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城壁跡の養蜂場

la Piuma ホームページより


ジェノヴァは前面に海、背後に山岳地帯という特殊な場所に位置しています。

そのため、前後の敵を見張れるように、街を見下ろす丘の上には城壁が聳えています。Forte Tenaglia (テナリア城壁)もその一つです。

17世紀に建てられたこの城壁は時の流れの中でその壮大さを増していきました。

しかし、19世紀の末に「昔ながらの戦い」が終焉を迎えると、必要価値の亡くなった城壁たちは放置、朽ちていきます。

近年、ジェノヴァ市はこれらの城壁跡を民間の団体に管理を委ね、元来の目的とは全く違った憩いの場として復活させるプロジェクトを行っています。

テナリア城壁の管理を任されたのはLa Piuma (ラ・ピューマ)。

助け合いの精神に則り、恵まれない子供達の世話をしたり、城壁内のスペースを解放して、動物たちとの触れ合いの場にする、ヨガやバレエの発表会を行うなど様々な活動をしています。

写真 lapiumaホームページより


このテナリア城壁では、蜂も飼育していると聞いたので、訪ねてみることにしました。パオラさんがラ・ピューマの中心人物であるEmilio(エミーリオ)から仕入れた野菜で作ったお惣菜を車に積んで、細い道を登って行きます。

街から車で15分ほどの距離なのに全く景色が変わってしまってビックリです。

養蜂場を下に見た眺め


歩くたびにルッコラの香りがする細道を行った先に蜂の世話をしているAlessandro(アレッサンドロ)がいました。

養蜂は今、秘かなブームなんだそうです。

まず、林檎の木の下のテーブルに持ってきた食べ物や飲み物を広げて、蜂の愛好家達と即席のパーティ。街のレストランやバールでは味わえない解放感があります。


お昼ご飯:ズッキーニと茄子の詰め物、ジェノヴァ風ジャガイモのポルペットーネ。無花果にハムを挿んでいただきます。


お腹が一杯になって、ゆったりした気分になったところで蜂を見に行くことになりました。

蜂はおとなしい生き物なんだそうですが、念のため完全防備で見に行きます。

左からアレッサンドロさん、パオラさん。右端はイタリア通信ロンバルディア州担当の小林もりみさんです!


防護服を着ていても、ハチの羽音がすぐそばで聞こえて、少し緊張。


女王蜂は多数の雄バチと交尾をした後、一生卵を産み続けていくんだそうです。


こんなに働いている蜂から蜜をもらってしまって良いのだろうか、となんだか蜂に申し訳ないような気になりました。

ここは蜂蜜を販売するための場所ではないので、購入することは出来ませんでしたが、次回蜂蜜を食べる時はもっと味わって食べることにしようと思います。

とても綺麗で利口なロバたち


「以前は戦いを目的に造られたこの場所を憩いの場にすること」をLa Piumaの人々は、モットーとしています。その目的通り、心地良く平和に満ち足りた気分になれました。

ロバと遊びながらジェノヴァを見晴らす景色を堪能してから家路につきました。

 

リビエラ海岸の陶器

5月27日、外出制限が解除されたとはいえ、コロナの影響で、人気のないリグーリアの海岸。
ここは、チェッレ・リーグレ。ジェノヴァから30キロほど離れた小さな街ですが、美しい海岸とお洒落な街並みで人気のあるリゾート地です。

Celle Ligureの海岸


その海岸を目の前にした工房「Il Tondo」に陶磁器のMarcello Mannuzza(マルチェッロ・マンヌッツァ)氏を訪ねました。



この一帯が有名なのは海水浴に適した砂浜だけではありません。ブルーのトーンが美しいアルビソーラ陶器と呼ばれる陶芸作品の生産でも有名なのです。

2018年にファエンツァで行われた陶芸大会で世界一位に輝いたこともあるマルチェッロの工房は数々の作品が所狭しと並んでいます。 イタリアでは、陶芸で作られたトロフィーをコンクールや大会の勝者に贈ることがよくあります。そのコンクールのテーマに合わせたオリジナルなトロフィーは芸術作品でもあります。

 

 

マルチェッロの工房からいくつものトロフィーが造られました。作る人の心がこもった作品を記念に受け取る人たちの喜びは言葉では言い尽くせないものがあったと思います。


勿論、食卓用の作品も制作販売しています。
料理は最適な食器で供されてこそ生きてきます。革新的な料理を作るシェフのために、形だけでなく、肌触り、スプーンが底に触れた時の感触をイメージして個性的な皿を制作することもあるのだそうです。

シエナの有名レストラン「Osteria le Logge」では、Carlo Pizzichini (カルロ・ピッツィキー二)氏とのコラボで食器を提供しています。

「Osteria le Logge 」のご自慢の一品。料理とお皿が相性が抜群です。


 

食卓をアートにしてくれる食器



 

 

マルチェッロはイタリアでも、いえ世界でも有数の陶芸家なのに、偉ぶったところが全くありません。楽しそうに作品の説明をしてくれます。

陶芸は、心を癒すんだよ、と笑うマルチェロ。そんな彼に惹かれて沢山の生徒さんが通ってきます。

お話を聞いている最中にも、お弟子さんたちが焼きあがった作品を嬉しそうに引き取りにきました。

自宅から持ってきたビールをマルチェッロ作の陶器のグラスに注いで乾杯しました。
このKAGUA という名のビールはトンボというミラノの会社が扱っている商品。ベルギーで生産している日本ビールです。柚子や山椒の香り高い素晴らしいビールです。

瓶に入っている赤いのは、ペペロンチーノの シロップ漬けです。


陶器のグラスは飲み物の保冷力に優れているので、美味しいビールを美味しく頂けました。

 

 

 

 

ところで、海辺の散歩にも、お洒落なレストランにも最適なサンダルをご紹介します。



ミッソーニのアイテムならエレガントなのにカジュアルで、自由な気分を満喫できます。

 

 

 

 



アッシュのサンダルは履き心地抜群なのにしっかり自己主張しています。

 

 

 

 

今年の夏は自然体のお洒落が似合うようです。

 

ジャズ&ジェノヴァ

イタリアといえば、オペラ。ということで、日本人の方にはあまりピンとこないかも知れませんが、イタリアには、かなり多くのジャズファンがいます。

夏にはウンブリアジャズなどのフェスティバルが行われ国際的なスターミュージシャン達の演奏を楽しむことが出来ます。

イタリアのジャズの発祥地はジェノヴァ、ナポリ、バーリと言われています。

この三つの都市に共通しているのは「海の街」だということ。

特にジェノヴァはアメリカ大陸からやってくる新しい情報に敏感でした。ジェノヴァの船乗りさん用の生地、ブルージェノアがブルージーンズとしてアメリカで有名になったことからも、盛んに交流が行われていたことが伺えます。

私は日本にいた頃にジャズ・クラブに一時期通っていたこともあるので、イタリアのジャズにも興味がありました。

ロドルフォ・チェルヴェットさん


先日、イタリアで一番古い歴史を持つジャズ・クラブである「Louisiana Jazz Club」の代表であるRodolfo Cervetto(ロドルフォ・チェルヴェット)さんと、知り合うことが出来ました。

Louisiana Jazz Clubは1964年に誕生しました。幾度が場所を変えながらもずっと生演奏を聴かせてくれるジャズ愛好家達の憩いの場です。

ナット・アダレイや、ジミー・コブ、ポール・ブレイなど錚々たるメンバーがこのクラブで演奏してきました。


 

現在の場所はカルロ・フェリーチェ劇場のすぐ裏の路地にあります。近所には安くて美味しいことで有名なトラットリアもあり、雰囲気抜群です。

ルイジアナ・クラブ


 


ロドルフォさんは、子供たちにジャズの楽しさを知ってもらおうとワークショップを開催したり、画家や写真家など様々なジャンルのアーティストとコラボを行ったりしています。2020年の秋には、日本公演も予定されていて、日本の写真家である太田淳一氏とのコラボの話が進んでいます。

イベント「絵画とジャズ」


入り口のバーでは美味しいカクテルが飲めます


そんなロドルフォさんが楽しんで企画しているのが、日曜日の朝のイベント「朝食をジャズで」です。


ジャズと言えば、夜のもの、というイメージがありますが、最近人気なのが、日曜日の朝にカップチーノとフォカッチャでお腹を満足させた後に、ジャズコンサート、という粋なイベント。先日の公演は入りきれなかったお客様がいたほど盛況でした。

2020年1月26日ジェノヴァ・モデナ劇場にて


イタリアのジャズは、聴いていてとても優しい気分になれるのです。

イタリア人らしい閃きと感性で磨き抜かれたジャズ。

この音楽もジェノヴァの海から内陸地に入ってイタリア中に広がっていったんだと思うと、感慨深いものがあります。

白が美しいジェノヴァのチーズ

日本とジェノヴァの共通点は何でしょうか?

答えは「長生きする人が多い」です。

ジェノヴァは坂が多い街です。買い物袋を持ったお年寄りたちがレンガを敷き詰めた急な狭い小道をゆっくり、けれども、しっかりした足取りで登っていく光景が良く見られます。

ジェノヴェーゼ達の健康の秘訣ははやり食生活にあるのではないでしょうか。
体に良いと言われているオリーブオイルの中でもリグーリア産のものは抗酸化効果が特に高いことが認められています。

食に関しては保守的なジェノヴァ人。他の国や地方のものをあまり食べたがりませんが、和食には興味津々。

そこで、文化協会DEAIは、リグーリアと和食に関してのフォーラムを企画しました。会場はオリエンターレ市場内にあるフードセンターMOGです。

ジェノヴァのフードセンターMOG

第一回目は、アレルギーの専門家であるパオラ・ミナーレ医師をお迎えして、ジェノヴァのチーズと豆腐を比較しながらお話して頂きました。

パオラ・ミナーレさん


最近、様々な食品が引き起こすアレルギーの問題が取り上げられています。
小麦が食べられない人は、豆などの食材を利用したりなど少し工夫するだけで料理の幅が広がります。

ジェノヴァを中心としたリグーリア料理は野菜を中心とした素朴な料理が多いので健康的です。肉料理より、野菜がたっぷりの料理が多いのは平地が少ないため、放牧に向いていないからです。

最近、チーズはコレステロールの問題があるので、敬遠されがちですが、健康に欠かせない栄養の宝庫です。

フレッシュチーズなら、カロリーも控えめでダイエットにも適しています。

パオロさんがお勧めなのはプレシンスィンスーア。
生産量が少ないので、あまり有名ではありませんが、ジェノヴァのフレッシュチーズであるプレシンスィンスーアprescinseuaは高蛋白質、低脂肪でチーズの中でも最も優れたもののひとつなんだそうです。

写真:Virtus提供
写真:Virtus提供


プレシンスィンスーアの生産者であるパオロ・ベッローニさんにはチーズの作り方や歴史について話て頂きました。

Virtusのパオロ・ベッローネさん



和の味をジェノヴァ人の食卓に取り入れるアイデアとして、
ペーストジェノヴェーゼを作るすり鉢で、ゴマをすり潰してごま塩を作りました。


手前がジェノヴァの青菜のパイ il Genovese 提供
手前がジェノヴァ風トルタ・パスクワリーナ MOG内のil Genovese 提供


プレシンスィンスーアはフレッシュにそのまま食べても美味しいです。軽く塩とオリーブオイルで食べるのも良し、蜂蜜や砂糖、ジャムを加えて、デザートにしても良し。チーズケーキにすると絶品です。

一番伝統的な料理はジェノヴァのパイです。香草とチーズで作ったパイは爽やかな風味でいくらでも食べられてしまいます。

「シンプルな食材をシンプルに食べる。」

「友達とワイワイ楽しんで食べる。」

これがジェノヴァ人たちの健康の秘密です。


 

水族館でパーティー


ジェノヴァの観光名所といえば、水族館!

この水族館は、コロンブスの新大陸発見500年記念祭に建設されました。

色鮮やかな魚は勿論、ペンギン、イルカ、アザラシなどが優雅に泳ぎ、時間を忘れさせてくれる素敵な空間です。

最近では、この水族館で結婚披露などのパーティーも出来ると人気です。

ここで、UNITALSIのパーティーがあるというのでお邪魔しました。

UNITALSIとは、聖母マリア様が表れ、奇跡を起こす泉があることで有名なルルドに病に罹った人たちを連れて行くボランティアの団体です。

ジェノヴァの駅からルルド行きの特別列車を見かけることがあります。

このようなボランティア活動に従事する人たちが多いことに驚かされます。


このパーティーは献金を目的としていますが、ボランティア活動を行った人たちの交流会でもあります。


ホールの横にはイルカが泳ぐ大きな水槽があります。

ここがミーティングホールになっています。

その後、上階に移動して、パーティーが始まりました。



ジェノヴァらしく、まずはペースジェノヴェーゼでアペリティフを頂きます。

 


水族館はポルトアンティーコ(古い港)内に位置しています。

古い港とは名ばかりで、このエリア一帯が新開発され、様々なアトラクションが楽しめるジェノヴェーゼ達お気に入りの場所です。


このエリアは映画館などやレストランなどで賑わっています。


館前にはヨットが停泊しています。


反対側にはイルカのいる水槽があり、係員がイルカについて説明しています。

 



水族館のケータリングはとても美味しいという評判でしたが、本当にその通りでした。


ジェノヴァのパーティーには絶対欠かせないペースジェノヴェーゼのパスタが登場です。


中央の黒いドレスを着ている女性がUNITASILIの代表ジェンマ・マレルバさんです。

肩が開いた黒のドレスに赤にクラッチバッグが素敵です。


パーティーは夜遅くまで続いたようです。

ジェノヴァで海を見ながらのパーティー、皆さんもいかがですか?

▼水族館ホームページ
https://www.acquariodigenova.it/en/

リヴィエラ海岸の別荘を海から見学!

 

「ベルエポック時代の高級別荘をフェリーで海から観覧しよう」というとても興味深いイベントに参加しました。

スピーノラ宮殿(Palazzo Spinola)の館長のファリーダ・シモネッタ(Farida Simonetta)さんとフェリー会社”Golfo Paradiso”のコラボ企画で、今年で10年目を迎えます。

港を見下ろす大きな観覧車が目印。ここから乗船します。


夕方の17時半にジェノヴァの港を出発して、カモーリでジェノヴァ郊外組をピックアップした後、ポルトフィーノやサンタ・マルゲリータの湾を巡るという航路です。

さあ、ジェノヴァの港を出発します!天気も良くてワクワク


ガイドは1800~1900年代のリグーリア州の彫刻、建築物研究の第一人者カテリーナ・オルチェーゼ・スピンガルディ(Caterina Olcese Spingardi)さんです。しかも、帰りの旅は船上でアペリティフが楽しめるという豪華な企画です。

マイクを持っているのがカテリーナさん。1時間以上何も見ないで説明して下さいました。圧巻!


フェリーから観るリヴィエラ海岸はとても美しく、カテリーナさんの説明のおかげで「優雅な時代」をイメージしながら数々の別荘を観ることが出来ました。


リヴィエラは特に、ドイツ人や、イギリス人などに愛される高級リゾート地でした。

緑に隠れているのがDolce&Gabbanaの別荘です


ベルルスコーニ元首相やスタイリストの別荘が立ち並ぶポルトフィーノは、今でこそ世界有数の高級リゾート地ですが、その昔は貧しい小さな港だったそうです。


南アメリカなどに移民して、財産を築いたリグーリア人が故郷に帰ってきて、次々に豪華な別荘を建てたことからリヴィエラはだんだんと高級地になっていきました。銀幕のスターなどが訪れイタリアのベルエポックを象徴するリゾートとの地位に輝きます。

丘の上にあるのはスピーノラ家のお気に入りの別荘。ここに滞在してフランコ スピーノラはヨット遊びを楽しんだそうです。


最高級ホテルも海から見えます。これらのホテルには、今では欠かせない専用ビーチがありません。リヴィエラを訪れる人々の目的はビーチで夏を過ごすのではなく、気候の温暖なこの地方で冬を快適に過ごすのが目的だったからだそうです。

VIPで賑わったそれらの美しい別荘を海から眺めるのは、まさに「粋な体験」です。


 

アペリティフでパスタとフォカッチャを楽しみ、月が昇るのを見ながらジェノヴァの港に戻ってきたのは21時半。

夜の港も美しいです。

すっかり暗くなった海で豪華客船とすれ違いました。


Golfo Paradiso では、チンクエテッレなどの名所巡りや、鯨やイルカを観覧するツアーなど、見逃せない企画が盛りだくさんです。

次回の観光プログラムに取り入れてみては如何でしょうか。

食の街 ジェノヴァ – MOG

ジェノヴァは「食」を中心とした街に生まれ変わりつつあります。

その象徴的な存在であるMOG。


MOGとはMercato Orientale Genova (ジェノヴァ・オリエンターレ市場)の略で、市場内にあるフードコーナーのことです。

市場の新鮮な食材を使った地元特産料理が夜の12時まで味わえるということで、期待が高まっていました。

5月7日のオープン時は、とんでもない混みようでしたが、約一月半経った昨日は丁度良い活気に満ちていました。

マンマのレシピでもお世話になったルイーザさんとバールでコーヒーを飲みながら案内をしているモニカさんとシルヴィアさんを待ちました。


ガラス張りの天井窓から入ってくる日差しがリラックスした空間を作っています。

すぐ隣にある教会のクーポラも見えます。今まで遮られていた視界が広がっています。

 

やって来たモニカさんは笑顔が優しい女性でした。

MOGが5月7日にオープンしたのは、オリエンタル市場が出来たのがちょうど120年前の5月7日だったからだそうです。

「どうしてもその日にオープンさせたくて、皆で頑張ったの。」と微笑みます。

オリエンターレ市場の内部は二重の輪の部分に新鮮な食材を売る店がぎっしりと詰まっています。その中央部には靴屋や布地屋などが入っていた時期がありましたが、長い間、使われていませんでした。

そこを「食を楽しむスペースにしよう!」と改装が始まったのが3年前でした。



中央のバールを囲んで、ジェラテリアとワインバーを含んだ11の店舗が並んでいます。いずれもジェノヴァやリグーリアの地元料理を提供してくれます。



お肉もその場で切って焼いてくれます。


特筆すべきはワインコーナーです。グラスを自分でとって、好きなワインを選び、好きな分量だけ購入して飲むことが出来ます。


量は3段階に分かれていて、値段はワインによって違ってきます。

一度コルクを抜いてしまうと、味が変わってしまいますが、ここでは、窒素を利用した特殊な技術で新鮮さが損なわれない工夫がしてあります。


高価なワインを一本買うのではなく、飲みたいだけ飲めるのが最大の魅力。

しかも、生産高が少ないため、貴重なリグーリア産のワインが楽しめます。

横のカウンターでは丁寧なワインの説明をしてくれます


 

バールの飲み物リストにもご注目。

ジェノヴァやリグーリア産の飲み物が楽しめます。コカ・コーラはここにはありません。代わりにあるのはモレコーラ。イタリアのコーラで、黒砂糖から出来ています。


イタリアはワインの国で、ビールは美味しくない、というイメージを見事に覆してくれたのが、ジェノヴァ産ビールでした。

Maltus Faber という名前ですので、ビール党の方は是非、お試しください。

 

6月26日には上階もオープンします。

上階にはパリで働いていた若手シェフが腕を振るうお洒落なレストラン、お料理学校、パンの発酵研究スクールがあります。


若手ながら世界の有名レストランで修業を積んだ名シェフ のダニエーレ・レボージオさん


 

各イベントも計画中なので、お見逃しなく、とのことです。

左から、ルイーザさん、モニカさん、エリーザさん


フードコーナーは10時から24時までノンストップで営業しています。市場が休みの休日も利用できるので、とっても便利です。

 

案内してくれたモニカさんにお礼を言ってMOGの内部を見ると、さっきまでとは打って変わって、昼食をとる人々でごった返していました。

最後に:オリエンターレという名前は街の東に位置していることから付いたのだそうです。

 

今回のファッションは「街の散歩を楽しむ」です。

心がウキウキするアイテムを選びました。

散歩の途中で出会ったフードコートやお洒落なレストランにも似合うのは素材の良さに加えて、上品な遊び心があるから。

MOGにピッタリなアイテムです。

 



 

 

ペーストジェノヴェーゼがユネスコ登録申請!

先日、ローマのモンテチトーリオ代議員議事堂でジェノヴァ市とリグーリア州の代表がペストジェノヴェーゼの試食会を行い、ユネスコ登録への申請を発表しました。
バジリコを使ったペースジェノヴェーゼはパスタのソースとして、世界で2番目に使われているのだそうです。

登録への申請要請のために25.000 人もの署名が集められました。実はペーストジェノヴェーゼのユネスコ初申請は2015年に遡ります。2018年の4月1日に、ペーストジェノヴェーゼではなく、クルミのソースがユネスコ登録された、とのニュースが流れましたが、エイプリルフールのネタでした。

右からトーティ リグーリア州知事, コンテ首相、ブッチ ジェノヴァ市長。エプロンを付けているのがパニッツァ氏


昨年のペーストジェノヴェーゼ世界チャンピオン大会の際に、大々的に署名活動が行われ、今回の代議員議事堂での試食会でイタリア中に登録申請活動を強調したというわけです。

申請には、リグーリア州知事であるジョヴァンニ・トーティ氏、ジェノヴァ市長のマルコ・ブッチ氏、そしてペーストジェノヴェーゼ世界チャンピオン大会の会長であるロベルト・パニッツァ氏らが自らペーストを作って、その素晴らしさをアピールしました。

味見するサルヴィー二副首相


試食会にはジュゼッペ・コンテ首相やマッテオ・サルヴィーニ副首相も参加して、出来立てのペーストに舌鼓を打っていました。美味しいものを食べている表情は全国共通ですね。


ペーストジェノヴェーゼ世界チャンピオン大会にはエプロン姿で参加していたリグーリア州知事のトーティ氏。この試食会にはバシッとスーツで出席。しかし、出来立てのペーストを指ですくうのを止めることは出来なかったようで・・・ とてもお茶目です。

2018年のペーストジェノヴェーゼ世界チャンピオン大会でペーストを作るトーティ知事


ジェノヴァ市長とトーティ知事。


最近のペーストジェノヴェーゼ人気の仕掛け人であるロベルト・パニッツァさんはジェノヴァの中心地で IL GENOVESEhttps://www.ilgenovese.com/le-nostre-foto/ というトラットリアを経営しています。



とびっきりのペーストは言わずもがな、美味しい郷土料理を味わえる他、デザートが充実しているのも嬉しい限り。特にジェノヴァ産のチーズPRESCINSÊUAを使ったチーズケーキは絶品です。


ジェノヴァにお越しの際は是非、お立ちより下さい!

 

今回のイタリアファッションのお勧めは夏のメンズスーツです。

最近は、フォーマルな場所でも”ネクタイを締めない”という選択が出てきました。

「礼儀は忘れないけれど、自分の意見をはっきり述べる」というタイプの男性のステータスとなっているようです。

首相のコンテ氏はネクタイを締めていますが、賛否両論の議論を巻き起こす発言が多い副首相のサルヴィーニ氏はノーネクタイです。

でも、ノーネクタイはスーツがしっかりしていないと只のズボラになってしまうようです。

食でもファッションでも「伝統に基づいた遊び心」というのは人の心を惹きつけますね。

 

https://www.ikrix.com/jp/blue-wool-jacquard-three-piece-suit-emporio-armani-108480?utm_source=referral&utm_medium=italiazuki

次回はオリーブオイルとオリエンターレ市場に出来たフードセンターからのニュースをお伝えします。

緑が綺麗です!

緑の季節になりました。緑が美味しい季節になりました!

ジェノヴァの市場は様々なトーンの緑で溢れています。
今回、マンマのレシピにも登場し「ソラマメのマロ・栗粉入りトロフィエ」を紹介してくれたルイーザさんとジェノヴァで一番有名な市場に買い物に来ました。
オリエンターレ市場と名前がついているこの市場は街のメインストリートであるVia XX Settembre(ヴェンティ・セッテンブレ通り) に位置しています。

内部は二重の円形型になっていて、内側には八百屋と魚屋が、外側にはチーズやパン屋、そして肉屋が並んでいます。
何も買う必要がない時でもこの市場の前を通ると引き寄せられるように中に入ってしまいます。色鮮やかな野菜や果物、店員とお客の間で交わされる活気のあるやり取りを見ていると気分が高揚してきます。

市場で買い物をする一番の楽しみは店の人と交わすお喋りだと思います。今日仕入れた新鮮な商品について話をしてくれたり、時にはレシピを交換したりと、ちょっと得した気分になります。
この市場の輪の真ん中の部分にフードマーケットがオープンすることとなり、現在改装中となっています。バールは勿論、ストリートフードを中心としたリグーリア料理が楽しめるようになるんだそうです。営業は夜11時までと頼もしく、しかも、クッキングスクールまで開校予定。ジェノヴァの街は「食」を中心とした街に生まれ変わりつつあります。

工事が着々と進んでいます


今年の秋にオープン予定だったのが、なんと5月に一部営業開始ということで次回詳しいニュースをお伝えできることが出来ると思います。

上部の部分にフードマーケットが出来る予定です。


ルイーザさんはこのプロジェクトに関わっているので、この市場では有名人です。

おかげで、八百屋さんで沢山味見させて頂きました!

ジェノヴァの名物、生そら豆はとても柔らかく、私の大好物のひとつです。しかし、今回、初めて生のグリーンピースというのを食べさせて貰い、その歯ごたえ、甘みに感動しました。

一番右のが生で食べられるそら豆。一番左のそら豆は茹でて食べるもの。真ん中のが生食用のグリーンピースです。


リグーリア産のカルチョフィもオリーブオイルとビネガーだけで、生で食べることが出来ます。本当に自然を食べているような気分になれます。

ここにフードマーケットが出来たら、ショッピングや仕事の合間に美味しいものを食べて、美味しいものを飲んで、お買い物をして帰って、とワクワクしてきました。
ところで、イタリアでは「緑を着る人は自分の美貌に自身がある人だ」という諺がありあります。今年の流行りの緑色はちょうどカルチョフィとそら豆の色だそうです。

着こなしにくいイメージのある色ですが、実は日本人の黒髪や肌を引き立ててくれる頼もしい色なんです。

今年イタリアで流行りそうなグリーンカラーのアイテムをご紹介します。


https://www.ikrix.com/jp/fuxia-degrade-pleated-dress-max-mara-114620?utm_source=referral&utm_medium=italiazuki


https://www.ikrix.com/jp/desio-silk-cotton-voile-midi-dress-max-mara-117749?utm_source=referral&utm_medium=italiazuki


https://www.ikrix.com/jp/patterned-green-silk-tie-kiton-115443


https://www.ikrix.com/jp/faded-army-green-printed-t-shirt-dsquared2-113607

緑を食べて、緑色を纏って元気にこの季節をエンジョイしましょう。

リグーリアのペペロンチーノ

今日はMartedi Grasso, 謝肉祭の最終日です!

今年のカーニバルは例年より遅くやってきました。

日曜日には、どこの街でもカラフルな衣装をまとった子供たちの愛らしい姿が見られました。

リグーリア州の南の街サンレモでは花をふんだんに使った山車が中央通りに溢れます。

サンレモと言えば花と音楽祭で有名な街です。2月に行われる音楽祭に、いち早く春の訪れを告げていた美しい花々。しかし、会場に花が飾られることがなくなって数年が経ち、今では、すっかり無機質な舞台になってしまいました。しかも、今年は優勝曲を巡って議論が沸き起こり、音楽や芸術にも様々な思惑が絡み合っている現実を突きつけられたような気分でした。

昔の「ヴォラーレ」や「夢見る想い」などのカンツオーネが懐かしいです。

(2017年の優勝曲で、フランチェスコ・ガッバーニが猿のぬいぐるみと歌って踊った「Occidentali’s Karma」は大好きでした。とても楽しい曲ですので、よかったらYOUTUBEで検索してみてください。)

ところで、様変わりしたのは劇場だけではありません。花づくりに専念していた人々の生活にも変化が訪れました。

その中の代表がパオラとレオ。花の栽培からペペロンチーノ栽培に転向することに決め、2012年にVivi Piccanteを設立しました。

https://www.facebook.com/vivipiccante/


今では900種以上のペペロンチーノを栽培し、イタリア全土に出荷しています。
ペペロンチーノといえば、南が産地だと思い浮かべますよね。実際、リグーリア州でペペロンチーノ栽培を始めたのは彼らが初めてです。はじめは不信感を抱いていた周囲も彼らが作る薫り高く、カラフルで美味しいペペロンチーノに夢中になってしまいました。


「柑橘類、ローズヒップ、カカオなど色々な香りが楽しめるのよ。最近ではパパイヤとジャスミンの香りを放つ黄色のペペロンチーノを発表したわ。」とパオラさんが説明してくれます。レオさんは「通常、初めてのお客さんは辛くないのをリクエストしてくるんだ。でもだんだん、辛いのに挑戦したくなってくる。舌をやけどしたって怒られるかな、もう来てくれないかな、と思いながら販売する時もあるんだよ。でも、また戻ってきて購入してくれる。もっと辛いのを!」と笑います。

彼らが作りだしたFilippo Argenti は世界一辛いペペロンチーノとしてギネス申請中だそうです。(私は口に入れる勇気はありません)


ところで、パオラさんが賢いペペロンチーノの保存方法を教えてくれました。

そのまま冷凍保存して、必要なときに必要なだけ、おろし金で削るのです。とっても便利!

 

 

 

Vivi Piccante では、ペペロンチーノ塩やジャムなども販売しています。



ジャムとチーズの相性は抜群です。また黒砂糖で作ったペペロンチーノシロップは風邪を引いた時に舐めると鼻がすうっと通ってきます。(私はお湯に入れて薄めて飲んでいます)

リグーリアの海を見下ろす丘で育つカラフルで薫り高いペペロンチーノのお話でした。


パンチの効いたペペロンチーノにはクッキリした色彩のファッションが良く似合います。
レディース


https://www.ikrix.com/jp/crew-neck-viscose-blend-jumpsuit-m-missoni-109206

 

メンズ


https://www.ikrix.com/jp/paisley-pattern-red-silk-tie-ermenegildo-zegna-108606

 

こちらは春の優しい色彩のアイテムです。

レディース


https://www.ikrix.com/jp/floral-silk-dress-with-gold-tone-rings-blumarine-109060

メンズ


https://www.ikrix.com/jp/painting-print-denim-slim-jacket-off-white-108239

これから、リグーリアの旬のニュースと共にジェノヴァのファッション・オンラインショップiKRIXとのコラボでファッションについても発信していきたいと思っております。


ファッションアドバイザーはエリザベッタ・ロメッリーニさんです。

次号では、ペペロンチーノの色「赤」についてお話してもらいます。

お楽しみに。