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白が美しいジェノヴァのチーズ

日本とジェノヴァの共通点は何でしょうか?

答えは「長生きする人が多い」です。

ジェノヴァは坂が多い街です。買い物袋を持ったお年寄りたちがレンガを敷き詰めた急な狭い小道をゆっくり、けれども、しっかりした足取りで登っていく光景が良く見られます。

ジェノヴェーゼ達の健康の秘訣ははやり食生活にあるのではないでしょうか。
体に良いと言われているオリーブオイルの中でもリグーリア産のものは抗酸化効果が特に高いことが認められています。

食に関しては保守的なジェノヴァ人。他の国や地方のものをあまり食べたがりませんが、和食には興味津々。

そこで、文化協会DEAIは、リグーリアと和食に関してのフォーラムを企画しました。会場はオリエンターレ市場内にあるフードセンターMOGです。

ジェノヴァのフードセンターMOG

第一回目は、アレルギーの専門家であるパオラ・ミナーレ医師をお迎えして、ジェノヴァのチーズと豆腐を比較しながらお話して頂きました。

パオラ・ミナーレさん


最近、様々な食品が引き起こすアレルギーの問題が取り上げられています。
小麦が食べられない人は、豆などの食材を利用したりなど少し工夫するだけで料理の幅が広がります。

ジェノヴァを中心としたリグーリア料理は野菜を中心とした素朴な料理が多いので健康的です。肉料理より、野菜がたっぷりの料理が多いのは平地が少ないため、放牧に向いていないからです。

最近、チーズはコレステロールの問題があるので、敬遠されがちですが、健康に欠かせない栄養の宝庫です。

フレッシュチーズなら、カロリーも控えめでダイエットにも適しています。

パオロさんがお勧めなのはプレシンスィンスーア。
生産量が少ないので、あまり有名ではありませんが、ジェノヴァのフレッシュチーズであるプレシンスィンスーアprescinseuaは高蛋白質、低脂肪でチーズの中でも最も優れたもののひとつなんだそうです。

写真:Virtus提供
写真:Virtus提供


プレシンスィンスーアの生産者であるパオロ・ベッローニさんにはチーズの作り方や歴史について話て頂きました。

Virtusのパオロ・ベッローネさん



和の味をジェノヴァ人の食卓に取り入れるアイデアとして、
ペーストジェノヴェーゼを作るすり鉢で、ゴマをすり潰してごま塩を作りました。


手前がジェノヴァの青菜のパイ il Genovese 提供
手前がジェノヴァ風トルタ・パスクワリーナ MOG内のil Genovese 提供


プレシンスィンスーアはフレッシュにそのまま食べても美味しいです。軽く塩とオリーブオイルで食べるのも良し、蜂蜜や砂糖、ジャムを加えて、デザートにしても良し。チーズケーキにすると絶品です。

一番伝統的な料理はジェノヴァのパイです。香草とチーズで作ったパイは爽やかな風味でいくらでも食べられてしまいます。

「シンプルな食材をシンプルに食べる。」

「友達とワイワイ楽しんで食べる。」

これがジェノヴァ人たちの健康の秘密です。