出発前は微妙な空模様で、途中の山道は雪が多く残るところもあったが、
目的地に着くと、雲は多いものの、きれいに山並みが見える気持のよい日になった。
シーラ山の麓で酪農と、その生産物を提供するレストラン経営する兄弟を訪ねた。
チーズは『イタリア好き』では欠かせないネタのひとつ。
フォトグラフォ萬田はいつも牛のふんを踏む。
ここもまた牛や羊の育て方からこだわったところ。
自分のところで使う分だけを搾乳して、毎日新鮮なチーズを作る。
彼は元々ミラノの銀行でシステムの仕事をしていた。
その後家業に戻り、現在の仕事を続けている。
従前の仕事の経験が酪農に活かされ、新しいチャレンジも始めている。
そしてなんと言っても試食はできたてのチーズ。
この日はカチョカバッロのチーズをもとに作ってくれた“引き裂かれた布”という意味のストラッチャータ(Sarazz(cc)ata)
これ系のフレッシュなチーズはなかなか日本では味わえない。
いくらでも食べられる。
他にもトーマ(Toma)※北のピエモンテの方でも食べられるのもとは違うようだ は、
ウンカータ(Juncata)になる前のチーズ。味も食感も豆腐のようだ。
この後はお昼だというのに、チーズとワインでお腹が膨らむ。
またこの付近はジャガイモも産地だ。
こちらに来てから、何度もジャガイモを食べているが、
味がしっかりあってほんとに美味しい。品種も20種類以上。
お肉料理や、葉物の野菜とも良く合わせて出てくる。もちろん単品でも。
そして、お昼に食べたジャガイモとマッシュルームのスープ。
甘いジャガイモとマッシュルームの香りが合わさってこれが最高においしい。
このお店は、やはりこの地方の産物を活かして伝統を重んじながらも、
革新的な面も持ち合わせる。
アペリティーボはカンティーナでワインを選びながら楽しむ。
田舎の避暑地にありながら、遠くからグルマンがやってくる人気店。
夏の観光シーズンはいつも予約でいっぱいだという。
この日、本当は取材するはずだったシェフが体調を崩し、
急きょその代役となったのは19歳の息子。
取材対象としては実は少し心もとない、まだまだ修行の身。
セカンドシェフのアドバイスも受けながら、味を調えていく。
でも彼の心意気は素晴らしい。
インタヴューを聴いていても前のめりな感じが逆に気持ちがいい。
未来のシェフに期待したい。
目的地に着くと、雲は多いものの、きれいに山並みが見える気持のよい日になった。
シーラ山の麓で酪農と、その生産物を提供するレストラン経営する兄弟を訪ねた。
チーズは『イタリア好き』では欠かせないネタのひとつ。
フォトグラフォ萬田はいつも牛のふんを踏む。
ここもまた牛や羊の育て方からこだわったところ。
自分のところで使う分だけを搾乳して、毎日新鮮なチーズを作る。
彼は元々ミラノの銀行でシステムの仕事をしていた。
その後家業に戻り、現在の仕事を続けている。
従前の仕事の経験が酪農に活かされ、新しいチャレンジも始めている。
そしてなんと言っても試食はできたてのチーズ。
この日はカチョカバッロのチーズをもとに作ってくれた“引き裂かれた布”という意味のストラッチャータ(Sarazz(cc)ata)
これ系のフレッシュなチーズはなかなか日本では味わえない。
いくらでも食べられる。
他にもトーマ(Toma)※北のピエモンテの方でも食べられるのもとは違うようだ は、
ウンカータ(Juncata)になる前のチーズ。味も食感も豆腐のようだ。
この後はお昼だというのに、チーズとワインでお腹が膨らむ。
またこの付近はジャガイモも産地だ。
こちらに来てから、何度もジャガイモを食べているが、
味がしっかりあってほんとに美味しい。品種も20種類以上。
お肉料理や、葉物の野菜とも良く合わせて出てくる。もちろん単品でも。
そして、お昼に食べたジャガイモとマッシュルームのスープ。
甘いジャガイモとマッシュルームの香りが合わさってこれが最高においしい。
このお店は、やはりこの地方の産物を活かして伝統を重んじながらも、
革新的な面も持ち合わせる。
アペリティーボはカンティーナでワインを選びながら楽しむ。
田舎の避暑地にありながら、遠くからグルマンがやってくる人気店。
夏の観光シーズンはいつも予約でいっぱいだという。
この日、本当は取材するはずだったシェフが体調を崩し、
急きょその代役となったのは19歳の息子。
取材対象としては実は少し心もとない、まだまだ修行の身。
セカンドシェフのアドバイスも受けながら、味を調えていく。
でも彼の心意気は素晴らしい。
インタヴューを聴いていても前のめりな感じが逆に気持ちがいい。
未来のシェフに期待したい。