セオリーを超えたおいしさ
シャルドネの可能性を引き出した一番摘み「PRIMOPRESO」
「AZIENDA AGRICOLA FOSSI」(アズィエンダ・アグリーコラ・フォッシ)“一番摘み”という爽やかな名を持つこのワインはシャルドネ種100%の白ワイン。既存のセオリーに捉われずより高品質でおいしいワインを求めるエンリコ・フォッシ氏が、20年程前トスカーナ地方ではまだ生産されていなかったシャルドネを植え、産み出したワインだ。収穫期の早いこの種にちなんで名前は”一番摘み”、そこにはまだ誰も生産していなかったシャルドネをいち早くワインにした誇りもうかがえる。
さてシャルドネといえば、おそらく誰もが耳にしたことがあるだろう有名品種。爽やかでフルーティーなその味わいをすぐに連想できるワイン通の方も多いだろう。しかしそんな方もこの「PRIMOPRESO」(プリモプレーゾ)を味わったならそのおいしさにきっと驚くだろう。まずは樽の好ましい香り、そして口に含むと蜂蜜のようなまろやかな香りが広がる。シャルドネの爽やかさを舌の根に感じつつも、味わい、香りが幾重にも感じられる存在感のあるワインなのだ。その秘密をエンリコ氏と共にワイン造りをする息子のサッシャさんがわかりやすく説明してくれた。通常白ワインは醸造にステンレスタンクを用いることが多いが、このワインはオーク樽で発酵から熟成までさせているという。ボトルを開ければ、セオリーを超えたおいしさが爽やかに語り出す。
料理はおすすめのカジキマグロのソテー、レモンとカッペリのソース。
◎カジキマグロのソテー、レモンとカッペリのソース◎
・カジキマグロ 400~500g ・レモン 1/2個 ・カッペリ(酢漬け) 30g ・ニンニク 1片 |
・オレガノ 適量 ・オリーヴオイル 適量 ・塩 適量 ・コショウ お好みで |
《 作り方 》
【1】熱したフライパンにオリーヴオイルと皮をむいたニンニク、カッペリを入れ、カジキマグロをソテーする。
【2】お魚に火が通ったらレモン汁を加えて、軽く煮立てる。
【3】最後に塩で味を整え、オレガノを散らして出来上がり。
vol.53掲載(3/4)。本誌4回の連載記事となります。取材・写真 藤原涼子(フィレンツェ)
連載されたおすすめワイン
■vol.1 一人の男の情熱が生み出す最上級のワイン
Vignavento Rosso Toscano Sangiovese IGP
ヴィーニャヴェント・ロッソ・トスカーナ・サンジョヴェーゼ IGT
生産本数5,000~7,000本と希少なワイン。サンジョベーゼ種100%
9月下旬~10月上旬にすべて手摘みで収穫し、新しいバリックで3年、ボトルで1年熟成。
▼詳細はこちら(本誌vol.51掲載記事)
https://italiazuki.com/?p=53081
■vol.2 ピノ・ネロがたどり着いた至極の境地ピーネ(Pinè)
ピネ Pinè ロッソ トスカーノ IGT ピノ・ノワール
ピノ・ノワール100%。すべて手積みで収穫され、新しいバリックで3年、ボトルで1年熟成。
▼詳細はこちら(本誌vol.52掲載記事)
https://italiazuki.com/?p=54477/
【日本未入荷ワインが豊富なTAPS WINE SHOP】
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