イタリア取材旅(2)

イタリア2日目(2021年11月12日)

朝、夜明けは遅い。7時を過ぎてやっと明るくなってきた。
朝ランのつもりでいたのに、時間がなく断熱。
部屋で軽く朝食を。
うれしいことに、以前取材したマルガリのオルガさんのバターがある。

(vol.7掲載のバターを持つオルガさん)

もうこれだけで贅沢だ。マキネッタでコーヒーを淹れて、パンにそのバターを塗って食べた。
さっぱりとしているのに、しっかり味がある。いいね。

取材のためモンフェラートへ移動。
丘の上のピアッツァはイタリアらしい風景。「ああー来たなぁ」と改めて実感する。

その広場には小さな個店が連なる。
今回はそんなお店に来るお客さんを捕まえての取材。
長年続く食料品店には、長年通うお客さんがいる。
土曜日の午前中、買い物に訪れて週末の献立の食材を買うのだ。

コロナ禍での久しぶりの取材、初めてのカメラマンとの仕事、お客さんの反応と、
最初は戸惑いもあったが、ノリのいい常連さんも訪れて、だんだんと盛り上がってきたのでした。
その内容は2月発行の本誌で。

お昼はグルメはプリミティーヴォ(原始人)クラウディオのオススメの店で。
地元の人たちがお昼に通う店のようだ。
月〜金曜日までのランチは、前菜とパスタ、セコンドまでで11ユーロ。
vino della casaは1/2リットルで3ユーロ、1リットルで5ユーロ。
価格も内容もおよそこのような感じがランチには多いという。



せっかくなので、ランチではなく何か特別なものをと注文。
まずはアフェッタート・ミストとおすすめのワイン「I TRE VESCOVI」バルベーラ・ダスティを。
注文後、なかなか出てこなかったアフェッタート・ミストは、この前に取材していた生ハム「muretta」や、サラミ「Strolghino di culatello」、チーズ「Castelmagno」など豪華なラインナップが山盛りで登場。これがイタリアね! 最高!
そしてしばらくして、きれいに盛られたビテッロ・トンナートも。


プリモにはパニッサが食べたかったのだけれど、予約でないとできないということで断念し、
おすすめされたのは、カステルマーニョのラビオリ。
カステルマーニョはアフェッタート・ミストの中にも載っていた、ピエモンテ州クウネオ県のDOPチーズ。
その製法が独特で貴重なものとなっていて、チーズの王様とも言われる。
ホロホロとした食感と青カビが特徴で、熟成の浅いものは、塩あじもおだやかでほんのりとした甘みが心地よい。
添えてあった自家製のジャムとの相性もよかった。

中にカステルマーニョが包まれているラビオリは、カステルマーニョとサンブーコのソースがかかっている。
チーズの甘みとサンブーコの酸味が絶妙なバランスでハモる。
もちろんどれもバルベーラとの相性も最高だったのだ。
クラウディオが冗談半分に「日本人のジャーナリストがイタリアの食取材に来ているんだ」と言ったもんだから、少し慌てたオーナーの息子。
厨房で料理を作る両親と相談しながら、心地よいサービスと料理を楽しませてもらったのでした。
Grazie


満腹、満足で次の取材へ向かったのだった。