お久しぶりです!しばらく日本に帰国していました。
こちらへ戻ってきたらジェノヴァは毎日毎日、大雨と暴風。特に洗濯物が乾かず困りました… ※こちらは秋は雨季
そして大雨警報が発令された翌日、電話と家のWi-Fiが使用不可能に!ずっと圏外で、ネットが使えず陸の孤島に……。
不安になり、契約している携帯電話の支店へ行くと、店の前にはたくさんの人が集まっていました。
リーグリア州のvodafoneの電波塔が大雨でやられてしまったらしく、6時間ほど電話とネットが使えない状態になりました。
大雨が丸々1ヶ月続いたため、地盤が弱くなっていてあちこちで地滑りが発生していました。恐ろしい…
そんなこんなで、秋は日本で穏やかに過ごしたいなあ〜と、ひしひしと感じました。
ようやく憂鬱な秋は終焉を迎え、冬の到来です。
街はすっかり賑やかなクリスマスムードですが、ひとつ悲しいお知らせが……。
世界遺産に登録されたストラーダ・ヌオーヴァにある、貴族のお屋敷「赤の宮殿」が本日で1年間の休館します。
主に電気系統の修理と、建物の修復を行うためだそうです。
ジェノヴァの観光の有名スポットのひとつなので、しばらく寂しくなります。
美術館の関係者たちから休館の噂は半年くらい前から聞いていましたが、いつからなのか、その期間については未定〜で、とりあえず年内は開いているだろうと皆さん話していました。
しかし今週金曜日に突然市が休館を発表し、3日後の今日で最終日となりました!(急すぎでびっくりしました)
最終日なので、最後に訪問して参りました!人でいっぱいかと思いきや、空いていました。多分みんな休館のことを知らないのだと思います……
今回は私の大好きな二階部分(日本で言う三階)の紹介します。次回、他の階をまとめて紹介したいと思います。
↑ゴージャスな寝室
↑大広間
(第二次世界大戦で被害を受けたため、残念ながら天井のフレスコ画はダメになってしまいましたが、シャンデリアは外して別の場所へ移動していたため無事でした。美しいデザインの床もオリジナル)
↑赤の宮殿から見える、白の宮殿とお庭(お庭が地上階ではなく、二階、三階にあるのが特徴)
↑四季がテーマの四部屋があり、こちらは春の間の天井のフレスコ画。愛の神ヴィーナスと戦いの神マルスが恋に落ちる瞬間が描かれています。
写真ではわかり難いのですが、四方にいる天使たちの脚や腕が飛び出していて(浮き彫りになっている)、目の錯覚を使用した、奥行きと立体感のある天井です。
↑有名なヴァン・ダイクの作品。赤の宮殿の建築をオーダーしたブリンニョレ・サーレ家の主人(左)とその奥様(右)。愛のない政略結婚が多かった時代に珍しく、相思相愛のラブラブ夫婦だったそうです。お
屋敷が完成する前に、奥様は残念ながら早くに亡くなってしまい、旦那様はショックで出家します。2人がこの赤の宮殿に住む事はありませんでした。
↑秋の間の天井。金色のぶどうがたくさん実っています。真ん中下に座る杖を持つ太った人物は、酒の神バッカス。袋から垂らされたワインをごくごくと飲んでいます。
↑冬の間。この部屋は他の部屋と違って、パチンと手を叩くと反響がとても良いのがわかります。(ぜひ試してみて下さいね)
音楽を楽しむために使われていたお部屋だったそうですよ♪
↑崩壊がテーマの廊下。神話の登場人物たちが描かれています。
現在は雨風を凌ぐ為ガラス張りになっていますが、当時は吹きさらしでした。この廊下から、ジェノヴァの旧市街地が間近によく見えます。
●これからの情報
赤の宮殿の開館の情報が入りましたら、いち早く皆さまに報告しますね!
なお、白の宮殿とトゥルシ館は変わらず開館しています!
赤の宮殿のいくつかの重要な作品たちは、白の宮殿に移動して展示される予定です。
白の宮殿の4階部分(今まで公開されていなかった)などのスペースを利用するそうです。乞うご期待!
●追記
この度ミラーレスカメラを購入しました!今まで携帯電話のカメラで撮影していたのですが、より美しい写真で、美しいジェノヴァの風景と皆さんに見ていただけるよう、頑張ってカメラの腕を上げていきたいと思います!
更新の頻度も増やして行く予定です!!
これからもよろしくお願いします♪
Nana
こちらへ戻ってきたらジェノヴァは毎日毎日、大雨と暴風。特に洗濯物が乾かず困りました… ※こちらは秋は雨季
そして大雨警報が発令された翌日、電話と家のWi-Fiが使用不可能に!ずっと圏外で、ネットが使えず陸の孤島に……。
不安になり、契約している携帯電話の支店へ行くと、店の前にはたくさんの人が集まっていました。
リーグリア州のvodafoneの電波塔が大雨でやられてしまったらしく、6時間ほど電話とネットが使えない状態になりました。
大雨が丸々1ヶ月続いたため、地盤が弱くなっていてあちこちで地滑りが発生していました。恐ろしい…
そんなこんなで、秋は日本で穏やかに過ごしたいなあ〜と、ひしひしと感じました。
ようやく憂鬱な秋は終焉を迎え、冬の到来です。
街はすっかり賑やかなクリスマスムードですが、ひとつ悲しいお知らせが……。
世界遺産に登録されたストラーダ・ヌオーヴァにある、貴族のお屋敷「赤の宮殿」が本日で1年間の休館します。
主に電気系統の修理と、建物の修復を行うためだそうです。
ジェノヴァの観光の有名スポットのひとつなので、しばらく寂しくなります。
美術館の関係者たちから休館の噂は半年くらい前から聞いていましたが、いつからなのか、その期間については未定〜で、とりあえず年内は開いているだろうと皆さん話していました。
しかし今週金曜日に突然市が休館を発表し、3日後の今日で最終日となりました!(急すぎでびっくりしました)
最終日なので、最後に訪問して参りました!人でいっぱいかと思いきや、空いていました。多分みんな休館のことを知らないのだと思います……
今回は私の大好きな二階部分(日本で言う三階)の紹介します。次回、他の階をまとめて紹介したいと思います。
↑ゴージャスな寝室
↑大広間
(第二次世界大戦で被害を受けたため、残念ながら天井のフレスコ画はダメになってしまいましたが、シャンデリアは外して別の場所へ移動していたため無事でした。美しいデザインの床もオリジナル)
↑赤の宮殿から見える、白の宮殿とお庭(お庭が地上階ではなく、二階、三階にあるのが特徴)
↑四季がテーマの四部屋があり、こちらは春の間の天井のフレスコ画。愛の神ヴィーナスと戦いの神マルスが恋に落ちる瞬間が描かれています。
写真ではわかり難いのですが、四方にいる天使たちの脚や腕が飛び出していて(浮き彫りになっている)、目の錯覚を使用した、奥行きと立体感のある天井です。
↑有名なヴァン・ダイクの作品。赤の宮殿の建築をオーダーしたブリンニョレ・サーレ家の主人(左)とその奥様(右)。愛のない政略結婚が多かった時代に珍しく、相思相愛のラブラブ夫婦だったそうです。お
屋敷が完成する前に、奥様は残念ながら早くに亡くなってしまい、旦那様はショックで出家します。2人がこの赤の宮殿に住む事はありませんでした。
↑秋の間の天井。金色のぶどうがたくさん実っています。真ん中下に座る杖を持つ太った人物は、酒の神バッカス。袋から垂らされたワインをごくごくと飲んでいます。
↑冬の間。この部屋は他の部屋と違って、パチンと手を叩くと反響がとても良いのがわかります。(ぜひ試してみて下さいね)
音楽を楽しむために使われていたお部屋だったそうですよ♪
↑崩壊がテーマの廊下。神話の登場人物たちが描かれています。
現在は雨風を凌ぐ為ガラス張りになっていますが、当時は吹きさらしでした。この廊下から、ジェノヴァの旧市街地が間近によく見えます。
●これからの情報
赤の宮殿の開館の情報が入りましたら、いち早く皆さまに報告しますね!
なお、白の宮殿とトゥルシ館は変わらず開館しています!
赤の宮殿のいくつかの重要な作品たちは、白の宮殿に移動して展示される予定です。
白の宮殿の4階部分(今まで公開されていなかった)などのスペースを利用するそうです。乞うご期待!
●追記
この度ミラーレスカメラを購入しました!今まで携帯電話のカメラで撮影していたのですが、より美しい写真で、美しいジェノヴァの風景と皆さんに見ていただけるよう、頑張ってカメラの腕を上げていきたいと思います!
更新の頻度も増やして行く予定です!!
これからもよろしくお願いします♪
Nana