イタリアの野草
皆様、お元気でしょうか?
3月にロックダウンが始まり、そのまま山村に2か月居残ることになってしまった私です。
標高1500m。隣の人家までは1,5キロの距離。冬から春に変わっていく様子を野草を通して謳歌しました。
まず最初に芽吹いたのはクレソン。清い小川の脇の日当たりの良い場所です。ピリッとした辛さが特徴です。サラダに加えました。
その後は、西洋イラクサ。ネトルと言う名前で日本では知られているようです。日本では貴重な薬草のようですが、イタリアでは雑草、、、、繁殖力が強い上、間違って触ると、名前のごとく、ヒリヒリ痛みが続くし、とても厄介者として扱われています。でも利尿作用や血液浄化作用に優れ、冬中重たい食事をしていた山の人たちにとっては、毒消しとして貴重な野草でした。リコッタと一緒にニョッキにしたり、ほうれん草のように手打ちパスタに練り込んでも、ミネストローネ、リゾットに加えても美味しい。。。。あ、収穫するときは、ゴム手袋が欠かせません!
プリームラ・モンターナ、野生のサクラソウです。葉っぱはサラダに、黄色い花も生食できます。この花を添えただけで、一気にお料理が華やかになります。
西洋タンポポ。花が咲き始めると、放牧地が黄色に染まります。若葉は湯がいて、ベーコンと一緒に炒めます。
シレーナ(シラタマ草)も出てきました。こちらもリゾットに。若葉をから揚げすると、海藻のような香ばしさがあります。
ブルスカンドリ(ホップのツル先)。ホロ苦みが特徴です。茹でてレモンと極上のエキストラ・バージン・オイルでシンプルに食す。リゾットや天ぷらにも向いています。私はスフレにしました。
つくし。。。イタリア人は食べませんが、私は卵とじと天ぷらで楽しみました。出たばかりのスギナの天ぷらも美味しいです。
そして、心待ちしていたペルック(野生のほうれん草)が伸びてきました。葉っぱが、粉を吹いているんです。触るとざらざらします。牛が放牧する日当たりの良い所に育ちます。さっと湯がいて、ニンニクとオリーブオイルで炒める。でも一番のお勧めは、地元の伝統料理であるニョック・デ・ラ・クーア!
茹でたペルックを小麦粉、卵と混ぜニョッキ状にして茹でたものを、たっぷりのバターとチーズで和えます。
コロナのお陰で自然とじっくり向かい合った2か月でした。一日も早く、以前のような生活が戻ることを祈るばかりです。
3月にロックダウンが始まり、そのまま山村に2か月居残ることになってしまった私です。
標高1500m。隣の人家までは1,5キロの距離。冬から春に変わっていく様子を野草を通して謳歌しました。
まず最初に芽吹いたのはクレソン。清い小川の脇の日当たりの良い場所です。ピリッとした辛さが特徴です。サラダに加えました。
その後は、西洋イラクサ。ネトルと言う名前で日本では知られているようです。日本では貴重な薬草のようですが、イタリアでは雑草、、、、繁殖力が強い上、間違って触ると、名前のごとく、ヒリヒリ痛みが続くし、とても厄介者として扱われています。でも利尿作用や血液浄化作用に優れ、冬中重たい食事をしていた山の人たちにとっては、毒消しとして貴重な野草でした。リコッタと一緒にニョッキにしたり、ほうれん草のように手打ちパスタに練り込んでも、ミネストローネ、リゾットに加えても美味しい。。。。あ、収穫するときは、ゴム手袋が欠かせません!
プリームラ・モンターナ、野生のサクラソウです。葉っぱはサラダに、黄色い花も生食できます。この花を添えただけで、一気にお料理が華やかになります。
西洋タンポポ。花が咲き始めると、放牧地が黄色に染まります。若葉は湯がいて、ベーコンと一緒に炒めます。
シレーナ(シラタマ草)も出てきました。こちらもリゾットに。若葉をから揚げすると、海藻のような香ばしさがあります。
ブルスカンドリ(ホップのツル先)。ホロ苦みが特徴です。茹でてレモンと極上のエキストラ・バージン・オイルでシンプルに食す。リゾットや天ぷらにも向いています。私はスフレにしました。
つくし。。。イタリア人は食べませんが、私は卵とじと天ぷらで楽しみました。出たばかりのスギナの天ぷらも美味しいです。
そして、心待ちしていたペルック(野生のほうれん草)が伸びてきました。葉っぱが、粉を吹いているんです。触るとざらざらします。牛が放牧する日当たりの良い所に育ちます。さっと湯がいて、ニンニクとオリーブオイルで炒める。でも一番のお勧めは、地元の伝統料理であるニョック・デ・ラ・クーア!
茹でたペルックを小麦粉、卵と混ぜニョッキ状にして茹でたものを、たっぷりのバターとチーズで和えます。
コロナのお陰で自然とじっくり向かい合った2か月でした。一日も早く、以前のような生活が戻ることを祈るばかりです。