イタレッセ、挑戦と革新のワイングラスとは

五感が愉悦するステムグラスがもたらすかつてない官能的ワイン体験

ワインの本質を真摯に追求し、長年にわたる研究と試作を経て生まれた“探究の結晶”。ブドウ品種のみならず、ワインそのものが備える個性的な特徴をいかにして生かしきるかを考え抜いたイタレッセのステムグラスコレクションは、どのようにして生まれ、どこへ向かうのか。
イタレッセのステムグラスコレクション「Leggerissimi」

イタレッセ、創造の軌跡

「試飲に適したグラスが必要だ」ワインを売るうえで欠かせないテイスティング。その魅力を正しく伝えるためには、グラスにもそれ相応の力が必要では? 日々ワイン営業に勤しむクラウディオ・バルドゥッチは、より正しくワインの味わいを伝えられるグラスがないのなら自分で作ればいいと考え、1979年にイタレッセを創業した。
マッシモ・バルドゥッチ
1968年生まれ。父クラウディオ・バルドゥッチがイタリアのトリエステで創業したイタレッセ/Italesseを継ぎ、世界的なブランドへと発展させた現オーナー
イタレッセの「適切で美しい器」は、地元のワイン生産者たちから五感でワインを愉しめると支持を得て、キャンティやバローロなどイタリアを代表する産地へと広がった。1999年にはフランチャコルタ地方のスパークリングワイン専用のグラスが誕生。これをきっかけに各地の著名生産者と協力したオリジナルグラスを手がけ始める。

ワインの味わいを正しく引き出す高みを目指して
2002年から参画した、マッシモ・バルドゥッチは販路をヨーロッパ全土へと拡大。ワインの味わいを正しく引き出すというイタレッセのコンセプト、美しさと高い品質、機能性を備えるグラスが認められて飛躍を遂げる。
 だがマッシモはさらなる高みを目指した。新プロジェクト「Senses」の誕生である。

イタレッセ、価値の創出

「Senses」それは五感に訴えかけるワインの力をあますところなく引き出し、飲む者を官能的な味わいの世界へと導くグラスを創り上げる取り組みだ。

「さて今宵のワインを味わうにあたり……」いたずらっぽくマッシモが問う。「ブドウの品種が同じでも〝テロワール(その土地の気候や土壌、地形など、自然環境の特徴)〟が違えば味わいも変わります。骨格や香り、アルコール度数までまるで違ってくる。それなのにどれも同じグラスで飲むなんて、おかしいと思いませんか?」
 かつて特定のブドウ品種の専用グラスが爆発的にヒットしたことがあった。だがあれは本当に好ましいグラスだったのだろうか? 素朴な疑問から思考を深め、ブドウの品種ではなく造られている場所の特徴からグラスを選ぶのが適切だと思い至った。「テロワールの違いがワインの違いを育んでいるのですから」
天然のアロマと相性のよい形状を探す。どの天然アロマがどのグラス形状でいちばん強く、最も心地よく感じられるかを体系的に解き明かしていく。
 
 多様な形状のグラスに天然のアロマを入れ、形状と香りとの最も心地よく好ましい関係を探す作業に没頭したマッシモ。
「ワインに含まれる天然の香り成分(アロマ)を熟知することが重要でした」
 赤ワインなら白より大きいグラスという程度ではなく、このアロマならこの形状と具体的に落とし込むのには、果てしない時間と手間がかかる。だがマッシモはやり切った。
「グラス形状と感覚の関係を理解できたので、五感の働きを向上させて官能的な満足を得られるデザインが可能になりました」探求から得られた知見は緻密な計算を経て幾何学的なグラス形状に結実。ステムの触感や優雅な佇まいにまで完璧なバランスを与えられて誕生したのが、ワインの官能的な特性を生かす最適な形状を選べるステムグラスコレクションだ。「感性と技術の融合」を目標に掲げたマッシモの執念は、Sensesプロジェクトによって実を結んだのだ。

イタレッセ、挑戦と革新

「では、改めてワインのお好みをうかがいます」
「Senses」の生んだ最も新しいステムグラスコレクション「Leggerissimi」を前にマッシモが切り出した。「骨格のあるバローロでも華奢で繊細なワインでも。わたしが最適なグラスをこのなかから選びましょう。選択を誤るとワインのよさが、そうですね、5ポイントは下がりますからね(笑)」


 だからこそ、Leggerissimiコレクションのターゲットは、まずはプロ。ワインをよく知る人たちだ、とマッシモは強調する。
「リストランテやエノテカの方々にまずは使っていただきたい。お客様ご所望のワインをそれに合うグラスでお出ししてみてください。お客様は極上のワイン体験を味わえる店のファンになり、その体験を支えたわたしたちのステムグラスにも、きっと関心を寄せてくださるでしょう」
 試しに空のグラスを持たせてもらった。触れた指先から脳に届く感覚が、限りなく繊細で、極度に薄く軽いことを確信させる。自宅のステムグラスとはまるで違う触感。まさしくLeggerissimi、その名に違わずものすごく軽い! ワインが注がれる前から気分が上がって楽しくなってしまう。視覚を喜ばせるデザインも相まって、このグラスで飲んでみたいと思わせるのは、「感性と技術の融合」が高いレベルで実現しているからだろう。
「T-mode75」イタレッセ最高技術の結晶
香りとグラス形状の関係性
 目に映るグラスの精巧さ、手にした瞬間の思いがけない軽さ、リムに触れる唇の心地よさ、鼻をくすぐる香り、口腔に流れ込む液体の味わい。すべてが期待を上回る。
「ワインそれぞれの特性を生かせるかどうかはステムグラスの選択次第」ワインの特性さえ似ていれば汎用的に使うこともできる。だがグラスの実力を発揮させるにはワインに関する深い知見が必要となる。プロフェッショナルの現場で使ってほしい、とマッシモが繰り返す理由はそこにある。
「ソムリエ講座を受けたことがあるなら、一般の方でもうまく選んでいただけるかも」と冗談めかして言うマッシモの目は、本気だった。

《新製品》Leggerissimiコレクション

古代ローマ時代から受け継がれる吹きガラスの技法を用い、イタレッセのSensesプロジェクトで培われた研究成果をあまねく反映させ、すべてが匠の繊細かつ正確な手仕事で作られた次世代の高性能ステムグラス。


Leggerissimiの名のとおり、手に取った瞬間、指先に伝わる触感と目に入るリムの薄さにあなたの五感が躍動を始める。驚くほど軽量。しかし堅牢でしなやかささえ感じさせるLeggerissimiコレクションは、プロフェッショナルなデザインと相まって、視覚、嗅覚、味覚、触覚を融合させた他に類を見ないユーザーエクスペリエンスを提供する。

<イタレッセ主力グラスコレクション>
  • T-made:
  • SensesプロジェクトとともにT-made LABプロジェクトで培われた知見を基に誕生した、地域別ステムグラスのコレクション。
    バローロ、ヴェルメンティーノ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノなど代表的なワイン産地に焦点を当てるとともに、注目を集めるオレンジワインなど特定の地域でのみ生産されるイタリアワインの個性を最大限に引き出せるようにデザイン。
    従来の「品種別グラス」と一線を画する設計思想は、ワインの育まれるテロワールや伝統、造り手の哲学を尊重し、それぞれのワインならではの香りや味わいを的確に表現するための形状を実現している。

  • Masterclass:
  • テイスティングのプロフェッショナルに向けたコレクション。
    よりクラシカルで丸みを帯びたフォルムが特徴で、伝統的なスタイルを尊重しつつ、ワイン本来の魅力をストレートに引き出す設計は、赤・白問わず幅広いタイプのワインに適している。落ち着いた雰囲気で、さまざまなシーンにふさわしいアイテム。

  • Etoilé:
  • エレガントで、しなやかで、華やか。そしてシャープで現代的な印象を与える、スクエア気味の洗練されたデザインが特徴のコレクション。
    なかでもスパークリングワイン用グラスは秀逸で、底部に施された7つの小さな突起に促される繊細で持続的な泡が、存分に香りを引き立てる。
    細部にまでこだわった作りは、洗練されたテーブルに添える彩りとしても最適。

【イタレッセのワイングラス】

「italesse」は1979年イタリア北部・トリエステで誕生したワイングラスメーカー。現オーナーのマッシモ・パルドゥッチ氏は、五感に訴えかけるワインの力をあますところなく引き出し、飲む者を官能的な味わいの世界へと導くグラスを創り上げるプロジェクト「Senses」を立ち上げ、心血を注ぎ、世界的なブランドへと発展しています。

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輸入総代理店
エストデザイン株式会社
https://www.est-design.co.jp/