おうち時間に手作り♪アルト・アディジェの伝統ドルチェ
再びおうち時間が長く続いている今日この頃。
春のロックダウン時にはイーストが品薄となるほど、パンやパスタ、焼き菓子を小麦粉から作る家庭が多かったイタリアですが、我が家も例外ではありません。そしてこの冬も、クリスマスや年末年始のホームパーティ(といっても極少人数でしたが)に合わせ、いろいろと新しいレシピに挑戦しました。
中でも満足度が高く、何度もリピートしているのがリンゴのシュトゥルーデル。
実はドイツ語でシュトゥルーデルは「渦巻き」という意味を持ち、オーストリアではパイ料理全般のこと。なので、中の具は野菜やキノコ類など食事系の場合もあるのですが、やはりリンゴ入りのドルチェ「アップル・シュトゥルーデル」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
薄く切ったリンゴにレーズン、松の実、ラム酒、シナモンなどを混ぜ合わせて生地に包み、オーブンで焼いたものです。
100年ほど前までオーストリア領だったアルト・アディジェでは、アップル・シュトゥルーデルは伝統菓子として大人気。
観光案内所の公式ウェブサイトによると、アルト・アディジェ全体でなんと毎年85トンものアップル・シュトゥルーデルが生産されるそう!それを全て並べると26㎞の長さになって、最大都市ボルツァーノと第二の都市メラーノを結ぶ直線距離と同じなんだとか…ちょっと想像しにくい例えですが、こちらにそう書かれています。
ともあれ、菓子店やベーカリーはもちろん、バールやレストランのデザートメニューにも必ずある一品。ヴェノスタ渓谷(Val Venosta / Vinschgau)がリンゴの名産地であることも、理にかなっている気がします。
おもしろいのは、アルト・アディジェの場合、パイ生地とは限らないこと。パスタ・フロッラと呼ばれるタルト生地で作られることも多いのです。パスタ・フロッラだけでもクッキーのように美味しいものですが、そこに美味しい中身を詰め込むのだから、美味しくなるのも当たり前ですよね。
サクッとした生地の甘み+お口に広がるラム酒やシナモンの香りが、大人向けな味わい。
さらに生クリームやバニラアイスを添える習慣もあるんですよ。カロリーが気になるところではありますが、寒い冬、長いおうち時間、外食もできない…そんな生活の中、手作りドルチェは楽しみの一つにもなっています。
春のロックダウン時にはイーストが品薄となるほど、パンやパスタ、焼き菓子を小麦粉から作る家庭が多かったイタリアですが、我が家も例外ではありません。そしてこの冬も、クリスマスや年末年始のホームパーティ(といっても極少人数でしたが)に合わせ、いろいろと新しいレシピに挑戦しました。
中でも満足度が高く、何度もリピートしているのがリンゴのシュトゥルーデル。
実はドイツ語でシュトゥルーデルは「渦巻き」という意味を持ち、オーストリアではパイ料理全般のこと。なので、中の具は野菜やキノコ類など食事系の場合もあるのですが、やはりリンゴ入りのドルチェ「アップル・シュトゥルーデル」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
薄く切ったリンゴにレーズン、松の実、ラム酒、シナモンなどを混ぜ合わせて生地に包み、オーブンで焼いたものです。
100年ほど前までオーストリア領だったアルト・アディジェでは、アップル・シュトゥルーデルは伝統菓子として大人気。
観光案内所の公式ウェブサイトによると、アルト・アディジェ全体でなんと毎年85トンものアップル・シュトゥルーデルが生産されるそう!それを全て並べると26㎞の長さになって、最大都市ボルツァーノと第二の都市メラーノを結ぶ直線距離と同じなんだとか…ちょっと想像しにくい例えですが、こちらにそう書かれています。
ともあれ、菓子店やベーカリーはもちろん、バールやレストランのデザートメニューにも必ずある一品。ヴェノスタ渓谷(Val Venosta / Vinschgau)がリンゴの名産地であることも、理にかなっている気がします。
おもしろいのは、アルト・アディジェの場合、パイ生地とは限らないこと。パスタ・フロッラと呼ばれるタルト生地で作られることも多いのです。パスタ・フロッラだけでもクッキーのように美味しいものですが、そこに美味しい中身を詰め込むのだから、美味しくなるのも当たり前ですよね。
サクッとした生地の甘み+お口に広がるラム酒やシナモンの香りが、大人向けな味わい。
さらに生クリームやバニラアイスを添える習慣もあるんですよ。カロリーが気になるところではありますが、寒い冬、長いおうち時間、外食もできない…そんな生活の中、手作りドルチェは楽しみの一つにもなっています。