カンパーニア州のサレルノ県のいちばん南側のあたりをチレント地方という。
下にはバジリカータ、カラブリア、山を越えればプーリアがすぐ近い。
この辺りのオリーヴオイルは品質がいいと評判だ。
それでも、過疎化が進み、それらを守ることに危機感があるという。
チレントオリーヴ組合は、約340軒の農家が登録していて、組合員でこの土地の産物を守り、
引き継ぐことに力を注いでいる。
その組合の会長を務める、エリオ・ダスコートさん。
数時間会って、インタヴューしただけだったが、
彼の人柄の良さは、組合員からの信頼をうみ、チレントのオリーヴが品質を保ったまま、
引き継がれていくことを感じさせてくれた。
マリーナ・ディ・ピショッタという小さな港町で、漁師をしているヴィットリオ・ランバルドさん。
昔ながらの網を使った漁法で、イワシ漁をしている。
穴の小さな大きな網で、いっぺんに獲れば簡単だし、時間も短縮できる。
でも、これから育つ小さな魚まで獲ってしまっては、
どんどん魚が減ってしまうし、自分たち漁師も困る。
だから、今もこの辺りの漁師たちは、手間と時間を惜しまずに、
一定の大きなの網目の網を使った漁を続けている。
チレントにはこんなふたりのかっこいい男がいた。
イタリア好き委員会 松本浩明
写真:萬田康文
『イタリア好きの好きなイタリア』 イースト・プレスより
3月8日発売
下にはバジリカータ、カラブリア、山を越えればプーリアがすぐ近い。
この辺りのオリーヴオイルは品質がいいと評判だ。
それでも、過疎化が進み、それらを守ることに危機感があるという。
チレントオリーヴ組合は、約340軒の農家が登録していて、組合員でこの土地の産物を守り、
引き継ぐことに力を注いでいる。
その組合の会長を務める、エリオ・ダスコートさん。
数時間会って、インタヴューしただけだったが、
彼の人柄の良さは、組合員からの信頼をうみ、チレントのオリーヴが品質を保ったまま、
引き継がれていくことを感じさせてくれた。
マリーナ・ディ・ピショッタという小さな港町で、漁師をしているヴィットリオ・ランバルドさん。
昔ながらの網を使った漁法で、イワシ漁をしている。
穴の小さな大きな網で、いっぺんに獲れば簡単だし、時間も短縮できる。
でも、これから育つ小さな魚まで獲ってしまっては、
どんどん魚が減ってしまうし、自分たち漁師も困る。
だから、今もこの辺りの漁師たちは、手間と時間を惜しまずに、
一定の大きなの網目の網を使った漁を続けている。
チレントにはこんなふたりのかっこいい男がいた。
イタリア好き委員会 松本浩明
写真:萬田康文
『イタリア好きの好きなイタリア』 イースト・プレスより
3月8日発売