今年も葡萄の収穫が始まりました。
我が家のバルサミコ酢造りに使う、トレッビアーノの収穫も始まっています。
そんな9月の最終週の土、日に、私の住むノナントラでは「Sóghi, Saba e Savór 」というまさにとれたての葡萄を使ったお祭りが行われます。
ソーギとは葡萄の果汁を小麦粉で固めたプディング↓
サバは葡萄の果汁を煮詰めて作るシロップのモデナの呼び名。
季節の果物が入ったコンフェトゥーラ。
様々な屋台が出ますが、なんといってもその目玉はバルサミコ酢愛好者協会のノナントラ市支部が主催するブース。伝統的な製法のバルサミコ酢がずらっと勢揃い。無料で味見がし放題。
しかも市場に出していない、個人所有の伝統的な製法で作られ、大事に守られてきたバルサミコ酢が堪能できるのです。
その横のブースでは、モストコット(葡萄の汁を煮詰めたもの)を作る作業。こちらも味見できますが、ノナントラの市所有の醸造室にあるバルサミコ酢の原料として使われます。
この醸造室、お祭りの間、開放しており、バルサミコ酢の味見ブースで申し込みをすると、ガイド付きで案内をしてくれます。醸造室に向かう階段の踊り場からの眺めも素敵。
教会の横では、地元のボランティア団体が作るニョッコフリットが売られて、熱々のニョッコフリットを食べるのもよし、サルミ類を追加してもらうのもよし。
旧市庁舎の脇の公園では熱々のパペック(もしくはカルツアガッティ)と呼ばれるポレンタの中にインゲン豆や、チッチョリというサルミを混ぜて、ラードで揚げたものが売られ地元の方が列をなしています。
ソーギ(葡萄プディング)や、サボール(季節のフルーツのコンフェトゥーラ)もそのほか季節の野菜や果物、パルミジャーノや、生ハムなどが購入できます。
昔使われていた農耕器具を使って、葡萄を潰す作業の体験(お子様限定)ができたり、
初夏に仕込んだノチーノという青胡桃を使って作るリキュール(作り方の動画はこちらから)の試飲もありました。
一年のうちで、小さな町が一番盛り上がるお祭り。
雰囲気を味わっていただくために動画を作りました。
↓ ↓ ↓リンクはこちらから👉イタリア 秋の葡萄祭りの様子
葡萄を始め、秋の収穫の喜びを感じられるローカルなお祭りに、ぜひ一度いらしてみてはいかがでしょうか?
バルサミコ酢の醸造についてホームページ「ミアモデナ」はこちらからブログ、Vlogでモデナの色々を紹介しています。ミアモデナ