田んぼで釣り竿。 vol.7ピエモンテ特集号の見開きの写真を覚えているだろうか? 最近では、農薬の影響で数も減っているらしい。 それでも、カエル取りの名人のおばあちゃんはいる。 実際に釣ったところは見ていない。 いや、むしろ見たら食べられなかったかもしれない。 世界のグルメを代表する国の、 フランス人とイタリア人(正確には北イタリア地方の人)が、 好んで食べるのだから美味しいに決まっていると、 グルメのクラウディオ兄貴の弁。 そう、今回のごちそうは、ピエモンテ取材でもお世話になった、 クラウディオ、幹子さん夫妻の自宅でいただいた。 (幹子さん:写真左) 釣ってからの最初の処理が大事。 すぐに皮を剥いで、下処理をする。 そうしないと臭くなってしまう。 この季節のカエル(種類は分からない)は全長5cm〜7cm程度。 丸ごと唐揚げにして、骨まで食べるのがいちばんおいしいらしい。 これ以上大きくなると、骨が固くなって食べられない。 この大きさがいちばんだって。 これもクラウディオ兄貴のこだわり。 揚げる前の姿はこれ。 言われなかれば、鶏肉をぶつ切りにしたようにも見える。 (見えない!?) ひとつは、小麦粉を軽くまぶして、素揚げ風。 塩を振って食べる。 もうひとつは、ハーブソルトををまぶした衣をつけて揚げる、立田揚げ風。 最初、口に入れるのは抵抗があったが、 食べてしまえば、鶏のささみのように、味は淡白だが、 確かに臭みはなく、うまい。 カリカリ、ボリボリ、骨も柔らかく、丸ごといける。 高タンパクで、低カロリーのヘルシーフード。 調べてみると、日本でも田舎では食べるところもあるようで、 やはり日本も世界のグルメの一角だ。