シルクロードがカラブリア州にもたらした物。州の静かな誇り・養蚕業
シルクロードを行き来していたキャラバン隊が到達していたカラブリア州。州の中東部~北部にその名残は今も残っていて、その最たるものが養蚕業です。
養蚕の歴史は古く、中世初期には同業者協会が作られ、出荷される絹糸に対した厳しい品質基準も作られていました。
絹糸加工の技術も進み、現在のコモ湖周辺地域に絹糸加工の技術を伝えたのはカラブリア州の技術者たちだと言われています。
北部への技術者の移動や戦争による工房の破損などの影響で、70年ほど前に州内の工業的な生産は一旦停止しましたが、一般家庭で細々と続いていた養蚕業。
この生き残ったお蚕さんたちの数を増やし、カラブリア州の伝統工業復興を目指しているのは、かつて一大養蚕地域として名をはせたカラブリア州カタンツァーロ県の小さな村・サンフローロの有志達です。
こちら、染色していない糸。カラブリアではお蚕さん自身の色によって、4種類の糸を得ることが出来ます。
この中で、最も高価なのが「淡いグリーン」の糸。生産数が大変少ない貴重な物。
こちらも生産数の少ない黄金色の糸と合わせて、カラブリア州の誇りの絹糸、なんだそうですよ。
機織りの道具も、それこそ「おばあちゃんちに眠っていた」ものを引っ張り出してきて使えるように修理しました。
州の誇りを継承するには、この70年の間に失われてしまった知識や散逸した文献を丁寧に集めてまとめ、これを次の世代に伝えること。
このため、サンフローロ村では小さな郷土資料館も出来上がり、北部コセンツァ県・アクリ村では養蚕業復興活動が発足。各地で忘れられてしまった州の伝統工業を復活させようという活動が活発化しています。
養蚕の歴史は古く、中世初期には同業者協会が作られ、出荷される絹糸に対した厳しい品質基準も作られていました。
絹糸加工の技術も進み、現在のコモ湖周辺地域に絹糸加工の技術を伝えたのはカラブリア州の技術者たちだと言われています。
北部への技術者の移動や戦争による工房の破損などの影響で、70年ほど前に州内の工業的な生産は一旦停止しましたが、一般家庭で細々と続いていた養蚕業。
この生き残ったお蚕さんたちの数を増やし、カラブリア州の伝統工業復興を目指しているのは、かつて一大養蚕地域として名をはせたカラブリア州カタンツァーロ県の小さな村・サンフローロの有志達です。
こちら、染色していない糸。カラブリアではお蚕さん自身の色によって、4種類の糸を得ることが出来ます。
この中で、最も高価なのが「淡いグリーン」の糸。生産数が大変少ない貴重な物。
こちらも生産数の少ない黄金色の糸と合わせて、カラブリア州の誇りの絹糸、なんだそうですよ。
機織りの道具も、それこそ「おばあちゃんちに眠っていた」ものを引っ張り出してきて使えるように修理しました。
州の誇りを継承するには、この70年の間に失われてしまった知識や散逸した文献を丁寧に集めてまとめ、これを次の世代に伝えること。
このため、サンフローロ村では小さな郷土資料館も出来上がり、北部コセンツァ県・アクリ村では養蚕業復興活動が発足。各地で忘れられてしまった州の伝統工業を復活させようという活動が活発化しています。