ジェノヴァからフランス方面へ行く電車で約45分の街、サヴォーナへ足を運びました。
歴史のある大変古い港街なのですが、これまで観光地として特別有名というわけではありませんでした。しかし最近は週末になると大きな観光クルーズが港に停泊しヨーロッパの観光客が増えて以前よりも賑わっています。
システィーナ礼拝堂、要塞、陶器の美術館(隣町アルビソーラのセラミックがたくさん展示されている)など、見所もある面白い街です。
用事を済ませ旧市街地をブラブラしていたところ、狭くてどこか趣のある小道を見つけ、「もしかしたら大通りへの近道かな!?」と思い歩いてみることに。
すると、なにやら一軒の小さなお店の前で(イタリアでは珍しく)行列ができていました。
「一体何が売っているのかな…?」と店内を覗いてみるも、幅2メートルほどの細い道にたくさんの人たちが固まっており、お店の中の様子がなかなか見えません。
聞こえてくるジェノヴァ弁(リグーリア州の方言)の様子から、地元の人が通うお店のなのだろうと推測!とりあえず列に並んでみることにしました。
すると香ばしい香りとともにパニーノを手にしてニコニコ顔でお店を出てくるお客さんたち…。
そのパニーノの中身がどうも変わっている…。
お肉ではないし、野菜でもない。
なんだろう!?と思い、お店の看板を見てみると…
「Casa della Panizza」
(パニッサの家の意)
どうやらパニッサ屋さんのようです。
パニッサはリグーリア州で食べられる家庭料理のひとつで、ひよこ豆の粉、オリーブオイル、塩と水でできたシンプルなもの。(ファリナータと同じ材料で寒い季節に食べられます)
フライにしたり、オーブンでカリッと焼き上げたり、また、作りたては生のままレモンとオリーブオイルを、もしくはツナ缶とオリガノを合わせてサラダのようにして食べます。
しかし、パンのなかに挟んでパニーノとして食べられているのはジェノヴァでは一度も見たことがなく、興味津々!
窮屈な店内は順番を待つ人でいっぱいです。
家庭的な雰囲気で、知り合いの家のキッチンにお邪魔した時のようなほっこりする気持ちになります。
そして壁には大量のパニッサ(生)が並べられています。
常連さんたちはそれらを複数買い、お持ち帰りしていきます。
今晩家でサラダにしたりフライにして食べるのかな〜!?と横目でお客さんたちを追う私。
そうこうしている間に順番が回ってきました。
パニッサのパニーノにはいくつか種類があります。
シンプルにフライにしたスライス状のパニッサをパンに挟んだもの、
マヨネーズ入り、ケチャップ入りの三種類があります。
どれにするか少し悩みましたが、今回はパニッサそのものの味を楽しみたかったので、一番シンプルなパニーノを注文することに。
お店のおばあさんに「パニッサに塩を振りかけてもいいかい?」と聞かれたので、「お願いします」と伝えます。
さて、できたてのパニーノを一口頬張り…
「ん〜〜!これはたまらない!!」
パニッサとパン、初めて食べる組み合わせでしたが、この2つが想像以上に相性が良いのです!シンプルイズベストとはまさにこのこと。
パニッサは大変薄くスライスされており、サクサクした食感。これが柔らかくてあっさりした白パンとよく合うのです!
そしておばあちゃんのかけてくれた塩加減がちょうど良いのです…
家の近くにないのが残念!
しかもひとつ2ユーロ。日本円で約260円ほどというお財布にも優しい価格なのです。(これでも近年値上がりしたのだそうです)
小学生くらいの子供から年配の方たちまで、お客さんの年齢層も幅広く、サヴォーナの人々のファストフードとして長年愛されているわけにも納得です。
入り口付近でパニッサを揚げ続けるおじさん。
常に揚げたてを提供してくれるもの嬉しいですね。
現在の店主、マリア・ナディア・ポッツィさんのひいおばあさんの代からお店の歴史が始まったのだそう。
のちにジェノヴァの友人に聞きましたが、やはりサヴォーナで大変有名なお店なのだそうです!たまたま見つけられてラッキーでした。
もしサヴォーナを訪れることがあれば是非足を運んでみてくださいね。ちょっとわかりにくい場所にありますが、港から徒歩すぐです。Via Piaを歩いていると足元にPanissaと書かれた手書きの看板が置いてあります。
○お店の情報○
Casa della Panizza
Vico Crema, 17100 Savona
(以下、店内に営業時間はなどの情報がなかったのでインターネットで調べた結果です。変更などあるかもしれませんがご了承ください。)
日曜日以外は基本的に毎日開いていて、営業時間はだいたい8時〜14時、15時半〜20時。(via Piaに看板が出ていたら開いているサインなのだそうです)
6月半ば〜9月の間は閉まっているそうです。(パニッサは寒い季節の食べ物なので♪)
歴史のある大変古い港街なのですが、これまで観光地として特別有名というわけではありませんでした。しかし最近は週末になると大きな観光クルーズが港に停泊しヨーロッパの観光客が増えて以前よりも賑わっています。
システィーナ礼拝堂、要塞、陶器の美術館(隣町アルビソーラのセラミックがたくさん展示されている)など、見所もある面白い街です。
用事を済ませ旧市街地をブラブラしていたところ、狭くてどこか趣のある小道を見つけ、「もしかしたら大通りへの近道かな!?」と思い歩いてみることに。
すると、なにやら一軒の小さなお店の前で(イタリアでは珍しく)行列ができていました。
「一体何が売っているのかな…?」と店内を覗いてみるも、幅2メートルほどの細い道にたくさんの人たちが固まっており、お店の中の様子がなかなか見えません。
聞こえてくるジェノヴァ弁(リグーリア州の方言)の様子から、地元の人が通うお店のなのだろうと推測!とりあえず列に並んでみることにしました。
すると香ばしい香りとともにパニーノを手にしてニコニコ顔でお店を出てくるお客さんたち…。
そのパニーノの中身がどうも変わっている…。
お肉ではないし、野菜でもない。
なんだろう!?と思い、お店の看板を見てみると…
「Casa della Panizza」
(パニッサの家の意)
どうやらパニッサ屋さんのようです。
パニッサはリグーリア州で食べられる家庭料理のひとつで、ひよこ豆の粉、オリーブオイル、塩と水でできたシンプルなもの。(ファリナータと同じ材料で寒い季節に食べられます)
フライにしたり、オーブンでカリッと焼き上げたり、また、作りたては生のままレモンとオリーブオイルを、もしくはツナ缶とオリガノを合わせてサラダのようにして食べます。
しかし、パンのなかに挟んでパニーノとして食べられているのはジェノヴァでは一度も見たことがなく、興味津々!
窮屈な店内は順番を待つ人でいっぱいです。
家庭的な雰囲気で、知り合いの家のキッチンにお邪魔した時のようなほっこりする気持ちになります。
そして壁には大量のパニッサ(生)が並べられています。
常連さんたちはそれらを複数買い、お持ち帰りしていきます。
今晩家でサラダにしたりフライにして食べるのかな〜!?と横目でお客さんたちを追う私。
そうこうしている間に順番が回ってきました。
パニッサのパニーノにはいくつか種類があります。
シンプルにフライにしたスライス状のパニッサをパンに挟んだもの、
マヨネーズ入り、ケチャップ入りの三種類があります。
どれにするか少し悩みましたが、今回はパニッサそのものの味を楽しみたかったので、一番シンプルなパニーノを注文することに。
お店のおばあさんに「パニッサに塩を振りかけてもいいかい?」と聞かれたので、「お願いします」と伝えます。
さて、できたてのパニーノを一口頬張り…
「ん〜〜!これはたまらない!!」
パニッサとパン、初めて食べる組み合わせでしたが、この2つが想像以上に相性が良いのです!シンプルイズベストとはまさにこのこと。
パニッサは大変薄くスライスされており、サクサクした食感。これが柔らかくてあっさりした白パンとよく合うのです!
そしておばあちゃんのかけてくれた塩加減がちょうど良いのです…
家の近くにないのが残念!
しかもひとつ2ユーロ。日本円で約260円ほどというお財布にも優しい価格なのです。(これでも近年値上がりしたのだそうです)
小学生くらいの子供から年配の方たちまで、お客さんの年齢層も幅広く、サヴォーナの人々のファストフードとして長年愛されているわけにも納得です。
入り口付近でパニッサを揚げ続けるおじさん。
常に揚げたてを提供してくれるもの嬉しいですね。
現在の店主、マリア・ナディア・ポッツィさんのひいおばあさんの代からお店の歴史が始まったのだそう。
のちにジェノヴァの友人に聞きましたが、やはりサヴォーナで大変有名なお店なのだそうです!たまたま見つけられてラッキーでした。
もしサヴォーナを訪れることがあれば是非足を運んでみてくださいね。ちょっとわかりにくい場所にありますが、港から徒歩すぐです。Via Piaを歩いていると足元にPanissaと書かれた手書きの看板が置いてあります。
○お店の情報○
Casa della Panizza
Vico Crema, 17100 Savona
(以下、店内に営業時間はなどの情報がなかったのでインターネットで調べた結果です。変更などあるかもしれませんがご了承ください。)
日曜日以外は基本的に毎日開いていて、営業時間はだいたい8時〜14時、15時半〜20時。(via Piaに看板が出ていたら開いているサインなのだそうです)
6月半ば〜9月の間は閉まっているそうです。(パニッサは寒い季節の食べ物なので♪)