おやじは牛を従えて、山小屋に帰ってきた。
牛は各々自分の牛舎へちゃんと入る。
雪解けした6月頃から、マルガリは牛を引き連れて山の生活に移る。
(マルガリは酪農を生業とする先住民族)
標高1200〜1500m付近で牛を放牧し、芽生えたばかりの新鮮な草を食べる。
冬が明けて、解放され、のびのびとストレスもなく、
牛にとっての最高のごちそうを口にする。
そして、新鮮な草を食べたミルクは今度は僕らにとってのごちそうとなる。
そのミルクで作るトーマ(ピエモンテ州のDOPチーズ)は一年でいちばんおいしい。
それをポレンタコンチャとして食べる
すでに小さな山小屋には、ポレンタの匂いが充満している。
しばらくすると、例のマルガリ特製、脱脂乳のトーマを入れ始める。
とろけるトーマにもう、心は踊る。
食事が始まり、前菜が終わる頃には、
小屋は焦がしバターのいい匂いに包まれる。
たまらない。
鍋を火から下し、焦がしバターを丁寧に入れてかき混ぜ、
一番いい状態で、マルガリのマンマがサービスしてくれる。
写真撮影やおしゃべりはするなと言わんばかりに、
熱いうちに早く食べろと急かされる。
マルガリ家族やクラウディオ兄貴は、あっという間に平らげ、
2杯目をおかわりしている。
冷めてチーズが固まると、せっかくのごちそうも台無しだ。
時折、トーマの固まりがあり、それを噛むと、
口の中に広がる味と香りで、嬉しくなる。
夏、1200mの山小屋で、旬のチーズを食べる。
マルガリのもてなしをうける。
最高のごちそうを味わった。
牛は各々自分の牛舎へちゃんと入る。
雪解けした6月頃から、マルガリは牛を引き連れて山の生活に移る。
(マルガリは酪農を生業とする先住民族)
標高1200〜1500m付近で牛を放牧し、芽生えたばかりの新鮮な草を食べる。
冬が明けて、解放され、のびのびとストレスもなく、
牛にとっての最高のごちそうを口にする。
そして、新鮮な草を食べたミルクは今度は僕らにとってのごちそうとなる。
そのミルクで作るトーマ(ピエモンテ州のDOPチーズ)は一年でいちばんおいしい。
それをポレンタコンチャとして食べる
すでに小さな山小屋には、ポレンタの匂いが充満している。
しばらくすると、例のマルガリ特製、脱脂乳のトーマを入れ始める。
とろけるトーマにもう、心は踊る。
食事が始まり、前菜が終わる頃には、
小屋は焦がしバターのいい匂いに包まれる。
たまらない。
鍋を火から下し、焦がしバターを丁寧に入れてかき混ぜ、
一番いい状態で、マルガリのマンマがサービスしてくれる。
写真撮影やおしゃべりはするなと言わんばかりに、
熱いうちに早く食べろと急かされる。
マルガリ家族やクラウディオ兄貴は、あっという間に平らげ、
2杯目をおかわりしている。
冷めてチーズが固まると、せっかくのごちそうも台無しだ。
時折、トーマの固まりがあり、それを噛むと、
口の中に広がる味と香りで、嬉しくなる。
夏、1200mの山小屋で、旬のチーズを食べる。
マルガリのもてなしをうける。
最高のごちそうを味わった。