塩とハーブで漬けて熟成させる、カルネ・サラーダ
最新号(vol.51)トレンティーノの取材では、今までに出会ったことのなかった食材や、料理に多く出会えた。
カルネ・サラーダもその一つだ。
牛肉を塩とハーブで漬け込むので、ブレザオラにも近いのだろう。
物語の詳細は本誌を見ていただきたいが、何人かの方から作り方や、味について詳しく知りたいとの問い合わせをいただいたので、
トレンティーノの小さな村にある老舗「マチェレリア・チス」のマッシモさんの製造の行程を追ってみましょう。
トレンティーノ産の脂肪分の少ない赤身の牛肉(内もも肉)を使う。
これに独自のブレンドをした塩とハーブをしっかりとまぶす。
それを専用の容器に重ねながら詰めていく。
その後は蓋をして保存庫で30〜40日熟成させる。肉は浸透圧によって出た水分で覆われ、保存性を高め、味は中に染み込んでいく。
出来上がりはなんとも美しい上品な佇まいとなる。
カルパッチョの場合は薄く切るのがいい。ハーブの香りに包まれた甘い肉の味。保存のために塩がしっかり効いているだけに肉の味も引き立つ。
本来は冬の食べ物であったが、最近は観客向けに夏場でも提供するのだとか。しかし、保存料を使わずに昔ながらの製法でやっているところは数少ない。
素材と製法にこだわったカルネ・サラーダ、ぜひ現地で食べていただきたい。
文:マッシモ
写真:萬田康文
トレンティーノの観光情報
Trentino incantatoートレンティーノの魔法にかかってみてはいかがー
https://www.gardatrentino.it/it
カルネ・サラーダもその一つだ。
牛肉を塩とハーブで漬け込むので、ブレザオラにも近いのだろう。
物語の詳細は本誌を見ていただきたいが、何人かの方から作り方や、味について詳しく知りたいとの問い合わせをいただいたので、
トレンティーノの小さな村にある老舗「マチェレリア・チス」のマッシモさんの製造の行程を追ってみましょう。
トレンティーノ産の脂肪分の少ない赤身の牛肉(内もも肉)を使う。
これに独自のブレンドをした塩とハーブをしっかりとまぶす。
それを専用の容器に重ねながら詰めていく。
その後は蓋をして保存庫で30〜40日熟成させる。肉は浸透圧によって出た水分で覆われ、保存性を高め、味は中に染み込んでいく。
出来上がりはなんとも美しい上品な佇まいとなる。
カルパッチョの場合は薄く切るのがいい。ハーブの香りに包まれた甘い肉の味。保存のために塩がしっかり効いているだけに肉の味も引き立つ。
本来は冬の食べ物であったが、最近は観客向けに夏場でも提供するのだとか。しかし、保存料を使わずに昔ながらの製法でやっているところは数少ない。
素材と製法にこだわったカルネ・サラーダ、ぜひ現地で食べていただきたい。
文:マッシモ
写真:萬田康文
トレンティーノの観光情報
Trentino incantatoートレンティーノの魔法にかかってみてはいかがー
https://www.gardatrentino.it/it