イタリア・エスプレッソ最新事情 Presented by モンテ物産

仕事柄、イタリア各地を訪れた際には、毎日数杯のエスプレッソを飲むためにバールやグランカフェにいくが、最近少し雰囲気が変わった感がある。歴史がある店には、数年前までは必ずと言ってよいほど熟練の年長者のバリスタがいて、彼らが魅力的な立ち振る舞いで、そのお店の品格をさらに高めるような所作をこなしていた。

IMG_7262最近、中部~北部イタリア、そしてミラノのグランカフェなどにいくと、それまでいた50~60代の熟練バリスタを見かけなくなり、代わりに若いバリスタが立っているのを見かけるようになった。SNSなどの影響もあると思うが、以前であれば店内で写真を撮ろうとすると、熟練バリスタが無言のゼスチャーで、周りの人に不快感を与えるからそれはよくないよ、と示してくれていたものである。しかし今では、若いバリスタはSNSを活用してお店のプロモーションも行うし、店内での撮影も気兼ねなく許可してくれる。
これも時代が変わったのだと思うが、時々昔のバールやグランカフェに入る時に感じた、バリスタと対峙する際の程よい緊張感が恋しくなることがある。

IMG_7089また、北イタリアといえばイタリアの中でも少し多めのエスプレッソ(25~30ml)を提供することが一般的であるが、最近は、中部イタリアや南イタリアのように25ml程度だったり、さらに少ない25~20mlだったりするところを見かける。エスプレッソマシンもナポリ周辺でしか見かけないレバー式のマシンを使用しているところが出てくるなど、地産地消の色合いが濃いイタリアにおいてもエスプレッソの共通化が進んでいると感じる。


とはいえ、まだまだ地域別の良さはしっかりと残っている。
例えばエスプレッソカップでいえば、南イタリアは肉厚のカップで少量でもそれなりの量に見えるものを使用しているところが多い。肉厚のカップで飲むと苦味の強い味わいも口当たりは柔らかくなるので地域の味わい特性に合っている。
IMG_7081そしてフィレンツェの方に行くと特徴的な少し大きめのエスプレッソカップを使用して、より華やかなアロマをカップの中に閉じ込めることに注意している。程よい苦味と酸味を持ち合わせるこの地域のエスプレッソには豊かなアロマを蓄えたこのスタイルがとても合っている。
カップの形状ひとつとっても地域ごとでいろいろあるので、イタリア各地を旅行した際には、エスプレッソカップの形状の違いを楽しむのも、通な楽しみ方だと思う。


KIMBO[キンボ]
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