されている方に是非おすすめしたい可愛らしい街&美味しい栗づくし料理・スイーツを沢山ご紹介するので、お楽しみに!

マンマのレシピ掲載「カスタニャッチョ」に欠かせない”栗の粉”について、栗生産者に聞きました

「マンマのレシピ」で115日に掲載のカスタニャッチョ。可愛らしい響きのお菓子ですが、どんなお菓子かご存知ですか?栗の粉を使った焼き菓子で、トスカーナの秋のお菓子の代表格です。砂糖は使わない、かなり甘さ控えめなお菓子で、トスカーナの甘いワインのヴィン・サントと相性抜群です。作り方は、「マンマのレシピ」取材で弾ける笑顔を見せてくれたジュゼッピーナさんのレシピを是非ご覧になってください。


その取材の中で、イタリア好きの担当者から以下のような質問がありました。

「栗粉は通常10月~12月にならないと出回らないとのことでしたが、今回はどのように入手いただけたのか、少し教えて頂いてもいいでしょうか?また、やはり栗粉は通常、栗の収穫後、その年のものを使って新粉?的な感じで10月頃から販売され、その年のものはその年に売り切れ市場から消えていくのでしょうか?とてもニーズがあるものか・・意外な情報でしたので教えて下さい。また、栗の粉を他にどういった料理に使われますか?」

読者の皆様も気になる内容かと思いますので、今回はそんな栗や栗の粉事情について説明したいと思います。ちょうどカスタニャッチョのレシピ取材を終えたばかりのタイミングで、トスカーナの栗の生産者にお話を聞く機会もあったので、あわせてお伝えします。

今回のカスタニャッチョのレシピ取材依頼がイタリア好きからあったのは9月はじめのタイミング。周りのマンマたちに「カスタニャッチョのレシピ取材させてくれる?」と聞きまわったところ、「何を寝ぼけたことを言ってるのよ!まだ早いわよ。栗の粉(イタリア語ではfarina di cantagne=ファリーナ・ディ・カスターニェといいます)は9月になんか無いわよ。あっても、去年の栗からできた古いものだから美味しくないわよ。10月まで待ちなさい!」と、聞いたマンマ全員が口を揃えてそう言いました。

確かにトスカーナの店頭でカスタニャッチョが並ぶのは10月に入ってからというのは知っていましたが、栗の粉については、てっきり小麦粉と同じような感覚でいつでも手に入るものかとばかり思っていました。実際、9月に大きめのスーパーで栗の粉を探しても見つからず、スーパーの店員に念の為に「栗の粉ってありますか?」と聞くと、この人わかってないわね・・という表情でNoと即答されてしまいました。

しかし10月に入ると、途端に栗の販売とともにどこのスーパーでも栗の粉が売り出されるようになり、「うわあ、栗の粉って本当に”旬のもの”なんだ!」と実感しました。賞味期限を見ると2022430日とあるので、半年くらいが賞味期限のようです。小麦粉は半永久的にOKのようなイメージを持っていたので、栗の粉の賞味期限がわりと短いのも意外でした。


さて、そんな賞味期限や栗の粉について他にはどんな使いみちがあるのか気になっていたところ、ちょうどいいタイミングで栗の生産者たちに話を聞く機会がありました。


トスカーナ州が主催でシエナで開催された「BuyFood Toscana」というトスカーナのDOPやIGP認証の数多くの名産品を紹介してB2Bを促進させるイベントに招待され、その一環として開かれたマスタークラス(生産者の解説つきの試食会)に参加。そこに栗の生産者がいたので色々質問させてもらいました。

BuyFood ToscanaのHP: https://www.buyfoodtoscana.it/

紹介された栗はトスカーナ州のムジェッロの栗Marrone del Mugello=マッローネ・デル・ムジェッロ)で、この栗はIGP(保護指定地域表示)の認定を受けていますが、この品質証明とも言える認定を受けるには厳しいルールに従う必要があります。例えば、合成肥料や農薬の投与は禁止、1ヘクタールあたり80本未満の密度、栗のサイズは1キロあたり80粒以下である必要があるなど。日本でいうところの「夕張メロン」のようにステータスのある栗なのです。

Marrone del MugelloのHP: http://www.marronedelmugello.it/


マスタークラスではムジェッロの栗を使った「カスタニャッチョ」と「カスタニャッチョ風アイス」の試食が行われました。カスタニャッチョはもちろん、カスタニャッチョ風アイスは初めて食べましたがカスタニャッチョ風味そのものでとても美味しく、参加者たちも絶賛していました。


ムジェッロの栗の生産者に冒頭の質問をしたところ、こんな回答がありました。「栗の粉は、収穫してからその年の栗を使って作ります。なので、栗の粉が市場に出回るようになるのは栗の収穫後になります。ムジェッロの栗の粉は、IGP規格に達しない小粒のものなどを使って作られます。栗の粉は実際には半年以上でも食べることはできますが、半年経過した頃から風味が落ちます。なので、美味しく食べるには賞味期限内に食べることをおすすめします。」


栗の粉はイタリア市場において一般的に500グラムで5ユーロほどとなかなか高価なので、一般家庭でそれほどニーズが高いわけではありませんが、トスカーナでは「カスタニャッチョ」や「ネッチ」で呼ばれる栗のクレープ、栗の粉でつくった「ポレンタ」などに使われることが多く、他にも「クロスタータ」や「マフィン」などに利用されることもあります。生産者の話によりますと、「最近ではグルメ食材として注目され、栗の粉を練り込んだタリアテッレなどのパスタや、リゾットに加えるレストランなどもあるみたいですよ」とのことでした。


さて、そんな栗の粉のイタリア事情を学んだ後は、是非マンマのレシピの「カスタニャッチョ」にも挑戦してみてください。

ところで、今回のマスタークラスは実はトスカーナ州主催のプレスツアーの一部でした。トスカーナ州の美味しいご当地グルメを食べ歩きする2泊3日のツアーに招待されて、日本ではまだ馴染みのない美味しいものをたくさん食べ、素敵な生産者の方々を訪問してきました。


トスカーナ州から招待!ご当地グルメの”食い倒れ”プレスツアーに参加しました<第一回>
アザミやアーティチョークの花で固めてつくる、ヴォルテッラのペコリーノ/トスカーナ州主催プレスツアー<第二回>
大理石の器で熟成される、真っ白な「コロンナータ村のラルド」口の中でトロける絶品/トスカーナ州主催プレスツアー<第三回>

そんなツアーの様子を3回に分けてリポートした記事もあわせてどうぞ。上記のタイトル(青色)をクリックすれば記事をご覧いただけます。

《WEBマガジン イタリアマンマのレシピ》
★栗粉の焼き菓子 カスタニャッチョ
https://italiazuki.com/?p=46831
《イタリアマンマのレシピ~旬の素材と郷土の味~とは》イタリア現地在住のマンマが郷土料理や得意な料理を紹介。レシピだけではなく、料理にまつわるエピソードも楽しめる、イタリア気分の高まるwebマガジンです。
既に170レシピが閲覧できます。毎月2レシピ増えていきますよ~。
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イタリアのミモザの日_festa della donna_小林真子撮影3

3/8はFest della Donna、フィレンツェではミモザの花が見頃に。

引き続きロックダウン中のフィレンツェですが、天気の良い日が続き春めいてきました。2月中旬からはフィレンツェの各地でミモザの花が咲き乱れ、春の訪れを感じます。

イタリアのミモザの日_festa della donna_小林真子撮影1
今年の3月8日のFesta della donna(フェスタ・デッラ・ドンナ=女性デー)は残念ながらレストラン内での飲食はできないフィレンツェなので、例年よりは盛り上がりにかけていますが、街中ではミモザが飾り付けられたショーウィンドーもちらほら見かけます。

イタリアのミモザの日_festa della donna_小林真子撮影2
こんな時期だからこそ、今年の女性デーにはミモザの花を贈り合って、家の中をミモザイエローで溢れさせて明るい雰囲気にしたいですね!

イタリアのミモザの日_festa della donna_小林真子撮影3
みなさまも、どうぞ素敵なFESTA DELLA DONNAをお過ごし下さいませ。

 

〜ミモザみたいな鮮やかなイエローのバッグはいかが?〜

私が経営するイタリア製レザーバッグのオンラインショップにも2021年春夏の新作や新色のバッグが届きました。今季の新色のひとつはまさにミモザみたいな鮮やかなイエロー!コロナ禍の憂鬱さを吹き飛ばしてくれるようなイエローのバッグは持つ度に元気をくれそうです。

ミモザのような黄色いバッグ_イタリアのミモザの日_amicamakoオンラインショップ
イタリア好き読者の皆様に500円割引クーポン券をプレゼント。イタリアに行けないこんな時期ですが、イタリアを身近に感じられるイタリア製のバッグで新生活を迎えませんか。

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二度目のロックダウン中、フィレンツェの近況

イタリアでは10月頃から再びコロナウィルス感染が急激に拡大し、11月から二度目のロックダウンに入っています。今回はロックダウンの規制レベルが3段階に分けられ、州ごとにゾーン分けされています。

フィレンツェを州都とするトスカーナ州では、最初は一番ゆるいイエローゾーンからスタートしましたが、わずか10日の間に一番厳しいレッドゾーンに指定されてしまいました。11月15日から12月2日時点の今も24時間外出規制が行われています。レッドゾーンの規制は前回の3〜5月のロックダウンとほぼ同じようなものですが、前回のようなピリピリした緊張感は皆無で警察のコントロールが今回はゆるく、穏やかな雰囲気のロックダウンです。

2020年コロナ禍二度目のロックダウンのフィレンツェ
11月はサマータイムも終わって17時には日が暮れて暗くなり、最低気温が0度にもなるほどの寒さも到来していることから、そもそも夜間の人出は繁盛期に比べれば減りがちになる時期ではありますが、そうはいってもここまで街から人がいなくなるのは前回のロックダウン以来です。再び街は静けさに包まれるようになりました。

お客の9割が観光客のポンテベッキオは今

前回のロックダウンでは、全てのジュエリー店が閉店しているポンテベッキオを初めて目の当たりにして衝撃を受けましたが、今回もまたほぼ全ての店舗が重厚な木製の扉に覆われて、かつてのポンテベッキオの面影がないほどです。


ポンテベッキオのお客は9割が観光客のため、前回のロックダウンが解除された後も営業を再開しない店が多く見られました。夏の間はフランスやドイツなどEU圏からの観光客は見かけましたが、それ以外はほぼおらず、世界中から観光客が訪れていたのは随分遠い昔のように感じてしまいます。

昨年11月末の17時頃のポンテベッキオ



今年11月末の17時頃のポンテベッキオ


今ではフィレンツェに住んでいてもポンテベッキオの宝石店で直接アクセサリー類を買うことができなくなってしまいました。

閉店しているジュエリー店の商品を眺める女性

閉店しているポンテベッキオのジュエリー店の商品を眺める女性


こんな時期でも、というよりも、イタリアに来ることができないこんな時期だからこそ、日本のイタリア好きの皆さんに少しでもイタリアを感じてもらおうとポンテベッキオのアクセサリーの紹介をはじめました。イタリアにいても店舗で購入できないアクセサリーを、日本の自宅にいながら注文できます!

フィレンツェらしいフィオリーノ硬貨とジリオ(ユリ)のアクセサリー

ポンテベッキオにあるジュエリー店のひとつ、Gioielleria Callai(ジョイエッレリア・カッライ)は1967年からカッライ・ファミリーによって営まれてきました。ジョイエッレリア・カッライではフィレンツェの熟練の職人たちがひとつひとつ手作業で丁寧につくるフィレンツェ伝統のジュエリーやオリジナルデザインのアクセサリー、ブランド時計などを幅広く取扱っています。今は、店舗も閉店中、職人たちも工房や自宅等で作業を続ける日々です。

フィレンツェの熟練の職人たちのハンドメイドジュエリーをご紹介_アミーカマコオンラインショップ
みんな再びの営業を待ち望んでいるところですが、コロナ禍でもイタリアが好きな日本のお客様へジュエリーを届けられることにとても喜んでいます。

ジョイエッレリア・カッライの父親のフランチェスコさんと長女のクラウディアさん


そんなジョイエッレリア・カッライのクラウディア・カッライさんに日本人へお勧めのアクセサリーを選んでもらったところ、「やっぱりフィレンツェならではのフィオレンティーノ硬貨とフィレンツェの紋章ジリオ(ユリ)のアクセサリーがお勧めです。観光客にもとても人気のある商品なんですよ」ということで、2タイプのアクセサリーをご用意しました。ひとつひとつハンドメイドでお作りし、フィレンツェから直送いたします。

●フィオリーノコインシリーズ(つや消しシルバー製)ブレスレット(MとSの2サイズあり)&ネックレス
●フィレンツェのシンボル”ジリオ”(ユリ)シリーズ(つやありシルバー製)ブレスレット&ネックレス


ポンテベッキオから届くジュエリー。イタリアが好きな方へのプレゼントに、またはイタリアが好きな自分へのご褒美にいかがでしょうか。商品詳細はこちらからご覧ください↓
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イタリア製バッグもイタリアから直接お届けします。バッグはこちら↓
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ポンテベッキオ・ジュエリーショップ・カッライの看板犬ぺぺちゃん

早くみんなにまた会いたいな!


ジョイエッレリア・カッライの看板犬のぺぺちゃんも日本のお客様にまた会える日を楽しみにしています。早くコロナが終息し、再び皆様がイタリアを訪れることができますように・・・。

ユネスコにも登録されているアルノ川の源流に行ってみた

アルノ川のはじまりはどんなところかご存知ですか

フィレンツェの中心を流れる川と言えばアルノ川。過去に氾濫したこともあるほど、大雨の時などは水位もあがる川ですが、この川の源流はどんなところなのかこれまで見に行ったことがありませんでした。


数年前に、イタリア人の友人が「ハイキングにもおすすめのすごく素敵な場所だったよ」というのを聞いてから一度は行ってみたいと思っていて、ようやく9月に行ってきました。

アルノ川の源流はCapo D’Arno(カポ・ダルノ)といいますが、フィレンツェから車で1時間半ほどの場所にあります。近くまでは車で行けるし駐車場もあるので、車で行くことをお勧めします。アルノ川源流周辺は、ユネスコ世界遺産にも登録されている場所です。

1アルノ川の源流_capo d'arno
源流があるくらいだから、途中に水が流れているところで水を汲めるなどと勝手に思っていましたが、結論から言うと全くそんなところはありませんでした。なのでナチュラルウォーターを持参するか、山道に入る手前にある天然水が出る場所で持参した水筒などに水を補給していく必要があります。ちょっとわかりにくいのですが、この天然水が汲める場所は標識の右手の低い場所にあり、冷たく、そしてとても美味しい天然水なので、この水を汲んでいくことをお勧めします。

2アルノ川の源流_capo d'arno
人によって歩くペースも異なりますが、道標には1時間25分とあり、目安として往復3時間くらいを考えておけばいいかと思います。最初は道路もならされていましたが、途中からはゴツゴツ大きな石だらけの道もあり、歩きやすい運動靴が必須です。

3アルノ川の源流_capo d'arno
さらに、けっこう急な上り坂が続くので私のような運動不足の者にとっては、かなり息が上がるコースでした。途中の美しい山林の景色に癒やされながらコツコツと歩きましたが、なかなかいい運動になるハイキングコースです。ちなみにイタリアのハイキングコースの道標は白と赤の印で、少し迷いそうになったら、木の上に記されたこの白と赤の印を探して進むと迷いません。

4アルノ川の源流_capo d'arno
5アルノ川の源流_capo d'arno

アルノ川の源流には、今年で没後700年となるダンテの「神曲」の石碑

アルノ川の源流場所には標識が立てられているので、たどり着いたことがわかります。

6アルノ川の源流_capo d'arno
そこから下ると、アルノ川の源流を見ることができます。

7アルノ川の源流_capo d'arno
それはそれは小さな渓流なので、「こんな小さな起源が60キロも離れたフィレンツェに流れていくと、あんな大きな川になるのか!」となかなか感慨深い気持ちになります。

9アルノ川の源流_capo d'arno
この源流には、フィレンツェ出身の詩人ダンテ・アリギエーリの「神曲」の石碑が立てられています。

8アルノ川の源流_capo d'arno
“Per mezza Toscana si spazia
un fiumicel che nasce in Falterona”

訳「フィレンツェの中心を流れる川、フォルテロナ山で生まれる」

10アルノ川の源流_capo d'arno
今年はダンテ・アリギエーリの没後700年となる記念の年。そんな年にこの場所を訪れることができて、よりいっそう想い出深いものとなりました。

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リラックスできる美しい自然を満喫できるアルノ川源流へのハイキング。この日は道路脇に美味しいブラックベリーが沢山なっており、道中おやつ代わりに食べることもできました。日本からイタリアへ来るにはハードルが高すぎますが、いつか再びイタリアへお越しの際には、こんなイタリアでのリラックスハイキングもおすすめですよ。

12アルノ川の源流_capo d'arno
このイタリア好き通信では、私が紹介できるのはトスカーナ州だけですが、私のブログではイタリア中の素敵な街や近隣国なども紹介しています。イタリア全20州のうち18州訪問、世界では約40カ国を旅してきた旅行好き&グルメな私のブログ&インスタグラムもよかったらのぞいてみてください♪最近ではウンブリア州の素敵な街や美味しいものなどを紹介しています。

ブログはこちらから→  https://www.blog.amicamako.com

撮影したナポリの写真が本「平和学と歴史学/【著】戸田三三冬」のカバー表紙に採用されました

今年8月に戸田三三冬さん著「平和学と歴史学―アナキズムの可能性」が三元社から出版されました。

第二章ではナポリについて色々書かれていることから、本のカバー表紙に私が2014年に撮影したナポリの写真が採用されました。小さいモノクロ写真ではありますが、立派な本の表紙に写真が採用されてとても光栄です。

平和学と歴史学―アナキズムの可能性
三元社から送っていただいた本はようやく先日イタリアの自宅に届いたばかりなのでまだ読み始めたばかりですが、三度訪れたことのあるナポリの章を特に楽しみ読み進めているところです。いろんなサイトで購入可能ですので、ご興味のある方はお買い求めの上、是非読んでください!

ロックダウンを経て、日常が戻ったフィレンツェより「コロナウィルスがもたらしたもの」

コロナウィルスの影響後、イタリアの生活において悪くなったことばかりではありません。ウィルス感染者や死亡者が多く出ているイタリアなので不謹慎かもしれませんし、私自身も経営しているイタリア製レザーバッグのオンラインショップで経済的ダメージを受けたりしましたが、本音を言えば、コロナの影響から恩恵を受けることも多く、ロックダウンを経た今のイタリアの生活は以前より気に入っているくらいです。

フィレンツェ_ミケランジェロ広場
コロナ以前のフィレンツェの中心地はオーバーツーリズムでどこもかしこも人だらけ。ここ数年は、民泊が盛んになったため、観光客が増え続けていました。ポンテベッキオは渋谷駅前交差点状態で歩くのもままならないほどで、スーパーに行けば言葉のできない外国人客だらけなのでレジ係のイタリア人はストレスを抱える人も多く、イライラがこっちにまで伝わってくることもありました。

そんなフィレンツェの街が突然のロックダウン。街から人が消え、誰もいないフィレンツェの中心地はまるでSF映画の世界のようで静まり返りました。フィレンツェの中心地(ユネスコ世界遺産地区)に住んでいるため、最寄りのスーパーなどへ行く際に幸運にもフィレンツェの観光名所を見て回れたのですが「こんなにフィレンツェの道って広かったっけ」と思いながら歩いた町並みは信じられないほど美しいものでした。

ロックダウン中のフィレンツェのドゥオモ広場
「誰もいないフィレンツェの街をゆっくり見て回ってみたい」という願いが、ロックダウンで図らずも叶ったのでした。あまりに美しかったので沢山写真撮影をしましたが、いつか日本でロックダウン中の人がいなくなったフィレンツェの写真展を開いてお見せできたら・・という願望も芽生えました。

ロックダウン中のポンテベッキオ
ロックダウンは段階的に解除になったのですが、第一段階の「住んでいる州内のみ移動可能」の際には、フィレンツェの中心地にイタリア人たちが戻ってきました。「こんなにイタリア人だらけのフィレンツェって見たことがない」と驚くほどイタリア人だらけの街。実際、イタリアなのでイタリア人が多いのは当然かと思われるかも知れませんが、ロックダウン以前のフィレンツェは外国人観光客だらけだったので意外にイタリア人ばかりの状態というのは見たことがなく、新鮮な光景でした。

ロックダウン解除直後のサンタクローチェ広場
「今まで行ってみたかったけど、人が多すぎて敬遠していた場所に行くなら今がチャンスだ」と思い、初めてトスカーナ州のエルバ島へもロックダウン解除の第一段階時に行きました。訪れたのは連休中でしたが、予想通り人が少なく、イタリアでも有数の美しさを誇るビーチもほとんど人がいませんでした。エルバ島のバールの店員に尋ねたところ、昨年同時期はすごい人出だったということ。もう二度とこんなチャンスはないだろうなあと思いながら人のいないエルバ島を心ゆくまで満喫しました。


ロックダウンは既に過去の出来事と思うほど以前のような落ち着きを取り戻している現在のフィレンツェ。州をまたぐ移動も可能のイタリア全土移動の自由化、さらにシェンゲン圏や一部の海外からの観光客も受け入れているため、フランス人やドイツ人など外国人観光客も見かけることが増えてましたが、引き続きロックダウン以前ほどの人混みは無く穏やかです。

スーパーやショップ、美術館やレストラン、どこにおいても「ソーシャルディスタンス」が保たれるようになったことで、快適さもアップしました。例えば以前のウフィッツィ美術館はすし詰め状態で人気の絵画の前など足の踏み場もないほどでしたが、現在はソーシャルディスタンスを保てる人数しか入場できないよう制限されるようになり、落ち着いて食事や買い物、美術鑑賞ができるようになりました。

ロックダウン後のドゥオモ付属博物館
それから、レストランなどが屋外の通りなどにテーブルを出すには高い税金がかかりましたが、コロナの影響で今年の夏はその税金が免除や軽減されることに。おかげで今年の夏は気持ちの良い屋外で食事をするチャンスが増え、街の雰囲気もさらに和やかになりました。


さらに衛生状態が飛躍的に向上しました。というのも、どこの場所にも入り口には消毒ジェルの設置&トイレには液体石鹸の設置が義務付けられるようになったのです。そのため、特にイタリアのトイレ事情は格段によくなりました。以前は石鹸やトイレットペーパーが切れていることもしょっちゅうありましたが、今は100%備わっており、しかも以前よりも清掃が行き届くようになっています。この習慣は、ウィルスの影響が無くなった後も、イタリアで根付いてほしいと願わずにはいられません。

既に日本からの観光客は受け入れているイタリアとはいえ、日本からイタリアへ以前のように気軽に旅行へ行くのはまだ少し先かもしれません。しかし、次にフィレンツェを観光する際には「あれ、以前の観光時よりも快適かも」と感じるようになっているかもしれませんよ。

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トスカーナ州はキノコ狩りがピーク、イタリアのキノコ事情

TOKYO FMラジオでイタリアのキノコ事情についてインタビュー

全国38局のFM局が加盟している、TOKYO FMをはじめとしたJFN系列のラジオ局番組「ON THE PLANET」というラジオ番組に出演し秋の味覚、「イタリアのキノコ事情について」について話しました。(10月4日)

先週もキノコ狩りに行ってきたばかり&キノコの展示会に日曜に行ってきたばかりなのでとってもタイムリー!イタリアのキノコについて思う存分語ります!


ラジオでは、イタリア人はどのくらいキノコを食べるのか、どんな料理を食べるのか、どこでキノコはとれるのか、などなど色んな質問に答える予定です。



普段はフィレンツェのFMラジオ局でイタリア語でしゃべっていますが、日本のラジオ局に出演するのは久々。以下、イタリアのキノコ事情について話した内容です。

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• イタリアではキノコをよく食べるイメージがあるんですが、実際よく食べるんですか?

はい、実際よく食べます。イタリア人もキノコは大好きで後で詳しく話しますが、いろんな料理に使われます。


• とってきてキノコを、食べられるか鑑定してもらえるとも聞いたことがあるんですが?

イタリアは州や地域に寄ってレギュレーションが異なるので、ここからは私が住むトスカーナ州に限って話したいのですが、例えばトスカーナ州では各地域ごとの保健所にキノコを持ち込めば、無料で鑑定してもらえます。

最近ではイタリアもSNSが盛んですが、FACEBOOKのキノコファンページなどに登録すると、イタリア語でminologo日本語で菌類学者がそのページの運営者だったりした場合は、その人にキノコの特徴を添えて写真を送ると鑑定してくれることもあります。

• 真子さんもキノコ狩りは行くんですか?どんな所でとれるのでしょうか?

日本ではキノコ狩りに行ったことは一度もなかったのですが、フィレンツェでは周りの友人たちが「フンガヨーロ」、キノコ狩りをする人たちを意味するイタリア語なのですが、キノコ狩り大好きなフンガヨーロが多いので自然とキノコ狩りへ行くようになりました。実は先週も行ってきたところなんですよ。やはりイタリアでもキノコ狩りに行く場合は、まずは経験と知識のあるフンガヨーロについていくのが一番で、いきなり素人が山にむやみに入っても見つけることはできません。


トスカーナ州では、キノコ狩りをするのに住民票がある地域は無料、それ以外の地域では郵便局で半年または一年間有効のキノコ狩り許可証を受け取る手続きをします。半年で12ユーロ(1400円ほど)一年で24ユーロ(2800円ほど)で、一回に収穫していい量は一人頭3キロまでです。トスカーナ州以外ではキノコを勉強するコースを修了しないとキノコ狩りの許可が降りない州もあります。

キノコの胞子を巻くために、籐のカゴやミカンが入っているような網目のある袋などが必須でプラスチックバッグは厳禁です。

日本ではキノコというと秋の味覚というイメージでトスカーナでも同じですが、トスカーナでは冬以外ならキノコ狩りは楽しめます。特に収穫が多いのは6〜7月と秋です。とれる場所は山や丘陵地帯で天候や時期に寄って変わります。だいたい、雨が降ってから数日経過した頃に多く見つかるので、秋のこの時期は雨が降った後の数日後に山へ行くと、キノコ狩りの車が山道にずら〜っと並ぶようになります。

おしゃべり好きのイタリア人ですが、キノコ、特にポルチーニがとれる場所だけは絶対に周りに教えません。家族間だけの秘密で友人すら教えないほどなんですよ。キノコに関しては口が固いイタリア人なんです。

• イタリアではどのくらいの種類のキノコがあるんですか?

数え切れないくらいの種類があります。ただスーパーで販売されるようなキノコの種類は少ないです。そういえば、最近イタリアのスーパーでも「しいたけ」がそのまま「しいたけ」として販売されるようになりました。

キノコ狩りをしていても、毎回違ったキノコを見つけます。そのうち食べられるのは少なかったりしますが、スーパーマリオに出てくる水玉模様の真っ赤なキノコなどを見つけるとテンションがあがります。キノコ狩りは食べられるキノコを見つけるだけでなく、いろんなキノコを見つけることができて宝探しのような楽しみもあるんですよ。


• どんなキノコ料理があるんですか?

北イタリアの方ではガレッティ、フィンフェッリとも呼ばれますが、ガレッティという黄色いキノコがよく食べられます。フィレンツェを含んで真ん中から南にかけては日本人にも馴染みの在るポルチーニがよく食べられます。ちなみにポルチーノやポルチーニといった表記がありますが、ポルチーノは単数、ポルチーニは複数形になります。

今回はポルチーニについて話しますが、料理のバリエーションは豊富です。生ポルチーニはイタリア語でフリット、つまりフライにしてよく食べられます。シンプルに塩だけでいただきますが、甘みが感じられてとても人気です。それから、ポルチーニはピザの具にもなります。MARI E MONTI、海と山という名前のピザは魚介類とポルチーニを組み合わせたピザです。または、乾燥ポルチーニでもいいのですが、リゾットやパスタ、スープなど幅広いバリエーションの料理でポルチー二を楽しむことができますよ。


それからマッツァ・ディ・タンブーロという顔の大きさほどもあるおおきなキノコもトスカーナではよくとれるのですが、これは見た目にインパクトがあるので傘をそのまま切らずにグリルにして出すと華やかな一品になります。

• 日本で最高級キノコと言えば「松茸」ですが、イタリアではなんですか?

イタリアにはオーヴリという傘がオレンジのキノコが高級キノコになり、値段もポルチーニより高価です。味も香りもデリケートですが、秋のこの時期はレストランなどでも「オーブリ」の料理が出されます。生のままカルパッチョにしたり、スープやパスタなど様々な料理で楽しめます。

• イタリア人にとってキノコはどんな存在ですか?

イタリア人にとってキノコは「伝統」です。イタリア人は若者からお年寄りまで伝統的にキノコ狩りを楽しんできました。もちろんポルチーニなど食べられるキノコを探すのも目的ですが、それだけでなくキノコ探しを楽しみながら、深い静けさに包まれた山や森の中を散策するのは、イタリア人にとってなによりのリラックス方法なのだそうです。

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◆来月11月21日(木)の深夜1時10分〜(実際には22日(金)の午前1時10分〜)にも同番組に出演することになりました。内容は「イタリアの新ワイン NOVELLO(ノヴェッロ)」について」です。

ON THE PLANETの番組ウェブサイトにも出演した内容が掲載されています→ https://park.gsj.mobi/news/show/59811

絵画のモデルにもなったフィレンツェの美しい「イギリス人墓地」

イタリアにいながら新年号「令和」や新天皇御即位を実感

イタリアに住んでいると日本の年号にはとんと無頓着になります。平成何年であるのかは、もう随分前からわからないほど。それくらいイタリアでは使用する機会もなく無縁の存在です。日本のネット記事などで「平成最後」や「令和になってから初」などの見出しが踊っていましたが、いまいちその高揚感に浸れず日本を遠く感じながらフィレンツェで令和を迎えました。

ところが令和になった51日、朝からイタリア人の友人からこんなメッセージが。

Buongiorno Mako! Evviva al nuovo imperatore del Giappone Naruhito!
直訳:おはよう、マコ!日本の新しい徳仁天皇ばんざ〜い!

私の友人には日本に興味がある人も多いのですが、朝イチで、しかもイタリア人からこんなメッセージをもらうとは少々驚きました。この新天皇御即位のニュースはイタリアの大手新聞でも写真付き一面トップ記事で取り上げられました。

出典:La Repubblicaのホームページ


まさかイタリア人からのメッセージで新年号を実感することとなったわけですが、翌日2日には在イタリア日本大使館からこんなメールが届きました。祝意表明は海外からもできるそうです。


これから日本ではしばらく「令和初の〜」をニュースの見出しでよく見かけることとなりそうですね。令和になりましてもフィレンツェからレポートを続けますので、これからもよろしくお願いします。

 

この時期に訪れたい、絵のモデルにもなった美しいフィレンツェの「イギリス人墓地」

さて、早速「令和初」の記事ですが、今回お伝えするのは「cimitero degli ingesiイギリス人墓地」というお墓。少々おめでたくはない場所ですが、今まさにこの時期にこそ訪れたい場所なのです。


「イギリス人墓地」はフィレンツェのドゥオモから徒歩20分ほどのドナテッロ広場にあります。大きな通りが周りをぐるっと囲み、島状態になっている場所がお墓になっています。ここは、1827年に主にプロテスタントを埋葬するために建造されたお墓で、エリザベス・バレット・ブラウニング(イギリスの詩人)や、ウォルター・サヴェージ・ランダー(英国の詩人・作家)など1409個のお墓があります。


このお墓は、スイス出身の画家アルノルト・ベックリンの代表作「死の島」の最初の3点のモデルにもなっていることでも有名で、ベックリンが娘のマリアを埋葬した場所でもあります。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Arnold_B%C3%B6cklin_-_Die_Toteninsel_I_(Basel,_Kunstmuseum).jpg


イギリス人墓地には、目隠しした骸骨像や、今にも動き出しそうなほどリアルな悲しみに暮れている女性の像など美術館にあるような素晴らしい像もあり、普段から観光客も訪れる場所です。


この墓地がひときわ美しくなるのがちょうどこの時期。というのも、お墓中に植えてある紫色のアイリスの花が一斉に咲き誇り、えも言われぬ美しさに。





この時期フィレンツェを訪れる機会があれば、アイリスの花に包まれた美しいお墓を静かに鑑賞してはいかがでしょうか。(ただあくまでここはお墓。エチケットは守りましょう。)オープン時間が日と季節によって異なりますので必ずサイト等で時間をチェックしてから訪れてください。

 

〜イタリアらしいオリーブグリーンのバッグ〜


イタリア料理に欠かせないオリーブオイル。またイタリアの美しい田舎の景色を彩るのもオリーブの木です。そんなイタリアらしいオリーブグリーンのバッグが今季から新登場しました。オリーブグリーンは落ち着いた色合いでファッションに馴染みやすく、男女どちらにも使える色。日本ではあまり見かけないような色合いなので他の人とちょっと違うバッグを持ちたい方にお勧めです。新年号を迎え、気持ちを新たにバッグも新調してみてはいかがでしょうか。

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