パンを寄付する人
カラブリア州の西岸域。
サンタドメニカタラオ村のクリスティーナさんは、年に2回パンをたくさん焼いて教会に寄付しています。
これは、息子のアンジェロ氏が幼少時に病に倒れ、もうどうすることもできなくなった際に願掛けをしたから。
そして、その願いがかなったから。
その後アンジェロさんは無事に回復。
この年から、クリスティーナさんはもうすでに50年以上、パンをカゴにいっぱい焼いて教会に寄付しています。
この村の窯は、室内にあります。
薪を運ぶのも大変だし、窯を準備するのも大変で、高齢なクリスティーナさんは「今年で最後」「今回で最後」といいながら、それでも毎年パンを焼き続けています。
しかも、家族には手を出させないんですよね。
自分で焼かないと意味が無いんだとか。徹底してます。
病で大変だったアンジェロさんは、今では筋骨隆々とした農家さんでお孫さんもいるんですが・・クリスティーナさんにとって、あの日のお祈りは神聖な物。
自分の健康が許す限りパンを焼き、寄付を続けるんだそうです。
皮が硬く、日持ちがするカラブリア州のパン。
クリスティーナさんに言わせれば、白い小麦だけを使ってパンを焼けるなんて、なんという贅沢なんだろう!と。
ずっしり思いクリスティーナさんのパン。
今年も腰が痛い足が痛い言いながら焼かれていました。コロナ禍騒動もあり心配していましたが、お元気そうで何より。
今でこそ風光明媚な立地を生かした観光業もぼちぼち頑張っているサンタドメニカタラオ村ですが、アンジェロさんから伺う「貧しさ」は、想像を絶しています。
カラブリア州でも貧しいころの記憶を持っている人たちがすっかり少なくなってしまいました。
正しく記録し、伝えていく大切さを日々感じています。
サンタドメニカタラオ村のクリスティーナさんは、年に2回パンをたくさん焼いて教会に寄付しています。
これは、息子のアンジェロ氏が幼少時に病に倒れ、もうどうすることもできなくなった際に願掛けをしたから。
そして、その願いがかなったから。
貧しくて医者も頼めず、薬も買えなかった。アンジェロの命を助けて頂けたら、パンを寄付しますとお祈りした。とクリスティーナさんは言います。
その後アンジェロさんは無事に回復。
この年から、クリスティーナさんはもうすでに50年以上、パンをカゴにいっぱい焼いて教会に寄付しています。
この村の窯は、室内にあります。
薪を運ぶのも大変だし、窯を準備するのも大変で、高齢なクリスティーナさんは「今年で最後」「今回で最後」といいながら、それでも毎年パンを焼き続けています。
しかも、家族には手を出させないんですよね。
自分で焼かないと意味が無いんだとか。徹底してます。
病で大変だったアンジェロさんは、今では筋骨隆々とした農家さんでお孫さんもいるんですが・・クリスティーナさんにとって、あの日のお祈りは神聖な物。
自分の健康が許す限りパンを焼き、寄付を続けるんだそうです。
皮が硬く、日持ちがするカラブリア州のパン。
クリスティーナさんに言わせれば、白い小麦だけを使ってパンを焼けるなんて、なんという贅沢なんだろう!と。
ずっしり思いクリスティーナさんのパン。
今年も腰が痛い足が痛い言いながら焼かれていました。コロナ禍騒動もあり心配していましたが、お元気そうで何より。
今でこそ風光明媚な立地を生かした観光業もぼちぼち頑張っているサンタドメニカタラオ村ですが、アンジェロさんから伺う「貧しさ」は、想像を絶しています。
カラブリア州でも貧しいころの記憶を持っている人たちがすっかり少なくなってしまいました。
正しく記録し、伝えていく大切さを日々感じています。