イタリア好きの皆さん、Buongiorno!
寒い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?2025年今年こそはイタリアに旅行を!と思っている方も多いのでは?
中にはスポーツ観戦をしてみたい。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はイタリアでサッカーについで人気のあるスポーツ、バレーボールについて素人目線でご紹介を。私の住む地元モデナには伝統のあるバレーボールクラブがあるくらいのことは知っておりましたが、というのも私日本でもバレーボールの試合を生で見たことがないどころか観戦はオリンピックの時くらい。イタリアにはバレーボールリーグがあり、世界ランキングも常時上位、現在は男子も女子も実力ある日本人選手が多数イタリアチームに在籍しているため、友人がバレーボールの記事をスポーツ雑誌等に連載しており、モデナに取材に来るというので、我が家に泊めて彼女の話を色々話を聞いていたら面白そうだから、家族みんなで行ってみるかと試合の3時間前に急遽観戦する事が決定。
イタリアにこんなにいても、さっぱりご縁のない分野。どうやってチケット取るのかね?子供は?シニア割引は?と障がい者手帳を持っている人は?オンラインチケットでは?わからなかった事が一杯。わざわざ友人がモデナの広報に問い合わせしてくれて、試合開始1時間前にチケット売り場が開くこと今日は満席でないので、当日券は問題ないことを確認。試合開始の30分前くらいに着けばいいよね〜と車で出たら、思いの外、道と駐車場が混んでおり、チケット売り場にたどり着いたのは試合開始10分前。
ほとんどの方がオンラインで購入しているらしく、全く混雑はしていなかったのが、幸い。最終的に分かったのは、競技場によっても価格設定が違いますが、身分証明書を提示しておおむね12-14歳以下、65歳以上、障がい者の方が割引チケットBiglietto Ridottoとなり、約3割ほどの割引。オンラインでも購入できますが、入場前にチケット売り場で身分証明書の提示の義務があるようでした。なおオンラインはVIVATICKETというサイトから購入ができ、英語とイタリア語の言語が選べ、劇場、スポーツ、音楽、イベントなど色々なジャンルのチケットが手配できるようでした。チケット購入はオンラインの方がスムーズかと思います。
さて、バレボールの試合会場の席、素人はどこで観戦するのかわからない上、こだわりがあるわけでもないので、係の女性に「あのー初観戦で、どういうものか見にきただけなんで、安い席だけど、雰囲気が楽しめるところお願いします」という緩いお願いを聞いてもらい、ホームの応援団の斜め後ろ最後尾の席が並び3席が振り分けられました。
さあ急いで席へ、入り口で荷物チェック。驚いたのが、持ち込もうとしていた水のペットボトルの蓋を回収された事。一体どうして⁉︎と夫が聞くと試合によってはペットボトルを投げつけるような人がいて、安全のためなんです。と言う。
なんで蓋?なしはいいのかが分からないと重ねて聞くと、蓋がなければコートに投げ入れられる前に水がこぼれて被害にならないからと!
そのほか持ち込みの水筒などは全て没収されるのでご注意ください。
ちなみに熱くなるので有名なサッカーは全ての観戦者の身分証明書登録が必要で、転売防止の意味もあるのでしょうが、そのほか一切持ち込み禁止だそうなのでご注意を。
そんな素行の悪い人たちと観戦するの?!と思う方は行かない方がいいってことねと話しながら席へちょうど選手たちが入場中。ステレオから流れる音楽もファンファーレも派手。2mを越す選手が大半で、バレーコートがなんだか小さく見える。私たちの席からはコートが一望できて、野球で言えば外野席の応援団の雰囲気。対戦相手は飛ぶ鳥も落とす勢いのヴェローナ。モデナのホームコートなので、周りのモデナファンのみなさんが黄色いをユニフォーム(チームの通称はカナリア)を着込みリズムを取ってコール。会場全体も黄色いユニフォームが沢山。協賛公告は地元銀行に、地元企業が多くてモデナを連呼。やっぱり自分の住んでいる地域ですもの、途中から大声を張り上げて応援しましたが、残念ながらストレート負け。ファンは荒れるのか?とドキドキしましたが、終了ホイッスルがなった瞬間、脱兎の如く家路についた方が大半でした。うーん次回は頑張って欲しいな。細かいレポートは友人がヴェローナ側からの記事ヴェローナ側からの記事を詳細に上げてますので、ぜひご覧ください。
あとで調べてみたら、モデナは1966年にパニーニ兄弟が設立したバレーボール男子チームで、そう言えば競技場の名前もパーラパニーニ。パニーニというのは、サンドイッチのことではなく、イタリアのキオスクや文房具店で売っている子供たちに今でも大人気のスポーツ選手カードやアニメのカードやマンガを販売する会社がチームの原型を作ったそう。現在ではValsa gloupと言うスナックやピザを作る会社がオーナーになっています。おじいちゃん世代から孫まで3世代で応援しているご家族も。地元に根付いた歴史あるチームならではという印象です。
試合中のボール 拾いや床の汗拭き係などは地元の子供バレーボールチームがやっており、試合後人気選手と写真を撮ったりするのを眺めながら、試合後インタビューなどをしている友人を待っている間も、まめにファンサービスをする選手たち。ファンとの距離が近くて地元のファンを大切にしているなあ。と印象を受けました。地域スポーツとして子供から大人までバレーボールチームもモデナ県内に多くあるのも納得。
モデナは美食のエミリア街道のど真ん中。
郷土料理はもちろんバルサミコ酢やパルミジャーノレッジャーノの工場見学などおすすめがいっぱい。
興味のある方はぜひお問い合わせください。
モデナのバルサミコ酢醸造&パルミジャーノレッジャーノチーズ工場のお問い合わせはこちらからこちらからそれではBuon weekend