ロックダウンを経て、日常が戻ったフィレンツェより「コロナウィルスがもたらしたもの」
コロナウィルスの影響後、イタリアの生活において悪くなったことばかりではありません。ウィルス感染者や死亡者が多く出ているイタリアなので不謹慎かもしれませんし、私自身も経営しているイタリア製レザーバッグのオンラインショップで経済的ダメージを受けたりしましたが、本音を言えば、コロナの影響から恩恵を受けることも多く、ロックダウンを経た今のイタリアの生活は以前より気に入っているくらいです。
コロナ以前のフィレンツェの中心地はオーバーツーリズムでどこもかしこも人だらけ。ここ数年は、民泊が盛んになったため、観光客が増え続けていました。ポンテベッキオは渋谷駅前交差点状態で歩くのもままならないほどで、スーパーに行けば言葉のできない外国人客だらけなのでレジ係のイタリア人はストレスを抱える人も多く、イライラがこっちにまで伝わってくることもありました。
そんなフィレンツェの街が突然のロックダウン。街から人が消え、誰もいないフィレンツェの中心地はまるでSF映画の世界のようで静まり返りました。フィレンツェの中心地(ユネスコ世界遺産地区)に住んでいるため、最寄りのスーパーなどへ行く際に幸運にもフィレンツェの観光名所を見て回れたのですが「こんなにフィレンツェの道って広かったっけ」と思いながら歩いた町並みは信じられないほど美しいものでした。
「誰もいないフィレンツェの街をゆっくり見て回ってみたい」という願いが、ロックダウンで図らずも叶ったのでした。あまりに美しかったので沢山写真撮影をしましたが、いつか日本でロックダウン中の人がいなくなったフィレンツェの写真展を開いてお見せできたら・・という願望も芽生えました。
ロックダウンは段階的に解除になったのですが、第一段階の「住んでいる州内のみ移動可能」の際には、フィレンツェの中心地にイタリア人たちが戻ってきました。「こんなにイタリア人だらけのフィレンツェって見たことがない」と驚くほどイタリア人だらけの街。実際、イタリアなのでイタリア人が多いのは当然かと思われるかも知れませんが、ロックダウン以前のフィレンツェは外国人観光客だらけだったので意外にイタリア人ばかりの状態というのは見たことがなく、新鮮な光景でした。
「今まで行ってみたかったけど、人が多すぎて敬遠していた場所に行くなら今がチャンスだ」と思い、初めてトスカーナ州のエルバ島へもロックダウン解除の第一段階時に行きました。訪れたのは連休中でしたが、予想通り人が少なく、イタリアでも有数の美しさを誇るビーチもほとんど人がいませんでした。エルバ島のバールの店員に尋ねたところ、昨年同時期はすごい人出だったということ。もう二度とこんなチャンスはないだろうなあと思いながら人のいないエルバ島を心ゆくまで満喫しました。
ロックダウンは既に過去の出来事と思うほど以前のような落ち着きを取り戻している現在のフィレンツェ。州をまたぐ移動も可能のイタリア全土移動の自由化、さらにシェンゲン圏や一部の海外からの観光客も受け入れているため、フランス人やドイツ人など外国人観光客も見かけることが増えてましたが、引き続きロックダウン以前ほどの人混みは無く穏やかです。
スーパーやショップ、美術館やレストラン、どこにおいても「ソーシャルディスタンス」が保たれるようになったことで、快適さもアップしました。例えば以前のウフィッツィ美術館はすし詰め状態で人気の絵画の前など足の踏み場もないほどでしたが、現在はソーシャルディスタンスを保てる人数しか入場できないよう制限されるようになり、落ち着いて食事や買い物、美術鑑賞ができるようになりました。
それから、レストランなどが屋外の通りなどにテーブルを出すには高い税金がかかりましたが、コロナの影響で今年の夏はその税金が免除や軽減されることに。おかげで今年の夏は気持ちの良い屋外で食事をするチャンスが増え、街の雰囲気もさらに和やかになりました。
既に日本からの観光客は受け入れているイタリアとはいえ、日本からイタリアへ以前のように気軽に旅行へ行くのはまだ少し先かもしれません。しかし、次にフィレンツェを観光する際には「あれ、以前の観光時よりも快適かも」と感じるようになっているかもしれませんよ。
〜「イタリア好き」読者限定、特別クーポン・プレゼント〜
イタリア好き読者の皆様に、私が経営するイタリア製レザーバッグのオンラインショップで使える500円割引クーポン券をプレゼントします。イタリアのメーカーの協力のもと、安全措置を講じながら営業していますので、安心してお買い物をお楽しみくださいませ。
クーポンコード: italiazuki500
※使用方法はカート内のクーポン欄にクーポンコードを入力するだけです。他クーポンとの併用不可、お一人様一度限り有効
コロナ以前のフィレンツェの中心地はオーバーツーリズムでどこもかしこも人だらけ。ここ数年は、民泊が盛んになったため、観光客が増え続けていました。ポンテベッキオは渋谷駅前交差点状態で歩くのもままならないほどで、スーパーに行けば言葉のできない外国人客だらけなのでレジ係のイタリア人はストレスを抱える人も多く、イライラがこっちにまで伝わってくることもありました。
そんなフィレンツェの街が突然のロックダウン。街から人が消え、誰もいないフィレンツェの中心地はまるでSF映画の世界のようで静まり返りました。フィレンツェの中心地(ユネスコ世界遺産地区)に住んでいるため、最寄りのスーパーなどへ行く際に幸運にもフィレンツェの観光名所を見て回れたのですが「こんなにフィレンツェの道って広かったっけ」と思いながら歩いた町並みは信じられないほど美しいものでした。
「誰もいないフィレンツェの街をゆっくり見て回ってみたい」という願いが、ロックダウンで図らずも叶ったのでした。あまりに美しかったので沢山写真撮影をしましたが、いつか日本でロックダウン中の人がいなくなったフィレンツェの写真展を開いてお見せできたら・・という願望も芽生えました。
ロックダウンは段階的に解除になったのですが、第一段階の「住んでいる州内のみ移動可能」の際には、フィレンツェの中心地にイタリア人たちが戻ってきました。「こんなにイタリア人だらけのフィレンツェって見たことがない」と驚くほどイタリア人だらけの街。実際、イタリアなのでイタリア人が多いのは当然かと思われるかも知れませんが、ロックダウン以前のフィレンツェは外国人観光客だらけだったので意外にイタリア人ばかりの状態というのは見たことがなく、新鮮な光景でした。
「今まで行ってみたかったけど、人が多すぎて敬遠していた場所に行くなら今がチャンスだ」と思い、初めてトスカーナ州のエルバ島へもロックダウン解除の第一段階時に行きました。訪れたのは連休中でしたが、予想通り人が少なく、イタリアでも有数の美しさを誇るビーチもほとんど人がいませんでした。エルバ島のバールの店員に尋ねたところ、昨年同時期はすごい人出だったということ。もう二度とこんなチャンスはないだろうなあと思いながら人のいないエルバ島を心ゆくまで満喫しました。
ロックダウンは既に過去の出来事と思うほど以前のような落ち着きを取り戻している現在のフィレンツェ。州をまたぐ移動も可能のイタリア全土移動の自由化、さらにシェンゲン圏や一部の海外からの観光客も受け入れているため、フランス人やドイツ人など外国人観光客も見かけることが増えてましたが、引き続きロックダウン以前ほどの人混みは無く穏やかです。
スーパーやショップ、美術館やレストラン、どこにおいても「ソーシャルディスタンス」が保たれるようになったことで、快適さもアップしました。例えば以前のウフィッツィ美術館はすし詰め状態で人気の絵画の前など足の踏み場もないほどでしたが、現在はソーシャルディスタンスを保てる人数しか入場できないよう制限されるようになり、落ち着いて食事や買い物、美術鑑賞ができるようになりました。
それから、レストランなどが屋外の通りなどにテーブルを出すには高い税金がかかりましたが、コロナの影響で今年の夏はその税金が免除や軽減されることに。おかげで今年の夏は気持ちの良い屋外で食事をするチャンスが増え、街の雰囲気もさらに和やかになりました。
既に日本からの観光客は受け入れているイタリアとはいえ、日本からイタリアへ以前のように気軽に旅行へ行くのはまだ少し先かもしれません。しかし、次にフィレンツェを観光する際には「あれ、以前の観光時よりも快適かも」と感じるようになっているかもしれませんよ。
〜「イタリア好き」読者限定、特別クーポン・プレゼント〜
イタリア好き読者の皆様に、私が経営するイタリア製レザーバッグのオンラインショップで使える500円割引クーポン券をプレゼントします。イタリアのメーカーの協力のもと、安全措置を講じながら営業していますので、安心してお買い物をお楽しみくださいませ。
クーポンコード: italiazuki500
※使用方法はカート内のクーポン欄にクーポンコードを入力するだけです。他クーポンとの併用不可、お一人様一度限り有効