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本場レッコで食す!街で一番美味しいと評判の「フォカッチャ ディ レッコ」

イタリアにはいろんな種類のフォカッチャがあります。

私の住んでいるジェノヴァではフォカッチャ ジェノヴェーゼという、薄くてサクサク&モチモチのものが有名です。

そして、リグーリア州にはもう一つ有名なフォカッチャがあります。

ジェノヴァから電車で約30分の港街、レッコ。


この街の名物といえば…「フォカッチャ ディ レッコ」! (レッコのフォカッチャ、の意味)。

恐らくみなさんが想像する「フォカッチャ」とは全く異なる食べ物です。私達はフォカッチャというとパンをイメージしますが、パンではありません。

薄くてサクサクの二重の生地の中に、白いフレッシュチーズが入っていて、オーブンで香ばしく焼き上げられた食べ物です。


ジェノヴァや、その他の街では、「フォカッチャ アル フォルマッジョ」(チーズ入りフォカッチャ) という名前で知られています。しかしそれらは、正式にはフォカッチャ ディ レッコではなく、「レッコ風のチーズ入りフォカッチャ」です。

「レッコ風」、というのが重要!

「フォカッチャ ディ レッコ」は、ヨーロッパで定められているご当地品保護ルール、IGP(決められた場所で決められた工程で作られた物だけをその名前で呼ぶことができる)により守られています。

よその街で作ったものや、似たような材料で作った似たようなものを、フォカッチャ ディ レッコと呼ぶことはできません。そのため、レッコ風のフォカッチャは、フォカッチャ アル フォルマッジョ等の名前で販売されています。

本物のフォカッチャ ディ レッコを食べたいなら、レッコへ行来ましょう!

私はこの有名なフォカッチャ ディ レッコを何年も前にレッコでイタリア人の友人に連れられて食べた事があるのですが、

それはそれは、想像以上に美味しかった!!

ちなみにPizzeria Del Ponte Recco というレストランです。お勧めです。

地元に人手ごった返していました。こちらはフォカッチャだけではなく、ピッツァやおかずも提供してくれました。

その当時はこれがレッコでしか食べられない名物料理とは知らず、もっと有り難く頂けばよかった…、と後悔していました。

急に、またレッコのフォカッチャが食べたいな〜と思い、弾丸でフォカッチャだけを食べにレッコへ行ってきました!


何も計画せず思い立って乗った電車だったため、レッコに着いた時間が悪く、どこのパン屋さんもあいにくお昼休憩で閉まっていました。汗

天気が良かったので、海を見ながら開店を待ちます…

あともう少ししたら海水浴ができそうです。

(お店によりますが13:00くらいから16:30くらいまで閉まっているので、皆さんも気をつけてくださいね。)


ずっと行きたかった、Moltedoというフォカッチャ屋さんへ到着!

美味しいフォカッチャ ディ レッコが食べられるお店トップ5などのランキング記事で、第1位を獲得し続けている老舗のパン屋さんです。レッコに住む友人にも以前からお勧めされていました。


今回は、レストランで座ってゆっくり食べる〜というより、少量をパッと食べて、電車に乗ってパッパッと家へ帰りたかったので、駅からも近いこのパン屋さんの存在は有り難い!


念願の本場のフォカッチャ ディ レッコ!ありました!

いい匂い、いい焼き色…。期待は膨らみます。

お店の人に、一切れをお願いしました。

先にお会計かな、と思っていると、

「座って食べるかい?お代わりするかも知れないだろうから、お会計は後でいいよ!」と言われました。

お代わり…?

フォカッチャ屋さんで、「お代わり」というワードは珍しいなあので印象に残りました。

レッコの方たちはよくお代わりするのかしら、と思いながら、

店内にカウンター席があったので、座って食べることにしました。

 

さてさて。そのお味はというと…

期待以上の美味しさでした!!!

ジェノヴァで食べるレッコ風フォカッチャとは比べものにならないくらい、チーズが濃厚でした!

そして、生地自体が美味しい。特にボルドと呼ばれる生地の端は、香ばしくパリパリに焼きあがっています。

すぐにペロリと食べてしまい、

あ…そういえばお代わりできるんだったっけ。と思い出しました。笑

お店の人に、「お代わりします。」というと、同じお皿にまた入れてくれました。

たしかに。お代わりしてしまう美味しさで、納得でした。

小さなプラスティックのお皿に乗せられる量がどうしても決まっているので、たくさん食べたい方は何度もお代わりをするのでしょう。

私もあともう一回くらいお代わりしたくなってしまいましたが、晩御飯が待っているのでグッと我慢。


私がお店を出たあと、カッペリやトマトソース入りのピッツァータというフォカッチャも出てきて、あ〜これも味見したかった〜!と思いながら電車の時間があるので断念しました。


驚いたのはお値段です!めちゃくちゃ安い!

私たちは2人でフォカッチャ4切れとコカコーラ一本を頼み、5ユーロでお釣りが出ました……。

ジェノヴァ市内でレッコ風フォカッチャを食べたら、もっともっと値段は高いです。

レッコまで、本物のフォカッチャ ディ レッコを食べに来る価値は大有りです!この味はレッコでしか味わえません。

 

ヴェネトのアスパラ第2弾 バドエーレ産アスパラIGP

ヴェネト州でも最も有名なバッサーノ産の白アスパラの産地から少し東にずれた地域にて、同じく春先の名産として知られているのが、トレヴィーゾ県バドエーレ地区を中心としたアスパラガス。

バッサーノは白のみだが、こちらは、白と緑との両方ともが生産され、産地呼称であるIGPに認定されている。生産地区として認定されているのは、トレヴィーゾ、パドヴァ、ヴェネツィア県下の指定地域。

この地域の特徴は、この地区は自然水の湧き出る、水のきれいな地域。ヴェネツィア共和国の影響を大きく受けた場所でもあり、当時の貴族の邸宅が、その水の流れに沿って点在する地域でもある。

毎年5月には、バドエーレの美しいヴェネツィア時代の建物がシンボルである広場にてサグラ(収穫祭)が開催され、生産者及び地元の人が集いその年の収穫の喜びを分かち合あわれる。

町の広場では、各生産者が出品する生産物の品評会会場となる


品評会の表彰式の様子


仮説レストランにて。アスパラずくしのメニューが振舞われる


さて、収穫現場へ…ここはヴェネツィア県下で唯一IGPの認定を受ける自治体であるスコルツェという町の生産者。

アスパラの収穫は朝が早い。特に白アスパラに関しては、日の光が強くなる前に行う必要がある。
収穫方法はバッサーノ産のものとほぼ同様、何列にもなった畝の黒ビニールを一列ずつ外し、土の上に穂先が出ているものをめがけて掘り起こす。

白アスパラの畑。この時期は生産地区ではこの光景があちらこちらに


通常、この畑作りをするのが冬の終わりである2月の終わりごろ。この地区はラディッキオの生産地域でもあるが、その年の出荷作業もようやく終盤を迎え始める時期がそのタイミングだ。
とはいえ、2018年の今年は、春先が低温で雨続きだったため、畑の準備がだいぶ遅れていた。収穫のスタートのタイミングも通年よりも1ヶ月ほどずれてしまったことが心配されたが、その後は気温がグンとあがり、アスパラも順調に生産・出荷が行われている。

白アスパラは盛り上げた土の中で、その温度変化を感じ、それに反応して上方に伸びる。高く盛った土の表面に出るまで日光にあたらないので、茎全体に色素が働かずに白いまま成長する。土表面に出たころには、長さが20㎝以上になっているので、そこでちょうど収穫時期。

ここでも、専用のコテを用い、茎を折らないように掘り起こす。

成長具合を確認しながら一本一本丁寧に掘り起こす


対し、緑のアスパラは、土の上にニョキニョキと伸びたものを収穫。
こちらは日光をいっぱいに浴びて、いわゆるアスパラらしい野生味あふれる香り豊かな美味しさ。

地表にニョキニョキと生えたアスパラ。これも成長具合をみながら収穫


同農家では、毎朝7時から約10人がかりでアスパラ収穫を行う。まずは白アスパラから取り掛かり、緑アスパラまで、約3時間かけて朝の重労働。

畑での作業を終え、次は作業場へ移動。

ここでは、洗浄をしながら太さを選別。ある程度に形の揃ったものを、専用の枠に整然とならべながら束をつくる。この枠にきっちりと入れると重さは1-1.5kgとなる。

専用の枠に綺麗に並べて束をつくる


長さを測って茎下部を切り取り、輪ゴムまたは紐でしばって商品として完成する。

規定の長さに切り揃えて出荷準備OK


経時劣化の早いアスパラは、常に水に放っておくとよい。できあがった束もすぐに冷たい水の入った水槽へ。

同農家で入手したアスパラでつくるリゾット。皮はブロードとして利用し、皿全体が白アスパラの香りでいっぱいとなる。

季節の定番。白
アスパラのリゾット


春ならではの極上を味わえるのも残りあと僅か。